JP6155283B2 - 3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール−4−カルボン酸誘導体および3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール類の製造方法 - Google Patents

3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール−4−カルボン酸誘導体および3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール類の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、新規な3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール−4−カルボン酸誘導体、ならびに3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール−4−カルボン酸誘導体および3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール類の製造方法に関するものである。
ポリフルオロアルキルピラゾリルカルボン酸誘導体および3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾールは殺菌剤有効成分の貴重な前駆体である(WO03/070705およびWO2008/013925参照)。
ピラゾールカルボン酸誘導体は代表的には、二つの脱離基を有するアクリル酸誘導体をヒドラジン類と反応させることで製造される(WO2009/112157およびWO2009/106230参照)。WO2005/042468には、酸ハライドをジアルキルアミノアクリル酸エステル類と反応させ、次にアルキルヒドラジン類とそれの環化によって2−ジハロアシル−3−アミノアクリル酸エステル類を製造する方法が開示されている。WO2008/022777には、ルイス酸存在下にα,α−ジフルオロアミン類をアクリル酸誘導体と反応させ、次にそれをアルキルヒドラジン類と反応させることで、3−ジハロメチルピラゾール−4−カルボン酸誘導体を製造する方法が記載されている。
WO03/070705 WO2008/013925 WO2009/112157 WO2009/106230 WO2005/042468 WO2008/022777
3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール類は、ビスパーフルオロアルキルジケトン類(例えば、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロアセチルアセトン)をヒドラジン類と反応させることで製造され(Pashkevich et al., Zhurnal Vsesoyuznogo Khimicheskogo Obshchestva im. D. I. Mendeleeva (1981), 26(1), 105−7参照)、収率は27から40%に過ぎない。ポリフルオロアルキルジケトン類の合成、単離および精製は、これら化合物が一般に非常に揮発性が高く、非常に毒性が高いことから非常に複雑である。3,5−ビスパーフルオロアルキルピラゾール−4−カルボン酸エステル類は知られていない。
前述の先行技術を考慮すると、上記の欠点を持たないことから、高収率で3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール−4−カルボン酸誘導体および3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾールを得る立体選択的経路を提供する方法を提供することが、本発明の目的である。
上記の目的は、下記式(Ia)および(Ib)の3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール:
Figure 0006155283
[式中、 Rは、H、C1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルまたはC7−19−アルキルアリール、CHCN、CHCX、CHCOOH、CHCOO−(C1−12)−アルキルを含む群から選択され、 Xは独立にF、Cl、Br、Iであり; RおよびRはそれぞれ独立に、C−C−ハロアルキル基から選択され; Rは、H、Hal、COOH、(C=O)OR、CNおよび(C=O)NRを含む群から選択され、RおよびRはそれぞれ独立にC1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルおよびC7−19−アルキルアリールを含む群から選択され、またはRおよびRがそれらが結合している窒素原子とともに、5もしくは6員環を形成することができる。]の製造方法であって、 段階A)において、下記式(II)のα,α−ジハロアミン:
Figure 0006155283
(式中、XはClまたはFである。)を下記式(III)の化合物:
Figure 0006155283
(式中、 3 および 4 基はそれぞれ上記定義の通りである。)と反応させ、および
段階B)において、該生成物を下記式(IV)のヒドラジン:
Figure 0006155283
(式中、Rは上記で定義の通りである。)と反応させる方法によって達成された。
驚くべきことに、式(I)のピラゾールは、本発明の条件下で良好な収率および立体選択性ならびに高純度で製造することができ、それは本発明による方法が先行技術で既報の製造方法の上記欠点を克服するものであることを意味する。
好ましいものは、式(Ia)および(Ib)の化合物における基が下記のように定義され; RがH、C1−12−アルキル、CHCN、CHCOO−(C1−12)−アルキルを含む群から選択され、 RおよびRがそれぞれ独立にCF、CFH、CFClを含む群から選択され; Rが、COOH、(C=O)OR、CNおよび(C=O)NRを含む群から選択され、RおよびRがそれぞれ独立にC1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルおよびC7−19−アルキルアリールを含む群から選択され、またはRおよびRがそれらが結合している窒素原子とともに、5もしくは6員環を形成していることができる本発明による方法である。
特に好ましいものは、式(Ia)および(Ib)の化合物における基が下記のように定義され、 RがH、CH、CHCOO−(C1−12)−アルキルを含む群から選択され、 RおよびRがそれぞれ独立にCF、CFH、CFClを含む群から選択され; RがCOOH、(C=O)ORを含む群から選択される本発明による方法である。
一般的定義 本発明の文脈において、「ハロゲン」(Hal)という用語は、別段の定義がない限り、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素、好ましくはフッ素、塩素および臭素、より好ましくはフッ素および塩素を含む群から選択される元素を含む。
置換されていても良い基は、モノ置換または多置換されていることができ、多置換の場合の置換基は同一であっても異なっていても良い。
ハロアルキル:1から6個、好ましくは1から3個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐のアルキル基(上記で記載のもの)であって、これら基における水素原子の一部または全てが上記のようにハロゲン原子によって置き換わっていても良いもの、例えば(これらに限定されるものではない)C−C−ハロアルキル、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチルおよび1,1,1−トリフルオロプロプ−2−イル。この定義は、別段の定義がない限り、複合置換基、例えばハロアルキルアミノアルキルなどの一部としてのハロアルキルにも当てはまる。好ましいものは、1以上のハロゲン原子によって置換されたアルキル基、例えばトリフルオロメチル(CF)、ジフルオロメチル(CHF)、CFCH、CFClまたはCFCClである。
本発明の文脈におけるアルキル基は、別段の定義がない限り、直鎖、分岐もしくは環状の飽和ヒドロカルビル基である。定義C−C12−アルキルはアルキル基について本明細書で定義の最も広い範囲を包含するものである。具体的にはこの定義は、例えば、メチル、エチル、n−、イソプロピル、n−、イソ−、sec−およびt−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、1,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、n−ヘプチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシルまたはn−ドデシルの意味を包含する。
本発明の文脈におけるアルケニル基は、別段の定義がない限り、少なくとも一つの単不飽和(二重結合)を含む直鎖、分岐もしくは環状のヒドロカルビル基である。定義C−C12−アルケニルは、アルケニル基について本明細書で定義の最も広い範囲を包含する。具体的には、この定義は、例えば、ビニル;アリル(2−プロペニル)、イソプロペニル(1−メチルエテニル);ブト−1−エンイル(クロチル)、ブト−2−エンイル、ブト−3−エンイル;ヘキス−1−エンイル、ヘキス−2−エンイル、ヘキス−3−エンイル、ヘキス−4−エンイル、ヘキス−5−エンイル;ヘプト−1−エンイル、ヘプト−2−エンイル、ヘプト−3−エンイル、ヘプト−4−エンイル、ヘプト−5−エンイル、ヘプト−6−エンイル;オクト−1−エンイル、オクト−2−エンイル、オクト−3−エンイル、オクト−4−エンイル、オクト−5−エンイル、オクト−6−エンイル、オクト−7−エンイル;ノン−1−エンイル、ノン−2−エンイル、ノン−3−エンイル、ノン−4−エンイル、ノン−5−エンイル、ノン−6−エンイル、ノン−7−エンイル、ノン−8−エンイル;デク−1−エンイル、デク−2−エンイル、デク−3−エンイル、デク−4−エンイル、デク−5−エンイル、デク−6−エンイル、デク−7−エンイル、デク−8−エンイル、デク−9−エンイル;ウンデク−1−エンイル、ウンデク−2−エンイル、ウンデク−3−エンイル、ウンデク−4−エンイル、ウンデク−5−エンイル、ウンデク−6−エンイル、ウンデク−7−エンイル、ウンデク−8−エンイル、ウンデク−9−エンイル、ウンデク−10−エンイル;ドデク−1−エ
ンイル、ドデク−2−エンイル、ドデク−3−エンイル、ドデク−4−エンイル、ドデク−5−エンイル、ドデク−6−エンイル、ドデク−7−エンイル、ドデク−8−エンイル、ドデク−9−エンイル、ドデク−10−エンイル、ドデク−11−エンイル;ブタ−1,3−ジエニルまたはペンタ−1,3−ジエニルの意味を包含する。
本発明の文脈におけるアルキニル基は、別段の定義がない限り、少なくとも一つの二重不飽和(三重結合)を含む直鎖、分岐または環状のヒドロカルビル基である。定義C−C12−アルキニルは、アルキニル基について本明細書で定義の最も広い範囲を包含するものである。具体的には、この定義は、例えば、エチニル(アセチレニル);プロプ−1−インイルおよびプロプ−2−インイルの意味を包含する。
シクロアルキル:3から8個、好ましくは3から6個の炭素環員を有する単環式の飽和ヒドロカルビル基、例えば(これらに限定されるものではない)シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル。この定義は、別段の定義がない限り、例えばシクロアルキルアルキルなどの複合置換基の一部としてのシクロアルキルにも当てはまる。
本発明の文脈におけるアリール基は、別段の定義がない限り、O、N、PおよびSから選択される1個、2個もしくはそれ以上のヘテロ原子を有することができる芳香族ヒドロカルビル基である。定義C6−18−アリールは、炭素原子がヘテロ原子に交換されていても良い5から18個の骨格原子を有するアリール基について定義の最も広い範囲を包含する。具体的には、この定義は、例えば、フェニル、シクロヘプタトリエニル、シクロオクタテトラエニル、ナフチルおよびアントラセニル;2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イルおよび1,3,4−トリアゾール−2−イル;1−ピロリル、1−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1−イミダゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,3,4−トリアゾール−1−イル;3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イルおよび1,2,4−トリアジン−3−イルの意味を包含する。
本発明の文脈におけるアリールアルキル基(アラルキル基)は、別段の定義がない限り、アリール基によって置換されており、1個のC1−8−アルキレン鎖を有することができ、アリール骨格においてO、N、PおよびSから選択される1以上のヘテロ原子を有することができるアルキル基である。定義C7−19−アラルキル基は、骨格およびアルキレン鎖に合計7から19個の原子を有するアリールアルキル基について本明細書で定義の最も広い範囲を包含する。具体的には、この定義は、例えば、ベンジルおよびフェニルエチルの意味を含む。
本発明の文脈におけるアルキルアリール基(アルカリール基)は、別段の定義がない限り、アルキル基によって置換されており、一つのC1−8−アルキレン鎖を有することができ、アリール骨格において、O、N、PおよびSから選択される1以上のヘテロ原子を有することができるアリール基である。定義C7−19−アルキルアリール基は、骨格およびアルキレン鎖に合計7から19個の原子を有するアルキルアリール基について本明細書で定義の最も広い範囲を包含する。具体的には、この定義は、例えば、トリルまたは2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−もしくは3,5−ジメチルフェニルの意味を包含する。
本発明の文脈で使用される中間体という用語は、本発明による方法で生じ、さらなる化学工程のために製造され、そこで消費もしくは使用されて別の物質に変換される物質を説明するものである。中間体は多くの場合に単離することができ、中間的に保存することができ、または後段の反応段階で事前の単離を行わずに用いられる。「中間体」という用語は、多段階反応(段階的反応)で一時的に生じ、反応のエネルギープロファイルにおける極小値を割り当てることができる一般的に不安定かつ単寿命の中間体も包含する。
本発明の化合物は、可能ないずれか異なる異性体型、特には立体異性体、例えばEおよびZ異性体、トレオおよびエリトロ異性体、ならびに光学異性体の混合物として、さらに適切な場合は互変異体の混合物として存在することができる。トレオおよびエリトロ異性体、さらには光学異性体、これら異性体のいずれかの混合物、さらには可能な互変異型のように、EおよびZの両方の異性体が開示および特許請求される。
その方法を下記の図式に描いている。
図式1
Figure 0006155283
本発明は同様に、下記式(Ia)または(Ib)の3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾールも提供する。
Figure 0006155283
式中、 Rは、H、C1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルまたはC7−19−アルキルアリール、CHCN、CHCX、CHCOOH、CHCOO−(C1−12)−アルキルから選択され; Xは独立にF、Cl、Br、Iであり; RおよびRは、C−C−ハロアルキル基から選択され、 Rは、H、F、Cl、Br、COOH、(C=O)OR、CNおよび(C=O)NRの群から選択され、RおよびRはそれぞれ独立にC1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルおよびC7−19−アルキルアリールを含む群から選択され、またはRおよびRがそれらが結合している窒素原子とともに、5もしくは6員環を形成していても良い。
本発明の好ましい実施形態において、式(Ia)および(Ib)における基は次のように定義され; RはH、メチル、−CHCOOH、CHCOOR、CHCN、CHCXから選択され: Xは独立にF、Clであり; RおよびRは、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチルおよび1,1,1−トリフルオロプロプ−2−イルから選択され; Rは、H、Br、COOCH、COOEt、COOC、CNおよびCONMe、CONEtを含む群から選択される。
本発明の特に好ましい実施形態では、式(Ia)および(Ib)における基は下記のように定義され; RはH、CHCOOH、CHCOOMe、CHCNから選択され、 RおよびRは、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、ペンタフルオロエチルからなる群から選択され; Rは、H、Br、COOHからなる群から選択される。
非常に特に好ましいものは、 R=H;R=R=CFHおよびR=COOEt、または R=H;R=R=CFHおよびR=COOHまたは R=CHCOOEt;R=R=CFHおよびR=COOEtである一般式(I)の化合物である。
工程の説明 図式2
Figure 0006155283
本発明による方法の1実施形態では、段階A)において、式(II)のα,α−ジハロアミンを最初に、適宜にルイス酸[L]の存在下に式(III)の化合物と反応させる。
好ましい一般式(II)の化合物は、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−N,N−ジメチルアミン(TFEDMA)、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−N,N−ジエチルアミン、1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)エチル−N,N−ジメチルアミン、1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)エチル−N,N−ジエチルアミン(イシカワ試薬)、1,1,2−トリフルオロ−2−クロロエチル−N,N−ジメチルアミンおよび1,1,2−トリフルオロ−2−クロロエチル−N,N−ジエチルアミン(ヤロベンコ試薬)である。
一般式(II)の化合物はアミノアルキル化剤として用いられる。好ましいものは1,1,2,2−テトラフルオロエチル−N,N−ジメチルアミン(TFEDMA)および1,1,2,2−テトラフルオロエチル−N,N−ジエチルアミンであり、特に好ましいものは1,1,2,2−テトラフルオロエチル−N,N−ジメチルアミンである。TFEDMAおよびイシカワ試薬などのα,α−ジハロアミン類は市販されているか、製造することができる(Yarovenko et al., Zh. Obshch. Khim. 1959, 29, 2159, Chem. Abstr. 1960, 54, 9724hまたはPetrov et al., J. Fluor. Chem. 109(2011)25−31参照)。
Yagupolskii et al. (Zh. Organicheskoi Khim. (1978), 14(12), 2493−6)は、ヤロベンコ試薬(FClCHCFNEt)の式RCHCN(R=CN、COEt)のニトリルとの反応によって、式(NC)RC=C(NEt)CHFClの誘導体が収率約70%で得られることを明らかにしている。式(III)のケト化合物は、この条件下では式(II)のα,α−ジハロアミン類と反応しない。
Petrov et al. (J. of Fluorine Chem. (2011), 132(12), 1198−1206)は、TFEDMA(HCFCFNMe)が環状β−ジケトン類と反応してジフルオロアセチル基が移動することを示している。
本発明による方法の好ましい実施形態では、α,α−ジハロアミンを最初にルイス酸[L]、例えばBF、AlCl、SbCl
、SbF、ZnClと反応させ、次に式(III)の化合物と塩基の混合物をそのまま加えるか、好適な溶媒に溶かす(WO2008/022777参照)。
α,α−ジハロアミン類をWO2008/022777の記述に従ってルイス酸(式(V)のイミニウム塩の製造)と反応させる。本発明によれば、その反応は−20℃から+40℃の温度で、好ましくは−20℃から+30℃、より好ましくは−10から20℃の温度で、標準圧力下に行う。α,α−ジハロアミンの加水分解感受性のため、その反応は不活性気体雰囲気下に無水装置中で行う。
反応時間はあまり重要ではなく、バッチ規模および温度に従って、数分から数時間の範囲内で選択することがっできる。
本発明によれば、ルイス酸[L]1molを等モル量の式(II)のα,α−ジハロアミンと反応させる。
アミノアルキル化(式(II)の化合物との反応)は好ましくは、塩基の存在下に行う。好ましいものは、トリアルキルアミン類、ピリジン類、アルキルピリジン類、ホスファゼン類および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン(DBU)などの有機塩基;アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、アルカリ金属炭酸塩(NaCO、KCO)およびアルコキシド類、例えばNaOMe、NaOEt、NaOt−Bu、KOt−BuまたはKFである。
本発明による方法において、式(III)の化合物の場合の1から5、好ましくは1.5から4、最も好ましくは2から3.5モルの塩基を、等モル量の式(II)のα,α−ジハロアミンと反応させる。
好ましくは、4,4,4−トリフルオロ−3−オキソブタン酸エチル類、4,4,4−トリフルオロ−3−オキソブタン酸メチル類、4,4−ジフルオロ−3−オキソブタン酸エチル類、4−クロロ−4,4−ジフルオロ−3−オキソブタン酸エチル類、1,1,1−トリフルオロアセトンまたは4−クロロ−4,4−ジフルオロ−3−オキソブタンニトリル類を含む群から選択される式(III)のケト化合物を用いる。
好適な溶媒は、例えば脂肪族、脂環式もしくは芳香族炭化水素、例えば石油エーテル、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン、およびハロゲン化炭化水素、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロエタンまたはトリクロロエタン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソールなどのエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−またはイソブチロニトリルまたはベンゾニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチルホスホルアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類またはスルホランなどのスルホン類である。特に好ましいものは、例えばTHF、アセトニトリル類、エーテル類、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、n−ヘキサン、シクロヘキサンまたはメチルシクロヘキサンであり、非常に特に好ましいものは、例えばアセトニトリル、THF、エーテルまたはジクロロメタンである。
生成した式(VI)の中間体は、事前に後処理せずにヒドラジンとの環化段階で用いることができる。
あるいは、中間体は、好適な後処理段階および適宜にさらなる精製によって単離および特性決定することができる。
段階B)環化 本発明による方法での化合物(IV)との反応による段階B)での環化は、−40℃から+80℃の温度で、好ましくは−10℃から+60℃の温度で、より好ましくは−10から50℃で、標準圧下に行う。
反応時間はあまり重要ではなく、バッチ規模に従って、比較的広い範囲内で選択することができる。
代表的には、環化段階B)は、溶媒を変えずに行う。
本発明によれば、式(III)の化合物1mol当たり式(IV)のヒドラジン1から2mol、好ましくは1から1.5molを用いる。
好ましくは、本発明による方法の全ての反応段階を同一溶媒中で行う。本発明の文脈では、例えば、ヒドラジン水和物、メチルヒドラジン、エチルヒドラジン類、フェニルヒドラジン類、tert−ブチルヒドラジン類、ヒドラジノ酢酸メチルもしくはエチル塩酸塩またはヒドラジノアセトニトリル塩酸塩を用いる。
前記式(IV)のヒドラジン類は市販されているか、例えばNiedrich et al., Journal fuer Praktische Chemie (Leipzig)(1962), 17, 273−81;Carmi、A.; Pollak、 Journal of Organic Chemistry (1960), 25, 44−46に記載の方法に従って製造することができる。
好適な溶媒は、例えば、脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素、例えば石油エーテル、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン、およびハロゲン化炭化水素、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロエタンまたはトリクロロエタン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソールなどのエーテル類;メタノール、エタノール、イソプロパノールまたはブタノールなどのアルコール類、アセトニトリル、プロピオニトリル、n−またはイソブチロニトリルまたはベンゾニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチルホスホルアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類またはスルホランなどのスルホン類である。特に好ましいものは、例えばアセトニトリル類、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、n−ヘキサン、シクロヘキサンまたはメチルシクロヘキサンであり、非常に特に好ましいものは、例えばアセトニトリル類、THF、トルエンまたはキシレンである。反応が終了した後、例えば、溶媒を除去し、生成物を濾過によって単離するか、生成物を最初に水で洗浄し、抽出し、有機相を除去し、溶媒を減圧下に除去する。
次に、R=COORである式(I)の化合物を、式(I)R=COOHのピラゾール酸に変換することができる。
その変換は通常、酸性条件下または塩基性条件下に行う。
酸性加水分解の場合、好ましいのは、鉱酸、例えばHSO、HCl、HSOCl、HF、HBr、HI、HPOまたは有機酸、例えばCFCOOH、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸である。その反応は、触媒、例えばFeCl、AlCl、BF、SbCl、NaHPOの添加によって加速することができる。その反応は同様に、酸を加えずに、水中のみで行うことができる。
塩基性加水分解は、無機塩基、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、アルカリ金属炭酸塩、例えばNaCO、KCOおよびアルカリ金属酢酸塩、例えばNaOAc、KOAc、LiOAc、およびアルカリ金属アルコキシド類、例えばNaOMe、NaOEt、NaOt−Bu、KOt−Buまたは有機塩基、例えばトリアルキルアミン類、アルキルピリジン類、ホスファゼン類および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン(DBU)の存在下に行う。好ましいものは、無機塩基、例えばNaOH、KOH、NaCOまたはKCOである。
好ましくは、塩基性加水分解によって変換を行う。
本発明の工程段階は、好ましくは20℃から+150℃の温度範囲内で、より好ましくは30℃から+110℃の温度で、最も好ましくは30から80℃で行う。
本発明の工程段階は通常、標準圧下で行う。しかしながら、別法として、減圧下または加圧下(例えば、HCl水溶液の入ったオートクレーブ中での反応)に実施することも可能である。
反応時間は、バッチ規模および温度に応じて、1時間から数時間の範囲内で選択することができる。
その反応段階は、そのままでまたは溶媒中で行うことができる。好ましくは、その反応は溶媒中で行う。好適な溶媒は、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノールまたはブタノールなどのアルコール類、脂肪族および芳香族炭化水素、例えばn−ヘキサン、ベンゼンまたはトルエン(それらは、フッ素および塩素原子によって置換されていても良い。)、例えば塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロベンゼンまたはジクロロベンゼン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジフェニルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、イソプロピルエチルエーテル、ジオキサン、ジグライム、ジメチルグリコール、ジメトキシエタン(DME)またはTHF;メチルニトリル、ブチルニトリルまたはフェニルニトリルなどのニトリル類;ジメチルホルムアミド(DMF)またはN−メチルピロリドン(NMP)などのアミド類またはそのような溶媒の混合物を含む群から選択され、特に好ましいものは、水、アセトニトリル、ジクロロメタンおよびアルコール類(エタノール)である。
本発明の化合物(Ia)および(Ib)は、殺菌剤有効成分の製造に用いられる。
本発明は同様に、式(VI)の化合物も提供する。
Figure 0006155283
式中、 RおよびRはそれぞれ独立にCF、CFH、CFClを含む群から選択され; Rは、(C=O)ORを含む群から選択され; RおよびRはそれぞれ独立に、C1−6−アルキルを含む群から選択される。
本発明による方法について、下記の実施例でさらに説明する。しかしながら、これら実施例は本発明を限定するものと解釈すべきではない。
中間体化合物(YI)の特性決定 2−(2−クロロ−2,2−ジフルオロアセチル)−3−(ジメチルアミノ)−4,4−ジフルオロブト−2−エン酸エチル テフロン(登録商標)フラスコ中アルゴン下に、BF・OEt(0.12mL、1.0mmol)を、TFEDMA(0.12mL、1.0mmol)の脱水ジクロロメタン(1mL)中溶液に加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を完全重水素化アセトニトリル(1mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、4−クロロ−4,4−ジフルオロアセト酢酸エチル(0.20g、1.0mmol)を、フッ化カリウム(0.18g、3.0mmol)のCDCN(2mL)中溶液に加え、混合物を室温で15分間撹拌した。次に、これに−30℃で、第1のテフロンフラスコの内容物を滴下し
、反応混合物を室温で終夜撹拌し、次にHおよび13C NMRスペクトル測定によって分析した。中間体化合物(2−(2−クロロ−2,2−ジフルオロアセチル)−3−(ジメチルアミノ)−4,4−ジフルオロブト−2−エン酸エチル)を、3−(ジメチルアミノ)−4,4−ジフルオロブト−2−エン酸エチルの存在下に2:1混合物(H NMR)と特徴付けた。
Figure 0006155283
H NMR(CDCN、300MHz、25℃):δ=6.36(t、1H、CHF、JH−F=53.2Hz)、4.21(q、2H、CH、J=7.2Hz)、3.07(t、3H、NMe、JH−F=1.2Hz)、2.95(t、3H、NMe、JH−F=1.2Hz)、1.26(t、3H、CH、J=7.2Hz)ppm。
13C NMR(CDCN、75MHz、25℃):δ=185.3(FClC−O)、164.9(CO)、161.7(t、 IV −NMe、JC−F=25.1Hz)、119.4(t、CFCl、JC−F=304.3Hz)、108.1(t、CHF、JC−F=244.4Hz)、98.1(t、CIV、JC−F=4.8Hz)、61.9(CH)、35.0(N−Me)、13.3(CH)ppm。
Figure 0006155283
H NMR(CDCN、300MHz、25℃):δ=6.65(t、1H、CHF、JH−F=51.9Hz)、5.70(s、1H、CH)、4.31(q、2H、CH、J=7.1Hz)、3.91(t、3H、NMe、JH−F=0.8Hz)、3.22(t、3H、NMe、JH−F=1.2Hz)、1.31(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。
13C NMR(CDCN、75MHz、25℃):δ=171.3(CO)、163.4(t、 IV −NMe、JC−F=21.3Hz)、110.5(t、CHF、JC−F=246.7Hz)、91.1(t、CIV、JC−F=4.4Hz)、61.2(CH)、36.4(N−Me)、13.3(CH)ppm。
製造例 実施例1 N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下、TFEDMA(0.59mL、5.0mmol)の脱水ジクロロメタン(5mL)中溶液にBF・OEt(0.62mL、5.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(5mL)に取った。第2のテフロンフラスコで、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(0.73mL、5.0mmol)を、フッ化カリウム(0.88g、15.0mmol)の脱水アセトニトリル(10mL)中溶液に加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、第1のフラスコの内容物を−30℃で滴下した。反応混合物を冷浴で室温に戻し、終夜撹拌した。次に、メチルヒドラジン(0.32mL、6.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1から8:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.99g、3.64mmol、73%)を黄色油状物として得た。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.00(t、1H、CHF、JH−F=54Hz)、4.37(q、2H、CH、J=7.2Hz)、4.12(s、3H、N−CH)、1.37(t、3H、CH、J=7.2Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.2(CO)、145.7(t、CIVarom、JC−F=25.6Hz)、133.2(q、CIVarom、JC−F=40.3Hz)、119.0(q、CF、JC−F=271.2Hz)、114.4(CIVarom)、109.0(t、CHF、JC−F=237.9Hz)、61.9(CH)、40.8(q、N−CH、JC−F=3.2Hz)、13.8(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−57.6(CF)、−116.4(CHF)ppm。
実施例2 フッ化カリウムに代えてピリジンを用いた以外は実施例1と同様に行った。収率は63%である。
実施例3 N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(3mL)中のN−メチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.5g、1.84mmol)を8N水酸化ナトリウム水溶液(0.7mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。残留物を水(10mL)に取り、ジエチルエーテル(10mL)で抽出した。1M HClでpH1の酸性とした後、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸(0.44g、1.80mmol、98%)を黄色様固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.08(t、1H、CHF、JH−F=53.5Hz)、4.16(s、3H、N−CH)ppm。
13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=165.5(CO)、146.7(t、CIVarom、JC−F=18.8Hz)、134.4(q、CIVarom、JC−F=30.8Hz)、118.8(q、CF、JC−F=202.5Hz)、112.9(CIVarom)、108.7(t、CHF、JC−F=177.0Hz)、41.1(q、N−CH、JC−F=2.3Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−57.9(CF)、−117.3(CHF、JF−H=53.5Hz)ppm。
実施例4 N−H−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、BF・OEt(0.31mL、2.5mmol)を、TFEDMA(0.30mL、2.5mmol)の脱水ジクロロメタン(2.5mL)中溶液に加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(2.5mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(0.37mL、2.5mmol)を、フッ化カリウム(0.44g、7.5mmol)の脱水アセトニトリル(5mL)中溶液に加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。ヒドラジン水和物(0.15mL、3.0mmol)を室温で滴下し、混合物を24時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1から7:3)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−H−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.48g、1.88mmol、75%)を黄色様油状物として得て、それを放置していたら結晶化した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=11.07(brs、1H、NH)、7.22(t、1H、CHF、JH−F=53.5Hz)、4.39(q、2H、CH、J=6.9Hz)、1.38(t、3H、CH、J=6.9Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.4(CO)、142.2(t、CIVarom、JC−F=18.3Hz)、142.2(q、CIVarom、JC−F=32.0Hz)、119.7(q、CF、JC−F=268.1Hz)、111.7(CIVarom)、107.4(t、CHF、JC−F=237.5Hz)、62.0(CH)、13.7(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−62.5(CF)、−117.1(CHF、JF−H=53.5Hz)ppm。
実施例5 フッ化カリウムに代えてピリジンを用いた以外は、実施例3と同様にして行った。収率は67%である。
実施例6 N−メチル−3,5−ビス(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、BF・OEt(1.24mL、10.0mmol)をTFEDMA(1.20mL、10.0mmol)の脱水ジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(10mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、4,4−ジフルオロアセト酢酸エチル(1.03mL、10.0mmol)をピリジン(1.6mL、20.0mmol)の脱水アセトニトリル(20mL)中溶液に加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。メチルヒドラジン(0.79mL、15.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(10:0から8:2)(10:0から8:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−メチル−3,5−ジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(1.75g、6.89mmol、69%)を無色油状物とし
て得て、それは放置していると結晶化した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.48(t、1H、CHF、JH−F=52.6Hz,)、7.04(t、1H、CHF、JH−F=53.8Hz)、4.38(q、2H、CH、J=7.1Hz)、4.12(s、3H、N−CH)、1.39(t、3H、CH、J=7.2Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=161.1(CO)、145.3(t、CIVarom、JC−F=24.9Hz)、138.2(t、CIVarom、JC−F=24.1Hz)、112.9(m、CIVarom)、109.1(t、CHF、JC−F=237.6Hz)、107.2(t、CHF、JC−F=236.3Hz)、61.5(CH)、39.6(t、N−CH、JC−F=3.1Hz)、13.9(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−117.00(CHF、JF−H=53.8Hz)、−117.04(CHF、JF−H=52.6Hz)ppm。
実施例7 N−メチル−3,5−ビス(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(3mL)中のN−メチル−3,5−ジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.5g、2.0mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(0.8mL)と徐々に混合し、室温で2時間撹拌した。ロータリーエバポレータによって溶媒を除去し、残留物を水(10mL)に取り、ジエチルエーテル(10mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−メチル−3,5−ジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸(0.44g、1.95mmol、97%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=12.16(brs、1H、COOH)、7.48(t、1H、CHF、JH−F=52.4Hz)、7.08(t、1H、CHF、JH−F=53.6Hz)、4.16(s、3H、N−CH)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=166.9(CO)、146.4(t、CIVarom、JC−F=25.1Hz)、139.2(t、CIVarom、JC−F=24.4Hz)、111.5(CIVarom)、108.8(t、CHF、JC−F=238.1Hz)、106.9(t、CHF、JC−F=237.0Hz)、39.9(t、N−CH、JC−F=3.1Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−117.1(CHF、JF−H=52.6Hz)、−117.3(CHF、JF−H=53.7Hz)ppm。
実施例8 N−H−3,5−ビス(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、BF・OEt(1.85mL、15.0mmol)をTFEDMA(1.76mL、15.0mmol)の脱水ジクロロメタン(15mL)中溶液に加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(15mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、フッ化カリウム(2.61g、45mmol)の脱水アセトニトリル(30mL)中溶液に4,4−ジフルオロアセト酢酸エチル(1.55mL、15mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。ヒドラジン水和物(1.1mL、22.5mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1から7:3)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−H−3,5−ジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(2.02g、8.40mmol、56%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.15(t、2H、CHF、JH−F=53.6Hz)、4.39(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.39(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=161.1(CO)、143.8(t、CIVarom、JC−F=23.1Hz)、111.6(CIVarom)、108.2(t、CHF、JC−F=238.4Hz)、61.7(CH)、13.9(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−117.3(CHF、JF−H=53.6Hz)ppm。
実施例9 フッ化カリウムに代えてピリジンを用いた以外は、実施例8と同様に行った。収率は29%である。
実施例10 N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(1.20mL、10.0mmol)の脱水ジクロロメタン(10mL)中溶液にBF・OEt(1.24mL、10.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(10mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(2.42mL、30.0mmol)の脱水アセトニトリル(20mL)中溶液に4−クロロ−4,4−ジフルオロアセト酢酸エチル(2.0g、10.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。メチルヒドラジン(0.79mL、15.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(10:0から8:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(2.07g、7.18mmol、72%)を無色液体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=6.97(t、1H、CHF、JH−F=53.9Hz)、4.37(q、2H、CH、J=7.1Hz)、4.10(t、3H、N−CH、JH−F=2.2Hz)、1.38(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.3(CO)、145.3(t、CIVarom、JC−F=25.7Hz)、137.5(t、CIVarom、JC−F=33.3Hz)、119.9(t、CFCl、JC−F=288.8Hz)、112.7(CIVarom)、109.1(t、CHF、JC−F=237.8Hz)、61.8(CH)、40.6(t、N−CH、JC−F=4.6Hz)、13.7(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−47.9(CFCl)、−116.7(CHF、JF−H=53.9Hz)ppm。
実施例11 N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(3mL)中のN−メチル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.5g、1.73mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(0.7mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(10mL)に取り、ジエチルエーテル(10mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(10mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸(0.36g、1.38mmol、80%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=12.15(brs、1H、COOH)、7.07(t、1H、CHF、JH−F=53.6Hz)、4.15(t、3H、N−CH、JH−F=2.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=165.8(CO)、146.4(t、CIVarom、JC−F=25.3Hz)、138.9(t、CIVarom、JC−F=33.6Hz)、119.6(t、CFCl、JC−F=289.4Hz)、111.15(CIVarom)、108.8(t、CHF、JC−F=238.4Hz)、41.0(t、N−CH、JC−F=4.9Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−48.1(CFCl)、−117.2(CHF、JF−H=53.6Hz)ppm。
実施例12 N−H−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(0.59mL、5.0mmol)の脱水ジクロロメタン(5mL)中溶液にBF・OEt(0.62mL、5.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(5mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(1.19g、15mmol)の脱水アセトニトリル(10mL)中溶液に4−クロロ−4,4−ジフルオロアセト酢酸エチル(1.0g、5.0mmo
l)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。ヒドラジン水和物(0.37mL、7.5mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を、ペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1から7:3)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−H−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.99g、3.61mmol、72%)を淡黄色様油状物として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=11.62(brs、1H、NH)、7.25(t、2H、CHF、JH−F=53.5Hz)、4.41(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.41(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.6(CO)、146.3(t、CIVarom、JC−F=32.3Hz)、142.7(t、CHF、JC−F=29.3Hz)、121.3(t、CFCl、JC−F=287.3Hz)、110.8(CIVarom)、109.1(t、CHF、JC−F=240.2Hz)、62.0(CH)、13.6(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−49.6(CFCl)、−116.8(CHF、JF−H=53.5Hz)ppm。
実施例13 N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(1.20mL、10.0mmol)の脱水ジクロロメタン(10mL)中溶液にBF・OEt(1.24mL、10.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(10mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(2.42mL、30.0mmol)の脱水アセトニトリル(20mL)中溶液に4,4,5,5,5−ペンタフルオロアセト酢酸エチル(1.75mL、10.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。メチルヒドラジン(0.79mL、15.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(10:0から8:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(2.42g、7.52mmol、75%)を無色液体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.00(t、1H、CHF、JH−F=53.9Hz,)、4.35(q、2H、CH、J=7.1Hz)、4.10(t、3H、N−CH、JH−F=2.2Hz)、1.35(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.2(CO)、146.1(t、CIVarom、JC−F=25.6Hz)、131.1(t、CIVarom、JC−F=29.6Hz)、118.6(qt、CF CF 、J C−F=287.1Hz、J C−F=37.7Hz)、116.3(CIVarom)、109.98(tq、CF CF、J C−F=192.0Hz、J C−F=41.7Hz)、109.1(t、CHF、J C−F=238.1Hz)、61.9(CH)、41.0(t、N−CH、JC−F=4.3Hz)、13.8(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−83.7(CF CF )、−109.5(CF CF)、−116.8(CHF、JF−H=53.9Hz)ppm。
実施例14 N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(3mL)中のN−メチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.5g、1.55mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(0.6mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(10mL)に取り、ジエチルエーテル(10mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(10mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸(0.44g、1.50mmol、97%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=11.16(brs、1H、COOH)、7.09(t、1H、CHF、JH−F=53.6Hz)、4.15(t、3H、N−CH、JH−F=2.4Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=165.2(CO)、147.2(t、CIVarom、JC−F=25.2Hz)、132.5(t、CIVarom、JC−F=29.8Hz)、118.5(qt、CF CF 、J C−F=287.0Hz、J C−F=37.5Hz)、114.6(CIVarom)、109.9(tq、CF CF、J =258.0Hz、J C−F=41.7Hz)、108.8(t、CHF、J C−F=238.6Hz)、41.4(t、N−CH、JC−F=4.8Hz)ppm。
実施例15 N−H−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(1.20mL、10.0mmol)の脱水ジクロロメタン(10mL)中溶液にBF・OEt(1.24mL、10.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(10mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(2.42mL、30.0mmol)の脱水アセトニトリル(20mL)中溶液に4,4,5,5,5−ペンタフルオロアセト酢酸エチル(1.75mL、10.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。ヒドラジン水和物(0.74mL、15.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(10:0から8:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−H−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(2.06g、6.70mmol、67%)を無色油状物として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=12.69(brs、1H、COOH)、7.26(t、1H、CHF、JH−F=53.5Hz,)、4.40(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.39(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.6(CO)、141.8(t、CIVarom、JC−F=25.9Hz)、141.1(t、CIVarom、JC−F=31.7Hz)、118.7(qt、CF CF 、J C−F=286.6Hz、J C−F=36.3Hz)、113.2(CIVarom)、110.1(tq、CF CF、J C−F=252.9Hz、J C−F=39.5Hz)、107.5(t、CHF、J C−F=238.8Hz)、62.0(CH)、13.6(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−83.2(CF CF )、−110.1(CF CF)、−117.2(CHF、JF−H=53.5Hz)ppm。
実施例16 N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(0.59mL、5.0mmol)のCHCN(5mL)中溶液に、アセトニトリル(0.76mL)中17%溶液としてのBF・(0.34g、5mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌した。第2のテフロンフラスコ中、フッ化カリウム(0.88g、15.0mmol)の脱水アセトニトリル(10mL)中溶液に4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(0.73mL、5.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。メチルヒドラジン(0.32mL、6.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1から8:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−メチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(0.95g)を黄色油状物として得た。
実施例17 N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(2.4mL、20.0mmol)の脱水ジクロロメタン(20mL)中溶液にBF・OEt(2.5mL、20.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(20mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(4.7g、60.0mmol)の脱水アセトニトリル(40mL)中溶液に4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(2.8mL、20.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。フェニルヒドラジン(3.0mL、30.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を、ペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(4.47g、13.4mmol、67%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.55−7.42(m、5H、N−Ph)、7.05(t、1H、CHF、JH−F=53.7Hz)、4.42(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.40(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.3(CO)、146.7(t、CIVarom、JC−F=26.2Hz)、138.8(N−CIVフェニル)、133.8(q、CIVarom、JC−F=40.1Hz)、130.4(CHフェニル)、129.3(CHフェニル)、125.9(CHフェニル)、118.6(q、CF、JC−F=271.9Hz)、115.0(CIVarom)、109.2(t、CHF、JC−F=238.4Hz)、62.0(CH)、13.8(CH)ppm。19FNMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−56.8(CF)、−117.3ppm。
実施例18 N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(15mL)中のN−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(3.0g、9.0mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(3.4mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(40mL)に取り、ジエチルエーテル(20mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(30mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸(2.58g、8.43mmol、94%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=11.53(brs、1H、−COOH)、7.58−7.44(m、5H、N−フェニル)、7.15(t、1H、CHF、JH−F=53.5Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=165.8(CO)、147.6(t、CIVarom、JC−F=25.8Hz)、138.7(N−CIVフェニル)、135.1(q、CIVarom、JC−F=40.4Hz)、130.6(CHフェニル)、129.4(CHフェニル)、125.9(CHフェニル)、118.4(q、CF、JC−F=272.3Hz)、114.3(CIVarom)、108.9(t、CHF、JC−F=239.0Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−56.8(CF)、−117.8(CHF)ppm。
実施例19 N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(2.4mL、20.0mmol)の脱水ジクロロメタン(20mL)中溶液にBF・OEt(2.5mL、20.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(20mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(4.7g、60.0mmol)の脱水アセトニトリル(40mL)中溶液に4−クロロ−4,4−ジフルオロアセト酢酸エチル(4.0g、20.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。フェニルヒドラジン(3.0mL、30.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(3.67g、10.5mmol、53%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.55−7.45(m、5H、N−Ph)、7.03(t、1H、CHF、JH−F=53.7Hz)、4.42(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.41(t、3H、CH、J=7.2Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=160.5(CO)、146.5(t、CIVarom、JC−F=26.3Hz)、138.9(N−CIVフェニル)、138.3(t、CIVarom、JC−F=32.7Hz)、130.3(CHフェニル)、129.2(CHフェニル)、126.2(CHフェニル)、119.5(t、CF、JC−F=290.0Hz)、115.6(CIVarom)、109.3(t、CHF、JC−F=238.4Hz)、62.0(CH)、13.9(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−46.6(CFCl)、−117.3(CHF)ppm。
実施例20 N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(15mL)中のN−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(3.0g、8.56mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(3.2mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(40mL)に取り、ジエチルエーテル(20mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(30mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−クロロジフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸(2.74g、8.49mmol、99%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.57−7.47(m、5H、N−フェニル)、7.12(t、1H、CHF、JH−F=53.5Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=165.9(CO)、147.4(t、CIVarom、JC−F=25.8Hz)、139.8(t、CIVarom、JC−F=33.0Hz)、138.9(N−CIVフェニル)、130.5(CHフェニル)、129.3(CHフェニル)、126.2(CHフェニル)、119.2(t、CFCl、JC−F=290.6Hz)、112.1(CIVarom)、108.9(t、CHF、JC−F=239.0Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−46.9(CFCl)、−117.8(CHF)ppm。
実施例21 N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(2.4mL、20.0mmol)の脱水ジクロロメタン(20mL)中溶液にBF・OEt(2.5mL、20.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(20mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(2.7g、34.4mmol)の脱水アセトニトリル(40mL)中溶液に4,4,5,5,5−ペンタフルオロアセト酢酸エチル(3.5mL、11.4mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。フェニルヒドラジン(2.0mL、20.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を、ペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(3.73g、9.70mmol、85%)をベージュ固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.58−7.35(m、5H、N−Ph)、7.04(t、1H、CHF、JH−F=53.8Hz)、4.40(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.38(t、3H、CH、J=7.2Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=165.8(CO)、147.6(t、CIVarom、JC−F=25.8Hz)、138.7(N−CIVフェニル)、135.1(q、CIVarom、JC−F=40.4Hz)、130.6(CHフェニル)、129.4(CHフェニル)、125.9(CHフェニル)、118.4(qt、CF、J C−F=287.5Hz、
C−F=37.5Hz)、116.4(CIVarom)、109.6(tq、CF、J C−F=255.3Hz、J C−F=41.6Hz)、109.4(t、CHF、JC−F=238.6Hz)、62.1(CH)、13.7(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−83.6(CF)、−107.1(CF)、−117.3(CHF)ppm。
実施例22 N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(15mL)中のN−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(3.0g、7.81mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(3.0mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(40mL)に取り、ジエチルエーテル(20mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(30mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−フェニル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸(2.71g、7.61mmol、98%)を無色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.60−7.37(m、5H、N−フェニル)、7.14(t、1H、CHF、JH−F=53.6Hz)ppm。13C NMR(MeOD、75MHz、25℃):δ=164.0(CO)、148.6(t、CIVarom、JC−F=25.6Hz)、141.4(N−CIVフェニル)、133.4(CHフェニル)、133.1(t、CIVarom、JC−F=29.1Hz)、131.7(CHフェニル)、130.0(CHフェニル)、120.6(qt、CF、J C−F=287.6Hz、J C−F=37.9Hz)、120.1(CIVarom)、112.3(t、CHF、JC−F=236.4Hz)、112.1(tq、CF、J C−F=262.5Hz、J C−F=40.5Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−83.5(CF)、−107.1(CF)、−117.9(CHF)ppm。
実施例23 N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(2.5mL、22.0mmol)の脱水ジクロロメタン(20mL)中溶液にBF・OEt(2.7mL、22.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(20mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(7.1g、90.0mmol)の脱水アセトニトリル(40mL)中溶液に4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(2.8mL、20.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。水酸化カリウム(1.68g、30mmol)のメタノール(10mL)中溶液にtert−ブチルヒドラジン塩酸塩(3.74g、30.0mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。次に、この混合物を、すでに製造した中間体(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−3−(ジメチルアミノ)−4,4−ジフルオロブト−2−エン酸エチル)に加え、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(3.29g、10.5mmol、53%)を黄色油状物として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=6.80(t、1H、CHF、JH−F=54.0Hz)、4.37(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.70(s、9H、tBu)、1.36(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=161.5(CO)、141.9(t、CIVarom、JC−F=27.8Hz)、131.5(q、CIVarom、JC−F=40.6Hz)、119.3(q、CF、JC−F=270.7Hz)、116.9(CIVarom)、109.9(t、CHF、JC−F=236.7Hz)、66.0(N−CIVtBu)、62.0(CH)、29.9(q、CHtBu、JC−F=2.4Hz)、13.8(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−53.3(CF)、−114.4(CHF、JF−H=54.0Hz)ppm。
実施例24 N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(15mL)中のN−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(2.48g、7.9mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(3.0mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(40mL)に取り、ジエチルエーテル(20mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(30mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン酸(2.15g、7.52mmol、94%)を黄色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=6.92(t、1H、CHF、JH−F=53.8Hz)、1.74(s、9H、tBu)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=166.8(CO)、142.9(t、CIVarom、JC−F=26.9Hz)、132.9(q、CIVarom、JC−F=41.1Hz)、119.1(q、CF、JC−F=271.1Hz)、115.1(CIVarom)、109.5(t、CHF、JC−F=237.5Hz)、66.7(N−CIVtBu)、29.9(q、CHtBu、JC−F=2.5Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−54.0(CF)、−116.0(CHF)ppm。
実施例25 N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(2.5mL、22.0mmol)の脱水ジクロロメタン(20mL)中溶液にBF・OEt(2.7mL、22.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(20mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(7.1g、90.0mmol)の脱水アセトニトリル(40mL)中溶液に4,4,5,5,5−ペンタフルオロアセト酢酸エチル(4.68g、20.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。tert−ブチルヒドラジン塩酸塩(3.74g、30.0mmol)を室温で滴下し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を、ペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(2.41g、6.61mmol、33%)を無色油状物として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=6.83(t、1H、CHF、JH−F=54.1Hz)、4.35(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.69(s、9H、tBu)、1.34(t、3H、CH、J=7.2Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=161.2(CO)、142.8(t、CIVarom、JC−F=27.3Hz)、130.0(q、CIVarom、JC−F=31.0Hz)、118.6(qt、CF、J C−F=287.8Hz、J C−F=38.3Hz)、118.5(CIVarom)、110.8(tq、CF、J C−F=258.1Hz、J C−F=41.0Hz)、110.0(t、CHF、JC−F=237.2Hz)、67.6(N−CIVtBu)、62.0(CH)、30.5(t、CHtBu、JC−F=3.6Hz)、13.7(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−80.7(CF)、−100.8(CF)、−115.5(CHF、JF−H=54.1Hz)ppm。
実施例26 N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(10mL)中のN−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(2.0g、5.50mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(2.0mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(40mL)に取り、ジ
エチルエーテル(20mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(30mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−tert−ブチル−3−ジフルオロメチル−5−ペンタフルオロエチル−4−ピラゾールカルボン酸(1.83g、5.44mmol、99%)を黄色固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=11.4(brs、1H、COOH)、7.01(t、1H、CHF、JH−F=53.9Hz)、1.78(s、9H、tBu)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=166.5(CO)、143.9(t、CIVarom、JC−F=26.3Hz)、131.5(q、CIVarom、JC−F=31.0Hz)、120.0(qt、CF、J C−F=288.1Hz、J C−F=38.1Hz)、117.4(CIVarom)、110.6(tq、CF、J C−F=258.7Hz、J C−F=41.2Hz)、109.5(t、CHF、JC−F=237.9Hz)、68.3(N−CIVtBu)、30.6(t、CHtBu、JC−F=3.7Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−80.3(CF)、−100.4(CF)、−116.3(CHF、JF−H=53.9Hz)ppm。
実施例27 N−tert−ブチル−3,5−ビス(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
Figure 0006155283
テフロンフラスコ中アルゴン下に、TFEDMA(2.5mL、22.0mmol)の脱水ジクロロメタン(20mL)中溶液にBF・OEt(2.7mL、22.0mmol)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌してから、ジクロロメタンを減圧下に除去した。残留物を、脱水アセトニトリル(20mL)に取った。第2のテフロンフラスコ中、ピリジン(7.1g、90.0mmol)の脱水アセトニトリル(40mL)中溶液に4,4−ジフルオロアセト酢酸エチル(2.8mL、20.0mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。これに、−30℃で第1のフラスコの内容物を滴下した。反応混合物を冷浴で室温とし、終夜撹拌した。水酸化カリウム(1.68g、30mmol)のメタノール(10mL)中溶液にtert−ブチルヒドラジン塩酸塩(3.74g、30.0mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。次に、すでに製造していた中間体(2−(2,2−ジフルオロアセチル)−3−(ジメチルアミノ)−4,4−ジフルオロブト−2−エン酸エチル)に、この混合物を加え、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をペンタン/ジエチルエーテル混合物(9:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。N−tert−ブチル−3,5−ジ(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(1.77g、5.98mmol、30%)を、橙赤色油状物として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.71(t、1H、CHF、JH−F=52.9Hz)、6.97(t、1H、CHF、JH−F=54.0Hz)、4.37(q、2H、CH、J=7.1Hz)、1.71(s、9H、tBu)、1.39(t、3H、CH、J=7.1Hz)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=161.9(CO)、143.4(t、CIVarom、JC−F=25.5Hz)、137.9(t、CIVarom、JC−F=24.8Hz)、114.5(CIVarom)、109.9(t、CHF、JC−F=237.3Hz)、106.8(t、CHF、JC−F=238.3Hz)、65.3(N−CIVtBu)、61.5(CH)、30.0(t、CHtBu、JC−F=3.4Hz)、14.0(CH)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−111.5(CHF)、−116.0(CHF)ppm。
実施例28 N−tert−ブチル−3,5−ビス(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸
Figure 0006155283
エタノール(23mL)中のN−tert−ブチル−3,5−ジ(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸エチルエステル(3.40g、11.5mmol)を、8N水酸化ナトリウム水溶液(4.3mL)と徐々に混合し、室温で3時間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータによって除去し、残留物を水(40mL)に取り、ジエチルエーテル(20mL)で抽出した。6M HClでpH1の酸性とし、次に酢酸エチルでの抽出を行った(30mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒をロータリーエバポレータによって除去した。N−tert−ブチル−3,5−ジ(ジフルオロメチル)−4−ピラゾールカルボン酸(3.0g、11.2mmol、97%)を淡赤色様固体として単離した。
H NMR(CDCl、300MHz、25℃):δ=7.72(t、1H、CHF、JH−F=52.7Hz)、7.06(t、1H、CHF、JH−F=53.7Hz)、1.75(s、9H、tBu)ppm。13C NMR(CDCl、75MHz、25℃):δ=167.25(CO)、144.5(t、CIVarom、JC−F=25.3Hz)、138.8(q、CIVarom、JC−F=25.1Hz)、113.0(CIVarom)、109.4(t、CFH、JC−F=237.7Hz)、106.5(t、CHF、JC−F=238.8Hz)、65.9(N−CIVtBu)、30.0(t、CHtBu、JC−F=3.5Hz)ppm。19F NMR(CDCl、282MHz、25℃):δ=−112.5(CHF)、−117.4(CHF)ppm。

Claims (4)

  1. 下記式Ib)の3,5−ビス(フルオロアルキル)ピラゾール:
    Figure 0006155283
    [式中、
    は、H、C1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルまたはC7−19−アルキルアリール、CHCN、CHCX、CHCOOH、CHCOO−(C1−12)−アルキルを含む群から選択され、
    Xは独立にF、Cl、Br、Iであり;
    およびRはそれぞれ独立に、C−C−ハロアルキル基から選択され;
    は、H、Hal、COOH、(C=O)OR、CNおよび(C=O)NRを含む群から選択され、RおよびRはそれぞれ独立にC1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルおよびC7−19−アルキルアリールを含む群から選択され、またはRおよびRが、それらが結合している窒素原子とともに、5もしくは6員環を形成することができる。]の製造方法であって、
    段階A)において、下記式(II)のα,α−ジハロアミン:
    Figure 0006155283
    (式中、XはClまたはFである。)を下記式(III)の化合物:
    Figure 0006155283
    (式中、 3 および 4 基はそれぞれ上記定義の通りである。)と反応させ、および
    段階B)において、該生成物を下記式(IV)のヒドラジン:
    Figure 0006155283
    (式中、Rは上記で定義の通りである。)と反応させる方法。
  2. がH、C1−12−アルキル、CHCN、CHCOO−(C1−12)−アルキルを含む群から選択され、
    およびRがそれぞれ独立にCF、CFH、CFClを含む群から選択され;
    が、COOH、(C=O)OR、CNおよび(C=O)NRを含む群から選択され、RおよびRがそれぞれ独立にC1−12−アルキル、C3−8−シクロアルキル、C6−18−アリール、C7−19−アリールアルキルおよびC7−19−アルキルアリールを含む群から選択され、またはRおよびRがそれらが結合している窒素原子とともに、5もしくは6員環を形成していることができる請求項1に記載の方法。
  3. がH、CH、CHCOO−(C1−12)−アルキルを含む群から選択され、
    およびRがそれぞれ独立にCF、CFH、CFClを含む群から選択され;
    がCOOH、(C=O)ORを含む群から選択される請求項1に記載の方法。
  4. 下記式(VI)の化合物。
    Figure 0006155283
    [式中、
    およびRはそれぞれ独立にCF、CFH、CFClを含む群から選択され;
    は、(C=O)ORを含む群から選択され;
    およびRはそれぞれ独立に、C1−6−アルキルを含む群から選択される。]
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