JP6155975B2 - 緩衝体 - Google Patents

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Description

本発明は緩衝体に関する。
エアコンディショナーの室内機等の被包装物を梱包する際には、被包装物の長手方向の両端部に緩衝体を被せた状態で包装箱に収容している。
段ボール製の緩衝体としては、後壁と、後壁の周縁部に連設された矩形の外周枠と、を備え、外周枠の前面が開口しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−151277号公報
前記した従来の緩衝体では、外周枠を補強枠によって囲むことで、上下方向の圧縮強度を大きくしている。この構成では、緩衝体および補強枠を別々に組み立てた後に、緩衝体を補強枠に組み合わせているため、被包装物の梱包作業が煩雑になるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、被包装物の保護性能を高めるとともに、簡単に組み立てることができる緩衝体を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、被包装物の端部に被せられる緩衝体である。左右一対の側壁、頂板および底板からなる外周枠と、前記頂板または前記底板の後縁部に連設された後壁と、を備えている。また、前記頂板の前縁部に連設され、前記頂板の内面に対向して配置される内頂板と、前記底板の前縁部に連設され、前記底板の内面に対向して配置される内底板と、を備えている。さらに、前記後壁の一方の側縁部に連設され、一方の前記側壁の内面に重なる第一内側壁と、前記後壁の他方の側縁部に連設され、他方の前記側壁の内面に重なる第二内側壁と、を備えており、前記第一内側壁および前記第二内側壁は、複数の壁板を備え、前記各壁板は折り畳んで重ねられている。
本発明の緩衝体では、外周枠の両側壁に内側壁が積層されているため、緩衝体の上下方向の圧縮強度が大きくなるとともに、緩衝体の左右方向のクッション性を高めることができる。
また、本発明の緩衝体では、頂板と内頂板との間に空間が形成されており、さらに、底板と内底板との間にも空間が形成されているため、緩衝体の上下方向のクッション性を高めることができる。
また、本発明の緩衝体では、外周枠と内側壁とが一体化されているため、緩衝体を簡単に組み立てることができる。
前記した緩衝体では、前記後壁を前記外周枠の後縁部よりも前側に配置することが望ましい。この構成では、被包装物とともに緩衝体を包装箱に収容したときに、後壁と包装箱の内面との間に空間が形成されるため、被包装物の長手方向における緩衝体のクッション性を高めることができる。
前記した緩衝体では、前記両側壁を前記頂板および前記底板の一方に連設し、前記頂板および前記底板の他方は、一方の前記側壁に連設されるとともに、他方の前記側壁に取り付けることが望ましい。この構成では外周枠を簡単に組み立てることができる。
前記した緩衝体では、前記内頂板および前記内底板の少なくとも一方を、前記被包装物の外面形状に合わせて屈曲させることが望ましい。
この構成では、内頂板または内底板と被包装物の外面との接触面積が大きくなり、緩衝体に上下方向から荷重が作用したときに、内頂板または内底板から被包装物に作用する力が分散するため、被包装物の破損や変形を防ぐことができる。
本発明の緩衝体では、上下左右の各部が多層構造であるため、上下左右方向のクッション性を高めることができ、被梱包物の保護性能を高めることができる。また、緩衝体を簡単に組み立てることができるため、被包装物を梱包するときの作業効率を高めることができる。
本実施形態の緩衝体の展開図である。 本実施形態の内側壁を折り畳んだ状態の斜視図である。 本実施形態の内側壁を示した拡大展開図である。 本実施形態の内側壁を折り畳む手順を示した図で、(a)は第四壁板を折り返した状態の側面図、(b)は第三壁板を折り返した状態の側面図、(c)は第二壁板を折り返した状態の側面図,(d)は後壁に対して内側壁を折り曲げた状態の側面図である。 本実施形態の頂板に対して後壁を立ち上げた状態の斜視図である。 本実施形態の頂板に対して両側壁を立ち上げた状態の斜視図である。 (a)は本実施形態の外周枠を組み立てた状態の斜視図、(b)は本実施形態の内底板および内頂板を折り曲げた状態の斜視図である。 本実施形態の緩衝体を示した図で、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。 本実施形態の緩衝体を示した図で、図8(a)のA−A断面図である。 本実施形態の緩衝体を室内機の両端部に被せた状態の斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の緩衝体1A,1Bは、図10に示すように、エアコンディショナーの室内機100を包装箱に収容するときに、室内機100の長手方向の両端部110,110に被せられる保護部材である。
緩衝体1A,1Bの外面が梱包箱の内面に接することで、室内機100が包装箱内で移動するのを防ぐことができる。また、包装箱と室内機100との間に緩衝体1A,1Bを介在させることで、包装箱に荷重が作用したときでも室内機100を保護することができる。
二つの緩衝体1A,1Bは左右対称の構成であるため、本実施形態では、図10において左側に配置された緩衝体1Aについて説明し、右側に配置された緩衝体1Bについては、その説明を省略する。
また、以下の説明において、前後左右方向とは、図8(a)に示す緩衝体1Aの状態を基準としている。すなわち、緩衝体1Aにおいて、室内機100(図10参照)が差し込まれる開口側を前側としている。
緩衝体1Aは、図1に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各折線において谷折りまたは山折りすることで形成される。図1に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各折線(罫線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。なお、折線に切り込み溝を形成した場合には、折線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、以下の説明において、ブランクシートSの切り込み線とは、ブランクシートSを線状に切断した部位であり、切り込み線はブランクシートSを貫通している。
緩衝体1Aは、図8(a)に示すように、矩形の外周枠10と、外周枠10内に配置された後壁15、内頂板16および内底板17と、外周枠10内に配置された左右一対の内側壁18,18(特許請求の範囲における「第一内側壁」および「第二内側壁」)と、を備えている。
外周枠10は、左側壁11、右側壁12、頂板13および底板14からなる矩形の枠体である。外周枠10の前面は開口しており、外周枠10の後面は後壁15によって塞がれている。
頂板13は長方形に形成されており、前後方向の長さよりも左右方向の長さが大きく形成されている。
頂板13の前縁部には、折線L1(図1参照)を介して前上縁板13aが連設されている。前上縁板13aは、頂板13の前縁部の左右方向の中央位置に対して左寄りに配置されている。前上縁板13aは、図9に示すように、頂板13に対して下向きに直角に形成されている。
前上縁板13aの下縁部には、折線L2(図1参照)を介して内頂板16の中間部16aが連設されている(図8(a)参照)。内頂板16の中間部16aは、前上縁板13aに対して後向きに直角に形成されている。
内頂板16の中間部16aは、頂板13に対して平行に配置され、内頂板16の中間部16aと頂板13とは上下方向に間隔を空けて対向している。
図8(a)に示すように、内頂板16の中間部16aの左右両側には側部16b,16bが連設されている。両側部16b,16bは中間部16aに対して傾斜している。中間部16aおよび両側部16b,16bは、室内機100(図10参照)の端部110の上部の外面に重なる部位であり、室内機100の端部110の上部の外面形状に合わせて屈曲している。
具体的には、右側の側部16bは、中間部16aから右側に向かうに従って、複数箇所で斜め下方に向けて屈曲している。左側の側部16bは、中間部16aから斜め下方に向けて傾斜している。
また、内頂板16の両端部16c,16cは、頂板13に対して垂直となるように両側部16b,16bに対して形成されている。両端部16c,16cは後記する両内側壁18,18の内面に重なる部位である。
頂板13の後縁部には、図8(b)に示すように、四つの連結片13cを介して後上縁板13bが連設されている。各連結片13cの間には切り込み線L3(図1参照)が形成されている。
後上縁板13bは、図9に示すように、頂板13に対して下側に折り返されており、頂板13の後部の内面に重なっている。
後上縁板13bの前縁部には、折線L4(図1参照)を介して後壁15が連設されている。後壁15は、後上縁板13bに対して下向きに直角に形成されている。
後壁15は、図8(b)に示すように、外周枠10の後面の開口を閉塞する矩形の平板である。後壁15は、後上縁板13bの前後方向の長さ分だけ頂板13の後縁部よりも前側に配置されている。
後壁15の下縁部には、折線L5(図1参照)を介して後下縁板15aが連設されている。後下縁板15aは、図9に示すように、後壁15に対して後向きに直角に形成されている。後下縁板15aは、後記する底板14の内面に重なる部位である。また、図8(b)に示すように、後下縁板15aの左端部は、後壁15の左縁部よりも右側に配置されている。
左側壁11は、図8(b)に示すように、頂板13の左縁部に折線L6(図1参照)を介して連設されている。左側壁11は、頂板13に対して下向きに直角に形成されている。左側壁11は、長方形に形成されており、前後方向の長さよりも上下方向の長さが大きく形成されている。
左側壁11の下縁部には、折線L7(図1参照)を介して折曲片11a(図1参照)が連設されている。折曲片11aは、左側壁11に対して右向きに直角に形成されている。
折曲片11aは、底板14の内面の左端部に重なる部位であり、後下縁板15aの左側に隣接して配置されている。
左側壁11と折曲片11aとの角部において、前後方向の中央部には、L字形状の第二差込片11b(図1参照)が形成されている。第二差込片11bの基端部は、左側壁11の下部に上下方向に折り曲げ自在に連設されている。
また、左側壁11と折曲片11aとの間の境界部には第一差込穴11cが形成されている。第一差込穴11cは底板14の第一差込片14bが差し込まれる部位である。
右側壁12は、図8(a)に示すように、頂板13の右縁部に折線L8(図1参照)を介して連設されている。右側壁12は、頂板13に対して下向きに直角に形成されている。右側壁12は長方形の平板であり、左側壁11に対向している。
右側壁12の下縁部には、折線L9(図1参照)を介して底板14が連設されている。底板14は、右側壁12に対して左向きに直角に形成されている。底板14は長方形の平板であり、頂板13に対向している。
底板14の前縁部には、折線L10(図1参照)を介して左右の前下縁板14a,14aが連設されている。前下縁板14aは、図9に示すように、底板14に対して上向きに直角に形成されている。
両前下縁板14a,14aの上縁部には、図8(a)に示すように、折線L11(図1参照)を介して内底板17が連設されている。内底板17は、前下縁板14aに対して後向きに直角に形成されている。
内底板17は、底板14に対して平行に配置されており、内底板17と底板14とは上下方向に間隔を空けて対向している。また、内底板17の左右方向の幅は、底板14の左右方向の幅よりも小さく形成されている。
内底板17の両側縁部には、折線L12,L12(図1参照)を介して、折曲片17a,17a(図1参照)が連設されている。折曲片17aは、内底板17に対して下向きに直角に形成されている。折曲片17aは内側壁18の内面に重なる部位である。
図8(b)に示すように、底板14の左縁部において、前後方向の中央部には、折線L13(図1参照)を介して第一差込片14bが連設されている。また、底板14と第一差込片14bとの境界部には、第二差込穴14cが形成されている(図1参照)。第二差込穴14cは、左側壁11の第二差込片11bが差し込まれる部位である。
左側の内側壁18は、図8(a)に示すように、折り畳まれた状態で外周枠10の左側壁11の内面に重なる。左側の内側壁18は、図3に示すように、第一壁板18aと、第二壁板18bと、第三壁板18cと、第四壁板18dと、を備えている。
第一壁板18aは、図4(d)に示すように、後壁15の左縁部に折線L14(図1参照)を介して連設されている。図8(b)に示すように、第一壁板18aの下縁部には切り欠き部18eが形成されている。
第一壁板18aにおいて後壁15側と反対側の側縁部には、図3に示すように、折線L15aを介して三つの第一連結片18fが連設されている。
三つの第一連結片18fは、上下方向に間隔を開けて配置されている。第一連結片18fの横幅(図3の左右方向の幅)は、ブランクシートSの二枚分の厚さと同じ長さに形成されている。
隣り合う第一連結片18f,18fの間および第一連結片18fの上下の縁部は、切り欠き線L15bによって切り離されている。
三つの第一連結片18fには、折線L15cを介して第二壁板18bが連設されている。第二壁板18bの横幅(図3の左右方向の幅)は、第一壁板18aの横幅と同じ長さに形成されている。
第二壁板18bにおいて第一壁板18a側と反対側の側縁部には、折線L16aを介して三つの第二連結片18gが連設されている。
三つの第二連結片18gは、上下方向に間隔を開けて配置されている。第二連結片18gの横幅(図3の左右方向の幅)は、ブランクシートSの一枚分の厚さと同じ長さに形成されている。
隣り合う第二連結片18g,18gの間および第二連結片18gの上下の縁部は、切り欠き線L16bによって切り離されている。
三つの第二連結片18gには、折線L16cを介して第三壁板18cが連設されている。第三壁板18cの横幅(図3の左右方向の幅)は、第一壁板18aおよび第二壁板18bの横幅と同じ長さに形成されている。
第三壁板18cにおいて第二壁板18b側と反対側の側縁部には、折線L17aを介して二つの第三連結片18hが連設されている。
二つの第三連結片18h,18hは、上下方向に間隔を開けて配置されている。第三連結片18hの横幅(図3の左右方向の幅)は、ブランクシートSの一枚の半分の厚さと同じ長さに形成されている。
隣り合う第三連結片18h,18hの間および第三連結片18hの上下の縁部、さらに、第三連結片18hから内側壁18の上下の縁部までの間は、切り欠き線L17bによって切り離されている。
二つの第三連結片18h,18hには、折線L17cを介して第四壁板18dが連設されている。第四壁板18dの横幅(図3の左右方向の幅)は、第一壁板18a、第二壁板18bおよび第三壁板18cの横幅と同じ長さに形成されている。
第三壁板18cと第四壁板18dとの間の切り込み線L17bには、上下方向に間隔を開けて配置された三つの第一嵌合溝18iが形成されている。
また、第四壁板18dにおいて、第三壁板18c側の反対側の側縁部には、上下方向に間隔を開けて配置された三つの第二嵌合溝18jが形成されている。
第一嵌合溝18iには、図4(d)に示すように、第二壁板18bと第三壁板18cとの間に形成された第一連結片18fが入り込む。
また、第二嵌合溝18jは、第三壁板18cと第四壁板18dとの間に形成された第二連結片18gが入り込む。
右側の内側壁18は、図8(a)に示すように、折り畳まれた状態で外周枠10の左側壁11の内面に重なる壁部である。右側の内側壁18は、図1に示すように、第一壁板18aと、第二壁板18bと、第三壁板18cと、第四壁板18dと、を備えている。
右側の内側壁18は、切り欠き部18eが形成されていない点以外は、左側の内側壁18と左右対称な構成であるため、詳細な説明は省略する。
次に、図1に示すブランクシートSから図8(a)に示す緩衝体1Aを組み立てる手順について説明する。
まず、ブランクシートSを折線L15a,L15c,L16a,L16c,L17a,L17cで折り曲げて、図2に示すように、左右の内側壁18,18を形成する。
左側の内側壁18を形成する段階について具体的に説明すると、まず、図4(a)に示すように、第四壁板18dを折線L17c(図3参照)において第三連結片18h(図3参照)に対して谷折りする。また、第三連結片18h(図3参照)を折線L17a(図3参照)において第三壁板18cに対して谷折りする。
これにより、第四壁板18dと第三壁板18cとの間の切り込み線L17bが開いて、第四壁板18dが第三壁板18cに対して折り返され、第四壁板18dと第三壁板18cとが重なる。
続いて、図4(b)に示すように、第三壁板18cを折線L16cにおいて第二連結片18gに対して谷折りする。また、第二連結片18gを折線L16aにおいて第二壁板18bに対して谷折りする。
これにより、第三壁板18cと第二壁板18bとの間の切り込み線L16bが開いて、第三壁板18cが第二壁板18bに対して折り返される。このとき、第三壁板18cと第二壁板18bとの間に第四壁板18dが挟み込まれる。このようにして、第二壁板18b、第三壁板18cおよび第四壁板18dが重なる。
さらに、図4(c)に示すように、第二壁板18bを折線L15cにおいて第一連結片18fに対して谷折りする。また、第一連結片18fを折線L15aにおいて第一壁板18aに対して谷折りする。
これにより、第二壁板18bと第一壁板18aとの間の切り込み線L15bが開いて、第二壁板18bが第一壁板18aに対して折り返される。このとき、第二壁板18bと第一壁板18aとの間に第四壁板18dおよび第三壁板18cが挟み込まれる。このようにして、第一壁板18a、第二壁板18b、第三壁板18cおよび第四壁板18dが重なる。
そして、図4(d)に示すように、第一壁板18aを折線L14において後壁15に対して谷折りする。また、図2に示すように、左側の内側壁18と同様に、右側の内側壁18を折り畳むとともに、右側の内側壁18を折線L14において後壁15に対して谷折りする(図5参照)。
続いて、図5に示すように、後上縁板13bを切り込み線L3(図2参照)において頂板13に対して谷折りするとともに、後壁15を折線L4(図2参照)において前上縁板13aに対して山折りする。これにより、後上縁板13bが頂板13の内面に重なり、頂板13に対して後壁15および両内側壁18,18が立ち上げられる。また、後下縁板15aを折線L5において後壁15に対して山折りする。
その後、図6に示すように、左側壁11を折線L6において頂板13に対して谷折りする。これにより、左側壁11が左側の内側壁18の外面に重なる。さらに、折曲片11aを折線L7において左側壁11に対して谷折りする。なお、第二差込片11bの先端部は折り曲げることなく、折曲片11aよりも上方に突出させておく。
また、右側壁12を折線L8において頂板13に対して谷折りする。これにより、右側壁12が右側の内側壁18の外面に重なる。
さらに、図7(a)に示すように、底板14を折線L9において右側壁12に対して谷折りする。そして、第一差込片14bを左側壁11の第一差込穴11cに差し込む。このとき、第一差込片14bは、左側の内側壁18の切り欠き部18eに入り込むため、第一差込片14bが内側壁18に干渉するのを防ぐことができる。また、左側壁11の第二差込片11bの先端部を第二差込穴14cに差し込む。このように、左側壁11に対して底板14を二重にロックして取り付けることで、外周枠10が形成される。
外周枠10を形成した後に、内頂板16の側部16bを中間部16aに対して山折りするとともに、端部16cを側部16bに対して谷折りする。また、内底板17の折曲片17aを谷折りする。
そして、図7(b)に示すように、前上縁板13aを折線L1において頂板13に対して谷折りするとともに、内頂板16を折線L2において前上縁板13aに対して谷折りする。これにより、内頂板16が頂板13の内面に対向して配置されるとともに、内頂板16の両端部16c,16cが両内側壁18,18の内面に重なる。
また、両前下縁板14a,14aを折線L10において底板14に対して谷折りするとともに、内底板17を折線L11において両前下縁板14a,14aに対して谷折りする。これにより、内底板17が底板14の内面に対向して配置されるとともに、内底板17の両折曲片17a,17aが両内側壁18,18の内面に重なる。
このようにして、図1のブランクシートSから図7(b)に示す緩衝体1Aが組み立てられる。なお、緩衝体1Aは使用状態とは上下逆向きに組み立てられるため、図8(a)に示すように、緩衝体1Aを上下逆に配置して使用する。
図10に示すように、二つの緩衝体1A,1Bを室内機100の両端部110,110に被せる場合には、緩衝体1A,1Bの前面側から緩衝体1A,1B内に室内機100の両端部110を挿入する。室内機100の端部110は、内頂板16の内面、両内側壁18,18の内面および内底板17の内面に囲まれた空間に嵌め合わされる。
さらに、室内機100の両端部110,110に両緩衝体1A,1Bを被せた状態で、室内機100を包装箱(図示せず)内に挿入する。そして、緩衝体1A,1Bの外周枠10の外面が包装箱の内面に接することで、両緩衝体1A,1Bが包装箱内に保持される。
以上のような緩衝体1Aでは、図8(a)に示すように、外周枠10の両側壁11,12に内側壁18,18が積層されているため、緩衝体1Aの上下方向の圧縮強度が大きくなるとともに、緩衝体1Aの左右方向のクッション性を高めることができる。
また、頂板13と内頂板16との間に空間が形成され、底板14と内底板17との間に空間が形成されるため、緩衝体1Aの上下方向のクッション性を高めることができる。
このように、緩衝体1Aは、上下左右の各部が多層構造であるため、上下左右方向のクッション性を高めることができ、室内機100(図10参照)の保護性能を高めることができる。
また、緩衝体1Aでは、図8(b)に示すように、後壁15が外周枠10の後縁部よりも前側に配置されている。したがって、室内機(図10参照)とともに緩衝体1Aを包装箱(図示せず)に収容したときに、後壁15と包装箱の内面との間に空間が形成されるため、室内機100の長手方向における緩衝体1Aのクッション性を高めることができる。
また、緩衝体1Aでは、図10に示すように、内頂板16が室内機100の外面形状に合わせて屈曲しているため、内頂板16と室内機100の外面との接触面積が大きくなる。したがって、緩衝体1Aに上下方向から荷重が作用したときに、内頂板16から室内機100の外面に作用する力を分散させることができ、室内機100の破損や変形を防ぐことができる。
また、緩衝体1Aでは、図8(a)に示すように、外周枠10と両内側壁18,18とが一体化されており、緩衝体1Aを簡単に組み立てることができるため、室内機100(図10参照)を梱包するときの作業効率を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、本実施形態では、図10に示すように、内頂板16が室内機100の外面形状に合せて屈曲しているが、室内機100の下面が平坦ではない場合には、内底板17も室内機100の外面形状に合わせて屈曲させてもよい。
本実施形態では、図1に示すように、第一壁板18a、第二壁板18b、第三壁板18c、第四壁板18dによって内側壁18が構成されているが、内側壁18を構成する複数の壁板の枚数は限定されるものではない。
本実施形態では、図8(b)に示すように、頂板13に後壁15が連設されているが、底板14に後壁15を連設してもよい。
また、本実施形態では、頂板13に両側壁11,12が連設されているが、底板14に両側壁11,12を連設してもよい。
また、ブランクシートSの各折線に沿って切り込みを点線状に形成することで、ブランクシートSを折線において折り曲げ易くしてもよい。
本実施形態の緩衝体1Aは段ボール製であるが、各種公知の板紙によって緩衝体を形成してもよい。
また、図10に示す緩衝体1A,1Bによって保護する被包装物は室内機100に限定されるものではなく、各種製品に適用することができる。
1A,1B 緩衝体
10 外周枠
11 左側壁
11a 折曲片
11b 第二差込片
11c 第一差込穴
12 右側壁
13 頂板
13a 前上縁板
13b 後上縁板
14 底板
14a 前下縁板
14b 第一差込片
14c 第二差込穴
15 後壁
15a 後下縁板
16 内頂板
16a 中間部
16b 側部
16c 端部
17 内底板
17a 折曲片
18 内側壁
18a 第一壁板
18b 第二壁板
18c 第三壁板
18d 第四壁板
18e 切り欠き部
18f 第一連結片
18g 第二連結片
18h 第三連結片
18i 第一嵌合溝
18j 第二嵌合溝
100 室内機
S ブランクシート

Claims (4)

  1. 被包装物の端部に被せられる緩衝体であって、
    左右一対の側壁、頂板および底板からなる外周枠と、
    前記頂板または前記底板の後縁部に連設された後壁と、
    前記頂板の前縁部に連設され、前記頂板の内面に対向して配置される内頂板と、
    前記底板の前縁部に連設され、前記底板の内面に対向して配置される内底板と、
    前記後壁の一方の側縁部に連設され、一方の前記側壁の内面に重なる第一内側壁と、
    前記後壁の他方の側縁部に連設され、他方の前記側壁の内面に重なる第二内側壁と、を備え、
    前記第一内側壁および前記第二内側壁は、複数の壁板を備え、前記各壁板は折り畳んで重ねられていることを特徴とする緩衝体。
  2. 前記後壁は、前記外周枠の後縁部よりも前側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝体。
  3. 前記両側壁は前記頂板および前記底板の一方に連設され、
    前記頂板および前記底板の他方は、一方の前記側壁に連設されるとともに、他方の前記側壁に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緩衝体。
  4. 前記内頂板および前記内底板の少なくとも一方は、前記被包装物の外面形状に合わせて屈曲していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の緩衝体。
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