JP6162456B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線診断装置に関する。
一般的にX線診断装置は、寝台に備えられた天板に患者を載置させ、当該患者を挟むように対向して配置されたX線照射部とX線検出部によってX線画像の透視や撮影を行う。上記のようなX線診断装置には、天板の短手方向と平行な回動軸を中心として寝台を回動させて起倒動を行い、更に、鉛直方向に寝台を昇降させる機能を有するものがある。ここで、天板の短手方向とは、天板に載置される患者の体軸方向に対して垂直で、尚且つ、水平な方向のことである。通常、このようなX線診断装置では、寝台の起倒動作中に同時に鉛直方向へ昇降動作させることで、寝台と床の干渉を回避している。
特許第4461666号公報
しかしながら、上記のようなX線診断装置では、寝台の起倒時において、回動軸近辺の寝台や患者の部位の高さはある程度維持されるが、回動軸から離れて位置する寝台や患者の部位の高さは大きく変化してしまう。
本発明が解決しようとする課題は、より多くの用途に即した寝台の起倒動を可能にすることである。
上記課題を解決するために、実施形態のX線診断装置は、天板を備える寝台と、前記寝台を前記天板の短手方向に平行な軸を中心に回動させて起倒動させ、前記寝台を前記天板の長手方向に移動させる動作機構と、前記動作機構を介して前記寝台を保持する保持部と、注目部位の位置を指定する情報を入力可能な入力部と、前記入力部で入力された前記注目部位の位置を指定する情報に基づく注目部位の高さを略一定に維持するように前記動作機構による前記寝台の動作を制御する動作制御部と、を備える。前記動作制御部は、前記注目部位の位置が前記軸の位置になるように前記寝台を移動させた後に前記寝台を起倒動させる。
実施形態におけるX線診断装置のブロック図。 実施形態におけるX線診断装置の概略図1。 実施形態におけるX線診断装置の概略図2。 実施形態におけるフロー図。 実施形態における天板の概略図。 実施形態における入力画面の概略図。 従来の寝台の動作を示す天板の概略図。 実施形態の寝台の動作を示す天板の概略図。 実施形態における起倒角度と寝台の上昇量の関係を示す概略図。 変形例におけるX線診断装置の概略図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本実施形態におけるX線診断装置の構成について、図1に示す本実施形態におけるX線診断装置のブロック図、図2に示す本実施形態におけるX線診断装置の斜視図、図3に示す本実施形態におけるX線診断装置の側面図を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるX線診断装置は、X線制御部1、X線照射部2、X線検出部3、画像データ生成部4、記憶部5、入力部6、システム制御部7、表示部8、保持部9、寝台10、天板11、支柱部12、動作制御部13を備える。保持部9は、寝台10を動作させるための動作機構として、寝台昇降機構14、寝台回動機構15を備える。寝台10は、支柱部移動機構16、支柱部回動機構17、天板移動機構18を備える。支柱部12は、X線照射部進退機構19を備える。なお、図2に示すように、本実施形態におけるX線診断装置の天板11の短手方向はX軸方向、X軸に対して垂直で尚且つ水平な方向はY軸方向、鉛直方向はZ軸方向である。ここで天板11の短手方向とは、天板11に載置される患者の体軸方向に対して垂直で、尚且つ、水平な方向のことである。
X線制御部1は、入力部6から受信した入力情報に従って、例えば、X線照射部2によって照射されるX線のエネルギーや照射時間、X線の照射範囲を制御する。
X線照射部2は、図示しないX線管と図示しないX線絞りを備える。図示しないX線管は、例えば、X線制御部1による制御に基づくエネルギーや照射時間でX線を発生させる。図示しないX線絞りは、X線制御部による制御に従って、図3に示すようなX線の照射範囲100の大きさを調整する。図示しないX線管によって発生され、図示しないX線絞りによって照射範囲100が調整されたX線は、天板11に載置された患者Pに対して照射される。
X線検出部3は、図3に示すように患者Pを透過したX線を検出する。X線検出部3は、検出したX線に基づく信号を生成し、当該信号を画像データ生成部4に送信する。
画像データ生成部4は、X線検出部3から受信したデジタル信号に基づく画像データを生成する。画像データ生成部4は、生成した画像データを記憶部5に送信する。
記憶部5は、例えばハードディスクなどの記憶手段であり、画像データ生成部4から受信した画像データを記憶する。記憶部5は、システム制御部7による制御に従って、記憶した画像データを表示部8に転送する。また、記憶部5は、所定の入力画面を記憶する。
入力部6は、例えば、マウスやキーボードなどの入力手段を備える。オペレータは、マウスやキーボードなどの入力手段を用いて、例えば表示部8に表示された所定の入力画面における入力欄に情報を入力する。また、入力部6は、例えばレバーやスイッチなどの入力手段を備える。オペレータは、レバーやスイッチなどを用いて、例えば寝台回動機構15に寝台10を起倒させるための情報を入力する。入力部6は、X線制御部1、システム制御部7、動作制御部13に対して、オペレータが入力した情報に基づく入力情報を送信する。
システム制御部7は、入力部6から受信した入力情報に従って、記憶部5に記憶された画像データを表示部8に転送させる。また、システム制御部7は、記憶部5が記憶している所定の入力画面を表示部8表示させる。
表示部8は、記憶部7から転送された画像データに基づく画像を表示する。また、表示部8は、システム制御部7による制御に従って、所定の入力画面を表示する。
保持部9は、前述したように寝台昇降機構14と寝台回動機構15を備え、寝台昇降機構14と寝台回動機構を介して寝台10を保持する。寝台昇降機構14は、寝台回動機構15をZ軸方向に昇降可能に保持する。寝台昇降機構14は、動作制御部13による制御に従って寝台回動機構15をZ軸方向に昇降させる。寝台回動機構15は、寝台10をX軸に平行な軸を中心に回動させ起倒動を行えるように保持する。なお、当該軸は、図2における回動軸aに相当する。寝台回動機構15は、動作制御部13による制御に従って、回動軸aを中心として矢印Bの方向に寝台10を回動させ起倒動を行わせる。本実施形態における回動軸aは、例えば天板11の上面の長手方向の中心を通る直線である。以降、図2および図3に示すように、床面23に対する回動軸aの高さをhとし、回動軸aの高さhを寝台10の床面23に対する高さと定義する。また、寝台回動機構14による寝台の起倒角度をΘとし、天板11の上面が水平である場合の起倒角度Θを基準角度(Θ=0)とする。
寝台10は、前述したように支柱部移動機構16、支柱部回動機構17、天板移動機構18を備える。寝台10は、支柱部移動機構16と支柱部回動機構17を介して支柱部12を支持する。支柱部移動機構16は、支柱部12を天板11の長手方向に移動可能に支持する。なお、天板11の長手方向とは、天板11に載置される患者の体軸方向であり、図2における矢印Cの方向である。支柱部移動機構16は、動作制御部13による制御に従って、支柱部12を矢印Cの方向に移動させる。支柱部回動機構17は、支柱部12をX軸に平行な図示しない軸を中心に回動可能に支持aする。なお、この図示しない軸は、支柱部移動機構16による支柱部12の移動に伴って、天板11の長手方向に移動する。支柱部回動機構17は、動作制御部13による制御に従って、支柱部12を回動軸aに平行な図示しない軸を中心に回動させる。寝台10は、天板移動機構18を介して天板11を支持する。天板移動機構18は、天板11をX軸方向に移動可能に支持する。天板移動機構18は、動作制御部13による制御に従って、図2における矢印Dの方向に移動させる。
支柱部12は、X線照射部進退機構19を備え、X線照射部進退機構19を介してX線照射部2を支持する。支柱部12は、X線照射部2と対向するようにX線検出部3を支持する。X線照射部進退機構19は、X線検出部3の方向に進退可能に支持する。X線照射部進退機構19は、動作制御部13による制御に従ってX線照射部2を図2における矢印Eの方向に進退させる。
動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に従って、支柱部移動機構16による支柱部12の移動、支柱部回動機構17による支柱部12の回動、天板移動機構18による天板11の移動、X線照射部進退機構19によるX線照射部2の進退、といった各動作機構の動作を制御する。なお、上記の各構成に対する制御の詳細については、本実施形態に直接的に関与しないため割愛する。
動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に基づいて、第1の制御態様をとる。第1の制御態様において、動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に基づいて、寝台昇降機構14による寝台回動機構15の昇降と、寝台回動機構15による寝台10の起倒動とを、それぞれ独立して制御する。
一方で、動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に基づいて、第2の制御態様をとる。第2の制御態様において、動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に基づいて、寝台回動機構15による寝台10の起倒を制御する。また、それと同時に動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報と後述する基本関数に基づく後述する制御用関数に基づいて、寝台昇降機構14による寝台回動機構15の昇降を制御する。なお、後述する制御用関数について簡単に説明すると、制御用関数とは、寝台10の起倒角度Θに合わせて寝台昇降機構14による寝台回動機構15の昇降を行わせるための関数である。本実施形態において、上記第1の制御態様と第2の制御態様は、例えばオペレータが入力部6に情報を入力することで切り替わる。
次に、本実施形態におけるX線診断装置の動作について、図4のフロー図を主体とし、且つ図5乃至図9をも用いて説明する。以降、図5に示す天板11の平面図における患者Pの足部が低くなるように寝台10を起倒させる方向を順傾斜方向とし、このときの寝台回動機構15による起倒角度Θは正の値とする。一方、患者Pの頭部が低くなるように寝台10を起倒させる方向を逆傾斜方向とし、このときの寝台回動機構15による起倒角度Θは負の値とする。
ステップS1において、寝台10の起倒動作を開始する。ステップS1において、寝台10の起倒角度Θは基準角度である。ステップS1において、動作制御部13は、第1の制御態様で寝台昇降機構14および寝台回動機構15を制御する。
ステップS2において、オペレータは、天板11に患者を載置させる。患者を載置させるプロセスとして、まず、オペレータは、例えば入力部6の入力手段として設けられたレバーやスイッチを用いて、起倒角度Θが+90°になるような情報を入力する。入力部6は、オペレータが入力した情報に基づく入力情報を動作制御部13に送信する。動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に従って、起倒角度Θが+90°になるように寝台回動機構15を制御する。寝台回動機構15は、動作制御部13による制御に従って、起倒角度Θが+90°になるように順傾斜方向に寝台10を回動させ起倒動を行わせる。寝台10の起倒角度Θが+90°になると、オペレータは、患者を天板11の上面に対して垂直に設けられた図2に示すようなフットレスト101の上に起立させる。患者がフットレスト101の上に起立すると、オペレータは、例えば入力部6の入力手段として設けられたレバーやスイッチを用いて、起倒角度Θが基準角度になるような情報を入力する。入力部6は、オペレータが入力した情報に基づく入力情報を動作制御部13に送信する。動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に従って、起倒角度Θが基準角度になるように寝台回動機構15を制御する。寝台回動機構15は、動作制御部13による制御に従って、起倒角度Θが基準角度になるように寝台10を回動させ起倒動を行わせる。なお、寝台10の起倒角度Θが基準角度のとき、天板11は床面23に対して水平である。以降、このときの床面23に対する回動軸aの高さhをH0とする。
ステップS3において、システム制御部7は、記憶部5が記憶している注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを設定するための入力画面を表示部8に表示させる。
図6は、表示部8に表示される注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを設定するための入力画面102の概略図である。入力画面102は、例えば、注目部位の天板11の長手方向における位置を入力させるための入力欄103a、注目部位の天板11の上面に対する高さを入力させるための入力欄103b、注目部位を維持させる高さを入力させるための入力欄103cを有する。
ステップS4において、オペレータは、入力部6を介して注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを図6に示すような入力欄103a、入力欄103b、入力欄103cに入力する。
前述したように、図5は、本実施形態における天板11の平面図である。図5に示すように、本実施形態における天板11は、回動軸aの位置を中心位置とする天板11の長手方向における位置を表す目盛り20と、目盛り20に対応する数値21を有する。数値21は回動軸aの位置からの距離を表しており、例えば数値21の値が+50だった場合、その数値21に対応する目盛り20が、天板11に載置された患者Pの足部から頭部に向く方向に対して回動軸aの位置から50cmだけ離れた位置にあることを示す。
本実施形態では、例えば、寝台の逆起倒に際して患者の不安感を解消させるために、患者の頭部を注目部位とする場合について説明する。まず、オペレータは、天板11が有する目盛り20および数値21に基づいて、注目部位の天板11の長手方向における位置を決める。オペレータは、例えば、注目部位の天板11の長手方向における位置を回動軸aの位置からL1だけ離れた位置に設定する場合、+L1という値を入力欄103aに入力部6を介して入力する。次に、オペレータは、注目部位の天板11の上面に対する高さを決める。オペレータは、例えば、注目部位の天板11の上面に対する高さを天板11の上面に対して垂直上方向にL2だけ離れた位置に設定する場合、+L2という値を入力欄103bに入力部6を介して入力する。最後に、オペレータは、注目部位を維持させる高さを決める。オペレータは、例えば、注目部位を維持させる高さを床面からHだけ離れた位置に設定する場合、Hという値を入力欄103cに入力部6を介して入力する。入力部6は、上記オペレータが入力した値に基づく入力情報を動作制御部13に送信する。オペレータによる注目部位の位置および注目部位を維持させる高さの入力作業が完了すると、フローはステップS5に移行する。
ステップS5において、動作制御部13は、ステップS4で入力部6から受信した入力情報に基づいて、この時点における注目部位の高さがステップS4で設定された注目部位を維持させる高さHになるように寝台昇降機構14による寝台回動機構15の昇降を制御する。上記例に沿って説明すると、この時点における床面23に対する注目部位の高さはH0+L2である。動作制御部13は、H−(H0+L2)だけ寝台回動機構15を昇降させるように寝台昇降機構14を制御する。寝台昇降機構14は、動作制御部13からの制御に従って、寝台回動機構15をH−(H0+L2)だけ昇降させる。寝台昇降機構14による寝台回動機構15の昇降が終了すると、床面23に対する注目部位の高さはHになる。
ステップS6において、オペレータは、例えば入力部6の入力手段として設けられたスイッチを押下し、動作制御部13の制御態様を第1の制御態様から第2の制御態様に切り替えるための情報を入力する。入力部6は、オペレータが入力した情報に基づく入力情報を動作制御部13に送信する。動作制御部13は、第1の制御態様から第2の制御態様に切り替えるための入力情報を受信すると、ステップS4において入力部6から受信した注目部位の位置および注目部位を維持させる高さに係る入力情報と基本関数に基づく制御用関数に基づいて、寝台昇降機構14による寝台回動機構15の昇降を制御する態様、即ち、第2の制御態様になる。
以下、基本関数および制御用関数の詳細を説明する。
図7は、仮に回動軸aの高さを維持し寝台10を起倒動させた場合の天板11の正面図である。図7において、鎖線で描画された天板11aは起倒前の状態の天板11であり、実線で描画された天板11bは起倒後の状態の天板11である。図7に示す通り、起倒前の注目部位22aの床面23に対する高さはHであり、注目部位22aは、患者の足部から頭部を向く方向に対して回動軸aの位置からL1だけ離れ、天板11aの上面に対して垂直上方向にL2だけ離れて位置する。回動軸aの位置から注目部位22aまでの距離をR、天板11の上面に対する注目部位22aの角度をαと定義すると、Rとαは次の数式で表現される。
Figure 0006162456
上記起倒前の寝台10の起倒角度Θは基準角度であり、この起倒角度ΘをΘ1とすると、注目部位22aの位置は注目部位22bの位置に移動し、その高さは次の数式で表現される量だけ低くなる。
Figure 0006162456
一方、図8は、注目部位の高さを維持し寝台10を起倒動させた場合の天板11の正面図である。図8において、鎖線で描画された天板11cは起倒前の状態の天板11であり、実線で描画された天板11dは注目部位の高さを維持した起倒後の状態の天板11である。なお、図8に示す通り、起倒前の注目部位22cの床面23に対する高さはHであり、注目部位22cは、患者の足部から頭部を向く方向に対して回動軸aの位置からL1だけ離れ、天板11cの上面に対して垂直上方向にL2だけ離れて位置する。また、Rとαは数式(1)のように表現される。
上記の起倒前の状態から注目部位22cの高さを維持しつつ寝台10の起倒角度ΘをΘ1とすると、床面23に対する回動軸aの高さは起倒前より数式(2)で表現される量だけ高くなる。
したがって、注目部位の高さを維持しながら寝台10を起倒させる場合の床面23に対する回動軸aの高さhは、次の数式で表現される。
Figure 0006162456
なお、数式(3)で表現されるhの関数が前述の基本関数に相当する。また、数式(1)にステップS4においてオペレータが入力したL1とL2を組み込むことで得られたRおよびαとステップS4においてオペレータが入力したHを、数式(3)に組み込むことで起倒角度Θのみを変数とする関数h(Θ)が得られる。なお、この関数h(Θ)が制御用関数に相当する。
また、図9は、注目部位の高さを維持させる場合における起倒角度Θと寝台昇降機構14による寝台10の上昇量の関係を示す概念図である。図9に示すように、ある単位長さrを定義したとき、R=2rの場合の方がR=rの場合より、起倒角度Θに対する寝台10の上昇量を大きくさせる必要がある。また、本実施形態における注目部位の高さを維持させる場合における起倒角度Θと寝台昇降機構14による寝台10の上昇量の関係は、図9に示すような曲線で表現され、例えば、特許第4461666号における起倒角度と天板昇降高さの関係のように直線で表現されない。
ステップS7において、オペレータは、例えば入力部6の入力手段として設けられたレバーを用いて、起倒角度Θが所望の角度になるような情報を入力する。入力部6は、オペレータが入力した情報に基づく入力情報を動作制御部13に送信する。動作制御部13は、入力部6から受信した入力情報に従って、起倒角度Θが所望の角度になるように寝台回動機構15を制御する。また、同時に動作制御部13は、入力部6から受信した起倒角度Θを示す入力情報と、上記制御用関数h(Θ)とに基づいて、寝台昇降機構14による寝台回動機構15の昇降を制御する。寝台回動機構14は、動作制御部13からの制御に従って寝台10を回動させ起倒動させる。また、寝台昇降機構15は、動作制御部13からの制御に従って寝台回動機構15を昇降させる。
ステップS8において、寝台10の起倒動作を終了する。なお、ステップS8の後は、例えば通常のX線画像の撮影が行われる。
以上で説明したように、本実施形態におけるX線診断装置は、寝台10の起倒角度Θを変数とする寝台10の高さの関数h(Θ)に基づいて寝台10の高さhを制御し、オペレータによって設定された注目部位の高さを維持しながら寝台10の起倒動作を行うことができる。これによって、例えば、寝台10の起倒動作に際し、滑り落ちを防止するために介添え者が患者を支える場合、患者を支える部位の近辺を注目部位とすることで患者を支える高さが一定になり、介添え者は患者を支えやすくなる。また、例えば、寝台10の周りに周辺機器が配置されている場合、寝台10の当該周辺機器の近辺を注目部位とすることで、起倒時に寝台10などの構成と当該周辺機器との干渉を防止することができる。更に、例えば、注目部位が天板11に載置される患者の頭部付近だった場合、逆起倒時に頭部付近の高さが下がることに対する患者の強い不安感を解消することができる。
本実施形態ではオペレータが入力部6に数値を入力することで注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを指定していたが、変形例の一つとして、表示部8に表示されたX線診断装置の概略図などから注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを指定しても良い。
図10は、表示部8に表示されるX線診断装置の概略図である。この概略図は、例えば、予め記憶部5に記憶されており、システム制御部7からの指示に基づいて、図4を用いて説明した本実施形態のフローにおけるステップS3への移行時に表示部8に表示される。この場合、オペレータは、例えば入力部6に備えられたマウスを介して、表示部8に表示されたX線診断装置の概略図における所望の部位をカーソル24で指定し、注目部位の位置や注目部位を維持させる高さを指定する。動作制御部13は、表示部8に表示されたX線診断装置の概略図におけるカーソル24で指定された注目部位の位置と注目部位を維持させる高さに基づいて、寝台昇降機構14と寝台回動機構15を制御する。上記の場合、例えば表示部8が入力部6と一体になったタッチパネルであり、オペレータが表示部8にタッチすることで注目部位の位置や注目部位を維持させる高さを指定しても良い。これによって、オペレータは、より感覚的に注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを指定することが可能になる。
また、本実施形態では、オペレータの任意で注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを指定する仕様について説明したが、あらかじめ注目部位の位置や注目部位を維持させる高さのパターンがいくつか用意されており、オペレータが入力部6を介して所望のパターンを選択するような仕様でもよい。この場合、例えば図5に示すような各目盛り20に対応するボタンが表示部8に入力画面として表示され、オペレータがマウスなどを介してボタンを押下することで、押下されたボタンに対応する目盛り20の位置を示す情報が注目部位の天板11の長手方向における位置を示す情報として動作制御部13に送信される。これによって、より簡便な入力で注目部位の位置および注目部位を維持させる高さを指定することが可能になる。
本実施形態では、起倒角度Θに基づいて回動軸aの高さを決定させる仕様について説明したが、起倒角度Θの変化量に基づいて回動軸aの高さを決定させても良い。
本実施形態では、一例として保持部9が寝台昇降機構14と寝台回動機構15を備える場合について説明したが、保持部9が寝台昇降機構14と寝台回動機構15を介して寝台10を保持するような構成であれば、例えば寝台10自身がモータなどの動作機構を備えており、当該動作機構によって寝台10を昇降・回動させても良い。
本実施形態では、注目部位の位置を決めるにあたって、注目部位の天板11の長手方向における位置と天板11の上面に対する高さをオペレータが入力する使用について説明したが、オペレータが入力するのは注目部位の天板11の長手方向における位置だけでも良い。その際、注目部位の天板11の上面に対する高さは所定の高さになる。なお、当該所定の高さはオペレータが入力部6を介して変更できても良い。
本実施形態では、回動軸aが天板11の上面における天板11の長手方向の中心にある場合について説明したが、その限りではない。例えば、回動軸aは、天板11の上面になくとも良い。この場合、例えば天板11に対する注目部位の高さと回動軸aの高さの差が本実施形態におけるL2に相当する。あるいは、回動軸a天板11の長手方向の中心になくとも良い。この場合、本実施形態と同様に、注目部位の天板11の長手方向における位置は回動軸aから注目部位までの距離となる。
更に、注目部位の天板11に対する高さが回動軸aの天板11に対する高さと同じであり、例えば保持部9が天板11の長手方向に寝台10を移動させる図示しない寝台移動機構を備えている場合、当該寝台移動機構によって注目部位の位置が回動軸aの位置になるように寝台10を移動させた後で寝台10の起倒を行うような仕様も本実施形態の範疇である。この変形例において、注目部位の位置は寝台10の回動の中心位置になるため、寝台10の昇降を行わずとも注目部位の高さは変化せず、本実施形態と同様の効果が得られる。
あるいは、保持部9が、寝台昇降機構14と寝台回動機構15に加え、寝台10を水平且つ回動軸aに対して垂直な方向に移動させる寝台水平移動機構を備えており、寝台10の昇降、回動、水平移動を行えても良い。この場合、寝台10の回動によって鉛直方向に昇降する注目部位の高さは寝台を昇降させることで維持することができ、寝台10の回動によって天板11の水平方向に移動する注目部位の水平方向の位置は寝台10の水平移動によって維持することができる。これによって、寝台10を回動させた場合でも、注目部位の位置を維持することができる。
上記説明では、第2の制御態様において動作制御部13が寝台10の回動と昇降を同時に制御する場合について説明したが、例えば回動と昇降を微量だけ交互に行わせることによって注目部位の高さを維持させるように寝台10の動作を制御しても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・X線制御部
2・・・X線照射部
3・・・X線検出部
4・・・画像データ生成部
5・・・記憶部
6・・・入力部
7・・・システム制御部
8・・・表示部
9・・・保持部
10・・・寝台
11、11a、11b、11c、11d・・・天板
12・・・支柱部
13・・・動作制御部
14・・・寝台昇降機構
15・・・寝台回動機構
16・・・支柱部移動機構
17・・・支柱部回動機構
18・・・天板移動機構
19・・・X線照射部進退機構
20・・・目盛り
21・・・数値
22a、22b、22c、22d・・・注目部位
23・・・床面
24・・・カーソル
100・・・照射範囲
101・・・フットレスト
102・・・入力画面
103a、103b、103c・・・入力欄

Claims (4)

  1. 天板を備える寝台と、
    前記寝台を前記天板の短手方向に平行な軸を中心に回動させて起倒動させ、前記寝台を前記天板の長手方向に移動させる動作機構と、
    前記動作機構を介して前記寝台を保持する保持部と、
    注目部位の位置を指定する情報を入力可能な入力部と、
    前記入力部で入力された前記注目部位の位置を指定する情報に基づく注目部位の高さを略一定に維持するように前記動作機構による前記寝台の動作を制御する動作制御部と、
    を備え
    前記動作制御部は、前記注目部位の位置が前記軸の位置になるように前記寝台を移動させた後に前記寝台を起倒動させる、X線診断装置。
  2. 前記天板は、前記天板の長手方向における位置を示す情報を備える請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記天板の長手方向における位置を示す情報は、目盛り又は数値のうち少なくとも一方を含む請求項2に記載のX線診断装置。
  4. 前記入力部に入力される前記注目部位の位置を指定する情報は、前記注目部位の前記天板の長手方向における位置を指定する情報である請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のX線診断装置。
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