JP6152329B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、情報処理装置に関するものである。
従来、情報処理装置としての画像形成装置、例えば、複合機においては、ネットワーク、電話回線等を介して受信された画像データ、読取部において生成された画像データ、USB等を介して入力された画像データ等が蓄積部に蓄積され、蓄積された画像データ、すなわち、蓄積データが、あらかじめ登録された利用者によって利用されるようになっている。
前記複合機においては、利用者の意図に反して前記蓄積データのうちの所定の蓄積データが他の利用者によって削除されようとする場合に、複合機とネットワークを介して接続された利用者の端末装置、例えば、パソコンに、蓄積データの削除を予告するメールが送信され、所定の時間が経過すると、蓄積データが削除される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013−46145号公報
しかしながら、前記従来の複合機においては、蓄積データの削除を予告するメールがパソコンに送信されるようになっているので、利用者は、パソコンにおいて、蓄積データの削除を予告するメールが受信されたかどうかを常に監視し、蓄積データの削除を予告するメールが受信された場合、削除が予告された蓄積データを所定の時間が経過するまでに利用する必要があり、蓄積データの管理が煩わしい。
本発明は、前記従来の複合機の問題点を解決して、蓄積データを容易に管理することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の情報処理装置においては、データ記録部に記録されたデータの記録状態が変更されるかどうかを判断するデータ記録状態判定処理手段と、前記データ記録部に記録されたデータに対して第1の退避処理を行うための第1の退避処理情報、及びデータ記録部に記録されたデータに対して第2の退避処理を行うための第2の退避処理情報が記録された退避処理情報記録部と、該退避処理情報記録部に、第1の識別情報で示される第1の設定者によって入力された前記第1の退避処理情報、及び第2の識別情報で示される第2の設定者によって入力された前記第2の退避処理情報を記録する退避設定処理手段と、前記データ記録状態判定処理手段によって、データの記録状態が変更されると判断された場合に、前記第1、第2の退避処理情報に基づいて、記録状態が変更されると判断されたデータに対して退避処理を行う退避処理手段とを有する。
そして、前記退避処理情報記録部に、第1の識別情報と第1の退避処理情報とが対応させて記録され、第2の識別情報と第2の退避処理情報とが対応させて記録される。
また、前記退避設定処理手段は、第2の設定者による前記第1の退避処理情報の変更、及び第1の設定者による前記第2の退避処理情報の変更を規制する。
本発明によれば、情報処理装置においては、データ記録部に記録されたデータの記録状態が変更されるかどうかを判断するデータ記録状態判定処理手段と、前記データ記録部に記録されたデータに対して第1の退避処理を行うための第1の退避処理情報、及びデータ記録部に記録されたデータに対して第2の退避処理を行うための第2の退避処理情報が記録された退避処理情報記録部と、該退避処理情報記録部に、第1の識別情報で示される第1の設定者によって入力された前記第1の退避処理情報、及び第2の識別情報で示される第2の設定者によって入力された前記第2の退避処理情報を記録する退避設定処理手段と、前記データ記録状態判定処理手段によって、データの記録状態が変更されると判断された場合に、前記第1、第2の退避処理情報に基づいて、記録状態が変更されると判断されたデータに対して退避処理を行う退避処理手段とを有する。
そして、前記退避処理情報記録部に、第1の識別情報と第1の退避処理情報とが対応させて記録され、第2の識別情報と第2の退避処理情報とが対応させて記録される。
また、前記退避設定処理手段は、第2の設定者による前記第1の退避処理情報の変更、及び第1の設定者による前記第2の退避処理情報の変更を規制する。
この場合、データ記録状態判定処理手段によって、データの記録状態が変更されると判断された場合に、前記第1、第2の退避処理情報に基づいて、記録状態が変更されると判断されたデータに対して退避処理が行われるので、利用者は、データの記録状態が変更されるかどうかを監視したり、データの記録状態が変更されるまでにデータを利用したりする必要がない。したがって、データを容易に管理することができる。
本発明の実施の形態における複合機の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態における情報処理システムの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部の第1の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態における監視設定を登録する際のシステム制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における利用者管理テーブルの例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1の監視設定管理テーブルの例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の監視設定管理テーブルの例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部の第2の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態における監視設定に基づいて蓄積データを保存したり、蓄積データを送信したりする際のシステム制御部の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態における監視設定に基づいて蓄積データを保存したり、蓄積データを送信したりする際のシステム制御部の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態における監視設定の内容を表示する際の画面遷移の例を示す第1の図である。 本発明の実施の形態における監視設定の内容を表示する際の画面遷移の例を示す第2の図である。 本発明の実施の形態における蓄積データの状態確認画面の第1の例を示す図である。 本発明の実施の形態における蓄積データの状態確認画面の第2の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、情報処理装置としての、かつ、画像形成装置としての複合機について説明する。
図2は本発明の実施の形態における情報処理システムの制御ブロック図である。
図において、10は複合機、30は第1の通信装置としてのファクシミリ、40は第2の通信装置としての、かつ、端末装置としてのパソコン、50は第3の通信装置としての、かつ、サーバとしてのFTPサーバである。前記複合機10とファクシミリ30とは第1の通信回線としての電話回線Lnを介して、前記複合機10とパソコン40、FTPサーバ50等とは第2の通信回線としてのネットワークNtを介して接続される。前記FTPサーバ50はファイルトランスファプロトコルによってファイルの送受信を行う。
そして、前記複合機10、ファクシミリ30、パソコン40、FTPサーバ50、電話回線Ln、ネットワークNt等によって情報処理システムSyが形成される。
次に、複合機10について説明する。
図1は本発明の実施の形態における複合機の制御ブロック図である。
図において、10は複合機、11は該複合機10の全体の制御、及び情報処理システムSy(図2)の全体の制御を行うシステム制御部(制御部)、12は、複合機10の操作者である利用者が、複合機10の、印刷、複写、スキャン、ファクシミリデータの送受信、メールの送受信等の各機能を利用する際に操作する操作部、13は複合機10の状態、各種の情報等を表示し、利用者に通知するための表示部である。前記操作部12には、利用者がクリック、押下等をすることができるように、キー、ボタン等の図示されない操作要素が配設される。また、表示部13には、前記複合機10の状態、各種の情報等を表示するための図示されない画面が形成される。なお、該画面をタッチパネルによって形成することにより、表示部13を操作部として機能させることができる。
そして、14は第1の媒体としての原稿の画像を画像読取装置としての図示されないスキャナによって読み取り、画像形成用のデータ、すなわち、画像データを生成する読取部、16はファクシミリ30との間でファクシミリデータの送受信を行うファクシミリ送受信部、17は、パソコン40との間でメールによってファイルの送受信を行ったり、FTPサーバ50との間でファイルトランスファプロトコルによってファイルの送受信を行ったりする通信部である。なお、前記ファクシミリデータの送受信及びファイルの送受信は、いずれも、画像データを送受信することによって行われる。
また、23は、HDD等の不揮発性の記憶装置から成り、前記操作部12においてUSB等を介して入力された画像データ、前記読取部14によって生成された画像データ、前記ファクシミリ送受信部16によって受信されたファクシミリデータを形成する画像データ、前記通信部17においてメール又はファイルトランスファプロトコルによって受信されたファイルの画像データ等のデータを記録し、蓄積データとして蓄積するデータ記録部としての蓄積部、24は該蓄積部23に蓄積された蓄積データを処理する蓄積データ処理部、25は、前記複合機10の利用者の名称、利用者を複合機10内で識別するための識別情報としてのID(例えば、PINID)、利用者のメールアドレス、利用者が有するファクシミリのファックス番号、FTPサーバ50のアドレス及びアカウント(必要に応じてパスワード)等の情報を利用者情報として記録し、管理する利用者管理部、28は前記蓄積部23に蓄積された蓄積データを監視するための設定の内容、すなわち、監視設定を登録(記録)し、管理するための監視内容管理部である。
前記蓄積データは、ファイルとして前記蓄積部23に記録されるほかに、フォルダ、ボックス等に記録された状態で蓄積部23に記録される。この場合、フォルダ、ボックス等によってデータ集合体が構成される。なお、フォルダ及びボックスには、いずれも、複数のファイルを記録することができるようになっているが、フォルダにおいてはデータ容量の最大値を設定することができないのに対して、ボックスにおいてはデータ容量の最大値を設定することができる。また、一人の利用者が複数のメールアドレス、ファックス番号、並びにFTPサーバ50のアドレス及びアカウントを有する場合は、各メールアドレス、ファックス番号、並びにFTPサーバ50のアドレス及びアカウントが、利用者情報として、後述される利用者管理部25の利用者管理テーブル33(図5)に記録される。
そして、31は、前記操作部12においてUSB等を介して入力された画像データ、前記読取部14によって生成された画像データ、前記ファクシミリ送受信部16によって受信されたファクシミリデータを構成する画像データ、前記通信部17において受信されたファイルの画像データ等に対して画像処理を行ったり、前記蓄積部23から読み出した蓄積データに対して画像処理を行ったりする画像処理部、32は、該画像処理部31において画像処理が行われた画像データ、蓄積データ等を印刷ジョブとして受け、第2の媒体としての用紙に対して印刷を行う印刷部である。
なお、前記通信部17は、ファイルの画像データを受信するとともに、画像処理部31において画像データに対して行われる画像処理の命令、画像処理に必要な設定値等を受信する。そして、前記画像処理部31は、画像処理において、前記設定値に基づいて、カラーからモノクロ又はグレーへの色の変換を行ったり、指定された解像度で画像データを出力するための解像度の変換を行ったり、前記読取部14で読み取った複数の原稿の画像データを縮小して1枚の用紙の画像データに集約する集約変換を行ったりする。
ところで、前記複合機10において、利用者の意図に反して前記蓄積部23に蓄積された蓄積データのうちの所定の蓄積データの記録状態が他の利用者によって変更される、すなわち、所定の蓄積データが他の利用者によって更新又は削除される場合に、例えば、複合機10の利用者のパソコン40に、ネットワークNtを介して蓄積データの更新又は削除を予告するメールが送信され、所定の時間が経過した後に、蓄積データが更新又は削除されるようにすると、利用者は、パソコン40において、蓄積データの更新又は削除を予告するメールを受信したかどうかを常に監視し、蓄積データの更新又は削除を予告するメールを受信した場合、更新又は削除が予告された蓄積データを所定の時間が経過するまでに利用する必要があり、蓄積データの管理が煩わしい。
そこで、本実施の形態においては、他の利用者によって前記蓄積部23に蓄積された所定の蓄積データが更新又は削除されようとする場合に、前記利用者管理テーブル33に記録された監視設定に基づいて、更新又は削除される前の蓄積データの複製(バックアップ)が所定の領域に保存されたり、蓄積データが通信部17を介して所定の送信先に送信されたりするようになっている。
そして、更新又は削除される前の蓄積データの複製を保存するか、又は蓄積データを所定の送信先に送信するかが監視設定として設定され、前記監視内容管理部28に登録される。
なお、蓄積データの複製の保存を、以下、蓄積データの保存といい、蓄積データの所定の送信先への送信を、以下、蓄積データの送信という。
次に、前記監視設定を監視内容管理部28に登録する際のシステム制御部11の動作について説明する。
図3は本発明の実施の形態におけるシステム制御部の第1の制御ブロック図、図4は本発明の実施の形態における監視設定を登録する際のシステム制御部の動作を示すフローチャート、図5は本発明の実施の形態における利用者管理テーブルの例を示す図、図6は本発明の実施の形態における第1の監視設定管理テーブルの例を示す図、図7は本発明の実施の形態における第2の監視設定管理テーブルの例を示す図である。
まず、システム制御部11の表示処理手段Pm1は、表示処理を行い、表示部13(図1)に図示されない初期画面を形成し、該初期画面において、操作部12を操作して、監視設定によって監視される対象、すなわち、監視設定を設定する対象を選択するよう利用者に促す。
この場合、蓄積データの監視設定は、ファイルに対して、又は複数のファイルが記録されたボックスに対して設定されるようになっていて、前記初期画面に、ファイル又はボックスを選択するためのキーが表示され、利用者がファイルのキーを押下することによって監視設定を設定する対象としてファイルを選択すると、監視設定がファイルに対して設定され、利用者がボックスのキーを押下することによって監視設定を設定する対象としてボックスを選択すると、監視設定がボックスに対して設定される。
なお、利用者が監視設定を設定する対象としてボックスを選択し、ボックスに対して監視設定を設定すると、ボックスに記録された各ファイルに対して同じ内容の監視設定が設定される。したがって、ファイルごとに監視を行う必要がないので、監視設定を登録するための作業を簡素化することができる。
また、監視設定がボックス及び該ボックスに記録されたファイルに対して設定されることがあるが、ファイルに対する監視設定の内容とボックスに対する監視設定の内容とが異なる場合、ファイルに対する監視設定が優先される。
そして、ボックスに対して監視設定を設定するに当たり、ボックスに記録されたファイルのうちの特定のファイル、例えば、ファイル名に特定の文字、例えば、特定の拡張子が含まれている画像データ形式のファイルに対してだけ監視設定を設定することができる。ボックスに記録されたファイルのうちの所定のファイルに対してだけ監視設定を設定するための条件は、監視設定と共に監視内容管理部28に登録される。
このようにして、監視設定を設定する対象が選択されると、前記表示処理手段Pm1は、前記初期画面において、監視設定を設定しようとする利用者を特定するよう利用者に促す。
そのために、前記表示処理手段Pm1は、前記初期画面に利用者の名称、ID等を入力するウィンドウを形成する。そして、利用者が利用者の名称、ID等を入力すると、前記表示処理手段Pm1は、前記利用者管理部25に形成された利用者管理テーブル33を参照し、前記初期画面に各利用者の利用者情報をリストで表示する。前記利用者管理テーブル33には、利用者ごとに、利用者の名称、利用者を識別するためのID、利用者のメールアドレス、利用者が有するファクシミリのファックス番号、利用者が利用するFTPサーバ50のアドレス及びアカウント等の情報が利用者情報としてあらかじめ記録される。
これにより、利用者は、操作部12を操作し、リストにおいて所定の利用者情報を選択することによって、監視設定を設定しようとする利用者を特定することができる。
なお、利用者は、操作部12を操作して前記初期画面において利用者情報を入力することができる。その場合、前記システム制御部11の登録処理手段Pm2は、登録処理を行い、利用者が入力した利用者情報を利用者管理テーブル33に記録する。
このようにして、監視設定を設定する対象が選択され、監視設定を設定しようとする利用者が特定されると、前記表示処理手段Pm1は、表示部13に図示されない監視設定選択画面を形成し、該監視設定選択画面において、蓄積データが更新又は削除される際に、更新又は削除される前の蓄積データを保存するか、蓄積データを送信するか、又は蓄積データの保存及び送信のいずれもしないかを選択するよう利用者に促す。
そして、システム制御部11の退避設定処理手段としての監視設定処理手段Pm3は、退避設定処理としての監視設定処理を行い、利用者によって蓄積データの保存が選択されたかどうかを判断する。
利用者によって蓄積データの保存が選択された場合、前記監視設定処理手段Pm3は、蓄積データの保存が選択されたこと、利用者の名称、及び更新又は削除される前の蓄積データの蓄積部23における位置情報としてのパスを監視設定情報として蓄積データ処理部24を介して監視内容管理部28に送り、該監視内容管理部28に形成された第1、第2の退避処理情報記録部(記録部)としての第1、第2の監視設定管理テーブル41、51に記録することによって、監視設定を登録する。
また、利用者によって蓄積データの保存が選択されなかった場合、前記監視設定処理手段Pm3は、利用者によって蓄積データの送信が選択されたかどうかを判断する。
そして、蓄積データの保存及び送信のいずれも選択されなかった場合、前記監視設定処理手段Pm3は、前記監視設定情報を蓄積データ処理部24を介して監視内容管理部28に送り、前記第1、第2の監視設定管理テーブル41、51に、蓄積データの保存及び送信のいずれも選択されなかったことを記録することによって、監視設定を登録する。
また、利用者によって蓄積データの送信が選択された場合、前記表示処理手段Pm1は、表示部13に図示されない送信設定入力画面を形成し、該送信設定入力画面において、利用者に送信方法(メール又はFTPサーバ)及び送信先(メールアドレス又はFTPサーバのアドレス)を入力するよう促す。なお、表示処理手段Pm1は、前記利用者管理テーブル33を参照し、利用者のメールアドレスのアカウント、FTPサーバ50のアカウント等のアカウント名をリストで表示することができる。その場合、利用者は、操作部12を操作し、リストにおいて所定のアカウント名を選択することによって、送信先を入力することができる。
そして、利用者が送信先を入力すると、監視設定処理手段Pm3は、蓄積データの送信が選択されたこと、利用者の名称、送信先、更新又は削除される前の蓄積データのパス等を監視設定情報として蓄積データ処理部24を介して監視内容管理部28に送り、第1、第2の監視設定管理テーブル41、51に記録することによって、監視設定を登録する。
前記第1の監視設定管理テーブル41において、各監視設定は、参照用ID、利用者の名称、蓄積データが更新される場合の、蓄積データの保存が選択されたかどうか、又は蓄積データの送信が選択されたかどうかの情報、及び蓄積データが削除される場合の、蓄積データの保存が選択されたかどうか、又は蓄積データの送信が選択されたかどうかの情報から成る。本実施の形態においては、蓄積データの送信が選択された場合に、送信方法及び送信先が記録される。
また、前記第2の監視設定管理用テーブル51において、各監視設定は、監視が行われる対象のパス、監視設定の設定の対象がボックスであるか又はファイルであるかの分類の情報、蓄積データの更新の要求を受け付けたかどうかの更新要求受付状況、蓄積データの削除の要求を受け付けたかどうかの削除要求受付状況、及び監視設定の参照用IDから成る。
なお、前記監視設定処理手段Pm3(設定部)は、他の利用者から蓄積データに対する更新の要求を受けると、前記更新要求受付状況を「受付済」とする。この状態において、参照用IDによって関連付けられている利用者がパス(ボックス又はファイル)を参照したときに、前記表示処理手段Pm1は更新要求受付状況を表示部13に表示する。また、前記監視設定処理手段Pm3は、他の利用者から蓄積データに対する削除の要求を受けると、前記削除要求受付状況を「受付済」とする。この状態において、参照用IDによって関連付けられている利用者がパス(ボックス又はファイル)を参照したときに、前記表示処理手段Pm1は削除要求受付状況を表示部13に表示する。
この場合、第1、第2の監視設定管理用テーブル41、51には、第1の設定者である名称Name_Aの利用者によって入力された蓄積データの保存又は送信の選択(データに対する処理の内容)が、第1の処理情報としての第1の退避処理情報として記録され、第2の設定者である名称Name_Bの利用者によって入力された蓄積データの保存又は送信の選択が、第2の処理情報としての第2の退避処理情報として記録される。そして、第1の退避処理情報に基づいて蓄積データを保存するか又は送信するかの第1の退避処理(第1の処理)が、第2の退避処理情報に基づいて蓄積データを保存するか又は送信するかの第2の退避処理(第2の処理)が行われる。
また、第1、第2の監視設定管理用テーブル41、51においては、名称Name_A及び名称Name_Aの利用者のIDが第1の識別情報とされ、名称Name_B及び名称Name_Bの利用者のIDが第2の識別情報とされ、第1の識別情報と第1の退避処理情報とが対応させて記録され、第2の識別情報と第2の退避処理情報とが対応させて記録される。そして、前記監視設定処理手段Pm3は、例えば、名称Name_Bの利用者が第1の退避処理情報を変更したり、名称Name_Aの利用者が第2の退避処理情報を変更したりするのを規制(制限)する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 利用者は監視設定を設定する対象を選択する。
ステップS2 利用者は監視設定を設定しようとする利用者を特定する。
ステップS3 表示処理手段Pm1は表示部13に監視設定選択画面を形成する。
ステップS4 監視設定処理手段Pm3は蓄積データの保存が選択されたかどうかを判断する。蓄積データの保存が選択された場合はステップS5に、蓄積データの保存が選択されなかった場合はステップS6に進む。
ステップS5 監視設定処理手段Pm3は監視設定情報を監視内容管理部28に送る。
ステップS6 監視設定処理手段Pm3は蓄積データの送信が選択されたかどうかを判断する。蓄積データの送信が選択された場合はステップS5に、蓄積データの送信が選択されなかった場合はステップS7に進む。
ステップS7 監視設定処理手段Pm3は監視設定を登録し、処理を終了する。
次に、前記監視設定に基づいて蓄積データを保存したり、蓄積データを送信したりする際のシステム制御部11の動作について説明する。
図8は本発明の実施の形態におけるシステム制御部の第2の制御ブロック図、図9は本発明の実施の形態における監視設定に基づいて蓄積データを保存したり、蓄積データを送信したりする際のシステム制御部の動作を示す第1のフローチャート、図10は本発明の実施の形態における監視設定に基づいて蓄積データを保存したり、蓄積データを送信したりする際のシステム制御部の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、他の利用者が、複合機10(図1)において所定の機能を利用するために操作部12を操作すると、システム制御部11のデータ記録状態判定処理手段としての蓄積データ処理手段(検知部)Pm11は、データ記録状態判定処理としての蓄積データ処理を行い、複合機10において所定の機能を利用するに当たり、蓄積データの記録状態が変更されるかどうか、本実施の形態においては、蓄積データが更新又は削除されるかどうかを判断(検知)する。
蓄積データが更新又は削除されない場合、前記蓄積データ処理手段Pm11は蓄積データを使用して前記所定の機能を利用するために通常の処理を行う。
そして、蓄積データが更新又は削除される場合、システム制御部11の監視設定取得処理手段Pm12は、監視設定取得処理を行い、ファイルに対する監視設定を取得する。そのために、前記監視設定取得処理手段Pm12は、前記蓄積データ処理部24を介して監視内容管理部28の第2の監視設定管理用テーブル51を参照し、ファイルのパスに対応する監視設定の参照用IDを取得し、第1の監視設定管理用テーブル41を参照し、参照用IDに対応するファイルに対する監視設定を取得する。
また、前記監視設定取得処理手段Pm12は、第2の監視設定管理用テーブル51を参照し、ボックスのパスに対応する監視設定の参照用IDを取得し、第1の監視設定管理用テーブル41を参照することによって、参照用IDに対応するボックスに対する監視設定を取得する。
続いて、前記監視設定取得処理手段Pm12は、ファイルに対する監視設定及びボックスに対する監視設定を取得することができたかどうかを判断する。ファイルに対する監視設定及びボックスに対する監視設定のいずれも取得することができなかった場合、前記蓄積データ処理手段Pm11は蓄積データを使用して所定の機能を利用するために通常の処理を行う。また、取得した監視設定において、更新又は削除される前の蓄積データが保存されたり、蓄積データが送信されたりするようになっていない場合にも、前記蓄積データ処理手段Pm11は蓄積データを使用して所定の機能を利用するために通常の処理を行う。
なお、前記監視設定取得処理手段Pm12は、取得したファイルに対する監視設定とボックスに対する監視設定とを比較し、ファイルに対する監視設定及びボックスに対する監視設定が同じ利用者によって設定されているかどうかを判断し、同じ利用者によって設定されている場合、ファイルに対する監視設定を優先する。
ファイルに対する監視設定及びボックスに対する監視設定を取得することができた場合、システム制御部11の監視設定判定処理手段Pm13は、監視設定判定処理を行い、各ファイル及び各ボックスに対する監視設定について、順次(参照用IDに従って)、監視設定の内容を判定する。なお、監視設定の内容は、第1、第2の監視設定管理テーブル41、51に記録された情報から成る。
続いて、前記監視設定判定処理手段Pm13は、監視設定の内容が蓄積データを送信するものであるかどうかを判断し、監視設定の内容が蓄積データを送信するものである場合、システム制御部11の第1の退避処理手段としての蓄積データ送信処理手段Pm14は、第1の退避処理としての蓄積データ送信処理を行い、ファイルの蓄積データを監視設定における送信方法によって送信先に送信する。なお、監視設定がボックスに対して設定されている場合、ボックスに記録された各ファイルの蓄積データが送信される。
そして、前記蓄積データ送信処理手段Pm14は、蓄積データの送信が成功したかどうかを判断し、蓄積データの送信が成功した場合、蓄積データの送信が成功したファイルについて、蓄積データの更新又は削除を許可し、蓄積データの送信が成功しなかった場合、蓄積データの送信が成功しなかったファイルについて、蓄積データの更新又は削除を許可しない。
続いて、前記監視設定判定処理手段Pm13は、第1、第2の監視設定管理テーブル41、51に登録された他の監視設定があるかどうかを判断し、他の監視設定がある場合、監視設定の内容が蓄積データを送信するものであるかどうかを判断し、監視設定の内容が蓄積データを送信するものである場合、前記蓄積データ送信処理手段Pm14は、蓄積データを送信する。
このようにして、他の監視設定がなくなり、すべての監視設定の内容が判定されると、システム制御部11の第2の退避処理手段としての蓄積データ保存処理手段Pm15は、第2の退避処理としての蓄積データ保存処理を行い、監視設定のうちの、蓄積データの更新又は削除が許可されないままの監視設定があるかどうかを判断し、蓄積データの更新又は削除が許可されないままの監視設定がある場合、蓄積データの更新又は削除が許可されない監視設定に対応する蓄積データを所定の保存先に保存する。
続いて、前記蓄積データ処理手段Pm11は、蓄積データを使用して所定の機能を利用するために通常の処理を行う。
なお、蓄積データの保存先を、監視設定の対象となるボックスにおける、利用者に対応させて形成された個人BOXにしたり、更新又は削除される蓄積データのファイルが記録されるBOXと同じBOXにしたりすることができる。そして、蓄積データの保存先を同じBOXにする場合、蓄積データのファイルの名称の末尾には、蓄積データの複製が記録されることを表す付加情報、例えば、蓄積データの複製が記録される日付が付加される。
また、蓄積データを削除する場合、第2の監視設定管理テーブル51における削除要求受付状況を受付済にするだけで、実際には蓄積データを削除しないようにすることができる。すなわち、第1、第2の監視設定管理テーブル41、51において蓄積データを保存したり、送信したりする監視設定を設定した利用者以外の他の利用者に対して、削除要求受付状況が受付済にされた蓄積データについては、表示部13に表示せず、削除されたように扱うことができる。この場合、蓄積データのパスに、削除要求受付状況が受付済にされた蓄積データが残っていると、同じ名称の蓄積データを同じパスに作成する際に障害が発生することがあるので、削除予定ボックスを作成し、削除要求受付状況が受付済にされた蓄積データを削除予定ボックスに移動させるのが好ましい。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 蓄積データ処理手段Pm11は蓄積データが更新又は削除されるかどうかを判断する。蓄積データが更新又は削除される場合はステップS12に、蓄積データが更新又は削除されない場合はステップS23に進む。
ステップS12 監視設定取得処理手段Pm12はファイルの監視設定を取得する。
ステップS13 監視設定取得処理手段Pm12はボックスの監視設定を取得する。
ステップS14 監視設定取得処理手段Pm12はファイルに対する監視設定及びボックスに対する監視設定を取得することができたかどうかを判断する。ファイルに対する監視設定及びボックスに対する監視設定を取得することができた場合はステップS15に、ファイルに対する監視設定及びボックスに対する監視設定のいずれも取得することができなかった場合はステップS23に進む。
ステップS15 監視設定判定処理手段Pm13は監視設定の内容を判定する。
ステップS16 監視設定判定処理手段Pm13は監視設定の内容が蓄積データを送信するものであるかどうかを判断する。監視設定の内容が蓄積データを送信するものである場合はステップS17に、監視設定の内容が蓄積データを送信するものでない場合はステップS20に進む。
ステップS17 蓄積データ送信処理手段Pm14は蓄積データを送信する。
ステップS18 蓄積データ送信処理手段Pm14は蓄積データの送信が成功したかどうかを判断する。蓄積データの送信が成功した場合はステップS19に、蓄積データの送信が成功しなかった場合はステップS20に進む。
ステップS19 蓄積データ送信処理手段Pm14は蓄積データの更新又は削除を許可する。
ステップS20 監視設定判定処理手段Pm13は他の監視設定があるかどうかを判断する。他の監視設定がある場合はステップS15に戻り、他の監視設定がない場合はステップS21に進む。
ステップS21 蓄積データ保存処理手段Pm15は蓄積データの更新又は削除が許可されないままの監視設定があるかどうかを判断する。蓄積データの更新又は削除が許可されないままの監視設定がある場合はステップS22に、蓄積データの更新又は削除が許可されないままの監視設定がない場合はステップS23に進む。
ステップS22 蓄積データ保存処理手段Pm15は蓄積データを保存する。
ステップS23 蓄積データ処理手段Pm11は通常の処理を行い、処理を終了する。
次に、利用者が蓄積データに対する監視設定を照会する際の表示部13における画面遷移の例について説明する。
図11は本発明の実施の形態における監視設定の内容を表示する際の画面遷移の例を示す第1の図、図12は本発明の実施の形態における監視設定の内容を表示する際の画面遷移の例を示す第2の図である。
前記初期画面において、利用者が複合機10(図1)に名称Name_Aでログインし、監視設定の機能を選択すると、前記表示処理手段Pm1(図3)は、表示部13に、図11に示されるような、監視設定を表示するための監視設定表示画面61を形成する。
該監視設定表示画面61において、領域Ar1には、監視を行う対象としてボックスが選択されたことを表す「ボックス」の文字が、領域Ar2には、監視を行う利用者の名称を表す「Name A」の文字、及び監視設定表示画面61が形成されていることを表す「監視設定」の文字が表示される。
また、領域Ar3には、名称が「Name A」の利用者が監視を行う対象となるボックスが「共有BOX」、「個人BOX」等の一覧で表示される。そして、利用者が「共有BOX」を選択すると、前記表示処理手段Pm1は、蓄積データ処理部24を介して監視内容管理部28の第1、第2の監視設定管理テーブル41、51を参照し、領域Ar4に、「共有BOX」において更新又は削除される前の蓄積データに対する監視設定の内容を表示する。
すなわち、前記領域Ar4における領域Ar5には、更新される前の蓄積データに対する監視設定の内容が、前記領域Ar4における領域Ar6には、削除される前の蓄積データに対する監視設定の内容が表示される。監視設定の内容は、蓄積データを保存するかどうか、蓄積データを送信するかどうか、送信する場合における送信方法(メール又はFTPサーバ)及び送信先(メールアドレス又はFTPサーバのアドレス)等から成る。
なお、監視設定表示画面61において、操作部12を操作することによって、領域Ar5、Ar6の監視設定の内容を変更することができる。
また、前記監視設定表示画面61において、利用者が「共有BOX」を選択すると、前記表示処理手段Pm1は、表示部13に図12に示される監視設定表示画面62を形成する。
該監視設定表示画面62において、前記領域Ar3に重ねて領域Ar11が形成され、該領域Ar11に、共有BOX内の各ファイルが一覧で表示される。そして、利用者が各ファイルの一覧からファイル「data1.pdf」を選択すると、前記表示処理手段Pm1は、蓄積データ処理部24を介して監視内容管理部28の第1、第2の監視設定管理テーブル41、51を参照し、領域Ar4に、ファイル「data1.pdf」における更新又は削除される前の蓄積データに対する監視設定の内容を表示する。
すなわち、領域Ar4における領域Ar5には、更新される前の蓄積データに対する監視設定の内容が、前記領域Ar4における領域Ar6には、削除される前の蓄積データに対する監視設定の内容が表示される。
なお、監視設定表示画面62において、操作部12を操作することによって、領域Ar5、Ar6の監視設定の内容を変更することができる。
次に、利用者がボックスに記録された蓄積データの状態を確認する際のシステム制御部11の動作について説明する。
図13は本発明の実施の形態における蓄積データの状態確認画面の第1の例を示す図である。
前記初期画面において、利用者が複合機10に名称Name_Aでログインし、蓄積データの状態を確認する機能を選択すると、前記表示処理手段Pm1(図3)は、表示部13に、図13に示されるような、蓄積データの状態を確認するための状態確認画面71を形成する。
該状態確認画面71において、領域Ar1には、蓄積データの状態を確認する対象としてボックスが選択されたことを表す「ボックス」の文字が、領域Ar2には、蓄積データの状態を確認する利用者の名称を表す「Name A」の文字、及び状態確認画面71が形成されていることを表す「状態確認」の文字が表示される。
また、領域Ar3には、前記監視設定表示画面61と同様に、名称が「Name A」の利用者が蓄積データの状態を確認することができるように監視を行う対象のボックスが「共有BOX」、「個人BOX」等の一覧で表示される。そして、利用者が「共有BOX」を選択すると、前記表示処理手段Pm1は、前記領域Ar3に重ねて領域Ar11を形成し、該領域Ar11に、共有BOX内の各ファイルを一覧で表示する。
このとき、仮に、他の利用者によってファイル「data1.pdf」の蓄積データに対して削除の要求がされ、削除の要求が受けられた場合、前記表示処理手段Pm1は、ファイル「data1.pdf」に注意喚起のアイコンm1を付与し、削除の要求が受けられた蓄積データであることを表示し、利用者に注意喚起を行う。
そして、利用者が各ファイルの一覧からファイル「data1.pdf」を選択すると、前記表示処理手段Pm1は、状態確認画面71に、領域としてのウィンドウwd1を形成し、該ウィンドウwd1に削除の要求を受けた旨のメッセージms1を表示するとともに、ファイル「data1.pdf」を保存するか又は削除するかを選択するためのキーk1、k2を表示する。
利用者がファイル「data1.pdf」を保存するためにキーk1を押下すると、前記監視設定処理手段Pm3は、第1、第2の監視設定管理用テーブル41、51の監視設定の内容をそのまま保持し、利用者がファイル「data1.pdf」を削除するためにキーk2を押下すると、前記監視設定処理手段Pm3は、第1の監視設定管理用テーブル41において、「Name_A」の利用者の監視設定として、更新及び削除の各設定欄において、保存の場合の「yes」を「no」にし、送信の場合の送信先を「−」とする。また、第2の監視設定管理用テーブル51において、「Name_A」の監視設定に対応する参照IDを第1の監視設定管理用テーブル41に対応させる。
次に、監視設定を設定していない利用者がボックスに記録された蓄積データの状態を確認する際のシステム制御部11の動作について説明する。
図14は本発明の実施の形態における蓄積データの状態確認画面の第2の例を示す図である。
前記初期画面において、利用者が複合機10に「Guest」でログインし、蓄積データの状態を確認する機能を選択すると、前記表示処理手段Pm1(図3)は、表示部13に、図14に示されるような、蓄積データの状態を確認するための状態確認画面72を形成する。
該状態確認画面72において、領域Ar1には、蓄積データの状態を確認する対象としてボックスが選択されたことを表す「ボックス」の文字が、領域Ar2には、蓄積データの状態を確認する利用者の名称を表す「Guest」の文字、及び状態確認画面72が形成されていることを表す「状態確認」の文字が表示される。
また、領域Ar3には、前記監視設定表示画面61と同様に、名称が「Guest」の利用者が蓄積データの状態を確認することができるように監視を行う対象のボックスが「共有BOX」、「個人BOX」等の一覧で表示される。そして、利用者が「共有BOX」を選択すると、前記表示処理手段Pm1は、前記領域Ar3に重ねて領域Ar21を形成し、該領域Ar21に、共有BOX内のファイルを「xxxx.pdf」等として表示す。
このとき、前記表示処理手段Pm1は、「削除要求受付状況」が「受付済」とされているファイル「data1.pdf」を領域Ar21に表示しない。
したがって、利用者が「Guest」でログインし、蓄積データの状態を確認する機能を選択した場合、削除の要求が受けられた蓄積データについては意識する必要がなくなる。
このように、本実施の形態においては、複合機10において所定の機能を利用するに当たり、蓄積データが更新又は削除されるかどうかが判断され、蓄積データが更新又は削除される場合に、第1、第2の監視設定管理用テーブル41、51が参照され、ファイルに対する監視設定が取得され、監視設定に基づいて、蓄積データが所定の送信先に送信されたり、蓄積データが複製され、保存されたりするので、利用者は、蓄積データが更新又は削除されるかどうかを監視する必要がなく、蓄積データが更新又は削除されるまでに蓄積データを利用する必要がない。したがって、蓄積データを容易に管理することができる。
本実施の形態においては、一つのファイルの蓄積データについて、蓄積データが更新又は削除される場合に、利用者ごとに、蓄積データを保存したり、送信したりするようになっているが、ある利用者に対しては、蓄積データが更新又は削除される旨を通知し、他の利用者に対しては、蓄積データを保存することができる。さらに、ある利用者に対しては、蓄積データが更新又は削除される場合に、何もせず、他の利用者に対しては、蓄積データが更新又は削除される旨を通知することができる。
前記実施の形態においては、画像形成装置としての複合機10について説明しているが、本発明をファクシミリ、複写装置、印刷装置等の画像形成装置に適用することができる。
また、前記実施の形態においては、画像形成装置としての複合機10について説明しているが、本発明をファクシミリ、複写装置、印刷装置、複合機等の画像形成装置以外の情報処理装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 複合機
23 蓄積部
41、51 第1、第2の監視設定管理テーブル
Pm11 蓄積データ処理手段
Pm14 蓄積データ送信処理手段
Pm15 蓄積データ保存処理手段

Claims (19)

  1. (a)データ記録部に記録されたデータの記録状態が変更されるかどうかを判断するデータ記録状態判定処理手段と、
    (b)前記データ記録部に記録されたデータに対して第1の退避処理を行うための第1の退避処理情報、及びデータ記録部に記録されたデータに対して第2の退避処理を行うための第2の退避処理情報が記録された退避処理情報記録部と、
    (c)該退避処理情報記録部に、第1の識別情報で示される第1の設定者によって入力された前記第1の退避処理情報、及び第2の識別情報で示される第2の設定者によって入力された前記第2の退避処理情報を記録する退避設定処理手段と、
    (d)前記データ記録状態判定処理手段によって、データの記録状態が変更されると判断された場合に、前記第1、第2の退避処理情報に基づいて、記録状態が変更されると判断されたデータに対して退避処理を行う退避処理手段とを有するとともに、
    (e)前記退避処理情報記録部に、第1の識別情報と第1の退避処理情報とが対応させて記録され、第2の識別情報と第2の退避処理情報とが対応させて記録され、
    (f)前記退避設定処理手段は、第2の設定者による前記第1の退避処理情報の変更、及び第1の設定者による前記第2の退避処理情報の変更を規制することを特徴とする情報処理装置
  2. 記退避処理情報記録部において、前記第1、第2の退避処理情報はデータの記録状態の変更に対応させて記録される請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ記録状態判定処理手段は、データ記録部に記録されたデータが更新又は削除される場合に、データの記録状態が変更されると判断する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1、第2の退避処理情報のうちの一方の退避処理情報は、データ記録部に記録されたデータの複製の保存の選択であり、他方の退避処理情報は、データ記録部に記録されたデータの所定の送信先への送信の選択である請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記退避処理手段は、前記第1、第2の退避処理情報のうちの一方の退避処理情報に基づいて、データ記録部に記録されたデータの複製を保存し、他方の退避処理情報に基づいて、データ記録部に記録されたデータを所定の送信先に送信する請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記退避処理手段は、データ記録部に記録されたデータの記録状態が変更される前にデータに対して退避処理を行う請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記データ記録部に記録されたデータについて削除の要求が受けられた場合に、表示部において、第1、第2の設定者に、データについて削除の要求が受けられたことについて注意喚起を行う表示処理手段を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. (a)データの更新又は削除を検知する検知部と、
    (b)前記データに対する第1の処理の内容を表す第1の処理情報と、前記データに対する第1の処理の内容とは異なる第2の処理の内容を表す第2の処理情報とが対応させて記録される記録部と、
    (c)該記録部に、第1の識別情報によって表される第1の設定者による入力に基づいて前記第1の処理情報を記録し、第2の識別情報によって表される第2の設定者による入力に基づいて前記第2の処理情報を記録する設定部と、
    (d)前記検知部によって、データの更新又は削除が検知されると、前記記録部を参照し、前記第1、第2の処理の実行指示を出力する制御部11とを有するとともに、
    (e)前記記録部に、前記第1の処理情報に前記第1の識別情報が対応させて記録され、前記第2の処理情報に前記第2の識別情報が対応させて記録され、
    (f)前記設定部は、記録部を参照し、第1の設定者による入力に基づく第2の処理情報の更新を制限し、第2の設定者による入力に基づく第1の処理情報の更新を制限することを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記記録部において、前記第1、第2の処理情報はデータの更新又は削除に対応させて記録される請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1、第2の処理情報のうちの一方の処理情報は、記録部に記録されたデータの複製の保存の選択であり、他方の処理情報は、記録部に記録されたデータの所定の送信先への送信の選択である請求項8又は9に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記第1、第2の処理情報のうちの一方の処理情報に基づいて、記録部に記録されたデータの複製を保存し、他方の処理情報に基づいて、記録部に記録されたデータを所定の送信先に送信する請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、記録部に記録されたデータが更新又は削除される前にデータに対して第1、第2の処理を行う請求項8〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記記録部に記録されたデータについて削除の要求が受けられた場合に、表示部において、第1、第2の設定者に、データについて削除の要求が受けられたことについて注意喚起を行う表示処理手段を有する請求項8〜12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. (a)データ記録部に記録されたファイル、又は複数のファイルから成るボックスの記録状態が変更されるかどうかを判断する記録状態判定処理手段と、
    (b)前記ファイル又はボックスに対する監視設定を設定し、退避処理情報記録部に記録する監視設定処理手段と、
    (c)前記記録状態判定処理手段によって、ファイル又はボックスの記録状態が変更されると判断された場合に、前記退避処理情報記録部に記録されたファイル又はボックスに対する監視設定を取得する監視設定取得処理処理手段と、
    (d)該監視設定取得処理処理手段によって取得された監視設定の内容に従って、ファイル又はボックスに対して退避処理を行う退避処理手段とを有するとともに、
    (e)前記監視設定処理手段は、ボックスに対して監視設定を設定する場合、ボックス内の各ファイルに対して同じ内容の監視設定を設定するか、又はボックス内の特定のファイルに対して監視設定を設定し、ファイルに対する監視設定の内容とボックスに対する監視設定の内容とが異なる場合、ファイルに対する監視設定を優先して設定することを特徴とする情報処理装置。
  15. 前記退避処理情報記録部において、前記ファイル又はボックスに対する監視設定は、ファイル又はボックスの記録状態の変更に対応させて設定される請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記記録状態判定処理手段は、データ記録部に記録されたファイル又はボックスが更新又は削除される場合に、ファイル又はボックスの記録状態が変更されると判断する請求項14又は15に記載の情報処理装置。
  17. 前記監視設定は、データ記録部に記録されたファイル又はボックスの複製の保存の選択、及びデータ記録部に記録されたファイル又はボックスの送信先への送信の選択である請求項14〜16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記退避処理手段は、データ記録部に記録されたファイル又はボックスの記録状態が変更される前にファイル又はボックスに対して退避処理を行う請求項14〜17のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  19. 前記データ記録部に記録されたファイル又はボックスについて削除の要求が受けられた場合に、表示部において、監視設定の設定者にファイル又はボックスについて削除の要求が受けられたことについて注意喚起を行う表示処理手段を有する請求項14〜18のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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