JP6154989B2 - 燃料プールにおける冷却水の処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、原子炉から取り出された使用済燃料棒を一時的に貯蔵する使用済燃料プールにて、この燃料プールに貯留されている冷却水に対して脱塩処理を行う燃料プールにおける冷却水の処理装置に関するものである。
原子力発電プラントでは、原子炉から取り出された使用済燃料を一時的に貯蔵する使用済燃料プールが原子炉建屋に設けられている。この使用済燃料プールは、原子炉から取り出された燃料集合体を燃料ラックに支持した状態で、冷却水に浸漬して冷却している。
ところで、この使用済燃料プールは、燃料集合体を冷却水に浸漬して冷却しているが、何らかの影響によりこの冷却水が不足したときには、冷却水として海水を代用することがある。すると、使用済燃料プールは、海水注入により冷却水の塩濃度が上昇してしまい、構成材料が腐食してしまうおそれがある。水の塩濃度を低下させる技術として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特許第4765843号公報
上述した特許文献1に記載された海水淡水化方法では、海水を多段の逆浸透膜モジュールで処理することで、水の塩濃度を低下させるものである。しかし、この場合、逆浸透膜モジュールによる塩の回収率が一定であることから、水の塩濃度は低下するものの、処理後の冷却水の量が低下する一方、濃縮水としての廃液が多量に発生してしまい、この廃液が放射能を含んでいる場合には、後処理が困難なものとなってしまう。
本発明は上述した課題を解決するものであり、多量の廃液の発生を抑制可能とする燃料プールにおける冷却水の処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の燃料プールにおける冷却水の処理装置は、燃料プール内の燃料を冷却する冷却水を脱塩処理する冷却水の処理装置において、前記燃料プールの冷却水を脱塩処理する第1逆浸透膜ユニットと、前記第1逆浸透膜ユニットで処理された1次脱塩水を前記燃料プールに戻す第1戻し経路と、前記第1逆浸透膜ユニットで処理された1次濃縮水を脱塩処理する第2逆浸透膜ユニットと、を有することを特徴とするものである。
従って、燃料プールの冷却水は、第1逆浸透膜ユニットにより脱塩処理され、処理後の1次濃縮水は、第2逆浸透膜ユニットにより脱塩処理されることとなり、燃料プールの冷却水は、徐々に塩濃度が低下する一方、処理後の2次濃縮液は、その量が減少することとなり、多量の廃液の発生を抑制することができる。
本発明の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、前記第2逆浸透膜ユニットで処理された2次脱塩水を前記燃料プールまたは前記第1逆浸透膜ユニットに戻す第2戻し経路が設けられることを特徴としている。
従って、第2逆浸透膜ユニットで処理された2次脱塩水は、その塩濃度に応じて第2戻し経路を通って燃料プールまたは第1逆浸透膜ユニットに戻されることで、燃料プールの冷却水の塩濃度を効率良く低下させることができる。
本発明の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、前記第2逆浸透膜ユニットで処理された2次濃縮水の塩濃度を検出する第1濃度センサと、前記第1濃度センサが検出した2次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに前記第2逆浸透膜ユニットに循環する第1循環経路とが設けられることを特徴としている。
従って、2次濃縮水の塩濃度が規定濃度より低いときには、第2逆浸透膜ユニットでまだ十分に脱塩処理が可能であることから、この2次濃縮水を第1循環経路により第2逆浸透膜ユニットに循環して脱塩処理することで、脱塩処理効率を向上することができる。
本発明の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、前記第2逆浸透膜ユニットで処理された2次濃縮水を脱塩処理する第3逆浸透膜ユニットが設けられることを特徴としている。
従って、燃料プールの冷却水は、第1逆浸透膜ユニットにより脱塩処理され、処理後の1次濃縮水は、第2逆浸透膜ユニットにより脱塩処理され、処理後の2次濃縮水は、第3逆浸透膜ユニットにより脱塩処理されることとなり、処理後の3次濃縮液は、その量が更に減少することとなり、多量の廃液の発生を抑制することができる。
本発明の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、前記第3逆浸透膜ユニットで処理された3次脱塩水を前記第1逆浸透膜ユニットまたは前記第2逆浸透膜ユニットに戻す第3戻し経路が設けられることを特徴としている。
従って、第3逆浸透膜ユニットで処理された3次脱塩水は、その塩濃度に応じて第3戻し経路を通って第1逆浸透膜ユニットまたは第2逆浸透膜ユニットに戻されることで、燃料プールの冷却水の塩濃度を効率良く低下させることができる。
本発明の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、前記第3逆浸透膜ユニットで処理された3次濃縮水の塩濃度を検出する第2濃度センサと、前記第2濃度センサが検出した3次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに前記第3逆浸透膜ユニットに循環する第2循環経路とが設けられることを特徴としている。
従って、3次濃縮水の塩濃度が規定濃度より低いときには、第3逆浸透膜ユニットでまだ十分に脱塩処理が可能であることから、この3次濃縮水を第2循環経路により第3逆浸透膜ユニットに循環して脱塩処理することで、脱塩処理効率を向上することができる。
本発明の燃料プールにおける冷却水の処理装置によれば、燃料プールの冷却水を脱塩処理する第1逆浸透膜ユニットと、第1逆浸透膜ユニットで処理された1次脱塩水を燃料プールに戻す第1戻し経路と、第1逆浸透膜ユニットで処理された1次濃縮水を脱塩処理する第2逆浸透膜ユニットとを設けるので、2次濃縮液の量が減少することで、多量の廃液の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る燃料プールにおける冷却水の処理装置を表すブロック構成図である。 図2は、原子炉格納容器の一例を表す概略図である。 図3は、本発明の実施例2に係る燃料プールにおける冷却水の処理装置を表すブロック構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る燃料プールにおける冷却水の処理装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の実施例1に係る燃料プールにおける冷却水の処理装置を表すブロック構成図、図2は、原子炉格納容器の一例を表す概略図である。
実施例1の燃料プールにおける冷却水の処理装置は、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)、または、沸騰水型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)に適用可能となっている。加圧水型原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、一次系全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電するものである。沸騰水型原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、この軽水を炉心で沸騰させて蒸気を発生させ、この蒸気を直接タービン発電機に送って発電するものである。
即ち、加圧水型原子炉で説明すると、図2に示すように、原子炉格納容器11は、内部に原子炉12、蒸気発生器13、加圧器14などが収容されている。一方、原子炉格納容器11に隣接して燃料取扱建屋15が設置され、この燃料取扱建屋15内に使用済燃料プール16が設けられており、この使用済燃料プール16の内部に使用済燃料ラック17が設置されている。この使用済燃料ラック17は、原子炉12で使用された使用済の燃料(燃料集合体)を一時的に貯蔵するものであり、この使用済燃料ラック17に収容された使用済燃料は、使用済燃料プール16に貯留されている冷却水により冷却可能となっている。
このように構成された使用済燃料プール16は、内部に冷却水が貯留されており、原子炉12から取り出された使用済の燃料集合体は、使用済燃料ラック17に収容された状態で冷却水に浸漬され、冷却状態が維持されている。ところが、何らかの影響により、使用済燃料プール16内の冷却水が不足し、冷却水供給設備が作動しないときには、ポンプを用いて冷却水としての海水を使用済燃料プール16に供給することがある。しかし、使用済燃料プール16は、海水注入により冷却水の塩濃度が上昇し、構成材料を腐食させてしまうおそれがある。
そこで、実施例1では、図1に示すように、冷却水の処理装置21を用いて、使用済燃料プール16内に貯留されている冷却水の塩濃度を低下させる。具体的に、この冷却水の処理装置21は、冷却水を逆浸透膜ユニットにより脱塩処理すると共に、処理された濃縮水を更に脱塩処理するものである。
この冷却水の処理装置21において、使用済燃料プール16は、下部に第1供給経路22が設けられ、この第1供給経路22に第1供給ポンプ23が設けられている。第1供給経路22は、前処理装置24を介して第1脱塩処理装置25に接続されている。前処理装置24は、例えば、砂ろ過装置であって、冷却水に含まれる異物を除去するものである。第1脱塩処理装置25は、逆浸透膜ユニットであって、冷却水に含まれる塩分を除去して塩濃度を低下させるものである。
第1脱塩処理装置25は、この第1脱塩処理装置25で脱塩処理することで塩濃度が低下した1次脱塩水(透過水)を使用済燃料プール16に戻す第1戻し経路26が設けられている。また、第1脱塩処理装置25は、この第1脱塩処理装置25で脱塩処理することで塩濃度が上昇した1次濃縮水を第2脱塩処理装置27に供給する第2供給経路28が設けられ、この第2供給経路28に第2供給ポンプ29が設けられている。第2脱塩処理装置27は、第1脱塩処理装置25と同様に、逆浸透膜ユニットであって、冷却水に含まれる塩分を除去して塩濃度を低下させるものである。
第2脱塩処理装置27は、この第2脱塩処理装置27で脱塩処理することで塩濃度が低下した2次脱塩水(透過水)を第1脱塩処理装置25の上流側、つまり、前処理装置24と第1脱塩処理装置25の間の第1供給経路22に戻す第2戻し経路30が設けられている。なお、第2脱塩処理装置27で脱塩処理した2次脱塩水の塩濃度が十分に低い(例えば、1次脱塩水の塩濃度とほぼ同等)であれば、第2戻し経路30を燃料プール16に戻すものとしてもよい。
また、第2脱塩処理装置27は、この第2脱塩処理装置27で脱塩処理することで塩濃度が上昇した2次濃縮水を送出する送出経路31が設けられ、この送出経路31に送出ポンプ32が設けられている。そして、この送出経路31は、切替弁33が設けられており、この切替弁33に対して第1循環経路34と排出経路35が設けられている。この第1循環経路34は、第2脱塩処理装置27で処理された2次濃縮水を第2脱塩処理装置27の上流側の第2供給経路28に接続されており、2次濃縮水の塩濃度を検出する第1濃度センサ(電導度計)36が設けられている。一方、排出経路35は、保管容器37に接続されている。
制御装置38は、第1濃度センサ36の検出結果が入力され、この検出結果に応じて切替弁33を切替可能となっている。即ち、制御装置38は、第1濃度センサ36が検出した2次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに、切替弁33を切替操作することで、送出経路31と第1循環経路34を接続し、送出経路31と排出経路35との接続を遮断する。この規定濃度とは、第2脱塩処理装置27で脱塩処理可能な能力に応じて設定される。つまり、第2脱塩処理装置27は、塩の回収率が一定であることから、濃縮液を複数回処理することで冷却水の塩濃度を低下させる一方、濃縮水の濃度を上昇して減量することができる。そのため、2次濃縮水の塩濃度が、まだ第2脱塩処理装置27で十分に脱塩処理可能な塩濃度(規定濃度)より低い塩濃度であれば、2次濃縮水を第1循環経路34により再び第2脱塩処理装置27に循環する。
一方、制御装置38は、第1濃度センサ36が検出した2次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より高いときには、切替弁33を切替操作することで、送出経路31と第1循環経路34との接続を遮断し、送出経路31と排出経路35を接続する。つまり、2次濃縮水の塩濃度が、もう第2脱塩処理装置27で脱塩処理可能な塩濃度(規定濃度)より高い塩濃度であれば、2次濃縮水を排出経路35により保管容器37に充填する。
このように構成された冷却水の処理装置21にて、第1供給ポンプ23を駆動すると、使用済燃料プール16内の冷却水が第1供給経路22を通して前処理装置24と第1脱塩処理装置25に供給される。即ち、まず、前処理装置24は、冷却水に含まれる異物を除去し、次に、第1脱塩処理装置25は、冷却水を脱塩処理する。そして、第1脱塩処理装置25で脱塩処理されて塩濃度が低下した1次脱塩水は、第1戻し経路26を通して燃料プール16に戻される。
一方、第1脱塩処理装置25で脱塩処理されて塩濃度が上昇した1次濃縮水は、第2供給ポンプ29により第2供給経路28を通して第2脱塩処理装置27に供給される。そして、第2脱塩処理装置27で脱塩処理されて塩濃度が低下した2次脱塩水は、第2戻し経路30を通して第1脱塩処理装置25または燃料プール16に戻される。一方、第2脱塩処理装置27で脱塩処理されて塩濃度が上昇した2次濃縮水は、送出ポンプ32により送出経路31に送り出され、切替弁33により第1循環経路34に送られる。この場合、制御装置38は、事前に、切替弁33により送出経路31と第1循環経路34を接続しておく。ここで、第1濃度センサ36は、第1循環経路34を流れる2次濃縮水の塩濃度を検出しており、検出結果を制御装置38に出力している。
制御装置38は、第1循環経路34を流れる2次濃縮水の塩濃度が規定濃度より低いと判定すると、切替弁33により送出経路31と第1循環経路34の接続状態を維持する。そのため、2次濃縮水は、第1循環経路34により再び第2脱塩処理装置27に戻されて脱塩処理される。一方、制御装置38は、第1循環経路34を流れる2次濃縮水の塩濃度が規定濃度より高いと判定すると、切替弁33により送出経路31を排出経路35に接続する。そのため、2次濃縮水は、排出経路35により保管容器37に充填される。
このように実施例1の燃料プールにおける冷却水の処理装置にあっては、燃料プール16の冷却水を脱塩処理する第1脱塩処理装置25と、第1脱塩処理装置25で処理された1次脱塩水を燃料プール16に戻す第1戻し経路26と、第1脱塩処理装置25で処理された1次濃縮水を脱塩処理する第2脱塩処理装置27とを設けている。
従って、燃料プール16の冷却水は、第1脱塩処理装置25により脱塩処理され、処理後の1次濃縮水は、第2脱塩処理装置27により脱塩処理されることとなり、燃料プール16の冷却水は、徐々に塩濃度が低下する一方、2段濃縮された2次濃縮液が生成される。そのため、燃料プール16の冷却水量の減少を抑制することができる一方で、2次濃縮液の量を減少することが可能となり、多量の廃液(濃縮液)の発生を抑制することができ、保管容器37の保管場所を縮小することができる。
また、実施例1の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、第2脱塩処理装置27で処理された2次脱塩水を燃料プール16または第1脱塩処理装置25に戻す第2戻し経路30を設けている。従って、第2脱塩処理装置27で処理された2次脱塩水は、その塩濃度に応じて第2戻し経路30を通って燃料プール16または第1脱塩処理装置25に戻されることで、燃料プール16の冷却水の塩濃度を効率良く低下させることができる。
また、実施例1の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、第2脱塩処理装置27で処理された2次濃縮水の塩濃度を検出する第1濃度センサ36と、第1濃度センサ36が検出した2次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに第2脱塩処理装置27に循環する第1循環経路34とを設けている。従って、2次濃縮水の塩濃度が規定濃度より低いときには、第2脱塩処理装置27でまだ十分に脱塩処理が可能であることから、この2次濃縮水を第1循環経路34により第2脱塩処理装置27に循環して脱塩処理することで、脱塩処理効率を向上することができる。
また、実施例1の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、各脱塩処理装置25,27が逆浸透膜を用いることから、冷却水に含まれる放射能も除去することができる。
図3は、本発明の実施例2に係る燃料プールにおける冷却水の処理装置を表すブロック構成図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2では、図3に示すように、冷却水の処理装置41を用いて、使用済燃料プール16内に貯留されている冷却水の塩濃度を低下させる。具体的に、この冷却水の処理装置41は、冷却水を逆浸透膜ユニットにより多段に脱塩処理するものである。
この冷却水の処理装置41において、使用済燃料プール16は、第1供給経路22を介して前処理装置24と第1脱塩処理装置25に接続されている。第1脱塩処理装置25は、脱塩処理することで塩濃度が低下した1次脱塩水を燃料プール16に戻す第1戻し経路26が設けられると共に、脱塩処理することで塩濃度が上昇した1次濃縮水を第2脱塩処理装置27に供給する第2供給経路28が設けられている。第2脱塩処理装置27は、脱塩処理することで塩濃度が低下した2次脱塩水を第1脱塩処理装置25の上流側に戻す第2戻し経路30が設けられている。
また、第2脱塩処理装置27は、この第2脱塩処理装置27で脱塩処理することで塩濃度が上昇した2次濃縮水を第3脱塩処理装置42に供給する第3供給経路43が設けられ、この第3供給経路43に第3供給ポンプ44が設けられている。第3脱塩処理装置42は、第1、第2脱塩処理装置25,27と同様に、逆浸透膜ユニットであって、冷却水に含まれる塩分を除去して塩濃度を低下させるものである。
第3脱塩処理装置42は、この第3脱塩処理装置42で脱塩処理することで塩濃度が低下した3次脱塩水(透過水)を第2脱塩処理装置27の上流側における第2供給経路28に戻す第3戻し経路45が設けられている。なお、第3脱塩処理装置42で脱塩処理した3次脱塩水の塩濃度が十分に低い(例えば、2次脱塩水の塩濃度とほぼ同等)であれば、第3戻し経路45を第1脱塩処理装置25の上流側における第1供給経路22に戻すものとしてもよい。
また、第3脱塩処理装置42は、この第3脱塩処理装置42で脱塩処理することで塩濃度が上昇した3次濃縮水を送出する送出経路46が設けられ、この送出経路46に送出ポンプ47が設けられている。そして、この送出経路46は、切替バルブ48が設けられており、この切替バルブ48に対して第2循環経路49と排出経路50が設けられている。この第2循環経路49は、第3脱塩処理装置42で処理された3次濃縮水を第3脱塩処理装置42の上流側の第3供給経路43に接続されており、3次濃縮水の塩濃度を検出する第2濃度センサ(電導度計)51が設けられている。一方、排出経路50は、保管容器52に接続されている。
制御装置53は、第2濃度センサ51の検出結果が入力され、この検出結果に応じて切替弁48を切替可能となっている。即ち、制御装置53は、第2濃度センサ51が検出した3次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに、切替弁48を切替操作することで、送出経路46と第2循環経路49を接続し、送出経路46と排出経路50との接続を遮断する。この規定濃度とは、第3脱塩処理装置42で脱塩処理可能な能力に応じて設定される。つまり、第3脱塩処理装置42は、塩の回収率が一定であることから、濃縮液を複数回処理することで冷却水の塩濃度を低下させる一方、濃縮水の濃度を上昇して減量することができる。そのため、3次濃縮水の塩濃度が、まだ第3脱塩処理装置42で十分に脱塩処理可能な塩濃度(規定濃度)より低い塩濃度であれば、3次濃縮水を第2循環経路49により再び第3脱塩処理装置42に循環する。
一方、制御装置53は、第2濃度センサ51が検出した3次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より高いときには、切替弁48を切替操作することで、送出経路46と第2循環経路49との接続を遮断し、送出経路46と排出経路50を接続する。つまり、3次濃縮水の塩濃度が、もう第3脱塩処理装置42で脱塩処理可能な塩濃度(規定濃度)より高い塩濃度であれば、3次濃縮水を排出経路50により保管容器52に充填する。
このように構成された冷却水の処理装置41にて、第1供給ポンプ23を駆動すると、使用済燃料プール16内の冷却水が第1供給経路22を通して前処理装置24と第1脱塩処理装置25に供給さる。即ち、まず、前処理装置24は、冷却水に含まれる異物を除去し、次に、第1脱塩処理装置25は、冷却水を脱塩処理する。そして、第1脱塩処理装置25で脱塩処理されて塩濃度が低下した1次脱塩水は、第1戻し経路26を通して燃料プール16に戻される。
一方、第1脱塩処理装置25で脱塩処理されて塩濃度が上昇した1次濃縮水は、第2供給ポンプ29により第2供給経路28を通して第2脱塩処理装置27に供給される。そして、第2脱塩処理装置27で脱塩処理されて塩濃度が低下した2次脱塩水は、第2戻し経路30を通して第1脱塩処理装置25または燃料プール16に戻される。一方、第2脱塩処理装置27で脱塩処理されて塩濃度が上昇した2次濃縮水は、第3供給ポンプ44により第3供給経路43を通して第3脱塩処理装置42に供給される。そして、第3脱塩処理装置42で脱塩処理されて塩濃度が低下した3次脱塩水は、第3戻し経路45を通して第2脱塩処理装置27または第1脱塩処理装置25に戻される。
第3脱塩処理装置42で脱塩処理されて塩濃度が上昇した3次濃縮水は、送出ポンプ47により送出経路46に送り出され、切替バルブ48により第2循環経路49に送られる。この場合、制御装置53は、事前に、切替弁48により送出経路46と第1循環経路49を接続しておく。ここで、第2濃度センサ51は、第2循環経路49を流れる3次濃縮水の塩濃度を検出しており、検出結果を制御装置53に出力している。
制御装置53は、第2循環経路49を流れる3次濃縮水の塩濃度が規定濃度より低いと判定すると、切替弁48により送出経路46と第2循環経路49との接続状態を維持する。そのため、3次濃縮水は、第2循環経路49により再び第3脱塩処理装置42に戻されて脱塩処理される。一方、制御装置53は、第2循環経路49を流れる3次濃縮水の塩濃度が規定濃度より高いと判定すると、切替弁48により送出経路46を排出経路50に接続する。そのため、3次濃縮水は、排出経路50により保管容器52に充填される。
このように実施例2の燃料プールにおける冷却水の処理装置にあっては、燃料プール16の冷却水を脱塩処理する第1脱塩処理装置25と、第1脱塩処理装置25で処理された1次濃縮水を脱塩処理する第2脱塩処理装置27と、第2脱塩処理装置27で処理された2次濃縮水を脱塩処理する第3脱塩処理装置42とを設けている。
従って、燃料プール16の冷却水は、第1脱塩処理装置25により脱塩処理され、処理後の1次濃縮水は、第2脱塩処理装置27により脱塩処理され、処理後の2次濃縮水は、第3脱塩処理装置42により脱塩処理されることとなり、燃料プール16の冷却水は、徐々に塩濃度が低下する一方、3段濃縮された3次濃縮液が生成される。そのため、燃料プール16の冷却水量の減少を抑制することができる一方で、3次濃縮液の量を減少することが可能となり、多量の廃液(濃縮液)の発生を抑制することができ、保管容器52の保管場所を縮小することができる。
また、実施例2の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、第3脱塩処理装置42で処理された3次脱塩水を第2脱塩処理装置27または第1脱塩処理装置25に戻す第3戻し経路45を設けている。従って、第3脱塩処理装置42で処理された3次脱塩水は、その塩濃度に応じて第3戻し経路45を通って第2脱塩処理装置27または第1脱塩処理装置25に戻されることで、燃料プール16の冷却水の塩濃度を効率良く低下させることができる。
また、実施例2の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、第3脱塩処理装置42で処理された3次濃縮水の塩濃度を検出する第2濃度センサ51と、第2濃度センサ51が検出した3次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに第3脱塩処理装置42に循環する第2循環経路49とを設けている。従って、3次濃縮水の塩濃度が規定濃度より低いときには、第3脱塩処理装置42でまだ十分に脱塩処理が可能であることから、この3次濃縮水を第2循環経路49により第3脱塩処理装置42に循環して脱塩処理することで、脱塩処理効率を向上することができる。
また、実施例2の燃料プールにおける冷却水の処理装置では、各脱塩処理装置25,27,42が逆浸透膜を用いることから、冷却水に含まれる放射能も除去することができる。
なお、上述した各実施例では、燃料プール16の冷却水を2段または3段濃縮したが、4段以上濃縮してもよい。
11 原子炉格納容器
12 加圧水型原子炉
13 蒸気発生器
15 燃料取扱建屋
16 使用済燃料プール
17 使用済燃料ラック
21 冷却水の処理装置
22 第1供給経路
24 前処理装置
25 第1脱塩処理装置(第1逆浸透膜ユニット)
26 第1戻し経路
27 第2脱塩処理装置(第2逆浸透膜ユニット)
28 第2供給経路
30 第2戻し経路
31 送出経路
33 切替弁
34 第1循環経路
35 排出経路
36 第1濃度センサ
37 保管容器
38 制御装置
41 冷却水の処理装置
42 第3脱塩処理装置(第3逆浸透膜ユニット)
43 第3供給経路
45 第3戻し経路
46 送出経路
48 切替弁
49 第2循環経路
50 排出経路
51 第2濃度センサ
52 保管容器
53 制御装置

Claims (2)

  1. 燃料プール内の燃料を冷却する冷却水を脱塩処理する冷却水の処理装置において、
    前記燃料プールの冷却水を脱塩処理する第1逆浸透膜ユニットと、
    前記第1逆浸透膜ユニットで処理された1次脱塩水を前記燃料プールに戻す第1戻し経路と、
    前記第1逆浸透膜ユニットで処理された1次濃縮水を脱塩処理する第2逆浸透膜ユニットと、
    前記第2逆浸透膜ユニットで処理された2次脱塩水を前記2次脱塩水の塩濃度が前記1次脱塩水の塩濃度以下のときに前記燃料プールに戻して前記2次脱塩水の塩濃度が前記1次脱塩水の塩濃度を超えるときに前記第1逆浸透膜ユニットに戻す第2戻し経路と、
    前記第2逆浸透膜ユニットで処理された2次濃縮水を前記第2逆浸透膜ユニットに循環する第1循環経路と、
    前記第1循環経路に設けられて前記2次濃縮水の塩濃度を検出する第1濃度センサと、
    前記第1濃度センサが検出した前記2次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに前記2次濃縮水を前記第1循環経路に循環する切替弁と、
    を有することを特徴とする燃料プールにおける冷却水の処理装置。
  2. 燃料プール内の燃料を冷却する冷却水を脱塩処理する冷却水の処理装置において、
    前記燃料プールの冷却水を脱塩処理する第1逆浸透膜ユニットと、
    前記第1逆浸透膜ユニットで処理された1次脱塩水を前記燃料プールに戻す第1戻し経路と、
    前記第1逆浸透膜ユニットで処理された1次濃縮水を脱塩処理する第2逆浸透膜ユニットと、
    前記第2逆浸透膜ユニットで処理された2次濃縮水を脱塩処理する第3逆浸透膜ユニットと、
    前記第2逆浸透膜ユニットで処理された2次脱塩水を前記2次脱塩水の塩濃度が前記1次脱塩水の塩濃度以下のときに前記燃料プールに戻して前記2次脱塩水の塩濃度が前記1次脱塩水の塩濃度を超えるときに前記第1逆浸透膜ユニットに戻す第2戻し経路と、
    前記第3逆浸透膜ユニットで処理された3次濃縮水を前記第3逆浸透膜ユニットに循環する第2循環経路と、
    前記第2循環経路に設けられて前記3次濃縮水の塩濃度を検出する第2濃度センサと、 前記第2濃度センサが検出した前記3次濃縮水の塩濃度が予め設定された規定濃度より低いときに前記3次濃縮水を前記第2循環経路に循環する切替弁と、
    を有することを特徴とする燃料プールにおける冷却水の処理装置。
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