JPH0919918A - 分割装置 - Google Patents

分割装置

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JPH0919918A
JPH0919918A JP19597295A JP19597295A JPH0919918A JP H0919918 A JPH0919918 A JP H0919918A JP 19597295 A JP19597295 A JP 19597295A JP 19597295 A JP19597295 A JP 19597295A JP H0919918 A JPH0919918 A JP H0919918A
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JP
Japan
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substrate
dividing
divided
ceramic substrate
holding
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JP19597295A
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English (en)
Inventor
Jun Nishizaki
準 西崎
Seiya Yamaguchi
征也 山口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、分割装置に関し、簡易な構成により
高精度に基板を分割し得る。 【解決手段】駆動部(14)より得られる分割力を主揺
動腕(15)において長手方向に平行移動するスライダ
手段(18)及び又は回転軸(17)を動作支点として
動作する挟持手段(13)によつて基板(3)の分割部
に加えることにより、駆動部(14)による動作支点と
独立した基板の分割に応じて移動する動作支点により、
基板(3)の分割部に対して常に最適な方向から分割力
を加え得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1の実施例(図1、図2及び図3) (2)第2の実施例(図4〜図9) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は分割装置に関し、例
えば半導体チツプを実装するセラミツク基板の分割に用
いて好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体チツプを実装するセラミツ
ク基板を分割成形する場合、基本的には基板に対して一
方向から力を加えて分割するようになされている。例え
ば図10に示すような分割装置1は、搬送レール2上に
固定されたセラミツク基板3を揺動部4の先端部におい
て保持し、揺動部4を回転軸5を支点として回転させる
ことにより、先端部に保持するセラミツク基板3に対し
て力を加え、いわゆる押し割りによりセラミツク基板3
を分割するようになされている。また押し割りによる分
割方法の他では、例えば回転カツターを用いて分割する
方法が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
な押し割りでは、セラミツク基板3に対して揺動部4に
よつて加える回転軸5を支点とした力の方向aと、実際
に基板を分割する力の方向bとが異なるため、基板の分
割部に無理な力が加えられる。このためセラミツク基板
3の分割面にばり、欠け等が発生するという問題があつ
た。さらに分割するセラミツク基板3の縦横方向に切り
込みが入れられている場合、分割時に基板がばらばらに
なるという問題があつた。
【0005】またこのようにセラミツク基板3の分割時
に割れによる不良が多く発生するため、セラミツク基板
に半導体チツプを実装した後に基板分割することができ
なかつた。これにより上述のようなセラミツク基板の分
割成形方法では、分割後の基板をテープにより巻き取る
工程が増え、その分製品コストが高くなる問題があつ
た。
【0006】また回転カツターを用いてセラミツク基板
3を分割しようとすると、基板の切り屑が発生し、工程
内を汚染するおそれがある。さらにLD(Laser Diode)
等の半導体素子を用いた装置の場合、切り屑が入射窓を
傷つける等の問題が発生するおそれがある。さらにレー
ザ装置等を用いて非接触な方法によつて分割する方法も
考えられるが、作業時間が長くかかると発生する熱が半
導体チツプに与える影響が問題となる。さらにレーザ装
置を設置した場合、全体の設備が複雑になりかつ、コス
ト面においても高くつくという問題があつた。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な方法により基板を高精度に分割し得る分割装
置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、基板平面に対して垂直方向から加
える分割力によつて基板を分割する分割装置において、
基板の母材部分を所定状態に保持する保持手段と、基板
を分割するための分割力を生じさせると共に動作支点と
して働く駆動部と、その分割力を基板の分割部に伝達す
る主揺動腕及び、当該主揺動腕において長手方向に平行
移動するスライダ手段及び又は回転運動する回転軸を有
する揺動部と、スライダ手段及び又は回転軸を動作支点
として動作する分割対象となる基板の分割部を挟持する
挟持手段とを備える。
【0009】駆動部より得られる分割力を主揺動腕上に
おいて長手方向に平行移動させるスライダ手段及び又は
回転運動させる回転軸を動作支点として動作する挟持手
段によつて基板の分割部に加えることにより、駆動部に
よる動作支点と独立した基板の分割に応じて移動する動
作支点により、基板の分割部に対して常に最適な方向か
ら分割力を加え得る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面について本発明の一実施
例を詳述する。
【0011】(1)第1の実施例 図10との対応部分に同一符号を付した図1において、
10は全体として本発明による第1の実施例の分割装置
を示し、搬送レール2上に載せたセラミツク基板3を上
面からクランパー11によつて固定した後、分割対象と
なるセラミツク基板3の分割基板を揺動部12の先端に
取り付けられた分割ヅメ13によつて挟み込み、回転運
動と平行移動とを組み合わせた分割動作によつてセラミ
ツク基板3を分割するようになされている。
【0012】揺動部12は、主揺動腕15及び該主揺動
腕15の動きに応じて支点を移動して動作する従揺動腕
16とからなり、駆動部14を回転の支点として発生さ
れる力をセラミツク基板3の分割部に伝える。主揺動腕
15は、一端を回転支点となる駆動部14に接続させる
と共に、他端には回転軸17を回転支点とした従揺動腕
16を回転自在に接続させている。従揺動腕16は、回
転軸17側の端部をスライダ18を介して主揺動腕15
に接続されると共に、他端にセラミツク基板3から分割
される分割基板を挟持する分割ヅメ13を設けている。
従揺動腕16は、スライダ18により主揺動腕15上の
長手方向を一定距離スライドして基板に対して前後方向
に平行移動できる。
【0013】分割ヅメ13は、断面がコ字状の溝を有す
る部材でなり、コ字状の溝にセラミツク基板3の分割基
板を挟み込むようにされている。この分割ヅメ13は、
基部の回転軸13Aを介して従揺動腕16の端部に設け
られた回転軸受け19に回転自在に接続されている。す
なわち分割ヅメ13は、回転軸17の回転平面と直交す
る平面内で自由に回転し、基板平面を保持するツメが基
板平面に沿つて当接するように取り付けられている。
【0014】この結果、図2に示すように、分割ヅメ1
3の先端部が基板平面に対して傾いたままの状態で先端
部の局部で分割基板に当接することを未然に防止し得、
基板分割に際し基板平面に対して偏荷重とならない均等
な力を付与することができる。
【0015】実際のセラミツク基板3の分割は、先ずセ
ラミツク基板3を搬送レール2上に搭載してプツシヤー
20によつて搬送レール2上を所定距離だけ押し出し、
母材の上面からクランパー11を密着させて固定する。
これによりセラミツク基板3の母材と分割基板との分割
部を搬送レール端部付近の所定位置に位置決めする。
【0016】次に分割ヅメ13を分割対象のセラミツク
基板3の母材と分割基板との分割部に沿つて当接させ、
分割基板を挟み込む。すなわち分割ヅメ13は、下側の
ツメの先端部を分割部に沿つて分割基板の下面より接触
させると共に、上側のツメの内側に分割基板の端部を当
接させ、この2点においてセラミツク基板3に対して曲
げモーメントを与えるようにしている。図3に示すよう
に、この分割部には基板を分割し易くするための切れ込
み(以下スナツプ溝21という)が入れてある。
【0017】図1に示す分割装置1は、分割ヅメ13に
よつてセラミツク基板3の分割基板を挟み込むと、揺動
部12に対して駆動部14を動作支点とした人手又はモ
ータ等の回転による駆動力を与える。これによりセラミ
ツク基板3の平面に対して垂直方向に基板を分割する力
が加えられ、分割部に沿つて分割基板が分割される。
【0018】ここでセラミツク基板3の母材と分割基板
の分割時における揺動部12の各部の動作について述べ
る。先ず、駆動部14を支点として主揺動腕15が回転
動作を開始すると、この回転動作に応じてスライダ18
及び従揺動腕16がそれぞれ直線運動による平行移動及
び回転運動を開始する。すなわち主揺動腕15が回転を
開始すると、この回転に応じて主揺動腕15の移動端が
下方に移動し、その移動に伴つて従揺動腕16の回転軸
17の位置が下方に下がる。このときスライダ18は主
揺動腕15上を長手方向にスライドして平行に移動し、
さらに従揺動腕16が回転軸17を支点として主揺動腕
15の回転とスライダ18の平行移動に追従して回転す
る。
【0019】このように主揺動腕15の回転運動に追従
した回転軸17の自由な回転運動及びスライダ18の自
由な直線運動によつて、従揺動腕16の動作支点が分割
部に対する支点の移動に応じて移動することができる。
これにより分割部に対して常に適正な方向より分割力を
働かせることができ、セラミツク基板3に対して熟練し
た人の手によつて分割するような滑らかな動作を再現し
て高精度な分割を成し得る。
【0020】因みに上述の実施例においては、セラミツ
ク基板3を上面側よりクランパー11を密着させて搬送
レール2上に固定しているが、クランパー11とセラミ
ツク基板3との間に僅かな隙間を設けて固定するように
すれば分割がより効果的になされる。さらにセラミツク
基板3の下面と搬送レール2とを端部のみで部分的に接
触させることにより分割時に搬送レール2と母材との間
に逃げを生じさせることができ、より効果的な分割がで
きる。
【0021】以上の構成において、セラミツク基板3が
搬送レール2上に搭載され、プツシヤー20によつて所
定の位置に押し出され、クランパ11によつて固定され
ると、従揺動腕16の先端部に取り付けられた分割ヅメ
13がセラミツク基板3の分割基板に当接される。分割
ヅメ13は、回転軸受け19によつて基板平面を挟み込
む溝の角度が自在になるように取り付けられているので
分割ヅメ13の先端部分はセラミツク基板3の基板平面
に沿つて当接することができる。これによつて分割部に
対して均等に分割力を加えることができる。
【0022】分割ヅメ13が分割対象のセラミツク基板
3の分割基板を所定部分で当接して挟み込むと、主揺動
腕15が駆動部14を回転軸として駆動される。する
と、この主揺動腕15の回転動作に追従してスライダ1
8が主揺動腕15上をスライドして平行移動し、これに
従つて従揺動腕16が回転軸17を支点として回転す
る。このように主揺動腕15の動きに追従した従揺動腕
16の動きによつて、固定された駆動部14による回転
支点とは独立して移動する回転軸17によつて力が伝達
される。これにより分割部に対して常に無理のない方向
から分割力が加えられ、セラミツク基板3が高精度に分
割し得る。
【0023】以上の構成によれば、セラミツク基板3を
分割する力を主揺動腕15の駆動部14を中心とした回
転によつて伝えると共に、主揺動腕15の回転動作に応
じて従揺動腕16の回転軸17及びスライダ18をそれ
ぞれ追従させ、動作支点を移動させることにより、分割
基板の分割部に無理な力をかけることなく基板を分割し
得、ばりや欠けのない高精度の分割を容易に成し得る。
【0024】さらに上述の実施例によれば、分割ヅメ1
3が常にセラミツク基板3の基板平面に沿つて当接する
ので、基板の分割時、基板に対して均等に力を加えるこ
とができ、常に安定した状態で基板を分割することがで
きる。この結果、基板分割が安定になされ半導体チツプ
を実装後にセラミツク基板3を分割成形することが容易
にできるようになり、テーピング等が不要になる分、製
品組み立ての工程を削減し得る。さらに上述の実施例に
よれば、簡易な設備構成により分割装置が実現されるの
で、保守管理が容易となると共に、全体の設備費も少な
くて済ますことができる。
【0025】(2)第2の実施例 図1との対応部分に同一符号を付した図4〜図9に基づ
いて、第2の実施例による分割ヅメ26及び31を用い
たセラミツク基板3の分割を説明する。ここで分割動作
をする揺動部12は第1の実施例と同様の構成をなし、
揺動部12の先端に装着された分割ヅメ26の溝の内側
に搬送レール2から押し出されるセラミツク基板3を止
めるためのストツパー27を装着している。このストツ
パー27により、分割するセラミツク基板3の分割基板
の先端部が分割ヅメ26内の所定位置に位置決めされ
る。
【0026】実際のセラミツク基板3の分割は、幅広の
セラミツク基板3を短冊状の基板に分割する第1の分割
と、第1の分割によつて短冊状に分割された基板を個々
の基板単位に分割する第2の分割とによつてなされる。
先ず、第1の分割において、幅広のセラミツク基板3を
搬送レール2の上に載せ、分割ヅメ26の溝がセラミツ
ク基板3と平行になるようにする(図4(A))。続い
て、クランパー11による固定を一旦解除してセラミツ
ク基板3の分割基板をセンサ28によつて位置決めして
分割ヅメ26のコ字状の溝に挟み込み(図4(B)及び
(C))、再びクランパー11によつてセラミツク基板
3を固定する(図4(D))。この際、より好ましくは
分割基板の端部と分割ヅメ26の溝の底壁部との間に僅
かの隙間を空けるように位置決めする。これにより基板
の分割時に遊びが生じ、より効果的にセラミツク基板3
を分割し得る。
【0027】この状態において主揺動腕15が駆動部1
4を中心として回転すると(図5(A))、上述した実
施例と同様にして図1に示す主揺動腕15の回転動作に
応じてスライダ18が平行に移動し、さらに従揺動腕1
6が回転軸17を回転軸として回転する。これにより基
板の分割支点の移動に追従した滑らかな分割動作により
セラミツク基板3が分割される。
【0028】このとき幅広なセラミツク基板3を分割す
る場合は図6に示すように、分割ヅメ26の先端幅をセ
ラミツク基板3の端部のみを挟み込むように狭く設定す
る。実際の分割は、基板端部の一部分のみに曲げモーメ
ントを与え、端に裂け目を入れ、これに続いて縦方向の
スナツプ溝21Aに沿つて切り裂くようにして徐々に分
割する。これにより幅広なセラミツク基板3をばりや欠
けを発生することなく高精度に分割し得る。このように
してセラミツク基板3の分割基板が短冊状に分割される
と、図5(B)に示すように、分割ヅメ26は基準とな
る水平位置に戻る。
【0029】このようにしてセラミツク基板3が分割さ
れると、分割ヅメ26の上部のツメ26Aがセラミツク
基板3の上面に被せられた位置からずらされて、分割さ
れたセラミツク基板3を露出させる(図5(C))。こ
の分割された短冊状のセラミツク基板3は、下降してく
るチヤツク28によつて吸着され(図5(D))、チヤ
ツク28の上昇にともなつて上方に搬送され、第1の基
板分割が終了する。
【0030】続いて第2の分割において、短冊状に分割
された分割基板を個々の基板単位に分割するために、分
割基板を搬送レール2の上に載せ、さらに第1の分割の
ときと同様に分割ヅメ31のコ字状の溝が搬送レール2
上の分割基板と平行となるようにする(図7(A))。
ここでクランパー11による固定を一旦解除して続いて
分割基板をプツシヤー(図示せず)によつて押し出す
(図7(B))。ここでセラミツク基板3の分割基板を
分割ヅメ31の溝に挟み込み、センサ28によつて位置
を計りながら、ストツパー32によつて位置決めする
(図7(C))、再びクランパー11によつてセラミツ
ク基板3を固定する(図7(D))。
【0031】この状態において主揺動腕15が駆動部1
4を中心として回転すると、上述した実施例と同様にし
て図1に示す主揺動腕15の回転動作に応じてスライダ
18が平行に移動し、さらに従揺動腕16が回転軸17
を回転軸として回転する。これにより基板の分割支点の
移動に追従した滑らかな分割動作によりセラミツク基板
3が分割される(図8(A))。
【0032】さらにセラミツク基板3の分割が完了する
と、分割ヅメ31の上部のツメ31Aがセラミツク基板
3の上面に被せられた位置からずらされて、個々の基板
に分割されたセラミツク基板3を露出させる(図8
(B))。この分割されたセラミツク基板3は、下降し
てくるチヤツク33によつて吸着され(図8(C))、
チヤツク33の上昇にともなつて上方に搬送され(図8
(D))、第2の基板分割が終了する。
【0033】ここで図9に示すように、セラミツク基板
3の分割部周囲に掃除機40を設けることにより、分割
時に飛散する屑等を吸引することができ、分割した基板
及び工程内を汚さないようにすることができる。因みに
掃除機40の吸引口の取り付け角度は、セラミツク基板
3の平面に対して45 [°] 程度の角度を保つのが適当で
ある。
【0034】以上の構成によれば、セラミツク基板3の
分割部に対して、揺動部12の動作支点を基板の分割に
応じて移動させながら分割力を加えることにより、セラ
ミツク基板3を無理なく分割することができ、これによ
り上述した実施例と同様の効果が得られる。さらにスト
ツパー27、32を設けたことにより、分割ヅメ26、
31によつて分割基板を挟み込むときの基板の位置決め
が容易となる。さらに分割ヅメ26、31の上部のツメ
26A、31Aをずらして分割したセラミツク基板3が
露出されるようにしたことにより、分割した分割基板を
容易に取り出すことができる。
【0035】さらに幅広基板を基板の端部より徐々に引
き裂くようにすることにより、基板を個々にばらばらに
することなく短冊状に分割することができる。さらに上
述の構成によれば、分割部の周囲に分割時に発生する細
かな屑を吸引する掃除機を設けたことにより、工程内の
汚染及び分割基板に対する損傷が未然に防止し得る。
【0036】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、揺動部12の回転運動に
よつてセラミツク基板3を分割する分割力を発生させた
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
揺動部を駆動部14の直線的な運動によつて動作させ、
分割力を発生させるようにしても良い。
【0037】さらに上述の実施例においては、揺動部1
2全体の動作を主揺動腕15の動作に伴つて回転軸17
を支点として従揺動腕16を回転させ、かつスライダ1
8によつて平行移動させた場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、駆動部14の回転運動又は直線運動
とを任意に組み合わせ、従揺動腕16の回転運動又はス
ライダ18による平行移動のいずれか一方のみによる動
作とするようにしても良い。また移動する回転運動の動
作支点を2つ以上設けるようにしてもよい。その際、分
割ヅメの取り付けは、固定にしても良く、設定角度を可
変にするか否かは分割する対象物に応じて設定するよう
にしても良い。
【0038】また上述の実施例においては、半導体装置
のセラミツク基板3を分割するのに用いた場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、プラスチツク等の他
の部材でなる基板を分割する際に用いるようにしても良
い。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、駆動部よ
り得られる分割力を主揺動腕において長手方向に平行移
動するスライダ手段及び又は挟持手段の回転軸を動作支
点として動作する挟持部によつて基板の分割部に加える
ことにより、駆動部による動作支点と独立した基板の分
割に応じて移動する駆動部による動作支点と独立した動
作支点により、基板の分割部に対して常に最適な方向か
ら分割力を加えることができ、これにより基板を容易か
つ高精度に分割し得る分割装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による分割装置の全体構成を示す
略線図である。
【図2】挟持手段の基板に対する設置角度の説明に供す
る略線図である。
【図3】基板に設けられる切れ込みの説明に供する略線
図である。
【図4】第2の実施例の分割装置による基板の分割の説
明に供する略線図である。
【図5】第2の実施例の分割装置による基板の分割の説
明に供する略線図である。
【図6】第2の実施例の分割装置による幅広な基板の分
割の説明に供する略線図である。
【図7】第2の実施例の分割装置による基板の分割の説
明に供する略線図である。
【図8】第2の実施例の分割装置による基板の分割の説
明に供する略線図である。
【図9】基板分割時に発生する切り屑の吸引の説明に供
する略線図である。
【図10】従来の分割装置の構成を示す略線図である。
【符号の説明】 1、10……分割装置、2……搬送レール、3……セラ
ミツク基板、4、12……揺動部、5、14……駆動
部、11……クランプ、13、26、31……分割ヅ
メ、13A……回転軸、15……主揺動腕、16……従
揺動腕、17……回転支点部、18……スライダ、19
……回転軸受け、20……プツシヤー、21……スナツ
プ溝。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板平面に対して垂直方向から加える分割
    力によつて基板を分割する分割装置において、 上記基板の母材部分を所定状態に保持する保持手段と、 上記基板を分割するための分割力を生じさせると共に動
    作支点として働く駆動部と、 上記分割力を上記基板の分割部に伝達する主揺動腕及
    び、当該主揺動腕において長手方向に平行移動するスラ
    イダ手段及び又は回転運動する回転軸を有する揺動部
    と、 上記スライダ手段及び又は回転軸を動作支点として動作
    する上記基板の分割部を挟持する挟持手段とを具えるこ
    とを特徴とする分割装置。
  2. 【請求項2】上記保持手段は、 上記基板を載せて搬送する搬送レールと、 上記基板の面上を押さえ固定するクランパーとからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の分割装置。
  3. 【請求項3】上記挟持手段は、断面コ字状の溝形状をな
    すことを特徴とする請求項1に記載の分割装置。
  4. 【請求項4】上記挟持手段は、上記基板平面に沿つて当
    接するように上記揺動部の端に位置する回転軸受けに回
    転軸を介して回転自在に接続されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の分割装置。
  5. 【請求項5】上記駆動部は、回転軸でなり、当該回転軸
    を回転支点とした回転運動によつて上記揺動部を動かす
    ことを特徴とする請求項1に記載の分割装置。
  6. 【請求項6】上記保持手段は、上記基板と部分的に当接
    して当該基板を保持することを特徴とする請求項1に記
    載の分割装置。
  7. 【請求項7】上記挟持手段は、上記保持部に上記基板を
    位置決めする位置決め手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載の分割装置。
  8. 【請求項8】上記挟持手段は、 断面コ字状の溝形状でなる挟持部と、 当該挟持部に上記基板を位置決めする位置決め手段とを
    有し、 上記基板の分割部を上記挟持部のコ字状の溝によつて挟
    持する際、当該溝の底壁部と上記分割部の端部との間に
    所定の間隔を空けることを特徴とする請求項1に記載の
    分割装置。
  9. 【請求項9】上記基板の分割時に発生する飛散物を吸引
    する吸引手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の分割装置。
JP19597295A 1995-07-07 1995-07-07 分割装置 Pending JPH0919918A (ja)

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