JP2006237256A - 基板搬送ハンド - Google Patents
基板搬送ハンド Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006237256A JP2006237256A JP2005049474A JP2005049474A JP2006237256A JP 2006237256 A JP2006237256 A JP 2006237256A JP 2005049474 A JP2005049474 A JP 2005049474A JP 2005049474 A JP2005049474 A JP 2005049474A JP 2006237256 A JP2006237256 A JP 2006237256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- hand
- circuit board
- chamber
- transport hand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
【解決手段】 アルミナ材からなる基板搬送ハンド9の基板載置部9b、9cの全外周面にアルミナ材より輻射率が小さいアルミニウムを成膜したことにより、基板載置部9b、9cからガラス基板への熱輻射を小さくし、基板載置部9b、9cの表面に載置されるガラス基板の温度上昇を抑制して、基板の反りによる搬送不良を防止することができる。
【選択図】 図2
Description
特開平06−204316号公報に示す例では、加熱されたウエハ等の被加熱物を搬送するロボットハンドについて、被加熱物を支持しうるハンド部の被加熱物を支持する側に、間隙を介して並列配置された、輻射熱を反射する熱反射板を備えるロボットハンドが提案され、熱歪みや熱変形によるハンド部の位置精度の低下を極力減少させるようになっている(特許文献2、[0005]、[0006])。
特に、近年のようにサイズの大きい基板を載置して搬送する場合においては、より顕著に基板変形が発生し易い。
また請求項2記載の発明は、上記構成に加え、基板搬送ハンドを形成する金属材料がアルミナであり、成膜がアルミニウムであることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、成膜する金属がアルミニウム、ニッケル及びクロムのいずれか、或いはニッケルとクロムの合金であることを特徴とするものである。
前記請求項4記載の発明は、成膜する金属の厚さが1μm〜1mmであることを特徴とするものである。
図1を参照して、成膜装置1は、中央部に設けた搬送室2の周囲に仕入取出室3と、加熱室4と、複数の成膜室5とがそれぞれゲートバルブ7a、7b、7c、7dを介して設置されている。
仕入取出室3はガラス基板の仕入れと取出しを行い、加熱室4はガラス基板の成膜前の予備加熱を行い、成膜室5はガラス基板表面にPE−CVD成膜を行う。
基板搬送ハンド9は、表面にガラス基板11を載置した状態でアーム10の旋回及び伸縮により、各ゲートバルブ7a、7b、7c、7dを通して仕入取出室3、加熱室4、成膜室5に搬送室2を介してガラス基板11を搬送するように構成されている。
図1及び図2を参照して、基板搬送ハンド9は、アーム10に接続される基部9aにガラス基板11を載置する一対の基板載置部9b、9cが一体に設けられている。
基板搬送ハンド9はアルミナ材で形成されているが、本実施の形態では基板搬送ハンド9の基板載置部9b、9cの全外周面にアルミニウムが成膜(斜線部分)されている。
基板載置部9b、9cの全外周面にアルミニウムを成膜する方法としては、例えば公知の溶射方法を用いることができる。
成膜するアルミニウムの輻射率は、基板搬送ハンド9を形成するアルミナ材の輻射率よりも小さい。
したがって、アルミニウムを成膜した基板搬送ハンドでは、基板搬送ハンドから基板への輻射による熱移動を小さくでき、基板の温度上昇及び基板の反りを防ぐことができる。
アルミニウムのほかに輻射率の小さい金属としてニッケルやクロムを使用しても良いが、例えばPEーCVD装置ではフッ素系ガスをクリーニングガスとして使用するので耐腐食性のあるアルミニウムの自然酸化膜で覆われるアルミニウムの方が優れている。
図3及び図4に示すように、搬送室2内には、アーム10の旋回及び伸縮を可能とする公知の機構により構成された搬送機構8が設置され、成膜室5内には、ガラス基板11を載置する加熱ステージ12と、加熱ステージ12の表面に対向してカソード13が設置されている。
加熱ステージ12の上面には、各リフトピン14が下降したときにガラス基板11を載置する載置部14aが入る凹部12bが各ガイド孔12aの上部に形成されている。
このとき、各リフトピン14の載置部14aは、ガラス基板11の搬送を阻害しないように予め加熱ステージ12の凹部12bに下降させておく。
この状態で、昇降機構17を作動させて各リフトピン14を上昇させ、その載置部14aをガラス基板11の裏面に当接させ、そのままガラス基板11を保持しながら上昇させる。
上述した動作によって、ガラス基板11が成膜室5内の加熱ステージ12の表面に載置され、ガラス基板11の受け渡しが終了する。
成膜室5内にガラス基板11が受け渡されるとゲートバルブ7cを閉じ、真空状態で所定の成膜温度条件下にある成膜室5内でガラス基板11に対してCVD成膜工程が開始される。
さらに成膜室5で成膜後、加熱された基板を取り出すときも基板搬送ハンド自体が加熱される。このような動作を繰り返していると基板搬送ハンド自体の温度が上昇していくことになる。
このようにして加熱されて過熱状態にある基板搬送ハンドが、仕入取出室から室温の基板を取り出して搬送すると、基板搬送ハンドの輻射熱により基板が加熱されることになる。
アルミニウムの輻射率はアルミナに比べ小さいため、基板に与える熱エネルギーも小さくなる。
したがって、基板の温度よりも基板搬送ハンドの温度が高い場合は、アルミナに比べ基板の温度上昇が抑えられ、基板の反りも生じない。
さらに本実施形態では、基板搬送ハンド9の基板載置部9b、9cに成膜金属としてアルミニウムを成膜した構成であったが、これに限らず、アルミナ材よりも輻射率が小さい金属であれば他の金属を用いることができる。例えばニッケル、クロム及びこれらの合金が利用可能である。
2 搬送室
3 仕入取出室
4 加熱室
5 成膜室
9 基板搬送ハンド
9a 基部
9b、9c 基板載置部
10 アーム
11 ガラス基板
12 加熱ステージ
13 カソード
14 リフトピン
14a 載置部
Claims (4)
- 基板を載置して搬送を行う基板搬送ハンドを有する成膜装置において、
上記基板搬送ハンドの少なくとも基板が載置される表面に、基板搬送ハンドを形成する金属材料よりも輻射率の小さい金属を成膜することにより、基板搬送ハンドの輻射熱を押さえて載置する基板の温度上昇を抑制したことを特徴とする基板搬送ハンド。 - 前記基板搬送ハンドを形成する金属材料がアルミナであり、前記成膜がアルミニウムであることを特徴とする請求項1記載の基板搬送ハンド。
- 前記成膜する金属がアルミニウム、ニッケル及びクロムのいずれか、或いはニッケルとクロムの合金であることを特徴とする請求項1記載の基板搬送ハンド。
- 前記成膜する金属の厚さが1μm〜1mmであることを特徴とする請求項1記載の基板搬送ハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005049474A JP2006237256A (ja) | 2005-02-24 | 2005-02-24 | 基板搬送ハンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005049474A JP2006237256A (ja) | 2005-02-24 | 2005-02-24 | 基板搬送ハンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006237256A true JP2006237256A (ja) | 2006-09-07 |
Family
ID=37044584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005049474A Pending JP2006237256A (ja) | 2005-02-24 | 2005-02-24 | 基板搬送ハンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006237256A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101257991B1 (ko) * | 2009-07-31 | 2013-04-24 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 반송 장치 및 처리 시스템 |
KR101681192B1 (ko) * | 2015-11-05 | 2016-12-01 | 세메스 주식회사 | 반송 로봇 |
KR20220018008A (ko) * | 2019-08-21 | 2022-02-14 | 가부시키가이샤 뉴플레어 테크놀로지 | 진공 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001189367A (ja) * | 2000-01-04 | 2001-07-10 | Ulvac Japan Ltd | 基板搬送ロボット |
-
2005
- 2005-02-24 JP JP2005049474A patent/JP2006237256A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001189367A (ja) * | 2000-01-04 | 2001-07-10 | Ulvac Japan Ltd | 基板搬送ロボット |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101257991B1 (ko) * | 2009-07-31 | 2013-04-24 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 반송 장치 및 처리 시스템 |
KR101681192B1 (ko) * | 2015-11-05 | 2016-12-01 | 세메스 주식회사 | 반송 로봇 |
KR20220018008A (ko) * | 2019-08-21 | 2022-02-14 | 가부시키가이샤 뉴플레어 테크놀로지 | 진공 장치 |
KR102649869B1 (ko) | 2019-08-21 | 2024-03-22 | 가부시키가이샤 뉴플레어 테크놀로지 | 진공 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5511273B2 (ja) | 基板処理装置及び基板処理方法 | |
CN101266924B (zh) | 基板处理装置和基板处理方法 | |
TWI570835B (zh) | 用於基板處理室的兩片擋板盤組件 | |
JP5462946B2 (ja) | 基板処理装置及び基板冷却方法 | |
JP2006273563A (ja) | ロードロック装置,処理システム及び処理方法 | |
WO2010032708A1 (ja) | 基板載置台の降温方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体および基板処理システム | |
JP2011035199A (ja) | 基板載置機構およびそれを用いた基板処理装置 | |
JP5192719B2 (ja) | 加熱装置および基板処理装置 | |
US10535513B2 (en) | Apparatus and methods for backside passivation | |
JP5496837B2 (ja) | 被処理体の冷却方法、冷却装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 | |
JP2003197721A (ja) | 基板支持用昇降ピン及びこれを用いた多室型成膜装置 | |
JP2006237256A (ja) | 基板搬送ハンド | |
JP2012195427A (ja) | 基板処理装置及び基板処理方法 | |
JP6554387B2 (ja) | ロードロック装置における基板冷却方法、基板搬送方法、およびロードロック装置 | |
US8545158B2 (en) | Loading unit and processing system | |
JP2013008949A (ja) | 基板載置台、基板処理装置及び半導体装置の製造方法 | |
JP2005223142A (ja) | 基板保持具、成膜処理装置及び処理装置 | |
JP2014075397A (ja) | 搬送機構の位置決め方法 | |
JP2014175404A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2011066186A (ja) | 載置台構造、ロードロック装置及び処理装置 | |
JP2008084902A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2003163252A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2010109089A (ja) | 搬送装置および成膜基板の製造方法 | |
JP7236934B2 (ja) | 基板処理システム及び基板処理システムの制御方法 | |
JP3145424U (ja) | 基板処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070518 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20070518 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20091130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100406 |