JP6157928B2 - 肝臓への脂肪蓄積抑制剤 - Google Patents

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本発明は、マルチトールを有効成分とする肝臓への脂肪蓄積抑制剤、ならびにマルチトールを有効成分として含む脂肪肝の予防および/または治療のための医薬組成物に関する。
従来、肝疾患はウィルス性肝疾患が大きな社会問題となっていたが、現在では新たにウィルス感染する患者数が減少し、有効なB型あるいはC型肝炎治療薬も開発されている。一方、非ウィルス性の肝疾患については、肥満人口や糖尿病患者の増加に伴い、これら生活習慣病に起因するアルコール性、または非アルコール性の脂肪肝患者が増加しており、近年問題となっている。
脂肪肝は、肝細胞に中性脂肪が蓄積する疾患であり、脂肪肝患者の肝細胞を顕微鏡で観察すると、脂肪滴を含む空胞が認められる。脂肪肝には、単純性脂肪肝(simple steatosis)と、肝細胞の線維化を伴う脂肪肝炎(steatohepatitis)とがある。脂肪肝患者においては、血液検査においてアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ値(以下、AST値と称する)およびアラニンアミノトランスフェラーゼ値(以下、ALT値と称する)が正常値の場合もあるが、通常は軽度の上昇(正常値の2倍から4倍以下)が認められる場合が多く、特に、脂肪肝炎患者においては、単純性脂肪肝に比べてAST値およびALT値が高値となる例が多い。単純性脂肪肝および脂肪肝炎はいずれも肝硬変や肝細胞癌へ進行する場合があるが、脂肪肝の予後は未だ明らかではない。
脂肪肝抑制剤としては、インスリン抵抗性改善薬、脂質異常症治療薬、肝臓用薬、アンジオテンシンII1型受容体拮抗薬などの有効性が報告されている(非特許文献1)。また、天然物由来の脂肪肝抑制剤としては、高分子多糖類物質MPS−80を有効成分とする脂肪肝抑制剤(特許文献1)、トウモロコシフスマより得られたヘミセルロース及び/又はその部分分解物を主成分とするアルコール性脂肪肝抑制物質(特許文献2)、茶由来である分子量40万以上の多糖類を有効成分とすることを特徴とする肝臓への脂肪蓄積抑制剤(特許文献3)、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)に属する乳酸菌を培養して得られる培養物及び/または菌体を有効成分とする脂肪肝抑制剤(特許文献4)、オリーブ又はその抽出物を有効成分とする脂肪肝の予防及び/又は改善剤(特許文献5)、大麦糠又はそのα−アミラーゼ処理物を有効成分として含有する脂肪肝抑制剤(特許文献6)、ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)の菌体を有効成分とする脂肪肝予防及び/又は抑制剤(特許文献7)等が知られている。
特開昭59−225120号公報 特開平5−43470号公報 特開2005−179277号公報 特開2008−24680号公報 特開2009−263257号公報 特開2010−105948号公報 特開2011−201801号公報
社団法人日本肝臓学会編「NASH・NAFLDの診察ガイド2010」(株式会社文光堂出版、2010年12月18日発行)
本発明は、未だ十分な治療法が確立されていない脂肪肝の予防および/または治療に有用な、肝臓への脂肪蓄積を抑制し得る物質を含む脂肪蓄積抑制剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、マルチトールが肝臓への脂肪蓄積を抑制する効果を有することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、マルチトールを有効成分として含有する肝臓への脂肪蓄積抑制剤(以下、「本発明の脂肪蓄積抑制剤」とも称する)を提供する。
本発明はまた、マルチトールを有効成分として含む脂肪肝の予防および/または治療のための医薬組成物(以下、「本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物」とも称する)を提供する。
本発明はさらに、非ヒト動物における脂肪肝の予防および/または治療のためのマルチトールを含む非ヒト動物用医薬組成物、該医薬組成物もしくは本発明の脂肪蓄積抑制剤を非ヒト動物に投与することを含む非ヒト動物における脂肪肝を予防および/または治療する方法、本発明の脂肪蓄積抑制剤を飲食品に配合または添加することを特徴とする機能性飲食品の製造方法、およびサプリメントの製造のための本発明の脂肪蓄積抑制剤の使用を提供する。
ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色した、群1(通常飼料+蒸留水)のマウスの肝臓組織の顕微鏡観察結果を示す。 ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色した、群2(高脂肪飼料+蒸留水)のマウスの肝臓組織の顕微鏡観察結果を示す。 ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色した、群3(高脂肪飼料+2.5%ショ糖水溶液)のマウスの肝臓組織の顕微鏡観察結果を示す。 ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色した、群4(高脂肪飼料+2.25%マルチトール水溶液)のマウスの肝臓組織の顕微鏡観察結果を示す。 ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色した、群5(高脂肪飼料+4.5%マルチトール水溶液)のマウスの肝臓組織の顕微鏡観察結果を示す。
本発明の脂肪蓄積抑制剤および脂肪肝予防/治療用医薬組成物の有効成分であるマルチトールは、公知の製造方法により製造されたものであってもよく、市販のマルチトール製品であってもよい。マルチトールの製造方法としては、例えば、麦芽糖を含む水飴を触媒存在下で高圧接触還元することで水素添加し、精製、濃縮する方法が例示される。市販のマルチトール製品としては、上野製薬株式会社製の還元澱粉糖化物MU−45、MU−50およびMU−65、還元麦芽糖水飴MU−75ならびに粉末マルチトールウエノを例示することができる。
本発明において使用するマルチトールの性状は、液体状または固体状のいずれであってもよく、例えば、液体状マルチトールから公知の粉末化方法または結晶化方法により製造された、粉末状マルチトールまたは結晶マルチトールであってもよい。使用するマルチトールの性状は、目的とする剤形に応じて適宜選択することができる。
本発明において使用するマルチトールの純度としては、液体状マルチトールであれば純度45%以上のものが好ましい。また、粉末状マルチトールであれば純度80%以上のものが好ましく、純度85%以上のものがより好ましく、純度88%以上のものがさらに好ましい。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、有効成分としてマルチトールを含有するものであればよく、マルチトールによる脂肪蓄積抑制効果を妨げない限り、さらに賦形剤等を含むものであってもよい。したがって、本発明の脂肪蓄積抑制剤中のマルチトールの割合は特に限定されない。例えば、本発明の脂肪蓄積抑制剤は、マルチトールを40重量%以上、45重量%以上、50重量%以上、60重量%以上、70重量%以上、80重量%以上、85重量%以上、90重量%以上、95重量%以上または98重量%以上含むものであり得る。あるいは、本発明の脂肪蓄積抑制剤は、マルチトールのみからなるものであってもよい。一つの態様において、マルチトールは、本発明の脂肪蓄積抑制剤における単独の有効成分である。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、本発明の脂肪蓄積抑制剤と同様、有効成分としてマルチトールを含有するものである。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物中に有効成分として含有させるマルチトールの割合は、目的とする剤形等に応じて適宜設定することができるが、通常、1〜98重量%程度であればよく、2〜95重量%程度であることが好ましく、3〜90重量%程度であることがより好ましい。一つの態様において、マルチトールは、本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物における単独の有効成分である。
本明細書において、脂肪肝の「治療」には、既に脂肪肝に罹患している患者における脂肪肝の進行を阻止すること、即ち、かかる患者における肝臓へのさらなる脂肪蓄積を抑制することも含まれる。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物の投与方法は、経口投与または非経口投与のいずれであってもよい。また、該組成物の投与時期は特に限定されず、食前、食中、食後および食間のいずれであってもよい。例えば、該組成物は、脂肪含有量が10重量%以上である食事の食前、食中、食後および食間のいずれかに投与するのが好ましい。経口投与の場合には、多量のマルチトールによる下痢の副作用回避の点で、食後に投与するか、または一日に複数回に分けて少量ずつ投与するのが特に好ましい。ここで、一般的に「食事」とは、生存に必要な栄養分をとるために毎日の習慣として物を食べること(飲食行為)あるいはその飲食物を意味するが、本明細書において用いる「食事」の用語は、一回の飲食行為において摂取する一まとまりの飲食物を意味するものとする。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物の投与量は、脂肪肝の程度、その他の疾病の程度、年齢、性別等の条件に応じて適宜選択される。一つの態様において、該組成物は、肝臓への脂肪蓄積を抑制できる量(以下、「有効量」とも称する)を投与すればよい。有効量は、当業者に周知の方法(各種の非臨床および/または臨床試験を含む)を用いて適宜決定することができる。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、有効量のマルチトールを一度に投与するものであっても良く、間隔を置いて複数回に分けて投与するものであっても良い。経口投与の場合は、緩下性の点から複数回に分けて投与するのが好ましい。複数回に分けて投与する場合は、一日に投与されるマルチトールの合計量が有効量となればよく、食事の回数に合わせて投与するのが好ましい。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、アルコール性脂肪肝、非アルコール性脂肪肝、アルコール性脂肪肝炎および非アルコール性脂肪肝炎のいずれに罹患した者に対しても投与することができるが、食事療法の必要性が高い非アルコール性脂肪肝または非アルコール性脂肪肝炎に罹患した者に対して投与するのが好ましい。
また、本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、脂肪肝へ移行しやすい、肥満、糖尿病、脂質異常症、高脂血症、高血圧、耐糖能異常症、メタボリックシンドローム、脂肪ジストロフィー症、βリポ蛋白欠損症、ウェーバー−クリスチャン病(Weber−Christian病)、ウォルマン病(Wolman病)、妊娠性急性脂肪肝、ウィルソン病(Wilson病)、インド小児肝硬変等に罹患した者における脂肪肝の予防および/または治療のために用いることができる。これらの疾病に罹患した者の中でも、食事療法の必要性が高い肥満や糖尿病に罹患した者における脂肪肝の予防および/または治療のために用いることが好ましい。
さらに、本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、健常者に投与することにより、脂肪肝を効果的に予防することができる。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、マルチトールによる脂肪肝の予防/治療効果を妨げない範囲であれば、マルチトールの他にさらに賦形剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、矯味剤、懸濁化剤、乳化剤、着香剤、溶解補助剤、着色剤、粘稠剤等の成分を添加して各種の剤形とすることができる。
本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物の剤形としては、錠剤(口腔内崩壊錠、チュアブル錠、発泡錠、分散錠、溶解錠)、カプセル剤、顆粒剤(発泡顆粒剤)、散剤、経口液剤(エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、リモナーデ剤)、シロップ剤(シロップ用剤)、経口ゼリー剤、口腔用錠剤(トローチ剤、舌下錠、バッカル錠、付着錠、ガム剤)、口腔用スプレー剤、口腔用半固形剤、含嗽剤、注射剤(輸液剤、埋め込み注射剤、持続性注射剤)、透析用剤(腹膜透析用剤、血液透析用剤)、吸入剤(吸入粉末剤、吸入液剤、吸入エアゾール剤)、坐剤、直腸用半固形剤、注腸剤、点眼剤、眼軟膏剤、点耳剤、点鼻剤(点鼻粉末剤、点鼻液剤)、膣錠、膣用坐剤、外用固形剤(外用散剤)、外用液剤(リニメント剤、ローション剤)、スプレー剤(外用エアゾール剤、ポンプスプレー剤)、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、貼付剤(テープ剤、パップ剤)等が挙げられる。これらの剤形の中でも肝臓への到達のし易さの点で、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、経口液剤、シロップ剤、経口ゼリー剤、口腔用錠剤、口腔用スプレー剤、口腔用半固形剤、含嗽剤、注射剤、透析用剤、吸入剤、坐剤、直腸用半固形剤および注腸剤が好ましく、経口投与のし易さの点で、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、経口液剤、シロップ剤、経口ゼリー剤、口腔用錠剤、口腔用スプレー剤、口腔用半固形剤および含嗽剤がより好ましい。
また、本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、エキス剤、丸剤、酒精剤、浸剤・煎剤、茶剤、チンキ剤、芳香水剤、流エキス剤等の生薬関連製剤に本発明の脂肪蓄積抑制剤を添加した剤形で使用することもできる。これら剤形は、脂肪肝の程度、その他の疾病の程度、年齢、性別等の条件に応じて適宜選択される。
更に、本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、脂肪肝抑制効果を有する他の薬剤をさらに含むものとすることができる。これらの薬剤としては、例えば、インスリン抵抗性改善薬(チアゾリジン誘導体、ビグアナイド薬等)、抗酸化剤(ビタミンE、ビタミンC、エイコサペンタエン酸、ベタイン、N−アセチルシステイン等)、脂質異常症治療薬(フィブラート系薬剤、HMG−CoA還元酵素阻害薬、プロブコール等)、肝庇護薬(ウルソデオキシコール酸、グリチルリチン製剤、小柴胡湯、タウリン等)、アンジオテンシンII1型受容体拮抗薬(ロサルタン等)等が例示される。
また、本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物は、脂肪肝抑制効果を有する天然物または天然由来物質をさらに含むものとすることもできる。これらの天然物または天然由来物質としては、例えば、動物肝臓、動物肝臓由来物質(サメの肝油、豚肝臓の酵素分解ペプチド等)、ポリコサノール、葛花、L−オルニチン、ノブドウ、ノブドウ由来物質(例えばレスベラトロール)、クルミ、クルミ由来物質(例えばクルミポリフェノール)、α−リポ酸、アーティチョーク、アスタキサンチン、アスパラギン酸、アラニン、イエロードック(Yellow Dock、和名:ナガバギシギシ、学名:Rumex crispus)、ウコン、カキ(牡蠣)、ガジュツ、ガラナ、甘草、キョウオウ、クロレラ、グリチルリチン、高麗人参、コーヒー、ゴマリグナン、S-アデノシルメチオニン(SAMe(サミー))、シジミ、システイン、シリマリン、スピルリナ、チャンカピエドラ(和名:キダチコミカンソウ、学名:Phyllanthus niruri)、田七人参、フェヌグリーク(fenugreek、和名:コロハ、学名:Trigonella foenum-graecum)、セサミン、タウリン、ダンデライオン(タンポポ)、フコイダン、マリアアザミ、ラクトフェリン、ラフィノース、霊芝、レシチン、ローヤルゼリー等が例示される。
本発明の脂肪蓄積抑制剤またはその有効成分であるマルチトールは、非ヒト動物における脂肪肝を予防および/または治療するために用いることもできる。したがって、本発明の一態様において、非ヒト動物における脂肪肝の予防および/または治療のための、マルチトールを含む非ヒト動物用医薬組成物(以下、本発明の非ヒト動物用医薬組成物とも称する)が提供される。また、該非ヒト動物用医薬組成物または本発明の脂肪蓄積抑制剤を非ヒト動物に投与することを含む、非ヒト動物における脂肪肝を予防および/または治療する方法も提供される。非ヒト動物としては、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ等の家畜類や、イヌ、ネコ等のペットとして飼育される動物等が例示される。
本発明の非ヒト動物用医薬組成物に含有させるマルチトールの量、該医薬組成物の投与方法、投与時期、投与量および剤形、該医薬組成物においてマルチトールと併用可能な他の薬剤、天然物および天然由来物質、ならびに本発明の脂肪蓄積抑制剤を非ヒト動物に投与する場合における投与方法、投与時期、投与量等については、「本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物」について上述した内容と同様である。
さらに、本発明の脂肪蓄積抑制剤は、食品添加剤として用いることもできる。したがって、本発明の脂肪蓄積抑制剤を飲食品に配合または添加することにより、肝臓への脂肪蓄積を抑制する機能性飲食品を提供することができる。また、本発明の脂肪蓄積抑制剤を成分として使用することにより、肝臓への脂肪蓄積を抑制するサプリメントを製造することもできる。この場合、製造するサプリメントの剤形に応じて適宜、賦形剤等を配合することができる。
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
試験例1
(1)試験動物
8週齢の雄のC57BL/6マウス(日本クレア株式会社製)を無作為に各群4匹に分けて使用した。
(2)飼料
通常飼料として、固形飼料MF(脂質成分5.3%、オリエンタル酵母工業株式会社製)を使用した。高脂肪飼料として、固形飼料High Fat Diet 32(脂質成分32.0%、日本クレア株式会社製)を使用した。
(3)試料の調製
被験物質としてショ糖(和光純薬工業株式会社製)およびマルチトール(上野製薬株式会社製、粉末マルチトールウエノ60M(マルチトール純度90%))をそれぞれ蒸留水に溶解させて得られた、2.5重量%濃度のショ糖水溶液ならびに2.25重量%濃度および4.5重量%濃度のマルチトール水溶液を試料水とした。陰性試料は蒸留水とした。試料水の投与方法は自由飲水とし、飲水量を記録した。試料水の濃度および飲水量から算出した1日あたりのショ糖の投与量は体重1kgあたり3gであり、同様に算出した1日あたりのマルチトールの投与量は、2.25%マルチトール水溶液を投与したマウスでは体重1kgあたり2.7g、4.5%マルチトール水溶液を投与したマウスでは体重1kgあたり4.5gであった。
(4)試験方法
各群のマウスに、表1に示す飼料および試料水(被験物質水溶液または蒸留水)を与え、8週間飼育した。8週間の試験飼育の後、ペントバルビタールを100mg/体重kg腹腔内投与し、安楽死させ、臓器を摘出した。
Figure 0006157928
(5)肝細胞の脂肪空胞評価
マウスから摘出した肝臓組織について、ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色し、顕微鏡による標本観察を行った。また、顕微鏡観察結果を下記方法により解析し、有意差をt検定法により評価した。
[顕微鏡観察結果の解析方法]
HSオールインワン蛍光顕微鏡BZ−9000(株式会社キーエンス)を使用し、400倍の視野で、血管など結果に影響するような場所が含まれない部位を無作為に1匹あたり4箇所撮影した。これを1群4匹について行い、合計16枚/1群の顕微鏡画像を得た。まず、肝細胞の細胞質や核など染色した部分を画像解析により選択した。次に色反転により脂肪空胞部分を選択し、そのピクセル数を脂肪空胞面積とした。解析には、蛍光顕微鏡BZ−9000に付属のソフトウェアであるダイナミックセルカウントを用いた。
(6)結果
顕微鏡観察において、肝細胞に蓄積した脂肪はHE染色で染まらず、白色の脂肪空胞として認められる。脂肪肝のコントロールである群2(高脂肪飼料+蒸留水)においては多数の脂肪空胞が認められたのに対し、群4(高脂肪飼料+2.25%マルチトール水溶液)および群5(高脂肪飼料+4.5%マルチトール水溶液)においては、脂肪空胞はほとんど観察されなかった。さらに、群4および群5においては、脂肪空胞面積が群2と比較して有意に小さかった。一方、群3(高脂肪飼料+2.5%ショ糖水溶液)においては、脂肪空胞数の減少は限定的であり、脂肪空胞面積を群2と比較して有意に減少させる効果は認められなかった。顕微鏡観察の結果を図1〜5に示し、脂肪空胞面積の評価結果を表2に示す。
Figure 0006157928
試験例2
(1)試験動物、(2)飼料および(3)試料の調製については試験例1と同様にして、以下の試験を行った。
(4)試験方法
各群のマウスに、表1に示す飼料および試料水(被験物質水溶液または蒸留水)を与え、8週間飼育した。8週間の試験飼育の後、ペントバルビタールを0.5mg/体重10g腹腔内投与し、深麻酔下にて尾静脈より採血を行った。
マウスから採血した血清について、トランスアミナーゼC−IIテストワコーキット(和光純薬工業株式会社製)を用いて、肝機能の指標である血中AST値および血中ALT値を測定した。
また、プレシジョンエクシード β−ケトン測定用電極(アボットジャパン株式会社製)を用いて、肝臓における脂肪燃焼の指標である血中ケトン体値を測定した。
(5)血中AST値、血中ALT値および血中ケトン体値の評価
血中AST値、血中ALT値および血中ケトン体値について、t検定法により有意差検定を行い、評価した。
(6)結果
血液検査の結果、血中AST値については、群4(高脂肪飼料+2.25%マルチトール水溶液)においては群3(高脂肪飼料+2.5%ショ糖水溶液)よりも低減される傾向が見られ、群5(高脂肪飼料+4.5%マルチトール水溶液)においては正常コントロールである群1(通常飼料+蒸留水)と同等のレベルにまで血中AST値が低減した。さらに、血中ALT値についても血中AST値と同様に低減傾向を示しており、特に群5においては群3に対して有意に血中ALT値を低減させる効果が認められた。一方、血中ケトン体値については、群3に対して群4および群5において増加しており、特に群4においては群3に対して有意な改善効果が認められた。血中AST値および血中ALT値の評価結果を表3に示し、血中ケトン体値の評価結果を表4に示す。
Figure 0006157928
Figure 0006157928
試験例3
(1)飼料の調製
通常飼料として、固形飼料CE−2(脂質4.6重量%、日本クレア株式会社製)を使用した。ショ糖含有高脂肪飼料として、固形飼料High Fat Diet 32(脂質32.0重量%、ショ糖6.75重量%、日本クレア株式会社製)を使用した。マルチトール含有高脂肪飼料として、固形飼料High Fat Diet 32のショ糖成分(6.75重量%)の全量を粉末マルチトール(粉末マルチトールウエノ60M(マルチトール純度90%)、上野製薬株式会社製)に置き換えた特別飼料(脂質32.0重量%、マルチトール6.08重量%、日本クレア株式会社製)を使用した。
(2)飲水の調製
Elix−UV純水製造装置で調製した純水に次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス−S、株式会社オーヤラックス製)を終濃度0.00009%となるように添加して純水とした。マルチトール水溶液は、粉末マルチトール(粉末マルチトールウエノ60M(マルチトール純度90%)、上野製薬株式会社製)を1.8%(重量/容量)となるよう純水に溶解させて調製した。該マルチトール水溶液におけるマルチトール純度は1.62%となる。
(3)試験動物
SPFマウス(C57BL/6J、日本クレア株式会社製)の雌21匹を妊娠14日で購入し、馴化飼育を行った。全動物を自然分娩させ、出生した雄をモデル作製に使用した。なお、離乳は生後4週齢とした。

NASHマウスの作製:
2日齢時の雄にストレプトゾトシン(シグマアルドリッチジャパン株式会社製)を生理食塩液(株式会社大塚製薬工場製)にて10mg/mL濃度とし、20μL/頭(200μg/頭)で背部皮下に1回投与した。その後は離乳まで母動物に哺育させた。生後28±2日齢時に離乳した。

出生児の調整:
ストレプトゾトシンの投与後に、同腹を考慮せずに1腹当たりの哺育児数が均等となるように振り分けた。ストレプトゾトシンの投与を実施しない雄個体については出生後1週間以内に、同腹を考慮せずに1腹当たりの哺育児数が均等となるように振り分けた。
(4)飼育方法
飼育条件(4週齢まで):
動物入荷日から離乳までは、母児ともに通常飼料を自由に摂取させた。生後4週齢時に離乳した。

飼育条件(4週齢から5週齢前日まで):
離乳以降は、ストレプトゾトシンを投与していない動物(通常マウス(群S1および群1))については通常飼料を、ストレプトゾトシンを投与した動物(NASHマウス(群S2、群2、群3および群4))についてはショ糖含有高脂肪飼料を自由に摂取させた。

飼育条件(5週齢から8週齢まで):
通常マウス(群1)については、通常飼料を自由に摂取させた。NASHマウスについては、ショ糖群(群2)においてショ糖含有高脂肪飼料を、マルチトール低用量群(群3)およびマルチトール高用量群(群4)においてマルチトール含有高脂肪飼料を自由に摂取させた。

飲水は、5〜8週齢のマルチトール高用量群(群4)においてのみマルチトール水溶液を、該5〜8週齢の群4以外においては純水を自由に摂取させた。群構成を表5に示す。
Figure 0006157928
群S1およびS2においては1群当たりの動物を雄6匹とし、5週齢まで飼育した後に剖検した。群1、群2、群3および群4においては1群当たりの動物を雄8匹とし、8週齢まで飼育した後に剖検した。
5週齢時または8週齢時の計画剖検時に、全個体についてジエチルエーテル(シグマアルドリッチジャパン株式会社製)麻酔下で、ヘパリンナトリウム(ノボ・ヘパリン注1000:持田製薬株式会社製)を通した注射針を心臓に穿刺し、全血液を吸引して安楽死させ、臓器を摘出した。
(5)肝臓の重量測定
全ての計画剖検動物について、採材した肝臓組織を生理食塩水にて洗浄後、重量を電子天秤(AUW22D型、株式会社島津製作所製)にて測定した。
(6)オイルレッド染色(脂肪蓄積面積%)
5週齢または8週齢の計画剖検動物について、肝臓外側左葉を中性ホルマリン液(和光純薬工業株式会社製)に浸漬し、24時間室温にて固定後、スクロース置換を実施し、O.C.T.コンパウンド(サクラファインテックジャパン株式会社製)を満たした凍結切片用トレー(クリオディッシュ、株式会社硝英製作所製)に包埋後、速やかに液体窒素で凍結し、オイルレッド染色用に−80℃にて保存した。
常法に従ってオイルレッド染色を施した切片を用いて、中心静脈を中心とした200倍の視野にて、1切片あたり5視野の写真を撮影した。撮影した画像をもとにImage Jソフトウェア(National Institute of Health, Bethesda, MD)を用いてオイルレッド陽性面積率(%)を算出し、通常群(群1)および被験物質投与群(群3および4)をそれぞれショ糖群(群2)と比較した。
(7)シリウスレッド染色(線維化面積%)
8週齢の計画剖検動物について、肝臓外側左葉をブアン固定液(シグマアルドリッチジャパン株式会社製)に浸漬し、24時間室温にて固定後、シリウスレッド染色用にパラフィン包埋を行った。
常法に従ってシリウスレッド染色を施した切片を用いて、中心静脈を中心とした200倍の視野にて、1切片あたり5視野の写真を撮影した。撮影した画像をもとにImage Jソフトウェアを用いてコラーゲン陽性面積率(%)を算出し、通常群(群1)および被験物質投与群(群3および4)をそれぞれショ糖群(群2)と比較した。
(8)F4/80免疫染色(炎症面積%)
8週齢の計画剖検動物について、肝臓外側左葉をO.C.T.コンパウンドを満たしたクリオディッシュに包埋後、速やかに液体窒素で凍結し、F4/80免疫染色用に−80℃にて保存した。
常法に従ってF4/80抗体染色を施した切片を用いて、中心静脈を中心とした200倍の視野にて1切片あたり5視野の写真を撮影した。撮影した画像をもとにImage Jソフトウェアを用いてF4/80陽性面積率(%)を算出し、通常群(群1)および被験物質投与群(群3および4)をそれぞれショ糖群(群2)と比較した。
(9)5週齢における病態確認の結果
オイルレッド染色による脂肪蓄積面積%の算出結果を表6に示す。NASHマウス(群S2)では、通常マウス(群S1)と比較して、脂肪蓄積面積%の有意な増加が認められたことから、脂肪肝を発症していることが確認された。
Figure 0006157928
(10)8週齢における脂肪肝改善の結果
オイルレッド染色(脂肪蓄積面積%の算出)の結果を表7に示す。ショ糖群においては、5週齢(群S2)と比較して8週齢(群2)では有意な差は認められず、脂肪肝改善効果は認められなかった。マルチトール低用量群においては、5週齢(群S2)と比較して8週齢(群3)で有意に低い値を示し、脂肪肝改善効果が認められた。マルチトール高用量群においては、5週齢(群S2)と比較して8週齢(群4)で有意に低い値を示し、脂肪肝改善効果が認められた。
Figure 0006157928
(11)8週齢における肝線維化抑制の結果
シリウスレッド染色(線維化面積%の算出)の結果を表8に示す。正常群(群1)と比較して、ショ糖群(群2)で有意に高い値を示した。ショ糖群(群2)と比較して、マルチトール低用量群(群3)および高用量群(群4)は有意な差は認められなかったが、低値となる傾向を示した。以上の結果より、マルチトール低用量群(群3)および高用量群(群4)に肝組織の線維化抑制効果が示唆された。
Figure 0006157928
(12)8週齢における肝炎症抑制の結果
F4/80免疫染色(炎症面積%の算出)の結果を表9に示す。正常群(群1)と比較して、ショ糖群(群2)で有意に高い値を示した。ショ糖群(群2)と比較して、マルチトール高用量群(群4)は有意な差は認められなかったが、低値となる傾向を示した。ショ糖群(群2)と比較して、マルチトール低用量群(群3)では有意な差は認められなかった。以上の結果より、マルチトール高用量群(群4)に肝組織の抗炎症効果が示唆された。
Figure 0006157928
実施例1(散剤)
表10に示す原材料を混合し、散剤を製造した。該散剤は、本発明の脂肪蓄積抑制剤または脂肪肝予防/治療用医薬組成物の一形態である。
Figure 0006157928
実施例2(錠剤)
表11に示す原材料を混合した後、連続式打錠機(Piccola B−10/RIVA社製)を用い、杵金型(φ8mm、R12mm)、1錠あたりの重量150〜200mg、回転盤の回転数12rpm、打錠圧4kNの打錠条件で直接打錠し、錠剤を製造した。該錠剤は、本発明の脂肪蓄積抑制剤または脂肪肝予防/治療用医薬組成物の一形態である。
Figure 0006157928
実施例3(経口液剤)
表12に示す原材料を蒸留水500mlに溶解し、経口液剤を製造した。該経口液剤は、本発明の脂肪肝予防/治療用医薬組成物の一形態である。
Figure 0006157928

Claims (12)

  1. マルチトールを有効成分として含有する、非アルコール性脂肪肝または非アルコール性脂肪肝炎の予防および/または治療のための組成物。
  2. 肥満、糖尿病、脂質異常症、高脂血症、高血圧、耐糖能異常症、メタボリックシンドローム、脂肪ジストロフィー症、βリポ蛋白欠損症、ウェーバー−クリスチャン病、ウォルマン病、妊娠性急性脂肪肝、ウィルソン病およびインド小児肝硬変からなる群より選ばれる1種以上の疾患に罹患した患者における脂肪肝の予防および/または治療のための、請求項に記載の組成物。
  3. 脂肪含有量が10重量%以上である食事の食前、食中、食後および食間のいずれかに投与されるものである、請求項1または記載の組成物。
  4. 錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、経口液剤、シロップ剤、経口ゼリー剤、口腔用錠剤、口腔用スプレー剤、口腔用半固形剤および含嗽剤からなる群より選ばれる剤形のものである、請求項1〜いずれかに記載の組成物。
  5. インスリン抵抗性改善薬、抗酸化剤、脂質異常症治療薬、肝庇護薬およびアンジオテンシンII1型受容体拮抗薬からなる群より選ばれる1種以上の薬剤をさらに含む、請求項1〜いずれかに記載の組成物。
  6. 組成物が機能性飲食品である、請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
  7. 組成物がサプリメントである、請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
  8. 組成物が医薬組成物である、請求項のいずれかに記載の組成物。
  9. 動物肝臓、サメの肝油、豚肝臓の酵素分解ペプチド、ポリコサノール、葛花、L−オルニチン、ノブドウ、レスベラトロール、クルミ、クルミポリフェノール、α−リポ酸、アーティチョーク、アスタキサンチン、アスパラギン酸、アラニン、イエロードック、ウコン、牡蠣、ガジュツ、ガラナ、甘草、キョウオウ、クロレラ、グリチルリチン、高麗人参、コーヒー、ゴマリグナン、S-アデノシルメチオニン、シジミ、システイン、シリマリン、スピルリナ、チャンカピエドラ、田七人参、フェヌグリーク、セサミン、タウリン、ダンデライオン、フコイダン、マリアアザミ、ラクトフェリン、ラフィノース、霊芝、レシチンおよびローヤルゼリーからなる群より選ばれる1種以上の天然物または天然由来物質をさらに含む、請求項1〜いずれかに記載の組成物。
  10. 非ヒト動物における非アルコール性脂肪肝または非アルコール性脂肪肝炎の予防および/または治療のための、マルチトールを有効成分として含有する非ヒト動物用医薬組成物。
  11. マルチトールを非ヒト動物に投与することを含む、非ヒト動物における非アルコール性脂肪肝または非アルコール性脂肪肝炎を予防および/または治療する方法。
  12. マルチトールを飲食品に配合または添加することを特徴とする、非アルコール性脂肪肝または非アルコール性脂肪肝炎を予防および/または治療するための機能性飲食品の製造方法。
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