JP6163400B2 - 車両のトレー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のインストルメントパネルに収納/引出可能なトレーが設けられた車両のトレー構造に関する。
車両のなかには、ドライバシートおよびパッセンジャシート間に折畳み可能なトレーを設け、ドライバシートおよびパッセンジャシート間のトレーを折り畳むことにより各シート間の空間を乗員がウォークスルー可能(通抜け可能)に構成されたものがある。
しかし、この車両は、ドライバシートおよびパッセンジャシート間でトレーを折り畳んだ状態において、折り畳まれたトレーが各シート間に配置されている。このため、ドライバシートおよびパッセンジャシート間の空間を十分に広く確保する工夫が要求される。
一方、車両のトレー構造のなかには、インストルメントパネルにトレーが水平方向に引出自在に設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、特許文献1に備えた引出自在のトレーをドライバシートおよびパッセンジャシート間に配置することが考えられる。これにより、ドライバシートおよびパッセンジャシート間から折畳み可能なトレーを除去して各シート間の空間を十分に広く確保することが可能になる。
特開2003−226197号公報
しかし、特許文献1のトレーはインストルメントパネルから水平方向に引き出されるように構成されている。また、インストルメントパネルの前面にはエアコンデショナのダクトや電装部品などが設けられている。よって、トレーはインストルメントパネルの下部に設けられている。
インストルメントパネルから引き出したトレーを、ドライバシートやパッセンジャシートに着座した乗員に対して使い勝手のよい高さに位置決めすることが難しい。
本発明は、トレーを使用しない場合にドライバシートおよびパッセンジャシート間からトレーを除去でき、かつ、トレーを使用する場合にドライバシートやパッセンジャシートに着座した乗員に対して使い勝手のよい高さにトレーを保持できる車両のトレー構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両のインストルメントパネルのうちドライバシートおよびパッセンジャシート間に対応する部位に引出自在に収納されると共に、収納位置と引出位置とのどちらにおいても上面が車室側に開口しているトレーと、該トレーの上面の後端から上方に突出する取手と、前記トレーを所定位置に保持するロック手段と、該ロック手段の操作ボタンと、該トレーを引き出す際に上り勾配に案内するガイド手段と、該ガイド手段に沿って前記トレーを車体後方に向けて付勢する付勢手段と、を備え、前記操作ボタンは前記取手の下方に設けられていることを特徴とする。
請求項2は、前記インストルメントパネルの内部に設けられ、前記トレーを支持するベース部材を備え、前記ガイド手段は、前記ベース部材および前記トレーの一方に、車体後方に向けて上り勾配に設けられたレールと、前記ベース部材および前記トレーの他方に設けられ、前記レールにスライド自在(摺動自在)に連結されたスライダと、を備え、前記ベース部材に前記トレーが前記ガイド手段で連結されたことを特徴とする。
請求項3は、前記トレーの下部にホルダー収納部が設けられ、該ホルダー収納部に引出自在に収納されるカップホルダーを備えたことを特徴とする。
請求項4は、前記取手は、車体前方へ上り勾配の傾斜状に突出していることを特徴とする。
請求項5は、前記トレーは、前記収納位置から前記引出位置まで平行移動することを特徴とする。
請求項6は、前記カップホルダーは、前記トレーの後端から引き出されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、インストルメントパネルのうちドライバシート(運転席)およびパッセンジャシート(助手席)間に対応する部位にトレーを引出自在に収納させた。よって、トレーを使用しない場合に、トレーをインストルメントパネルに収納することにより、ドライバシートおよびパッセンジャシート間からトレーを除去できる。
これにより、ドライバシートおよびパッセンジャシート間の空間を、ウォークスルー可能(通抜け可能)に十分に広く確保することができる。
さらに、トレーをインストルメントパネルから引き出す際にガイド手段で上り勾配に案内することができる。これにより、トレーを使用する場合にドライバシートやパッセンジャシートに着座した乗員に対して使い勝手のよい高さにトレーを保持できる。
請求項2に係る発明では、ガイド手段をレールとスライダとで構成した。このレールをベース部材およびトレーの一方に上り勾配に設けた。さらに、スライダをベース部材およびトレーの他方に設け、かつ、レールにスライド自在(摺動自在)に連結した。
よって、トレーを引き出す際にガイド手段で確実に上り勾配に案内することができる。一方、トレーを収納する際にガイド手段で確実に下り勾配に案内することができる。これにより、トレーの引出操作や収納操作を確実におこなうことができ、使い勝手を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、トレーの下部にホルダー収納部を設け、ホルダー収納部にカップホルダーを引出自在に収納させた。これにより、トレーとして使用するだけでなく、飲み物などを入れた容器をカップホルダーに置くことができるので、使い勝手を向上させることができる。
本発明に係るトレー構造を備えた車両を示す平面図である。 図1のトレー構造を示す斜視図である。 図2の3部拡大図である。 図3のトレー構造からケーシングを除去した状態を示す側面図である。 図4のトレー構造を車体前方から見た状態を示す斜視図である。 図4のトレー構造からトレーユニットを引き出した状態を示す側面図である。 図3のトレー構造からトレーユニットおよびカップホルダーを引き出した状態を示す斜視図である。 図7のトレー構造を示す側面図である。 本発明に係るトレー構造のトレーユニットおよびカップホルダーとシートとの関係を示す側面図である。 図9のトレー構造を示す平面図である。 本発明に係るトレー構造のトレーユニットおよびカップホルダーを収納した状態においてシート間などを通り抜ける例を説明する平面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車両のトレー構造20について説明する。
なお、車両のトレー構造20を、以下「トレー構造20」と略記して説明する。
図1、図2に示すように、車両10は、車室11内の前部に設けられたインストルメントパネル13と、インストルメントパネル13(右半部13a)の車体後方に設けられたドライバシート(運転席)15と、インストルメントパネル13(左半部13b)の車体後方に設けられたパッセンジャシート(助手席)16と、インストルメントパネル13に設けられたトレー構造20とを備えている。
ドライバシート15およびパッセンジャシート16間に空間17が形成されている。ドライバシート15およびトレー構造20間に空間18が形成されている。パッセンジャシート16およびトレー構造20間に空間19が形成されている。
トレー構造20は、インストルメントパネル13の車幅方向中央で、かつ、ドライバシート15およびパッセンジャシート16間の空間17に対峙する部位13cに設けられている。
このトレー構造20は、インストルメントパネル13の中央後面13dに対して車幅方向に僅かに突出されている。
図3、図4に示すように、トレー構造20は、インストルメントパネル13の中央下部を兼用するケーシング21と、ケーシング21の内部に設けられたベース部材22と、ベース部材22に支持されるトレーユニット23と、トレーユニット23をベース部材22に摺動自在に連結するガイド手段24と、トレーユニット23を車体後方に向けて付勢する付勢手段25と、付勢手段25の付勢力に抗してトレーユニット23を所定位置に保持するロック手段26とを備えている。
ケーシング21は、インストルメントパネル13の車幅方向中央で、かつ、ドライバシート15およびパッセンジャシート16間の空間17に対峙する部位13cに設けられている。具体的には、ケーシング21は、インストルメントパネル13の部位13cから下方に膨出するように設けられ、かつ、車体後方に向けて張り出されるように形成されることにより、インストルメントパネル13の中央下部を兼用している。
このケーシング21は、ベース部材22およびトレーユニット23などを収容可能なトレー収納部31と、トレー収納部31の上側に設けられた端子収容部36とを備えている。
トレー収納部31は、トレーユニット23の左側部を覆う左外壁32と、トレーユニット23の右側部(図5参照)を覆う右外壁33と、左外壁32の下部および右外壁33の下部を連結する底部34とを有する。
すなわち、左外壁32、右外壁33および底部34でトレー収納部31が箱状に形成されている。
図4、図5に示すように、ベース部材22は、ケーシング21(図3参照)の内部に収納された状態で固定されている。ベース部材22は、車幅方向を向いて設けられた前ベース壁41と、前ベース壁41の左端部から車体方向に向けて折り曲げられた左ベース壁42と、前ベース壁41の右端部から車体方向に向けて折り曲げられた右ベース壁43とを備えている。
前ベース壁41、左ベース壁42および右ベース壁43でベース部材22が平面視略U字状(コ字状)に形成されている。
前ベース壁41の上部に一対の前ストッパ片41aが設けられている。左ベース壁42に後ストッパブラケット42aが設けられ、右ベース壁43に後ストッパブラケット43a(図示せず)が設けられている。
一対の前ストッパ片41a、後ストッパブラケット42a,43aは、トレーユニット23を収納位置P1や引出位置P2に位置決めするための部材である。
ベース部材22にトレーユニット23が支持されている。
図1に示すように、トレーユニット23は、インストルメントパネル13のうちドライバシート15およびパッセンジャシート16間に対応する部位13c(具体的には、トレー収納部31)に引出自在に収納されている。
図4、図5に戻って、トレーユニット23は、ベース部材22の内部に移動自在に収納された移動体45と、移動体45に連結されたトレー体46と、トレー体46に収納自在に設けられたカップホルダー47(図3参照)とを備えている。
移動体45は、左ベース壁42の内側に配置された左移動壁51と、右ベース壁43の内側に配置された右移動壁52と、左移動壁51の前下部および右移動壁52の前下部を連結する下連結部材53と、左移動壁51の前上部および右移動壁52の前上部を連結する上連結部材54と、を備えている。
上連結部材54に一対の前ストッパ部材54aが設けられている。
一対の前ストッパ部材54aは、一対の前ストッパ片41aに当接することにより、トレーユニット23を収納位置P1に位置決めするための部材である。
図6に示すように、左移動壁51に後ストッパ部材51aが設けられ、右移動壁52に後ストッパ部材52a(図示せず)が設けられている。後ストッパ部材51aは、左ベース壁42のガイド穴42bに沿って移動可能に配置されている。後ストッパ部材52aは、右ベース壁43(図5参照)のガイド穴43b(図示せず)に沿って移動可能に配置されている。
後ストッパ部材51a,52aは、後ストッパブラケット42a,43aに当接することにより、トレーユニット23を引出位置P2に位置決めするための部材である。
図4、図5に示すように、トレー体46は、左ベース壁42の外側に配置された左カバー55と、右ベース壁43の外側に配置された右カバー56と、左カバー55の後端部および右カバー56の後端部を連結する後カバー57と、左カバー55の下端部および右カバー56の下端部を連結する下カバー58と、左カバー55の上端部および右カバー56の上端部に取り付けられたトレー59とを備えている。
トレー59の前端部59aに取手61が形成されている。取手61は、基部61aから先端部61bに向けて車体前方へ傾斜状に突出されている。
これにより、取手61の裏面61cに指を掛けてトレーユニット23を車体後方に向けて斜め上向きに引き上げることができる。
左カバー55、右カバー56、後カバー57、下カバー58およびトレー59でトレー体46が箱状に形成され、移動体45に連結されている。
図3に示すように、トレー59の下部にホルダー収納部63が設けられている。ホルダー収納部63の開口部64がトレー体46の後カバー57に形成されている。この開口部64にカップホルダー47が摺動自在に差し込まれている。
さらに、トレー体46の後カバー57には、ロック手段26の操作ボタン77が設けられている。
カップホルダー47は、開口部64に摺動自在に差し込まれることにより、ホルダー収納部63に引出自在に収納される。
図4、図5に示すように、トレーユニット23はガイド手段24でベース部材22に摺動自在に連結されている。
ガイド手段24は、ベース部材22に設けられた左右のレール(レール)66,67と、左右のレール66,67にスライド自在(摺動自在)に連結された左右のスライダ(スライダ)68,69(右スライダ69は図示せず)とを備えている。
左レール66は、左ベース壁42の内面において車体後方に向けて上り勾配に設けられている。右レール67は、左レール66と同様に、右ベース壁43の内面において車体後方に向けて上り勾配に設けられている。
左レール66および右レール67は左右対称に形成されている。
左スライダ68は、左レール66にスライド自在(摺動自在)に連結され、かつ、トレーユニット23の移動体45に設けられている。
右スライダ69(図示せず)は、左スライダ68と同様に、右レール67にスライド自在(摺動自在)に連結され、かつ、トレーユニット23の移動体45に設けられている。
左スライダ68および右スライダ69が左右対称に形成されている。
左レール66に対して左スライダ68がスライド移動(摺動)するとともに、右レール67に対して右スライダ69がスライド移動(摺動)する。これにより、トレーユニット23をトレー収納部31(図3参照)から引き出すことや、トレー収納部31に収納することができる。
さらに、トレーユニット23を引き出す際にガイド手段24で上り勾配に案内することができる。
このように、ガイド手段24を左右のレール66,67と左右のスライダ68,69とで構成した。左右のレール66,67はベース部材22に車体後方に向けて上り勾配に設けられている。さらに、左右のスライダ68,69はトレーユニット23に設けられ、かつ、左右のレール66,67にスライド自在(摺動自在)に連結されている。
よって、トレーユニット23を引き出す際に左右のガイド手段24で確実に上り勾配に案内することができる。一方、トレーユニット23を収納する際にガイド手段24で確実に下り勾配に案内することができる。
これにより、トレーユニット23の引出操作や収納操作を確実におこなうことができ、使い勝手を向上させることができる。
付勢手段25は、ガイド手段24に沿ってトレーユニット23を車体後方に向けて上向きに付勢するばね部材であり、前端部25aから後端部25bに向けて徐々に径が大きくなるようにコイル状に形成されている。
この付勢手段25は、前端部25aが前ブラケット74を介して前ベース壁41の下端部に取り付けられ、後端部25bが後ブラケット75を介して移動体45の下連結部材53に取り付けられている。
よって、付勢手段25がガイド手段24に沿って傾斜状に配置されている。
ロック手段26は、トレー体46の後カバー57に設けられた操作ボタン77(図3も参照)と、移動体45に設けられた左右のロックピン78,79と、操作ボタン77に連動して左右のロックピン78,79を作動させる作動部(図示せず)とを備えている。
ロック手段26によれば、操作ボタン77を指で押圧することにより、左右のロックピン78,79を移動体45の内側に矢印Aの如く移動させることができる。
一方、操作ボタン77の押圧を解除することにより、左右のロックピン78,79を移動体45の外側に矢印Bの如く移動させることができる。
左右のロックピン78,79を移動体45の外側に矢印Bの如く移動させることにより、ベース部材22(左右のベース壁42,43)の収納係止部や引出係止部に係止させることができる。
左右のロックピン78,79が移動体45の外側に矢印Bの如く移動してベース部材22の収納係止部に係止されるとともに、移動体45の前ストッパ部材54aがベース部材22の前ストッパ片41aに当接する。
左右のロックピン78,79をベース部材22の収納係止部に係止することにより、トレーユニット23を付勢手段25の付勢力に抗して収納位置P1に保持できる。
図5、図6に示すように、左右のロックピン78,79が移動体45の外側に矢印Bの如く移動してベース部材22の引出係止部に係止されるとともに、移動体45の後ストッパ部材51a,52a(図示せず)がベース部材22の後ストッパブラケット42a,43a(図示せず)にそれぞれ当接する。
左右のロックピン78,79をベース部材22の収納係止部に係止することにより、トレーユニット23を付勢手段25の付勢力に抗して引出位置P2に保持できる。
左右のロックピン78,79を移動体45の内側に矢印Aの如く移動させることにより、左右のロックピン78,79を収納係止部や引出係止部から外すことができる。
この状態において、トレーユニット23をガイド手段24に沿って車体前後方向に移動させることができる。
左右のロックピン78,79(図5参照)を収納係止部から外すことにより、トレーユニット23を付勢手段25の付勢力でガイド手段24に沿って車体後方に向けて上向きに移動させることができる。
ここで、ベース部材22およびトレーユニット23間において、ガイド手段24の下方に沿ってダンパ手段82が備えられている。これにより、トレーユニット23を付勢手段25の付勢力で移動させる際に、トレーユニット23の移動速度を好適に抑えることができる。
さらに、トレーユニット23を付勢手段25の付勢力で移動させる際に、トレーユニット23の取手61(裏面61c)に指を掛けてトレーユニット23を引き上げることができる。
これにより、トレーユニット23を斜め上向きに円滑に移動させることができる。
トレーユニット23が引出位置P2まで引き出された状態において、左右のロックピン78,79(図5参照)を引出係止部に係止する。これにより、トレーユニット23を付勢手段25の付勢力に抗して引出位置P2に保持できる。
トレーユニット23が収納位置P1から引出位置P2に移動することにより、トレー59の高さ位置がH1からH2に上昇する。すなわち、トレーユニット23が引出位置P2に保持された状態において、トレー59は高さ位置H2まで上昇した位置に保持される。
図7、図8に示すように、トレーユニット23が引出位置P2に保持された状態において、トレーユニット23(後カバー57)の開口部64からカップホルダー47が引き出される。具体的には、カップホルダー47が収納位置P3から使用位置P4まで車体後方に向けて水平方向に引き出される。
カップホルダー47は、トレーユニット23の下半部(トレー59の下部)23aに収納可能に設けられている。よって、カップホルダー47は、トレーユニット23が収納位置P1から引出位置P2に引き出されることにより、カップホルダー47の高さ位置がH3からH4に上昇する。
すなわち、カップホルダー47が引出位置P4に保持された状態において、カップホルダー47は高さ位置H4まで上昇した位置に保持される。
このカップホルダー47は、カップホルダー47を引き出すための取手85と、容器83やカップ84などを乗せる乗せ部86と、カップホルダー47を収納位置P3や引出位置P4に保持する保持手段(図示せず)とを備えている。
取手85に手を掛けることによりカップホルダー47を引き出すことができる。さらに、保持手段でカップホルダー47を収納位置P3や引出位置P4に保持することができる。
このように、トレーユニット23の下半部23aにホルダー収納部63を設け、ホルダー収納部63にカップホルダー47を引出自在に収納させた。
これにより、トレー59として使用するだけでなく、飲み物などを入れた容器83やカップ84をカップホルダー47の乗せ部86に乗せる(置く)ことができるので、使い勝手を向上させることができる。
トレーユニット23が引出位置P2に保持されることにより、トレー59に携帯端末やCDプレーヤなどを乗せる(置く)ことができる。
ここで、トレー59の前端部59a上方に端子収容部36が設けられている。端子収容部36には複数の端子87(図6参照)が設けられている。各端子87は端子カバー88で覆われている。
よって、トレー59に乗せた携帯端末や音楽プレーヤなどを端子87に接続させて充電などをおこなうことも可能である。
また、使用位置まで引き出されたカップホルダー47には、飲料水が入った容器83やカップ84を乗せる(置く)ことができる。
図9、図10に示すように、トレーユニット23が引出位置P2に保持された状態において、トレーユニット23(すなわち、トレー59)がドライバシート15およびパッセンジャシート16間の空間17に配置される。さらに、トレー59は、ドライバシート15(シートクッション15a)の上面15bおよびパッセンジャシート16(シートクッション16a)の上面16bより上方に配置される。
これにより、ドライバシート15やパッセンジャシート16に着座した乗員がトレー59を使用する場合に、着座した乗員に対して使い勝手のよい高さにトレー59を保持できる。
さらに、カップホルダー47が引出位置P4に保持された状態において、カップホルダー47が、トレーユニット23と同様に、ドライバシート15およびパッセンジャシート16間の空間17に配置される。
さらに、カップホルダー47は、ドライバシート15(シートクッション15a)の上面15bおよびパッセンジャシート16(シートクッション16a)の上面16bと略同じ高さに配置される。
これにより、ドライバシート15やパッセンジャシート16に着座した乗員がカップホルダー47を使用する場合に、着座した乗員に対して使い勝手のよい高さにカップホルダー47を保持できる。
図11に示すように、インストルメントパネル13のうちドライバシート15およびパッセンジャシート16間に対応する部位(トレー収納部31)にトレーユニット23を引出自在に収納させた。
よって、トレー59を使用しない場合に、トレーユニット23をインストルメントパネル13に収納することにより、ドライバシート15およびパッセンジャシート16間の空間17からトレー59(すなわち、トレーユニット23)やカップホルダー47を除去できる。
よって、ドライバシート15およびパッセンジャシート16間の空間17を十分に広く確保することができる。これにより、ドライバシート15およびパッセンジャシート16間の空間17を乗員が矢印Cの如く良好にウォークスルーすることができる(通り抜けることができる)。
また、インストルメントパネル13にトレーユニット23を収納した状態において、トレーユニット23およびドライバシート15間の空間18を大きく確保できる。
これにより、ドライバシート15およびトレーユニット23間の空間18を乗員が矢印Dの如く良好にウォークスルーすることができる(通り抜けることができる)。
同様に、トレーユニット23およびパッセンジャシート16間の空間19を大きく確保できる。これにより、パッセンジャシート16およびトレーユニット23間の空間19を乗員が矢印Eの如く良好にウォークスルーすることができる(通り抜けることができる)。
なお、本発明に係る車両のトレー構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、ベース部材22に左右のレール66,67を設け、トレーユニット23に左右のスライダ68,69を設けた例について説明したが、これに限らないで、ベース部材22に左右のスライダ68,69を設け、トレーユニット23に左右のレール66,67を設けることも可能である。
また、前記実施例で示した車両、インストルメントパネル、ドライバシート、パッセンジャシート、ベース部材、トレーユニット、ガイド手段、付勢手段、カップホルダー、トレー、ホルダー収納部、左右のレールおよび左右のスライダなどの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車両のインストルメントパネルにトレーが収納され、トレーをパネルから引き出して使用する車両のトレー構造を備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、13…インストルメントパネル、15…ドライバシート、16…パッセンジャシート、22…ベース部材、23…トレーユニット、23a…トレーユニットの下半部(トレーの下部)、24…ガイド手段、25…付勢手段、47…カップホルダー、59…トレー、63…ホルダー収納部、66,67…左右のレール(レール)、68,69…左右のスライダ(スライダ)。

Claims (6)

  1. 車両のインストルメントパネルのうちドライバシートおよびパッセンジャシート間に対応する部位に引出自在に収納されると共に、収納位置と引出位置とのどちらにおいても上面が車室側に開口しているトレーと、
    該トレーの上面の後端から上方に突出する取手と、
    前記トレーを所定位置に保持するロック手段と、
    該ロック手段の操作ボタンと、
    該トレーを引き出す際に上り勾配に案内するガイド手段と、
    該ガイド手段に沿って前記トレーを車体後方に向けて付勢する付勢手段と、を備え、
    前記操作ボタンは前記取手の下方に設けられていることを特徴とする車両のトレー構造。
  2. 前記インストルメントパネルの内部に設けられ、前記トレーを支持するベース部材を備え、
    前記ガイド手段は、
    前記ベース部材および前記トレーの一方に、車体後方に向けて上り勾配に設けられたレールと、
    前記ベース部材および前記トレーの他方に設けられ、前記レールにスライド自在(摺動自在)に連結されたスライダと、を備え、
    前記ベース部材に前記トレーが前記ガイド手段で連結されたことを特徴とする請求項1記載の車両のトレー構造。
  3. 前記トレーの下部にホルダー収納部が設けられ、
    該ホルダー収納部に引出自在に収納されるカップホルダーを備えたことを特徴とする請求項2記載の車両のトレー構造。
  4. 前記取手は、車体前方へ上り勾配の傾斜状に突出していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の車両のトレー構造。
  5. 前記トレーは、前記収納位置から前記引出位置まで平行移動することを特徴とする請求項1に記載の車両のトレー構造。
  6. 前記カップホルダーは、前記トレーの後端から引き出されることを特徴とする請求項3に記載の車両のトレー構造。
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