JP6149568B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置の製造方法および製造装置に関する。
従来、例えば、特開平10−064907号公報に開示されているように、半導体ウエハ上に同一材料で複数の層を形成する半導体装置の製造方法が知られている。この文献では、低温で形成したAlCu膜(下側導電体薄膜)と高温で形成したAlCu膜(上側導電体薄膜)とを半導体ウエハ上に設けている。これら2つの膜は互いに成膜温度および膜厚が異なっている。
特開平10−064907号公報 特開平11−297695号公報 特開2004−006444号公報 特開2004−072119号公報 特開平6−037039号公報 特開2005−015820号公報 特開2007−208285号公報 特開平11−145082号公報
従来のスパッタ方法は、成膜処理中の半導体ウエハを固定するために、半導体ウエハ外周端部の数点をパーツ(具体的には、クランプリング)で押え、1つのチャンバで必要な膜厚を成膜するのが普通である。成膜処理後はチャンバへのガス導入を停止し、半導体ウエハをチャンバ外へ搬出し、チャンバが十分に冷却されないままで次の半導体ウエハの処理が行われる。
成膜の際にはチャンバ内が高温となるので、半導体ウエハやチャンバが熱を蓄える。特に半導体ウエハ上に厚い膜を成膜する際には、高電力で長時間の成膜を行うことになる。蓄熱により半導体ウエハが反ることで、チャンバ内の部品へ半導体ウエハ表面が貼り付いたり、搬送用ロボットなどのその他パーツとの干渉により半導体ウエハが損傷したりするという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、半導体ウエハの蓄熱に起因する悪影響を抑制することのできる半導体装置の製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、半導体装置の製造方法であって、
複数のチャンバを備える成膜装置を用いて、前記複数のチャンバのうち第1チャンバで第1の厚さの第1の膜を半導体ウエハに第1基板温度、第1圧力、および第1電力で形成する第1工程と、
前記第1の膜を形成した前記半導体ウエハを前記複数のチャンバのうち第2チャンバへ真空雰囲気で搬送し、前記第2チャンバ内において前記第1基板温度、前記第1圧力、および前記第1電力で、前記第1の膜上に前記第1の膜と同じ材料からなる第2の厚さの第2の膜を形成する工程と、
を備え
前記成膜装置がスパッタ装置であり、
前記第1の膜および前記第2の膜が、スパッタ膜であり、
前記半導体ウエハに前記第1の膜を成膜した後に前記第1チャンバ内に不活性ガスを導入することで、又は前記半導体ウエハに前記第2の膜を成膜した後に前記第2チャンバ内に不活性ガスを導入することで、前記第1チャンバ内の部品および前記第2チャンバ内の部品の少なくとも一方と前記半導体ウエハとを冷却することを特徴とする。
本発明によれば、半導体ウエハの蓄熱に起因する悪影響を抑制することができる。
本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態2の変形例にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3の変形例にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に対する比較例を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に対する比較例を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に対する比較例を説明するための図である。 本発明の実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。図1(a)は、実施の形態1で用いられるスパッタ装置SPの各チャンバC1、C2、C3、CMを示す図である。図2は、実施の形態1にかかる製造法の流れを示すチャート図である。
実施の形態1では、複数のチャンバを備える単一の成膜装置(具体的には、マルチチャンバ型のスパッタ装置SP)を用いて、1種類の膜を複数回に分けて成膜するものである。本実施の形態では、半導体ウエハの基板温度、チャンバ内の圧力、およびスパッタ時の電力(パワー)を、その複数回の成膜時それぞれで同じ条件にする。これにより、複数の成膜工程において膜質を同じとし、最終的に複数の層を積み重ねて均質な膜を製造することができる。
図1に示すように、実施の形態1では、第1チャンバC1、第2チャンバC2、第3チャンバC3、および搬送チャンバCMを備えたマルチチャンバ型のスパッタ装置SPを用いる。第1チャンバC1、第2チャンバC2、第3チャンバC3は、それぞれ搬送チャンバCMと連結する搬送通路を備えている。搬送チャンバCMには真空ポンプ(図示せず)が接続しており、搬送チャンバCM内および上記搬送通路内に真空雰囲気を形成することができる。
図1(b)のチャート図に示すように、まず、第1チャンバC1で、必要厚さの1/3の厚さの膜を、半導体ウエハに所定の基板温度、所定の圧力、および所定の電力で形成する(ステップS1)。
次に、膜を形成した半導体ウエハを、第2チャンバC2へと搬送チャンバCMを介して真空雰囲気で搬送する(ステップS2)。
ここで、真空雰囲気で半導体ウエハを搬送するときに半導体ウエハの温度を低下させる。温度低下は、高温チャンバから搬出して搬送チャンバCMを経由することで真空雰囲気中で自然に生ずる温度低下でもよく、あるいは積極的な冷却を行っても良い。これは、後述する第2チャンバC2から第3チャンバC3へと搬送する際も同じである。
次に、第2チャンバC2へ半導体ウエハを搬入して、ステップS1のときと同じ基板温度、圧力、電力で、再び同じ材料の膜を、必要厚さの1/3厚さだけ形成する(ステップS3)。これにより、必要厚さの2/3の厚さの膜が形成される。
さらに、ステップS2と同じく、搬送チャンバCMを介して真空雰囲気中で半導体ウエハを搬送し、第3チャンバC3に半導体ウエハを搬入する(ステップS4)。
次に、第3チャンバC3へ半導体ウエハを搬入して、ステップS1、S3のときと同じ基板温度、圧力、電力で、再び同じ材料の膜を、必要厚さの1/3厚さだけ形成する(ステップS5)。これにより、必要厚さの膜が完成する。
実施の形態1によれば、複数回に分けて必要厚さの膜を形成することにより、チャンバ間の搬送時における冷却効果で、半導体ウエハを冷却することができる。さらに、1回あたりの成膜量を減らすことができるので、半導体ウエハの貼り付き強度を低減することができる。また、各ステップでの成膜条件を同じ条件としているので、半導体ウエハの蓄熱に起因する貼り付きの問題を安定的に抑制しつつ、均質な膜を生成することができる。
実施の形態2.
図2および図3は、本発明の実施の形態2にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。図2および図3は、図示しないチャンバ内にセットされた半導体ウエハ3の端部と、その端部に沿って設けられて半導体ウエハ3を固定するためのクランプリング1の断面図である。図2の断面図と図3の断面図は、後述するように、クランプリング1の周方向位置が異なる2つの断面をそれぞれ示している。
なお、チャンバ、ターゲット、ガス導入機構等の既存のスパッタ装置の構造は新規な事項ではないので、図示を省略している。
図2および図3に示すように、実施の形態2にかかるクランプリング1は、半導体ウエハ3の端部を覆うヒサシ部4を備えている。ヒサシ部4の下方には、半導体ウエハ3の端部側に開口した凹部4aが設けられている。
凹部4a内には、接触部5が設けられている。接触部5は、凹部4a内に収納可能であり、ヒサシ部4と半導体ウエハ3の端部の表面との間に設けられている。接触部5は、L字型に屈曲した第1部分5aおよび第2部分5bを備えている。クランプリング1には、凹部4aに連通する貫通穴1aが設けられており、この貫通穴1aに第2部分5bが挿入されている。貫通穴1a内を第2部分5bが上下動可能とされており、これにより、接触部5と半導体ウエハ3の端部の表面との距離を可変な可動部が構成されている。なお、この第2部分5bは、チャンバ内に設けられたウエハ受け取りパーツ(図示しない)の紙面上方向への移動と連動して、矢印方向に移動する。
クランプリング1の周方向位置と図2および図3との関係を説明すると、クランプリング1の周方向において、接触部5が設けられている部位の断面図は図2である。また、クランプリング1の周方向において、接触部5を設けていない部位の断面図は図3である。
すなわち、図2の貫通穴1a、ヒサシ部4、凹部4a、接触部5、第1部分5a、第2部分5bは、後述する図8の従来構造のクランプリングにおける凸部102と同様に、クランプリング1の円周方向における複数の位置に離間的に設けられている。一方、ヒサシ部4は紙面奥行き方向にリング状に連続的に伸びることで、平面視でリング状のクランプリング1が構成される。
また、実施の形態2では、図3に示すように、接触部5を設けていない部位については、半導体ウエハ3に近接するヒサシ部4の先端(ウエハ押さえ部)が小さくされている。このようにヒサシ部4の凹部4cの形状が最適化されている。
このような構成によれば、図2(a)に示すように、可動部を操作することで、接触部5を半導体ウエハ3上に成膜するときに半導体ウエハ3の端部上に接触させることができる。その後、図2(b)に示すように、半導体ウエハ3への成膜後に、接触部5が半導体ウエハ3の端部表面から離れるように可動部を操作することができる。
成膜処理中は半導体ウエハ3をクランプリング1で押さえて固定する。成膜処理後は、接触部5が、半導体ウエハ3と貼り付いてしまう。この点、実施の形態2によれば、貼り付いた部分を互いに剥離できるように可動部を設けているので、貼り付きによる製造不良が発生するのを抑制することができる。
なお、半導体ウエハ3とヒサシ部4とが貼り付く確率を低減するため、接触部5の高さ(厚さ)を、0.3〜0.8μmにしてもよい。これにより、クリアランスを確保し、貼り付きを抑制できる。これにより、様々な形状のウエハを正常に処理することもできる。
図4は、本発明の実施の形態2の変形例にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。接触部5は、半導体ウエハ3の端部を向く表面に、凸部を備えてもよい。具体的には、図4に示す複数の歯を持つ櫛歯状にし、剥離時のウエハへの負荷を低減してもよい。剥離時の圧力を分散させることができるからである。特に本変形例では図4に示すように奥行き方向に連続して伸びる凸部が複数個平行に並べられた櫛歯状となっている。このため、点接触ではなく、線接触で半導体ウエハ3の表面に接することができ、半導体ウエハ3に局所的な力が加わることを抑制できる。
なお、実施の形態2では、複数の接触部5を、クランプリング1の円周方向に部分的かつ離間的に設けた。しかしながら、本発明はこれに限られない。接触部5をおよび凹部4aをリング状に形成してもよい。リング状とすることで、半導体ウエハ3の貼り付きがクランプリング1の円周方向のいずれの場所で発生しても、剥離が可能となる。
なお、クランプリング1の材質にCuを用いても良い。導電率の高いCuを用いることで、成膜処理中に発生した電子を早く流すことができる。
なお、図2に示す凹部4aを、図3に示す凹部4cと同じ形状とする変形を施しても良い。その場合には、接触部5の寸法を凹部4cに収まるように変更すればよい。
また、クランプリング1における「接触部5を設けていない部位」について、ヒサシ部4の形状を図3のように最適化しなくともい。例えば、ヒサシ部4内側の凹部の形状を、図3に示す凹部4cではなく、図2に示す凹部4aとしてもよい。あるいは、例えば後述する比較例の図10のヒサシ部における底面114と同じ形状としても良い。
図8乃至10は、本発明の実施の形態2に対する比較例を説明するための図である。図8はクランプリング101を半導体ウエハ3側から見上げた図であり、クランプリング101のヒサシ部底面には、円周方向に離間的、断続的に、凸部102が設けられている。図9は図8のクランプリング101のヒサシ部104近傍を拡大した断面図である。ヒサシ部104下部の凸部102が、ヒサシ部104の先端からクランプリング101の内壁まで平坦に設けられている。図10では、ヒサシ部の底面114がヒサシ部の先端から均一な平面となっている。
実施の形態3.
図5および図6は、本発明の実施の形態3にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。図5には、クランプリング51の円周方向の途中で切断した断面を示す断面図が示されている。接触部7が半導体ウエハ3上に成膜するときに端部から離れており半導体ウエハへの成膜後に端部を押圧するように、可動部を操作する。実施の形態3と実施の形態2との間で共通する構成については、共通の符号を用いて説明を簡略化ないしは省略する。
図6に示すように、凹部6aは、平面視でクランプリング51の全周に沿ってリング状に設けられている。また、接触部7も平面視でリング状に形成され、リング状の凹部6a内に収納される。図6では図示を省略しているが、クランプリング51の円周方向の少なくとも一箇所に、図5に示すごとき接触部7の可動用構造が設けられるものとする。
図5に示す接触部7は軸7bの先端に取り付けられており、軸7bは支点7aを支点として回転可能となっている。クランプリング51には直径方向に自身を貫通する貫通穴1bが設けられている。この貫通穴1bの直径は、軸7bの太さよりも大きくされている。
軸7bはこの貫通穴1bの側面中央位置に支点7a(具体的にはピン)で回転可能に支持されていて、軸7bの接触部7が装着される端部とは逆側の端部が、貫通穴1bからクランプリング51の円周方向外側に部分的に露出している。図示しないウエハ受け取りパーツの先端部8がこの逆側の端部と連結している。
先端部8をクランプリング51の厚さ方向に上下動させることで、図5(b)の矢印に示すとおり、接触部7を凹部6a内に収納したり、逆に半導体ウエハ3の端部表面に接触部7を押し付けたりすることができる。
半導体ウエハ3に成膜するときには、図5(a)のごとく接触部7を凹部6a内に収納する。その後、成膜が終わったら、図5(b)のように接触部7を半導体ウエハ3の端部表面を押し付けることで、貼り付いた半導体ウエハ3を剥離させることができる。
また、実施の形態3によれば、図6で述べたように接触部7がリング状となっているので、半導体ウエハ3の貼り付きがクランプリング51の円周方向のいずれの位置で生じたとしても、剥離が可能となる。半導体ウエハ3と接触部7とが接する部分を線接触させることができるので、半導体ウエハ3に局所的に力が加わることを避けることができる。
図7は、本発明の実施の形態3の変形例にかかる半導体装置の製造装置の構成を説明するための図である。接触部7は、半導体ウエハ3の端部を向く表面に、図7に示すような矩形波形状の凸部28を備えていてもよい。半導体ウエハ3の成膜処理後に、リング状の接触部7にて半導体ウエハ3を剥離する際に、リング状の接触部7への貼り付きを防止するために、複数の凸部28を設けたものである。この凸部28の断面形状は種々の形状とすることができ、三角波形状、矩形波形状、放物線形状、半円形状などを適用してもよい。
なお、クランプリング51の材質にCuを用いても良い。導電率の高いCuを用いることで、成膜処理中に発生した電子を早く流すことができる。
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。スパッタ装置のチャンバ内で半導体ウエハに成膜を行った後に、チャンバ内にガスを導入することでチャンバ内を冷却するものである。本実施の形態で使用する成膜装置、具体的にはスパッタ装置は、既存の装置を用いても良いし、上述した実施の形態2または3にかかる装置を用いても良い。スパッタ装置は、内部にクランプリング、ターゲットおよびヒータを備えている。
図11のフローチャートでは、先ず、半導体ウエハをチャンバ内に搬入する工程が行われる(ステップS1)。
次に、半導体ウエハ上への成膜工程が行われる(ステップS2)。このとき、例えば厚い膜の形成などにより長時間の処理が行われることで、チャンバ内が高温となり半導体ウエハの熱反りが問題となる。
そこで、本実施の形態では、成膜工程の後にチャンバ内にガスを導入する工程が行われる(ステップS3)。ステップS2における半導体ウエハへの成膜により、クランプリングおよびターゲットがヒータよりも高温となっている。そこで、ガスを導入することでクランプリングおよびターゲットを冷やす。ガスは種々の不活性ガスを用いることができる。好ましくは成膜工程中(ウエハ処理中)にチャンバ内に導入していたガスと同じまたは同種のガスを用いてもよい。
次に、ガスによる冷却が行われる(ステップS4)。例えば、ステップS3の後、冷却に十分な所定期間だけ待機して冷却を待ってもよいし、チャンバ内に温度センサが設置されている場合にはその出力値が所定値を下回ったか否かを判定しても良い。
ガス導入前のヒータ温度が例えば150℃であるとすると、スパッタ処理によりクランプリングやターゲットはそれ以上の高温となっていると考えられる。そこで、ガスを導入することで、ガスを熱伝導媒体として利用し、ヒータを冷却源として、チャンバ内を冷却することができる。
次に、チャンバから半導体ウエハを搬出する搬出工程が行われる(ステップS5)。十分にチャンバ内が冷却されているので、蓄熱による半導体ウエハ反りの発生およびそれによる悪影響を抑制することができる。
以上説明した本実施の形態によれば、半導体ウエハ処理後にチャンバ内を不活性ガスで満たすことにより冷却源との熱伝導率を高めることができ、チャンバを冷却することで半導体ウエハの熱反りを抑制することができる。
なお、実施の形態4を、実施の形態1乃至3のいずれか1つにかかる半導体装置の製造方法にそれぞれ組み合わせても良い。第1チャンバC1の成膜処理終了後、第2チャンバC2の成膜処理終了後、第3チャンバC3の成膜処理終了後のうち少なくとも1つのタイミングにおいて、実施の形態4と同様に不活性ガスを導入することでチャンバ内の部品および半導体ウエハを冷却してもよい。
1、51 クランプリング、1a 貫通穴、1b 貫通穴、3 半導体ウエハ、4 ヒサシ部、4a 凹部、5 接触部、5a 第1部分、5b 第2部分、6 ヒサシ部、6a 凹部、6b ウエハ押さえ部、7 接触部、7a 支点、7b 軸、8 先端部、28 凸部、101 クランプリング、102 凸部、104 ヒサシ部、114 底面、SP スパッタ装置、C1、C2、C3、CM チャンバ

Claims (4)

  1. 複数のチャンバを備える成膜装置を用いて、前記複数のチャンバのうち第1チャンバで第1の厚さの第1の膜を半導体ウエハに第1基板温度、第1圧力、および第1電力で形成する第1工程と、
    前記第1の膜を形成した前記半導体ウエハを前記複数のチャンバのうち第2チャンバへ真空雰囲気で搬送し、前記第2チャンバ内において前記第1基板温度、前記第1圧力、および前記第1電力で、前記第1の膜上に前記第1の膜と同じ材料からなる第2の厚さの第2の膜を形成する工程と、
    を備え
    前記成膜装置がスパッタ装置であり、
    前記第1の膜および前記第2の膜が、スパッタ膜であり、
    前記半導体ウエハに前記第1の膜を成膜した後に前記第1チャンバ内に不活性ガスを導入することで、又は前記半導体ウエハに前記第2の膜を成膜した後に前記第2チャンバ内に不活性ガスを導入することで、前記第1チャンバ内の部品および前記第2チャンバ内の部品の少なくとも一方と前記半導体ウエハとを冷却することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体ウエハの温度が低下するように前記真空雰囲気で前記半導体ウエハを搬送することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の厚さと前記第2の厚さが等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記複数のチャンバが第3チャンバを含み、前記第2の膜を形成した前記半導体ウエハを前記第3チャンバへ真空雰囲気で搬送し、前記第3チャンバ内において前記第1基板温度、前記第1圧力、および前記第1電力で前記第2の膜上に前記第1の膜および前記第2の膜と同じ材料からなる第3の厚さの第3の膜を形成する工程を、
    さらに備えることを特徴とする請求項13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法
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