JP6148882B2 - バッテリパック及び充電器 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリへの充電を制御する制御回路を備えたバッテリパック及び充電器に関する。
ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の2次電池(バッテリ)は、使用時の適正温度範囲が設定されており、適正温度範囲を外れて使用すると、充電効率が低下するとか、電池寿命が短くなるという問題がある。
このため、この種のバッテリを充電する充電器には、バッテリ温度を検出し、充電時にバッテリ温度が適正温度範囲から外れたり、バッテリ温度が急上昇したりすると、バッテリへの充電を中止するように構成されたものがある。
また、充電時に、バッテリの温度上昇値が一定となるよう充電電流を制御し、その制御により温度上昇を一定に制御できなくなるか、或いは、バッテリ温度が目標到達温度に達すると、バッテリを満充電できたと判断して、充電を終了するよう構成された充電器も知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−136675号公報
上記従来の充電器によれば、適正温度範囲内にてバッテリを充電することができ、特に、特許文献1に記載のものによれば、充電電流を制御することにより、バッテリへの過充電を防止することもできる。
しかしながら、上記従来技術は、温度センサによりバッテリ温度を直接検出して充電制御を行う技術であるため、バッテリの充電前と充電中とで環境温度が大きく変化する場合には、その温度変化の影響を受けて、充電を正しく実行できないことがあった。
例えば、低温環境下に放置されていたバッテリを、常温環境下に持ってきて充電を開始した場合、バッテリが環境温度により暖められることから、充電時に、通常の充電制御ではありえない温度上昇が発生し、異常バッテリとして充電が中止されてしまう。
逆に、常温環境下に放置されていたバッテリを、低温環境下に持ってきて充電を開始した場合、バッテリは環境温度により急激に冷却されることから、充電電流を増加させてもバッテリ温度は上昇しなくなり、異常バッテリとして充電が中止されてしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、バッテリの充電前と充電中とで環境温度が変化する条件下でも、バッテリへの充電を適正に実行し得るバッテリパック及び充電器を提供することを目的とする。
本発明のバッテリパックには、充電器を接続するための接続部が備えられ、この接続部に接続された充電器によりバッテリを充電できるようになっている。また、バッテリパックには、バッテリ周囲の環境温度を検出する環境温度検出素子が備えられている。
そして、接続部に充電器が接続されているとき、制御回路が、環境温度検出素子を介して環境温度を周期的に検出し、その検出した環境温度の温度変化が許容範囲を越えると、充電器に対し、バッテリへの充電開始を保留させるか又はバッテリへの充電を一時停止させる。
つまり、本発明では、バッテリの温度ではなく、バッテリ周囲の環境温度を検出し、その環境温度が大きく変化すると、バッテリへの充電開始を保留させる。また、バッテリへの充電が開始されている場合には、その充電を一時停止させる。
従って、本発明のバッテリパックによれば、バッテリが正常であるにもかかわらず、バッテリ周囲の環境温度の変化によって、バッテリへの充電中にバッテリに異常な温度変化が生じ、バッテリが異常と判定されるのを防止できる。
ここで、制御回路は、充電器に対しバッテリへの充電開始を保留させるか又はバッテリへの充電を一時停止させた後、環境温度の温度変化が許容範囲内になると、充電器に対し、バッテリへの充電を開始又は再開させるように構成されていてもよい。
このようにすれば、バッテリ周囲の環境温度の変化によって、バッテリへの充電開始を保留させるか又は充電を一時停止させたとしても、その後、その温度変化が許容範囲内になると、バッテリへの充電を開始又は再開させてバッテリの充電を完了させることができる。
なお、環境温度検出素子は、バッテリ周囲の環境温度を検出するためのものであることから、制御回路が実装された基板上、若しくは、この基板よりもバッテリから離れた位置に配置するとよい。
つまり、このようにすれば、バッテリ自体の温度変化に影響されることなく、周囲の環境温度を検出することができる。
また、制御回路は、充電器に対しバッテリへの充電開始を保留させるか又はバッテリへの充電を一時停止させているとき、その旨を、報知手段を介して報知するよう構成されていてもよい。
このようにすれば、充電器に対しバッテリへの充電開始を保留させるか又はバッテリへの充電を一時停止させているとき、使用者に対し、充電が完了するまでの時間が長くなることを通知することができ、使用者に対し違和感を与えるのを防止できる。
次に、本発明のバッテリパックには、環境温度検出素子とは別に、バッテリ温度を検出するバッテリ温度検出素子が備えられており、制御回路は、接続部に充電器が接続されているとき、バッテリ温度検出素子を介してバッテリ温度を周期的に検出する。
このため、本発明のバッテリパックによれば、制御回路は、環境温度検出素子及びバッテリ温度検出素子による環境温度及びバッテリ温度の検出結果を利用してバッテリへの充・放電を制御することが可能となる。
そして、制御回路は、その検出したバッテリ温度の温度変化が所定の閾値を越えていて、環境温度の温度変化が許容範囲内にある場合に、環境温度検出素子に異常があると判断して、その旨を、報知手段を介して報知する。
なお、制御回路は、環境温度の温度変化が許容範囲を越えており、バッテリ温度の温度変化が所定の閾値以下であるとき、バッテリ温度検出素子に異常があると判断して、その旨を、報知手段を介して報知するよう構成されていてもよい。
従って、本発明のバッテリパックによれば、環境温度及びバッテリ温度の温度変化に基づき、環境温度検出素子若しくはバッテリ温度検出素子の異常を検出することができ、しかも、充電器にその旨を通知することで、充電器に対し充電を停止させることができる。
よって、このバッテリパックによれば、充電器からバッテリパックへの充電制御の信頼性を向上することができる。
また、報知手段は、必ずしもバッテリパックに設けられている必要はなく、充電器に設けられていてもよく、或いは、バッテリパックと充電器との両方に設けられていてもよい。
そして、報知手段が、充電器に設けられている場合、制御回路は、充電器にバッテリパックの状態(充電器に対しバッテリへの充電開始を保留させるか又はバッテリへの充電を一時停止させていること、環境温度検出素子又はバッテリ温度検出素子に異常があること、等)を通知することで、充電器側の報知手段に、バッテリパックの状態を報知させるようにすればよい。
一方、本発明の充電器は、充電制御手段と報知手段とを備え、充電制御手段は、バッテリパックからの通知に従い報知手段を駆動し、バッテリパックの状態を報知する。
従って、本発明の充電器によれば、バッテリパックからの指令に従いバッテリへの充電を制御することができるだけでなく、バッテリパックの状態を使用者に通知することができる。
実施形態のバッテリパックの外観を表す斜視図である。 バッテリパック内へのサーミスタの設置状態を表す説明図であり、(a)はバッテリパックの一部破断平面図、(b)は(a)に示すA−A線に沿った一部破断側面図、(c)は(b)に示すB部分の拡大図である。 バッテリパック及び充電器の回路構成を表すブロック図である。 バッテリパックにて実行される充電開始前制御を表すフローチャートである。 バッテリパックにて実行される充電中制御を表すフローチャートである。 充電器にて実行される充電制御処理を表すフローチャートであり、(a)は充電開始前制御を表し、(b)は充電中制御を表す。 バッテリパックにて実行される充電開始前制御の変形例を表すフローチャートである。 バッテリパックにて実行される充電中制御の変形例を表すフローチャートである。 図9に示す充電中制御の変形例を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態のバッテリパック10は、電動工具に直流電源を供給するためのものであり、図1に示すように、電動工具や充電器に対し着脱自在に装着するための装着部12を備える。そして、この装着部12には、バッテリパック10内のバッテリや制御回路と接続するための電源端子部14及び接続端子部16が設けられている。
また、バッテリパック10の制御回路は、図2(a)〜(c)に示すように、バッテリ20と共にバッテリパック10内に収納される、制御回路基板30に組み付けられている。
そして、バッテリ20(詳しくはバッテリ20を構成する複数のセルの間)には、バッテリ温度を検出するための第1サーミスタ22が設けられ、制御回路基板30のバッテリ20とは反対側の基板面には、バッテリ周囲の環境温度を検出するための第2サーミスタ32が実装されている。
図3に示すように、バッテリパック10には、電源端子部14に設けられた正極側端子14A及び負極側端子14B、及び、接続端子部16に設けられた信号端子16A,16Bが備えられている。そして、バッテリパック10は、これら各端子14A、14B、16A,16Bを介して、図3に示す充電器40や電動工具(図示せず)と、電気的に接続される。
また、正極側端子14Aには、バッテリ20の正極が接続され、負極側端子14Bには、バッテリ20の負極が接続されている。そして、負極側端子14Bからバッテリ20の負極に至る電源ライン上には、充電器40からバッテリ20に供給される充電電流及びバッテリ20から電動工具に供給される放電電流を検出するための電流測定回路36が設けられている。
また、バッテリパック10には、充電器検出回路38及び電源回路39も備えられている。そして、電流測定回路36、充電器検出回路38及び電源回路39は、環境温度を検出する第2サーミスタ32や、バッテリパック10の制御回路を構成するマイクロコントローラ(MCU)34と共に、制御回路基板30に組み付けられている。
ここで、充電器検出回路38は、充電器40から信号端子16Aに入力される充電器40側の電源電圧Vccに基づき、バッテリパック10が充電器40に接続されたことを検出するためのものである。
また、電源回路39は、バッテリ20に並列接続されており、バッテリ20若しくは充電器40から電源供給を受けて、MCU34を始めとする内部回路駆動用の電源電圧(直流定電圧)を生成するためのものである。
また、MCU34は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されている。そして、MCU34は、バッテリ電圧や電流測定回路36にて検出されたバッテリ電流、第1サーミスタ22及び第2サーミスタ32により検出されたバッテリ温度及び環境温度、等に基づき、バッテリ20に対する充放電を制御する。
次にバッテリ20を充電するのに用いられる充電器40には、バッテリパック10が装着された際に、バッテリパック10の正極側端子14A、負極側端子14B、信号端子16A及び16Bにそれぞれ接続される、正極側端子44A、負極側端子44B、信号端子46A及び46Bが備えられている。
また、充電器40には、整流回路52、充電用スイッチング電源回路54、充電制御用のMCU56、制御用スイッチング電源回路58、及び表示部60が備えられている。
ここで、整流回路52は、商用電源等の交流電源から供給される交流電圧を整流するものであり、その整流出力は、充電用スイッチング電源回路54及び制御用スイッチング電源回路58に出力される。
また、充電用スイッチング電源回路54は、整流回路52からの出力に基づきバッテリ20への充電を行うスイッチング回路であり、MCU56により駆動制御される。
MCU56は、バッテリパック10内のMCU34と同様、マイクロコンピュータにて構成されており、バッテリパック10内のMCU34から信号端子16B、46Bを介して、バッテリ状態を取り込み、充電用スイッチング電源回路54を駆動制御することで、バッテリ20への充電電流、充電電圧等を制御する。
また、制御用スイッチング電源回路58は、MCU56等の内部回路を動作させるための電源電圧Vccを生成するものである。
そして、充電器40のグランドは、負極側端子44B、14B及び電流測定回路36を介して、バッテリ20の負極に接続され、充電用スイッチング電源回路54にて生成された充電電圧は、正極側端子44A及び14Aを介して、バッテリ20の正極に印加される。
また、充電器40の信号端子46Bには、制御用スイッチング電源回路58にて生成された電源電圧Vccが印加される。このため、バッテリパック10が充電器40に装着されて、制御用スイッチング電源回路58にて電源電圧Vccが生成されると、バッテリパック10側では、充電器検出回路38がその旨を検出して、その検出結果を、MCU34に出力することになる。
なお、充電器40には、表示部60が設けられているが、この表示部60は、バッテリ20への充電状態や、バッテリパック10各部の異常を表示するのに用いられる。
次に、バッテリパック10内のMCU34及び充電器40内のMCU56にて、バッテリ20への充電開始前及びバッテリ20への充電中にそれぞれ実行される制御処理について説明する。
[充電開始前の制御]
バッテリパック10のMCU34は、バッテリパック10が充電器40や電動工具に装着されていないときには、スリープモード(換言すれば低消費電力モード)で動作しており、バッテリパック10が充電器40や電動工具に装着されると、バッテリ20の状態を監視してバッテリ20を保護する通常モードに移行する。なお、最近では比較的消費電力の低いマイコンも多いため、MCU34は、消費電力の低いマイコンにて構成することで、スリープモードに入らず、常時通常モードで動作するようにしてもよい。
このため、MCU34は、図4に示すように、バッテリ20への充電開始前には、S110(Sはステップを表す)にて、充電器40が検出されたか否かを周期的に判断することにより、バッテリパック10が充電器40に装着されるのを待ち、充電器40が検出されたと判断されると、S120以降の処理を実行する。
なお、MCU34は、スリープモードでは、バッテリパック10が電動工具に装着された否かを判断し、電動工具に装着されると、電動工具側の制御回路(MCU)と通信を行い電動工具駆動用の放電制御を実行するが、この放電制御については本発明の主要部ではないので、説明は省略する。
図4に示すように、S120では、第1サーミスタ22を介して、バッテリ温度Ta1を検出し、続くS130では、第2サーミスタ32を介して、環境温度Tb1を検出する。
次に、S140では、計時用カウンタCtをクリアし、続くS150にて、計時用カウンタCtの値から、S120、S130で上記各温度を検出してから所定の設定時間tが経過したか否かを判断する。
そして、S150にて、設定時間tが経過していないと判断されると、S160に移行して、計時用カウンタCtをインクリメント(+1)することにより、S120、S130で上記各温度を検出してからの経過時間をMCU34の動作クロックに従いカウント(換言すれば計時)し、再度S150に移行する。
つまり、S160では、計時用カウンタCtをくり返しインクリメントすることにより、S120、S130で上記各温度を検出してからの経過時間を計時しており、S150では、その経過時間が、所定の設定時間tに達したか否かを判断する。
そして、S150にて所定の経過時間tが経過したと判断されると、S170に移行し、第1サーミスタ22を介して、設定時間t経過後のバッテリ温度Ta2を検出する。また、続くS180では、第2サーミスタ32を介して、設定時間t経過後の環境温度Tb2を検出する。
次に、S190では、設定時間tが経過する間にバッテリ温度Ta及び環境温度Tbが変化した温度変化量(ここでは単位時間当たりの温度変化量)dTa、dTbを、次式に従い算出する。
dTa=(Ta2−Ta1)/t
dTb=(Tb2−Tb1)/t
そして、S200では、バッテリ温度Taの温度変化量dTa(詳しくはその絶対値)が予め設定された閾値A1以下であるか否かを判断し、温度変化量dTaの絶対値が閾値A1を越えていれば、S260に移行し、温度変化量dTaの絶対値が閾値A1以下であれば、S210に移行する。
次に、S210では、環境温度Tbの温度変化量dTb(詳しくはその絶対値)が予め設定された閾値B1以下であるか否かを判断し、温度変化量dTbの絶対値が閾値B1を越えていれば、S250に移行し、温度変化量dTbの絶対値が閾値B1以下であれば、S220に移行する。
S220では、S170及びS180にて検出された現在のバッテリ温度Ta2及び環境温度Tb2の少なくとも一方が、所定温度以下の低温であるか否かを判断する。
S220にて、バッテリ温度Ta2及び環境温度Tb2のいずれも低温ではないと判断されると、バッテリ20への充電条件が成立したものとして、S230に移行する。
そして、S230では、充電器40に対し充電開始指令を出力することで、バッテリ20への充電を開始させ、当該充電開始前制御を終了する。
一方、S220で、バッテリ温度Ta2及び環境温度Tb2のいずれか一方、若しくは、その両方が低温であると判断されると、S240にて、バッテリ20の低温異常を検出して、その旨を充電器40のMCU56に通知する。
そして、S240にて、充電器40のMCU56に低温異常を通知すると、S120に移行して、上記一連の処理を再度実行することにより、バッテリ20への充電条件が成立するのを待つ。
また、S210にて、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値B1を越えていると判断された場合、つまり、第2サーミスタ32による検出温度(環境温度)が大きく変化しているにも関わらず、第1サーミスタ22による検出温度(バッテリ温度)の変化が小さい場合には、S250に移行する。
そして、S250では、第1サーミスタ22がバッテリ温度を正常に検出できていないものと判断して、第1サーミスタ22の異常を検出し、その検出結果を充電器40のMCU56に通知した後、当該充電開始前制御を終了する。
また、S200で、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値が閾値A1以上であると判断された場合には、S260に移行して、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が予め設定された閾値B1以下であるか否かを判断する。
S260にて、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値B1以下であると判断された場合、つまり、第1サーミスタ22による検出温度(バッテリ温度)が大きく変化しているにも関わらず、第2サーミスタ32による検出温度(環境温度)の変化が小さい場合には、S270に移行する。
そして、S270では、第2サーミスタ32が環境温度を正常に検出できていないものと判断して、第2サーミスタ32の異常を検出し、その検出結果を充電器40のMCU56に通知した後、当該充電開始前制御を終了する。
次に、S260にて、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値B1を越えていると判断された場合、つまり、バッテリ温度及び環境温度が共に大きく変化している場合には、第1サーミスタ22及び第2サーミスタ32は共に正常に動作していると判断して、S120に移行し、上記一連の処理を再度実行することにより、バッテリ20への充電条件が成立するのを待つ。
なお、S260からS120に移行する際には、S280にて、バッテリ温度Taの温度変化量dTa(詳しくはその絶対値)が、閾値A1よりも大きい閾値C1以上であるか、或いは、環境温度Tbの温度変化量dTb(詳しくはその絶対値)が、閾値B1よりも大きい閾値D1以上であるか、を判定する。
そして、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値が閾値C1以上であるか、或いは、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値D1以上であれば、S290に移行し、そうでなければ、そのままS120に移行する。
また、S290では、バッテリ温度Ta若しくは環境温度Tbの温度変化が閾値C1、D1以上となっていて、異常な温度変化が発生していることから、温度変化が異常であることを検出して、その検出結果を充電器40のMCU56に通知し、S120に移行する。
このように、バッテリパック10のMCU34にて実行される充電開始前制御では、サーミスタ22及び32により検出されるバッテリ温度及び環境温度の温度変化の違いから、サーミスタ22又は32の異常を検出して、充電器40に通知する(S250、S270)。
また、バッテリ温度及び環境温度の温度変化が共に小さい場合には、これら各温度が低温でないことを確認した上で、充電器40に対しバッテリ20への充電を開始させ(S230)、バッテリ温度及び環境温度の少なくとも一方が低温であれば、その旨を充電器40に通知し(S240)、これら各温度が正常温度になるまで、バッテリ20への充電開始を保留させる。
また、バッテリ温度及び環境温度の温度変化が大きい場合にも、バッテリ20への充電開始を保留させ、しかも、その温度変化量が異常に大きい場合(閾値C1、D1以上である場合)には、その旨を充電器40に通知する(S290)。
これに対し、充電器40のMCU56にて実行される充電開始前制御では、図6(a)に示すように、S310にて、バッテリパック10からサーミスタ22,32の異常、低温異常、若しくは温度変化の異常、を表す異常通知があったか否かを判断する。
そして、異常通知があった場合には、S320にて、表示部60にその内容を表示することで、使用者に旨を報知した後、S330に移行し、異常通知がなければ、そのままS330に移行する。
また、S330では、バッテリパック10のMCU34から充電開始指令が入力されたか否かを判断し、充電開始指令が入力されていなければ、S310に移行することにより、充電開始指令が入力されるのを待ち、充電開始指令が入力されていれば、S340に移行して、バッテリ20への充電制御を開始した後、当該充電開始前制御を終了する。
従って、本実施形態のバッテリパック10によれば、バッテリ20への充電開始前に、周囲環境の変化に伴うバッテリ温度及び環境温度の温度変化を検出して、バッテリ温度及び環境温度が安定するまで、充電器40による充電を保留させることができる。
また、その検出した温度変化からサーミスタ22,32の異常、低温異常、温度変化の異常等を検出して、その検出結果を、充電器40を介して報知することができる。
[充電中の制御]
次に、図5に示すように、バッテリパック10内のMCU34にて、バッテリ20への充電中に実行される充電中制御では、まずS105にて、充電器検出回路38にて充電器40の接続が検出されているか否かを判断する。
そして、充電器40が検出されていなければ(つまり、バッテリパック10が充電器40から取り外されていれば)、S115でバッテリ20への充電を停止し、当該充電中制御を終了する。なお、この制御を停止することにより、MCU34はスリープモードに移行する。
次に、S105にて、充電器40が検出されていると判断されると、図4に示した充電開始前制御と同様に、S120〜S190の一連の処理を実行し、続くS205にて、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値が、予め設定された閾値A2以下であるか否かを判断する。
S205にて、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値が閾値A2以下であると判断されると、S215に移行して、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が予め設定された閾値B2以下であるか否かを判断する。
そして、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値B2を越えていれば、充電開始前制御と同様のS250に移行し、第1サーミスタ22の異常を検出して、その検出結果を充電器40のMCU56に通知する。
また、S250による異常通知後は、S115にて、バッテリ20への充電を停止させる充電停止指令を充電器40のMCU56に出力し、当該充電開始前制御を終了する。
次に、S215にて、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値B2以下であると判断された場合には、充電開始前制御と同様のS220に移行し、S170及びS180にて検出された現在のバッテリ温度Ta2及び環境温度Tb2の少なくとも一方が、所定温度以下の低温であるか否かを判断する。
そして、S220にて、バッテリ温度Ta2及び環境温度Tb2のいずれか一方、若しくはその両方がが低温であると判断されると、S245に移行し、充電器40に対し低温充電指令を出力することで、バッテリ20への充電制御を低温時に適した充電制御に切り換え、S120に移行する。
一方、S220にて、バッテリ温度Ta2及び環境温度Tb2は低温ではないと判断されると、S225に移行し、現在、充電器40に対し、通常時の充電制御を停止させているか否かを判断する。
なお、S225では、S245にて充電器40に低温充電指令を送信することで、現在、充電器40に低温時の充電制御を実行させているか、或いは、現在、後述のS295にて、温度変化の異常検出に伴い充電器40にバッテリ20への充電を一時停止させているか、を判定する。
そして、S225にて、現在、充電器40に対し通常時の充電制御を停止させていると判断されると、S235に移行し、充電器40に対し、通常の充電制御を再開させるべく、充電再開指令を送信した後、S120に移行する。
次に、S205にて、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値が閾値A2を越えていると判断されると、S265に移行して、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が予め設定された閾値B2以下であるか否かを判断する。
そして、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値B2以下であると判断された場合には、充電開始前制御と同様のS270に移行し、第1サーミスタ22の異常を検出して、その検出結果を充電器40のMCU56に通知する。
また、S270による異常通知後は、S115にて、バッテリ20への充電を停止させる充電停止指令を充電器40のMCU56に出力し、当該充電開始前制御を終了する。
次に、S265にて、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値B2を越えていると判断された場合には、S285にて、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値が、閾値A2よりも大きい閾値C2以上であるか、或いは、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が、閾値B2よりも大きい閾値D2以上であるか、を判定する。
そして、S285にて、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値及び環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が、共に、閾値C2、D2未満であると判断されると、そのままS120に移行する。
一方、S285にて、バッテリ温度Taの温度変化量dTaの絶対値が閾値C2異常であると判定されるか、或いは、環境温度Tbの温度変化量dTbの絶対値が閾値D2以上であると判定されると、充電開始前制御と同様のS290に移行し、温度変化が異常であることを検出して、その検出結果を充電器40のMCU56に通知する。
また、S290にて、温度変化の異常を充電器40に通知すると、S295に移行して、充電器40にバッテリ20への充電を一時停止させる停止指令を送信し、S120に移行する。
このように、バッテリパック10のMCU34にて実行される充電中制御では、充電開始前制御と同様、サーミスタ22及び32により検出されるバッテリ温度及び環境温度の温度変化の違いから、サーミスタ22又は32の異常を検出して、充電器40に通知する(S250、S270)。
そして、サーミスタ22又は32の異常検出後は、充電器40に対し充電停止指令を送信することで、バッテリ20への充電を停止させる(S115)。
また、バッテリ温度及び環境温度の温度変化が共に小さい場合には、充電開始前制御と同様、これら各温度が低温であるか否かを判定し(S220)、バッテリ温度及び環境温度の少なくとも一方が低温であれば、充電器40に対し低温時の充電制御を実行させる(S245)。
また、バッテリ温度及び環境温度が低温でなければ、充電器40に対し、通常時の充電制御を継続若しくは再開させる(S225、S235)。
また、バッテリ温度及び環境温度の温度変化が大きい場合には、充電器40にその旨を通知すると共に、充電器40によるバッテリ20への充電を一時停止させる(S290、S295)。
これに対し、充電器40のMCU56にて実行される充電中制御では、図6(b)に示すように、S350にて、バッテリパック10からサーミスタ22,32の異常、低温異常、若しくは温度変化の異常、を表す異常通知があったか否かを判断する。
そして、異常通知があった場合には、S360にて、表示部60にその内容を表示することで、使用者に旨を報知した後、S370に移行し、異常通知がなければ、そのままS370に移行する。
また、S370では、バッテリパック10のMCU34から充電停止指令が入力されたか否かを判断し、充電停止指令が入力されていれば、現在実行中のバッテリ20への充電制御を停止し、S390に移行する。また、バッテリパック10のMCU34から充電停止指令が入力されていなければ、そのままS390に移行する。
次に、S390では、バッテリパック10のMCU34から充電開始指令(詳しくは、充電制御の再開指令、若しくは、低温時の充電制御の実行指令)が入力されたか否かを判断する。
そして、充電開始指令が入力されていれば、その充電開始指令に対応した充電制御を開始した後、S350に移行し、充電開始指令が入力されていなければ、そのままS350に移行する。
従って、本実施形態のバッテリパック10によれば、充電器40からバッテリ20への充電中に、周囲環境の変化に伴うバッテリ温度及び環境温度の温度変化を検出して、充電器40による充電を一時的に停止させることができる。
また、充電器40による充電を一時停止させた後、バッテリ温度及び環境温度の温度が安定すると、充電器40によるバッテリ20への充電を再開させることもできる。
また、検出した温度変化からサーミスタ22,32の異常、低温異常、温度変化の異常を検出した際には、その検出結果を、充電器40を介して使用者等に報知することができる。
ここで、本実施形態では、バッテリパック10に設けられた正極側端子14A、負極側端子14B、信号端子16A及び16Bが、本発明の接続部に相当し、第2サーミスタ32が、本発明の環境温度検出素子に相当し、第1サーミスタ22が、本発明のバッテリ温度検出素子に相当し、MCU34が、本発明の制御回路に相当する。
また、充電器40に備えられた表示部60は、本発明の報知手段に相当し、MCU56は、本発明の充電制御手段に相当する。
[変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、バッテリパック10には、バッテリ20周囲の環境温度を検出する第2サーミスタ32に加え、バッテリ温度を検出する第1サーミスタ22が備えられているものとして説明した。
しかし、本発明は、バッテリ20周囲の環境温度を検出する第2サーミスタ32だけを備えたバッテリパックであっても、適用することができる。
つまり、この場合、上記実施形態のように、2つのサーミスタ32、22で検出される環境温度及びバッテリ温度の温度変化からサーミスタ32又は22の異常を検出することはできない。
しかし、第2サーミスタ32にて検出された環境温度の変化から、バッテリ20への充電開始前に環境温度が急変したことを検出して、バッテリ20への充電開始を一時保留させ、その後、その温度変化が安定してから、バッテリ20への充電を開始させることはできる。
また、バッテリ20への充電中に周囲温度が急変したことを検出して、バッテリ20への充電を一時停止させ、その後、周囲温度が安定してから、バッテリ20への充電を再開させることもできる。
以下、このように第2サーミスタ32により検出されるバッテリ20周囲の環境温度だけで、バッテリ20への充電制御を実行する際に、バッテリパック10内のMCU34に実行させる充電開始前制御及び充電中制御について説明する。
図7に示すように、充電開始前制御では、S410にて、充電器40が検出されたか否かを周期的に判断することにより、バッテリパック10が充電器40に装着されるのを待つ。
そして、S410にて、充電器40が検出されたと判断されると、S420に移行して、第2サーミスタ32を介して環境温度T1を検出し、S430にて、計時用カウンタCtをクリアする。
また、続くS440では、計時用カウンタCtの値に基づき、S420で環境温度T1を検出してから所定の設定時間tが経過したか否かを判断する。
そして、S440にて、設定時間tが経過していないと判断されると、S450に移行して、計時用カウンタCtをインクリメントすることにより、S420で環境温度T1を検出してからの経過時間を計時し、再度S440に移行する。
一方、S440にて、S120で環境温度T1を検出してから所定の設定時間tが経過したと判断されると、S460に移行し、設定時間t経過後の環境温度T2を検出する。
そして、S470では、設定時間tが経過する間に変化した環境温度Tの温度変化量dTを、式「dT=(T2−T1)/t」に基づき算出し、S480では、その温度変化量dTの絶対値が予め設定された閾値E1以下であるか否かを判断する。
S480にて、温度変化量dTの絶対値が閾値E1を越えていると判断された場合、つまり、環境温度Tが大きく変化している場合には、S420に移行して、上記一連の処理を再度実行することで、環境温度Tが安定するのを待つ。
また、S480にて、温度変化量dTの絶対値が閾値E1以下であると判断された場合には、バッテリ20への充電条件が成立したものとして、S490に移行し、充電器40に対し充電開始指令を出力することで、バッテリ20への充電を開始させ、当該充電開始前制御を終了する。
次に、充電中制御では、図8に示すように、まずS415にて、充電器検出回路38にて充電器40の接続が検出されているか否かを判断する。そして、充電器40が検出されていなければ、S500でバッテリ20への充電を停止し、当該充電中制御を終了する。
また、S415にて、充電器40が検出されていると判断されると、図7に示した充電開始前制御と同様に、S420〜S470の一連の処理を実行し、続くS485にて、温度変化量dTの絶対値が予め設定された閾値E2以下であるか否かを判断する。
そして、S485にて、温度変化量dTの絶対値が閾値E2以下であると判断された場合には、再度S415に移行して、上記一連の処理を再度実行することで、充電器40によるバッテリ20への充電を継続させる。
一方、S485にて、温度変化量dTの絶対値が閾値E2を越えたと判断されると、バッテリ20の周囲で異常に大きい温度変化が発生しているので、S500に移行して、バッテリ20への充電を停止し、当該充電中制御を終了する。
このように、図7に示す充電開始前制御によれば、充電開始前の環境温度の変化から、環境温度が急変したことを検出してバッテリ20への充電開始を一時保留させ、その後、その温度変化が安定してから、バッテリ20への充電を開始させることができる。
また、図8に示す充電中制御によれば、バッテリ20への充電中に、バッテリパック10が充電器40から外されるか、或いは、バッテリ20周囲の環境温度が大きく変化すると、バッテリ20への充電を停止させることができる。
なお、図8に示す充電中制御では、バッテリ20周囲の環境温度が大きく変化して、バッテリ20への充電を一旦停止させると、その後、環境温度が安定しても、バッテリ20への充電を自動で再開させることができない。
そこで、バッテリ20への充電中に環境温度が大きく変化して、バッテリ20への充電を停止させた後、環境温度が安定した際に、バッテリ20への充電を自動で再開させるようにするには、充電中制御を、図9に示すように変更すればよい。
すなわち、S485にて、温度変化量dTの絶対値が閾値E2を越えたと判断された場合には、S500にて、バッテリ20への充電を停止させて、充電中制御を終了するのではなく、S510にて、バッテリ20への充電を一時的に停止させた後、S415に移行する。
また、S485にて、温度変化量dTの絶対値が閾値E2以下であると判断された場合には、S520に移行して、現在、S510の処理によって、充電器40に対しバッテリ20への充電を停止させているか否かを判断する。
そして、現在、充電器40に対しバッテリ20への充電を停止させている場合には、S530に移行し、充電器40に対し充電再開指令を送信することで、バッテリ20への充電を再開させ、S415に移行する。
また、現在、充電器40に対しバッテリ20への充電を停止させていない場合には、そのままS415に移行する。
従って、図9に示す充電中制御によれば、バッテリ20への充電中にバッテリ20周囲の環境温度が変化し、バッテリ20への充電を停止させても、その後、環境温度が安定すれば、バッテリ20への充電を自動で再開させることができる。
次に、上記実施形態では、バッテリパック10のMCU34が、サーミスタ22,32の異常、低温異常、若しくは、温度変化の異常を検出すると、その旨を充電器40のMCU56に通知することにより、充電器40側の表示部60に異常を表示させて、使用者に異常を報知するものとして説明した。
しかし、こうした異常の報知は、必ずしも充電器40側で行う必要はなく、バッテリパック10側で行うようにしてもよく、或いは、充電器40とバッテリパック10との両方で行うようにしてもよい。
そして、このためには、図3に点線で示すように、バッテリパック10内に複数のLEDからなる異常表示用の表示部70を設け、MCU34がS250、S270にてサーミスタ22,32の異常を検出したとき、S240にて低温異常を検出したとき、S290にて温度変化異常を検出したときに、表示部70を介して、これら各異常の発生を報知するようにすればよい。
なお、この場合、バッテリパック10のケースには、図2(a)に点線にて例示すように、表示部70の表示状態(LEDの点灯状態)を確認できるようにするための窓部(表示用窓)72を設けるとよい。
次に、上記実施形態では、バッテリ20周囲の環境温度を検出する第2サーミスタ32は、制御回路基板30におけるバッテリ20とは反対側の基板面に実装させるものとして説明したが、第2サーミスタ32は、バッテリ20から離れた位置に配置されていれば良く、必ずしも、制御回路基板30の基板面に実装する必要はない。
また、環境温度やバッテリ温度を検出する温度検出素子としては、上記実施形態のように必ずしもサーミスタを用いる必要はなく、温度検出可能な素子であれば利用できる。
10…バッテリパック、12…装着部、14…電源端子部、14A…正極側端子、14B…負極側端子、16…接続端子部、16A,16B…信号端子、20…バッテリ、22…第1サーミスタ、30…制御回路基板、32…第2サーミスタ、34…MCU、36…電流測定回路、38…充電器検出回路、39…電源回路、40…充電器、44A…正極側端子、44B…負極側端子、46A,46B…信号端子、52…整流回路、54…充電用スイッチング電源回路、56…MCU、58…制御用スイッチング電源回路、60,70…表示部、72…窓部。

Claims (7)

  1. 充電器を接続するための接続部と、
    前記接続部に接続された充電器により充電可能なバッテリと、
    前記バッテリ周囲の環境温度を検出する環境温度検出素子と、
    前記接続部に前記充電器が接続されているとき、前記環境温度検出素子を介して前記環境温度を周期的に検出し、該検出した前記環境温度の温度変化量の絶対値が予め設定された閾値を越えているとき、前記充電器に対し、前記バッテリへの充電開始を保留させるか又は前記バッテリへの充電を一時停止させる制御回路と、
    前記バッテリに装着されてバッテリ温度を検出するバッテリ温度検出素子と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記接続部に前記充電器が接続されているとき、前記バッテリ温度検出素子を介して前記バッテリ温度を周期的に検出し、該検出したバッテリ温度の温度変化量の絶対値が所定の閾値を越えていて、前記環境温度の温度変化量の絶対値が前記閾値以下である場合には、前記環境温度検出素子に異常があると判断して、その旨を、報知手段を介して報知することを特徴とするバッテリパック。
  2. 前記制御回路は、前記環境温度の温度変化量の絶対値が前記閾値を越えており、前記バッテリ温度検出素子を介して検出した前記バッテリ温度の温度変化量の絶対値が所定の閾値以下であるとき、前記バッテリ温度検出素子に異常があると判断して、その旨を、前記報知手段を介して報知することを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。
  3. 前記制御回路は、前記充電器に対し前記バッテリへの充電開始を保留させるか又は前記バッテリへの充電を一時停止させた後、前記環境温度の温度変化量の絶対値が前記閾値以下になると、前記充電器に対し、前記バッテリへの充電を開始又は再開させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバッテリパック。
  4. 前記環境温度検出素子は、前記制御回路が実装された基板上、若しくは、該基板よりも前記バッテリから離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のバッテリパック。
  5. 前記制御回路は、前記充電器に対し前記バッテリへの充電開始を保留させるか又は前記バッテリへの充電を一時停止させているとき、その旨を、前記報知手段を介して報知することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のバッテリパック。
  6. 前記報知手段は、前記充電器に設けられており、
    前記制御回路は、前記充電器を介して前記報知手段に報知させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のバッテリパック。
  7. 請求項6に記載のバッテリパックに接続されて、前記バッテリへの充電を行う充電器であって、
    前記バッテリパックからの指令に従い、前記バッテリへの充電開始・停止を切り換える充電制御手段と、
    前記バッテリパックの状態を報知する報知手段と、
    を備え、前記充電制御手段は、前記バッテリパックからの通知に従い前記報知手段を駆動し、前記バッテリパックの状態を報知することを特徴とする充電器。
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