JP6153305B2 - エシェル型回折格子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エシェル型回折格子、エキシマレーザ、エシェル型回折格子の製造方法、ArFエキシマレーザに関する。
エキシマレーザ内で波長選択に用いられる回折格子は、製造が非常に困難で全世界でも非常に高品位な格子を製造できるわずかなルーリングエンジンと呼ばれる刻印機のみで製造可能である。よって、複数の異なる波長ごとに上記回折格子を製造するのは大変な手間となるため、複数の異なる波長間で使用可能な回折格子を実現することが望まれている。また、上記回折格子は、レーザ共振器を構成する光学部品であるから、高い回折効率を提供すると共に長期使用に耐えられる耐久性を備えることが重要である。この回折格子に適用可能なものとして格子断面上で非対称の三角形形状の格子を有する反射型エシェル型回折格子(ブレーズ型回折格子)が知られている。
エシェル型回折格子では、格子の断面三角形形状の一辺を構成するブレーズ面が回折効率に大きい影響を有する。そして、エシェル型回折格子の格子は、特許文献1に示すように、エポキシ樹脂やアクリル樹脂などの光硬化性樹脂からなる断面三角形形状の樹脂層と、樹脂層の表面に形成された反射膜層(アルミニウム膜)と、を有するものもある。
また、特許文献2は、ArFエキシマレーザとKrFエキシマレーザ(波長248.4nm)など、二種類の波長のエキシマレーザに共通に使用可能なエシェル型回折格子を開示している。特許文献2では、二種類の波長で放射されるレーザ光のブレーズ回折を向上させるようにエシェル型回折格子の形状を決定する思想が開示されている。このエシェル型回折格子は、mを、短い方の波長の回析次数、λを短い方の波長、fを三角溝の溝本数とすると、f=1/{(m+1)λ−mλ/2}を満足することを特徴としている。なお、fは格子の繰り返しピッチdの逆数(f=1/d)である。
米国特許第5999318号明細書 特許3673686号公報
しかしながら、エシェル型回折格子がArFエキシマレーザに使用されるとブレーズ面の反射膜層が平面形状から使用と共に徐々に湾曲(変形)して格子形状あるいはそれと等価の効果を生じる現象により劣化する。この結果、回折光の特定次数への収斂性が変化して、回折効率が低下する問題が発生する。ブレーズ面の変形は継続的な運用により進行し、その状態における所望次数の回折効率の劣化は避けることは難しい。
このように、従来のエシェル型回折格子はArFエキシマレーザに使用された場合に初期状態では回折効率がピークとなる形状に設定されているが、使用と共に回折効率が低下して最終的には所望の回折効率の許容範囲から外れてしまうという問題を有する。
そこで、本発明は、エキシマレーザに使用され、長期の使用にわたって回折効率を維持することが可能なエシェル型回折格子を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としてのエシェル型回折格子の製造方法は、複数の格子を有し、前記複数の格子が並ぶ断面において各格子は非対称な三角形形状を有するエシェル型回折格子の製造方法であって、各格子は、光硬化性の樹脂層と、当該樹脂層の上に形成された反射膜層と、を有し、各格子は、前記非対称な三角形形状の短辺に対応するブレーズ面において入射光を受光および回折し、前記ブレーズ面と格子平面とがなす角であるブレーズ角を有し、前記エシェル型回折格子の製造方法は、波長193.3nmをλ、波長193.3nmの入射光と前記格子平面に垂直な格子法線との角度をθ、波長193.3nmの入射光に対して設定されたブレーズ次数をm、前記格子の繰り返しピッチをdとすると、
mλ=2d・sinθ
を満足する前記設定されたブレーズ次数の回折効率を最大にする第1のブレーズ角のデータを取得する工程と、取得した前記第1のブレーズ角のデータを用いて、前記第1のブレーズ角をbd、前記第1のブレーズ角よりも小さい第2のブレーズ角をbaとすると、以下の条件式
0.25°≦bd−ba≦1.2°
を満足する前記第2のブレーズ角を決定する工程と、前記格子のブレーズ角が決定された前記第2のブレーズ角となるように前記エシェル型回折格子を製造する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、エキシマレーザに使用され、長期の使用にわたって回折効率を維持することが可能なエシェル型回折格子を提供することができる。
本実施形態のエシェル型回折格子の部分拡大断面図である。 レーザ照射前後のm+1/mの回折効率比を示すグラフである。 従来のエシェル型回折格子の頂角が82.5°のときのブレーズ角度とブレーズ次数での回折効率との関係を示すグラフである。 図1(a)に示すエシェル型回折格子の頂角が89°のときのブレーズ角度とブレーズ次数での回折効率との関係を示すグラフである。 図1(a)に示すエシェル型回折格子の頂角が89.92°のときのブレーズ角度とブレーズ次数での回折効率との関係を示すグラフである。 ArFエキシマレーザのブレーズ次数とArFエキシマレーザとKrFエキシマレーザのブレーズ角の差の関係を示すグラフである。 図1に示すエシェル型回折格子の製造方法を説明するための断面図である。
図1(a)は、本実施形態のエシェル型回折格子(ブレーズ型回折格子)1の部分拡大断面図であり、格子が並ぶ格子断面の一部を示している。エシェル型回折格子1は、ArFエキシマレーザに使用可能であり、この場合、エシェル型回折格子1は反射ミラーと波長選択機能を有するため、一定の回折効率を維持しないとレーザ機能を失うことになる。
各格子は、図1に示す断面において非対称な三角形形状の短辺を有する面(ファセット)であるブレーズ面3とブレーズ面3に隣接して非対称な三角形形状の長辺を有する面(アンチファセット)であるカウンタ面8を有する。本実施形態では、短辺を有するブレーズ面3が不図示の光源から波長193.3nmの入射光2を最も多く受光するが、別の実施形態では長辺を有するカウンタ面8が入射光2を最も多く受光し、この場合には長辺を有する面がブレーズ面と呼ばれる。
ブレーズ面3が格子平面4となす角度はブレーズ角5と呼ばれる。ブレーズ面3がカウンタ面8となす角度は頂角6と呼ばれる。また、7は格子の繰り返しピッチである。本実施形態では、頂角6を90°未満(特に85°以上90°未満の範囲内)に設定している。これは、頂角6とブレーズ角5の和が光の入射角θに90度を足したものより大きくなればカウンタ面8に入射光2が照射されるので、実効的なブレーズ角5と入射角θを考慮した際にカウンタ面に光が入射されないようにするためのものである。
ある入射角である波長でエシェル型回折格子1に入射するある使用次数範囲の光のうち回折エネルギー量が最も高い次数は「ブレーズ次数」と呼ばれている。ブレーズ次数で回折する回折光と入射光が同一経路をとるように構成されたエシェル型回折格子は「リトロー配置」と呼ばれている。エシェル型回折格子1はリトロー配置を有する。
リトロー配置を有するエシェル型回折格子1においては、ブレーズ次数の入射光の入射角θは、図示のように、格子平面4に垂直な格子法線(グレーティングノーマル)9と入射光2となす角度に等しい。ブレーズ面3には入射光2が垂直に入射してもよいが、本実施形態では、これよりも若干角度をもって入射する。従って、本実施形態では、ブレーズ次数の角度θはブレーズ角度5とは一致しないが、近い値である。
リトロー配置を有するエシェル型回折格子1においては以下の条件式が成立することが知られている。ここで、mはブレーズ次数、λは入射光2の光源の波長(従って、ここでは、193.3nm)、dは繰り返しピッチ7、θはブレーズ次数の角度である。
数式1から、入射光2の角度θ、繰り返しピッチ7、入射光源の波長λを選択すると次数mが一義的に定まることが分かる。
図1(b)は、図1(a)の構造を示す模式図である。エシェル型回折格子は、ガラス基板10の上にエポキシ樹脂やアクリル樹脂などの光硬化性樹脂からなる断面三角形形状の樹脂層11を有する。樹脂層11の表面にはアルミニウムからなる反射膜層12が形成され、反射膜層12の上には、反射膜層12を酸化などから保護する保護層13が形成される。保護層13は、LaF膜、MgF膜等の誘電体膜から構成される。
なお、図1(b)に示す構造は単なる一例であり、特許文献1のように、保護層13の上に反射膜層が更に積層されたり、保護層13が複数の種類の誘電体膜の積層であったりしてもよい。
エシェル型回折格子1をArFエキシマレーザ用の回折素子に適用した場合のレーザ光の照射前後の回折効率を測定し、回折効率が低下しているかどうかを判定した。より具体的には、リトロー配置を有するエシェル型回折格子1のブレーズ次数mとその一つ高次のm+1次のそれぞれの回折効率を測定し、両者の比(m+1次の回折効率/m次の回折効率)(%)を算出した。
すると、図2に示すように、レーザ照射前ではm+1/mの回折効率比が12%であったものが、レーザ照射後には59%に上昇していた。図2は、レーザ照射前後のm+1/mの回折効率比を示すグラフである。
この原因を鋭意検討した結果、回折格子の表面酸化などによる反射率の低下と格子(特に、ブレーズ面3)の反射層12あるいはその下に存在する樹脂層11そのものの変形によるものであることが判明した。
このような回折格子の表面酸化や変形などの劣化が生じる結果、回折光が飛ぶ方向が変化し、回折効率が低下する。
本発明者らは、この格子の劣化はある程度進むと停止して安定化することも発見した。この劣化による回折効率の低下は、m+1次が強くなる方向だけに生じ、その量はあたかも設定されたブレーズ角から最大で1.4°増加することによって回折効率が変化した量に相当することを発見した。これは、樹脂層11が光硬化樹脂から構成され、その厚さが2μm〜10μm、反射膜層12がアルミニウムから構成され、その厚さが120nmから500nmであれば同様に発生する。例えば、樹脂層11の樹脂の種類によらず、また、保護層13の材質の種類によらずに同程度に発生する。
更に、KrFエキシマレーザでは、ArFエキシマレーザよりもレーザ光のエネルギー量が小さいので、樹脂層11と反射膜層12の厚さを上記のように設定すればブレーズ面3の反射膜層12の影響(回折効率の劣化)は無視できることも判明した。但し、例えば、反射膜層12の厚さが120nmよりも大幅に小さくなればKrFエキシマレーザによるレーザ光の照射も無視できなくなる。
また、ArFエキシマレーザでは、アルミニウム膜である反射膜層12の厚さを500nmよりも厚くしても回折効率の低下を防止するのにあまり効果的ではないことを発見した。即ち、無視できない回折効率の低下は、エシェル型回折格子1がArFエキシマレーザに使用された場合の特有の問題であることが判明した。
図3は、頂角6が82.5°のときのブレーズ角度5とブレーズ次数での回折効率との関係を示すグラフであり、横軸はブレーズ角5(°)、縦軸はブレーズ次数の回折効率(任意単位)である。同図に示すように、ブレーズ角にはブレーズ次数の回折効率を最大にする角度が存在する。これにより、特定の次数にブレーズされる。
従来は、頂角6が85°未満の範囲、例えば82.5°に設定された回折格子が使用されていた。これは刻印機で回折格子を製造する場合、カウンタ面8に発生してしまう余分な塵やごみなどといったものに入射光2があたるのを防止するためである。
また従来は、ブレーズ角5をブレーズ次数を最大にする値(例えば、図3に示す80.1°)に設定してArFエキシマレーザに使用していたため、上述したように格子の変形によりブレーズ次数の回折効率はピーク値から減少する。上述したように、この回折効率の減少は、ブレーズ角5が最大1.4°増加した後のように変化するので、この場合は、ブレーズ角5が80.1°から81.5°に変化することに相当し、図3から回折効率は100%から66%に減少する。このため、長期使用によって安定化したあとのブレーズ次数の回折効率は66%となって許容範囲から外れてしまう。
そこで、まず本実施形態では、切削加工で回折格子を製造することで、頂角6が従来よりも大きい85°以上90°未満の範囲に設定された回折格子を使用している。また、設定された第1のブレーズ次数の回折効率を最大にする第1のブレーズ角をブレーズ角5として設定する代わりに、第1のブレーズ角よりも小さい第2のブレーズ角をブレーズ角5として設定している。
図4は、頂角6が89°のときのブレーズ角度5とブレーズ次数での回折効率との関係を示すグラフであり、横軸はブレーズ角5(°)、縦軸はブレーズ次数の回折効率(任意単位)である。同図に示すように、ブレーズ角にはブレーズ次数の回折効率を最大にする角度が存在する。これにより、特定の次数にブレーズされる。図3と比較して分かるように、図3では回折効率が最大となる角度80.1°を中心としたほぼ対称のグラフとなっていたのに対し、図4では回折効率が最大となる角度80.2°を中心としたほぼ対称のグラフとならない。これは主に頂角6の角度に依存し、頂角6の角度が85°を超えたあたりから頂角6の角度が大きくなるにつれ(特に89°以上になると際立って)、グラフの非対称性は大きくなる。
第1のブレーズ角から第2のブレーズ角を引いたオフセット値は、本実施形態では、ブレーズ面3の変形が終了するまでに回折効率のピークを通過するように設定されており、それは以下の条件式示すように、0.25°以上1.2°以下である。数式2において、bdは第1のブレーズ角(例えば、図4に示す80.2°)であり、baは第2のブレーズ角(実際のブレーズ角5)である。
数式2において、下限を下回ると回折効率が従来に比べて殆ど改善しなくなる。例えば、オフセット値が0.25°の場合、baの初期値は79.95°となり、これが81.35°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は99%から100%の極値を通って82%に変化し、常に82%以上となって従来の回折効率よりも改善する。
一方、数式2の上限は、耐久性を維持して光源を安定させる観点から加えられている。耐久性の劣化は紫外線照射によって進み、回折効率の劣化と異なり、安定化しない。上限は初期効率を下げることになるが、照射方向に相対的に増加トレンドを得ることができ、平均効率を一定量維持するために想定寿命末期でピーク付近となるように設定されている。
オフセット値が1.2°の場合にはbaの初期値は79.0°となり、これが80.4°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は73%から99.7%に変化する。
従来は回折効率が100%から66%に減少するのに対し、本実施例ではオフセット値が1.2°の場合には回折効率は73%から99.7%に変化するため、回折効率は常に73%以上となって従来の回折効率よりも改善する。また、従来が66%で安定化状態になるのに対してオフセット値1.2°の場合には99.7%で安定化状態になるので、安定化状態で比較すると両者の回折効率の差は明確である。
数式2においては、上限と下限の差は製造誤差、他のバイアス、初期効率などから一例として0.95°に設定されている。
また、回折効率を優先する観点からは数式2は数式3のように設定されてもよい。
数式3において、オフセット値が下限である0.5°の場合、baの初期値は79.7°となり、これが81.1°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は95%から100%の極値を通って90%に変化し、常に90%以上となって従来の回折効率よりも改善する。
さらに、回折効率を優先する観点からは数式3は数式4のように設定されてもよい。
数式4において、オフセット値が上限である0.7°の場合、baの初期値は79.5°となり、これが80.9°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は91%から100%の極値を通って92%となり、常に91%以上となって従来の回折効率よりも改善する。
図5は、頂角6が89.92°のときのブレーズ角度5とブレーズ次数での回折効率との関係を示すグラフであり、横軸はブレーズ角5(°)、縦軸はブレーズ次数の回折効率(任意単位)である。同図に示すように、ブレーズ角にはブレーズ次数の回折効率を最大にする角度が存在する。これにより、特定の次数にブレーズされる。
第1のブレーズ角から第2のブレーズ角を引いたオフセット値は、本実施形態では、ブレーズ面3の変形が終了するまでに回折効率のピークを通過するように設定されており、それは数式2に示すように、0.25°以上1.2°以下である。数式2において、bdは第1のブレーズ角(例えば、図5に示す80.6°)であり、baは第2のブレーズ角(実際のブレーズ角5)である。
数式2において、オフセット値が下限である0.25°の場合、baの初期値は80.35°となり、これが81.75°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は99%から100%の極値を通って90%に変化し、常に90%以上となって従来の回折効率よりも改善する。
一方、オフセット値が1.2°の場合にはbaの初期値は79.4°となり、これが80.8°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は80%から99.7%に変化する。
従来は回折効率が100%から66%に減少するのに対し、本実施例ではオフセット値が1.2°の場合には回折効率は80%から99.7%に変化するため、回折効率は常に80%以上となって従来の回折効率よりも改善する。また、従来が66%で安定化状態になるのに対してオフセット値1.2°の場合には99.7%で安定化状態になるので、安定化状態で比較すると両者の回折効率の差は明確である。
なお、数式3において、オフセット値が下限である0.5°の場合、baの初期値は80.1°となり、これが81.5°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は96%から100%の極値を通って93%に変化し、常に93%以上となって従来の回折効率よりも改善する。
また、数式4において、オフセット値が上限である0.7°の場合、baの初期値は79.9°となり、これが81.3°まで変化するように劣化する。このため、回折効率は95%から100%の極値を通って96%となり、常に95%以上となって従来の回折効率よりも改善する。
なお、本実施例において、第1のブレーズ角からオフセットさせなくても、従来よりも回折効率が良くなっているようにも見えるが、その場合は後述するようにKrFエキシマレーザの回折効率が悪くなってしまうという問題がある。もしくは、後述するようにArFエキシマレーザとKrFエキシマレーザの2つの波長について選択可能なブレーズ次数の組み合わせがほとんどない、もしくは全くないという問題がある。
上述したように、従来は設定されたブレーズ次数の回折効率を最大にするブレーズ角が実際のブレーズ角として設定されていた。ブレーズ次数は、例えば、100次から111次の間で任意に選択することができる。即ち、従来のブレーズ角の設定方法であれば、第1のブレーズ次数の回折効率を最大にする第1のブレーズ角を実際のブレーズ角5として設定したり、第2のブレーズ次数の回折効率を最大にする第2のブレーズ角を実際のブレーズ角5として設定したりしていた。
これに対して、本実施形態は、第1のブレーズ次数を最大にする第1のブレーズ角よりも小さい第2のブレーズ角を設定しているため、従来とはブレーズ角が異なるだけでなく使用されるブレーズ次数も異なる。従来例において第2のブレーズ角が設定される場合には、そのブレーズ角は第2のブレーズ次数の回折効率を最大にするからである。
また、照射の格子変形に関わらず使用されるブレーズ次数は変化せずに一定である。これは、図1(a)に示す入射光2の入射角度θが設定された時点でこの角度は一定に維持され、数式1から(第1の)ブレーズ次数mも一定に維持されるからである。
従って、本実施形態は、エシェル型回折格子1のブレーズ角の決定方法または製造方法としても機能する。この方法は、幾つかのステップを有し、各ステップは、PCなどのコンピュータ(プロセッサ)に各ステップの機能を実現させるためのプログラム(ソフトウェア)として具現化が可能である。
まず、ユーザは、コンピュータの入力部を操作して、数式1の波長λ(例えば、193.3nm)、ブレーズ次数m、繰り返しピッチdを入力する。また、ユーザは頂角6も設定することができる。
これに応答して、コンピュータは予め不図示のメモリ(記憶装置)にブレーズ次数毎に格納されている、図4に示すようなブレーズ次数の回折効率のブレーズ角依存特性のうち、第1のブレーズ次数に対応するデータを取得する。
また、コンピュータは取得したデータから第1のブレーズ次数の回折効率を最大にする第1のブレーズ角(例えば、図4に示す80.2°)を取得し、これを格納する。次に、コンピュータは、その表示部に、第1のブレーズ角についてメモリに格納されている数式1から入射角θを表示する。
また、コンピュータは、メモリに格納されている数式2〜4のいずれかを満足するオフセット値を第1のブレーズ角から引くことによって第2のブレーズ角(例えば、図4に示す79.95°)を算出し、これを表示する。コンピュータは、表示部に図4に示すグラフと第2のブレーズ角と回折効率の変化を表示してもよい。
その後、図7に示すように、最初に製造された格子をマスター71として、それを樹脂やアルミ層により転写して、構造材となるブランク(基材)73に写し取ったレプリカ72として使用される。
fは格子の繰り返しピッチdの逆数(f=1/d)とすると、数式1から、1/d=f=2sinθ/mλであり、sinθ≦1であるからリトロー配置で光が入射および反射される条件はf≦2/(mλ)となる。
また、リトロー配置で少なくともArFエキシマレーザ光の波長193.3nmにおいて高次の次数が伝搬しないための条件は以下のようになる。リトロー配置の入射角と反射角をθ、同時に一つ高次に伝搬する光の入射角をθ’とすると、数式1からこれらの角度について以下の条件式が成立する。
数式5からsinθ=mλf/2であるから、これを数式6に代入すると以下の条件式が得られる。
sinθ’が1未満であると高次伝搬光が発生するので高次伝搬光が発生しないためには1以上であることが必要である。従って、1≦(m/2+1)λfから2/{(m+2)λ}≦fが成立する。以上をまとめると次式のようになる。
本実施形態は、ArFエキシマレーザとKrFエキシマレーザ(波長248.4nm)などの、二種類の波長のエキシマレーザに共通に使用可能なエシェル型回折格子にも適用可能である。
この場合、本発明者らはエシェル型回折格子1がArFエキシマレーザに適用された場合とKrFエキシマレーザに適用された場合の挙動が異なる点を発見した。即ち、上述したように、KrFエキシマレーザのレーザ光のエネルギー量は小さいので、樹脂層11と反射膜層12の厚さを上記のように設定すればブレーズ面3の反射膜層12の影響(回折効率の劣化)は無視できる。
KrFエキシマレーザにおいても、図4に示すような、設定されたブレーズ次数のブレーズ角依存性が存在するが、ブレーズ面3の劣化が無視できるために、設定されたブレーズ次数を最大にするブレーズ角を設定することができる。
特許文献2は、ArFエキシマレーザとKrFエキシマレーザのそれぞれについてそれぞれに設定されたブレーズ次数を最大にするほぼ共通したブレーズ角を設定している。これに対して、本実施形態では、KrFエキシマレーザについては、設定されたブレーズ次数を最大にするブレーズ角を設定するが、ArFエキシマレーザについては、設定されたブレーズ次数を最大にするブレーズ角よりも小さいブレーズ角を設定する。
これを以下の実施例においてより詳細に説明する。
表1に示すように、ArFエキシマレーザのブレーズ次数に対して数式8から得られる周期fの最大値と最小値を得る。ここでは、ArFエキシマレーザのブレーズ次数を100次から111次として検討した。
これらの次数と周期範囲内の適当な周期から頂角6とブレーズ角5について効率計算を行い、ブレーズ角5のそれぞれの波長における最適値の差分を求め、数式3(0.5以上1.2以下の範囲)を満足するものを表2に示す。ここでは、KrFエキシマレーザのブレーズ次数を77次から86次として検討した。また、それをグラフ化したものが図6である。
図6から分かるように、二つの波長のブレーズ角5の最適値は周期的に変化し、ArFエキシマレーザとKrFエキシマレーザの2つの波長について選択可能なブレーズ次数の組み合わせは限られることがわかる。表2においては、図6において、縦軸であるb193nm−b248nmが数式3を満足する範囲にあるものを選択している。
即ち、周期fを91.5859本/mm、頂角6を89°とすると、ArFエキシマレーザのブレーズ次数111次を最大にするブレーズ角5は80.8°であり、KrFエキシマレーザのブレーズ次数86次を最大にするブレーズ角5は79.8°となる。即ち、両者のブレーズ角には+°1.0°の開きがある。
そこで、数式3に従って、ArFエキシマレーザ用のブレーズ角5を1.0°小さくして79.8°にする。これによって、KrFエキシマレーザについては、設定されたブレーズ次数を最大にするブレーズ角を設定し、ArFエキシマレーザについては、設定されたブレーズ次数を最大にするブレーズ角よりも小さいブレーズ角を設定することができる。
同様に、ArFエキシマレーザのブレーズ次数102次を最大にするブレーズ角5と、KrFエキシマレーザのブレーズ次数79次を最大にするブレーズ角5との間の角度差は1.1°であり0.5°以上1.2°以下である。また、ArFエキシマレーザのブレーズ次数107次を最大にするブレーズ角5と、KrFエキシマレーザのブレーズ次数83次を最大にするブレーズ角5との間の角度差は0.7°であり0.5°以上1.2°以下である。このため、これらの組み合わせにおいて、数式3に従って、ArFエキシマレーザ用のブレーズ角5を角度差分だけ小さくすることによって同様の効果を得ることができる。
実施例1では、表2において、図6に示される縦軸であるb193nm−b248nmが数式3を満足するものを選択した。これに対して、本実施例では、実施例1と異なり、図6に示される縦軸であるb193nm−b248nmが数式2を満足するものを選択した。以下、表3に、ブレーズ角5のそれぞれの波長における最適値の差分が数式2を満足するものを示す。ここでは、ArFエキシマレーザのブレーズ次数を100次から111次として、またKrFエキシマレーザのブレーズ次数を77次から86次として検討した。
図6から分かるように、二つの波長のブレーズ角5の最適値は周期的に変化し、ArFエキシマレーザとKrFエキシマレーザの2つの波長について選択可能なブレーズ次数の組み合わせは限られることがわかる。
即ち、周期fを91.5859本/mm、頂角6を89°とすると、ArFエキシマレーザのブレーズ次数111次を最大にするブレーズ角5は80.8°であり、KrFエキシマレーザのブレーズ次数86次を最大にするブレーズ角5は79.8°となる。即ち、両者のブレーズ角には+°1.0°の開きがある。
そこで、数式2に従って、ArFエキシマレーザ用のブレーズ角5を1.0°小さくして79.8°にする。これによって、KrFエキシマレーザについては、設定されたブレーズ次数を最大にするブレーズ角を設定し、ArFエキシマレーザについては、設定されたブレーズ次数を最大にするブレーズ角よりも小さいブレーズ角を設定することができる。
同様に、ArFエキシマレーザのブレーズ次数102次を最大にするブレーズ角5と、KrFエキシマレーザのブレーズ次数79次を最大にするブレーズ角5との間の角度差は1.1°であり0.25°以上1.2°以下である。ArFエキシマレーザのブレーズ次数103次を最大にするブレーズ角5と、KrFエキシマレーザのブレーズ次数80次を最大にするブレーズ角5との間の角度差は0.3°であり0.25°以上1.2°以下である。また、ArFエキシマレーザのブレーズ次数107次を最大にするブレーズ角5と、KrFエキシマレーザのブレーズ次数83次を最大にするブレーズ角5との間の角度差は0.7°であり0.25°以上1.2°以下である。このため、これらの組み合わせにおいて、数式2に従って、ArFエキシマレーザ用のブレーズ角5を角度差分だけ小さくすることによって同様の効果を得ることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
エシェル型回折格子はエキシマレーザの共振器に適用することができる。
1…エシェル型回折格子(ブレーズ型回折格子)、2…入射角(反射角)、3…ブレーズ面、5…ブレーズ角(パラメータ)、6…頂角(パラメータ)、7…繰り返しピッチ、8…カウンタ面、9…格子法線

Claims (7)

  1. 複数の格子を有し、前記複数の格子が並ぶ断面において各格子は非対称な三角形形状を有するエシェル型回折格子の製造方法であって、
    各格子は、光硬化性の樹脂層と、当該樹脂層の上に形成された反射膜層と、を有し、
    各格子は、前記非対称な三角形形状の短辺に対応するブレーズ面において入射光を受光および回折し、前記ブレーズ面と格子平面とがなす角であるブレーズ角を有し、
    前記エシェル型回折格子の製造方法は、
    波長193.3nmをλ、波長193.3nmの入射光と前記格子平面に垂直な格子法線との角度をθ、波長193.3nmの入射光に対して設定されたブレーズ次数をm、前記格子の繰り返しピッチをdとすると、
    mλ=2d・sinθ
    を満足する前記設定されたブレーズ次数の回折効率を最大にする第1のブレーズ角のデータを取得する工程と、
    取得した前記第1のブレーズ角のデータを用いて、前記第1のブレーズ角をbd、前記第1のブレーズ角よりも小さい第2のブレーズ角をbaとすると、以下の条件式
    0.25°≦bd−ba≦1.2°
    を満足する前記第2のブレーズ角を決定する工程と、
    前記格子のブレーズ角が決定された前記第2のブレーズ角となるように前記エシェル型回折格子を製造する工程と、
    を有することを特徴とするエシェル型回折格子の製造方法。
  2. 前記第2のブレーズ角を決定する工程において、以下の条件式
    0.5°≦bd−ba≦1.2°
    を満足する前記第2のブレーズ角を決定することを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記第2のブレーズ角を決定する工程において、以下の条件式
    0.5°≦bd−ba≦0.7°
    を満足する前記第2のブレーズ角を決定することを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記ブレーズ次数は100次から111次の間で設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 前記第2のブレーズ角を決定する工程において、
    波長248.4nmの光に対して設定されたブレーズ次数の回折効率を最大にするように、前記第2のブレーズ角を決定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 波長248.4nmの入射光に対して前記ブレーズ次数は77次から86次の間で設定されることを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
  7. 波長193.3nmの入射光に対して設定された前記ブレーズ次数と波長248.4nmの入射光に対して設定された前記ブレーズ次数は、102次と79次、103次と80次、107次と83次、111次と86次のいずれかの組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
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