JP6158988B1 - 筐体分離機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器のメンテナンス時に電子機器を格納した筐体を移動させる際に安定した状態で円滑に移動させる。【解決手段】筐体分離機構1において、一対のレール部11は、筐体2aの底部枠体21aから張り出して底部枠体21aに具備される。一対のレール部12は、レール部11の一端から回転軸14の回転によって移動過程で静止可能に延出する一方で収容が可能となっている。一対のレール部13は、筐体2bの底部枠体21bから張り出して底部枠体21bに具備される一方でレール部12の一端から回転軸15の回転によって移動過程で静止可能に延出する一方で収容が可能となっている。第一傾き吸収部材5aは、底部枠体21aとレール部11との間でレール部11の傾きを吸収する。第二傾き吸収部材5bは、底部枠体21bとレール部13との間でレール部13の傾きを吸収する。【選択図】図5

Description

本発明は電子機器を格納する一対の筐体を会合可能に分離させる機構に関する。
電子機器を格納する筐体としては例えば特許文献1〜3に開示の筐体が挙げられる。
特許文献1の筐体は、筐体本体から電子機器を引き出して、電子機器のメンテナンスが行えるようになっている。また、特許文献2,3に開示された筐体は、その筐体本体を建屋壁面から移動させて、筐体本体と建屋壁面との間にメンテナンススペースを確保できるようになっている。
特開平7−307586号公報 特開平11−145631号公報 特開2002−176277号公報
従来の筐体は、筐体本体に電子機器が大掛かりに搭載された場合、電子機器のメンテナンス時に筐体本体を移動させる際に、建屋床面の傾斜や歪みの影響を受けて、筐体本体を安定した状態で円滑に移動できないことがある。
本発明は、以上の事情に鑑み、電子機器のメンテナンス時に電子機器を格納した筐体を移動させる際に安定した状態で円滑に移動させることを課題とする。
そこで、本発明の筐体分離機構の一態様は、電子機器を格納する一対の筐体のうち一方の筐体の枠体から張り出して当該枠体において並列に具備される一対の第一のレール部と、前記一対の筐体のうちの他方の筐体の枠体から張り出して当該枠体に並列に具備された状態で前記第一のレール部の一端から延出可能に収容される一対の第二のレール部と、前記第一のレール部の一端から前記第二のレール部を移動過程で静止可能に延出及び収容させるレール移動機構と、前記一方の筐体の枠体と前記第一のレール部との間に介在した状態で当該第一のレール部の傾きを吸収する第一傾き吸収部材と、前記他方の筐体の枠体と前記第二のレール部との間に介在した状態で当該第二のレール部の傾きを吸収する第二傾き吸収部材とを有する。
前記筐体分離機構の一態様は、前記第一のレール部の一端から延出可能に収容される一対の第三のレール部をさらに有し、前記レール移動機構は、前記第三のレール部の一端から前記第二のレール部を移動過程で静止可能に延出及び収容させる。
前記筐体分離機構の一態様は、前記筐体分離機構は前記一対の筐体の底部枠体または上部枠体に具備される。
以上の本発明によれば、電子機器のメンテナンス時に電子機器を格納した筐体を移動させる際に安定した状態で円滑に移動できる。
本発明の第一実施形態における筐体分離機構を備えた筐体の斜視図。 上部カバー、側面カバー、下端付近の正面カバーが取り外された状態の前記筐体の斜視図。 (a)は第二のレール部並びに第三のレール部が収容された状態の前記筐体分離機構の斜視図、(b)は当該第三のレール部が延出した状態の当該筐体分離機構の斜視図、(c)は当該第三のレール部並びに当該第二のレール部が延出した状態の当該筐体分離機構の斜視図。 (a)は第三のレール部並びに第二のレール部が収容された状態の前記筐体分離機構の平面図、(b)は当該第三のレール部並びに当該第二のレール部が延出した状態の当該筐体分離機構の平面図、(c)は当該筐体分離機構の側面図、(d)は当該筐体分離機構の正面図。 (a)本発明の第二実施形態における筐体分離機構の平面図、(b)は当該筐体分離機構のA−A断面図。 (a)は第一傾き吸収部材の配置状態の拡大断面図、(b)は第二傾き吸収部材の配置状態の拡大断面図。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第一実施形態]
図1に例示された本実施形態の筐体分離機構1は、図示省略の電子機器を格納する一対の筐体2を一方の筐体2aと他方の筐体2bとに分離及びその会合を行う機構である。
筐体分離機構1は、図2に示したように、筐体2a,2bの枠体、より具体的には、筐体2a,2bの底部枠体21a,21b並びに上部枠体22a,22bに具備されている。
底部枠体21a,21bに具備された筐体分離機構1は、一対のレール部11と、一対のレール部12と、一対のレール部13と、レール部11,レール部12の一端からレール部12,レール部13を各々延出及び収容させるレール移動機構とを有する。
上部枠体22a,22bに具備された筐体分離機構1は、前記レール移動機構を有しないこと以外は、底部枠体21a,21bに具備された筐体分離機構1と同じ構成となっている。尚、前記レール移動機構は、底部枠体21a,21bに具備されているが、筐体2a,2bの規模に応じて、上部枠体22a,22b、底部枠体21a,21bのいずれかまたは両方に具備される。
(レール移動機構の態様例)
レール移動機構は、レール部11の一端からレール部12を延出させることにより、会合状態の筐体2a,2bを分離させる。
前記レール移動機構は、前記一対のレール部11を並列に連結させる並列連結部材31と、この並列連結部材31に具備された状態でレール部11の一端からレール部12を移動過程で静止可能に延出及び収容させる本発明の第二の駆動機構に相当する駆動機構(以下、第二駆動機構)を有する。
前記レール移動機構は、前記一対のレール部13を並列に連結させる並列連結部材32と、この並列連結部材32に具備された状態でレール部12の一端からレール部13を移動過程で静止可能に延出及び収容させる本発明の第一の駆動機構に相当する駆動機構(以下、第一駆動機構)をさらに有する。
(第一駆動機構,第二駆動機構の態様例)
第二駆動機構は、前記一対のレール部12の間に配置される回転軸14と、並列連結部材31の正面側の部位にて回転軸14に螺着される支持部41を有する。
第一駆動機構は、前記一対のレール部13の間に配置される回転軸15と、回転軸14の一端側を回転可能に支持する一方で回転軸15に螺着される支持部42と、並列連結部材32の正面側の部位にて回転軸15の一端側を回転可能に支持する支持部43とを有する。
回転軸14,回転軸15の態様としては、例えば、支持部41,支持部42にそれぞれ軸受けとして適用されたナットと螺合するボルトが適用される。
回転軸14,回転軸15の正面側の端部には、回転軸14,回転軸15を回転させる工具の回転軸の一端部と嵌合する工具受け部16,17が具備されている。
工具受け部16,17の態様としては、前記工具の回転軸が多角柱状(例えば六角柱)である場合には、この回転軸と嵌合する多角穴付き(例えば六角穴付き)のねじ頭が挙げられ、このねじ頭が回転軸14,回転軸15の端部に固着される。
支持部41,支持部42は回転軸14,回転軸15と螺合する軸受けを備えている。この軸受けの態様としては、例えば、回転軸14,回転軸15として適用されたボルトと螺合するナットが適用される。
尚、前記第一駆動機構,第二駆動機構は、レール部12,レール部13を移動過程で静止可能に往復動作させることができればよいので、特に上記の態様に限定されない。すなわち、前記第一駆動機構,第二駆動機構の他の態様例としては、回転軸14,回転軸15の代わりに、例えば、エアシリンダ,油圧シリンダ等を適用した態様が挙げられる。この態様も本発明の第一駆動機構,第二駆動機構の一態様となる。
(レール部11,レール部12,レール部13の態様例)
レール部11は、図2に示したように、前記一対の筐体2のうち一方の筐体2aの底部枠体21aから張り出して底部枠体21aに一対に具備される。
レール部12は、前記レール移動機構(回転軸14の回転)によってレール部11の一端から移動過程で静止可能に延出すると共に収容可能となっている。
レール部13は、前記一対の筐体2のうち他方の筐体2bの底部枠体21bから張り出して底部枠体21bに一対に具備される一方で前記レール移動機構(回転軸15の回転)によってレール部12の一端から移動過程で静止可能に延出する共に収容可能となっている。尚、底部枠体21bの下面の四方角部付近には、車輪23が具備されている。
また、レール部11の上面には、一対の筐体2a,2bが会合した際に他方の筐体2b内に収容可能に並列連結部材31が配置固定されている。
一方、レール部13の下面には、他方の筐体2b内に収容された状態で配置される並列連結部材32が配置固定されている。
レール部11は、筐体分離機構1が上部枠体22a,22bに具備される場合、図2に示したように、一方の筐体2aの上部枠体22aから張り出して上部枠体22aに一対に具備される。一方、レール部13は、他方の筐体2bの上部枠体22bから張り出して上部枠体22bに一対に具備される。
(並列連結部材31の態様例)
並列連結部材31は、矩形板状の鋼材から成り、その本体部には円形の孔33が複数配置形成されることにより軽量化が図られている。
並列連結部材31の正面側の部位(本態様例では並列連結部材31の下面における正面側の部位)には、第一駆動機構の支持部41が配置固定されている。
並列連結部材31の下面には、レール部12がレール部11に収容された際に回転軸14を水平支持する水平支持部34が具備されている。
並列連結部材31は、レール部11を等間隔に並列させる構造物であればよいので、特に上記の態様に限定されない。すなわち、並列連結部材31の他の態様例としては、例えば、H型矩形板状、横長矩形板状、スノコ状に配置される複数の横長矩形板状の構造物等が挙げられる。
(並列連結部材32の態様例)
並列連結部材32も、矩形板状の鋼材から成り、その本体部には、並列連結部材31と同様に、円形の孔33が複数配置形成されることにより軽量化が図られている。
並列連結部材32の上面には、前記一対のレール部13と平行に移動可能に第二駆動機構の支持部42が具備されている。
並列連結部材32の正面側の部位(本態様例では下面における正面側の部位)には、第二駆動機構の支持部43が具備されている。
また、並列連結部材32の上面には、支持部42を前記一対のレール部13と平行に案内する案内部44が具備されている。
並列連結部材32も、レール部13を等間隔に並列させる構造物であればよいので、特に上記の態様に限定されない。すなわち、並列連結部材32の他の態様例としては、例えば、H型矩形板状、横長矩形板状、スノコ状に配置される複数の横長矩形板状の構造物等が挙げられる。
(筐体分離機構1の動作例)
図1〜4を参照しながら筐体分離機構1の動作例について説明する。
先ず、筐体2aと筐体2bを分離させる際の筐体分離機構1の動作例について説明する。
筐体2aと筐体2bとが会合状態である場合、図3(a),図4(a)に示されたように、レール部12はレール部11に収容されると共にレール部13はレール部12に収容された状態となっている。ここで、図1の筐体2bの底部正面カバー24が取り外されると、図2に示された底部枠体21bの正面下端部から回転軸14,回転軸15の工具受け部16,17が露出する。
次いで、図3(a)に示された回転軸14の工具受け部16に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を反時計回り方向に回転させると、支持部41からその正面側に回転軸14が送り出される。このとき、図3(b)に示したように、レール部12がレール部11の正面側端部から延出すると共に、上部枠体22a,22bにおいてはレール部11の一端からレール部12が延出し、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の前方に床面を転動する。そして、回転軸14の一端部のストッパーが支持部41と当接すると、前記延出の分だけ筐体2の前方向に筐体2bが離れた状態となる。
次いで、筐体2aと筐体2bとの間にスペースをさらに確保したい場合、回転軸15の工具受け部17に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を反時計回り方向に回転させると、支持部42からその正面側に回転軸15が送り出される。このとき、図3(c),図4(b)(c)に示したように、レール部13がレール部12の正面側端部から延出し、上部枠体22a,22bにおいてはレール部12の一端からレール部13が延出し、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の前方に床面を転動する。そして、この回転軸15の背面側端部のストッパーが支持部42と当接すると、前記延出の分だけ筐体2aと筐体2bとがさらに離間した状態となる。
以上のように筐体2aと筐体2bとが分離した状態となり図1に示したように筐体2aと筐体2bとの間にメンテナンススペースが確保される。その後、例えば、筐体2a内に電子部品として端子台が格納される一方で筐体2b内に図示省略の電子機器が格納される。そして、筐体2aと筐体2bとの間に介入した作業員による配線作業によって前記端子台と前記電子機器とが電気的に接続される。
次に、筐体2aと筐体2bを会合させる際の筐体分離機構1の動作例について説明する。
前記配線作業が完了すると筐体2aと筐体2bと会合操作が行われる。すなわち、図3(c),図4(b)(c)に示された回転軸15の工具受け部17に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を時計回り方向に回転させると、回転軸15が支持部42の背面側に送り込まれる。このとき、レール部13がレール部12内に送り込まれ、上部枠体22a,22bにおいてもレール部13がレール部12に送り込まれ、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の後方に床面を転動する。そして、この回転軸15の他端部のストッパーが支持部42と当接すると、図3(b)に示したようにレール部13がレール部12に収容され、この収容の分だけ筐体2aと筐体2bとの間隔が縮小した状態となる。
そして、回転軸14の工具受け部16に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を時計回り方向に回転させると、回転軸14が支持部41の背面側に送り込まれる。このとき、レール部12がレール部11内に送り込まれ、上部枠体22a,22bにおいてもレール部12がレール部11に送り込まれ、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の後方に床面を転動する。そして、回転軸14の一端部のストッパーが支持部41と当接すると、図3(a),図4(a)に示したようにレール部12がレール部11に収容され、このとき、筐体2aと筐体2bとが会合した状態となる。
(本実施形態の効果)
以上の筐体分離機構1は、レール部11の一端からレール部12がレール移動機構によって延出可能となっている一方でレール部12の一端からレール部13がレール移動機構によって延出可能なっている。よって、筐体2aと筐体2bとが分離可能となり、筐体2aと筐体2bとの間にメンテナンススペースを確保できる。
特に、並列連結部材31に具備された支持部41は回転軸14と螺合した状態となっており、回転軸14の回転によりレール部12をレール部11から移動過程で静止可能に収容及び延出させることができる。また、並列連結部材32に具備された支持部42は回転軸14並びに回転軸15を軸支すると共に回転軸15と螺合した状態となっており、回転軸15の回転によりレール部13をレール部12から移動過程で静止可能に収容及び延出させることができる。
したがって、他方の筐体2bの移動過程で任意の位置で筐体2bを静置させることが可能となり、筐体2bの移動中の安全性を確保させながらも、筐体2aと筐体2bとの間に任意領域のスペースを確保できる。よって、筐体2a,2b内に電子機器が大掛かりに搭載された場合であっても、電子機器のメンテナンス時に筐体2bを移動させる際の作業員の安全性を確保できる。
また、並列連結部材31及び並列連結部材32は矩形板状を成しているので、レール部11及びレール部13の補強も図れる。
さらに、支持部42は案内部44によって一対のレール部13と平行に案内されるので、他方の筐体2bに対する一方の筐体2aの会合精度が維持される。
さらに、回転軸14,回転軸15の正面側の端部には、回転軸14,回転軸15を回転させる工具の回転軸の一端部と嵌合する工具受け部17が具備されているので、筐体2の正面側からの筐体2aと筐体2bの分離、会合の操作を行える。
そして、筐体2bの底部枠体21bの車輪23は床面上を転動可能となっているので、前記分離、会合の操作をよりスムーズに行える。
[第二実施形態]
図5,図6に示された本態様の筐体分離機構1は、第一実施形態の態様において、一方の筐体2aの底部枠体21aとレール部11との間に介在した状態でレール部11の傾きを吸収する第一傾き吸収部材5aをさらに有する。また、他方の筐体2bの底部枠体21bとレール部13との間に介在した状態でレール部13の傾きを吸収する第二傾き吸収部材5bをさらに有する。
第一傾き吸収部材5aは、一方の筐体2aの底部枠体21aと並列連結部材31との間に介在された状態でボルト51とナット52とによって固定される。一方、第二傾き吸収部材5bは、他方の筐体2bの底部枠体21bと並列連結部材32との間に介在した状態でボルト51とナット52とによって配置固定される。
また、筐体分離機構1が上部枠体22a,22bに具備される場合、第一傾き吸収部材5aは上部枠体22aとレール部11との間に介在配置される。一方、第二傾き吸収部材5bは、上部枠体22bとレール部13と間に介在配置される。
第一傾き吸収部材5a,第二傾き吸収部材5bとしては、EPDM、シリコーンゴム、ウレタンゴムに例示される材料からなるゴムワッシャ、鋼材からなる板バネ、コイルバネ若しくはヒンジ等が例示される。
以上の筐体分離機構1によれば、筐体2a,2bの底部枠体21a,21b及び上部枠体22a,22bにおいて、第一傾き吸収部材5aによってレール部11の傾きが吸収されると共に、第二傾き吸収部材5bによってレール部13の傾きが吸収される。
したがって、本実施形態の筐体分離機構1によれば、第一実施形態の効果に加えて、筐体2bを移動させる際の安定性が十分に確保される。そして、これにより、建屋床面の傾斜や歪みに影響を受けることなく、筐体2aと筐体2bの分離及び会合の操作をより安定した状態で円滑に行うことができる。
[第三実施形態]
本発明は、上記の第一実施形態及び第二実施形態の態様に限定されるものではなく、例えば、筐体2の立地条件等に応じて、特許請求の範囲内で変更して実施することができる。
すなわち、本発明の他の態様としては、例えば、第一実施形態若しくは第二実施形態の筐体分離機構1において、第三のレール部であるレール部12を備えていない以下の態様が挙げられる。
本態様の筐体分離機構1は、一対の筐体2のうち一方の筐体2aの底部枠体21aから張り出して底部枠体21aにおいて並列に具備される一対のレール部11と、他方の筐体2bの底部枠体21bから張り出して底部枠体21bに具備された状態でレール部11の一端から延出可能に収容される一対のレール部13と、レール部11の一端からレール部13を移動過程で静止可能に延出及び収容させるレール移動機構とを有する。そして、この態様も本発明の一態様となる。
前記レール移動機構は、筐体2bの底部枠体21bに並列に具備された状態でレール部13を並列に連結させる並列連結部材32と、この並列連結部材32に具備された状態でレール部11の一端からレール部13を移動過程で静止可能に延出及び収容させる第一の駆動機構とを有する。
前記第一の駆動機構は、レール部13の間に配置される回転軸15と、この回転軸15に螺着される支持部42と、並列連結部材32の正面側の部位にて回転軸15の一端側を回転可能に支持する支持部43とを有する。
本実施形態においても、筐体分離機構1は、筐体2a,2bの上部枠体22a,22bに具備され、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、前記レール移動機構が具備されない態様となる。また、前記レール移動機構は、筐体2a,2bの規模に応じて、上部枠体22a,22b、底部枠体21a,21bのいずれかまたは両方に具備される。
以上の第三実施形態の筐体分離機構1も、第一実施形態または第二実施形態の筐体分離機構1と同様の効果が得られることは明らかである。
[産業上の利用可能性]
以上説明した本発明の筐体分離機構1は、例えば、電気設備として供される制御配電盤やコンピュータを収納する制御盤等に有効利用できる。
1…筐体分離機構
2,2a,2b…筐体
5a…傾き吸収部材、5b…第二傾き吸収部材
11…レール部(第一のレール部)
12…レール部(第三のレール部)
13…レール部(第二のレール部)
14…回転軸(第二の回転軸)、16…工具受け部
15…回転軸(第一の回転軸)、17…工具受け部
21a,21b…底部枠体、23…車輪
22a,22b…上部枠体
31…並列連結部材(第二の並列連結部材)、41…支持部(第三の支持部)
32…並列連結部材(第一の並列連結部材)、42…支持部(第一の支持部)、43…支持部(第二の支持部)、44…案内部

Claims (3)

  1. 電子機器を格納する一対の筐体のうち一方の筐体の枠体から張り出して当該枠体において並列に具備される一対の第一のレール部と、
    前記一対の筐体のうちの他方の筐体の枠体から張り出して当該枠体に並列に具備された状態で前記第一のレール部の一端から延出可能に収容される一対の第二のレール部と、
    前記第一のレール部の一端から前記第二のレール部を移動過程で静止可能に延出及び収容させるレール移動機構と
    前記一方の筐体の枠体と前記第一のレール部との間に介在した状態で当該第一のレール部の傾きを吸収する第一傾き吸収部材と、
    前記他方の筐体の枠体と前記第二のレール部との間に介在した状態で当該第二のレール部の傾きを吸収する第二傾き吸収部材と
    を有する筐体分離機構。
  2. 前記第一のレール部の一端から延出可能に収容される一対の第三のレール部をさらに有し、
    前記レール移動機構は、前記第三のレール部の一端から前記第二のレール部を移動過程で静止可能に延出及び収容させる
    請求項1に記載の筐体分離機構。
  3. 前記筐体分離機構は、前記一対の筐体の底部枠体または上部枠体に具備される
    請求項1に記載の筐体分離機構。
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