JP6167021B2 - スライドスイッチの構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スライドスイッチの構造に関する。
スライドスイッチの構造は、特許文献1及び特許文献2が公知である。
特許文献1では、プリント基板には、スライドスイッチ本体が組み付けられるとともに、前記スライドスイッチ本体のスイッチレバーのスライド方向に平行となるように、前記スライドスイッチ本体の近傍にガイドスリットが形成されている。そして、前記スイッチレバーに嵌合した操作ノブには、前記ガイドスリットに対してスライド自在に係合する係止脚片が設けられて、前記操作ノブの姿勢安定を行うようにしている。特許文献1を以下では従来技術1という。
なお、特許文献1では、プリント基板にガイドスリットを設ける分、プリント基板の面積が大きくなる問題がある。
特許文献2では、基板に設けられたスライドスイッチのノブに対してスライドツマミが係合するとともに、前記スライドツマミのツマミ部が、前記基板を覆う筐体カバーの窓部から突出している。また、前記筐体カバーの裏面に一対の軸受部が設けられて、一対の軸受部に係止爪を有するストッパを係合させて、このストッパにより、前記スライドツマミをスライド可能にして脱落しないようにしている。また、前記スライドツマミのツマミ部の基端には、プレートが張出し形成されて、前記窓部を筐体カバーの裏面から覆うようにして、筐体カバー内部が見えないようにしている。特許文献2を以下では従来技術2という。従来技術2では、従来技術1とは異なり、基板にガイドスリットがないため、基板面積を大きくする必要はないが、別体のストッパにてスライドツマミを筐体カバーに取付けするものであり、部品点数が増加する別の問題がある。
上記従来技術1、2の問題点がない従来技術3を図8〜図11を参照して説明する。
図10に示すように、スライドスイッチ100は、意匠パネル102に対して取付固定された図示しない基板に対して組み付けられている。図8に示すようにスライドスイッチ100はスライドレバー104を有している。図8、図9、図11に示すように意匠パネル102表面には、長手方向に延びた凹部106が形成されるとともに、凹部106の底面には長溝108が透設されている。
図11に示すように長溝108には、前記スライドレバー104がスライド方向A(すなわち、長手方向)にスライド自在に挿入されている。スライドレバー104の先端には、操作ノブ110が嵌合されて前記凹部106内を移動可能に配置されている。
実開昭62−107328号公報 特開平11−163555号公報
ところで、一般に、スライドレバー104は、スライドスイッチ100に対して、遊びをもってスライド自在に設けられている。図11において、B矢印の方向は前記遊びによる操作ノブ110の移動方向を示している。上記の従来技術3では、前記遊びに起因した長溝108縁部と前記スライドレバー104との摺動摩耗により、長溝108縁部の削れを防止するために、スライドレバー104と意匠パネル102とのクリアランスを持たせる必要がある。このため、操作ノブ110を操作するときに、ガタツキの異音が発生する問題がある。また、上記のガタツキを考慮して、意匠パネルと操作ノブとの間にもクリアランスを持たせる必要がある。
本発明の目的は、操作ノブ全体をスライドした際、ガタ付きによる異音発生を抑制できるスライドスイッチの構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明のスライドスイッチの構造は、プリント基板及び該プリント基板に取り付けられるとともに、スライド自在に設けられたスライドレバーを有するスライドスイッチ本体と、前記スライドレバーに取り付けられた操作ノブと、前記操作ノブを収納するとともにそのスライド方向の移動を許容する操作孔を有するパネルを備え、前記操作ノブは、前記操作孔から一部が突出して配置されるツマミ部と、前記ツマミ部の基端に設けられて前記操作孔の前記スライドスイッチ本体側の開口を常時覆う覆い部を有し、前記パネルの裏面及び前記覆い部のうち、いずれか一方には、前記スライド方向に延びるレールを備え、他方には、前記スライド方向の両端に設けられ、前記レールと協働して前記操作ノブのスライド方向の移動をガイドするガイド部を有し、前記ガイド部には、切り込みされたガイドスリットが設けられ、前記レールに対して前記ガイドスリットが摺接して前記操作ノブのスライド方向の移動をガイドし、前記覆い部の裏面には、前記スライド方向に延びる係合部が設けられ、前記パネルには、前記係合部と係合して、前記操作ノブが前記スライドスイッチ本体側へ押圧された際、前記スライドスイッチ本体側への移動を阻止する一対の爪部が前記操作ノブの前記覆い部を挟む位置に設けられているものである。
また、本発明のスライドスイッチの構造は、プリント基板及び該プリント基板に取り付けられるとともに、スライド自在に設けられたスライドレバーを有するスライドスイッチ本体と、前記スライドレバーに取り付けられた操作ノブと、前記操作ノブを収納するとともにそのスライド方向の移動を許容する操作孔を有するパネルを備え、前記操作ノブは、前記操作孔から一部が突出して配置されるツマミ部と、前記ツマミ部の基端に設けられて前記操作孔の前記スライドスイッチ本体側の開口を常時覆う覆い部を有し、前記パネルの裏面及び前記覆い部のうち、いずれか一方には、前記スライド方向に延びるレールを備え、他方には、前記レールを両側から挟み込んで前記レールと協働して前記操作ノブのスライド方向の移動をガイドするガイド部を有し、前記覆い部の裏面には、前記スライド方向に延びる係合部が設けられ、前記パネルには、前記係合部と係合して、前記操作ノブが前記スライドスイッチ本体側へ押圧された際、前記スライドスイッチ本体側への移動を阻止する爪部が設けられており、前記爪部は、前記レールを間にするようにしてそれぞれ配置された複数の対を構成し、前記複数の対のうち、少なくとも2組の対の爪部は、前記覆い部のスライド方向の両端にそれぞれ配置され、前記係合部は、前記それぞれの爪部に係合するように設けられているものである。
また、前記ガイド部は、前記操作ノブを間に位置するようにして前記覆い部のスライド方向における両端に設けられていることが好ましい
また、前記爪部は、前記レールを間にするようにしてそれぞれ配置された複数の対を構成し、前記複数の対のうち、少なくとも2組の対の爪部は、前記覆い部のスライド方向の両端にそれぞれ配置され、前記係合部は、前記それぞれの爪部に係合するように設けられていてもよい。
また、前記操作ノブは、前記覆い部により前記操作孔から前記パネルの表面へは抜き出し不能にされて、前記スライドレバーに対して組み付けられていてもよい。
本発明によれば、操作ノブ全体をスライドした際、ガタ付きによる異音発生を抑制できる。
本発明を具体化した一実施形態のスライドスイッチの構造の斜視図。 一実施形態のスライドスイッチの構造の正面側から見た分解斜視図。 一実施形態のスライドスイッチの構造の正面図。 (a)は一実施形態のスライドスイッチの構造の背面側から見た斜視図、(b)は要部拡大斜視図。 一実施形態のスライドスイッチの構造の背面側から見た分解斜視図。 図3の6−6線断面図。 一実施形態の爪部及び爪部周辺の断面図。 従来技術3のスライドスイッチの構造の分解斜視図。 従来技術3スライドスイッチの正面図。 図9の10−10線断面図。 従来技術3のスライドスイッチの構造の斜視図。
以下、本発明のスライドスイッチの構造を、ヒータコントロール用のスライドスイッチの構造に具体化した一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1、図2、図4(a)及び図5に示すようにスライドスイッチ本体30は、意匠パネル32に対して取付固定されるとともにスライドレバー31を有するプリント基板34に対して組み付けられている。前記意匠パネル32は、パネルに相当する。なお、本明細書において、意匠パネル32の表面側を「前」とし、裏面側を「後」という。
前記意匠パネル32は合成樹脂からなり、図3に示すように意匠面を有する平板部36と、図5に示す平板部36の裏面において、周回するように立設された周壁38を備えている。図3に示すように平板部36は長手方向に延びて、略長板状に形成されている。
また、図1、図2、図5及び図6に示すように、平板部36において、短手方向の略中央部には、操作孔40が透設されている。操作孔40は意匠パネル32の長手方向に延びて長孔状に形成されている。図5、図6に示すように前記操作孔40の周縁には、意匠パネル32の裏面から後方へ突出する周壁42が突設されている。
また、図5に示すように、意匠パネル32の周壁38の上部近傍において、その長手方向の略中央部には、一対の位置決め突起43と、先端面に雌ネジ孔44を有する一対の突起46が突出されている。
また、図5に示すように、意匠パネル32の裏面には、長手方向において操作孔40を挟むように一対のレール48が長手方向に延出されている。一対のレール48は、同一直線上に位置するように配置されている。本実施形態では、各レール48の各端は、それぞれ周壁42と周壁38に対して一体に連結されている。前記プリント基板34の上部には、一対の位置決め孔50及び一対の貫通孔52がそれぞれ透設されている。
図4(a)、(b)に示すように、プリント基板34は、各位置決め孔50に各位置決め突起43が嵌合されるとともに各貫通孔52を介して突起46の雌ネジ孔44に図示しないネジが螺合されることにより、意匠パネル32に組み付け固定されている。
図2及び図6に示すようにスライドスイッチ本体30の前面にはスライドレバー31が前方に突出されている。スライドレバー31はプリント基板34に対してスライド自在に支持されている。すなわち、スライドスイッチ本体30は、スライドレバー31のスライド方向が、図6に示す操作孔40の長手方向と一致するように配置されている。また、スライドレバー31は、操作孔40内にスライド自在に挿入されるとともに操作ノブ60が嵌合して固定されている。
図2、図5に示すように操作ノブ60は合成樹脂からなり、操作孔40内に移動自在に収納配置されたツマミ部62と、ツマミ部62の基端の周囲から張出された長板状の覆い部64と、覆い部64の長手方向の両端から前方へ突出した一対のガイド部66を有する。すなわち、一対のガイド部66は、前記ツマミ部62を間に位置するように覆い部のスライド方向の両端に設けられている。
本実施形態では、ガイド部66は、板状に形成されている。図6に示すように前記ツマミ部62の先端は、操作孔40から前方へ突出するように配置されている。
図4(a)、(b)に示すように前記ガイド部66は、先端から切り込みされたガイドスリット67を有する。各ガイド部66のガイドスリット67は、図4(a)、(b)、図7に示すようにレール48に対してスライド方向(すなわち、意匠パネル32の長手方向)に移動自在に挿入されている。このように板状のガイド部66にガイドスリット67を形成することにより、レール48に対して操作ノブ60がガイド可能となっている。
図1、図5に示すように、覆い部64は、操作孔40のスライドスイッチ本体30側の開口全体を意匠パネル32の裏面側から覆うように形成されている。すなわち、図6に示すように覆い部64の上下方向の幅は、操作孔40の上下方向の幅よりも長く形成されている。また、覆い部64の長手方向の長さは、ツマミ部62が操作孔40の長手方向の各端に最接近した場合においても、操作孔40のスライドスイッチ本体30側の開口を常時覆う長さに設定されている。このように、覆い部64の長さが設定されているため、操作ノブ60は、覆い部64により操作孔40から意匠パネル32の表面へは抜き出し不能にされている。
また、覆い部64の裏面の周縁には、枠壁68が形成されている。図4(a)及び図6に示すように枠壁68の上部は、覆い部64の裏面の上縁から若干下方に位置して形成され、前記裏面の上縁と枠壁68の上部間には係合部としての係合面69aを有する。係合面69aは、覆い部64の長手方向、すなわち、スライド方向に延出されている。
また、図4(a)及び図6に示すように枠壁68の下部は、覆い部64の裏面の下縁から若干上方に位置して形成され、前記裏面の下縁と枠壁68の下部間には係合部としての係合面69bを有する。係合面69bは、覆い部64の長手方向に延出されている。
また、図4(a)、(b)、図5及び図7に示すように、意匠パネル32の裏面において、周壁42の長手方向の一方の端部(意匠パネル32の裏面側から見て左端)近傍には、一対の爪部70,71が操作ノブ60を挟む位置にそれぞれ突出されている。図7に示すように、爪部70,71の先端の相対面には係合突起70a,71aが突出されている。係合突起70a,71aは、操作ノブ60の係合面69a,69bにそれぞれ係合して、操作ノブ60の後方への移動を阻止して規制するとともに、操作ノブ60のスライド方向(意匠パネル32の長手方向)の移動を許容する。
また、図5に示すように、意匠パネル32の裏面において、周壁42の長手方向の他方の端部(意匠パネル32の裏面側から見て右端)近傍には、一対の爪部72,73が操作ノブ60を挟む位置にそれぞれ突出されている。図5、図7に示すように、爪部72,73の先端の相対面には係合突起72a,73aが突出されている。係合突起72a,73aは、操作ノブ60の係合面69a,69bにそれぞれ係合して、操作ノブ60の後方への移動を規制するとともに、操作ノブ60のスライド方向(意匠パネル32の長手方向)の移動を許容する。
(実施形態の作用)
上記のように構成されたスライドスイッチの構造の作用を説明する。
図1、図6に示すツマミ部62がスライド方向に操作すると、操作ノブ60は、図7に示すように、レール48にガイド部66のガイドスリット67が摺接してガイドする。このためスライド操作によって、スライド両端のみにガイド部を設けたものと異なり、スライド範囲全体において操作ノブ60にガタツキが生ずることはなく、ガタツキによる異音の発生が抑制される。
また、このスライド操作時に合わせて、或いはスライド操作に関わりなく、ツマミ部62が後方へ押圧された場合、図7に示すように、操作ノブ60の係合面69a,69bが爪部70〜73の係合突起70a〜73aに係合する。このため、このため押圧によって、操作ノブ60にガタツキが生ずることはなく、ガタツキによる異音の発生が抑制される。このヒータコントロール用のスライドスイッチが車両用の場合、車両が走行時の振動による異音発生も抑制できることになる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のスライドスイッチの構造は、プリント基板34と、前記プリント基板34に取り付けられるとともに、スライド自在に設けられたスライドレバー31を有するスライドスイッチ本体30を備える。また、スライドレバー31に取り付けられた操作ノブ60と、操作ノブ60を収納するとともにそのスライド方向の移動を許容する操作孔40を有する意匠パネル32を備える。また、意匠パネル32の裏面には、スライド方向に延びるレール48を備える。また、操作ノブ60は、操作孔40から先端(一部)が突出して配置されるツマミ部62と、ツマミ部62の基端に設けられて操作孔40のスライドスイッチ本体30側の開口を常時覆う覆い部64を有する。また、操作ノブ60は、覆い部64に設けられるとともにレール48を両側から挟み込みして、レール48と協働して操作ノブ60のスライド方向の移動をガイドするガイド部66を有する。
この結果、本実施形態によれば、操作ノブ全体をスライドした際、ガタ付きによる異音発生を抑制できる。
また、本実施形態によれば、覆い部により、操作孔の開口が覆われているため、スイッチ本体等の内部機構が見えないようできる。また、塵、埃等の侵入を防ぐことができるとともに異物侵入による故障の発生を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ガタツキが抑制できるため、部品間の削れ防止のために設ける必要があるツマミ部と操作孔間のクリアランスを減少させることができる。例えば、従来技術3では、図10に示すように遊びに起因した長溝108縁部と前記スライドレバー104との摺動摩耗により、長溝108縁部の削れを防止するために、スライドレバー104と意匠パネル102とのクリアランスを持たせる必要があった。しかし、本実施形態では、前記スライドレバーと長溝間のクリアランスに相当するものがなく、このクリアランスをなくすことができる。
(2)本実施形態では、ガイド部66は、ツマミ部62を間に位置するようにして覆い部64のスライド方向における両端に設けられている。
この結果、本実施形態によれば、操作ノブを間に位置するようにして覆い部のスライド方向における両端に設けられているため、操作ノブによる一方の方向へのスライド操作及び他方の方向へのスライド操作をそれぞれガタがなく行うことができる。
(3)本実施形態では、覆い部64の裏面には、スライド方向に延びる係合面69a,69b(係合部)が設けられている。また、意匠パネル32には、係合面69a,69b(係合部)と係合して、操作ノブ60がスライドスイッチ本体30側へ押圧された際、スライドスイッチ本体30側への移動を阻止する爪部70〜73が設けられている。
この結果、本実施形態によれば、操作ノブをスライドスイッチ本体側に押圧して操作しても、係合部が爪部に係合するため、押圧操作による操作ノブのガタツキが抑制され、すなわち異音発生を抑制できる。
(4)本実施形態では、爪部70〜73は、レール48を間にするようにしてそれぞれ配置された2組の対を構成する。また、その2組の対の爪部70は、覆い部64のスライド方向の両端にそれぞれ配置するようにした。また、係合面69a,69b(係合部)は、それぞれの爪部70〜73に係合するようにした。この結果、本実施形態によれば、一方または他方のスライド方向へ操作ノブが押圧操作された場合、いずれの方向においても押圧操作による操作ノブのガタが抑制され、すなわち異音発生を抑制できる。
(5)本実施形態では、操作ノブ60は、覆い部64により操作孔40から意匠パネル32の表面へは抜き出し不能にされて、前記スライドレバーに対して組み付けられている。この結果、本実施形態によれば、操作ノブをスライドレバーに対して、組み付ける際に、操作ノブをパネル表面側から操作孔を介して組み付ける必要がなく、組み付け作業が簡単となる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、ヒータコントロール用のスライドスイッチの構造に具体化したが、ヒータコントロール用に限定されるものではなく、各種のスライドスイッチの構造に適用できることは勿論である。
・前記実施形態では、一対のレール48は、同一直線上に位置するように配置されているが、同一直線上ではなく、相互に平行に配置するようにしてもよい。この場合、各ガイド部66は、それぞれ相対するレール48を挟むようにして配置するものとする。
・前記実施形態では、各レール48の各端は、それぞれ周壁42と周壁38に対して一体に連結したが、各レール48の各端は、周壁42と周壁38に対して連結しなくてもよい。
・前記実施形態では、板状のガイド部66にガイドスリット67を形成することにより、レール48に対して操作ノブ60がガイド可能としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、ガイド部は、ブロック状に形成してガイドスリットを設けても良い。
或いは、板状、或いはブロック状にしたガイド部をレールを中心線として千鳥状に配置して、千鳥状に配置した各ガイド部にてレールをスライド自在に挟み込むようにしてもよい。
・前記実施形態では、爪部70〜73は、レール48を間にするようにしてそれぞれ配置された複数組の対を構成し、複数組を2組としたが、組数は2組に限定するものではなく、3組以上であってもよい。
・前記実施形態では、レール48を意匠パネル32の裏面に設けるとともに、一対のガイド部66を覆い部64の長手方向の両端に設けたがこの構成に限定するものではない。例えば、スライド方向に延びるレールを覆い部64に設けて、前記レールと協働して前記操作ノブ60のスライド方向の移動をガイドする一対のガイド部を意匠パネル32に設けてもよい。このように構成しても、前記実施形態と同様の効果を奏する。
30…スライドスイッチ本体、31…スライドレバー、
32…意匠パネル(パネル)、34…プリント基板、40…操作孔、
42…周壁、48…レール、60…操作ノブ、62…ツマミ部、
64…覆い部、66…ガイド部、67…ガイドスリット、
69a,69b…係合面(係合部)、
70〜73…爪部、70a〜73a…係合突起。

Claims (5)

  1. プリント基板及び該プリント基板に取り付けられるとともに、スライド自在に設けられたスライドレバーを有するスライドスイッチ本体と、前記スライドレバーに取り付けられた操作ノブと、前記操作ノブを収納するとともにそのスライド方向の移動を許容する操作孔を有するパネルを備え、
    前記操作ノブは、前記操作孔から一部が突出して配置されるツマミ部と、前記ツマミ部の基端に設けられて前記操作孔の前記スライドスイッチ本体側の開口を常時覆う覆い部を有し、
    前記パネルの裏面及び前記覆い部のうち、いずれか一方には、前記スライド方向に延びるレールを備え、他方には、前記スライド方向の両端に設けられ、前記レールと協働して前記操作ノブのスライド方向の移動をガイドするガイド部を有し、
    前記ガイド部には、切り込みされたガイドスリットが設けられ、前記レールに対して前記ガイドスリットが摺接して前記操作ノブのスライド方向の移動をガイドし、
    前記覆い部の裏面には、前記スライド方向に延びる係合部が設けられ、
    前記パネルには、前記係合部と係合して、前記操作ノブが前記スライドスイッチ本体側へ押圧された際、前記スライドスイッチ本体側への移動を阻止する一対の爪部が前記操作ノブの前記覆い部を挟む位置に設けられているスライドスイッチの構造。
  2. プリント基板及び該プリント基板に取り付けられるとともに、スライド自在に設けられたスライドレバーを有するスライドスイッチ本体と、前記スライドレバーに取り付けられた操作ノブと、前記操作ノブを収納するとともにそのスライド方向の移動を許容する操作孔を有するパネルを備え、
    前記操作ノブは、前記操作孔から一部が突出して配置されるツマミ部と、前記ツマミ部の基端に設けられて前記操作孔の前記スライドスイッチ本体側の開口を常時覆う覆い部を有し、
    前記パネルの裏面及び前記覆い部のうち、いずれか一方には、前記スライド方向に延びるレールを備え、他方には、前記レールを両側から挟み込んで前記レールと協働して前記操作ノブのスライド方向の移動をガイドするガイド部を有し、
    前記覆い部の裏面には、前記スライド方向に延びる係合部が設けられ、
    前記パネルには、前記係合部と係合して、前記操作ノブが前記スライドスイッチ本体側へ押圧された際、前記スライドスイッチ本体側への移動を阻止する爪部が設けられており、
    前記爪部は、前記レールを間にするようにしてそれぞれ配置された複数の対を構成し、
    前記複数の対のうち、少なくとも2組の対の爪部は、前記覆い部のスライド方向の両端にそれぞれ配置され、
    前記係合部は、前記それぞれの爪部に係合するように設けられているスライドスイッチの構造。
  3. 前記ガイド部は、前記ツマミ部を間に位置するようにして前記覆い部のスライド方向における両端に設けられている請求項1または請求項2に記載のスライドスイッチの構造。
  4. 前記爪部は、前記レールを間にするようにしてそれぞれ配置された複数の対を構成し、
    前記複数の対のうち、少なくとも2組の対の爪部は、前記覆い部のスライド方向の両端にそれぞれ配置され、
    前記係合部は、前記それぞれの爪部に係合するように設けられている請求項に記載のスライドスイッチの構造。
  5. 前記操作ノブは、前記覆い部により前記操作孔から前記パネルの表面へは抜き出し不能にされて、前記スライドレバーに対して組み付けられている請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のスライドスイッチの構造。
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