JP6150577B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式によって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等のインライン方式のカラー画像形成装置に関する。
従来から電子写真方式の画像形成装置として、中間転写ベルトを使用したインライン方式の画像形成装置が知られている。インライン方式のカラー画像形成装置は、複数の感光ドラムに対し複数の光学装置により光ビームをそれぞれ独立に走査し、複数の現像装置により4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)のトナー像をそれぞれ形成する。各色のトナー像は、感光ドラムから一次転写されることで中間転写ベルト上に重ね合わせられて、その後、転写材Pへ一括して転写される。転写材Pは、その後、定着装置によって定着され、フルカラー画像が形成される。
中間転写ベルトを使用したインライン方式では、4つの感光ドラムと中間転写ベルトを駆動する必要がある。その際、それぞれ別駆動にすると5つの駆動源が必要となり、5つの駆動源を設けるための空間が必要となる。近年、装置小型化の観点から駆動源の共通化が進められており、駆動源の数が一番少なくなるのは、1つの駆動源で4つの感光ドラムと中間転写ベルトを駆動する場合である。しかしながら、1つの駆動源にしてしまうと、単色で印刷を行うモノクロモードでも、画像形成に寄与しないY、M、Cの感光ドラムが駆動されることとなる。この場合、Y、M、Cの感光ドラムは、必要のない回転を行うこととなり、感光ドラムの寿命の観点から好ましくない。よって、感光ドラムの寿命も考慮した場合、Y、M、Cの感光ドラムを1つの駆動源Cで駆動し、ブラック用の感光ドラムと中間転写ベルトをもう1つの駆動源Kで駆動するようにするのが最適となる。
また、装置小型化の観点から、中間転写ベルトユニットの小型化も進められており、中間転写ベルトの支持ローラ径も小径化していく傾向にある。中間転写ベルトは複数の支持ローラに張架されているので、支持ローラに接触している部分で巻ぐせが生じてしまうことがある。ここで、巻ぐせとは、中間転写ベルトに、中間転写ベルトを支持するローラの外周に沿った変形が生じ、その変形がくせとして残ってしまうことである。小径ローラではローラの曲率が大きくなるため、大径のローラに比べて中間転写ベルトの巻ぐせがより発生しやすくなる。中間転写ベルトの巻ぐせは、長期間停止状態のままで放置された場合に発生しやすい。中でも、変形の度合いが大きい巻ぐせが発生した箇所では、転写材上に形成された画像に濃淡ムラが生じてしまう。そこで、画像形成装置が長期間停止状態のままで放置された場合には、中間転写ベルトの巻ぐせ軽減シーケンスを実行し、巻ぐせを軽減させる方法が考案されている。例えば、特許文献1では、一次転写ニップ部や二次転写ニップ部に、中間転写ベルトの巻ぐせ部分を挿通させて、巻ぐせを軽減させている。
特開2006−53259号公報
本願の発明者らが検討した結果、中間転写ベルトに巻ぐせが発生した場合でも、巻ぐせを延す方向に中間転写ベルトを引っ張るような力を与えると、巻ぐせの度合い(以下、巻ぐせレベルという)は軽減されることが判った。即ち、巻ぐせ軽減シーケンスとして、中間転写ベルトを回転させて、巻ぐせが発生した支持ローラ部分から、支持ローラ間の位置に移動させれば、巻ぐせレベルは軽減されるという結果を得た。
しかしながら、上述したような駆動源の共通化がなされている場合、中間転写ベルトを回転させると、ブラック用の感光ドラムも回転してしまう。ここで、インライン方式の画像形成装置では、複数の感光ドラムを用いるため、各感光ドラムを駆動するギアの偏心やモータの回転むらに起因して、周期的に変動する色ずれ(AC成分の色ずれ)が発生しやすい。そこで、画像形成装置では、色ずれを低減できるように、予め各感光ドラムの回転位相の関係を調整しておき、画像形成動作を行うことが一般的である。しかしながら、巻ぐせを改善しようと中間転写ベルトを駆動させると、ブラック用の感光ドラムも駆動され、予め調整しておいた回転位相の関係が変化してしまい、色ずれが増大してしまう。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、中間転写ベルトを移動させることで巻ぐせを防止しつつ、中間転写ベルトを移動させた際の感光ドラムの位相ずれによる色ずれを抑制することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)複数の像担持体と、前記複数の像担持体上に画像を形成する画像形成手段と、複数の支持ローラに張架され、前記像担持体に形成された画像を転写するためのベルトと、前記複数の像担持体のうち一の像担持体と前記ベルトを駆動する第一のモータと、前記一の像担持体を除く他の像担持体を駆動する第二のモータと、前記一の像担持体の回転位相を検知する第一の検知手段と、前記他の像担持体の回転位相を検知する第二の検知手段と、前記第一の検知手段により検知した前記一の像担持体の回転位相と、前記第二の検知手段により検知した前記他の像担持体の回転位相とに基づいて、前記一の像担持体と前記他の像担持体の回転位相が所定の位相関係となるように前記第一のモータ又は前記第二のモータの回転を制御し位相調整を行う制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記制御手段は、前記支持ローラにおいて前記ベルトに発生した巻ぐせ部分を、前記支持ローラと接する第一の位置から前記支持ローラと接しない第二の位置に移動させるように前記第一のモータを駆動させ、前記ベルトが前記第二の位置に移動した状態で所定時間停止するように前記第一のモータを停止させ、前記ベルトが前記第二の位置に移動した状態における前記一の像担持体の回転位相に応じて、前記一の像担持体と前記他の像担持体の回転位相が所定の位相関係となるように前記第一のモータ又は前記第二のモータを駆動させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、中間転写ベルトを移動させることで巻ぐせを防止しつつ、中間転写ベルトを移動させた際の感光ドラムの位相ずれによる色ずれを抑制することができる。
実施例1のカラー画像形成装置の全体構成を示す縦断面説明図 実施例1のDCブラシレスモータの駆動回路図 実施例1のDCブラシレスモータの駆動制御を説明する図 実施例1の感光ドラムの回転位相検知機構及びDCブラシレスモータの駆動制御を説明する図 実施例1の感光ドラムの駆動構成及び感光ドラムの回転位相検知方法を説明する図 実施例1の感光ドラムの位相調整方法を説明する図 実施例1の巻ぐせレベルの変化を示すグラフ、中間転写ベルトの巻ぐせ高さの測定方法を説明する図 実施例1の巻ぐせ改善シーケンスを説明するフローチャート 実施例1の位相差と色ずれ量の関係を示すグラフ 実施例2のカラー画像形成装置の全体構成を示す縦断面説明図 実施例2の巻ぐせ改善シーケンスを説明するフローチャート
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
[画像形成装置]
図1に示すカラーの画像形成装置(以下、本体と称す)は、本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ5y、5m、5c、5kを備えている。これら4個のプロセスカートリッジ5y、5m、5c、5kは、同一構造であるが、異なる色、即ち、Y、M、C、Kのトナーによる画像を形成する点で相違している。尚、yはイエロー(Y)、mはマゼンタ(M)、cはシアン(C)、kはブラック(K)を表し、以下、必要な場合を除き、省略する。各プロセスカートリッジ5は、それぞれトナー容器23、像担持体である感光ドラム1、帯電ローラ2、現像ローラ3、ドラムクリーニングブレード4、及び廃トナー容器24を有している。
プロセスカートリッジ5の下方には、レーザユニット7が配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1に対して行う。感光ドラム1は、帯電ローラ2によって所定の負極性の電位に帯電された後、入力された画像信号に基づき、レーザユニット7によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ローラ3によって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれY、M、C、Kのトナー像が形成される。尚、帯電ローラ2、現像ローラ3、レーザユニット7が、感光ドラム1上に画像を形成する画像形成手段に相当する。
中間転写ベルトユニット50は、中間転写ベルト8と中間転写ベルト8を支持張架するテンションローラ9、駆動ローラ10、二次転写対向ローラ11から構成される。尚、テンションローラ9、駆動ローラ10、二次転写対向ローラ11を、支持ローラということもある。また、各感光ドラム1y、1m、1c、1kに対向して、中間転写ベルト8の内側に一次転写ローラ6y、6m、6c、6kが配設されており、不図示の電圧印加部により、転写電圧を印加する構成となっている。
感光ドラム1は、例えば直径24mmのアルミニウムシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、図中、時計回り方向に回転駆動される。ドラムクリーニングブレード4は、板状の弾性ゴムで、感光ドラム1に当接され、感光ドラム1の潜像形成、トナー像形成の工程前に、感光ドラム1上(像担持体上)に残っているトナーを除去する。ドラムクリーニングブレード4により除去されたトナーは、廃トナー容器24に回収される。そして、プロセスカートリッジ5の交換とともに廃却される。帯電ローラ2は、ローラ状に形成された導電性ローラで、このローラを感光ドラム1表面に当接させると共に、このローラに電源(不図示)によって、負極性で且つ放電開始電圧以上の所定の帯電電圧を印加する。これにより、感光ドラム1表面を一様に負極性に帯電させる。
レーザユニット7は、不図示の駆動回路によって画像信号に応じたレーザ光が点灯制御され、帯電済みの感光ドラム1の表面を選択的に露光し、静電潜像を形成する。画像解像度は600dpiであり、約42.2μm毎にレーザ光がスキャンされつつ、約42.2μm毎に点灯制御される。現像装置は、それぞれ中間転写ベルト8の回転方向の上流側(図1の左側)から順にY、M、C、Kの各色のトナーをそれぞれ収納したトナー容器23と、現像ローラ3とから構成される。トナー容器23から現像ローラ3にトナーが搬送され、現像ローラ3に付着したトナーは摺擦により、一様な極性(ここでは負極性)に帯電される。その状態で、現像ローラ3に、感光ドラム1の表面電位より絶対値が小さく、且つ負極性である現像電圧を印加することにより、静電潜像のみにトナーを付着させることが可能となり、トナー像として画像が顕在化されることになる。
一次転写ローラ6は、ローラ状に形成された導電性ローラである。例えば、ステンレス鋼などの金属からなるφ6シャフトの周囲にφ14となるよう発泡性弾性ローラが構成されたものである。発泡性弾性ローラは、1×10〜1×10Ωの抵抗を有している。一次転写ローラ6は、中間転写ベルト8を挟んで感光ドラム1に加圧され、不図示の電源より正極性の一次転写電圧が印加される。これにより、感光ドラム1上のトナー像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、中間転写ベルト8上に転写させる。
中間転写ベルト8は、厚さ50〜150μm程度の無端の樹脂フィルムで構成されている。材質としては、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン重合体(PTFE)、ポリイミド、ポリアミド等が用いられる。本実施例の中間転写ベルト8は、カーボンブラックにより抵抗調整されたPENからなり、1×10〜1×1014Ω・cmの体積固有抵抗率を持たせている。尚、体積抵抗率は、JIS法K6911に準拠した測定プローブを用い、ADVANTEST社製高抵抗計R2340にて、温度は25℃、相対湿度は50%で、50〜100Vを印加して得た値である。厚さは約70μmで、ヤング率は約1500MPaである。中間転写ベルト8は、テンションローラ9、中間転写ベルト8を回転させる駆動ローラ10、二次転写対向ローラ11で張架されている。テンションローラ9はφ16、駆動ローラ10及び二次転写対向ローラ11はφ20の構成となっている。中間転写ベルト8にテンションを発生させるために、テンションローラ9は、不図示のテンションバネによって加圧されている。テンションバネの圧力は約98Nであり、中間転写ベルト8のテンションは約49Nである。
二次転写ローラ12は、ローラ状に形成された導電性ローラである。例えば、ステンレス鋼などの金属からなるφ8シャフトの周囲にφ18となるよう発泡性弾性ローラが構成されたものである。発泡性弾性ローラは1×10〜1×1010Ωの抵抗を有している。二次転写ローラ12は、転写材Pを介して中間転写ベルト8に加圧され、不図示の電源より正極性の二次転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト8上のトナー像を転写材P上に転写させる(二次転写という)。画像形成装置によって画像形成を行う際、装置本体下部に装着したカセット13に収納した転写材Pを、給送ローラ14によって1枚ずつ分離給送すると共に、搬送ローラ対15、16により二次転写部へと搬送する。そして、中間転写ベルト8上に形成されたY、M、C、Kからなるトナー像を、転写材Pに二次転写することで転写材P上にトナー画像を形成する。その後、転写材Pを加熱ローラ18及び加圧ローラ19のローラ対からなる定着装置17を通過させることで熱定着させる。定着されたトナー像が形成された転写材Pは、排紙ローラ対20より装置上部へ排出される。二次転写時に中間転写ベルト8上に残留したトナーは、クリーニングブレード21によって除去される。除去されたトナーは、トナー回収容器22へと回収される。
制御基板80は、本体の制御を行うための電気回路が搭載された制御基板であり、制御基板80にはCPU40及びメモリ401が搭載されている。CPU40は、転写材Pの搬送にかかる駆動源(不図示)やプロセスカートリッジの駆動源(不図示)の制御、画像形成動作に関する制御、更には故障検知に関する制御など、本体の動作を一括して制御している。メモリ401には、各種状態が記憶される。
[DCブラシレスモータ]
次に感光ドラム1の駆動源であるDCブラシレスモータ(以下、モータ39とする)について説明する。尚、モータ39は、一例として3相のDCブラシレスモータとする。モータ39は、主に、ロータ部58、モータ駆動回路部41、回転数検出部68から構成される。図2はモータ39の駆動回路構成であり、Y結線されたコイル55〜57とロータ部58(破線で示す)が備えられている。更に、ロータ部58の位置検出手段としてホール素子59〜61を備えており、ホール素子59〜61は磁界を検知することにより、半導体片の両端に電圧が表れる素子であり、ロータ部58の位置検出が可能となる。ホール素子59の出力はアンプ62のHU端子に出力され、ホール素子60の出力はアンプ62のHV端子に出力され、ホール素子61の出力はアンプ62のHW端子に出力される。そして、アンプ62は、入力された信号を増幅し、モータ駆動制御回路42に出力する。
また、モータ39のモータ駆動回路部41は、モータ駆動制御回路42とハイ側の電界効果トランジスタ(以下、単にFETとする)43〜45と、ロー側のFET46〜48を備えている。そして、FET43〜48は、それぞれがコイルの両端であるU、V、Wに接続されており、モータ駆動制御回路42のFET1〜FET6端子から出力される相切り替え信号に従って、オン/オフ制御され、順次励磁する相を切り替えてロータ部58を回転させる。また、モータ駆動制御回路42は、CPU40の出力端子からの駆動信号、及び、ホール素子59〜61から発生するロータ部58の位置信号を検出することにより、相切り替え信号を生成する。尚、ロータ部58の位置信号とは、ホール素子59〜61からアンプ62を介してモータ駆動制御回路42に出力される信号である。
相切り替えに関するモータ39の回転に関しては、各相(U、V、W)の電位を、図3(a)に示す順序で切り替えることにより、各相が順次励磁され、モータ39が回転する原理となっている。例えば、丸文字数字1に示す場合、モータ駆動制御回路42は、FET1端子、FET2端子及びFET6端子から相切り替え信号を出力することにより、FET43、FET44及びFET48をオン状態とする。また、モータ駆動制御回路42は、FET3端子、FET4端子及びFET5端子から相切り替え信号を出力することにより、FET45、FET46及びFET47をオフ状態とする。これにより、丸文字数字1に示すように、U相がハイレベル(Hと図示)、V相がハイレベル(Hと図示)、W相がローレベル(Lと図示)となる。
(回転数検出部)
回転数検出部68については図3(b)〜図3(d)を用いて説明する。図3(b)において、FGパターン90は、モータ39のプリント基板(不図示)上に形成された矩形波状のパターンである。ロータ部58の内面に取り付けられた複数極からなるFGマグネット91がFGパターン90の上を回転し、各々のFGパターン90上では、図3(c)に示すように、FGマグネット91が移動することによって、S極とN極が交互に移動していく状態となる。このとき、図3(c)のFGパターン90に発生する誘起電圧は、図3(d)(i)に示すように、正弦波となり、図2中の回転数検出部68に出力される。ここで、回転数検出部68は、ヒステリシス特性を有するコンパレータ(不図示)で構成されている。回転数検出部68は、FGパターン90に発生した誘起電圧(図3(d)(i))を図3(d)(ii)に示すパルス信号(以下、FG信号という)に変換し、CPU40に出力する。そして、CPU40は、回転数検出部68から出力されたFG信号(図3(d)(ii))の周期を監視し、FG信号(図3(d)(ii))の周期が所望の周期になるように、速度指令(加速又は減速)をモータ39に出力する。これにより、CPU40は、モータ39の回転速度のフィードバック制御を可能としている。
図4(a)は、モータ39と感光ドラム1及び感光ドラム1の回転位相検知機構を示したものである。ギア70は感光ドラム1と一体に回転し、感光ドラム1を駆動する。ギア70にはフラグ71が設けられ、感光ドラム1の回転に伴って、フラグ71がフォトセンサ64の光路を遮るように構成する。これにより、感光ドラム1が1回転するごとに、フォトセンサ64から信号が出力される。また、モータ39の出力軸には、ギア72が設けられており、ギア72とギア70が噛み合うことで、モータ39の駆動を、感光ドラム1に伝達している。
[回転速度制御に関する制御ブロック図]
図4(b)は、モータ39の回転速度制御に関する制御ブロック図である。ここで、CPU40は、速度制御を行うために、例えばメモリ401に予め記憶されている回転速度目標値(図4(b)の速度指令)と回転速度情報を比較し、速度誤差情報を得る。また、CPU40は、位置制御を行うために、例えばメモリ401に予め記憶されている位置目標値(図4(b)の位置指令)と、回転速度情報を積分したロータ部58の位置情報とを比較し、位置誤差情報を得る。CPU40は、この速度誤差情報と位置誤差情報からモータ操作量を演算し、駆動信号としての加減速信号をモータ39へ出力する。ロータ部58は、CPU40からモータ39へ入力された加減速信号によって、モータ駆動制御回路42により駆動され、回転する。また、回転数検出部68は、ロータ部58の回転数を検出し、検出したロータ部58の回転数を、回転速度情報として速度制御に用いるため、また、積分して位置情報として位置制御に用いるため、CPU40にフィードバックしている。即ち、回転数検出部68はCPU40にFG信号を出力し、CPU40はFG信号のエッジを検出して、速度制御又は積分して位置制御に用いる。フォトセンサ64の出力は、CPU40による位置制御に使用するホームポジション検知の情報としてCPU40にフィードバックする。また、位置制御には後述する進み量も用いられる。
[本実施例の駆動構成]
次に図5(a)を用いて本実施例における駆動構成について説明する。本実施例では、2つのモータで各感光ドラム1y、1m、1c、1kと中間転写ベルト用の駆動ローラ10を駆動している。図5(a)は、第二のモータであるモータ39C、第一のモータであるモータ39Kに備えられたギア72C、72Kにより、それぞれカラー用の感光ドラム1y、1m、1cとブラック用の感光ドラム1kを駆動している構成を示している。ここで、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cを駆動するギア70Y、70M、70Cの間に設けられているギア73YM、73MCの歯数は、感光ドラム1y、1m、1cを駆動するギア70Y、70M、70Cの歯数に対して整数比となっている。そして、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cの回転位相は、常に同じであるものとする。このようなことから、感光ドラム1y、1m、1c、1kの回転位相を検知するフォトセンサ64も、第二の検知手段であるカラー用のフォトセンサ64C、第一の検知手段であるブラック用のフォトセンサ64Kの2つだけ備えられている。また、本実施例において、各感光ドラム1のフォトセンサ64C、64Kの信号が一致している状態が、AC成分の色ずれを抑制することができる所望の位相関係であるものとする。
[感光ドラムの回転位置検知方法]
次に図5(b)を用いて、本実施例における感光ドラム1の回転位相検知方法について説明する。図5(b)(i)は、感光ドラム1cの回転位相を検知するフォトセンサ64Cの出力信号を示しており、図5(b)(ii)は、感光ドラム1kの回転位相を検知するフォトセンサ64Kの出力信号を示している。図5(b)(iii)は、CPU40の内部で生成されているクロック(内部クロック)を示している。図5(b)において、CPU40は、任意のタイミングでフォトセンサ64による位相検知を開始する(図5(b)中、破線で示す)。CPU40は、フォトセンサ64により位相検知を開始したタイミングから、各感光ドラム1c、1kに相当するフォトセンサ64C、64Kの出力信号の立ち上がりエッジを検知するタイミングまで、内部クロックに同期したカウント動作を開始する。例えば、図5(b)(i)に示すように、CPU40が、位相検知開始からフォトセンサ64Cの出力信号の立ち上がりエッジまでカウントしたカウント値をCcntとする。
また、図5(b)(ii)に示すように、CPU40が、位相検知開始からフォトセンサ64Kの出力信号の立ち上がりエッジまでカウントしたカウント値をKcntとする。CPU40には、感光ドラム1c、1kが1周したときのカウント値Tcntが予め記憶されている。CPU40は、フォトセンサ64C、64Kの出力信号の立ち上がりエッジを検出したときのカウント値に基づいて、感光ドラム1cと感光ドラム1kの相対的な位相ずれ(進み、遅れ)量を検知することができる。例えば、図5(b)においてCcnt>Kcntであった場合、感光ドラム1cを基準とすると、位相のずれ量は、(Ccnt−Kcnt)/(Tcnt)×360[deg]となり、この場合は、ブラック用の感光ドラム1kの位相が進んでいることとなる。逆に、感光ドラム1kを基準とすると、感光ドラム1cの位相が遅れていることとなる。
[感光ドラムの位相調整方法]
次に、図6を用いて本実施例における感光ドラム1の位相調整方法について説明する。図6(a)は、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cの周速度(mm/sec)とフォトセンサ64Cの出力信号の関係を示しており、図6(b)は、ブラック用の感光ドラム1kの周速度(mm/sec)とフォトセンサ64Kの出力信号の関係を示している。CPU40は、感光ドラム1y、1m、1c、1kの回転を開始してから感光ドラム1y、1m、1c、1kの周速度が定常速度に到達した段階で、図5(b)で説明した回転位相検知を行う。本実施例では、ブラック用の感光ドラム1kの回転位相を基準とする。そして、CPU40は、この回転位相検知結果に基づいて、ブラック用の感光ドラム1kに対して、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cの回転位相の進み量に換算する。そして、CPU40は、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cの回転位相の進み量に換算した結果を、図4(b)で説明した位置誤差情報として、モータ39の速度制御に用いる。その結果、CPU40は、モータ39Cの回転速度を減速させることによって、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cとブラック用の感光ドラム1kの回転位相の調整を行っている。
[巻ぐせ改善処理]
次に、中間転写ベルト8の巻ぐせと、巻ぐせ改善シーケンスについて説明する。中間転写ベルト8は、高温高湿度環境下で長期間放置されると、支持ローラ部分で巻ぐせが発生しやすくなる。ここで、巻ぐせとは、中間転写ベルト8に、中間転写ベルト8を支持するローラの外周に沿った変形が生じ、その変形がくせとして残ってしまうことである。中間転写ベルト8の変形の度合い(以下、巻ぐせレベルという)は、ローラ径にも依存し、ローラ径が小さいほど曲率が大きくなるため、変形の度合いが大きくなる、即ち巻ぐせレベルが大きくなる。本実施例では、上述したように、テンションローラ9の径(φ16)が一番小さいため、テンションローラ9の位置で中間転写ベルト8に発生する巻ぐせレベルが一番大きい。
(高温高湿度環境下で放置された場合)
図7(a)は、室温が35℃、湿度が90%の高温高湿度の環境下(以下、35℃90%RH環境下という)に14日放置した後に、テンションローラ9の位置で発生した巻ぐせが、どのように変化していくかを調べた結果である。図7(a)は、横軸に経過時間(h:時間)、縦軸に巻ぐせ高さ(μm:マイクロメートル)を示している。例えば、夏休み等の長期休暇時に空調が停止された環境で画像形成装置が放置され、休み明けに空調が再稼動された環境を想定している。また、中間転写ベルト8の巻ぐせレベルを評価する方法として、中間転写ベルト8の巻ぐせ高さを測定している。ここで、巻ぐせ高さとは、図7(b)に示すように、支持ローラ位置で発生した中間転写ベルト8の巻ぐせの部分を、支持ローラ間で張架される位置にまで移動させ、巻ぐせがついていない平坦部分からの高さとして測定した値である。巻ぐせ高さの測定は、23℃50%RH環境で実施している。
図7(a)からわかるように、0時間時点では巻ぐせ高さが60μmとなっている。しかし、時間が経過するに従って、中間転写ベルト8に生じた巻ぐせ高さは軽減している。これは、テンションローラ9の位置で発生した中間転写ベルト8の巻ぐせの部分を、支持ローラ間で張架される位置にまで移動させることで、巻ぐせの部分を延す方向に引っ張るような力が加わったためである。図7(a)からもわかるように、0.5時間経過すると、巻ぐせ高さは40μm程度となっている。そこで、実際に、プリント動作を行って、転写材上の巻ぐせによる横スジ状の濃淡ムラの発生レベルを確認した。その結果、中間転写ベルト8の巻ぐせ高さが約50μm(図7(a)中、「巻ぐせOK」と破線で示す)以下であれば、濃淡ムラが転写材上の画像に影響を与えないことがわかった。尚、図7(a)のグラフより、中間転写ベルト8の巻ぐせ高さが約50μm以下となるのは、約0.2時間経過後、即ち、約10分経過後である。
この結果から、画像形成装置が高温高湿度環境下で放置された場合には、中間転写ベルト8の巻ぐせを改善させる動作を実行する必要があり、その方法として、中間転写ベルト8を回転させて、巻ぐせ位置をずらせばよいことがわかる。即ち、画像形成装置の電源オン時に、すぐに中間転写ベルト8を回転させることにより、電源オンから実際にプリント動作が行われるまでの時間程度で、巻ぐせによる濃淡ムラを軽減することができる。
(通常の温湿度環境下で放置された場合)
図7(c)は、23℃50%RH環境下で14日放置した後に、中間転写ベルト8のテンションローラ位置で、どの程度の巻ぐせが発生したかを調べた結果であり、横軸及び縦軸は図7(a)と同様である。図7(c)からも分るように、濃淡ムラが画像形成に影響を与えない発生レベルに対応する中間転写ベルト8の巻ぐせ高さである約50μmよりも、巻ぐせ高さは充分低く、濃淡ムラが発生するレベルではない。よって、通常の温湿度環境下においては、中間転写ベルト8の巻ぐせを改善させるような動作をする必要はない。
中間転写ベルト8において支持ローラ位置で巻ぐせが発生した部分を、支持ローラ間で張架される位置にまで移動させる場合、中間転写ベルト8の巻ぐせを解消させるような引張り力が加わる位置であれば、どこでも巻ぐせは軽減される。しかしながら、駆動モータが中間転写ベルト8とブラック用の感光ドラム1kとで共通化されている場合、中間転写ベルト8を回転させると、ブラック用の感光ドラム1kまで回転してしまう。尚、本実施例では、ブラック用の感光ドラム1kを駆動するモータ39Kが、中間転写ベルト8も駆動させている。そして、ブラック用の感光ドラム1kのみ回転し、その他の感光ドラム1y、1m、1cが回転しない場合、感光ドラムの位相ずれ(位相差ともいう)による色ずれが発生してしまう。そこで、本実施例では、巻ぐせを改善させるために中間転写ベルト8を回転移動させる際、同時に回転してしまうブラック用の感光ドラム1kの回転量を求めるようにする。そして、求めた感光ドラム1kの回転量に基づいて、ブラック用の感光ドラム1kとその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差をメモリ401に記憶し、プリント実行時に位相差を解消した後、画像形成動作である通常プリントシーケンスを実行するようにする。
中間転写ベルト8の巻ぐせが発生しうる状況としては、上述した夏休み等での長期間電源オフとなる状態の他に、中間転写ベルトユニット50が新品と判断される場合がある。新品の中間転写ベルトユニット50を初めて起動させる場合、その本体が輸送時に高温高湿度環境に晒された可能性があるためである。また、中間転写ベルトユニット50が交換可能なパーツである場合、やはり輸送中に高温高湿度環境下に晒された可能性がある。よって、中間転写ベルトユニット50が新品時である場合も、中間転写ベルト8の巻ぐせ改善シーケンスを実行すべきである。全ての場合を簡単に網羅するためには、電源オン時に毎回巻ぐせ改善シーケンスを実行するようにすれば良い。
[巻ぐせ改善シーケンス]
本実施例の巻ぐせ改善シーケンスの流れを図8のフローチャートを用いて説明する。ユーザによって画像形成装置の電源がオンされると、ステップ(以下、Sとする)101でCPU40は、巻ぐせ改善シーケンスを開始させる。S102でCPU40は、中間転写ベルト8を支持ローラ部から移動させるために、中間転写ベルト8を駆動させるモータ39Kを回転させる。上述したように、モータ39Kは、ブラック用の感光ドラム1kも駆動する。このため、モータ39Kにより中間転写ベルト8を駆動させると、ブラック用の感光ドラム1kも一緒に回転する。S103でCPU40は、モータ39Kにより中間転写ベルト8が所定量、移動したか否かを判断する。尚、CPU40は、上述したモータ39Kの回転数検出部68により検出した回転数に基づいて、中間転写ベルト8が所定量移動したか否かを判断する。また、中間転写ベルト8が移動する所定量とは、上述したように、支持ローラの位置で発生した巻ぐせが、支持ローラ間に移動するだけの量である。ただし、ブラック用の感光ドラム1kも一緒に回転してしまい、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差が生じてしまう。このため、位相差が大きくならないように、上述した所定量は、カラー用の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差ができるだけ少なくなる量であることが望ましい。
S103でCPU40は、中間転写ベルト8が所定量移動していないと判断した場合は、S103の処理を繰り返す。一方、S103でCPU40は、中間転写ベルト8が所定量移動したと判断した場合、S104で、モータ39Kを停止させる。これにより、中間転写ベルト8の移動が停止される。その際、ブラック用の感光ドラム1kも所定量回転したところで、回転が停止される。S105でCPU40は、モータ39Kの回転数検出部68により検出したモータ39Kの回転数から、感光ドラム1kの回転角度を求め、感光ドラム1kの回転量を算出する。そして、CPU40は、算出した感光ドラム1kの回転量に基づいて、ブラック用の感光ドラム1kと、駆動されていないその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差を算出し、メモリ401に記憶して、S106で巻ぐせ改善シーケンスを終了する。
S107でCPU40は、ユーザによってプリント実行が要求されたか否か、即ち、プリント開始信号を受信したか否かを判断し、プリント開始信号を受信していないと判断した場合は、S107の処理を繰り返す。一方、S107でCPU40は、プリント開始信号を受信したと判断した場合は、S108の処理に進む。S108でCPU40は、メモリ401に記憶したブラック用の感光ドラム1kと、その他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差の情報(以下、単に位相差情報という)を読み出す。そして、CPU40は、読み出した位相差情報に基づき、モータ39Kによりブラック用の感光ドラム1kを回転させる。ここで、ブラック用の感光ドラム1kを回転させるのは、ブラック用の感光ドラム1kと、その他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差を解消させるためである。
S109でCPU40は、ブラック用の感光ドラム1kとその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差が解消されたか否かを判断し、解消されていない場合はS109の処理を繰り返す。ここで、CPU40は、回転数検出部68により検出したモータ39Kの回転数に基づいてブラック用の感光ドラム1kの回転量を求め、ブラック用の感光ドラム1kとその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差が解消されたか否かを判断する。S109でCPU40は、ブラック用の感光ドラム1kとその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差が解消されたと判断した場合、S110で通常のプリントシーケンスを開始する。
なお、ここではモータ39Kによりブラック用の感光ドラム1kを回転させて位相差を解消する例を説明したが、モータ39Cによりその他の感光ドラム1y、1m、1cを回転させて位相差を解消してもよい。また、位相差を解消するタイミングとして、例えばモータ39Kによりブラック用の感光ドラム1kを回転させて、巻きぐせが改善されるまでの所定時間である待機時間の間に、その他の感光ドラム1y、1m、1cを回転させて位相差を解消することとする。このようにすることによって、巻きぐせを改善する待機時間の後、すぐに画像形成を開始することができるため、ダウンタイムの発生を抑制できる。
[位相差と色ずれ量]
図9は、ブラック用の感光ドラム1kとその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差と色ずれ量の対応を示すグラフである。図9は、横軸にブラック用の感光ドラム1kの位相差(°)を、縦軸に転写材上に形成されたブラックのラインとその他の色のラインとの色ずれ量(μm)を示している。位相差がゼロ(このとき、色ずれ量は0μm)の状態から、少しずつブラック用の感光ドラム1kの位相をずらしていくと、ブラック用の感光ドラム1kとその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差が大きくなり、それに応じて色ずれ量も大きくなる。そこで、ブラック用の感光ドラム1kの位相をずらしてプリント動作を行い、転写材上に形成された画像を目視評価した。その結果、色ずれ量が30μm(図9中、実線で図示)以下であれば、転写材上に形成された画像に影響を与えないことがわかったため、色ずれ量が30μm以下の場合を許容範囲内とする。これは、画像形成を行ったカラー画像形成装置の解像度が600dpiであり、最小ライン幅が理想的には42.2μmであるため、色ずれ量が30μm以下であれば、ブラックのラインとその他の色のラインとが必ず重なることになるからであると考えられる。よって、プリント実行時に位相差を解消させる際、ブラック用の感光ドラム1kと他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差Δθをゼロにする必要は無い。即ち、図9に示すように、色ずれ量として許容できる30μm以下となる位相差30°(図9中、実線で図示)以内となった時点で、通常のプリント実行に移行すれば良い。
また、上述したように、位相は進む場合と遅れる場合があるため、位相差Δθが−30°から+30°の範囲内(−30°≦Δθ≦+30°)となればよい。ここで、回転角度の正負について、位相を進める方向の回転を+、位相を遅らせる方向の回転を−としている。
尚、カラー画像形成装置の解像度が1200dpiである場合、最小ライン幅は理想的には21.1μmとなるため、色ずれ量としては、15μm以下であれば、目視評価上は許容範囲内になると考えられる。色ずれ量が15μm以下となる位相差が、図9の関係からmと求められたとすると、許容範囲の下限値は−m°、上限値は+m°となり、位相差Δθは、−m°≦Δθ≦+m°の範囲内にあればよいということになる。このように、許容範囲内となる色ずれ量は、カラー画像形成装置の解像度に応じて決定される。即ち、上述したmの値は、カラー画像形成装置の解像度に応じて決定される。
以上、本実施例によれば、中間転写ベルトを移動させることで巻ぐせを防止しつつ、中間転写ベルトを移動させた際の感光ドラムの位相ずれによる色ずれを抑制することができる。
実施例2について説明する。尚、画像形成装置の構成は実施例1と同様の構成となっているため省略して述べる。
[中間転写ベルトの移動量]
中間転写ベルト8を所定量回転移動させる際、ブラック用の感光ドラム1kがn周(nは自然数)となるようにしておけば、巻ぐせ改善シーケンスを実行しても、ブラック用の感光ドラム1kとその他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差は生じない。よって、メモリ401に位相差を記憶する必要はなくなる。即ち、本実施例の構成では、図8で説明したS105の処理を行う必要がなくなる。また、ユーザによってプリント実行が要求された際、位相差を解消させるためにブラック用の感光ドラム1kを回転させる必要も無くなる。即ち、本実施例の構成では、図8で説明したS108、S109の処理を行う必要がなくなる。
実施例1の図9で説明したように、ブラック用の感光ドラム1kと、その他の感光ドラム1y、1m、1cとの位相差が30°以内であれば、色ずれ量としては許容範囲内であるといえる。このため、図8のS102、S103の処理で、ブラック用の感光ドラム1kが(360×n)°で−30°から+30°の範囲内となるように、モータ39Kによって中間転写ベルト8を回転移動させればよい。即ち、S103の処理における所定量を、回転角度θが、(360×n−30)°≦θ≦(360×n+30)°となるような量とすればよい。尚、実施例1で説明したように、30という値は、カラー画像形成装置の解像度が600dpiの場合の値である。このため、カラー画像形成装置の解像度が他の値の場合には、カラー画像形成装置の解像度に応じて決定される値mを用いることにより、回転角度θは、(360×n−m)°≦θ≦(360×n+m)°の範囲内であるといえる。
尚、回転角度θは、ブラック用の感光ドラム1kの回転角度である。例えば、n=1であれば、回転角度θは、330°≦θ≦390°、n=2であれば、回転角度θは、690°≦θ≦750°等、を満たせばよい。これにより、プリント実行が要求された場合にブラック用の感光ドラム1kを回転させる時間を省略することが可能となる。このため、CPU40がプリント開始信号を受信してから通常プリントシーケンスを開始するまでの時間が延長されることなく、巻ぐせ改善が可能となる。
ここで、巻ぐせ改善シーケンス実行時、感光ドラムの寿命の観点から、ブラック用の感光ドラム1kの回転量は少ない方が望ましい。即ち、(360×n)°のnの値は、なるべく小さい方が良い。そして、−30°から+30°のうち、−30°の方が回転量は少なくなるので、((360×n)−30)°の方が良い。以上のことから、ブラック用の感光ドラム1kの寿命の観点を考慮すると、一番望ましい回転量としては、330°(=(360×1−30)°)となる。尚、あるカラー画像形成装置の解像度に応じて、許容範囲の上限値及び下限値の絶対値がmと決定される場合には、ブラック用の感光ドラム1kの寿命の観点を考慮すると、一番望ましい回転量は(360−m)°となる。
以上、本実施例によれば、中間転写ベルトを移動させることで巻ぐせを防止しつつ、中間転写ベルトを移動させた際の感光ドラムの位相ずれによる色ずれを抑制することができる。また、本実施例によれば、巻ぐせ改善シーケンスを実行しても、通常プリントシーケンスを実行するまでの時間を短縮することができる。更に、本実施例によれば、感光ドラムの寿命を考慮して、巻ぐせ改善シーケンスを実行することができる。
[画像形成装置の構成]
図10は、実施例3のカラー画像形成装置の縦断面説明図である。実施例1の図1と同じ構成には同一の番号を付し、その説明を省略する。実施例1との違いは、中間転写ベルトユニット50が新品かどうかを判断する機構を有する点と、電源オフ状態でも雰囲気の温湿度状態をモニタする機構を有する点である。その他の構成要素及び動作は同様である。図10に示すように、本実施例の画像形成装置は、CPU40によって中間転写ベルトユニット50が新品か否かを判断するための情報が記憶された記憶部であるメモリタグ51と、画像形成装置内の温度及び湿度を検知する温湿度検知装置100とを備えている。尚、温湿度検知装置100は、温湿度を検知するセンサ部と、充電池と、カウンタを有している。
画像形成装置の電源オン時に、毎回巻ぐせ改善シーケンスが実行されると、巻ぐせが発生していない場合でも感光ドラム1kが回転されることになり、感光ドラム1kの寿命の観点からは好ましくない。そこで、本実施例では、画像形成装置本体内に温湿度検知装置100を設け、着脱可能な中間転写ベルトユニット50にはメモリタグ51を設けている。尚、メモリタグ51には、中間転写ベルトユニット50が新品か否かを示す情報が書き込まれているものとする。例えば、CPU40は、中間転写ベルトユニット50が新品か否かを記憶しているメモリタグ51の所定の領域から情報を読み込み、読み込んだ情報がオフであれば新品、オンであれば新品でないと判断するようにする。ここで、メモリタグ51に書き込まれている情報は、新品である場合をオンとしてもよいし、新品である場合を1、新品でない場合を0、又は逆にしてもよく、中間転写ベルトユニット50が新品か否かを判別できる情報であればよい。
CPU40は、中間転写ベルトユニット50が新品であると判断した場合には、必ず巻ぐせ改善シーケンスを実行する。また、CPU40は、中間転写ベルトユニット50が新品であると判断されない場合には、電源オフ時に高温高湿度環境下に所定の時間、晒されたかどうかを判断するようにする。ここで、所定の時間とは、画像形成装置の電源がオフされてから、所定の状態である高温高湿度環境下に置かれて、中間転写ベルト8の支持ローラに接触している部分に巻ぐせが発生する時間である。これにより、中間転写ベルト8の巻ぐせを防止しつつ、感光ドラムの寿命の観点からも、感光ドラム1kの回転を最小限に抑えることが可能となる。温湿度検知装置100は、充電池等で駆動されるよう設計されており、画像形成装置の電源オフ時にセンサ部によって検知した温湿度の変化をモニタできるようになっている。また、温湿度検知装置100は、検知した温度が所定の温度以上、且つ、検知した湿度が所定の湿度以上となった積算時間を計測できるカウンタを有している。
[巻ぐせ改善シーケンスの開始判断処理]
本実施例の巻ぐせ改善シーケンスを実行するかどうかを判断する処理の流れを、図11のフローチャートを用いて説明する。電源がオンされると、S201でCPU40は、巻ぐせ改善シーケンス開始判断シーケンスを実行する。S202でCPU40は、中間転写ベルトユニット50内のメモリタグ51を参照し、参照したメモリタグ51の情報に基づいて、S203で中間転写ベルトユニット50が新品かどうかを判断する。S203でCPU40は、新品であると判断した場合、S204で、実施例1又は実施例2で説明した巻ぐせ改善シーケンスを実行する。S203でCPU40は、中間転写ベルトユニット50は新品ではないと判断した場合、S205の処理に進む。S205でCPU40は、上述した温湿度検知装置100のカウンタを参照し、カウンタの値が所定値以上であるか否か、即ち、電源オフ時に高温高湿度環境下で所定の時間放置されたかどうかを判断する。例えば、本実施例では、画像形成装置の電源がオフされてから、32℃85%以上の環境下で5日間分、晒されたかどうかを判断するようにする。この場合、所定の温度は32℃、所定の湿度は85%、積算時間は5日間分ということになる。
S206でCPU40は、高温高湿度環境下で所定の時間放置されたと判断した場合、S204の処理に進む。即ち、CPU40は、温湿度検知装置100のカウンタを参照して、カウンタの積算時間が5日間分以上であれば、S204の処理に進む。S204でCPU40は、巻ぐせ改善シーケンスを実行する。S206でCPU40は、高温高湿度環境下に所定の時間放置されていなかったと判断した場合、巻ぐせ改善シーケンスは実行せず、S207で巻ぐせ改善シーケンス開始判断シーケンスを終了し、ユーザからのプリント待ちの待機状態となる。尚、本実施例では、中間転写ベルトユニット50が新品か否かを判断した後、画像形成装置の電源オフ時に高温高湿度環境下に所定の時間放置されたか否かを判断したが、これらの処理の順番を逆にしてもよい。
以上、本実施例によれば、中間転写ベルトを移動させることで巻ぐせを防止しつつ、中間転写ベルトを移動させた際の感光ドラムの位相ずれによる色ずれを抑制することができる。更に、本実施例によれば、中間転写ベルト8に巻ぐせが発生したと推測される場合にのみ、巻ぐせ改善シーケンスを実行することで、巻ぐせ改善シーケンスを実行することによる感光ドラム1kの回転数を軽減できる。
[その他の実施例]
尚、上述した実施例では、感光ドラム1kと中間転写ベルト8の駆動源を共通として説明したが、中間転写ベルト8と他の感光ドラム1y、1m、1cのいずれかとが、共通の駆動源としてもよい。そして、中間転写ベルト8の駆動源により駆動される感光ドラムについて、上述した実施例の構成を適用してもよい。
また、上述した実施例では、中間転写ベルト8の巻ぐせに着目した。しかし、転写材Pを搬送する搬送ベルトを備える画像形成装置に、上述した実施例を適用してもよい。転写材Pを搬送する搬送ベルトに巻ぐせが発生すると、転写材Pと搬送ベルトとの吸着性が変化してしまい、濃淡ムラが発生する可能性がある。このため、転写材Pを搬送する搬送ベルトに発生した巻ぐせについて、上述した実施例の構成を適用してもよい。
以上、その他の実施例においても、中間転写ベルト又は搬送ベルトを移動させることで巻ぐせを防止しつつ、中間転写ベルトを移動させた際の感光ドラムの位相ずれによる色ずれを抑制することができる。
1 感光ドラム
8 中間転写ベルト
39 モータ
40 CPU
64 フォトセンサ

Claims (18)

  1. 複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体上に画像を形成する画像形成手段と、
    複数の支持ローラに張架され、前記像担持体に形成された画像を転写するためのベルトと、
    前記複数の像担持体のうち一の像担持体と前記ベルトを駆動する第一のモータと、
    前記一の像担持体を除く他の像担持体を駆動する第二のモータと、
    前記一の像担持体の回転位相を検知する第一の検知手段と、
    前記他の像担持体の回転位相を検知する第二の検知手段と、
    前記第一の検知手段により検知した前記一の像担持体の回転位相と、前記第二の検知手段により検知した前記他の像担持体の回転位相とに基づいて、前記一の像担持体と前記他の像担持体の回転位相が所定の位相関係となるように前記第一のモータ又は前記第二のモータの回転を制御し位相調整を行う制御手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記支持ローラにおいて前記ベルトに発生した巻ぐせ部分を、前記支持ローラと接する第一の位置から前記支持ローラと接しない第二の位置に移動させるように前記第一のモータを駆動させ、前記ベルトが前記第二の位置に移動した状態で所定時間停止するように前記第一のモータを停止させ、前記ベルトが前記第二の位置に移動した状態における前記一の像担持体の回転位相に応じて、前記一の像担持体と前記他の像担持体の回転位相が所定の位相関係となるように前記第一のモータ又は前記第二のモータを駆動させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一の検知手段は、前記ベルトが前記第二の位置に移動した状態における前記第一の像担持体の回転位相を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ベルトを前記第一の位置から前記第二の位置までの所定量移動させたときに、前記第一の検知手段により検知した前記一の像担持体の回転位相に基づいて、前記一の像担持体と前記他の像担持体との位相差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された位相差を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された位相差に基づいて、前記第一のモータ又は前記第二のモータの回転を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記記憶手段により記憶された位相差に基づいて、前記一の像担持体と前記他の像担持体との位相差がゼロとなるよう、前記第一のモータ又は前記第二のモータの回転を制御することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記画像形成装置の解像度に応じて決定される値をmとすると、前記記憶手段により記憶された位相差に基づいて、前記一の像担持体と前記他の像担持体との位相差Δθが−m°≦Δθ≦+m°の範囲内となるよう、前記第一のモータ又は前記第二のモータの回転を制御することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記mの値は、前記解像度が600dpiである場合には、m=30と決定されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第一の位置から前記第二の位置までの所定量とは、前記画像形成装置の解像度に応じて決定される値をmとすると、前記モータにより前記一の像担持体が回転する角度θが、(360×n−m)°≦θ≦(360×n+m)°(nは自然数)の範囲内の角度に相当する量であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記mの値は、前記解像度が600dpiである場合には、m=30と決定されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記角度θは、330°であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記所定量を前記角度θに相当する量とした場合には、前記モータにより前記一の像担持体を回転させることなく画像形成動作を行うことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記第一のモータにより前記ベルトを前記第一の位置から前記第二の位置までの所定量移動させた後、前記ベルトの巻ぐせを軽減するための前記所定時間が経過する前に、前記一の像担持体と前記他の像担持体の回転位相が所定の位相関係となるように前記第二のモータの回転を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記ベルトの巻ぐせを軽減させる処理を行った後、画像形成動作を行う際に、前記一の像担持体と前記他の像担持体の回転位相が所定の位相関係となるように前記第一のモータ又は前記第二のモータの回転を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記画像形成装置の電源がオンした際に、前記ベルトの巻ぐせを軽減させる処理を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記画像形成装置の電源がオンした際に、前記画像形成装置の電源がオフされてから所定の状態で所定の時間放置されたと判断した場合に、前記ベルトの巻ぐせを軽減させる処理を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記画像形成装置内の温度及び湿度を検知する温湿度検知手段を備え、
    前記温湿度検知手段は、検知した温度が所定の温度以上、且つ、検知した湿度が所定の湿度以上となった時間を計測するカウンタを有し、
    前記制御手段は、前記カウンタが所定値以上である場合に、前記ベルトの巻ぐせを軽減させる処理を行うことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記ベルトは、着脱可能であり、前記ベルトが新品か否かの情報を記憶する記憶部を有し、
    前記制御手段は、前記記憶部に記憶された情報に基づき、前記ベルトが新品であると判断した場合に、前記ベルトの巻ぐせを軽減させる処理を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記ベルトは、前記像担持体に形成された画像が転写される中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記ベルトは、前記像担持体に形成された画像が転写される転写材を搬送する搬送ベルトであることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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