JP2008241925A - 表示パネル用の設置補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面への表示パネルの設置作業を効率化するための表示パネル用の設置補助装置を提供すること。
【解決手段】表示パネル用の設置補助装置1は、表示パネル7の背面側に位置する取付面70を壁面に対面させ得る状態で表示パネル7を保持可能なように構成された保持部材2と、設置補助装置1の移動を可能とする移動輪51、52と、保持部材2を支持する支持部3と、支持部3を昇降させる昇降手段4と、を備えている。支持部3は、表示パネル7の縦横を切り替えできるよう、保持部材2の回転を許容する回転機構30を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示パネルを壁面に設置する作業に利用する表示パネル用の設置補助装置に関する。
従来より、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示パネルの設置方法として、壁面に設置する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。壁面への設置は、ブラウン管等を利用した従来の表示装置と比べて格段に薄い上記表示パネルの特徴を最大限に活用した設置方法である。特に、近年の技術革新に伴う表示パネルの大型化等に伴って、ディスプレイ用の表示パネルを建物等の壁面に設置する事例が増加している。
映像表示面はもとより、表示パネルの外表面に傷が付くと商品価値が著しく損なわれるため、傷を付けないように慎重に設置作業を実施する必要がある。例えば、対角30インチ程度の表示パネルであれば、作業者一人で表示パネルを支えながら設置作業を実施することも可能である。対角100インチ超の大型の表示パネルを壁面に設置する場合では、数人の作業者が協力して表示パネルを支えながら設置作業を実施する必要がある。大型の表示パネルは、重量が重く、かつ、高価であるため、その設置作業は慎重を要し緊張感を伴う作業となっている。
しかしながら、上記従来の表示パネルの設置作業では、次のような問題がある。すなわち、設置する表示パネルが大型になればなるほど多くの作業者が必要となると共に、傷付き事故が発生する危険性が高くなるため、設置作業の効率を高く確保することが難しいという問題がある。
特開2004−226791号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、壁面への表示パネルの設置作業を効率化するための表示パネル用の設置補助装置を提供しようとするものである。
本発明は、映像表示用の表示パネルを壁面に設置する作業を補助する表示パネル用の設置補助装置であって、
上記表示パネルの背面側に位置する取付面を上記壁面に対面させ得る状態で上記表示パネルを保持可能なように構成された保持部材と、
上記設置補助装置の移動を可能とする移動輪と、
上記保持部材を支持する支持部と、
該支持部を昇降させる昇降手段と、を備えており、
上記支持部は、上記表示パネルの縦横を切り替えできるように上記保持部材の回転を許容する回転機構を備えていることを特徴とする表示パネル用の設置補助装置にある(請求項1)。
本発明の表示パネル用の設置補助装置では、上記昇降手段により上記支持部を昇降させることで、上記保持部材が保持する上記表示パネルの高さを容易に変更し得る。さらに、上記移動輪を利用して上記表示パネル用の設置補助装置を適宜、移動させれば、上記保持部材が保持する上記表示パネルを上記壁面に対して容易に対面させることができる。
本発明の表示パネル用の設置補助装置を利用すれば、上記壁面の設置位置に対して容易に上記表示パネルを対面させることができる。上記表示パネル用の設置補助装置では、人手によって上記表示パネルを支えるような場合に比べて上記表示パネルの保持位置の揺らぎが格段に少ない。それ故、上記表示パネル用の設置補助装置に上記表示パネルを保持させた状態では、上記壁面への取り付けを安全性高く、効率良く実施できる。
さらに、本発明の設置補助装置の上記支持部は、上記保持部材の回転を許容する上記回転機構を備えている。この回転機構を利用すれば、上記表示パネルを縦長に設置する場合にも横長に設置する場合にも容易に対応可能である。特に、上記回転機構を利用すれば、上記表示パネルの縦横を切り替える際に発生する可能性がある床面や壁面等との接触を未然に防止でき、傷付き事故等のトラブルを未然に回避できる。
以上のように本発明の表示パネル用の設置補助装置は、壁面への表示パネルの設置作業を容易にし、設置作業中のトラブルの発生を未然に抑制し得る優れた装置である。
本発明において、上記表示パネルとしては、プラズマディスプレイや、液晶ディスプレイ等、様々な方式を利用したものがある。
また、上記支持部との当接により当該支持部の下降を規制する支持部ストッパーを備えており、
該支持部ストッパーにより上記支持部の下降が規制された規制状態において上記保持部材側から上記支持部に作用するモーメントの大きさが、上記支持部の下降が規制されていない非規制状態において上記保持部材側から上記支持部に作用するモーメントの大きさよりも小さくなるよう、上記支持部ストッパーを配置してあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記規制状態において、上記支持部に作用するモーメントの大きさを効果的に抑制でき、上記設置補助装置全体のバランスを良好に保つことができる。例えば、上記設置補助装置を移動する際に上記規制状態を設定すれば、移動中の安定性を向上できる。なお、上記のような支持部ストッパーの配置方法については、実施例中で具体的に説明する。
また、上記保持部材に保持した上記表示パネルの重量に応じて上記設置補助装置に作用するモーメントの大きさを低減できるよう、当該モーメントとは逆向きのモーメントを上記設置補助装置に作用させるように構成されたバランス調整手段を備えていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記表示パネルを保持した状態の上記設置補助装置のバランスを良好に保つことができる。さらに、上記バランス調整手段は、上記表示パネルの重量に応じて上記逆向きのモーメントの大きさを調整可能な手段であることが好ましい。この場合には、様々な重量の上記表示パネルの取り扱いを可能とし、汎用性を向上できる。
また、上記表示パネルを支持するための支持ボルト穴を両側面に設けた表示パネル用の設置補助装置であって、上記保持部材は、上記各支持ボルト穴に螺入する支持ボルトを有することが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記保持部材による上記表示パネルの保持構造を単純であって、かつ、信頼性の高いものにできる。
また、上記保持部材は、保持する上記表示パネルの上側面に沿って突出すると共に、突出方向の先端部分が上記表示パネルの背面側に回り込むように略かぎ状に形成されたガイド部を備えていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記ガイド部を活用して、上記保持部材に対して上記表示パネルを容易に取り付けできる。なお、上記ガイド部を活用した上記保持パネルの取り付け方法については、実施例で詳しく説明する。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、映像表示用の表示パネル7を壁面に設置する作業を補助する表示パネル用の設置補助装置1に関する例である。この内容について、図1〜図8を用いて説明する。
本例の表示パネル用の設置補助装置1(以下、単に設置補助装置1という。)は、図1及び図2に示すごとく、表示パネル7の背面側に位置する取付面70を壁面に対面させ得る状態で表示パネル7を保持可能なように構成された保持部材2と、設置補助装置1の移動を可能とする移動輪51、52と、保持部材2を支持する支持部3と、該支持部3を昇降させる昇降手段4と、を備えている。
支持部3は、表示パネル7の縦横を切り替えできるよう、保持部材2の回転を許容する回転機構30を備えている。
以下に、この内容について詳しく説明する。
まず、本例で設置する表示パネル7の概要を説明しておく。本例で設置する表示パネル7は、図3に示すごとく、対角100インチを超える大型のプラズマディスプレイである。表示パネル7は、表面に映像表示面71を有すると共に、背面側に取付面70を設けた略平板状の装置である。表示パネル7は、取付面70に固定した壁取付金具701(図8参照。)を介して、壁面に取り付け可能である。なお、表示パネル7としては、本例に代えて、液晶ディスプレイ等、他の方式のディスプレイであっても良い。
表示パネル7は、図3に示すごとく、長手方向の端面をなす両側面73にそれぞれ、2カ所ずつ支持ボルト穴72を有している。左右4カ所の支持ボルト穴72は、例えば、輸送用の木枠等に固定するための固定ボルトを螺入するボルト穴である。4カ所の支持ボルト穴72を利用すれば、表示パネル7を確実性高く固定して保持できる。本例の設置補助装置1は、この4カ所の支持ボルト穴72を利用して表示パネル7を確実性高く保持するように構成されている。
本例の設置補助装置1は、図1及び図2に示すごとく、装置の土台をなす台車部5と、昇降手段4を構成する左右一対のマスト41と、左右一対のマスト41に昇降可能に支持された支持部3と、表示パネル7を保持する保持部材2(以下、保持フレーム2という。)とを備えている。
台車部5は、図1及び図2に示すごとく、左右一対のマスト41の土台となる部分である。台車部5は、左右一対のマスト41を挟んで位置する両側に、左右一対の脚フレーム53と台座部54とを有している。脚フレーム53は、床面に沿うように前方に向けて突出し、その先端に移動輪52を設けた部分である。台座部54は、左右一対のブレーキ付きの移動輪51を備えると共に、バランス調整手段6を設けた部分である。本例の設置補助装置1では、左右一対のマスト41を挟んで、脚フレーム53側に保持フレーム2が位置しており、バランスウェイト61を含むバランス調整手段6を台座部54側に配置してある。
脚フレーム53は、図1及び図2に示すごとく、両側に突出する棒状のスタビライザ55を有している。スタビライザ55は、床面に設置する設置カップ56を両端に有している。設置カップ56は、床面とのクリアランスを調整するためのアジャスター560を介してスタビライザ55に取り付けられている。さらに、脚フレーム53は、突出方向の中間から立設する支持部ストッパー50を有している。支持部ストッパー50は、支持部3の底面350に当接して、該支持部3の最下降位置を規制するための部材である。
バランス調整手段6は、図1及び図2に示すごとく、台座部54の上面に位置するウェイト台座62と、当該ウェイト台座62に積み重ねて載置する金属製のバランスウェイト61とを有している。上記のごとく、バランス調整手段6は、左右一対のマスト41を挟んで保持フレーム2の反対側に配置されている。それ故、バランス調整手段6によれば、保持フレーム2に保持した表示パネル7の重量に起因するアンバランスを抑制できる。つまり、バランス調整手段6は、表示パネル7が設置補助装置1に作用するモーメントに対して逆向きのモーメントを発生し得る。なお、ウェイト台座62に載置するバランスウェイト61の総重量は、設置する表示パネル7の重量に応じて調整するのが良い。これにより、表示パネル7を保持した状態の設置補助装置1のバランスを良好に保つことができる。
昇降手段4は、図1及び図2に示すごとく、上記のごとく支持部3を昇降させる手段である。昇降手段4は、台車部5から立設する左右一対のマスト41と、左右一対のマスト41の間隙に立設する油圧シリンダ43と、油圧シリンダ43の作動オイルを貯留するオイルタンク435と、作動レバー44により動作する図示しない油圧ポンプとを備えている。なお、図2では、油圧シリンダ43等の点線による図示を省略してある。
左右一対のマスト41は、図1及び図2に示すごとく、支持部3の昇降をガイドする支柱である。左右一対のマスト41の上端は、連結部材42により相互に接続されている。各マスト41の内側の側面410、すなわち他方のマスト41に対面する側面には、それぞれ、支持部3の昇降動作をガイドするためのガイド溝40を設けてある。また、各マスト41の後側面411(保持部材2から離れる側の側面)には、作業者が把持するための操作ハンドル412が配置されている。
油圧シリンダ43は、図1及び図2に示すごとく、略円筒状のシリンダ部431と、シリンダ部431に内挿された略円柱状のピストン432とを備えている。油圧シリンダ43では、シリンダ部431の内周壁面とピストン432の下端面とにより図示しないオイル室が形成されている。オイル室は、図示しない油圧ポンプから圧送されたオイルを貯留する空間である。作動レバー44を操作して油圧ポンプからオイルを圧送すると、オイル室の容積が大きくなるようにピストン432が突出(上昇)し得る。一方、オイル室に連通するリリーフハンドル45を操作してオイルをオイルタンク435に還流させれば、オイル室の容積が小さくなるようにピストン432が後退(下降)し得る。
ピストン432は、図1及び図2に示すごとく、先端部分にプーリ433を備えている。プーリ433には、一方の端部が支持部3に固定されたロードワイヤ434を掛回してある。ロードワイヤ434の他方の端部は、シリンダ部431に固定されている。それ故、設置補助装置1では、ピストン432の進退に応じたプーリ433の上下動に応じて支持部3を昇降させ得る。
保持部材としての保持フレーム2は、図1、図2、図4及び図5に示すごとく、表示パネル7に対面する保持プレート部21と、該保持プレート部21の裏面から立設する略円柱状の軸部22とを備えている。保持プレート部21は、全体として略矩形板状を呈するよう、断面略矩形状の金属性の角材211、212等を梯子状に組んだものである。保持プレート部21の横方向(長手方向)に延在する2本の角材211の両端には、表示パネル7の側面73に沿って突出する固定部25を設けてある。
固定部25は、図3〜図5に示すごとく、表示パネル7の支持ボルト穴72に螺入する支持ボルト26を貫通させる貫通孔250を有している。また、保持プレート部21の縦方向に延在する角材212のうち左右一対の2本は、表示パネル7の上側面74に沿って突出するガイド部27を有している。各ガイド部27は、表示パネルの背面に回り込むガイド片271を有し、全体として略かぎ状を呈している。本例のガイド片271は、ガイド部27を貫通するように螺入したボルト272の先端に、樹脂製のキャップを装着して形成したものである。
支持部3は、図1及び図2に示すごとく、回転機構30を構成する2基の軸受31、32と、軸受31、32を載置する台35と、マスト41の上記ガイド溝40内を転動するガイドローラ34とを備えている。軸受31、32は、保持フレーム2の軸部22を軸支するよう、同軸上に配置されている。軸受31、32は、略円筒状を呈するハウジング310、320の内部に、図示しないラジアル玉軸受を収容してなる。同軸をなすように配置された2基の軸受31、32によれば、保持フレーム2を確実性高く支持できる。
マスト41側に配置された軸受32は、図1及び図2に示すごとく、軸部22の回転を規制する回転規制手段37を備えている。回転規制手段37は、軸芯に向かってハウジング320を貫通するように螺入した回転規制ボルト38を備えている。回転規制ボルト38が後退した状態では、軸部22の回転が許容され、保持フレーム2が回転可能である。一方、軸部22に当接するまで回転規制ボルト38を前進させた状態では、当該軸部22の回転が規制され、保持フレーム2の回転位置が規制される。
上記のごとく、支持部3に対しては、図1、図2及び図6に示すごとく、ピストン432の先端に位置するプーリ433に掛回したロードワイヤ434を固定してある。それ故、設置補助装置1では、ピストン432の進退に応じたプーリ433の上下動に応じて支持部3が昇降し得る。支持部3の下降方向の限界は、台35(底面350)と上記支持部ストッパー50との当接により規制(図6に示す状態。)されている。この規制状態においては、支持部3は支持部ストッパー50によって支持され得る。一方、支持部ストッパー50に当接しない非規制状態(図1に示す状態。)においては、支持部3はロードワイヤ434(昇降手段4)によって支持されている。
ここで、規制状態及び非規制状態において支持部3に作用する荷重バランスについて、図7(A)、(B)を用いて説明する。ここでは、重量Mの表示パネル7を保持フレーム2に保持した状態を想定する。支持部3に対するロードワイヤ434(昇降手段4)の固定位置をP1とし、支持部ストッパー50の当接位置をP2とし、表示パネル7の重心位置をP3とする。
支持部ストッパー50が支持部3に当接しない非規制状態(図1参照。)においては、図7(A)に示すごとく、保持フレーム2に作用する重量Mに応じてP1を中心としたモーメント力が支持部3に作用する。そして、このモーメント力の大きさは、P1からP3までの距離に比例した大きさとなる。一方、支持部ストッパー50が支持部3に当接する規制状態(図6参照。)においては、図7(B)に示すごとく、P3に作用する重量Mに応じてP2を中心としたモーメント力が支持部3に作用する。そして、このモーメント力の大きさは、P2からP3までの距離に比例した大きさとなる。
本例の設置補助装置1では、上記のごとくP1よりもP2をP3側に接近させることで、すなわち、昇降手段4と(保持フレーム2に保持される)表示パネル7との中間に支持部ストッパー50を配置することにより、P1−P3間の距離に対してP2−P3間の距離を短く設定してある。それ故、P1−P3間の距離に比例する非規制状態のモーメントに対して、P2−P3間の距離に比例する規制状態のモーメント力を効果的に抑制できる。表示パネル7の重量Mに応じて支持部3に作用するモーメント力を抑制できれば、表示パネル7を保持した状態における設置補助装置1のバランスを良好に維持できるようになる。
次に、上記のように構成された設置補助装置1を利用して、表示パネル7を縦長に設置する方法について、手順に沿って説明する。
設置作業を実施するに当たっては、図8(1)に示すごとく、設置する表示パネル7の重量に対応したバランスウェイト61を、予めバランス調整手段6をなすウェイト台座62に積み重ねておく。これにより、設置補助装置1が表示パネル7側に前のめりにバランスを崩してしまうおそれを抑制できる。
さらに、全ての設置カップ56が床面に当接するよう、アジャスター560を調整しておく。これにより、設置補助装置1が左右方向にバランスを崩してしまうおそれを未然に抑制できる。なお、設置補助装置1の移動時のみ、床面との間に若干の隙間ができるように設置カップ56を調整し、移動時以外では設置カップ56が床面に当接するように調整するのが良い。
上記のように準備した設置補助装置1について、まず、支持部ストッパー50に当接するまで支持部3を下降させておく。このとき、ブレーキにより移動輪51の回転を規制しておくと共に、回転規制ボルト38を締め付けて保持フレーム2の回転を規制しておくことが好ましい。この場合には、設置補助装置1の不用意な移動や、保持フレーム2の不用意な回転を未然に防止でき、安全性高く作業を進めることができる。
次に、保持フレーム2と対面するように表示パネル7を床面に載置する。このとき、緩衝材700等を介して表示パネル7を床面に載置することで、保持フレーム2側の貫通孔250の高さと、表示パネル7側の支持ボルト穴72の高さとが略一致するように調整しておく。なお、緩衝材700としては、表示パネル7の梱包材をそのまま利用することもできる。
表示パネル7の上端部が保持フレーム2のガイド片271の内側に位置するよう、図8(1)に示すごとく、表示パネル7を保持フレーム2側に倒し込む。その後、図8(2)に示すごとく、緩衝材700ごと床面を滑らせながら表示パネル7の下端部を保持フレーム2に向けて押し出していき、保持フレーム2に対して表示パネル7を隙間少なく対面させる。このとき、表示パネル7の上端部はガイド片271により支持され得る。そのため、作業者は、表示パネル7の上端部を支持することなく、表示パネル7の下端部の押し出し作業を効率良く実施可能である。
上記のごとく、緩衝材700に支持された状態の表示パネル7では、支持ボルト穴72の高さが保持フレーム2側の貫通孔250の高さと略一致している。そのため、図8(2)に示すごとく、保持フレーム2と表示パネル7とが対面する状態では、保持フレーム2の貫通孔250と表示パネル7の支持ボルト穴72とが略一致し得る。片側2カ所ずつの支持ボルト穴72に支持ボルト26を螺入して固定すれば、保持フレーム2に対して確実性高く表示パネル7を固定できる。その後、取付面70に壁取付金具701を固定したうえ、表示パネル7が壁面8に対面するように設置補助装置1を移動させる。
次に、図8(3)に示すごとく、作動レバー44を繰り返し操作してピストン432を上昇させ、回転可能な状態となるまで表示パネル7を上昇させる。回転規制ボルト38を緩めて表示パネル7を縦長に回転させた後、再度、回転規制ボルト38を締め付けて表示パネル7の回転位置を固定する。図8(4)に示すごとく、再度、作動レバー44を操作して表示パネル7の高さを設置高さに一致させ、壁面8に固定する。
壁面8への固定後、表示パネル7から支持ボルト26を抜き取り、保持フレーム2を切り離す。ただし、この状態では、表示パネル7の背面側に回り込むガイド片271のため、そのまま設置補助装置1を後退させることはできない。ガイド片271を表示パネル7の背面から引き抜くよう、設置補助装置1の向きを水平方向にずらせば、設置補助装置1の後退が可能となる。なお、ボルト272を抜き取ることでガイド片271を取り外してから設置補助装置1を後退させることもできる。
以上のように、本例の設置補助装置1によれば、壁面への表示パネル7の設置作業を極めて効率良く、安全性高く実施できる。この設置補助装置1を利用すれば、表示パネル7の設置に必要な作業人数を少なくでき、さらに、安全性高く設置作業を実施できる。
なお、本例の作業手順では、ガイド片271を備えた保持フレーム2に対して表示パネル7を倒し込んで図8(1)に図示する状態を実現したが、これに代えて、図8(2)に示すごとく保持フレーム2に対して表示パネル7を隙間少なく対面させた後、固定部27にボルト272を螺入し、その先端にキャップを嵌めてガイド片271を形成することも可能である。
実施例1における、設置補助装置を示す側面図。 実施例1における、設置補助装置を示す上面図。 実施例1における、表示パネルを示す正面図(A)及び側面図(B)。 実施例1における、保持部材(保持フレーム)を示す正面図。 実施例1における、保持部材(保持フレーム)を示す側面図。 実施例1における、規制状態の設置補助装置を示す側面図。 実施例1における、支持部材に作用するモーメントを説明する説明図(A:非規制状態 B:規制状態)。 実施例1における、設置補助装置を利用した設置作業の手順を説明する説明図。
符号の説明
1 表示パネル用の設置補助装置(設置補助装置)
2 保持部材(保持フレーム)
21 保持プレート部
22 軸部
3 支持部
30 回転機構
31、32 軸受
37 回転規制手段
4 昇降手段
41 マスト
43 油圧シリンダ
5 台車部
51、52 移動輪
53 脚フレーム
6 バランス調整手段
61 バランスウェイト
7 表示パネル

Claims (5)

  1. 映像表示用の表示パネルを壁面に設置する作業を補助する表示パネル用の設置補助装置であって、
    上記表示パネルの背面側に位置する取付面を上記壁面に対面させ得る状態で上記表示パネルを保持可能なように構成された保持部材と、
    上記設置補助装置の移動を可能とする移動輪と、
    上記保持部材を支持する支持部と、
    該支持部を昇降させる昇降手段と、を備えており、
    上記支持部は、上記表示パネルの縦横を切り替えできるように上記保持部材の回転を許容する回転機構を備えていることを特徴とする表示パネル用の設置補助装置。
  2. 請求項1において、上記支持部との当接により当該支持部の下降を規制する支持部ストッパーを備えており、
    該支持部ストッパーにより上記支持部の下降が規制された規制状態において上記保持部材側から上記支持部に作用するモーメントの大きさが、上記支持部の下降が規制されていない非規制状態において上記保持部材側から上記支持部に作用するモーメントの大きさよりも小さくなるよう、上記支持部ストッパーを配置したことを特徴とする表示パネル用の設置補助装置。
  3. 請求項1又は2において、上記保持部材に保持した上記表示パネルの重量に応じて上記設置補助装置に作用するモーメントの大きさを低減できるよう、当該モーメントとは逆向きのモーメントを上記設置補助装置に作用するように構成されたバランス調整手段を備えたことを特徴とする表示パネル用の設置補助装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記表示パネルを支持するための支持ボルト穴を両側面に設けた表示パネル用の設置補助装置であって、上記保持部材は、上記各支持ボルト穴に螺入する支持ボルトを有することを特徴とする表示パネル用の設置補助装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記保持部材は、保持する上記表示パネルの上側面に沿って突出すると共に、突出方向の先端部分が上記表示パネルの背面側に回り込むように略かぎ状に形成されたガイド部を備えていることを特徴とする表示パネル用の設置補助装置。
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