JP6158705B2 - 去勢抵抗性前立腺癌および造骨性転移の治療のためのmetおよびvegfの二元阻害薬 - Google Patents

去勢抵抗性前立腺癌および造骨性転移の治療のためのmetおよびvegfの二元阻害薬 Download PDF

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    • C07D215/22Oxygen atoms attached in position 2 or 4

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2010年9月27日に出願された米国特許仮出願第61/386,959号、および2011年5月2日に出願された米国特許仮出願第61/481,671号に対する優先権の利益を主張し、これらは参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は、METおよびVEGFの二元阻害薬を用いる、癌、特に去勢抵抗性前立腺癌および造骨性転移の治療を対象とする。
去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)は、男性において癌関連の死亡の主要原因である。CRPCのための全身的な療法における進歩にもかかわらず、生存率の改善はわずかであり、事実上すべての患者が約2年以内にこの疾患に屈する。CRPCにおける罹患および死亡の主要な原因は、事例の約90%で生じる骨への転移である。
骨への転移は、造骨細胞、破骨細胞および内皮細胞を含む骨微小環境の癌細胞および構成要素の間の相互作用を伴う複合プロセスである。骨転移は、正常な骨再構築の局所的な破壊を引き起こし、病変は、一般に、造骨性(骨形成)、または溶骨性(骨再吸収)性、いずれかの傾向を示す。骨転移を有するほとんどのCRPC患者は両方のタイプの病変の特色を示すが、前立腺癌骨転移は、多くの場合造骨性であり、骨格の破砕、脊髄圧迫、および激しい骨痛の増加を伴う非体系的な骨の異常な堆積を含む。
受容体チロシンキナーゼMETは、細胞の運動性、増殖および生存において重要な役割を果たし、腫瘍の血管新生、侵入性および転移の主要因であることが示されている。METの顕著な発現は、リンパ節転移または原発性腫瘍と比較して骨転移でのより高レベルの発現の証拠として、原発性および転移性の前立腺癌腫で観察された。
血管内皮細胞成長因子(VEGF)および内皮細胞のその受容体は、腫瘍血管新生のプロセスの重要なメディエーターとして広く認められている。前立腺癌において、血漿または尿のいずれかの高いVEGFは、より短い全生存率に関連している。VEGFはまた、前立腺癌でしばしば調節されず、コレセプター複合体においてMETを活性化するように見えるニューロピリン−1に結合することにより、腫瘍細胞のMET経路を活性化する役割を果たし得る。VEGFシグナル伝達経路を標的にする薬剤は、CRPCを有する患者においてある程度の活性を示した。
したがって、CRPCおよび関連する造骨性転移を含む前立腺癌を治療する方法に対する必要性が依然として存在する。
骨癌、前立腺癌または前立腺癌に関連した骨癌を治療する方法を対象とする本発明は、これらおよび他の必要性を満たす。本方法は、METおよびVEGFの両方を調節する治療有効量の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む。一実施形態において、骨癌は造骨性転移である。さらなる実施形態において、前立腺癌はCRPCである。さらなる実施形態において、骨癌はCRPCに関連した造骨性転移である。
一態様において、本発明は、METおよびVEGFを二元的に調節する治療有効量の化合物をそのような治療を必要とする患者に投与することを含む、造骨性転移、CRPCまたはCRPCに関連した造骨性転移を治療する方法を対象とする。
この態様および他の態様の一実施形態において二元的に作用するMET/VEGF阻害薬は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
[式中:
はハロであり;
はハロであり;
は(C−C)アルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
QはCHまたはNである。]
別の実施形態において、式Iの化合物は、式Iaの化合物またはその薬学的に許容される塩である。
[式中:
はハロであり;
はハロであり;
QはCHまたはNである。]
別の実施形態において、式Iの化合物は、化合物1またはその薬学的に許容される塩である。
化合物1は、N−(4−{[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミドとして既知である。
別の実施形態において、式I、Iaの化合物または化合物1は、薬学的に許容される添加剤、希釈剤または賦形剤を含む医薬品組成物として投与される。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物、または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、CRPCに関連した造骨性転移を治療する方法を提供する。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の態様において、本発明は、式I、Iaの化合物、または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、CRPCに関連した転移性骨病変を軽減または安定化する方法を提供する。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、CRPCに関連した転移性の骨病変による骨痛を軽減する方法を提供する。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、CRPCに関連した転移性の骨病変による骨痛を治療する、または最小限に抑える方法を提供する。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、CRPCに関連した転移性の骨病変を有する患者において骨を強化する方法を提供する。例えば、本明細書において提供される式Iの化合物の投与によって、骨転移による正常な骨再構築において破壊が最小限に抑えられる場合、骨の強化が生じ得る。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、CRPCに関連した造骨性転移を予防する方法を提供する。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、去勢抵抗性であるがまだ転移性疾患に進行していない前立腺癌の患者において骨転移を予防する方法を提供する。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物または式Iの化合物のリンゴ酸塩もしくは式Iの化合物の薬学的に許容される別の塩を含む治療有効量の医薬品組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、CRPCを有する患者において全生存率を延ばす方法を提供する。
これらおよび他の態様において、骨転移の重症度を治療、寛解または軽減する式Iの化合物の能力は、循環腫瘍細胞(CTC)計数などの様々な生理的マーカーおよび画像技術を使用して定性的および定量的に求めることができる。画像技術は、陽電子放射断層撮影法(PET)またはコンピュータ断層撮影法(CT)および磁気共鳴画像法を含む。これらの画像技法の使用によって、式Iの化合物を用いる治療に応じて腫瘍の大きさの低下、ならびに骨病変の数および大きさの低下をモニターし定量することができる。
これらおよび他の態様において、式Iの化合物がCRPCを有する患者に投与される場合、軟質組織および内臓の病変の収縮は観察された結果である。さらに、式Iの化合物の投与は、貧血のCRPC患者においてヘモグロビン濃度の増加をもたらす。
患者1の骨スキャン(図1A)、骨スキャン応答(図1B)、およびCTスキャンデータ(図1C)を示す図である。 患者2の骨スキャン(図2A)、骨スキャン応答(図2B)、およびCTスキャンデータ(図2C)を示すである。 患者3の骨スキャン(図3A)、骨スキャン応答(図3B)を示すである。
短縮形および定義
以下の短縮形および用語が、示した意味を全体にわたって有する。
記号「−」は単結合を意味し、「=」は二重結合を意味する。
化学構造が描かれる、または記載される場合、明示的に示さなければ、炭素はすべて、4の価数に適合する水素置換を有すると見なされる。例えば、下記の模式図の左側の構造には9個の水素があることを意味する。9個の水素は、右側の構造には描かれている。時には、ある構造において特定の原子は、水素または置換(特に定義された水素)、例えば、−CHCH−としての水素を有するとして本文の式に記載されている。前述の記述法が、そうでなければ複雑な構造の記載を手短かつ簡単にするために化学分野で一般的であることは当業者によって理解されている。
基「R」が、例えば、式
中のように、環系上に「浮遊する」ように描かれる場合、他に定義されなければ、置換基「R」は、環系の任意の原子上に存在してもよく、安定な構造が形成される限り、描かれた、黙示的な、または明示的に定義された水素の環原子の1個からの置き換えが想定されている。
基「R」が、例えば、式
中のように縮合環系上に浮遊しているように描かれる場合、他に定義されなければ、置換基「R」は、縮合環系の任意の原子上に存在してもよく、描かれた水素(例えば、上式の−NH−)、黙示的な水素(例えば、上式において、水素は示されていないが存在すると理解される)、または明示的に定義された水素(例えば、上式の場合には「Z」は=CH−である)の、安定な構造が形成される限り、環原子の1個からの置き換えが想定されている。描かれた例において、「R」基は、縮合環系の五員または六員環のいずれに存在してもよい。基「R」が、例えば、式
[式中、この例では、「y」は1を超えてもよい。]中のように、飽和炭素を含有する環系に存在するものとして描かれる場合、それぞれが環上の現に描かれた、黙示的な、または明示的に定義された水素の置き換えが想定され、他に定義されなければ、結果として得られた構造が安定である場合、2個の「R」は同一炭素上に存在してもよい。単純な例としては、Rがメチル基である場合;描かれた環(「環状」炭素)の炭素にジェミナルジメチルが存在することができる。別の例において、その炭素を含む同一の炭素上の2個のRが、環を形成してもよく、それにより例えば、式
のように描かれた環を有するスピロ環式環(「スピロシクリル」基)構造を与える。
「ハロゲン」または「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を指す。
本明細書において記載される各反応の「収率」は、理論収率の百分率として表される。
本発明の目的の「患者」は、ヒトおよび他の動物、特に哺乳動物、他の生命体を含む。したがって、本方法はヒトの治療および畜産の用途の両方に適用できる。別の実施形態において、患者は哺乳動物であり、別の実施形態において、患者はヒトである。
化合物の「薬学的に許容される塩」は、薬学的に許容され、かつ親化合物の所望の薬理活性を有する塩を意味する。薬学的に許容される塩が無毒であることは理解されている。適切な薬学的に許容される塩についての追加の情報は、参照によって本明細書に組み込まれるRemington’s Pharmaceutical Sciences, 17th ed., Mack Publishing Company, Easton, PA, 1985,またはS. M. Berge, et al., “Pharmaceutical Salts,” J. Pharm. Sci., 1977;66:1−19において見出すことができ、これらの両方が参照によって本明細書に組み込まれる。
薬学的に許容される酸付加塩の例は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸、ならびに、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタリンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4′−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸、ヒドロ桂皮酸、トリメチル酢酸、tert−ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸などの有機酸と共に形成されたものを含む。
「プロドラッグ」は、例えば、血液中での加水分解により、インビボで転換されて(通常迅速に)上式の親化合物を生じる化合物を指す。一般的な例には、カルボン酸部分を含む活性形を有する化合物のエステルおよびアミド形を含むがこれらに限定されない。本発明の化合物の薬学的に許容されるエステルの例には、アルキル基が直鎖または分枝鎖であるアルキルエステル(例えば、約1から約6個の炭素を有する)を含むがこれらに限定されない。許容されるエステルにはまた、シクロアルキエステルと、これに限られないがベンジルなどのアリールアルキルエステルが含まれる。本発明の化合物の薬学的に許容されるアミドの例には、第一級アミド、ならびに第二級および第三級アルキルアミド(例えば、約1から約6個の炭素を有する)を含むがこれらに限定されない。本発明の化合物のアミドおよびエステルは、従来法に従い調製することができる。プロドラッグについての丹念な考察は、T.HiguchiおよびV.Stella, “Pro−drugs as Novel Delivery Systems,” Vol 14 of the A.C.S. Symposium Series、およびBioreversible Carriers in Drug Design, Edward B.Roche編, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987に提供されており、これらは共にあらゆる目的のために参照によって本明細書に組み込まれる。
「治療有効量」は、患者に投与されたときに疾患の症候を寛解する、本発明の化合物の量である。治療有効量は、c−Metおよび/もしくはVEGFR2を調節するのに有効な、または癌を治療もしくは予防するのに有効な化合物単独の量または他の活性成分と組み合わせた化合物の量を含むことが意図されている。「治療有効量」を構成する本発明の化合物の量は、化合物、疾患状態およびその重篤度、治療される患者の年齢などに応じて変動する。治療有効量は、その知識および本開示を考慮して当業者によって求めることができる。
疾患、障害もしくは症候群を「治療する」またはこれらの「治療」は、本明細書において使用される場合、(i)疾患、障害または症候群がヒトに生じることを予防すること、すなわち、疾患、障害もしくは症候群に曝されているまたは罹りやすくなっている可能性があるが、疾患、障害もしくは症候群の症候を未だ経験していないまたは示していない動物において、発症していない疾患、障害もしくは症候群の臨床症候を引き起こすことを予防すること;(ii)疾患、障害または症候群を阻止すること、すなわち、その発症を阻むこと;および(iii)疾患、障害または症候群を緩和すること、すなわち、疾患、障害、または症候群の退行を引き起こすことを含む。当分野において公知のように、全身送達対局所送達、年齢、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与時間、薬物相互作用および症状の重篤度の調節が必要である場合があり、日常的な経験によって確かめることができる。
実施形態
一実施形態において、式Iの化合物は、式Iaの化合物またはその薬学的に許容される塩である:
[式中:
はハロであり;
はハロであり;
QはCHまたはNである。]
別の実施形態において、式Iの化合物は、化合物1またはその薬学的に許容される塩である。
先に示したように、化合物1は、本明細書においてN−(4−{[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミドと呼ばれる。国際公開第2005/030140号は、化合物1を開示し、その製造法(実施例12、37、38および48)を記載し、また、キナーゼ(アッセイ、表4、エントリー289)のシグナル伝達を阻害、調節および/または調整する本化合物の治療活性を開示している。実施例48は国際公開第2005/030140号の段落[0353]にある。
他の実施形態において、式I、Iaの化合物、もしくは化合物1、またはその薬学的に許容される塩は、薬学的に許容される担体、賦形剤または希釈剤をさらに含む医薬品組成物として投与される。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
式I、式Iaの化合物、および本明細書において記載される化合物Iは共に、記述された化合物、ならびに個々の異性体および異性体の混合物を含む。各事例において、式Iの化合物は、記述された化合物の薬学的に許容される塩、水和物、および/または溶媒和物、ならびに任意の個々の異性体またはその異性体の混合物を含む。
他の実施形態において、式I、Iaの化合物、または化合物1は、(L)−リンゴ酸塩であってもよい。式Iの化合物、および化合物1のリンゴ酸塩は、国際出願PCT/US2010/021194および61/325095に開示されている。
他の実施形態において、式Iの化合物は(D)−リンゴ酸塩であってもよい。
他の実施形態において、式Iaの化合物はリンゴ酸塩であってもよい。
他の実施形態において、式Iaの化合物は(L)−リンゴ酸塩であってもよい。
他の実施形態において、化合物1は(D)−リンゴ酸塩であってもよい。
他の実施形態において、化合物1はリンゴ酸塩であってもよい。
他の実施形態において、化合物1は(D)−リンゴ酸塩であってもよい。
別の実施形態において、リンゴ酸塩は、米国特許仮出願第61/325095号に開示されている化合物1の(L)リンゴ酸塩および/または(D)リンゴ酸塩の結晶性N−1形をしている。また、化合物1のリンゴ酸塩のN−1および/またはN−2結晶形を含む、結晶性鏡像体の特性に関しては、国際公開第2008/083319を参照すること。そのような形態を製造および特性評価する方法は、国際公開PCT/US10/21194に十分に記載されており、これはその全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
別の実施形態において、本発明は、本明細書に開示された実施形態のいずれかにおいて治療有効量の式Iの化合物を、そのよう治療を必要とする患者に投与することを含む、造骨性転移の症候を寛解する方法を対象とする。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の実施形態において、式Iの化合物はタキソテレ治療後に投与される。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の実施形態において、式Iの化合物は、プレドニゾン+ミトキサントロンと同等またはそれより有効である。特定の実施形態において、式Iの化合物は化合物1である。
別の実施形態において、式I、Iaの化合物、もしくは化合物1、またはその薬学的に許容される塩は、錠剤またはカプセルとして経口で毎日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩としてカプセルまたは錠剤として経口で投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、最大100mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、100mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、95mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、90mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、85mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、80mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、75mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、70mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、65mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、60mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、55mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、50mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、45mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、40mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、30mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、25mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、20mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、15mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、10mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、5mgの化合物1を含有するカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、以下の表に提供されるカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、以下の表に提供されるカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
別の実施形態において、化合物1は、その遊離塩基またはリンゴ酸塩として、以下の表に提供されるカプセルまたは錠剤として経口で1日1回投与される。
上記に提供される錠剤製剤のいずれかは、所望の化合物1の用量に応じて調節することができる。したがって、製剤成分の各量は、前節に提供される様々な量の化合物1を含有する表の製剤を提供するために比例して調節することができる。別の実施形態において、製剤は20、40、60または80mgの化合物1を含むことができる。
投与
純粋な形態、または好適な医薬品組成物の、式I、式Iaの化合物、もしくは化合物1、またはその薬学的に許容される塩の投与は、類似した有用性を果たすための投与または薬剤の容認された様式のいずれかによって実行することができる。したがって、投与は、例えば、経口的、経鼻的、非経口(静脈内、筋肉内または皮下)、局所的、経皮的、膣内、膀胱内、槽内(intracistemally)または直腸的に、固体、半固体、凍結乾燥粉末の形で、または液体投薬形態、例えば、錠剤、座剤、丸剤、軟質弾性および硬質ゼラチン投薬(カプセル剤または錠剤であってもよい)、粉末、溶液、懸濁液、エアロゾルなどであり、特に、正確な投薬量を簡単に投与するのに適切な単位剤形の形であってよい。
本組成物は、従来の薬学的担体または賦形剤、活性薬剤としての式Iの化合物を含有し、さらに、担体およびアジュバントなどを含有してよい。
アジュバントには、防腐剤、湿潤剤、懸濁剤、甘味剤、香味料、香料、乳化剤および分散剤が含まれる。微生物の作用の予防は、様々な抗菌剤および抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などにより担保することができる。
等張剤、例えば、糖、塩化ナトリウムなどを含むこともまた望ましい。注射可能な医薬品形態の長時間吸収は、吸収を遅らせる薬剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンを使用することによりもたらすことができる。
所望の場合、式Iの化合物の医薬品組成物は、湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤、抗酸化剤など、例えば、クエン酸、モノラウリン酸ソルビタン、オレイン酸トリエタノールアミン、ブチル化ヒドロキシトルエンなどの少量の補助物質を含有してもよい。
組成物の選択は、薬物投与様式(例えば、経口投与には、錠剤、丸剤またはカプセル剤の形態の組成物)、および薬剤物質の生物学的利用能などの様々な因子に依存する。最近、表面積の増加、すなわち粒径の減少によって生物学的利用能を増加させることができるという原理に基づいて、医薬品組成物が、生物学的利用能に劣る薬物に対して特に開発された。例えば、米国特許第4,107,288号は、活性物質が高分子の架橋マトリックスに担持された10から1000nmの範囲の大きさの粒子を有する医薬品組成物を記載している。米国特許第5,145,684号は、薬剤物質を表面改質剤の存在下でナノ粒子(400nmの平均粒径)に粉砕し、次いで液状媒体中に分散させて、著しく高い生物学的利用能を示す医薬品組成物を得る医薬品組成物の製造を記載している。
非経口的注射に適切な組成物は、生理学的に許容される水性または非水性の滅菌溶液、分散液、懸濁液または乳濁液、および滅菌した注射用溶液または分散液に再構成される滅菌粉末を含んでもよい。適切な水性または非水性担体、希釈剤、溶媒またはビヒクルの例には、水、エタノール、ポリオール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等)、適切なそれらの混合物、植物性油(オリーブ油など)、およびオレイン酸エチルなどの注射可能な有機エステルが含まれる。適切な流動性は、例えばレシチンなどの被覆剤の使用、分散液の場合には必要とされる粒径の維持、および界面活性剤の使用により維持することができる。
特定の一投与経路は、治療される疾患状態の重症度に応じて調節され得る好都合な日々の投与レジメンを使用する経口投与である。
経口投与のための固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤が含まれる。そのような固体剤形では、活性化合物は、少なくとも1種の常套的な不活性賦形剤(または担体)、例えばクエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウム、または(a)充填剤または増量剤、例えばデンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸、(b)結合剤、例えばセルロース誘導体、デンプン、アルギナート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、およびアカシアゴム、(c)湿潤剤、例えばグリセリン、(d)崩壊剤、例えば寒天、炭酸カルシウム、ポテトまたはタピオカデンプン、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、複合ケイ酸塩、および炭酸ナトリウム、(e)溶解遅延剤、例えばパラフィン、(f)吸収促進剤、例えば第四級アンモニウム化合物、(g)湿潤剤、例えばセチルアルコール、およびモノステアリン酸グリセロール、ステアリン酸マグネシウム等、(h)吸着剤、例えばカオリンおよびベントナイト、および(i)滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、またはそれらの混合物と混合される。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合には、剤形がまた緩衝剤を含んでもよい。
上記の固体剤形は、被覆およびシェル、例えば腸溶コーティング、および当業界で周知の他のものを用いて調製することができる。これは鎮静剤を含んでよく、また、腸管の特定の部分で活性化合物(複数可)を遅延方式で放出するような組成物であってもよい。使用可能な包埋組成物の例は、ポリマー物質およびロウである。活性化合物は、好適であるならば、1種または複数の上述の賦形剤と共に、マイクロカプセル化形態にすることができる。
経口投与のための液状剤形には、薬学的に許容される乳剤、溶液、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤が含まれる。そのような剤形は、例えば式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩、および任意選択の医薬品アジュバントを、担体、例えば水、生理食塩水、水性デキストロース、グリセリン、エタノール等;可溶化剤および乳化剤、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド;油、特に綿実油、ラッカセイ油、コーン胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油、グリセリン、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル;またはこれらの物質の混合物に溶解または分散することにより調製され、それによって溶液または分散液を形成する。
活性化合物に加えて、懸濁液は、懸濁剤、例えばエトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロオキシド、ベントナイト、寒天およびトラガント、またはこれらの物質の混合物等を含んでいてもよい。
直腸投与のための組成物は、例えば、常温で固体であるが、体温では液状であり、それによって適切な体腔で溶融し、そこで活性成分を放出する、例えば適切な非刺激性賦形剤または担体、例えばカカオ脂、ポリエチレングリコールまたは坐剤ロウと式Iの化合物を混合することにより調製可能な坐剤である。
式Iの化合物の局所投与のための剤形には、軟膏剤、散剤、スプレー剤、および吸入剤が含まれる。活性成分は、生理学的に許容される担体、および必要な場合は任意の防腐剤、緩衝剤または噴霧剤と滅菌条件下で混合される。眼調製物、眼組成物、眼軟膏剤、散剤および溶液もまた本開示の範囲内に入ることが企図されている。
圧縮ガスを用いて式Iの化合物をエアロゾル形態に分散させることができる。この目的に適切な不活性ガスは、窒素、二酸化炭素等である。
一般に、意図される投与様式に応じて、薬学的に許容される組成物は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を約1重量%から約99重量%、適切な医薬品賦形剤を99重量%から1重量%含む。一例においては、本組成物は、式I、式Iaの化合物もしくは化合物1またはその薬学的に許容される塩が約5重量%から約75重量%の間であり、残りが適切な医薬品賦形剤である。
そのような剤形を調製するための実際の方法は、当業者には公知、または明らかであり、例えばRemington’s Pharmaceutical Sciences、18版、(Mack Publishing Company, Easton, Pa., 1990)を参照のこと。投与される組成物は、いずれにしても、本開示の教示に従う疾患状態の治療のために治療有効量の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む。
本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、使用される特定の化合物の活性、化合物の代謝安定性および作用の長さ、年齢、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与様式および時間、排泄速度、薬物組み合わせ、特定の疾患状態の重症度、ならびに患者が受けている治療を含む様々な因子に応じて変化する、治療有効量で投与される。本発明の式I、式Iaの化合物、または化合物1は、1日当たり約0.1から約1,000mgの範囲の投薬量レベルで患者に投与することができる。約70キログラムの体重の正常なヒトの成人の場合、例えば投薬量は、1日体重1キログラム当たり約0.01から約100mgの範囲とされる。しかし、使用される特定の投薬量は、変動し得る。例えば、投薬量は、患者の必要性、治療される症状の重症度、および使用される化合物の薬理活性を含む多くの因子に依存し得る。特定の患者のための最適量の決定法は、当業者にはよく知られている。
他の実施形態において、式I、式Iaの化合物、または化合物1は、他の癌治療と同時に患者に投与することができる。そのような治療は、とりわけ他の癌化学療法薬、ホルモン補充療法、放射線療法、または免疫療法を含む。他の治療の選択は、化合物の代謝安定性および作用の長さ、年齢、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与様式および時間、排泄速度、薬物組み合わせ、特定の疾患状態の重症度、ならびに患者が受けている治療を含む多くの因子に依存する。
化合物1の調製
N−(4−{[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミドおよびその(L)−リンゴ酸塩の調製
N−(4−[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミドおよびその(L)−リンゴ酸塩の調製に使用する合成経路は、スキーム1に描かれている。
スキーム1
4−クロロ−6,7−ジメトキシ−キノリンの調製
反応器に6,7−ジメトキシ−キノリン−4−オール(10.0kg)およびアセトニトリル(64.0L)を順次装填した。結果として得られた混合物をおよそ65℃に加熱し、オキシ塩化リン(POCl、50.0kg)を添加した。POClの添加後、反応混合物の温度をおよそ80℃に上げた。出発物質が2パーセント未満になったら(工程内高性能液体クロマトグラフィー*chromotography[HPLC]解析で)、反応は完了したものと見なした(およそ9.0時間)。反応混合物をおよそ10℃に冷却し、次いで、ジクロロメタン(DCM、238.0kg)、30%のNHOH(135.0kg)、および氷(440.0kg)の冷した溶液へクエンチした。結果として得られた混合物をおよそ14℃に暖め、相を分離した。有機相を水(40.0kg)で洗浄し、真空蒸留によって濃縮し、溶媒(およそ190.0kg)を除去した。メチルt−ブチルエーテル(MTBE、50.0kg)はこのバッチに添加し、混合物はおよそ10℃に冷却し、その間に生成物が結晶化した。固形分を遠心分離によって回収し、n−ヘプタン(20.0kg)で洗浄し、およそ40℃で乾燥し、表題化合物(8.0kg)が得られた。
6,7−ジメチル−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−キノリンの調製
反応器に4−クロロ−6,7−ジメトキシ−キノリン(8.0kg)、4−ニトロフェノール(7.0kg)、4−ジメチルアミノピリジン(0.9kg)および2,6ルチジン(40.0kg)を順次装填した。反応器の中味をおよそ147℃に加熱した。反応が完了したら(工程内HPLC分析によって判断して5パーセント未満の出発物質が残存する、およそ20時間)、およそ25℃に反応器の中味を冷却した。メタノール(26.0kg)、続いて、水(50.0kg)に溶解した炭酸カリウム(3.0kg)を添加した。反応器の中味はおよそ2時間撹拌した。結果として得られた固形沈殿物を濾過し、水(67.0kg)で洗浄し、およそ25℃で12時間乾燥し、表題化合物(4.0kg)が得られた。
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンの調製
ギ酸カリウム(5.0kg)、ギ酸(3.0kg)および水(16.0kg)を含有する溶液を、6,7−ジメトキシ−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−キノリン(4.0kg)、10パーセントの炭素上パラジウム(50パーセント含水、0.4kg)のおよそ60℃に加熱しておいた混合物(テトラヒドロフラン(THF、40.0kg)中)に添加した。反応混合物の温度がおよそ60℃に留まるように、添加を実行した。工程内HPLC分析を使用して判断して、反応が完了したと見なしたら(2パーセント未満の出発物質が残存する、通常15時間)、反応器の中味を濾過した。濾液をおよそ35℃で真空蒸留によってその原体積の半分に濃縮し、生成物が結果として沈澱した。生成物を濾過によって回収し、水(12.0kg)で洗浄し、およそ50℃で真空下に乾燥し、表題化合物(3.0kg;97パーセントの曲線下面積(AUC))が得られた。
1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸の調製
バッチ温度が10℃を超えないような速度で、トリエチルアミン(8.0kg)を、市販のシクロプロパン−1,1−ジカルボン酸(2l、10.0kg)の冷却した(およそ4℃)THF(63.0kg)中溶液に添加した。その溶液はおよそ30分間撹拌し、次いで、塩化チオニル(9.0kg)を、バッチ温度を10未満℃に保ちながら添加した。添加が完了したら、バッチ温度が10℃を超えないような速度で、4−フルオロアニリン(9.0kg)のTHF(25.0kg)中溶液を添加した。この混合物をおよそ4時間撹拌し、次に、酢酸イソプロピル(87.0kg)で希釈した。この溶液を、水性水酸化ナトリウム(水50.0Lに溶解した2.0kg)、水(40.0L)、および水性塩化ナトリウム(水40.0Lに溶解した10.0kg)で順次洗浄した。有機溶液を真空蒸留によって濃縮し、続いてヘプタンを添加し、その結果、固形分が沈澱した。固形分は遠心分離によって回収し、次いで、真空下でおよそ35℃で乾燥し、表題化合物が得られた(10.0kg)。
1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリドの調製
バッチ温度が30℃を超えないような速度で、オキサリルクロリド(1.0kg)を1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸(2.0kg)の溶液(THF(11kg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(DMF;0.02kg)の混合物中)に添加した。この溶液はさらなる加工をせず次のステップで使用した。
N−(4−{[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミドの調製
バッチ温度が30℃を超えないような速度で、1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリドを含む先のステップからの溶液を4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(3.0kg)および炭酸カリウム(4.0kg)の混合物(THF(27.0kg)および水(13.0kg)中)に添加した。反応が完了したら(通常10分で)、水(74.0kg)を添加した。混合物を15〜30℃でおよそ10時間撹拌し、その結果、生成物が沈澱した。生成物は濾過によって回収し、THF(11.0kg)および水(24.0kg)の予め作製した溶液で洗浄し、真空下でおよそ12時間およそ65℃で乾燥し、表題化合物(遊離塩基、5.0kg)が得られた。H NMR (400 MHz, d−DMSO): δ 10.2 (s, 1H), 10.05 (s, 1H), 8.4 (s, 1H), 7.8 (m, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.5 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.25 (m, 2H), 7.15(m, 2H), 6.4 (s, 1H), 4.0 (d, 6H), 1.5 (s, 4H). LC/MS: M+H= 502.
N−(4−{[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミド、(L)リンゴ酸塩の調製
バッチ温度をおよそ25℃に維持しながら、L−リンゴ酸(2.0kg)の水(2.0kg)中溶液を、シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミドの遊離塩基(1 5、5.0kg)のエタノール中溶液に添加した。次いで炭素(0.5kg)およびチオールシリカ(0.1kg)を添加し、結果として得られた混合物はおよそ78℃に加熱し、この時点で水(6.0kg)を添加した。次いで、反応混合物を濾過し、続いてイソプロパノール(38.0kg)を添加し、およそ25℃に冷却した。生成物は濾過によって回収し、イソプロパノール(20.0kg)で洗浄し、およそ65℃で乾燥して、表題化合物(5.0kg)が得られた。
N−(4−{[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミドおよびその(L)−リンゴ酸塩の代替調製
N−(4−{[6,7−ビス(メチルオキシ)キノリン−4−イル]オキシ}フェニル)−N’−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1,1−ジカルボキサミドおよびその(L)−リンゴ酸塩の調製に使用することができる、代替合成経路は、スキーム2に描かれている。
スキーム2
4−クロロ−6,7−ジメトキシ−キノリンの調製
反応器に6,7−ジメトキシ−キノリン−4−オール(47.0kg)およびアセトニトリル(318.8kg)を順次装填した。結果として得られた混合物をおよそ60℃に加熱し、オキシ塩化リン(POCl、130.6kg)を添加した。POClの添加後、反応混合物の温度をおよそ77℃に上げた。出発物質が3%未満になったら(工程内高性能液体クロマトグラフィー[HPLC]解析)、その反応は完了と見なした(およそ13時間)。反応混合物をおよそ2〜7℃に冷却し、次に、ジクロロメタン(DCM、482.8kg)、26パーセントのNHOH(251.3kg)、および水(900L)の冷した溶液へクエンチした。結果として得られた混合物をおよそ20〜25℃に暖め、相を分離した。有機相をAW hyflo super−cel NF(セライト;5.4kg)床に通して濾過し、濾床はDCM(118.9kg)で洗浄した。合わせた有機相を塩水(282.9kg)で洗浄し、水(120L)と混合した。相を分離し、有機相は真空蒸留によって濃縮し、溶媒を除去した(およそ95Lの残量)。DCM(686.5kg)を有機相を含有する反応器に装填し、真空蒸留によって濃縮し、溶媒を除去した(およそ90Lの残量)。次いで、メチルt−ブチルエーテル(MTBE、226.0kg)を装填し、混合物の温度を−20から−25℃に調整し、2.5時間保持し、その結果、固形沈殿物が生じ、次いで、これを濾過し、n−ヘプタン(92.0kg)で洗浄し、窒素下でおよそ25℃でフィルター上で乾燥して、表題化合物が得られた(35.6kg)。
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンの調製
N,N−ジメチルアセトアミド(DMA、184.3kg)に溶解した4−アミノフェノール(24.4kg)を4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(35.3kg)、ナトリウムt−ブトキシド(21.4kg)およびDMA(167.2kg)を含む反応器に20〜25℃で装填した。次いで、この混合物を100〜105℃におよそ13時間加熱した。工程内HPLC分析(2パーセント未満の出発物質が残存)を使用して判断して、反応が完了したと見なした後、反応器の中味を15〜20℃で冷却し、水(前もって冷却した、2〜7℃、587L)を、温度を15〜30℃に維持する速度で装填した。結果として得られた固形沈殿物を濾過し、水(47L)およびDMA(89.1kg)の混合物、ならびに最終的に水(214L)で洗浄した。次いで、フィルターケーキをおよそ25℃でフィルター上で乾燥し、粗の4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(59.4kg(含湿)、LODに基いて計算して41.6kg(乾燥))が得られた。粗の4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンを、テトラヒドロフラン(THF、211.4kg)およびDMA(108.8kg)の混合物中でおよそ1時間還流し(およそ75℃)、次いで、0〜5℃に冷却し、およそ1時間熟成し、その後、固形分は濾過し、THF(147.6kg)で洗浄し、フィルター上で真空下におよそ25℃で乾燥し、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(34.0kg)が得られた。
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンの代替調製
4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(34.8kg)および4−アミノフェノール(30.8kg)およびナトリウムtert−ペントキシド(1.8当量)(88.7kg、THF中35重量パーセント)、続いてN,N−ジメチルアセトアミド(DMA、293.3kg)を反応器に装填した。次いで、この混合物は105〜115℃におよそ9時間加熱した。工程内HPLC分析(2パーセント未満の出発物質が残存)を使用して判断して、反応が完了したと見なした後、反応器の中味を15〜25℃で冷却し、水(315kg)を20〜30℃の間の温度を維持しながら2時間にわたり添加した。次いで、反応混合物を20〜25℃でさらに1時間撹拌した。粗生成物を濾過によって収集し、88kgの水および82.1kgのDMAの混合物、続いて175kgの水で洗浄した。生成物はフィルター乾燥器上で53時間乾燥した。LODは1パーセントw/w未満を示した。
代替手順において、1.6当量のナトリウムtert−ペントキシドを使用し、反応温度は110〜120℃から上げた。さらに、低下した温度を35〜40℃に上げ、水添加の初めの温度は35〜40℃に調整したが、発熱のために45℃になった。
1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸の調製
バッチ温度が5℃を超えないような速度で、トリエチルアミン(19.5kg)をシクロプロパン−1,1−ジカルボン酸(24.7kg)の冷却した(およそ5℃)THF(89.6kg)中溶液に添加した。その溶液をおよそ1.3時間撹拌し、次いで、塩化チオニル(23.1kg)をバッチ温度を10未満℃に保ちながら添加した。添加が完了したら、溶液を10℃未満の温度に保ちながらおよそ4時間撹拌した。次いで、4−フルオロアニリン(18.0kg)のTHF(33.1kg)中溶液を、バッチ温度が10℃を超えないような速度で添加した。混合物をおよそ10時間撹拌し、その後、反応は完了したと見なした。次いで、反応混合物は酢酸イソプロピル(218.1kg)で希釈した。この溶液は、水性水酸化ナトリウム(10.4kg、119Lの水に溶解した50パーセント)で順次洗浄し、水(415L)で、次いで水(100L)で、最終的に水性塩化ナトリウム(100Lの水に溶解した20.0kg)でさらに希釈した。有機溶液は真空蒸留によって40℃未満で濃縮し(100Lの残量)、続いてn−ヘプタン(171.4kg)を添加し、結果として固形の沈澱が生じた。固形分は濾過によって回収し、n−ヘプタン(102.4kg)で洗浄し、湿った、粗の1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルン酸(29.0kg)が結果として得られた。粗の1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸をおよそ25℃でメタノール(139.7kg)に溶解し、続いて水(320L)を添加し、スラリーが得られた。これは濾過によって回収し、水(20L)およびn−ヘプタン(103.1kg)で順次洗浄し、次いで、窒素下でおよそ25℃でフィルター上で乾燥し、表題化合物(25.4kg)が得られた。
1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリドの調製
バッチ温度が25℃を超えないような速度で、オキサリルクロリド(12.6kg)を1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸(22.8kg)の溶液(THF(96.1kg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(DMF;0.23kg)の混合物中)に添加した。この溶液はさらなる加工をせず次のステップに使用した。
1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリドの代替調製
反応器に1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸(35kg)、344gのDMF、および175kgのTHFを装填した。反応混合物は12〜17℃に調整し、次いで、反応混合物に1時間にわたり19.9kgのオキサリルクロリドを装填した。反応混合物を12〜17℃で3から8時間撹拌した。この溶液はさらなる加工をせず次のステップに使用した。
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミドの調製
バッチ温度が30℃を超えないような速度で、1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリドを含む先のステップからの溶液を、化合物4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(23.5kg)および炭酸カリウム(31.9kg)の混合物(THF(245.7kg)および水(116L)中)に添加した。反応が完了したら(およそ20分で)、水(653L)を添加した。混合物を20〜25℃でおよそ10時間撹拌し、その結果、生成物が沈澱した。生成物を濾過によって回収し、THF(68.6kg)および水(256L)の予め作製した溶液で洗浄し、まずフィルター上でおよそ25℃で窒素下で、次いで真空下でおよそ45℃で乾燥し、表題化合物(41.0kg、LODに基いて算定して38.1kg)が得られた。
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミドの代替調製
反応器に4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(35.7kg、1当量)、続いて412.9kgのTHFを装填した。反応混合物に48.3 KCOの水169kg中溶液を装填した。20〜30℃の間の温度を最低限2時間にわたって維持しながら、上記1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリドの代替調製に記載した酸クロリド溶液を4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンを含有する反応器に移した。反応混合物を20〜25℃で最低限3時間撹拌した。次いで、反応温度は30〜25℃に調整し、混合物を揺動した。揺動を停止し、混合物の相を分離させた。下の水相は除去し廃棄した。残った上の有機相に804kgの水を添加した。この反応物は15〜25℃で最低限16時間撹拌した。
生成物が沈殿した。生成物を濾過し、179kgの水および157.9kgのTHFの混合物で2分割して洗浄した。粗生成物は真空下に少なくとも2時間乾燥した。次いで、乾燥した生成物を285.1kgのTHFに投入した。結果として得られた懸濁液を反応容器に移し、懸濁液が透明な(溶解した)溶液になるまで揺動し、それにはおよそ30分間の30〜35℃への加熱を要した。次いで、456kgの水、ならびに20kgのSDAG−1エタノール(メタノール変性したエタノール)を2時間にわたり溶液に添加した。この混合物を15〜25℃で少なくとも16時間揺動した。生成物を濾過し、143kgの水および126.7のTHFの混合物で2分割して洗浄した。生成物は40℃の最高温度設定点で乾燥した。
代替手順において、酸クロリド形成中の反応温度を10〜15℃に調整した。再結晶温度は1時間の間に15〜25℃から45〜50℃まで変化させ、次いで、2時間にわたり15〜25℃に冷却した。
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド、リンゴ酸塩の調製
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド(1−5;13.3kg)、L−リンゴ酸(4.96kg)、メチルエチルケトン(MEK; 188.6kg)および水(37.3kg)を反応器に装填し、この混合物を加熱およそ2時間還流(およそ74℃)した。反応器温度は50から55℃に低下させ、反応器の中味を濾過した。上記のこれらの連続ステップは、類似した量の出発物質(13.3kg)、L−リンゴ酸(4.96kg)、MEK(198.6kg)および水(37.2kg)から出発し、さらに2回反復した。合わせた濾液をMEK(1133.2kg)(およその残量711L;KF<0.5%w/w)を使用して、大気圧でおよそ74℃で共沸で乾燥した。反応器の中味の温度は20から25℃に低下させ、およそ4時間保持し、結果として固形分が沈殿し、これは濾過し、MEK(448kg)で洗浄し、50℃で真空下に乾燥し、表題化合物(45.5kg)が得られた。
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド、(L)リンゴ酸塩の代替調製
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド(47.9kg)、L−リンゴ酸(17.2)、658.2kgのメチルエチルケトン、および129.1kgの水(37.3kg)を反応器に装填し、混合物は50〜55℃でおよそ1〜3時間、次いで、55〜60℃でさらに4〜5時間加熱した。この混合物は1μmカートリッジに通して濾過することによって透明になった。反応温度を20〜25℃に調整し、150〜200mmHgの真空で55℃の最高ジャケット温度で558〜731Lの体積範囲に真空蒸留した。
真空蒸留は、それぞれ380kgおよび380.2kgのメチルエチルケトンを装填してさらに2回実施した。3回目の蒸留の後、バッチの体積は、159.9kgのメチルエチルケトンに装填することによって18v/wのシクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミドに調整し、全体積で880Lが得られた。追加の真空蒸留を245.7のメチルエチルケトンの調整により実行した。反応混合物は20〜25℃で少なくとも24時間穏やかに揺動した。生成物を濾過し、415.1kgのメチルエチルケトンで3分割して洗浄した。生成物は45℃のジャケット温度設定点で真空下に乾燥した。
代替手順において、129.9kgの水に溶解した17.7kgのL−リンゴ酸の溶液をメチルエチルケトン(673.3kg)中のシクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド(48.7kg)に添加するように、添加の順序を変更した。
事例検討
METおよびVEGFシグナル伝達経路は、造骨細胞および破骨細胞機能において重要な役割を果たすように思われる。METの強い免疫組織化学的染色性は、発症する骨の両方の細胞タイプで観察されている。HGFおよびMETは、インビトロで造骨細胞および破骨細胞によって発現され、増殖、移動およびALPの発現などの細胞の応答を媒介する。造骨細胞によるHGFの分泌は、造骨細胞/破骨細胞の結合、およびMETを発現する腫瘍細胞による骨転移の発生における主要因として提案された。造骨細胞および破骨細胞はまた、VEGFおよびその受容体を発現し、これらの細胞におけるVEGFシグナル伝達は、細胞移動、分化および生存を調節する潜在的なオートクリンおよび/またはパラクリンフィードバックメカニズムに関与する。
骨転移は、著しい病的状態および死亡を引き起こす去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)を有する患者の90パーセントに存在する。METおよびVEGFRシグナル伝達経路の活性化は、CRPCにおいて骨転移の発症に関与する。METおよびVEGFRの阻害薬である化合物1で治療した転移性CRPCの3人の患者には、骨病変のほぼ完全な解消、骨痛および全血清アルカリ性ホスファターゼ(tALP)レベルの著しい低下および計測可能な疾患における低下を含む劇的な応答があった。これらの結果は、METおよびVEGFRシグナル伝達経路の二元的調節がCRPCを治療するのに有用な治療手法であることを示す。
化合物1は、METおよびVEGFR2に対する強力な活性を有する、経口的に生物学的に利用可能な多重標的型のチロシンキナーゼ阻害薬である。化合物1は、METおよびVEGFR2シグナル伝達を抑制し、速やかに内皮細胞および腫瘍細胞の細胞死を誘発し、異種移植片腫瘍モデルにおいて腫瘍退縮を引き起こす。化合物1はまた、腫瘍の侵襲性および転移を著しく低下させ、ネズミの膵神経内分泌腫瘍モデルにおける全生存率を本質的に改善する。第1相の臨床検討において、化合物1は、最も共通して観察される有害事象である、疲労、下痢、食欲不振、発疹、および掌や足底の赤感覚異常に対する忍容性が一般に良好であった。
臨床検討における標的の論理的根拠および観察される抗腫瘍活性に基いて、適応型第2相治験は、CRPC(2011年9月20日に最後に訪れた調査であるNCT00940225のhttp://clinicaltrials.gov/ct2/results?term=NCT00940225)を含む複数で示すように企てられ、化合物1は100mgの用量として患者に投与された。この調査に登録された骨スキャンに対する骨転移の証拠を有する最初の3人のCRPC患者の所見は、以下の事例検討に記載されている。
患者1〜3の基準線の特性は表1に要約されている。
ADT、アンドロゲン除去治療;CAB、完全アンドロゲン遮断療法(ロイプロリド+ビカルタミド);DES、ジエチルスチルベストロール;LN、リンパ節;PSA、前立腺特異抗原;tALP、全アルカリホスファターゼ
患者1は、1993年に局部的前立腺癌と診断され、前立腺全摘除術(グリーソンスコアは利用不可;PSA、0.99ng/mL)で治療された。2000年、再発した局所的な疾患が放射線療法で治療された。2001年、ロイプロリドおよびビカルタミドを用いる完全アンドロゲン遮断療法(CAB)が、増加するPSA(3.5のng/mL)に対して開始された。2006年、ジエチルスチルベストロール*diethystillbestrol(DES)が短期間投与された。2007年、6サイクルのドセタキセルが新たな肺転移に対して投与された。PSAの上昇は、抗アンドロゲンの中止に無応答であった。アンドロゲン除去治療が臨床的進行まで継続された。2009年10月、脊髄上の侵害に関連した脊椎への骨転移および背部痛が放射線療法(37.5Gy)で治療された。2010年2月、骨スキャンが骨痛の増加により実施され、軸骨格および体肢骨格において放射性トレーサーの広がった取り込みを示した。CTスキャンは、新たな肺性転移および縦隔リンパ節転移を示した。PSAは430.4ng/mLであった。
患者2は、病的破砕を示した後、2009年4月に診断された(グリーソンスコア、4+5=9;PSA、45.34ng/mL)。骨スキャンは、腸骨左翼、左仙腸関節、大腿骨骨頭、および恥骨結合に放射性トレーサーの取り込みを示した。左恥骨枝の生検は、混合細胞溶解および芽細胞の病変を有する転移性腺癌を裏付けた。ロイプロリドおよびビカルタミドを用いるCAB、および左恥骨枝および寛骨臼への放射線療法(8Gy)は、骨痛解消およびPSA正常化をもたらした。2009年11月のPSAの増加(16ng/mL)は、抗アンドロゲンの中止に対して無応答であった。2010年2月、骨スキャンは、軸骨格および体肢骨格の全体にわたって複数の焦点を示した。CTスキャンは、後腹膜リンパ節腫脹および肝転移を明らかにした(PSA、28.1ng/mL)。再発性骨痛、新たな肺および肝転移によって、疾患のさらなる進行が著しくなった。
患者3は、右股関節部疼痛を示した後、2009年4月に診断された(グリーソンスコア、4+5=9;PSA、2.6ng/mL)。骨スキャンは、軸骨格および体肢骨格の全体にわたる複数の部位で放射性トレーサーの取り込みを示した。CTスキャンは、後腹膜、総腸骨、および鎖骨上リンパ節の腺症を示した。ロイプロリドおよびビカルタミドを用いるCABが開始された。患者は、2009年12月まで6サイクルのドセタキセルを受けた。治療の後、骨スキャンは変化を示さなかった。CTスキャンは、後腹膜および総腸骨の腺症のほぼ解消を示した。2010年3月、PSAは上昇を始め、骨痛は悪化した。繰り返した骨スキャンは、新たな焦点を示し、CTスキャンは、後腹膜、傍大動脈、および両側総腸骨の腺症の増加を示した。2010年4月のPSAの上昇(2.8ng/mL)および増加する骨痛は、抗アンドロゲンの中止に無応答であった。
結果
患者にはすべて、調査スクリーニングの前に告知に基づく同意を提供した。
患者1は、2010年2月12日に化合物1を開始した。4週間後、骨痛の有意な減少が報告された。第6週に、骨スキャンは、骨転移による放射性トレーサーの取り込みが劇的に減少したことを示した(図1A)。CTスキャンは、計測可能な標的病変において33%減少の部分応答(PR)を示した(図1C)。第12週に、骨病変のほぼ完全な解消、および標的病変において44%の減少が観察され、第18週まで安定であった。骨スキャン応答に対応して、最初の上昇の後、血清tALPレベルは、基準線の689U/Lから第18週の159U/Lまで減少した(図1Bおよび表1)。さらに、基準線(表1)と比較して、第2週に1.4g/dLのヘモグロビンの増加が見られた。PSAは、基準線の430ng/mLから第18週の93.5ng/mLまで低下した(図1Bおよび表1)。患者は、第18週まで非盲検治療し、第3等級の下痢を発症した後、中止した。
患者2は、2010年3月31日に化合物1を開始した。第4週に、骨痛の減少が報告された。第6週に、骨スキャンは、骨病変(図2A)による放射性トレーサーの取り込みのわずかな兆し(flair)を示した。CTスキャンは、標的病変(図2C)において13%の減少を示した。第12週に、放射性トレーサーの取り込み(図2A)の大幅な低下および計測可能な疾患の20%の減少が観察された(表1)。第12週に偽薬へ無作為化した後、患者は激しい骨痛および仙骨神経根侵害を発症した。脊椎へ放射線を投与し、患者は第15週に非盲検化合物1の治療に乗り換えた。血清tALPレベルは、正常範囲(101〜144U/L)内にあった(図2B)。基準線(表1)と比較して、ヘモグロビンは第12週に1.8g/dL増加した。PSAは、第16週までに基準線の6倍近くまで登りつめたが、次には、偽薬から化合物1に乗り換えた後、第18週までに基準線の2倍に減少した(図2Bおよび表1)。この患者は、2010年9月時点で化合物1の治療を継続している。
患者3は、2010年4月26日、化合物1を開始した。3週間後に、疼痛の完全な解消が報告された。第6週に、骨スキャンは、放射性トレーサーの取り込みにおいて劇的な減少を示し(図3A)、CTスキャンは、計測可能な標的病変において43%の減少のPRを示した。第12週に、骨スキャンについての骨病変の完全な解消(図3A)、および計測可能な疾患の51%の減少が観察された(表1および図3B)。最初の上昇の後、血清tALPレベルは、基準線の869U/Lおよび第18週の197U/Lと、着実に減少した(図3Bおよび表1)。基準線(表1)と比較して、ヘモグロビンは、第2週で2.2g/dL増加した。PSAは、スクリーニングの2.4ng/mLから第18週の1.2ng/mLに減少した(図3Bおよび表1)。患者は、2010年9月時点で化合物1の治療を継続している。
考察
3人の患者はすべて、化合物1を用いる治療で、骨スキャンでの放射性トレーサーの取り込みにおいて著しい減少を経験した。これらの所見には、化合物1での治療の間、骨痛の大幅な減少、および軟質組織の病変における応答または安定化の証拠が付随した。効果の開始は、患者の2人で非常に速やかであり、骨スキャンが相当改善またはほぼ解消し、最初の6週間に生じる疼痛が改善した。第3の患者において、骨スキャンの明白な発光が第6週で観察され、第12週までに改善した。本発明者らが知る限りでは、骨性および軟質組織の疾患へのそのような包括的で迅速な影響は、この患者集団において観察されたことがない。
骨の放射性トレーサーの取り込みは、局部の血流量および造骨活性の両方に依存し、その両方が、骨病変に関連した腫瘍細胞によって病理学的に調整され得る。したがって、取り込みの解消は、局部血流量の中断、造骨活性の直接的調整、骨中の腫瘍細胞への直接効果、またはこれらのプロセスの組み合わせのいずれかに起因し得る。しかしながら、VEGF/VEGFRを標的にする治療でCRPCを患う男性の骨スキャンでの取り込みの低下は、そのような薬剤を用いる多数の治験にもかかわらず、めったに注目されてこなかった。同様に、CRPC患者の骨スキャンでの取り込みの低下の観察は、癌細胞を直接標的にするアビラテロンおよび癌細胞および破骨細胞の両方を標的にするダサチニブについてのみまれに報告されている。したがって、血管新生単独での標的化、または腫瘍細胞および/または破骨細胞の選択的な標的化は、化合物1で治療された患者に観察されたものと類似の効果を結果としてもたらしていない。
これらの結果は、CRPCの進行におけるMETおよびVEGFシグナル伝達経路の重要な潜在的役割、およびこれらの経路の同時標的化がこの患者集団における病的状態および死亡率の低下に有効であり得るという将来性への時点を示す。
他の実施形態
前述の開示は、明瞭および理解の目的で、例証および例によってある程度詳細に記載されている。本発明は、種々の具体的かつ好ましい実施形態および技法を参照して記載されている。しかし、本発明の趣旨および範囲内にありながら多くの変形および変更がなされ得ることが理解されるべきである。添付の特許請求の範囲内で変化および変更が実施され得ることは当業者に明らかである。したがって、上の記載が例示であって限定的ではないと意図されることは、理解されるべきである。
したがって、本発明の範囲は、上の記載を参照して決定されてはならず、その代わりに、以下の添付の特許請求の範囲を、そのような特許請求の範囲と題されているものと等価の全範囲と一緒に参照して決定されるべきである。

Claims (2)

  1. CRPCに関連した転移性の骨病変を軽減または安定化するための医薬の製造における化合物1またはその薬学的に許容される塩の使用。
  2. CRPCに関連した転移性の骨病変による骨痛を軽減するための医薬の製造における化合物1またはその薬学的に許容される塩の使用。
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