JP2008187326A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切に制限枚数を管理することができ、かつ、利便性を向上した画像形成装置を提供する。
【解決手段】デジタル複合機は、画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段により形成された画像の枚数をユーザ毎に累積する累積手段(S11〜S13)と、ユーザ毎に第一の制限枚数を予め設定する設定手段と、累積手段により累積された累積枚数が、設定手段によりユーザ毎に予め設定された第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数を超えるか否かを判断する判断手段(S14)と、累積枚数が所定のカウント枚数を超えたと判断手段が判断すれば、所定のカウント枚数を超えた画像を記憶する記憶手段(S15、S16)と、所定のカウント枚数を超えて記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる選択手段(S17、S18)とを備える。ここで、画像形成手段は、選択手段により選択された画像を形成する(S19)。
【選択図】図3
【解決手段】デジタル複合機は、画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段により形成された画像の枚数をユーザ毎に累積する累積手段(S11〜S13)と、ユーザ毎に第一の制限枚数を予め設定する設定手段と、累積手段により累積された累積枚数が、設定手段によりユーザ毎に予め設定された第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数を超えるか否かを判断する判断手段(S14)と、累積枚数が所定のカウント枚数を超えたと判断手段が判断すれば、所定のカウント枚数を超えた画像を記憶する記憶手段(S15、S16)と、所定のカウント枚数を超えて記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる選択手段(S17、S18)とを備える。ここで、画像形成手段は、選択手段により選択された画像を形成する(S19)。
【選択図】図3
Description
この発明は、画像形成装置に関し、特に、部門管理機能を有する画像形成装置に関するものである。
部門やユーザ毎に画像形成装置の出力用紙の枚数を管理する方法として、予めユーザ毎に制限枚数を設定し、制限枚数を超えると、例えば、即時に画像形成を中止するようにする方法がある。しかし、この方法によると、ユーザの意図を適切に反映させた画像形成をすることができない場合がある。具体的には、例えば、ユーザが出力を要求する複数枚の画像のうち、他の画像よりもユーザが優先して出力したい画像がある場合にある。このような場合、優先して出力したい画像が制限枚数を超過した原稿の中に含まれていれば、優先して出力したい画像を出力することができないことになる。
会社の部門等において予め定められた制限枚数を越えると複写動作が許可されない画像形成装置に関する技術が、特開2006−10969号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によると、部門管理機能を有する画像形成装置において、予め定められた制限カウント値の90%に達したことを検出すると、制限枚数を超えないように、まず、メモリコピーを行う。その後、その旨をユーザに通知し、両面印刷や4in1印刷等による出力を促している。このようにして、初期の原稿枚数が不明である場合において、制限枚数を超える複写動作の要求に対して、ユーザが対処可能としている。
特開2006−10969号公報
ユーザが画像形成を要求する複数枚の画像のうち、優先して形成したい画像がある場合、特許文献1に開示の技術においては、両面印刷や4in1印刷等により、全ての画像を形成して、一応の出力をすることは可能である。しかし、ユーザが優先して形成したい画像を、両面印刷等ではなく、通常の状態で画像形成したい場合には対応できない。そうすると、例えば、優先して形成したい画像を、予め選別して個別に画像形成を行ったり、順序を並べ替えて画像形成を行う必要があり、操作が煩雑になってしまう。
一方、無制限に画像形成を許可すると、用紙管理や用紙に関するTCO(Total Cost of Ownership)削減等、画像形成装置のユーザ毎の管理を適切に行うことが困難となる。
この発明の目的は、適切に制限枚数を管理することができ、かつ、利便性を向上した画像形成装置を提供することである。
この発明に係る画像形成装置は、画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段により形成された画像の枚数をユーザ毎に累積する累積手段と、ユーザ毎に第一の制限枚数を予め設定する設定手段と、累積手段により累積された累積枚数が、設定手段によりユーザ毎に予め設定された第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数を超えるか否かを判断する判断手段と、累積枚数が所定のカウント枚数を超えたと判断手段が判断すれば、所定のカウント枚数を超えた画像を記憶する記憶手段と、所定のカウント枚数を超えて記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる選択手段とを備える。ここで、画像形成手段は、選択手段により選択された画像を形成する。
好ましくは、設定手段は、第一の制限枚数よりも多い第二の制限枚数を予めユーザ毎に設定し、判断手段は、累積枚数が第二の制限枚数を超えるか否かを判断し、記憶手段は、累積枚数が第二の制限枚数を超えると判断手段が判断すれば、第一の制限枚数を超えた画像を記憶し、選択手段は、第一の制限枚数を超えて記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる。
さらに好ましくは、選択手段は、記憶手段により記憶された画像を表示する表示手段を含む。
さらに好ましくは、第一の制限枚数に達するまでの枚数または第一の制限枚数に達した後の枚数を通知する通知手段を備える。
さらに好ましくは、記憶手段を作動させるか否かを設定する制御手段を備える。
この発明によると、予めユーザ毎に設定された第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数に達したことを検出すれば、所定のカウント枚数を超えた画像については、記憶手段に記憶する。そして、記憶手段に記憶された画像のうち、ユーザの要求により、選択された画像について画像形成をすることができる。そうすると、予めユーザ毎に設定された制限枚数を超える画像形成が要求された場合であっても、制限枚数の範囲内でユーザが優先して形成する画像を選択し、画像形成をすることができる。したがって、ユーザ毎の用紙管理やTCO削減を適切に行うことができる。また、ユーザの要求に応じた画像形成が可能となる。その結果、このような画像形成装置は、枚数制限を適切に管理することができ、かつ、利便性を向上することができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機10に適用した場合のデジタル複合機10の構成を示すブロック図である。図1を参照して、デジタル複合機10は、デジタル複合機10全体を制御する制御部11と、画像データ等の書き込みや読出しを行うためのDRAM12と、デジタル複合機10の有する情報を表示する表示画面を含み、デジタル複合機10におけるユーザとのインターフェースとなる操作部13と、原稿を自動的に所定の原稿読取り位置へ搬送する原稿送り装置14と、原稿送り装置14によって搬送されてきた原稿の画像を所定の読取り位置でスキャナで読取る画像読取り部15と、画像読取り部15で読取られた原稿等からその画像を形成し、用紙に出力する画像形成手段としての画像形成部16と、画像データ等を格納するハードディスク17と、公衆回線20に接続されるFAX通信部18と、ネットワーク21と接続するためのネットワークIF(インターフェース)部19とを備える。
制御部11は、画像読取り部15から与えられる原稿データをDRAM12に圧縮符号化して書き込み、DRAM12に書き込んだデータを読出し、伸張符号化して画像形成部16により出力する。
デジタル複合機10は、画像読取り部15により読取られた原稿を用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、デジタル複合機10は、ネットワークIF部19を通じて、ネットワーク21に接続されたパソコン22から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、プリンターとして作動する。さらに、デジタル複合機10は、FAX通信部18を通じて、公衆回線20から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、また、画像読取り部15により読取られた原稿の画像データを、FAX通信部18を通じて公衆回線20に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。
なお、図1において太線の矢印は画像データの流れを示しており、細線の矢印は制御信号または制御データの流れを示している。
また、デジタル複合機10には、画像形成部16により形成した画像の枚数をユーザ毎に累積する累積手段が設けられている。累積手段は、ユーザの要求によりデジタル複合機10において画像を形成する毎に、その枚数を累積する。累積手段から、デジタル複合機10において形成した画像のユーザ毎の累積枚数を取得することができる。
ここで、デジタル複合機10には、部門管理機能の一つとして、画像を形成して出力する用紙の枚数を部門やユーザ毎に制限する枚数制限機能が設けられている。枚数制限機能とは、予めユーザ毎に設定された制限枚数に上記した累積枚数が達すると、画像形成を中止して出力を行わない等、所定の動作を行う機能である。すなわち、デジタル複合機10は、ユーザ毎に制限枚数を予め設定する設定手段が備えられている。ここでは、ユーザ毎に予め設定する制限枚数を、第一の制限枚数と呼ぶ。
デジタル複合機10は、予めユーザ毎に定められた第一の制限枚数を越えると即時に画像形成を中止する機能、警告のみを行う機能、および次のジョブからの画像形成を中止する機能を有する。次のジョブからの画像形成を中止する機能とは、例えば、第一の制限枚数が1000と規定されている設定において、累積枚数が999であり、要求されるジョブが画像形成枚数5であった場合には、第一の制限枚数である1000を超えて1004枚までの画像形成が可能となる機能である。
また、デジタル複合機10には、上記した第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数が設けられている。所定のカウント枚数には、例えば、第一の制限枚数の90%の枚数等、第一の制限枚数に近い値が挙げられる。このような所定のカウント枚数を契機として、制限枚数内における適切な画像の形成が可能になる。
ここで、デジタル複合機10は、累積手段により累積された累積枚数が、第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数を超えるか否かを判断する判断手段と、累積枚数が所定のカウント枚数を超えたと判断手段が判断すれば、所定のカウント枚数を超えた画像を記憶する記憶手段と、所定のカウント枚数を超えて記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる選択手段とを備える。また、画像形成手段としての画像形成部16は、選択手段により選択された画像を形成する。この場合、デジタル複合機10に備えられるハードディスク17またはDRAM12は、記憶手段として作動する。また、デジタル複合機10は、記憶手段を作動させるか否かを設定する制御手段を備える。
図2は、枚数制限機能を設定する場合の操作部13の表示画面の一例を示す図である。図2を参照して、操作部13の表示画面24には、枚数制限機能を設定する手段として、第一の制限枚数を超えると即時に画像形成を中止する「即時使用禁止」ボタン25aと、ジョブ内において第一の制限枚数を超えた場合に次のジョブからの画像形成を中止する「次ジョブから使用禁止」ボタン25bと、第一の制限枚数を超えた場合にその旨を表示画面に警告する「警告」ボタン25cとが表示される。ユーザによっていずれかのボタン25a〜25cを押下されることにより、いずれかの枚数制限機能が設定される。また、図示はしないが、この画面において、第一の制限枚数や所定のカウント枚数等を設定可能としてもよい。
さらに、ボタン25a〜25cの横には、第一の制限枚数を超過する前において、記憶手段によって、所定のカウント枚数を超えた画像を記憶するか否か、すなわち、例えば、所定のカウント枚数を超えた画像をハードディスク17上に設けられた「文書BOX領域」に書き込んで保存するか否かを設定する設定入力部26aが設けられている。設定入力部26aをONとすることにより、記憶手段が作動する。一方、設定入力部26aをOFFとすれば、記憶手段は作動しない。ここで、設定入力部26aは、記憶手段を作動させるか否かを設定する制御手段として作動する。なお、ここでは、記憶手段が作動し、ハードディスク17上に設けられた「文書BOX領域」に書き込んで記憶することを、「BOX保存」と称する。
次に、上記したデジタル複合機10を用いて原稿を複写する場合について説明する。図3は、デジタル複合機10において原稿を複写する際の制御部11の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、枚数制限機能として、第一の制限枚数に達すれば、即時に画像形成を中止する「即時使用禁止」機能を設定するものとする。また、デジタル複合機10の画像読取り部15において読取ったユーザの画像の累積枚数を960、ジョブにより要求する画像形成の枚数を100、予め定められた第一の制限枚数を1000、第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数を990とする。
図1〜図3を参照して、まず、原稿がセットされ、ユーザのパスワードの入力が検知される(図3において、ステップS11、以下、ステップを省略する)。制御部11は、このパスワードにより、ユーザを識別することができる。次に、識別されたユーザによって予め定められた第一の制限枚数および所定のカウント枚数を取得する。この場合、第一の制限枚数として1000、所定のカウント枚数として990を取得する。
その後、セットされた原稿の画像の読取りを行う(S12)。この場合、原稿送り装置14にセットされた原稿を連続して読取る。次に、読取られた画像を基に画像を形成する。そして形成された画像の枚数を累積し、累積枚数を算出する(S13)。ここでは、画像の読取り前の累積枚数は960であり、形成した画像の枚数が100であるため、累積枚数は、960+100=1060となる。
次に、累積枚数が所定のカウント枚数を超えるか否かを判断する(S14)。ここで、制御部11は、判断手段として作動する。この場合、算出された累積枚数「1060」が、所定のカウント枚数「990」を超えるか否かを判断する。
累積枚数が所定のカウント枚数を超えたと判断すれば(S14において、YES)、次に、制限超過前のBOX保存が有効であるか否かを判断する(S15)。具体的には、図2に示す表示画面24において、設定入力部26aの設定がONであるか、または、OFFであるかを判断する。
設定がONであり、制限超過前のBOX保存が有効であれば(S15において、YES)、所定のカウント枚数を超えた画像について、形成した画像をハードディスク17に記憶し、BOX保存を行う(S16)。ここで、制御部11およびハードディスク17等は、記憶手段として作動する。
次に、所定のカウント枚数を超えてBOX保存された画像を、操作部13の表示画面24に表示する(S17)。図4は、この場合における操作部13の表示画面24の一例を示す図である。図4を参照して、操作部13の表示画面24は、所定のカウント枚数を超えて記憶された画像を表示する画像表示部27と、画像表示部27に表示された画像を選択する画像選択部28a、28b、28cとを含む。また、操作部13は、第一の制限枚数に達するまでの枚数を表示する残枚数表示部29aを含む。ここで、操作部13は、表示手段として作動する。
ユーザは、画像表示部27に表示された画像のうち、残枚数表示部29aを考慮し、優先して出力する画像を画像選択部28a〜28cにより選択する(S18)。具体的には、図4に示すように、優先して出力する画像に対応する画像選択部28a、28cをチェックすることにより選択する。画像選択部28a〜28cにおいて画像を一つ選択する毎に、残枚数表示部29aの残枚数が一つ減少する。ここで、制御部11および操作部13等は、選択手段および通知手段として作動する。
次に、画像選択部28a、28cにより選択された画像について、画像形成部16により画像形成を行う(S19)。この場合、アルファベット「A」の文字を横にした画像、およびアルファベット「C」の文字を横にした画像を形成し、出力する(図4参照)。このようにして、デジタル複合機10により、複写を行う。
このように構成することにより、形成された画像が予めユーザ毎に設定された第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数を超えると判断すれば、所定のカウント枚数を超えた画像について、ハードディスク17に記憶する。そして、記憶された画像のうち、ユーザの要求により選択された画像について、画像形成を行うことができる。そうすると、上記のように、予めユーザ毎に設定された制限枚数を越える画像形成が要求された場合であっても、第一の制限枚数の範囲内で、ユーザが優先して形成する画像を選択し、出力することができる。したがって、ユーザ毎の用紙管理やTCO削減を適切に行うことができる。また、ユーザの要求に応じた画像形成が可能となる。その結果、このようなデジタル複合機10は、適切に制限枚数を管理することができ、かつ、利便性を向上することができる。
また、操作部13の表示画面24において、所定のカウント枚数を超えて記憶された画像を表示する画像表示部27を含むため、ユーザが画像形成を要求する画像を選択する際に、記憶された画像の中から、容易に、かつ、的確に、選択することができる。したがって、操作性を向上することができる。
さらに、第一の制限枚数に達するまでの枚数を通知する表示手段としての残枚数表示部29aを備えるため、第一の制限枚数に達するまでの制限枚数の範囲内において、ユーザの要求に応じた画像形成を適切にすることができる。
また、記憶手段を作動させるか否かを設定する制御手段としての設定入力部26aを備えるため、ユーザの要求に応じて、より適切にデジタル複合機10を管理することができる。
なお、累積枚数が第一の制限枚数を超えないと判断した場合(S14において、NO)には、ジョブにおいて要求された枚数の画像をそのまま形成し、出力する(S22)。また、制限超過前のBOX保存がOFFである場合、すなわち、有効でない場合(S15において、NO)には、従来通り、第一の制限枚数まで画像を形成し、出力する(S20)。その後、第一の制限枚数に達すれば、画像形成を中止する(S21)。
ここで、デジタル複合機10には、上記した第一の制限枚数を超える場合に、さらに画像形成の枚数を制限する枚数制限機能を設けてもよい。すなわち、二段階で制限枚数を設定することにしてもよい。部門やユーザ毎に画像形成装置の出力用紙の枚数を管理する方法として、例えば、ユーザによって要求されるジョブ内においては制限枚数を超過しても画像形成を可能とし、次のジョブからの画像形成を中止する方法がある。この方法によると、制限枚数を超過しても、ユーザによって要求されたジョブ内の画像形成が確保されることになる。そうすると、利便性が良好になる。
しかし、要求したジョブ内において予めユーザ毎に設定した制限枚数を大きく超える場合には、ユーザ毎に枚数制限を設定した意味合いが薄れてしまうことになる。そうすると、画像形成装置の管理を適切に行うことが困難となる。
ここで、第一の制限枚数および第一の制限枚数よりも多い第二の制限枚数によって枚数制限を行うことにより、画像形成装置の管理を適切に行うことが可能となる。ここでは、上述した枚数制限を第一の枚数制限機能とし、さらに行う枚数制限を第二の枚数制限機能とする。第二の枚数制限機能とは、例えば、最終のジョブ、すなわち、予めユーザ毎に定められた第一の枚数制限機能における第一の制限枚数を超えるジョブ内において、画像を形成する枚数が予めユーザ毎に定められた第二の枚数制限機能における第二の制限枚数を超えると、画像形成を中止する等、所定の動作を行う機能である。デジタル複合機10は、ユーザ毎に第一および第二の枚数制限機能を設定することができる。
この場合、設定手段は、第一の制限枚数よりも多い第二の制限枚数を予めユーザ毎に設定する。判断手段は、累積枚数が第二の制限枚数を超えるか否かを判断する。記憶手段は、累積枚数が第二の制限枚数を超えると判断手段が判断すれば、第一の制限枚数を超えた画像を記憶する。選択手段は、第一の制限枚数を超えて記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる。
図2に戻って、ボタン25a〜25cの横には、第一の制限枚数を超過した後において、記憶手段によって第一の制限枚数を超えた画像を記憶するか否かを設定する設定入力部26bが設けられている。設定入力部26bをONとすることにより、記憶手段が作動する。一方、設定入力部26bをOFFとすれば、記憶手段は作動しない。ここで、設定入力部26bは、記憶手段を作動させるか否かを設定する制御手段として作動する。
次に、この場合における上記したデジタル複合機10において原稿を複写する場合について説明する。図5は、この場合における制御部11の動作を示すフローチャートであり、図3に対応する。なお、ここでは、第一の枚数制限機能として、次のジョブからの画像形成を中止する「次ジョブから使用禁止」機能を設定するものとする。また、デジタル複合機10に設定されたユーザ毎の第一の制限枚数等については、上記と同様の設定とし、第一の制限枚数よりも多い予め定められた第二の制限枚数を1050とする。
図1〜図5を参照して、上記と同様、まず、原稿がセットされ、ユーザのパスワードの入力が検知される(図5において、ステップS31、以下、ステップを省略する)。その後、セットされた原稿の画像の読取りを行う(S32)。この場合、原稿送り装置14にセットされた原稿を連続して読取る。次に、読取られた画像を基に画像を形成する。そして、形成された画像の枚数を累積し、累積枚数を算出する(S33)。ここでは、上記と同様、累積枚数は、960+100=1060となる。
次に、累積枚数が第一の制限枚数を超えるか否かを判断する(S34)。ここで、制御部11は、判断手段として作動する。この場合、算出された累積枚数「1060」が、第二の制限枚数「1050」を超えるか否かを判断する。
累積枚数が第二の制限枚数を越えると判断すれば(S34において、YES)、次に、制限超過後のBOX保存が有効であるか否かを判断する(S35)。具体的には、図2に示す表示画面24において、設定入力部26bにより入力された設定がONであるか、または、OFFであるかを判断する。
設定がONであり、制限超過後のBOX保存が有効であれば(S35において、YES)、第一の制限枚数を超えた画像について、形成した画像をハードディスク17に記憶し、BOX保存を行う(S36)。ここで、制御部11は、記憶手段として作動する。
次に、第一の制限枚数を超えてBOX保存された画像を、操作部13の表示画面24に表示する(S37)。図6は、この場合における操作部13の表示画面24の一例を示す図であり、図4に対応する。図6を参照して、操作部13は、第一の制限枚数を超えて記憶された画像を表示する画像表示部27と、画像表示部27に表示された画像を選択する画像選択部28d、28e、28fとを含む。また、操作部13は、第一の制限枚数を超過した後の枚数を表示する残枚数表示部29bを含む。ここで、操作部13は、表示手段として作動する。
ユーザは、画像表示部27に表示された画像のうち、残枚数表示部29bを考慮し、優先して出力する画像を画像選択部28d〜28fにより選択する(S38)。画像選択部28d〜28fにおいて画像を一つ選択する毎に、残枚数表示部29bの残枚数が一つ増加する。ここで、制御部11および操作部13等は、選択手段および通知手段として作動する。
次に、画像選択部28d〜28fにより選択された画像について、画像形成部16により画像を形成し、出力する(S39)。このようにして、デジタル複合機10により、複写を行う。
こうすることにより、ユーザ毎に設定された第一および第二の制限枚数により、二段階で制限枚数を設けた場合にも、ユーザの要求により選択された画像について、画像形成を行うことができる。したがって、このような場合においても、ユーザ毎の用紙管理やTCO削減を適切に行うことができ、画像形成装置を適切に管理することができる。
また、累積枚数が第二の制限枚数を超えないと判断した場合(S34において、NO)には、ジョブにおいて要求された枚数の画像をそのまま形成し、出力する(S42)。また、制限超過後のBOX保存がOFFである場合、すなわち、有効でない場合(S35において、NO)には、第二の制限枚数まで画像を形成し、出力する(S40)。その後、第二の制限枚数に達すれば、画像形成を中止する(S41)。
なお、上記の実施の形態においては、記憶された画像を操作部13に表示したが、これに限らず、記憶された画像に対応する数字やファイル名を割り振り、この数字やファイル名により、画像形成を要求する画像を選択させることにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、第一の制限枚数に達するまでの枚数または第一の制限枚数に達した後の枚数を残枚数表示部29a、29bにより表示することにしたが、これに限らず、第一の制限枚数に達するまでの枚数または第一の制限枚数に達した後の枚数を音声等により通知することにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、記憶手段を作動させるか否かの設定を、表示画面24上において、ユーザに設定させることにしたが、これに限らず、例えば、デジタル複合機10を使用するユーザに応じて、自動的に設定することが可能とするよう構成してもよい。
また、上記の実施の形態においては、デジタル複合機10によって複写する場合について説明したが、これに限らず、デジタル複合機10によるプリンター機能、FAX機能、スキャナ機能等を使用する場合についても適用される。この場合、用紙以外への出力についても、上記構成を適用することができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
10 デジタル複合機、11 制御部、12 DRAM、13 操作部、14 原稿送り装置、15 画像読取り部、16 画像形成部、17 ハードディスク、18 FAX通信部、19 ネットワークIF部、20 公衆回線、21 ネットワーク、22 パソコン、24 表示画面、25a,25b,25c ボタン、26a,26b 設定入力部、27 画像表示部、28a,28b,28c,28d,28e,28f 画像選択部、29a,29b 残枚数表示部。
Claims (5)
- 画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された前記画像の枚数をユーザ毎に累積する累積手段と、
前記ユーザ毎に第一の制限枚数を予め設定する設定手段と、
前記累積手段により累積された累積枚数が、前記設定手段により前記ユーザ毎に予め設定された前記第一の制限枚数よりも少ない所定のカウント枚数を超えるか否かを判断する判断手段と、
前記累積枚数が前記所定のカウント枚数を超えたと前記判断手段が判断すれば、前記所定のカウント枚数を超えた画像を記憶する記憶手段と、
前記所定のカウント枚数を超えて前記記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる選択手段とを備え、
前記画像形成手段は、前記選択手段により選択された画像を形成する、画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記第一の制限枚数よりも多い第二の制限枚数を予めユーザ毎に設定し、
前記判断手段は、前記累積枚数が前記第二の制限枚数を超えるか否かを判断し、
前記記憶手段は、前記累積枚数が前記第二の制限枚数を超えると前記判断手段が判断すれば、前記第一の制限枚数を超えた画像を記憶し、
前記選択手段は、前記第一の制限枚数を超えて前記記憶手段により記憶された画像のうち、画像形成を要求する画像を選択させる、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記選択手段は、前記記憶手段により記憶された画像を表示する表示手段を含む、請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記第一の制限枚数に達するまでの枚数または前記第一の制限枚数に達した後の枚数を通知する通知手段を備える、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段を作動させるか否かを設定する制御手段を備える、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012187724A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-10-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム |
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2007
- 2007-01-29 JP JP2007017470A patent/JP2008187326A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012187724A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-10-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム |
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