JP6480759B2 - 救助工作車 - Google Patents

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Description

本発明は、収納庫内で回転自在に保持された回転枠を備えた救助工作車に関し、更に詳しくは、回転枠により形成されるデッドスペースを小さくして収納庫の空間利用率を高めることを可能にした救助工作車に関する。
救助工作車は、火災現場や事故現場等において救助活動を行うに際して必要とされる様々な機材や工具を搭載した車両である。このような救助工作車は、車体上に設置された収納庫を備え、その収納庫内に救助作業で使用される機材や工具等を収納するようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
救助工作車において、収納庫内の限られた空間を効率良く利用するために、収納庫には上板と底板と一対の側板とから構成された回転枠が回転自在に設置されている。回転枠には必要に応じて棚が形成されていて、それ自体に工具等を収納することが可能であるが、収納庫における回転枠の後方側にも更なる収納空間が確保される。
図7は従来の救助工作車における回転枠を示すものである。図7に示すように、回転枠41は収納庫40の側壁に対してヒンジ42を介して片持ち状態で取り付けられている。しかしながら、上記のような取り付け構造を採用した場合、収納庫40の側壁と回転枠41との間にヒンジ42の軸部材が配置されるため、両者間の隙間Gが大きくなり、その分だけデッドスペースが形成されることになる。これに対して、救助工作車においては、必要と想定される機材を可能な限り多く搭載したいという要望があるため、上述のようなデッドスペースを可及的に減らすことが求められている。
特開平10−100796号公報 特開2013−43463号公報
本発明の目的は、回転枠により形成されるデッドスペースを小さくして収納庫の空間利用率を高めることを可能にした救助工作車を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の救助工作車は、車体上に設置された収納庫と、該収納庫の上部に設置されたシャッターと、該収納庫内で回転自在に保持されていて上板と底板と一対の側板とから構成された回転枠とを備えた救助工作車において、前記回転枠を前記シャッターの下側に配置し、前記収納庫における前記回転枠及び前記シャッターの後方側に収納空間を形成し、前記回転枠の上板に上方へ突出した上側軸部材を設け、前記回転枠の底板に下方へ突出した下側軸部材を設け、これら上側軸部材の中心軸及び下側軸部材の中心軸を同一直線上に配置すると共に、前記収納庫の側壁に前記上側軸部材を回動自在に保持する上側軸受け部材を配設し、前記収納庫の底壁に前記下側軸部材を回動自在に保持する下側軸受け部材を配設し、前記上側軸部材の中心軸及び前記下側軸部材の中心軸から前記回転枠の側面までの距離を60mm〜110mmとし、前記上側軸部材の中心軸及び前記下側軸部材の中心軸から前記回転枠の前面までの距離を60mm〜110mmとしたことを特徴とするものである。
本発明では、回転枠の上板に上方へ突出した上側軸部材を設け、回転枠の底板に下方へ突出した下側軸部材を設け、これら上側軸部材の中心軸及び下側軸部材の中心軸を同一直線上に配置すると共に、収納庫の側壁に上側軸部材を回動自在に保持する上側軸受け部材を配設し、収納庫の底壁に下側軸部材を回動自在に保持する下側軸受け部材を配設したことにより、収納庫の側壁と回転枠との間の隙間を可及的に小さくすることができる。従って、回転枠により形成されるデッドスペースを小さくして収納庫の空間利用率を高めることが可能なる。また、上記支持構造によれば、回転枠をしっかりと支持することができ、かつ回転枠の開閉動作を円滑に行うことができる。
本発明において、収納庫の側壁と回転枠との間の隙間は5mm〜50mmとすることが好ましい。これにより、デッドスペースを小さくしながら回転枠の開閉動作を円滑に行うことが可能なる。
また、上側軸部材の中心軸及び下側軸部材の中心軸から回転枠の側面までの距離は0mm〜150mmとし、上側軸部材の中心軸及び下側軸部材の中心軸から回転枠の前面までの距離は0mm〜150mmとすることが好ましい。これにより、回転枠をしっかりと支持しながら回転枠の開閉動作を円滑に行うことが可能なる。
本発明の実施形態からなる救助工作車を示す側面図である。 本発明において救助工作車に搭載される回転枠を示す正面図である。 本発明において救助工作車に搭載される回転枠を示す側面図である。 本発明において救助工作車に搭載される回転枠を示す上面図である。 回転枠の上部の支持構造を拡大して示す断面図である。 回転枠の下部の支持構造を拡大して示す断面図である。 従来の救助工作車に搭載される回転枠を示す正面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態から救助工作車を示し、図2〜図6は救助工作車に搭載される回転枠を示すものである。
図1に示すように、本実施形態の救助工作車は、前輪1及び後輪2を備えた車体3の後部に収納庫4を備えている。また、収納庫4の上部には梯子5が搭載され、車体3の後部にはクレーン6が搭載されているが、必要に応じて他の機材等を搭載することが可能である。収納庫4には複数のシャッター7が設けられており、これらシャッター7が上下方向に開閉自在に構成されている。
図2〜図4に示すように、収納庫4の内部には回転枠10が回転自在に保持されている。この回転枠10は、上板11と底板12と一対の側板13,14とから構成された矩形の枠体である。回転枠10には不図示の棚やその棚に対応する扉が適宜形成され、棚によって仕切られた空間内に小型の機材や工具が収納されるようになっている。回転枠10の前面にはハンドル15が取り付けられている。また、収納庫4における回転枠10の後方側には収納空間16が形成されている。この収納空間16には他の機材や工具が収納されるようになっている。
上記救助工作車において、回転枠10は上側支持機構20及び下側支持機構30を介して収納庫4に取り付けられている。上側支持機構20は後述する上側軸部材21及び上側軸受け部材26を包含し、下側支持機構30は後述する下側軸部材31及び下側軸受け部材36を包含する。
図5に示すように、回転枠10の上板11には上方へ突出した上側軸部材21が設置されている。上側軸部材21にはフランジ部分が一体的に形成されており、そのフランジ部分が上板11に対して複数のボルト22及び複数のナット23により固定されている。一方、収納庫4の側壁4aには水平方向に突き出したブラケット24が複数のボルト25により固定されている。そして、上側軸部材21を回動自在に保持する上側軸受け部材26にはフランジ部分が一体的に形成されており、そのフランジ部分がブラケット24に対して複数のボルト27及び複数のナット28により固定されている。
図6に示すように、回転枠10の底板12には下方へ突出した下側軸部材31が設置されている。下側軸部材31にはフランジ部分が一体的に形成されており、そのフランジ部分が底板12に対して複数のボルト32及び複数のナット33により固定されている。一方、下側軸部材31を回動自在に保持する下側軸受け部材36にはフランジ部分が一体的に形成されており、そのフランジ部分が収納庫4の底壁4bに対して複数のボルト37により固定されている。そして、上側軸部材21の中心軸A1及び下側軸部材31の中心軸A2を同一直線上に配置されている。
上述のように構成される救助工作車では、収納庫4には火災現場や事故現場等で救助活動を行うに際して必要とされるより様々な機材や工具が搭載される。特に、回転枠10の後方側の収納空間16には比較的大きな機材等が収納され、手前側の回転枠10には比較的小さい工具等が収納される。そして、収納空間16から機材を取り出す際には、回転枠10を手前側に開いた状態で機材の出し入れを行う。また、回転枠10から工具の出し入れは、回転枠10に設けた棚及び扉の構造に応じて、回転枠10を開いた状態又は閉じた状態で行うことができる。
上述した救助工作車においては、回転枠10の上板11に上方へ突出した上側軸部材21を設け、回転枠10の底板12に下方へ突出した下側軸部材31を設け、これら上側軸部材21の中心軸A1及び下側軸部材31の中心軸A2を同一直線上に配置すると共に、収納庫4の側壁4aに上側軸部材21を回動自在に保持する上側軸受け部材26を配設し、収納庫4の底壁4bに下側軸部材31を回動自在に保持する下側軸受け部材36を配設しているので、収納庫4の側壁4aと回転枠10との間の隙間Gを可及的に小さくすることができる。これにより、回転枠10により形成されるデッドスペースが減少し、収納庫4の空間利用率が高くなる。その結果、収納庫4には火災現場や事故現場等で救助活動を行うに際して必要とされるより多くの機材や工具を搭載することが可能になる。また、回転枠10に上記支持構造を設けた場合、回転枠10をしっかりと支持しつつ、その開閉動作を円滑に行うことができる。
上記救助工作車において、収納庫4の側壁4aと回転枠10との間の隙間Gは5mm〜50mmの範囲にあると良い。これにより、デッドスペースを小さくしながら回転枠10の開閉動作を円滑に行うことができる。ここで、隙間Gが5mm未満であると回転枠10の開閉動作を円滑に行うことが難しくなり、逆に50mmを超えるとデッドスペースが大きくなる。
また、上記救助工作車において、上側軸部材21の中心軸A1及び下側軸部材31の中心軸A2から回転枠10の側面までの距離D1は0mm〜150mmの範囲、より好ましくは、60mm〜110mmの範囲に設定し、上側軸部材21の中心軸A1及び下側軸部材31の中心軸A2から回転枠10の前面までの距離D2は0mm〜150mmの範囲、より好ましくは、60mm〜110mmの範囲に設定すると良い。このように上側軸部材21の中心軸A1及び下側軸部材31の中心軸A2を回転枠10の角部の近傍(図4参照)に配置することにより、回転枠10をしっかりと支持しながら回転枠10の開閉動作を円滑に行うことができる。ここで、上側軸部材21の中心軸A1及び下側軸部材31の中心軸A2が回転枠10の角部に近付き過ぎると回転枠10の支持が不安定になり、逆に回転枠10の角部から離れ過ぎていると回転枠10の開閉動作を円滑に行うことが難しくなる。
上述した実施形態においては回転枠を向かって左側の側壁に対して取り付けるようにしているが、本発明では回転枠を向かって右側の側壁に対して取り付けるようにしても良い。
また、収納庫には少なくとも1つの回転枠を設置することが必要であるが、複数の回転枠を設置するようにしても良い。
3 車体
4 収納庫
7 シャッター
10 回転枠
11 上板
12 底板
13,14 側板
15 ハンドル
16 収納空間
20 上側支持機構
21 上側軸部材
26 上側軸受け部材
30 下側支持機構
31 下側軸部材
36 下側軸受け部材

Claims (2)

  1. 車体上に設置された収納庫と、該収納庫の上部に設置されたシャッターと、該収納庫内で回転自在に保持されていて上板と底板と一対の側板とから構成された回転枠とを備えた救助工作車において、前記回転枠を前記シャッターの下側に配置し、前記収納庫における前記回転枠及び前記シャッターの後方側に収納空間を形成し、前記回転枠の上板に上方へ突出した上側軸部材を設け、前記回転枠の底板に下方へ突出した下側軸部材を設け、これら上側軸部材の中心軸及び下側軸部材の中心軸を同一直線上に配置すると共に、前記収納庫の側壁に前記上側軸部材を回動自在に保持する上側軸受け部材を配設し、前記収納庫の底壁に前記下側軸部材を回動自在に保持する下側軸受け部材を配設し、前記上側軸部材の中心軸及び前記下側軸部材の中心軸から前記回転枠の側面までの距離を60mm〜110mmとし、前記上側軸部材の中心軸及び前記下側軸部材の中心軸から前記回転枠の前面までの距離を60mm〜110mmとしたことを特徴とする救助工作車。
  2. 前記収納庫の側壁と前記回転枠との間の隙間を5mm〜50mmとしたことを特徴とする請求項1に記載の救助工作車。
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