JP6163102B2 - 農薬粒剤の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、農薬粒剤の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を含有する農薬粒剤を安定した品質で製造する方法に関する。
本願は、2011年2月28日に、日本に出願された特願2011−042222号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
農薬粒剤の製造方法としては、以下のような方法が知られている。例えば、特許文献1には、農薬活性成分と融点50℃以上の疎水性物質と吸油能を有する物質とを含有する徐放性農薬組成物、および融点50℃以上の疎水性物質を溶融し、当該融点以上の加熱条件下で押し出し造粒することを特徴とする製造方法が記載されている。具体的には、活性物質であるアセタミプリド20g、キャリアーである沈降炭酸カルシウム620g、放出制御剤であるポリビニルアルコール20g、および吸油能を有するホワイトカーボン40gを均一に混合し、これへ溶融したパラフィンワックス(融点約70℃)300gを加えて、品温85℃になるように保持してニーダーで混練し、この混練物を85℃に加温した目開き1mmのスクリーンを通して押し出し造粒し、さらに解砕機で粉砕し、次いで0.8〜2mmに篩別することによって粒剤を得たことが記載されている。
特許文献2には、農薬活性成分、熱可塑性材料、および無機系希釈担体からなる農薬粒剤を、(i)混合工程、(ii)混練工程、(iii)押し出し工程を通して製造する方法において、該熱可塑性材料の凝固点以上、融点未満の温度で、押し出し造粒を行うことを特徴とする農薬粒剤の製造方法が記載されている。具体的には、農薬活性成分としてジノテフラン2重量%、熱可塑性材料としてモンタン酸エステルワックス(融点75〜85℃、凝固点70〜75℃)20重量%、無機系希釈担体としてホワイトカーボン5重量%、タルク10重量%、および炭酸カルシウム63重量%をヘンシェルミキサーに投入して混合し、76℃で粉体の状態で排出し、この粉体を不二パウダル製スクリュー押し出し造粒機(EXR−130)に投入して、78℃で混練を行い、73℃で目開き0.8mmのダイスを経て押し出し造粒を行い、さらに解砕機で粉砕することによって農薬粒剤を得たことが記載されている。
特許文献3には、農薬活性成分、2種以上の疎水性物質、吸油能を有する物質、およびキャリアーからなる農薬組成物を、(i)混合工程、(ii)混練工程、(iii)押し出し工程を通して製造する方法において、融点の高い疎水性物質の凝固点以上、融点未満の温度で、押し出し造粒を行うことを特徴とする農薬粒剤の製造方法が記載されている。具体的には、農薬活性成分としてアセタミプリド2重量%、疎水性物質としてカルバウナワックス(融点83℃、凝固点73〜74℃)15重量%とパラフィンワックス(融点70℃)5重量%、吸油能を有する物質としてホワイトカーボン5重量%、水溶性物質としてポリビニルアルコール2重量%、およびキャリアーとしてタルク10重量%と炭酸カルシウム61重量%をヘンシェルミキサーに投入して混合し、80℃で粉粒体の状態で排出し、この粉粒体を不二パウダル製スクリュー押し出し造粒機(EXR−130)に投入して、80℃で混練を行い、同温度で目開き0.8mmのダイスを経て押し出し造粒を行い、さらに解砕機で粉砕することによって農薬粒剤を得たことが記載されている。
WO95/09532 特開2003−252702号公報 特開2004−43370号公報
しかし、品質のよい粒剤を安定して生産するという観点で、上記の製造方法は不満足なものであった。
本発明は、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を含有する農薬粒剤を安定した品質で製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記方法において品質が安定しない理由を詳細に検討した結果、押出造粒工程における温度よりも混練工程における温度の調整が重要であることを見出し、混練工程の温度プロファイルを特定範囲内に制御することで品質よく安定して粒剤を製造できることを見出した。本発明は、この知見に基いて完成するに至ったものである。
即ち、本発明は以下のものを包含する。
〔1〕 農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を混練装置に入れ、疎水性物質のうちで最も高い融点以上130℃以下の加熱温度で混練し、次いで混練装置の混合物投入口より混練物排出口に近い区間における加熱温度30〜70℃で混練し、疎水性物質のうちで最も高い融点より4℃低い温度以下60℃以上の温度で混練装置から排出して混練物を得る工程(ii)、および前記工程(ii)で得られた混練物を押出成形法にて造粒する工程(iii)を有し、前記農薬活性成分の含有量が0.01〜50重量%、前記疎水性物質の含有量が15〜80重量%、前記吸油能を有する物質の含有量が0.05〜30重量%である、農薬粒剤の製造方法。
〔2〕 農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を混ぜ合わせて混合物を得る工程(i)、得られた混合物を混練装置に入れ、疎水性物質のうちで最も高い融点以上130℃以下の加熱温度で混練し、次いで混練装置の混合物投入口より混練物排出口に近い区間における加熱温度30〜70℃で混練し、疎水性物質のうちで最も高い融点より4℃低い温度以下60℃以上の温度で混練装置から排出して混練物を得る工程(ii)、および前記工程(ii)で得られた混練物を押出成形法にて造粒する工程(iii)を有し、前記農薬活性成分の含有量が0.01〜50重量%、前記疎水性物質の含有量が15〜80重量%、前記吸油能を有する物質の含有量が0.05〜30重量%である、農薬粒剤の製造方法。
〔3〕 工程(ii)と工程(iii)とを連続して行う、前記〔1〕または〔2〕に記載の農薬粒剤の製造方法。
〔4〕 工程(iii)の後に、造粒物を解砕する工程をさらに含む、前記〔1〕〜〔3〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
〔5〕 農薬活性成分は水溶解度が60ppm以上の物質である、前記〔1〕〜〔4〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
〔6〕 農薬活性成分が、ニテンピラム、イミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、クロチアニジン、チアクロプリドおよびジノテフランからなる群から選ばれる少なくとも1種である、前記〔1〕〜〔5〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
〔7〕 疎水性物質が、カルナバワックス、セラック、蜜ロウ、木ロウ、ライスワックス、キャンデリラワックス、植物性油脂もしくは動物性油脂を分解して得られる脂肪酸またはその水素添加物、ステアリン酸、ベヘニン酸、菜種硬化脂肪酸、パーム硬化脂肪酸、牛脂硬化脂肪酸、硬化ヒマシ油、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、およびモンタン酸エステルワックスからなる群から選ばれる少なくとも1種である、前記〔1〕〜〔6〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
〔8〕 吸油能を有する物質が、非晶質二酸化ケイ素、デンプン、デンプン誘導体およびセルロース類からなる群から選ばれる少なくとも1種である、前記〔1〕〜〔7〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
〔9〕 放出制御剤をさらに含有する、前記〔1〕〜〔8〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
〔10〕 農薬活性成分の含有量が0.01〜50重量%、疎水性物質の含有量が15〜80重量%、吸油能を有する物質の含有量が0.05〜30重量%である、前記〔1〕〜〔9〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
〔11〕 混練装置が連続式一軸混練装置若しくは連続式二軸混練装置である、前記〔1〕〜〔10〕のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
本発明の農薬粒剤の製造方法によると、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を含有する農薬粒剤を高品質で安定的に生産することができる。
本発明の農薬粒剤の製造方法は、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を混練装置に入れ、疎水性物質のうちで最も高い融点以上の加熱温度で混練し、次いで疎水性物質のうちで最も高い融点以下の温度で混練装置から排出して混練物を得る工程(ii)、および 得られた混練物を押出成形法にて造粒する工程(iii)を有する。
ここで本発明において「疎水性物質のうちで最も高い融点」とは、本発明の農薬粒剤の製造方法に用いられる1種以上の疎水性物質のうち、最も高い融点を有する疎水性物質の融点のことをいう。
本発明に用いられる農薬活性成分は、混練および押出造粒によって粒剤に製剤化可能なものであれば特に限定されない。また、農薬活性成分は水への溶解度が60ppm以上の物質であることが好ましい。水への溶解度が大きい農薬活性成分を用いると粒剤からの農薬活性成分の放出速度が速くなる。
農薬活性成分の具体例として、下記のような殺菌剤、除草剤、殺虫・殺ダニ剤、植物生長調節剤などを挙げることができる。
<殺菌剤>
キャプタン、チウラム、ジラム、ジネブ、マンネブ、マンコゼブ、プロピネブ、ポリカーバメート、クロロタロニル、キントゼン、キャプタホル、イプロジオン、プロシミドン、フルオロイミド、メプロニル、フルトラニル、ペンシクロン、オキシカルボキシン、ホセチルアルミニウム、プロパモカーブ、トリアジメホン、トリアジメノール、プロピコナゾール、ジクロブトラゾール、ビテルタノール、ヘキサコナゾール、マイクロブタニル、フルシラゾール、エタコナゾール、フルオトリマゾール、フルトリアフェン、ペンコナゾール、ジニコナゾール、シプロコナゾール、フェナリモール、トリフルミゾール、プロクロラズ、イマザリル、ペフラゾエート、トリデモルフ、フェンプロピモルフ、トリホリン、ブチオベート、ピリフェノックス、アニラジン、ポリオキシン、メタラキシル、オキサジキシル、フララキシル、イソプロチオラン、プロベナゾール、ピロールニトリン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、バリダマイシン、硫酸ジヒドロストレプトマイシン、ベノミル、カルベンダジム、チオファネートメチル、ヒメキサゾール、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、フェンチンアセテート、水酸化トリフェニル錫、ジエトフェンカルブ、キノメチオナート、ビナパクリル、レシチン、重曹、ジチアノン、ジノカップ、フェナミノスルフ、ジクロメジン、グアザチン、ドジン、IBP、エディフェンホス、メパニピリム、フェルムゾン、トリクラミド、メタスルホカルブ、フルアジナム、エトキノラック、ジメトモルフ、ピロキロン、テクロフタラム、フサライド、フェナジンオキシド、チアベンダゾール、トリシクラゾール、ビンクロゾリン、シモキサニル、シクロブタニル、グアザチン、プロパモカルブ塩酸塩、オキソリニック酸、シフルフェナミド、イミノクタジン、クレソキシムメチル、トリアジン、フェンヘキサミド、シアゾファミド、シプロジニル、プロチオコナゾール、フェンブコナゾール、トリフロキシストロビン、アゾキシストロビン、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、テブコナゾール、ジフェノコナゾール、カルプロパミドなど。
<除草剤>
2,4−D、MCPA、クロメプロップ、ジカンバ、クロロトルロン、ジウロン、リニュロン、イソウロン、フェニュロン、ネブロン、シマジン、アトラジン、シメトリン、プロメトリン、ヘキサジノン、プロパジン、デスメトリン、テルブメトン、プロパニル、ブロモキシニル、アイオキシニル、ピリデート、クロリダゾン、ベンタゾン、クロメトキシフェン、ビフェノックス、アシフルオルフェンナトリウム塩、フルミオキサジン、チジアジミン、オキサジアゾン、スルフェントラゾン、ペントキサゾン、ピラクロニル、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、メソトリオン、イソキサフルトール、イソキサクロロトール、アミトロール、アクロニフェン、ジフルフェニカン、ベンゾビシクロン、ジクロホップメチル、フルアジホップブチル、アロキシジムナトリウム塩、クレソジム、セトキシジム、トラルコキシジム、テプラロキシジム、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、リムスルフロン、イマゾスルフロン、プロスルフロン、フルメツラム、ジクロスラム、メトスルファム、イマザピル、イマザキン、ピリチオバックナトリウム塩、ビスピリバックナトリウム塩、ピリミノバックメチル、フルカーバゾン、プロポキシカルバゾン、グリホサート、グリホサートアンモニウム塩、グルホシネート、トリフルラリン、ペンディメタリン、ベンフルラリン、プロジアミン、プロファム、ジチオピル、アラクロール、メトラクロール、ペトキサマイド、アセトクロール、プロパクロール、ジメテナミド、ジフェナミド、ナプロパミド、メフェナセット、フェントラザミド、モリネート、ジメピペレート、シクロエート、エスプロカルブ、チオベンカルブ、チオカルバジル、ベンスリド、ダラポン、アシュラム、DNOC、ジノゼブ、フルポキサム、トリアジフラム、キンクロラック、シンメチリン、ダゾメット、ダイムロン、エトベンザニド、オキサジクロメホン、ピリブチカルブなど。
<殺虫・殺ダニ剤>
有機燐およびカーバメート系殺虫剤:フェンチオン、フェニトロチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、ESP、バミドチオン、フェントエート、ジメトエート、ホルモチオン、マラソン、トリクロルホン、チオメトン、ホスメット、ジクロルボス、アセフェート、EPBP、メチルパラチオン、オキシジメトンメチル、エチオン、サリチオン、シアノホス、イソキサチオン、ピリダフェンチオン、ホサロン、メチダチオン、スルプロホス、クロルフェンビンホス、テトラクロルビンホス、ジメチルビンホス、プロパホス、イソフェンホス、エチルチオメトン、プロフェノホス、ピラクロホス、モノクロトホス、アジンホスメチル、アルディカルブ、メソミル、チオジカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフラカルブ、フラチオカルブ、プロポキスル、BPMC、MTMC、MIPC、カルバリル、ピリミカーブ、エチオフェンカルブ、フェノキシカルブ、カルタップ、チオシクラム、ベンスルタップなど。
ピレスロイド系殺虫剤:ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメスリン、フェンバレレート、フェンプロパトリン、ピレトリン、アレスリン、テトラメスリン、レスメトリン、ジメスリン、プロパスリン、フェノトリン、プロトリン、フルバリネート、シフルトリン、シハロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロックス、シクロプロトリン、トラロメトリン、シラフルオフェン、アクリナトリンなど。
ベンゾイルウレア系その他の殺虫剤:ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、トリフルムロン、フルフェノクスロン、フルシクロクスロン、ブプロフェジン、ピリプロキシフェン、メトプレン、ベンゾエピン、ジアフェンチウロン、イミダクロプリド、フィプロニル、硫酸ニコチン、ロテノン、メタアルデヒド、アセタミプリド、クロルフェナピル、ニテンピラム、チアクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、ジノテフラン、インドキサカルブ、ピメトロジン、スピノサド、エマメクチン、ピリダリル、テブフェノジド、クロマフェノジド、メトキシフェノジド、トルフェンピラドなど。
殺線虫剤:フェナミホス、ホスチアゼート、カズサホスなど。
殺ダニ剤:クロルベンジレート、フェニソブロモレート、ジコホル、アミトラズ、BPPS、ベンゾメート、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポリナクチン、キノメチオネート、CPCBS、テトラジホン、アベルメクチン、ミルベメクチン、クロフェンテジン、シヘキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメート、テブフェンピラド、ピリミジフェン、フェノチオカルブ、ジエノクロル、フルアクリピリム、アセキノシル、ビフェナゼート、エトキサゾール、スピロディクロフェン、フェナザキンなど。
<植物生長調節剤>
ジベレリン類(例えば、ジベレリンA3、ジベレリンA4、ジベレリンA7)、IAA、NAAなど。
これらのうち、農薬活性成分は、ニテンピラム、イミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、クロチアニジン、チアクロプリドおよびジノテフランからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
農薬粒剤中における農薬活性成分の含有量は、好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは0.01〜20重量%である。
本発明に用いられる疎水性物質は、混練および押出造粒によって粒剤に製剤化可能なものであれば特に限定されない。疎水性物質は、その融点が好ましくは50〜120℃、より好ましくは50〜100℃である。疎水性物質としては、カルナバワックス、セラック、蜜ロウ、木ロウ、ライスワックス、キャンデリラワックス、植物性油脂もしくは動物性油脂を分解して得られる脂肪酸またはその水素添加物、ステアリン酸、ベヘニン酸、菜種硬化脂肪酸、パーム硬化脂肪酸、牛脂硬化脂肪酸、硬化ヒマシ油、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタン酸エステルワックスなどを挙げることができる。これらは、1種単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
農薬粒剤中における疎水性物質の含有量は、好ましくは15〜80重量%、より好ましくは18〜70重量%である。なお、結晶性の高い疎水性物質を用いると粒剤からの農薬活性成分の放出速度が遅くなる。
本発明に用いられる吸油能を有する物質は、溶融した疎水性物質を吸収して見かけ上粉末化できる物質である。具体的には、デンプン、デンプン誘導体、セルロース類、非晶質二酸化ケイ素などを挙げることができる。これらは、1種単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
非晶質二酸化ケイ素は、湿式法によって製造することができ、一般にホワイトカーボンと呼ばれている。非晶質二酸化ケイ素の市販品としては、カープレックス#67、カープレックス#80、カープレックスCS−5、カープレックスCS−7など(いずれも塩野義製薬社製)を挙げることができる。
農薬粒剤中における吸油能を有する物質の含有量は、好ましくは0.05〜30重量%、より好ましくは0.5〜20重量%である。
本発明においては、上記の農薬活性成分、疎水性物質および吸油能を有する物質以外に、農薬粒剤に含有させることが可能な添加剤を用いてもよい。添加剤としては、放出制御剤、結合剤、増量剤、界面活性剤、担体、着色剤などを挙げることができる。
放出制御剤としては、水溶性高分子、水溶性無機物質、水溶性有機物質などを挙げることができる。水溶性高分子としては、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、カラギーナン、カラヤガム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ;ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウムなどを挙げることができる。水溶性無機物質若しくは水溶性有機物質としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、クエン酸若しくはその塩、アジピン酸若しくはその塩、尿素、アルファー化デンプン、乳糖などを挙げることができる。農薬粒剤中における放出制御剤の含有量は、好ましくは0〜50重量%、より好ましくは0.01〜40重量%である。
担体や増量剤などとしては、クレー、タルク、炭酸カルシウムなどを挙げることができる。担体や増量剤などの使用量は、農薬活性成分、疎水性物質、吸油能を有する物質、および放出制御剤に担体や増量剤を加えた全量で100重量%となるように使用する。
(i)混合工程
まず、本発明の農薬粒剤の製法方法では、上記の農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、吸油能を有する物質ならびに必要に応じてその他の添加剤を混ぜ合わせることができる。各成分の混ぜ合わせ順序、混ぜ合わせ手法などは特に限定されない。得られた混合物は、取り扱い、次工程への移送などが容易であるので、粉状または粒状であることが好ましい。なお、この混合は、次に説明する混練工程において行ってもよい。
(ii)混練工程
混練工程では、先ず、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、吸油能を有する物質ならびに必要に応じてその他の添加剤を混練装置に入れる。各成分を混練装置に入れる順序は特に限定されない。農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、吸油能を有する物質ならびに必要に応じて添加されるその他の添加剤は、前記の混合工程で混合物にしてから、混練装置に入れてもよい。
混練装置に入れる際の農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、吸油能を有する物質ならびに必要に応じてその他の添加剤、またはこれらの混合物の品温は、特に制限されないが、好ましくは0〜50℃、より好ましくは5〜45℃である。
次に、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、吸油能を有する物質ならびに必要に応じてその他の添加剤を混練装置内で加熱して混練する。本発明においては、混練装置における加熱温度が、疎水性物質のうちで最も高い融点以上の温度に、少なくとも一回到達することが必要である。最高加熱温度の下限は混練装置に入れた疎水性物質のうちで最も高い融点よりも好ましくは4℃高い温度、より好ましくは当該融点よりも8℃高い温度、さらに好ましくは当該融点よりも10℃高い温度である。加熱温度の上限は、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、吸油能を有する物質ならびに必要に応じてその他の添加剤が熱分解しない温度であれば特に制限されないが、通常は130℃、好ましくは120℃、より好ましくは115℃である。
加熱は、例えば、混練装置に取り付けたジャケットにスチームや温水などの媒体を流すことによって、または混練装置に取り付けた電熱ヒーターに電気を流すことによって、行うことができる。温度調整の容易さ、熱伝導効率の高さなどの観点からジャケットによる加熱が好ましい。
混練装置は、熱を加えながら練ることができるものであれば、特に制限されない。例えば、一軸混練装置、二軸混練装置、ロール混練機などが挙げられる。これらのうち、連続式一軸混練装置または連続式二軸混練装置が好ましく、温度プロファイル制御および混練状態の調整が容易という点で連続式二軸混練装置が好ましい。連続式混練装置は、成分原料を投入する口から混練物を排出する口までの間を複数の区間に分けることができる。そして、それぞれの区間で、異なる温度に調整することができ、また異なる混練状態にすることもできる。
混練状態は、混練装置に組み込まれるパドルとスクリューとの組み合わせで設計することができる。パドルには混練を目的としたもの(フラットパドル)、混練に送りを加味したもの(ヘリカルパドル)、混練に逆送りを加味したもの(逆ヘリカルパドル)などが挙げられる。パドルの回転に伴って、混練物は圧縮、引き伸ばしの体積変更を受けると同時に、トラフとパドル間、パドルとパドル間でのせん断作用を受ける。
最後に、混練物を混練装置から排出する。排出時の温度(品温)の上限は、疎水性物質のうちで最も高い融点と同じ温度、好ましくは当該融点よりも2℃低い温度、より好ましくは当該融点よりも4℃低い温度である。排出時の温度(品温)の下限は、混練物が凝固しない温度であれば特に制限されないが、通常は60℃、好ましくは65℃、より好ましくは70℃である。
混練装置内における混練物の品温は、外部から加えられる熱や摩擦等によって発生する熱によって、混練装置に入れた直後から徐々に上昇し、疎水性物質のうちで最も高い融点以上の温度に到達させることができる。排出時の温度(品温)を上記の温度範囲にするために、混練装置の混練物排出口に近い区間では、ジャケットに低温度の温水等を流して、混練物の品温を調整することが好ましい。混練装置の混練物排出口に近い区間における加熱温度は、好ましくは30〜70℃、より好ましくは35〜60℃である。
なお、ベントを備えた混練装置を用いることによって、不要な揮発成分を混練工程において蒸発除去することができる。
(ii)押出造粒工程
次に、得られた混練物を押出成形法によって造粒する。押出成形装置が混練機能を備えている場合は、前述の混練工程と押出造粒工程とを連続的に行うことができ、好ましい。押出成形の条件は特に制限されない。混練物が押し出される際の温度の上限は、好ましくは疎水性物質のうちで最も高い融点と同じ温度、好ましくは当該融点よりも2℃低い温度、より好ましくは当該融点よりも4℃低い温度である。押出時の温度の下限は、混練物が凝固しない温度であれば特に制限されないが、通常は60℃、好ましくは62℃、より好ましくは65℃である。押出時の温度が高すぎると、得られる造粒物どうしが粘着若しくは融着して、アメ状若しくはだんご状になることがある。押出時の温度が低すぎると、造粒物の形が不揃いになったり、粉状物が多くなったりすることがある。押し出されたひも状の混練物はカッターで所定の長さに切り揃えられる。この押出成形造粒工程によって得られる造粒物は略円柱形を成していることが好ましい。造粒物の大きさは、農薬粒剤の仕様に応じて適宜調整できる。
(iv)解砕工程
得られた造粒物は冷却される。冷却された造粒物には融着物や粘着物が含まれていることがある。そのような場合には、解砕工程を経ることができる。造粒物の解砕は、公知の解砕装置を用いて行うことができる。また、必要に応じて、造粒物を乾燥したり、分級したりすることができる。以上のようにして、農薬粒剤を得ることができる。
次に、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
実施例1
農薬活性成分としてアセタミプリド(モスピラン原体〔純度99.0%以上〕、日本曹達社製)20重量部、沈降性炭酸カルシウム605重量部、タルク(供給元:ネオライト興産)100重量部、二酸化ケイ素(カープレックス#80、塩野義製薬社製)50重量部、ポリビニルアルコール(ゴーセノールGL−05S、日本合成化学工業社製)15重量部、粉砕されたパラフィンワックス(WAX150、融点65.5〜68.2℃、日本精鑞社製)57重量部、および粉砕されたカルナバワックス(融点84±3℃)153重量部を、リボンミキサーに入れて混ぜ合わせた。
得られた混合物(品温約23℃)を連続式二軸混練装置(KRCニーダー、栗本鐵工所社製)に入れて加熱混練し、品温75℃で連続式二軸混練装置から排出した。この連続式二軸混練装置は二区間に分かれている。混合物投入口に近い区間(第一区間)はジャケットにスチームを流して加熱温度89℃に設定した。混練物排出口に近い区間(第二区間)はジャケットに温水を流して加熱温度43℃に設定した。
得られた混練物(品温75℃)を押出造粒機(ファインリューザーEXRC JS−100、ダルトン社製)に入れて押出温度73℃で押出造粒した。均一な円柱状の造粒物が得られた。融着または粘着した造粒物はほとんど無かった。
造粒物を流動層で乾燥させ、次いで室温まで冷ました。その後、解砕機で造粒物を解砕し、篩で1000μm〜1400μmの間に整粒し粒剤を得た。混練物からの粒剤収率は84%であった。
実施例2
農薬活性成分としてアセタミプリド(モスピラン原体〔純度99.0%以上〕、日本曹達社製)20重量部、沈降性炭酸カルシウム605重量部、タルク(供給元:ネオライト興産)100重量部、二酸化ケイ素(カープレックス#80、塩野義製薬社製)50重量部、ポリビニルアルコール(ゴーセノールGL−05S、日本合成化学工業社製)15重量部、粉砕されたパラフィンワックス(WAX−150、融点65.5〜68.2℃、日本精鑞社製)57重量部、および粉砕されたカルナバワックス(融点83±3℃)153重量部を、リボンミキサーに入れて混ぜ合わせた。
得られた混合物(品温約33℃)を連続式二軸混練装置(KRCニーダー、栗本鐵工所社製)に入れて加熱混練し、品温70℃で連続式二軸混練装置から排出した。この連続式二軸混練装置は二区間に分かれている。混合物投入口に近い区間(第一区間)はジャケットにスチームを流して加熱温度110℃に設定した。混練物排出口に近い区間(第二区間)はジャケットに温水を流して加熱温度42℃に設定した。
得られた混練物(品温70℃)を押出造粒機(ファインリューザーEXRC JS−100、ダルトン社製)に入れて、押出温度72℃で押出造粒した。均一な円柱状の造粒物が得られた。融着または粘着した造粒物はほとんど無かった。
造粒物を乾燥機(振動流動乾燥機、徳寿社製)で室温まで冷ました。その後、解砕機で造粒物を解砕し、篩(円形振動篩、徳寿社製)で2000〜710μmの間に整粒し粒剤を得た。混練物からの粒剤収率は91%であった。
比較例1
連続式二軸混練装置の混練物投入口に近い区間(第一区間)の加熱温度を113℃に、混練物排出口に近い区間(第二区間)の加熱温度を103℃に、連続式二軸混練装置から排出するときの品温を84℃に変更した以外は実施例1と同じ手法で粒剤を製造した。やや柔らかい混練物が得られた。造粒物には造粒物どうしが粘着もしくは融着したものが非常に多く混ざっていた。混練物からの粒剤収率は81%であった。
比較例2
連続式二軸混練装置の混練物投入口に近い区間(第一区間)の加熱温度を90℃に、混練物排出口に近い区間(第二区間)の加熱温度を22℃に、連続式二軸混練装置から排出するときの品温を76℃に変更した以外は実施例1と同じ手法で粒剤を製造した。練り不足で表面が固めの混練物が得られた。造粒物には粉状物やささくれたものが非常に多く混ざっていた。混練物からの粒剤収率は72%であった。
比較例3
連続式二軸混練装置の混練物投入口に近い区間(第一区間)の加熱温度を85℃に、混練物排出口に近い区間(第二区間)の加熱温度を55℃に、連続式二軸混練装置から排出するときの品温を79℃に変更した以外は実施例1と同じ手法で粒剤製造を試みた。練り不足で粉っぽい混練物が得られた。押出造粒することができなかった。
比較例4
連続式二軸混練装置の混練物投入口に近い区間(第一区間)の加熱温度を95℃に、混練物排出口に近い区間(第二区間)の加熱温度を95℃に、連続式二軸混練装置から排出するときの品温を98℃に変更した以外は実施例1と同じ手法で粒剤製造を試みた。かなり柔らかい混練物が得られた。造粒機から押出された物どうしが粘着もしくは融着して、アメ状若しくはだんご状となり、造粒することができなかった。
本発明の農薬粒剤の製造方法によると、農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を含有する農薬粒剤を高品質で安定的に生産することができる。そのため、本発明は産業上極めて有用である。

Claims (10)

  1. 農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を混練装置に入れ、疎水性物質のうちで最も高い融点以上130℃以下の加熱温度で混練し、次いで混練装置の混合物投入口より混練物排出口に近い区間における加熱温度30〜70℃で混練し、疎水性物質のうちで最も高い融点より4℃低い温度以下60℃以上の温度で混練装置から排出して混練物を得る工程(ii)、および前記工程(ii)で得られた混練物を押出成形法にて造粒する工程(iii)を有し、
    前記農薬活性成分の含有量が0.01〜50重量%、前記疎水性物質の含有量が15〜80重量%、前記吸油能を有する物質の含有量が0.05〜30重量%である、農薬粒剤の製造方法。
  2. 農薬活性成分、1種以上の疎水性物質、および吸油能を有する物質を混ぜ合わせて混合物を得る工程(i)、得られた混合物を混練装置に入れ、疎水性物質のうちで最も高い融点以上130℃以下の加熱温度で混練し、次いで混練装置の混合物投入口より混練物排出口に近い区間における加熱温度30〜70℃で混練し、疎水性物質のうちで最も高い融点より4℃低い温度以下60℃以上の温度で混練装置から排出して混練物を得る工程(ii)、および前記工程(ii)で得られた混練物を押出成形法にて造粒する工程(iii)を有し、
    前記農薬活性成分の含有量が0.01〜50重量%、前記疎水性物質の含有量が15〜80重量%、前記吸油能を有する物質の含有量が0.05〜30重量%である、農薬粒剤の製造方法。
  3. 工程(ii)と工程(iii)とを連続して行う、請求項1または2に記載の農薬粒剤の製造方法。
  4. 工程(iii)の後に、造粒物を解砕する工程をさらに含む、請求項1〜3のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
  5. 農薬活性成分は水溶解度が60ppm以上の物質である、請求項1〜4のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
  6. 農薬活性成分が、ニテンピラム、イミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、クロチアニジン、チアクロプリドおよびジノテフランからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜5のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
  7. 疎水性物質が、カルナバワックス、セラック、蜜ロウ、木ロウ、ライスワックス、キャンデリラワックス、植物性油脂もしくは動物性油脂を分解して得られる脂肪酸またはその水素添加物、ステアリン酸、ベヘニン酸、菜種硬化脂肪酸、パーム硬化脂肪酸、牛脂硬化脂肪酸、硬化ヒマシ油、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、およびモンタン酸エステルワックスからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜6のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
  8. 吸油能を有する物質が、非晶質二酸化ケイ素、デンプン、デンプン誘導体およびセルロース類からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜7のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
  9. 放出制御剤をさらに含有する、請求項1〜8のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
  10. 混練装置が連続式一軸混練装置若しくは連続式二軸混練装置である、請求項1〜9のいずれかひとつに記載の農薬粒剤の製造方法。
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