JP6155421B2 - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法および半導体装置に関し、詳しくは、基板と、基板上にフリップチップ実装される半導体チップとを備えた半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
従来、基板と、基板上にフリップチップ実装される半導体チップとを備えた半導体装置として、例えば、特許文献1に開示された技術が知られている。特許文献1では、半導体装置としてのBGA(ボールグリッドアレイ)において、インターポーザ(基板)の半田ボールの数を、半導体チップのパッドの数より減らして、BGAの小型化を図る技術が開示されている。そこでは、特許文献1の図7に示されるように、半導体チップが搭載される基板上において、配線パターンが、内外周に2列で配列されたランドから半導体チップの外側に向かって延びるように形成されている。そして、半導体チップにおける電源用パッドあるいはGNDパッドとして用いられるパッドに対応したランドから延びる配線パターンが、共通の貫通ビアに接続されている。その貫通ビアに、はんだボールを接続して、半田ボールを共通半田ボールとすることによって、半田ボールの数を減少させている。
特開2007−201025号公報
しかしながら、上記の従来の半導体装置において、半導体チップの電極数(パッド数)が200個前後に増加すると、電極の配列ピッチが狭くなるため、基板上において内外周に2列で配列された各ランド間も狭くなる。ランド間が狭くなると、内周側に配列されたランドに接続される配線パターンを、ランドから半導体チップの内側に向かって延びるように形成することが困難となる。
そのため、基板の、平面視で、半導体チップの下側にあたる領域を利用して、基板上の内周側に配列された各ランドからの配線パターンを、半導体チップの内側に向かって延びるように形成する。そして、半導体チップの内側に延びた位置に貫通ビアを形成し、内側に延びた配線パターンを、貫通ビアを介して、基板の反対側に形成される半田ボールに接続する方法も考えられる。
しかしながら、通常、半導体チップと基板の半導体チップ搭載面との間隙は狭く、搭載面に所望の平坦性が維持されていないと、半導体チップと基板との平行度が保持されず、フリップチップ実装の信頼性が低下する。そのため、半導体チップの下側にあたる部分での貫通ビアの形成に伴って、搭載面に所望の平坦性が維持できない場合、貫通ビアの形成後において搭載面の平坦化処理が必要とされる。それによって、製造プロセスが増加する。
そこで、本明細書では、半導体チップが実装される基板上の配線パターンを、基板上のランドから半導体チップの内側方向に延びるように形成する場合であっても、平坦化処理が必要とされない半導体装置の製造方法および半導体装置を提供する。
本明細書によって開示される半導体装置の製造方法は、基板と、前記基板上にフリップチップ実装される半導体チップとを備えた半導体装置の製造方法であって、前記基板の前記半導体チップが実装される実装表面上に、平面視において前記半導体チップの内側方向に延びる複数の内側配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記基板の前記半導体チップが実装される実装表面とは反対側となる裏面のうち前記半導体チップと重なる領域にレーザを照射して、前記基板に、その裏面から前記内側配線パターンに達する複数のビアホールを形成するビアホール形成工程と、を含む。
本構成によれば、基板の実装表面上の内側配線パターンと、裏面上の外部接続パッドとを接続するための複数のビアホールは、基板の裏面側からレーザを照射して形成される。そのため、ビアホールを形成する際に、基板の絶縁体部を除去するために、内側配線パターンに開口を形成できない炭酸ガスレーザを使用することによって、炭酸ガスレーザによって実装表面の内側配線パターンが貫通されることがなく、基板の実装表面の平坦性は維持される。それによって、ビアホールの形成後における、基板の実装表面の平坦化処理を省略することができる。すなわち、半導体チップが実装される基板上の配線パターンを、基板上のランドから半導体チップの内側方向に延びるように形成する場合であっても、平坦化処理が必要とされない。
また、内側配線パターンの形成によって、すなわち、基板の表面上の配線パターンを形成する領域として、半導体チップの下側の領域を利用することによって、基板の表1上における配線パターンの形成面積が広がる。それによって、例えば、30μmルールで、配線パターンを形成できる。そのため、従来、高価で、工程数の多い無電解メッキ法が必要な、例えば、10μmルールでの配線が必要であった半導体チップに対して、無電解メッキ法の必要のない30μmルールで基板を形成することができる。すなわち、より微細な配線ルールが必要とされた多数電極(多パッド)を有する半導体チップ、例えば、200パッドを有する半導体チップのフリップチップ実装を、より微細な配線ルールへの変更なしに実現できる。
上記半導体装置の製造方法において、前記半導体チップは、フリップチップ実装される表面の周辺部において、第1のピッチで配置された複数の電極パッドを有し、前記ビアホール形成工程において、前記複数のビアホールは、前記第1のピッチより広い第2のピッチで形成され、メッキ法によって、前記ビアホール形成工程を終えた前記基板をメッキすることによって、前記ビアホールに導電体を充填するメッキ工程と、前記基板の前記実装表面上において、前記半導体チップの前記複数の電極パッドに対向した位置に、各内側配線パターンと接続される複数のチップ接続パッドを形成するチップ接続パッド形成工程と、前記基板の前記裏面上において、前記複数のビアホールに接続される複数の外部接続パッドを形成する外部接続パッド形成工程と、前記半導体チップ上の前記複数の電極パッドと前記基板上の前記複数のチップ接続パッドとを、複数の接続バンプによって接続するチップ実装工程と、をさらに含むようにしてもよい。
本構成によれば、基板において、ビアホールは、第1のピッチより広い第2のピッチで形成されている。そのため、基板の下層(裏面)側では、半導体チップの電極パッドのピッチに対応した配線ルールから解放される。例えば、下層側では、配線ルールを30μmルール以上とすることが可能となり、それによって配線の自由度が増加する。
また、上記半導体装置の製造方法において、前記外部接続パッド形成工程において、前記基板の前記裏面上の金属箔を用いて、前記複数のビアホールと前記複数の外部接続パッドとを接続する複数の裏面配線パターンが形成されるようにしてもよい。
本構成によれば、裏面配線パターンを用いて、外部接続パッドの基板の裏面における形成位置を自在に設定できる。
また、上記半導体装置の製造方法において、各外部接続パッドに半田バンブを形成する半田バンブ形成工程を、さらに含むようにしてもよい。
本構成によれば、半導体装置をBGA型の半導体装置として製造できる。
また、上記半導体装置の製造方法において、前記複数の電極パッド、および、前記複数のチップ接続パッドは、内外周に二列に配置されており、前記配線パターン形成工程において、内周に配置されている各チップ接続パッドに対して、内側配線パターンが形成されるようにしてもよい。
本構成によれば、チップ接続パッドが内外周に二列に配置されている場合において、言い換えれば、半導体チップの複数の電極パッドが内外周に二列に配置され、200個等の多数電極を有する半導体チップのフリップチップ実装の場合において、内側配線パターンの形成を好適に適用できる。
また、本明細書によって開示される半導体装置は、基板と、前記基板上にフリップチップ実装された半導体チップとを備えた半導体装置であって、前記半導体チップは、前記基板と接続される複数の電極パッドを有し、前記基板は、前記半導体チップが実装される実装表面上において、前記半導体チップの前記複数の電極パッドに対向した位置に形成された複数のチップ接続パッドと、前記実装表面上に、平面視において前記複数のチップ接続パッドから前記半導体チップの内側方向に延びる複数の内側配線パターンと、前記基板の前記半導体チップが実装される実装表面とは反対側となる裏面のうち前記半導体チップと重なる領域にレーザを照射して、前記基板にその裏面から前記内側配線パターンに達するように形成された複数のビアホールと、を備える。
上記半導体装置において、前記半導体チップの前記複数の電極パッドは、フリップチップ実装される表面の周辺部において、第1のピッチで配置され、前記複数のビアホールは、前記第1のピッチより広い第2のピッチで形成されており、また、メッキ法によって前記基板をメッキすることによって、導電体によって充填されており、前記基板の前記裏面上において、前記複数のビアホールに接続される複数の外部接続パッドをさらに備えるようにしてもよい。
また、上記半導体装置において、前記基板は、各ビアホールと各外部接続パッドとを接続する複数の裏面配線パターンを備えるようにしてもよい。
また、上記半導体装置において、前記基板は、前記外部接続パッドに形成された半田バンブを備えるようにしてもよい。
また、上記半導体装置において、前記複数の電極パッド、および、前記複数のチップ接続パッドは、内外周に二列に配置されており、内周に配置されているチップ接続パッドに対して、各内側配線パターンが形成されたものであってもよい。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、ビアホールを、基板の裏面側からのレーザ照射によって形成し、基板のチップ実装表面に半導体チップの内側方向に延びる内側配線パターンを形成する。それによって、半導体チップが実装される基板上の配線パターンを、基板上のランドから半導体チップの内側方向に延びるように形成する場合であっても、平坦化処理が必要とされない。
実施形態に係る半導体装置の一例を示す部分断面図 半導体装置の電極パッドを示す部分平面図 半導体装置の中継基板のチップ実装面から見た部分平面図 両面銅張り積層板の断面図 ビアホールの形成過程を示す断面図 ビアホールの形成過程を示す断面図 層間接続導体の形成過程を示す断面図 メッキ充填後の断面図 配線パターンを形成した断面図 ソルダレジストを形成した状態の断面図 LSIチップの中継基板への実装過程を示す断面図
<実施形態>
一実施形態を図1から図11を参照して説明する。
1.半導体装置の構成
図1に示されるように、半導体装置10は、大きくは中継基板(「基板」の一例)1とLSIチップ(「半導体チップ」の一例)2とを含む。なお、図1は、図3のA−Aで示す一点鎖線に沿った断面図である。
LSIチップ2は、図2に示されるように、フリップチップ実装される表面22の周辺部において、第1のピッチP1で、内外周に二列に配置された複数の電極パッド21を有する。複数の電極パッド21は、外側の列の電極パッド21Aと、内側の列の電極パッド21Bとを含む。その複数の電極パッド21A,21Bには、マイクロ半田ボール(接続バンプの一例)6A,6Bが形成されている。
外側の列の電極パッド21Aと内側の列の電極パッド21Bとは、図2に示されるように、例えば、30μm(マイクロメータ)のピッチで千鳥配置されている。ここで、第1のピッチP1は、例えば、60μmであり、電極パッド21の個数は、すなわち、電極数は、例えば、200個である。なお、外側の列の電極パッド21Aと内側の列の電極パッド21Bとは千鳥配置されていることに限られず、図2の左右方向で同じ位置に並列配置されていてもよい。
中継基板1は、図1に示されるように、絶縁体部35、複数のチップ接続パッド5、配線パターン7、外部接続パッド3、および複数のビアホール31を含む。
絶縁体部35は、例えば、プリプレグシートによって構成され、LSIチップ2が実装される表(おもて)面(実装表面の一例)11と、裏面12との間に位置する。
複数のチップ接続パッド5は、図1および図3に示されるように、中継基板1の表面11上において、LSIチップ2の複数の電極パッド21に対向した位置に、内外周に二列に形成されている。チップ接続パッド5は、電極パッド21のピッチと同様に、第1のピッチP1で配置されている。複数のチップ接続パッド5は、外側の列のチップ接続パッド5Aと、内側の列のチップ接続パッド5Bとを含む。
配線パターン7は、図1および図3に示されるように、外側配線パターン7Aと、内側配線パターン7Bとを含む。外側配線パターン7Aは、図3に示されるように、中継基板1の表面11上において、外側の列のチップ接続パッド5Aに接続され、平面視で、LSIチップ2の外側に、言い換えれば、チップ接続パッド5AからLSIチップ2の外側方向に延びる。
一方、内側配線パターン7Bは、図3に示されるように、中継基板1の表面11上において、複数の接続パッド5の内、内側の列のチップ接続パッド5Bに接続され、平面視で、LSIチップ2の内側に、言い換えれば、チップ接続パッド5BからLSIチップ2の内側方向に延びる。外側配線パターン7Aおよび内側配線パターン7Bは、図3に示されるように、それぞれ、長短の配線パターンを含む。
外部接続パッド3は、中継基板1の裏面12上において、図3に示されるように、第1のピッチP1より広い第2のピッチで配置されている。ここで、第2のピッチP2は、例えば、120μm(マイクロメータ)である。
複数のビアホール31は、中継基板1の裏面12側から絶縁体部35を貫通して配線パターン7A,7Bに達するように、レーザによって形成される。ビアホール31は、充填される導電体34によって配線パターン7A,7Bと外部接続パッド3とを電気的に接続する。
ビアホール31と外部接続パッド3とは裏面配線パターン8によって接続される。外部接続パッド3には外部接続の半田ボール4が設けられている。すなわち、半導体装置10は、BGA型の半導体装置である。なお、これに限られず、半導体装置は、半田ボール4が設けられない、LGA(Land Grid Array)型の半導体装置であってもよい。
また、中継基板1の表面11に形成されたチップ接続パッド5A、5Bと、LSIチップ2の電極パッド21A,21Bとが、LSIチップ2の電極パッド21A,21Bに設けられたマイクロ半田ボール6A,6Bによって結合されることによって、中継基板1とLSIチップ2とが電気的に接続されている。
また、中継基板1の表面11と裏面12は、ソルダレジスト層36によって保護されている。また、LSIチップ2と中継基板1の表面11との間隙等は、周知のアンダーフィル樹脂(図示せず)によって充填されている。
2.半導体装置の製造方法
次に、図4から図11を参照して半導体装置10の製造方法を説明する。なお、図4から図10は、図1とは上下関係を逆にして描いてある。
まず、中継基板1の基材として、図4に示すように、プリプレグシート(絶縁体部の一例)35を挟んで銅箔(金属箔の一例)32,33が積層された両面銅張積層板(基板の一例)30を準備する(準備工程の一例)。なお、金属箔は銅箔に限られず、例えば、アルミ箔であってもよい。
次いで、図5に示すように、紫外線レーザの照射によって、裏面12側の銅箔(「裏面上の金属箔」の一例)32に開口部32Aを形成する(ビアホール形成工程の一例)。ここで紫外線レーザを使用する理由は、一般的な炭酸ガスレーザでは銅箔に開口を形成するには波長・エネルギーが不足して十分な開口を形成できないからである。次に、図6に示すように、その開口部32Aを通して炭酸ガスレーザを照射して、プリプレグシート35を除去して例えば口径60μm程度のビアホール31を形成する(ビアホール形成工程の一例)。炭酸ガスレーザは、有機質材料の除去に最適でありながら銅箔33を貫通できないから、図6に示すように、ビアホール31の底では銅箔33の一部の面が露出した状態となる。
この後、ビアホール31を形成した上記の両面銅張積層板30に対して電解メッキを行い(メッキ工程の一例)、図7および図8に示すように、ビアホール31の内部にメッキ金属(導電体の一例)を充填するとともに、銅箔32,33上にメッキ層を形成する。ここで、メッキ金属は、例えば、銅である。すなわち、ここでは、両面銅張積層板30に対して銅の電解メッキが行われる。これにより、銅箔32および銅箔33の二層の導体回路(配線パターン)を互いに導通させる層間接続導体(導電体の一例)34が形成されたことになる。なお、図8以降では、図面の簡略化のために、層間接続導体34の形成工程で形成されたメッキ層と銅箔32,33とは区別することなく、一体に図示してある。
そして、図9に示すように、各銅箔32,33に対して周知のプリント配線手法によって、外側配線パターン7A、内側配線パターン7B、および裏面配線パターン8を形成する(配線パターン形成工程の一例)。なお、裏面配線パターン8は、形成されなくてもよい。すなわち、この場合、外部接続パッド3の形成位置に制限を受けるが、中継基板1(両面銅張積層板30)の裏面12上のビアホール31が形成される位置に外部接続パッド3を形成するようにしてもよい。
次いで、図10に示すように、外部接続パッド3およびチップ接続パッド5が形成される箇所を除いてソルダレジスト層36を形成する。次いで、図10に示すように、両面銅張積層板30の表面11上において、LSIチップ2の複数の電極パッド21に対向した位置に、外側配線パターン7Aに接続される外側チップ接続パッド5Aと、内側配線パターン7Bと接続される内側チップ接続パッド5Bとを、内外周に二列に形成する(チップ接続パッド形成工程の一例)。また、両面銅張積層板30の裏面12上において、第1のピッチP1より広い第2のピッチP2で複数の外部接続パッド3を形成する(外部接続パッド形成工程の一例)。チップ接続パッド5および外部接続パッド3の形成は、例えば、ソルダレジスト層36をマスクとして、銅の電解メッキによって形成される。
次いで、図11に示すように、接続バンプ形成工程によってLSIチップ2の電極パッド21A,21Bに形成されたマイクロ半田ボール(接続バンプの一例)6A,6Bと、中継基板1の表面11に形成されたチップ接続パッド5A,5Bとの位置合わせを行う。そして、マイクロ半田ボール6A,6Bの加熱・加圧などによって、LSIチップ2を中継基板1の表面11に接着する。
その後、外部接続パッド3に外部接続の半田ボール4を形成する(半田バンブ形成工程の一例)ことで、図1に示すような、半導体装置10が完成する。
3.実施形態の効果
本実施形態では、中継基板(基板)1の表面11上の内側配線パターン7Bと、裏面12上の外部接続パッド3とを接続するための複数のビアホール31は、紫外線レーザと炭酸ガスレーザとを中継基板1の裏面側から照射して形成される。特に、プリプレグシート35を除去する際に、中継基板1の表面11上の銅箔33に開口を形成できない炭酸ガスレーザが使用される。そのため、ビアホール31を形成する際に、炭酸ガスレーザによって銅箔33が貫通されることがなく、ビアホール31の形成時において中継基板1の表面11の平坦性が維持される。それによって、ビアホール31の形成後における、中継基板1の表面11の平坦化処理を省略することができる。すなわち、LSIチップ2が実装される中継基板1上の内側配線パターン7Bを、中継基板上のランド(内側チップ接続パッド5B)からLSIチップ2の内側方向に延びるように形成する場合であっても、平坦化処理が必要とされない。それによって、LSIチップ2の内側方向に延びる内側配線パターン7Bの形成に係る処理を簡略化できる。
また、内側配線パターン7Bの形成によって、すなわち、中継基板1の表面11上の配線パターン7を形成する領域として、LSIチップ2の下側の領域を利用することによって、中継基板1の表面11上における配線パターン7の形成面積が広がる。それによって、例えば、30μmルールで、外側配線パターン7Aおよび内側配線パターン7Bを形成できる。そのため、従来、高価で、工程数の多い無電解メッキ法が必要な、例えば、10μmルールでの配線が必要であったLSIチップ2に対して、無電解メッキ法の必要のない30μmルールで中継基板1を形成することができる。すなわち、より微細な配線ルールが必要とされた多数電極(多パッド)を有するLSIチップ2、例えば、200パッドを有するLSIチップ2のフリップチップ実装を、より微細な配線ルールへの変更なしに実現できる。
更に、ビアホール(レーザビア)31用のレーザを中継基板1の裏面12側から照射し結線結合させる構造である為、中継基板1の表面11にレーザビア用ラウンドを形成する際に、レーザビア用ラウンドを小さく(例えば、直径60〜80μm程度)形成する事が出来る。この配線ルールの緩和により配線のメッキ工程をより廉価なサブトラ法が選択出来、コストの低減に寄与できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、中継基板1を表裏の銅箔32,33による2層の中継基板である例を示したが、これに限られない。例えば、中継基板1は、内部コンデンサを含む4層の中継基板であってもよいし、5層の中継基板であってもよい。その際、ビアホール31は、中間の導電体層を貫く多段のビアホールであってもよい。この場合、中間の導電体層を貫く際には、紫外線レーザを使用すればよい。
(2)上記各実施形態では、中継基板1の裏面12側の銅箔32を除去するために紫外線レーザを照射したが、これに限らず、例えば、エッチング等の手法によって銅箔32を除去するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、層間接続導体34をメッキ法によって形成する例を示したが、層間接続導体34はビアホール31に導電性材料を印刷等によって充填して形成することもできる。
(4)上記実施形態においては、ビアホール31を形成し、ビアホール31を層間接続導体34で充填した後に配線パターン7A,7Bを形成する例を示したがこれに限られない。配線パターン7A,7Bを形成した後にビアホール31を形成し、ビアホール31を層間接続導体34で充填するようにしてもよい。
(5)上記実施形態においては、ビアホール31を形成し、ビアホール31を層間接続導体34で充填した後に配線パターン7A,7Bおよびチップ接続パッド5を形成し、中継基板1にLSIチップ2を実装する例を示したがこれに限られない。ビアホール31の形成に伴う中継基板1の表面11の平坦化処理が必要とされないため、配線パターン7A,7Bおよびチップ接続パッド5を形成し、中継基板1にLSIチップ2を実装した後に、ビアホール31を形成するようにしてもよい。
(6)上記実施形態においては、半導体チップがフリップチップ実装される基板として中継基板(インターポーザ)1である例を示したが、基板は中継基板に限られない。基板は、例えば、両面回路基板であってもよい。また、中継基板1(基板)の基材として、図4に示すように、プリプレグシート35を挟んで銅箔32,33が積層された両面銅張積層板30である例示したが、これに限られない。例えば、中継基板1の基材、あるいは基板の基材は、絶縁体として構成し、配線パターンはメッキ法、例えば、セミアディティブ法、あるいはフルアディティブ法で作成するようにしてもよい。
(7)上記実施形態においては、LSIチップ2の複数の電極パッド21が内外周に二列に形成されている例を示したが、必ずしもこれに限られない。本発明は、例えば、LSIチップ2の複数の電極パッド21が三列で形成されている場合にも適用できる。
1…中継基板、2…LSIチップ、3…外部接続パッド、4…半田ボール、5A…外側チップ接続パッド、5B…内側チップ接続パッド、6…マイクロ半田ボール、7A…外側配線パターン、7B…内側配線パターン、8…裏面配線パターン、10…半導体装置、11…中継基板の表(おもて)面、12…中継基板の裏面、21…電極パッド、30…両面銅張積層板、31…ビアホール、34…層間接続導体、35…プリプレグシート

Claims (7)

  1. 基板と、前記基板上にフリップチップ実装される半導体チップとを備えた半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体チップは、フリップチップ実装される表面の周辺部において、第1のピッチで配置された複数の電極パッドを有し、
    前記基板の前記半導体チップが実装される実装表面上に、平面視において、前記半導体チップの内側方向に延びる複数の長短の内側配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、
    前記基板の前記半導体チップが実装される実装表面とは反対側となる裏面のうち前記半導体チップと重なる領域にレーザを照射して、前記基板に、その裏面から前記複数の長短の内側配線パターンに達する複数のビアホールを形成するビアホール形成工程と、
    前記基板の前記実装表面上において、前記半導体チップの前記複数の電極パッドに対向した位置に、各内側配線パターンと接続される複数のチップ接続パッドを形成するチップ接続パッド形成工程と、
    前記基板の前記裏面上において、前記複数のビアホールに接続される複数の外部接続パッドを形成する外部接続パッド形成工程と、
    を含み、
    前記ビアホール形成工程において、前記複数のビアホールは、前記第1のピッチより広い第2のピッチで形成され、
    前記配線パターン形成工程は、
    前記ビアホールと前記外部接続パッドとを接続する裏面配線パターンを形成することと、
    前記ビアホールを介して短い内側配線パターンに接続される裏面配線パターンを、前記ビアホールから、前記短い内側配線パターンの延びる方向とは反対方向である前記半導体チップの外側方向に延びるように形成することと、を含む、半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載された半導体装置の製造方法において、
    ッキ法によって、前記ビアホール形成工程を終えた前記基板をメッキすることによって、前記ビアホールに導電体を充填するメッキ工程と、
    前記半導体チップ上の前記複数の電極パッドと前記基板上の前記複数のチップ接続パッドとを、複数の接続バンプによって接続するチップ実装工程と、
    をさらに含む、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載された半導体装置の製造方法において、
    各外部接続パッドに半田バンブを形成する半田バンブ形成工程を、さらに含む、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された半導体装置の製造方法において、
    前記複数の電極パッド、および、前記複数のチップ接続パッドは、内外周に二列に配置されており、
    前記配線パターン形成工程において、内周に配置されている各チップ接続パッドに対して、各内側配線パターンが形成される、半導体装置の製造方法。
  5. 基板と、前記基板上にフリップチップ実装された半導体チップとを備えた半導体装置であって、
    前記半導体チップは、フリップチップ実装される表面の周辺部において第1のピッチで配置され、前記基板と接続される複数の電極パッドを有し、
    前記基板は、
    前記半導体チップが実装される実装表面上において、前記半導体チップの前記複数の電極パッドに対向した位置に形成された複数のチップ接続パッドと、
    前記実装表面上に、平面視において前記複数のチップ接続パッドから前記半導体チップの内側方向に延びる複数の長短の内側配線パターンと、
    前記基板の前記半導体チップが実装される実装表面とは反対側となる裏面のうち前記半導体チップと重なる領域から前記長短の内側配線パターンに達する複数のビアホールと、
    前記基板の前記裏面上において、前記複数のビアホールに接続される複数の外部接続パッドと、
    前記ビアホールと前記外部接続パッドとを接続する裏面配線パターンと、を備え
    前記複数のビアホールは、前記第1のピッチより広い第2のピッチで形成されており、
    前記ビアホールを介して短い内側配線パターンに接続される前記裏面配線パターンは、前記ビアホールから、前記短い内側配線パターンの前記チップ接続パッドから延びる方向とは反対方向である前記半導体チップの外側方向に延びた状態で前記外部接続パッドに接続されている、半導体装置。
  6. 請求項5に記載された半導体装置において、
    前記基板は、前記複数の外部接続パッドに形成された複数の半田バンブを備える、半導体装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載された半導体装置において、
    前記複数の電極パッド、および、前記複数のチップ接続パッドは、内外周に二列に配置されており、
    内周に配置されている複数のチップ接続パッドに対して、前記複数の長短の内側配線パターンが形成されている、半導体装置。
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