JP2008164656A - 画像形成装置 - Google Patents

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優 渡辺
Hideki Ishida
英樹 石田
Atsushi Ishizaki
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Abstract

【課題】濃度補正時における基準画像の検知精度を高めるとともに、連続印刷中における補正時間を短縮可能であり、且つ装置の小型化も可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】基準画像検知ユニット21は矢印AA′方向に移動可能であり、基準画像検知用ローラ25、濃度検知センサ26、ローラクリーナ27を含む構成である。基準画像検知用ローラ25を回転しながら中間転写ベルト8に接触させるとともに転写バイアスを印加することにより、中間転写ベルト8上の基準画像が基準画像検知用ローラ25上に転写される。次に、基準画像検知用ローラ25を中間転写ベルト8から離間させて所定量回転することにより、基準画像を濃度検知センサ26に対向する位置まで移動させる。そして、基準画像検知用ローラ25の回転を停止して濃度検知センサ26により基準画像の濃度を検知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真法を用いた画像形成装置に関し、特にタンデム型カラー画像形成装置における出力画像の濃度調整方法に関するものである。
従来のタンデム型カラー画像形成装置の構成を図12に示す。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図12では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図12において時計回りに回転しながら各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写(一次転写)された後、二次転写ローラ9において用紙P上に一度に転写(二次転写)され、さらに、定着部7において用紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図12において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される用紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラ(現像剤担持体)を備え、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dの現像ローラにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、一次転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のマゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラ10、駆動ローラ11及びテンションローラ20に掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、用紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、中間転写ベルト8とのニップ部(二次転写ニップ部)において用紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された用紙Pは、定着ローラ対13のニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱及び加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。用紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した用紙Pの一部を一旦排出ローラ15から装置外部にまで突出させる。その後、用紙Pは排出ローラ15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により用紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
電子写真プロセスを用いた画像形成装置においては、画像濃度を適正に設定するためのモード(以下、キャリブレーションモードという)が設定されると、トナー担持体上に直接トナーを転写してパッチ画像(基準画像)を形成し、そのトナー量を検出して濃度補正を行う。例えば、図12に示したタンデム型フルカラー画像形成装置の場合、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各画像形成部により中間転写ベルト上に各色の濃度補正用基準画像が形成され、検知手段により基準画像の濃度を検知して濃度補正を行う。また、搬送ベルトに用紙を担持して各画像形成部に順次搬送する直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置の場合は、搬送ベルト上に形成された基準画像の濃度を検知して濃度補正を行う。
画像濃度の調整方法としては、検知された基準画像の濃度に基づいて感光体の帯電電位、現像バイアス電位、或いは露光ユニットによる露光量を調整する方法等が挙げられるが、現像バイアスの特性値を調整する方法が一般的であり、例えば直流バイアスに交流バイアスを重畳した現像バイアスを用いる場合は、直流成分電圧(Vdc)、交流成分のピークツーピーク値(Vpp)、交流波形1周期に対するプラス側波形の時間の割合(Duty比)、周波数(f)のいずれか1つ以上を変化させる。
しかし、基準画像が形成される中間転写ベルト或いは搬送ベルトは誘電体樹脂や弾性体で形成されており、一般に表面の光反射率が小さいためトナー濃度を高感度で検知できなかった。また、クリーニング部材や転写ローラ等の摺擦によりベルト表面の平滑性が全体に又は部分的に低下して、さらに光反射率の低下やばらつきが発生するという問題点もあった。
そこで、ベルトの表面状態の影響を受けることなく、常に正確なトナー濃度検知を行う方法が提案されており、特許文献1には、ベルト表面の残留トナーを除去するクリーニングローラを兼ねた金属製のパッチ検知用ローラを用いて、ベルト表面からパッチ検知用ローラにパッチ画像を転写した後、濃度検知センサで検知する画像形成装置が開示されている。この方法によれば、光反射率が高く表面状態の変化しない金属ローラ表面のパッチ画像の濃度を検知するため、長期間の使用においても高感度の濃度検知が可能となり、濃度補正を精度良く行うことができる。
しかしながら、特許文献1の方法では、パッチ検知用ローラが常にベルト表面に接触して回転しているため、ローラの周方向に形成されたパッチ画像の濃度をローラの回転に合わせて順次検知することとなる。即ち、補正時間はローラの回転速度に依存するため補正時間を短縮することはできなかった。また、連続印刷中に濃度補正を実行する場合には紙間にパッチ画像を形成することとなるが、複数の階調、或いは複数色のパッチ画像を形成するためは紙間を長くする必要があり、印刷効率が低下するという問題点もあった。さらに、多数のパッチ画像を形成する場合はパッチ検知用ローラの径が大きくなり、装置の小型化、省スペース化の妨げとなってしまう。
特開2003−241471号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、濃度補正時における基準画像の検知精度を高めるとともに、連続印刷中における補正時間を短縮可能であり、且つ装置の小型化も可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体と現像装置とを含む複数の画像形成部と、各像担持体上に現像されたトナー像が順次積層される中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に積層されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記中間転写ベルト上に形成された基準画像のトナー付着量に基づいて画像濃度の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置において、前記中間転写ベルトに対し接触及び離間する基準画像検知用ローラと、該基準画像検知用ローラに対向配置され前記基準画像検知用ローラの軸方向に往復移動可能な濃度検出手段とが設けられており、前記制御手段は、前記基準画像検知用ローラを回転しながら前記中間転写ベルトに接触させて前記中間転写ベルト上に形成された基準画像を転写した後、前記基準画像検知用ローラを前記中間転写ベルトから離間して回転を停止し、前記基準画像検知用ローラ上に転写された基準画像を前記濃度検出手段により軸方向に走査してトナー付着量を検知することを特徴としている。
また本発明は、像担持体と現像装置とを含む複数の画像形成部と、該画像形成部に記録媒体を順次搬送する搬送ベルトと、各像担持体上に現像されたトナー像を記録媒体上若しくは前記搬送ベルト上に転写する転写手段と、前記搬送ベルト上に形成された基準画像のトナー付着量に基づいて画像濃度の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置において、前記搬送ベルトに対し接触及び離間する基準画像検知用ローラと、該基準画像検知用ローラに対向配置され前記基準画像検知用ローラの軸方向に往復移動可能な濃度検出手段とが設けられており、前記制御手段は、前記基準画像検知用ローラを回転しながら前記搬送ベルトに接触させて前記搬送ベルト上に形成された基準画像を転写した後、前記基準画像検知用ローラを前記搬送ベルトから離間して回転を停止し、前記基準画像検知用ローラ上に転写された基準画像を前記濃度検出手段により軸方向に走査してトナー付着量を検知することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記基準画像検知用ローラは、前記濃度検出手段により基準画像のトナー付着量が検知された後、前記中間転写ベルト若しくは前記搬送ベルトに対し回転しながら接触して基準画像をベルト表面に再転写することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記基準画像は、連続画像形成中は紙間において形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記基準画像は、前記濃度検出手段の主走査方向に階調を有する複数のパッチ画像であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、複数色の前記基準画像を、前記基準画像検知用ローラの回転方向において隣接するように配列したことを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、基準画像の下地として表面性に優れた基準画像検知用ローラを使用するため、中間転写ベルトの表面性に関係なく基準画像の濃度検知が長期間に亘って感度良く且つ安定して行われ、濃度補正精度を高いレベルに維持することができる。また、基準画像検知用ローラを中間転写ベルトから離間した後、濃度検出手段によって基準画像をローラの軸方向に走査するため、基準画像の濃度検知が迅速に行われ、濃度補正時間も短縮できる。
また、本発明の第2の構成によれば、基準画像の下地として表面性に優れた基準画像検知用ローラを使用するため、搬送ベルトの表面性に関係なく基準画像の濃度検知が長期間に亘って感度良く且つ安定して行われ、濃度補正精度を高いレベルに維持することができる。また、基準画像検知用ローラを搬送ベルトから離間した後、濃度検出手段によって基準画像をローラの軸方向に走査するため、基準画像の濃度検知が迅速に行われ、濃度補正時間も短縮できる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、基準画像のトナー付着量を検知した後、基準画像検知用ローラを中間転写ベルト若しくは搬送ベルトに対し回転しながら接触させて基準画像をベルト表面に再転写することにより、基準画像検知用ローラから基準画像を除去する手段や除去された廃トナーを搬送する手段を設ける必要がなくなる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の画像形成装置において、連続画像形成中に濃度補正が実行された場合は基準画像が紙間に形成されることにより、連続印刷を中断することなく濃度補正を行い、補正結果を直ちにフィードバックすることができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、基準画像を濃度検出手段の主走査方向に階調を有する複数のパッチ画像で構成することにより、濃度検出手段による1回の走査で各階調のパッチ画像のトナー付着量を検知可能となり、各階調でのトナー付着量を考慮した精度の高い濃度補正を迅速に行うことができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第5の構成の画像形成装置において、複数色の基準画像を基準画像検知用ローラの回転方向に隣接するように配列することにより、基準画像をベルト進行方向においてコンパクトに形成することができ、印刷速度を落として紙間を広げ、基準画像の形成スペースを確保する必要がなくなる。また、基準画像が基準画像検知用ローラ上に転写されたときローラの周方向においてもコンパクトとなるため、基準画像検知用ローラの小径化が可能となり、装置の省スペース化にも寄与する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の構成を示す側面断面図である。従来例の図12と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、中間転写ベルト8に沿って配置された感光体ドラム1a〜1dのうち最下流側に配置された感光体ドラム1dよりも下流側、且つ二次転写ローラ9よりも上流側に、中間転写ベルト8上に形成された基準画像を分離して検知する基準画像検知ユニット21と、基準画像を基準画像検知ユニット21内の基準画像検知用ローラ25(図2参照)上に転写する基準画像転写ローラ23とが配置されている。また、ブレード状のベルトクリーナに代えてローラ状のベルトクリーナ19が従動ローラ10に対向配置されている。他の部分の構成、及び画像形成プロセスについては従来例の図12と同様であるため説明を省略する。
図2は、第1実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の中間転写ベルト周辺の構成を示す側面断面図であり、図3(a)は、基準画像検知ユニットの拡大断面図、図3(b)は、基準画像検知用ローラと濃度検知センサとの配置関係を図3(a)の矢印B方向から見た側面図である。基準画像検知ユニット21は、図2の矢印AA′方向に移動可能であり、中間転写ベルト8上の基準画像が転写される基準画像検知用ローラ25と、基準画像検知用ローラ25に対向配置される濃度検知センサ26と、基準画像検知用ローラ25の回転方向において濃度検知センサ26の下流側に配置されるローラクリーナ27とを含む構成である。なお、図2では帯電器2a〜2d、クリーニング部5a〜5dは記載を省略している。
図3(a)に示すように、基準画像検知用ローラ25は一部が基準画像検知ユニット21のハウジングから露出しており、基準画像検知ユニット21を矢印A方向に移動させ、トナーと逆極性の転写バイアスが印加された基準画像検知用ローラ25を矢印方向に回転しながら中間転写ベルト8に接触させることにより、中間転写ベルト8上の基準画像が基準画像検知用ローラ25上に転写される。
そして、基準画像が転写された基準画像検知用ローラ25を中間転写ベルト8から離間しながら更に所定量(図3(a)では半回転)回転させることにより、基準画像は濃度検知センサ26に対向する位置まで移動する。ここで、基準画像検知用ローラ25の回転を停止して濃度検知センサ26により基準画像の濃度を検知する。図3(b)に示すように、濃度検知センサ26はセンサ駆動モータ35(図4参照)によりセンサスライダ29に沿ってスライド可能となっており、基準画像検知用ローラ25の軸方向(図の矢印方向)に移動(走査)しながら基準画像検知用ローラ25上の基準画像の濃度を検知する。
濃度検知センサ26は、基準画像検知用ローラ25上に転写された基準画像に測定光を照射し、基準画像からの反射光量を検出する。検出結果は受光出力信号として後述する制御部32に送信される。濃度検知センサ26としては、一般にLED等から成る発光素子と、フォトダイオード等から成る受光素子を備えた光学センサが用いられる。基準画像検知用ローラ25上の基準画像の濃度を測定する際は、発光素子から基準画像に対し測定光を射出すると、測定光はトナーによって反射される光、及びローラ表面によって反射される光として受光素子に入射する。
トナーの付着量が多い場合には、ローラ表面への光の入射がトナーによって遮光されるので、ローラ表面からの反射光も少なくなって受光素子の受光量が減少する。一方、トナーの付着量が少ない場合には、逆にローラ表面からの反射光が多くなる結果、受光素子の受光量が増大する。従って、受光した反射光量に基づく受光信号の出力値により各色の基準画像の濃度を検知し、予め定められた標準濃度と比較して、感光体の帯電電位、現像バイアスの特性値、或いは露光ユニットによる露光量等を調整することにより、各色について濃度補正が行われる。
基準画像検知用ローラ25は、長期間に亘ってトナー濃度を高感度で検知するために、表面性が変化せず、且つ表面の反射率が大きいものが好ましい。例えば、表面が平滑化された金属製のローラや、中間転写ベルト8側への転写バイアスのリークを防ぐために金属ローラの表面に高抵抗塗料をコーティングしたものが好適に用いられる。
濃度検知センサ26を往復移動する駆動機構としては、ピニオンギヤとラック、或いは駆動ワイヤとプーリを用いたスライド機構等の、従来公知の種々の構成を用いることができる。センサ駆動モータ35としては、パルス制御により濃度検知センサ26の位置を正確に検知可能なステッピングモータを用いることが好ましい。なお、濃度検知センサ26の位置を検知する位置検知センサを別途設けても良い。
濃度検知センサ26による濃度検知が終了した後、基準画像検知用ローラ25は再び矢印方向に回転し、ローラ表面の基準画像がローラクリーナ27により掻き落とされる。掻き落とされたトナーは廃トナーとなって基準画像検知ユニット21内に堆積し、搬送スパイラル28によりユニット外部の廃トナー容器(図示せず)に回収、貯留される。なお、クリーニング部5a〜5d(図1参照)、及びベルトクリーナ19によって各感光体ドラム1a〜1d或いは中間転写ベルト8から除去された廃トナーも同様に廃トナー容器に回収される。
図4は、本発明の画像形成装置の制御経路を示すブロック図である。図1〜図3と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。画像形成装置100は、画像形成部Pa〜Pd、定着部7、中間転写ベルト8、二次転写ローラ9、基準画像検知ユニット21、画像入力部30、AD変換部31、制御部32、記憶部33、操作パネル34、及びユニット駆動モータ37等を含む構成である。
画像入力部30は、画像形成装置100がカラー複写機である場合、複写時に原稿を照明するスキャナランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCD等から構成される画像読取部であり、画像形成装置100が図1に示すようなカラープリンタである場合、パーソナルコンピュータ等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部30より入力された画像信号はAD変換部31においてデジタル信号に変換された後、記憶部33内の画像メモリ40に送出される。
記憶部33は、画像メモリ40、RAM41、及びROM42を備えており、画像メモリ40は、画像入力部30から入力され、AD変換部31においてデジタル変換された画像信号を記憶し、制御部32に送出する。RAM41及びROM42は、制御部32の処理プログラムや処理内容等を記憶する。また、RAM41(或いはROM42)には、濃度検知センサ26の出力値とトナー付着量との関係がトナー付着量データとして記憶されており、トナー付着量から決定されるトナー濃度と、帯電量、現像バイアスの特性値、或いは露光量等の、濃度補正に用いる各パラメータ値とを関連づけて記憶した補正テーブルが格納されている。
なお、濃度補正に用いる各パラメータ値は、制御部32において濃度検知センサ26の出力値を用いてその都度演算しても良いが、制御部32の処理負荷を軽減するために、RAM41(或いはROM42)に予めテーブル化して格納しておくことが好ましい。
操作パネル34は、複数の操作キーから成る操作部と、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)とから構成されており、ユーザが印刷条件等の設定を行う他、例えば画像形成装置100がファクシミリ機能を有する場合は、記憶部33にファクシミリ送信先を登録し、さらに登録された送信先の読み出しや書き換えを行う等の種々の設定にも使用される。
ユニット駆動モータ37は、ギヤ列或いは偏心カム等の駆動力伝達手段を介して基準画像検知ユニット21に駆動力を供給し、基準画像検知ユニット21を図2の矢印AA′方向に往復移動させる。この往復移動により基準画像検知用ローラ25が中間転写ベルト8に対し接触及び離間する。
制御部32は、例えば中央処理装置(CPU)であり、設定されたプログラムに従って画像入力部30、画像形成部Pa〜Pd、定着部7、基準画像検知ユニット21、ユニット駆動モータ35、及び用紙カセット16(図1参照)からの用紙Pの搬送等を全般的に制御するとともに、画像入力部30で読み取られた画像信号を、必要に応じて変倍処理或いは階調処理して画像データに変換する。露光ユニット4は、処理後の画像データに基づいてレーザ光を照射し、感光体ドラム1a〜1d上に潜像を形成する。
さらに制御部32は、操作パネル34のキー操作によりキャリブレーションモードが入力されると、濃度検知センサ26により検出された受光信号を受信し、記憶部33に記憶されたトナー付着量データに基づいてトナー付着量の算出を行う機能、算出されたトナー付着量に基づいて基準画像の濃度を決定し、予め定められた標準濃度と比較して画像形成部Pa〜Pdの画像形成条件のうち少なくとも一つを調整することにより、各色について濃度補正を行う機能を有している。なお、キャリブレーションモードは、装置の電源ON時や所定枚数の画像形成処理が終了した時にも自動的に設定されるようにしてもよい。
図1のようなタンデム型のカラー画像形成装置による画像形成では、画像形成プロセスにより感光体ドラム1a〜1d上に基準画像形成用のトナー像が形成される。形成されたトナー像が一次転写ローラ6a〜6dにより中間転写ベルト8上の所定位置に転写され、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各色の濃度補正用基準画像が形成される。
濃度補正用基準画像の一例を図5及び図6に示す。図5はモノクロ印刷時に中間転写ベルト上に形成されるブラックの基準画像を示しており、中間転写ベルト8を図2の下側から見た状態を示している。連続印刷中にキャリブレーションモードが設定されると、画像形成部Pdにおいて中間転写ベルト8上の進行方向に対し垂直方向に最も濃色の画像(B1)から最も淡色の画像(B5)まで5段階の濃度のパッチ画像B1〜B5からなる基準画像Bが中間転写ベルト8上のフルカラー画像Xの隙間(紙間)に形成される。
隣接するパッチ画像は、境界において濃度が変化するようにそれぞれ単色で形成されている。この基準画像Bが基準画像検知用ローラ25に転写され、パッチ画像B1〜B5がローラ軸方向(濃度検知センサ26の主走査方向)に一列に並ぶ。そして、濃度検知センサ26がパッチ画像B1〜B5上を走査して受光信号の出力値を検出し、検出結果に基づいて各パッチ画像のトナー付着量(画像濃度)を算出し、標準濃度と比較してモノクロ(ブラック)画像の濃度補正を実行する。
図6はカラー印刷時の基準画像を示しており、キャリブレーションモードが設定されると、画像形成部Pa〜Pdにおいて、右端からマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(B)の各色の基準画像M〜Bが中間転写ベルト8上の進行方向において隣接するように順次形成される。各基準画像M〜Bは、モノクロ印刷の場合と同様に、最も濃色の画像から最も淡色の画像までの5段階の濃度のパッチ画像で構成されている。これらの基準画像M〜Bが基準画像検知用ローラ25に転写され、各基準画像M〜Bがローラ周方向(濃度検知センサ26の副走査方向)に一列に並ぶ。そして、濃度検知センサ26が各基準画像M〜B上を走査して受光信号の出力値を検出する。
具体的には、図6のように基準画像B〜Mが形成されている場合は、ベルト進行方向の下流側から基準画像B、Y、C、Mの順に基準画像検知用ローラ25上に転写されるため、基準画像検知用ローラ25の回転方向最下流側の基準画像Bを濃度検知センサ26に対向させて走査した後、濃度検知センサ26を走査開始位置に戻すとともに、基準画像検知用ローラ25を所定量回転して次の基準画像Yを濃度検知センサ26に対向させて走査し、以下、基準画像C、Mについても同様に走査して出力値を制御部32に送信する。制御部32は、検出結果に基づいて各パッチ画像のトナー付着量(画像濃度)を算出し、標準濃度と比較して各色の濃度補正を実行する。
次に、第1実施形態の画像形成装置における濃度補正制御について説明する。図7は、第1実施形態の画像形成装置の濃度補正手順を示すフローチャートである。図1〜図4、及び図6を参照しながら、図7のステップに従い連続印刷中におけるキャリブレーションの実行手順について説明する。なお、ここではカラー印刷時の濃度補正を例に挙げて説明するが、モノクロ印刷時の濃度補正についても全く同様の手順で行われる。
連続印刷中にキャリブレーションモードが実行されて濃度補正が開始されると(ステップS1)、画像形成部Pa〜Pdにおいて感光体ドラム1a〜1d上に形成された基準画像が中間転写ベルト8上の紙間に順次転写されて濃度補正用基準画像M、C、Y、及びB(図6参照)が形成される(ステップS2)。次に、基準画像M〜Bの搬送タイミングに合わせて基準画像検知ユニット21を上昇させ(ステップS3)、所定の転写バイアスが印加された基準画像検知用ローラ25を回転させながら、中間転写ベルト8上の基準画像M〜Bに接触させて基準画像M〜Bを基準画像検知用ローラ25上に転写する(ステップS4)。
そして、基準画像検知ユニット21を下降させて(ステップS5)基準画像検知用ローラ25を中間転写ベルト8から離間させ、基準画像Bが濃度検知センサ26に対向する位置で基準画像検知用ローラ25の回転を停止する。次いで、濃度検知センサ26により基準画像Bを構成する各パッチ画像上を所定速度で走査する。以下、基準画像検知用ローラ25を所定量回転させて基準画像Y〜Mを濃度検知センサ26に順次対向させて同様に走査した後、濃度検知センサ26の出力値に基づいて各パッチ画像のトナー付着量(トナー濃度)を検知する(ステップS6)。検知されたトナー濃度は制御部32においてそれぞれ標準濃度と比較され(ステップS7)、各トナー濃度と標準濃度との濃度差の平均値が算出される。
この平均値に応じて濃度補正に用いるパラメータ値が記憶部33内の補正テーブルから読み出され、制御部32はパラメータ値を変更する制御信号を送信して濃度補正を実行する(ステップS8)。その後、基準画像検知用ローラ25が再び回転し、ローラクリーナ27により基準画像M〜Bが除去されて(ステップS9)濃度補正が終了する。
上記手順で濃度補正を行うことにより、基準画像の下地として表面性に優れた金属製の基準画像検知用ローラ25を使用するため、基準画像の濃度検知が長期間に亘って感度良く且つ安定して行われ、濃度補正精度を高いレベルに維持することができる。
また、各基準画像M〜Bは中間転写ベルト8の幅方向に階調を有する複数のパッチ画像で構成されるため、基準画像M〜Bを中間転写ベルト8の進行方向においてコンパクトに形成することができる。そのため、印刷速度を落として紙間を広げ、基準画像の形成スペースを確保する必要がなくなり、基準画像検知用ローラ25上に転写された基準画像はローラの軸方向にスライドする濃度検知センサ26によって迅速に濃度検知が行われるため補正時間も短縮できる。即ち、連続印刷中の画像処理効率を低下させることなく短時間で濃度補正を行うことができる。
さらに基準画像M〜Bは、基準画像検知用ローラ25の回転方向に隣接するように配置されるため、基準画像検知用ローラ25上に転写されたときローラの周方向においてコンパクトとなる。これにより、基準画像検知用ローラ25の小径化が可能となって装置の省スペース化にも寄与する。
なお、ここでは連続印刷時にキャリブレーションが実行された場合について説明したが、装置の電源オン時やスリープモードからの復帰時など、連続印刷時以外にキャリブレーションが実行される場合についても全く同様に濃度補正を行うことができる。その場合は中間転写ベルト8上の任意の位置に基準画像M〜Bを形成し、基準画像検知用ローラ25上に転写すれば良い。
図8は、本発明の第2実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の中間転写ベルト周辺の構成を示す側面断面図であり、図9は、第2実施形態の画像形成装置に用いられる基準画像検知ユニットの断面拡大図である。第1実施形態の図2及び図3と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、基準画像検知ユニット21内にはローラクリーナ27及び搬送スパイラル28が設けられておらず、濃度検知が行われた後の基準画像を、基準画像検知用ローラ25から中間転写ベルト8上に再転写することを特徴としている。
次に、第2実施形態の画像形成装置における濃度補正制御について説明する。図10は、第2実施形態の画像形成装置の濃度補正手順を示すフローチャートである。図8及び図9を参照しながら、図10のステップに従い連続印刷中におけるキャリブレーションの実行手順について説明する。
濃度補正開始から基準画像M〜Bが形成され、濃度補正が行われるまでの手順(ステップS1〜S8)は第1実施形態の図7と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、濃度検知が終了した後、再び基準画像検知ユニット21を上昇させ(ステップS9)、トナーと同極性の転写バイアスを印加した状態で基準画像検知用ローラ25を回転させながら中間転写ベルト8に接触させることにより、基準画像M〜Bを中間転写ベルト8上に再転写する(ステップS10)。
これにより、基準画像検知ユニット21にローラクリーナ27及び搬送スパイラル28を設ける必要がなくなり、基準画像検知ユニット21の構成が簡単なものとなる。また、中間転写ベルト8に再転写された基準画像はベルトクリーナ19により除去されるため、廃トナーの搬送経路も簡素化される。
なお、基準画像M〜Bを中間転写ベルト8上に再転写するタイミングは、画像形成が連続している場合はいずれかの紙間に再転写しても良いし、全ての画像形成が終了した後に再転写しても良い。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態においては、トナー担持体の一例である中間転写ベルト8上に各色のトナー像を順次積層して形成されたフルカラー画像を用紙P上に一度に転写する中間転写方式のタンデム型カラー画像形成装置について説明したが、本発明は、図11に示すような、搬送ベルト50に担持されて搬送される用紙P上に各色のトナー像を順次転写する直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置においても全く同様に適用可能である。
図11では、搬送ベルト50上に形成された基準画像のトナー付着量を測定する場合、基準画像検知ユニット21を上下に移動させて基準画像検知用ローラ25上に基準画像を転写した後、濃度検知センサ26(図3参照)によるローラ軸方向への走査で濃度検知を行うことにより、連続印刷中に濃度補正を行う場合でも画像処理効率を低下させることなく、長期間に亘って濃度補正を精度良く安定して実行可能となる。
また、上記各実施形態では、基準画像検知ユニット21全体が移動することにより基準画像検知用ローラ25が中間転写ベルト8若しくは搬送ベルト50に対し接触及び離間する構成としたが、基準画像検知ユニット21内の基準画像検知用ローラ25が独立して移動する構成としても良い。しかし、基準画像検知用ローラ25と濃度検知センサ26との配置関係が変動して検知精度が低下する可能性があるため、基準画像検知用ローラ25と濃度検知センサ26とを一体として移動させることが好ましい。
本発明は、中間転写ベルト若しくは搬送ベルトに対し接触及び離間する基準画像検知用ローラと、該基準画像検知用ローラに対向配置され基準画像検知用ローラの軸方向に往復移動可能な濃度検出手段とが設けられており、濃度補正を行う場合は基準画像検知用ローラを回転しながらベルト上に形成された基準画像に接触させて基準画像検知用ローラ上に転写した後、基準画像検知用ローラをベルト表面から離間して回転を停止し、基準画像検知用ローラ上に転写された基準画像を濃度検出手段により軸方向に走査してトナー付着量を検知するカラー画像形成装置である。
これにより、中間転写ベルト若しくは搬送ベルトの表面性に関係なく濃度補正精度を高いレベルに維持するとともに、濃度補正時間も短縮可能なカラー画像形成装置を提供することができる。
また、基準画像のトナー付着量を検知した後、基準画像をベルト表面に再転写することとしたので、基準画像検知用ローラから基準画像を除去する手段や除去された廃トナーを搬送する手段を設ける必要がなくなり、構成が簡単になるとともに、廃トナーの回収経路も簡素化することができる。
また、連続画像形成時には基準画像を紙間に形成したので、印刷効率を低下させることなく濃度補正を実行して濃度補正結果を直ちにフィードバック可能となる。さらに、基準画像を濃度検出手段の主走査方向に階調を有する複数のパッチ画像で構成し、複数色の基準画像を基準画像検知用ローラの回転方向において隣接するように配列したので、印刷速度を落とすことなく各階調でのトナー付着量を考慮した濃度補正を実行可能となる。また、基準画像検知用ローラの小径化が可能となり、装置の省スペース化にも寄与する。
は、本発明の第1実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の全体構成を示す側面断面図である。 は、第1実施形態の画像形成装置における中間転写ベルト周辺の構成を示す側面図である。 は、第1実施形態の画像形成装置に用いられる基準画像検知ユニットの拡大図(図3(a))及び基準画像検知用ローラと濃度検知センサとの配置関係を示す側面図(図3(b))である。 は、第1実施形態のカラー画像形成装置の制御経路を示すブロック図である。 は、濃度補正用基準画像の一例(モノクロ印刷時)を示す概略図である。 は、濃度補正用基準画像の一例(カラー印刷時)を示す概略図である。 は、第1実施形態の画像形成装置における濃度補正手順を説明するフローチャートである。 は、本発明の第2実施形態の画像形成装置における中間転写ベルト周辺の構成を示す側面図である。 は、第2実施形態の画像形成装置に用いられる基準画像検知ユニットの拡大図である。 は、第2実施形態の画像形成装置における濃度補正手順を説明するフローチャートである。 は、本発明を直接転写式のタンデム型カラー画像形成装置に適用した例を示す側面断面図である。 は、従来のタンデム型カラー画像形成装置の全体構成を示す側面断面図である。
符号の説明
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
2a〜2d 帯電器
3a〜3d 現像ユニット
4 露光ユニット
5a〜5d クリーニング部
6a〜6d 一次転写ローラ
7 定着部
8 中間転写ベルト
9 二次転写ローラ
21 基準画像検知ユニット
23 基準画像転写ローラ
25 基準画像検知用ローラ
26 濃度検知センサ(濃度検出手段)
27 ローラクリーナ
28 搬送スパイラル
29 センサスライダ
32 制御部(制御手段)
33 記憶部
34 操作パネル
35 ユニット駆動モータ
50 搬送ベルト
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 像担持体と現像装置とを含む複数の画像形成部と、各像担持体上に現像されたトナー像が順次積層される中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に積層されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記中間転写ベルト上に形成された基準画像のトナー付着量に基づいて画像濃度の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記中間転写ベルトに対し接触及び離間する基準画像検知用ローラと、該基準画像検知用ローラに対向配置され前記基準画像検知用ローラの軸方向に往復移動可能な濃度検出手段とが設けられており、
    前記制御手段は、前記基準画像検知用ローラを回転しながら前記中間転写ベルトに接触させて前記中間転写ベルト上に形成された基準画像を転写した後、前記基準画像検知用ローラを前記中間転写ベルトから離間して回転を停止し、前記基準画像検知用ローラ上に転写された基準画像を前記濃度検出手段により軸方向に走査してトナー付着量を検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と現像装置とを含む複数の画像形成部と、該画像形成部に記録媒体を順次搬送する搬送ベルトと、各像担持体上に現像されたトナー像を記録媒体上若しくは前記搬送ベルト上に転写する転写手段と、前記搬送ベルト上に形成された基準画像のトナー付着量に基づいて画像濃度の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記搬送ベルトに対し接触及び離間する基準画像検知用ローラと、該基準画像検知用ローラに対向配置され前記基準画像検知用ローラの軸方向に往復移動可能な濃度検出手段とが設けられており、
    前記制御手段は、前記基準画像検知用ローラを回転しながら前記搬送ベルトに接触させて前記搬送ベルト上に形成された基準画像を転写した後、前記基準画像検知用ローラを前記搬送ベルトから離間して回転を停止し、前記基準画像検知用ローラ上に転写された基準画像を前記濃度検出手段により軸方向に走査してトナー付着量を検知することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記基準画像検知用ローラは、前記濃度検出手段により基準画像のトナー付着量が検知された後、前記中間転写ベルト若しくは前記搬送ベルトに対し回転しながら接触して基準画像をベルト表面に再転写することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記基準画像は、連続画像形成中は紙間において形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記基準画像は、前記濃度検出手段の主走査方向に階調を有する複数のパッチ画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 複数色の前記基準画像を、前記基準画像検知用ローラの回転方向において隣接するように配列したことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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