JP6166111B2 - 変速機のシフト操作装置 - Google Patents
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Description
図14に、こうした従来の変速機のシフト操作装置の構成を示す。同図に示すように、シフトレバー50の基端部分には、球形のボールスタッド51が設けられている。そして、このボールスタッド51の外球面を、軸受部材であるシートソケット52の内部に設けられた内球面シート53で受けることで、シフトレバー50が傾動可能に支持されている。なお、シートソケット52は、車両のフロア等に固定される、当該シフト操作装置のベース部材であるベースプレート54に形成された取付穴55に取り付けられている。
以下、変速機のシフト操作装置の第1実施形態を、図1〜図9を参照して詳細に説明する。
本実施形態のシフト操作装置では、その側周の外殻に対して同シートソケット12の径方向に弾性変位可能な複数の爪部24が内周側に撓んだ状態でシートソケット12がベースプレート10の取付穴11に固定される。こうした本実施形態では、そうした撓みに対する爪部24の弾性反発力により、径方向へのシートソケット12のがたつきを抑える締め付け力が発生される。こうした締め付け力による内周側への押圧は、爪部24の撓みによりある程度吸収されるため、その押圧の内球面シート22への伝達が抑えられる。そのため、がたつきを抑えるため、シートソケット12の締め付け力を大きくしても、ボールスタッド14の外球面と内球面シート22との摺動抵抗はあまり大きくならないようになる。さらに、本実施形態のシフト装置では、第1ピース12a,12b,12cの爪部24に設けられた抜け止め用当接部26とベースプレート10側の抜け止め用当接部29との当接により、取付穴11からのシートソケット12の抜け止めがなされるようになる。
(1)本実施形態では、シートソケット12の外周方向においてベースプレート10と当接するプレロード用当接部25を有するとともに、シートソケット12の側周の外殻に対して同シートソケット12の径方向に弾性変位可能な複数の爪部24が設けられている。そして、プレロード用当接部25におけるベースプレート10との当接により、シートソケット12の内周側に爪部24が撓んだ状態でシートソケット12が取付穴11に固定されている。そのため、がたつき抑制のためのシートソケット12の締め付け力を大きくしても、ボールスタッド14の外球面と内球面シート22との摺動抵抗はあまり大きくならないようになる。したがって、摺動抵抗の増大を抑えつつ、軸受部分のがたつきを抑えることができる。
次に、変速機のシフト操作装置の第2実施形態を、図10〜図12を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施形態にあって、上記実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
(12)本実施形態では、第1ピース12a,12b,12cの爪部24の抜け止め用当接部26を、同爪部24のプレロード用当接部25に対して、シートソケット12の径方向に弾性変位可能に設けられている。そのため、取付穴11へのシートソケット12の取り付けに際しての爪部24の変形を好適に抑えられる。
次に、変速機のシフト操作装置の第3実施形態を、図13を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施形態にあって、上記第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
(13)シートソケット12を構成する第1ピース12a,12b,12c及び第2ピース12dから、第1ピース12a,12b及び第2ピース12dのうちの所定のピースが外れて内球面シート22の中心から離間する方向に変位するとき、そのピースに対し当接するリブと同ピースとの当接面が上記変位方向に対し平行な方向となる。このため、上記ピースの変位に伴い、そのピースと上記リブとの当接面同士を滑らかに相対移動させることが可能になり、それら当接面間でひっかかりやがたつきが発生することを抑制できる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・シートソケット12の外周に設ける爪部24の数や位置は、適宜に変更しても良い。爪部24の数や位置は、取付時にシートソケット12に加わる締め付け荷重のバランスやシフトレバー13の操作反力の吸収性、シートソケット12の形状などを考慮して適切な数、位置とすれば良い。
・第2ピース12dの爪部24の部位Bを抜け止め用当接部26として機能するよう形成してもよい。この場合、第2ピース12dの爪部24及び第1ピース12a,12b,12cの爪部24における各爪部24の位置をシートソケット12の周方向について均等にすることが好ましい。
Claims (11)
- シフトレバーの基端部に設けられた外球面と、その外球面を受ける内球面シートが内部に設けられた筒形状の軸受部材と、その軸受部材が取り付けられる取付穴が形成されたベース部材と、を備える変速機のシフト操作装置において、
前記軸受部材は、複数のピースによって形成されており、
前記複数のピースにおける各ピースの外面からは、同ピースの下端側を固定端とし、同ピースの上端側を自由端とする爪部が、同ピースに対して径方向に弾性変位可能に突出され、前記取付穴に対する前記軸受部材の固定が前記爪部により行われる
ことを特徴とする変速機のシフト操作装置。 - シフトレバーの基端部に設けられた外球面と、その外球面を受ける内球面シートが内部に設けられた筒形状の軸受部材と、その軸受部材が取り付けられる取付穴が形成されたベース部材と、を備える変速機のシフト操作装置において、
前記軸受部材は、複数のピースによって形成されており、
前記複数のピースにおける各ピースの外面からは、同ピースの下端側を固定端とし、同ピースの上端側を自由端とする爪部が、同ピースに対して径方向に弾性変位可能に突出され、
前記爪部には、前記軸受部材の外周方向において前記ベース部材と当接するプレロード用当接部が設けられ、
前記プレロード用当接部における前記ベース部材との当接を通じて前記爪部が前記軸受部材の内周側に撓んだ状態で同軸受部材が前記取付穴に固定されてなる
ことを特徴とする変速機のシフト操作装置。 - 前記爪部には、前記取付穴からの前記軸受部材の脱離方向において前記ベース部材と当接する抜け止め用当接部が設けられる
請求項2に記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記抜け止め用当接部は、前記プレロード用当接部に隣接して設けられる
請求項3に記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記抜け止め用当接部は、前記プレロード用当接部よりも前記軸受部材の外周側に位置されるとともに、前記プレロード用当接部に対して同軸受部材の径方向に弾性変位可能に設けられる
請求項3又は4に記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記シフトレバーの基端部の外球面には突起が形成されており、
前記軸受部材を形成するための複数のピースのうち、前記突起に対応して位置するピースには、前記シフトレバーの基端部を前記軸受部材の内球面シートに挿入する際の同突起との干渉を防止する逃げ部が形成されている
請求項1〜5のいずれか一項に記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記複数の爪部は、前記軸受部材の周方向について均等に位置しており、且つ、前記取付穴からの前記軸受部材の脱離方向において前記ベース部材と当接する抜け止め用当接部を備えている
請求項1〜6のいずれか一項に記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記軸受部材は、その周方向に並ぶ複数の第1ピース、及び、隣合う第1ピースの間に位置する一つの第2ピースによって形成されており、
前記複数の第1ピース及び前記一つの第2ピースにはそれぞれ前記爪部が少なくとも一つ形成されており、
前記複数の第1ピースにそれぞれ形成された爪部は、前記軸受部材の周方向について均等に位置し、且つ、前記取付穴からの前記軸受部材の脱離方向において前記ベース部材と当接する抜け止め用当接部を備えている
請求項6又は7記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記軸受部材の側周の外殻における前記取付穴の中心線方向についての一端に、その取付穴に対し締まり嵌めされる嵌合部が設けられている
請求項1〜8のいずれか一項に記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記軸受部材は、その周方向に並ぶ複数のピースを組み合わせることによって形成されており、
前記ベース部材の取付穴の内周面における前記複数のピースの境界に対応する部分には、同取付穴の中心線方向に延びるリブが形成されており、
前記ピースと前記リブとの当接面は、そのピースが内球面シートの中心から離間する方向に対し平行に形成されている
請求項1〜9のいずれか一項に記載の変速機のシフト操作装置。 - 前記シフトレバーの基端部の外球面には突起が形成されており、
前記軸受部材には、前記シフトレバーの基端部を前記軸受部材の内球面シートに挿入する際の前記突起との干渉を防止する逃げ部が形成され、且つ、前記逃げ部の上方を覆うカバーが形成されている
請求項1〜10のいずれか一項に記載の変速機のシフト操作装置。
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