JP6154121B2 - 割断装置及び割断方法 - Google Patents

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本発明は割断装置及び割断方法に関し、特に、板状部材を複数の小片に割断する割断装置及び割断方法に関する。
従来、板状部材を複数の小片に割断する割断装置として、レーザを用いた割断装置が知られている。例えば、下記の特許文献1には、板状部材としての半導体ウエハ(以下「ウエハ」という場合がある)の内部に集光点を合わせたレーザ光を照射し、ウエハの内部に多光子吸収現象による改質領域を形成し、この改質領域を起点としてウエハを割断することが開示されている。
特開2005−57158号公報
しかしながら、このような従来の割断装置では、板状部材に貼付した接着シートを引き伸ばすことで当該板状部材を複数の小片に割断するため、予め接着シートを板状部材に貼付しておくことが必須となり、当該接着シートを板状部材に貼付する設備や工程が必要であった。
本発明は、予め接着シートを板状部材に貼付しておくことを必須とすることのない割断装置及び割断方法を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の態様の割断装置は、上記目的達成のため、板状部材に脆弱部を形成する脆弱部形成手段と、前記板状部材に対して前記脆弱部を崩壊可能な振動を付与する振動付与手段と、前記脆弱部の崩壊による飛散物を吸引する吸引手段と、を備え、前記振動付与手段で前記脆弱部を崩壊することで、前記板状部材を複数の小片に割断し、前記脆弱部形成手段は、前記脆弱部を形成する出力線を出力する出力部を有し、前記振動付与手段は、前記脆弱部に振動を付与する振動付与部を有し、前記振動付与部は、前記脆弱部を形成する方向に沿って前記出力部に併設され、前記吸引手段は、出力部と振動付与部とを結ぶ直線上であって、振動付与部を基準に出力部の反対側に吸引部が配置されていることを特徴とする。
第3の態様の割断装置は、上記第1の態様の構成において、板状部材に脆弱部を形成する脆弱部形成手段と、前記板状部材に対して前記脆弱部を崩壊可能な振動を付与する振動付与手段と、を備え、前記脆弱部形成手段は、前記脆弱部を形成する出力線を出力する出力部を有し、前記振動付与手段は、前記脆弱部に振動を付与する振動付与部を有し、前記振動付与手段は、前記出力部から出力された出力線が前記振動付与部内を通過可能に設けられており、前記振動付与手段で前記脆弱部を崩壊することで、前記板状部材を複数の小片に割断することを特徴とする。
第5の態様の割断装置は、上記第1乃至第3の何れかの態様の構成において、前記脆弱部形成手段はレーザ照射装置でもよく、前記振動付与手段は振動付与装置でもよい。
第6の態様の割断装置は、上記第3又は第5の態様の構成において、前記脆弱部の崩壊による飛散物を吸引する吸引手段を備えていてもよい。
第7の態様の割断装置は、上記第1乃至第3及び、第5乃至6の何れかの態様の構成において、前記板状部材を支持する支持手段を備え、前記振動付与手段は、前記支持手段側に設けられていてもよい。
第8の態様の割断装置は、上記第1乃至第3及び、第5乃至第7の何れかの態様の構成において、前記板状部材は接着シートに貼付されており、前記板状部材の外方に前記接着シートを引っ張る引張手段を備えていてもよい。
上述した本発明に係る第1の態様によれば、振動付与手段を設けたことで、予め接着シートを板状部材に貼付しておくことを必須とすることがなく、および吸引手段を設けたことで、脆弱部の崩壊による飛散物を吸引し、半導体チップへの飛散物の落下や付着を抑制することができ、半導体チップの歩留りが低下することを防止することができる割断装置を提供することができる。
上述した第1の態様によれば、脆弱部形成手段で脆弱部を形成しながら振動付与手段で脆弱部を崩壊させることができるので、板状部材を複数の小片に割断する時間を短縮することができ、および吸引手段を設けたことで、脆弱部の崩壊による飛散物を吸引し、半導体チップへの飛散物の落下や付着を抑制することができる。
また上述した第3の態様によれば、振動付与手段を設けたことで、予め接着シートを板状部材に貼付しておくことを必須とすることがなく、脆弱部形成手段で脆弱部を形成しながら振動付与手段で脆弱部を崩壊させることができるので、板状部材を複数の小片に割断する時間を短縮することができる。
上述した第5の態様によれば、幅の狭い脆弱部を形成することができる。また、非接触で脆弱部を崩壊することができる。
上述した第6の態様によれば、小片への飛散物の落下や付着を抑制することができる。
上述した第7の態様によれば、振動付与崩壊手段で一括して脆弱部を崩壊させることができるので、板状部材を複数の小片に割断する時間を短縮することができる。
上述した第8の態様によれば、板状部材を複数の小片に割断した後、小片の間隔を拡張することができる。
本発明の実施形態に係る割断装置の概略構成を示す部分断面図。 本発明の実施形態に係る部分平面図。 本発明の実施形態に係る第1変形例を示す部分断面図。 本発明の実施形態に係る第2変形例を示す部分断面図。
以下、本発明の実施形態に係る割断装置について、図面を参照して説明する。
なお、本明細書におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸及びY軸は、水平面内の軸とし、Z軸は、水平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
図1において、割断装置1は、板状部材としてのウエハWFを支持する支持手段10と、ウエハWFに脆弱部WF1(図3参照)を形成する脆弱部形成手段20と、ウエハWFに対して脆弱部WF1を崩壊可能な振動を付与する振動付与手段30と、脆弱部WF1の崩壊による飛散物を吸引する吸引手段40と、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータやシーケンサ等によって構成され、当該割断装置1の全体の動作を制御する図示しない制御手段と、を備えている。
支持手段10は、駆動機器としての直動モータ11の出力軸12に支持されるとともに、Y軸方向に延出された駆動機器としてのリニアモータ13と、リニアモータ13のスライダ14に支持された駆動機器としての回動モータ15の出力軸16に支持された支持テーブル17と、支持テーブル17内に形成されたチャンバ17Aに配管18を介して接続された減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段19とを備えている。なお載置面17Bには、チャンバ17Aに貫通する複数の吸引孔17Cが形成されている。
脆弱部形成手段20は、X軸方向に延出された駆動機器としてのリニアモータ21のスライダ22に支持された駆動機器としての回動モータ23と、回動モータ23の出力軸24に支持された支持プレート25に支持されるとともに、出力線としてのレーザ光26L(図3参照)を出力する出力部26Aを有するレーザ照射装置26とを備えている。レーザ照射装置26は、ウエハWFの内部に集光点を合わせてレーザ光26Lを照射し、当該ウエハWFの内部に改質領域を形成することで、振動により崩壊可能な脆弱な強度まで弱めた脆弱部WF1をウエハWFの内部に形成可能となっている。なお、レーザ光26Lの種類としては、パルスレーザ光を発生するNd−YAGレーザ、Nd−YVOレーザ、Nd−YLFレーザ、チタンサファイアレーザなど多孔子吸収を起こすものを挙げることができる。レーザ光26Lの波長は、ウエハWFの組成や構成によって適宜選択することができる。
振動付与手段30は、支持プレート25に支持されるとともに、振動を出力する振動付与部31Aを有する振動付与装置31を備えている。振動付与部31Aは、例えば圧電効果や駆動機器としての偏心モータ等によって振動する振動子を有するものが例示でき、振動数や振幅は、ウエハWFの組成や構成によって適宜選択することができる。
吸引手段40は、減圧ポンプや換気扇等の図示しない排気手段に接続されるとともに、ブラケット41を介して振動付与装置31に支持された吸引部42を備えている。なお、本実施形態では、図2に示すように、出力部26Aと振動付与部31Aとを結ぶ直線(以下「出力部直線L1」という)上であって、振動付与部31Aを基準に出力部26Aの反対側に吸引部42が配置される構成となっている。
ウエハWFは、図2に示すように、複数のチップ形成領域WF2が行列状に配置され、各チップ形成領域WF2には、例えばロジック回路、メモリ回路、通信制御回路等の集積回路や、大電力用のスイッチング素子として使用されるパワートランジスタや、発光素子、受光素子、ダイオード素子等の単体素子が形成されている。各チップ形成領域WF2は、図2に示す状態で、ウエハWFの平面内において、第1方向(X軸方向)に延在する第1〜第11横割断予定線WX1〜WX11(以降総括して「横割断予定線WX」という場合がある)と、第2方向(Y軸方向)に延在する第1〜第12縦割断予定線WY1〜WY12(以降総括して「縦割断予定線WY」という場合がある)によって区画されている。なお、これら横割断予定線WX及び縦割断予定線WYは、ウエハWFを割断して複数の半導体チップを形成するための割断基準となるものであり、物理的に形成されているものではない。
次に、図1及び図2を用いて、割断装置1の動作を説明しながら、割断方法も説明する。
先ず、図2に示すように、横及び縦割断予定線WX、WYをそれぞれX軸及びY軸に一致させて、ウエハWFを載置面17Bに位置決めして載置すると、支持手段10が減圧手段19を駆動し、ウエハWFを吸着保持する。なお、ウエハWFを載置面17Bで吸着保持した後、図示しないカメラ等の撮像手段や光学センサ等の検知手段の検出結果を基に、支持手段10が回動モータ15を駆動し、横及び縦割断予定線WX、WYがそれぞれX軸及びY軸に一致するように位置決めしてもよい。その後、支持手段10がリニアモータ13を駆動し、図2に示すように、平面視で出力部直線L1の延長線上に第1横割断予定線WX1が重なるように支持テーブル17を移動した後、直動モータ11を駆動し、ウエハWFの上面が振動付与部31Aの最下点の位置と略同じ高さとなるように、支持テーブル17を上昇させる。
次に、脆弱部形成手段20がレーザ照射装置26を駆動し、出力部26Aからレーザ光26Lの照射を開始するとともに、振動付与手段30が振動付与装置31を駆動し、振動付与部31Aを振動させる。これと同時に、吸引手段40が図示しない排気手段を駆動し、吸引部42で吸引を開始する。
その後、脆弱部形成手段20がリニアモータ21を駆動し、スライダ22を図1中実線で示す位置から同図中二点鎖線で示す位置に移動する往動作を行う。これにより、レーザ光26Lによって、ウエハWFの内部に第1横割断予定線WX1に沿う脆弱部WF1が連続して形成されるとともに、当該第1横割断予定線WX1に沿う脆弱部WF1が振動付与部31Aによって打撃を受けて崩壊し、第1横割断予定線WX1に沿ってウエハWFが割断される。なお、脆弱部WF1の崩壊による飛散物は、吸引部42によって吸引されるので、半導体チップへの飛散物の落下や付着を抑制することができ、半導体チップの歩留りが低下することを防止することができる。
そして、脆弱部形成手段20が回動モータ23を駆動し、ウエハWFの上面と平行な面内で支持プレート25を180度回転させた後、支持手段10がリニアモータ13を駆動し、平面視で出力部直線L1の延長線上に第2横割断予定線WX2が重なるように支持テーブル17を移動する。次いで、脆弱部形成手段20がリニアモータ21を駆動し、スライダ22を図1中二点鎖線で示す位置から同図中実線で示す位置に移動する復動作を行う。これにより、上述と同様の作用によって第2横割断予定線WX2に沿ってウエハWFが割断される。その後、脆弱部形成手段20が回動モータ23を駆動し、支持プレート25を180度回転させた後、支持手段10がリニアモータ13を駆動し、平面視で出力部直線L1の延長線上に第3横割断予定線WX3が重なるように支持テーブル17を移動し、第11横割断予定線WX11に沿ってウエハWFが割断されるまで上記同様の動作を繰り返す。
第11横割断予定線WX11に沿ってウエハWFが割断されると、支持手段10が回動モータ15を駆動し、ウエハWFの上面と平行な面内で支持テーブル17を反時計回転方向に90度回転させた後、リニアモータ13を駆動し、平面視で出力部直線L1の延長線上に第1縦割断予定線WY1が重なるように支持テーブル17を移動する。次いで、第1〜第11横割断予定線WX1〜WX11に沿ってウエハWFを割断した動作と同様の動作を経ることで、第1〜第12縦割断予定線WY1〜WY12に沿ってウエハWFが割断され、複数の半導体チップが形成される。
以上のような本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、振動付与手段30を設けたことで、予め接着シートをウエハWFに貼付しておくことを必須とすることがなく、および吸引手段を設けたことで、脆弱部の崩壊による飛散物を吸引し、半導体チップへの飛散物の落下や付着を抑制することができ、半導体チップの歩留りが低下することを防止することができる割断装置及び割断方法を提供することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、板状部材は、ガラス板、樹脂板、鋼板等、その他の板状部材を対象とすることができ、ウエハは、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハであってもよいし、図2に示すようなオリエンテーションフラットを有するものや、Vノッチを有するものでもよい。
また、脆弱部形成手段は、レーザ光の照射によるアブレーション(蒸散)という物理現象を利用し、板状部材の厚さを部分的に薄くして所定の大きさの振動により崩壊する脆弱部を形成するようにしてもよい。
また、ウエハWFの上面から振動付与部31Aを離間させた状態で脆弱部WF1に超音波振動を付与して脆弱部WF1を崩壊するようにしてもよい。この場合、ウエハWFに対して非接触になるので、振動付与部31Aの擦れによる異物の発生を抑制することができる。
また、脆弱部WF1の形成と脆弱部WF1の崩壊とを別々の駆動機器を介して行うようにしてもよく、例えば、往動作で脆弱部WF1を形成し、復動作で脆弱部WF1を崩壊するようにしてもよい。
また、図3に示すように、振動付与手段30は、レーザ照射装置26の出力部26Aから出力されたレーザ光26Lが振動付与部31B内を通過可能なレーザ通過部31Baを形成してもよい。この場合、脆弱部形成手段20と振動付与手段30とを一体化することができ、小型化が可能となる。なお、レーザ通過部31Baは貫通孔でもよいし、レーザ光26Lを透過可能なガラスや樹脂等の透過部材であってもよい。レーザ通過部31Baを透過部材で構成した場合、当該透過部材の先端を鋭く尖らせた形状とすることができ、割断した半導体チップ間隔を小さくすることができる上、脆弱部WF1の崩壊による飛散物の量を少なくでき、半導体チップへの飛散物の落下や付着によって当該半導体チップの歩留りが低下することを防止することができる。
さらに、図4に示すように、レーザ照射装置26の出力部26Aから出力されたレーザ光26Lが直ぐ脇を通ってウエハWFに照射させるようにした振動付与部31Cとしてもよい。
また、接着シートを介してリングフレームに支持されたウエハWFを、接着シートを介在して載置面17Bに吸引保持するようにしてもよい。この場合、割断されて形成された複数の半導体チップを次の工程に搬送し易くなる。
また、支持手段10の内部、例えばチャンバ17A内や載置面17B下部に振動付与手段を配置し、支持テーブル17を振動させて脆弱部WF1を崩壊するようにしてもよい。この場合、複数脆弱部WF1を一括して崩壊させることもできる。
また、本発明に係る割断装置は、ウエハの下面に貼付された接着シートをウエハの外方に引っ張る引張手段を備えてもよい。この引張手段は、ウエハを複数の半導体チップに割断する際に接着シートを引き伸ばすものではなく、ウエハを複数の半導体チップに割断した後に接着シートを引き伸ばすものである。このような引張手段を備えることにより、ウエハを割断して複数の半導体チップを形成した後、隣接する半導体チップ間の間隔を広げることができるので、割断されたウエハWFの搬送時や半導体チップのピックアップ時において、隣接する半導体チップが接触する不具合を防止することができる。また、吸引コレットによる半導体チップのハンドリング性が向上する。
さらに、脆弱部形成手段は、レーザ照射装置26に替えて高出力エネルギー電子線を出力する装置等の他の装置を採用することができる。
また、脆弱部形成手段20をY軸方向にも移動可能にする駆動機器を採用し、支持手段10を移動させることなく横及び縦割断予定線WX、WYに沿う脆弱部WF1を形成するようにしてもよいし、支持手段10をX軸方向にも移動可能にする駆動機器を採用し、脆弱部形成手段20を移動させることなく横及び縦割断予定線WX、WYに沿う脆弱部WF1を形成するようにしてもよい。
さらに、脆弱部形成手段は、複数の出力部を備える構成とし、1回の往動作または復動作で複数の横及び縦割断予定線WX、WYに沿う脆弱部WF1を形成するように構成してもよい。
また、脆弱部形成手段は、横割断予定線WXに沿う脆弱部WF1を形成する専用の出力部と、縦割断予定線WYに沿う脆弱部WF1を形成する専用の出力部との両方を備える構成としてもよい。
また、振動付与手段は、衝撃波出力装置や打撃装置等の他の振動付与装置を用いてもよい。衝撃波出力装置は、例えば電圧セラミックスによる変位を利用した電圧方式で衝撃波を発生させるものであってもよい。
さらに、振動付与手段は、液体を振動させて脆弱部WF1を崩壊する構成としてもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合わせたものを採用することもできる。
1 割断装置
20 脆弱部形成手段
26A 出力部
26L レーザ光(出力線)
30 振動付与手段
31A 振動付与部
WF ウエハ(板状部材)
WF1 脆弱部

Claims (2)

  1. 板状部材に脆弱部を形成する脆弱部形成手段と、
    前記板状部材に対して前記脆弱部を崩壊可能な振動を付与する振動付与手段と、
    前記脆弱部の崩壊による飛散物を吸引する吸引手段と、
    を備え、
    前記振動付与手段で前記脆弱部を崩壊することで、前記板状部材を複数の小片に割断し、
    前記脆弱部形成手段は、前記脆弱部を形成する出力線を出力する出力部を有し、
    前記振動付与手段は、前記脆弱部に振動を付与する振動付与部を有し、
    前記振動付与部は、前記脆弱部を形成する方向に沿って前記出力部に併設され、
    前記吸引手段は、出力部と振動付与部とを結ぶ直線上であって、振動付与部を基準に出力部の反対側に吸引部が配置されていることを特徴とする割断装置。
  2. 板状部材に脆弱部を形成する脆弱部形成手段と、
    前記板状部材に対して前記脆弱部を崩壊可能な振動を付与する振動付与手段と、
    を備え、
    前記脆弱部形成手段は、前記脆弱部を形成する出力線を出力する出力部を有し、
    前記振動付与手段は、前記脆弱部に振動を付与する振動付与部を有し、
    前記振動付与手段は、前記出力部から出力された出力線が前記振動付与部内を通過可能に設けられており、
    前記振動付与手段で前記脆弱部を崩壊することで、前記板状部材を複数の小片に割断することを特徴とする割断装置。
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