JP2012034425A - 二次電池の充放電制御回路、電池パック、及び電池電源システム - Google Patents

二次電池の充放電制御回路、電池パック、及び電池電源システム Download PDF

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Abstract

【課題】二次電池の温度変化に基づいて、想定される異常内容に応じた充放電制御を行うことができる二次電池の充放電制御回路、電池パック、電池電源システムを提供する。
【解決手段】二次電池4の温度tの基準時間tLの間における変化量dTLに基づき第1変化率dTL/tLを算出する第1算出部501と、温度tの基準時間tLより短い時間である基準時間tSの間における変化量dTSに基づき第2変化率dTS/tSを算出する第2算出部502と、第1変化率dTL/tL及び第2変化率dTS/tSに応じて、二次電池4の充放電を制御する充放電制御部505とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池の充放電を制御する二次電池の充放電制御回路、及びこれを用いた、電池パックと電池電源システムとに関する。
二次電池には、種々の種類が存在し、代表的なものとして、非水系二次電池であるリチウムイオン二次電池、水溶液系二次電池であるニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池がある。これらの二次電池は、種類によって充電特性が異なるため、これらの電池の種類毎に、適した充電方法が用いられるようになっている。
非水系二次電池の代表的な充電方法として、CCCV(Constant Current Constant Voltage)充電がある。CCCV充電は、最初に定電流充電を行って、電池電圧が満充電電圧に達すると、定電圧充電に切り換える。非水系二次電池は、定電圧で充電すると、満充電に近づくに従って、流れる電流が減少する性質がある。そこで、非水系二次電池のCCCV充電では、定電圧充電時に流れる電流が、ある基準電流値を下回ったときに、非水系二次電池が満充電になったと判断して充電を終了する。
一方、水溶液系二次電池の場合は、定電圧で充電すると、いわゆるレドックスシャトル反応によって、満充電付近でも電流が流れ続けるため、非水系二次電池のように、電池に流れる電流を充電の終了条件として用いることができない。
その一方、水溶液系二次電池は、充電電流を流し続けると、満充電付近で温度が急激に上昇する特性を有している。そこで、この特性を利用して、水溶液系二次電池を定電流で充電しながらその温度を監視し、温度が急激に上昇したときに満充電になったと判断して充電を終了する充電方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開平7−142096号公報 特開平9−154239号公報
しかしながら、二次電池の温度が上昇するのは、充電中に満充電になった場合に限らない。例えば、二次電池の内部で短絡故障等の異常が生じた場合も温度の上昇が生じる。特に、非水系二次電池の場合には、充電中に満充電になっても急激な温度上昇が生じない。従って、非水系二次電池の温度が急激に上昇したときは、何らかの異常が生じている可能性が高い。
そして、二次電池に異常が生じたときは、二次電池の劣化を防止する観点や安全性の観点から、異常の内容に応じて二次電池の充放電を制御することが望ましい。
本発明の目的は、二次電池の温度変化に基づいて、想定される異常内容に応じた充放電制御を行うことができる二次電池の充放電制御回路、及びこれを用いた、電池パックと電池電源システムとを提供することである。
本発明に係る二次電池の充放電制御回路は、二次電池の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出された温度の予め設定された第1基準時間の間における変化量を前記第1基準時間で除算した除算値を、第1変化率として算出する第1算出部と、前記温度検出部により検出された温度の前記第1基準時間より短い時間である第2基準時間の間における変化量を前記第2基準時間で除算した除算値を、第2変化率として算出する第2算出部と、前記第1変化率及び前記第2変化率に応じて、前記二次電池の充放電を制御する充放電制御部とを備える。
二次電池に異常が生じたときの温度の上昇の仕方は、異常の内容によって異なり、比較的長い時間温度上昇が継続する異常や、短時間で急激に温度が上昇する異常がある。そこで、この構成によれば、第2基準時間より長い第1基準時間における単位時間当たりの温度の変化量である第1変化率と、第1基準時間より短い第2基準時間における単位時間当たりの温度の変化量である第2変化率とが算出される。
そうすると、比較的長い時間温度上昇が継続する異常が発生した場合には、第1変化率が増大し、短時間で急激に温度が上昇する異常が発生した場合には、第2変化率が増大する。従って、充放電制御部が、第1変化率及び第2変化率に応じて二次電池の充放電を制御することで、二次電池の温度変化に基づいて、想定される異常内容に応じた充放電制御を行うことが可能となる。
また、前記充放電制御部は、前記第1変化率が、予め設定された第1基準値を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行することが好ましい。
第1変化率が増大する異常として、二次電池の過充電が想定される。そこで、この構成によれば、第1変化率が増大して第1基準値を超えたとき、充放電制御部によって二次電池の放電は許容されたまま充電が禁止される。その結果、二次電池の過充電がこれ以上進むことを抑制しつつ、放電による過充電の解消が可能にされる。
また、前記充放電制御部は、前記第1基準時間の間に、前記二次電池に充電された電気量が当該二次電池から放電された電気量より多く、かつ当該第1基準時間の間における前記第1変化率が、予め設定された第1基準値を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行することが好ましい。
もし仮に、第1基準時間の間に二次電池に充電された電気量が二次電池から放電された電気量より少なかった場合には、当該第1基準時間の間は全体として二次電池が放電傾向になっているのであるから、例え第1基準時間の間における第1変化率が増大して第1基準値を超えたとしても、過充電が原因で温度上昇が生じたわけではないと考えられる。
そこで、この構成によれば、第1基準時間の間に二次電池に充電された電気量が当該二次電池から放電された電気量より多く、すなわち当該第1基準時間の間は全体として二次電池が充電傾向になっており、かつ当該第1基準時間の間における前記第1変化率が第1基準値を超えたとき、充放電制御部によって二次電池の充電が禁止されるので、上述と同様、二次電池の過充電がこれ以上進むことを抑制しつつ放電による過充電の解消を可能にすると共に、過充電が生じていないのに誤って充電を禁止してしまうおそれが低減される。
また、前記第1算出部は、前記第1変化率を繰り返し算出し、前記充放電制御部は、予め設定された監視時間内において前記繰り返し算出された第1変化率の予め設定された第1基準値を超えた回数が、予め設定された基準回数を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行することが好ましい。
二次電池の使われ方によっては、過充電されていなくても、一時的に第1変化率が第1基準値を超えてしまうおそれがある。そこで、この構成によれば、予め設定された監視時間内において、第1変化率が第1基準値を超えた回数が基準回数を超える複数回になったときに、充放電制御部が二次電池の充電を禁止する。これにより、上述と同様、二次電池の過充電がこれ以上進むことを抑制しつつ放電による過充電の解消を可能にすると共に、二次電池の使われ方による一時的な温度上昇によって、過充電が生じていないのに誤って充電を禁止してしまうおそれが低減される。
また、前記第1算出部は、前記第1変化率を繰り返し算出し、前記充放電制御部は、予め設定された監視時間内において、前記第1基準時間の間に前記二次電池に充電された電気量が当該二次電池から放電された電気量より多くかつ当該第1基準時間の間における前記第1変化率が予め設定された第1基準値を超えた回数が、予め設定された基準回数を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、上述と同様、二次電池の過充電がこれ以上進むことを抑制しつつ放電による過充電の解消を可能にすると共に、過充電が原因で温度上昇が生じたわけではない場合や、二次電池の使われ方による一時的な温度上昇が生じた場合に、過充電が生じていないのに誤って充電を禁止してしまうおそれが低減される。
また、前記充放電制御部は、前記第1条件が成立したとき、前記二次電池に過充電が生じたと判定することが好ましい。
この構成によれば、前記第1条件が成立したとき、充放電制御部によって、二次電池に過充電が生じたと判定されるので、異常内容を特定することが可能となる。
また、前記充放電制御部は、前記第2変化率が予め設定された第2基準値を超える第2条件が成立したとき、前記二次電池の充放電電流を減少させる方向に制御することが好ましい。
第2変化率が増大する異常として、二次電池の短絡故障が想定される。そこで、この構成によれば、第2変化率が増大して第2基準値を超えたとき、充放電制御部によって、二次電池の充放電電流が減少される方向に制御される。その結果、短絡故障を生じた二次電池をさらに損傷させたり安全性が低下したりするおそれが低減される。また、二次電池の用途によって、例えば二次電池が電気自動車のモータ駆動用電源として用いられている場合や、パーソナルコンピュータの電源として用いられている場合など、二次電池の異常が検出されても即座に放電を停止させてしまうと、不都合が生じる場合がある。そこで、第2変化率が第2基準値を超えた場合、充放電制御部が、二次電池の充放電電流を遮断に至らない程度に減少させる方向に制御することで、例えば電気自動車を路肩に寄せてから停止させたり、パーソナルコンピュータのデータを保存してからシャットダウンさせたりすることが容易となる。
また、前記温度検出部により検出された温度に応じて、前記二次電池に対して許容可能な最大の充放電電力を示す許容電力値を設定する許容電力値設定部をさらに備え、前記充放電制御部は、前記第2変化率が予め設定された第2基準値を超える第2条件が成立したとき、前記許容電力値設定部によって設定された許容電力値を減少させることによって、前記二次電池の充放電電流を減少させる方向に制御するようにしてもよい。
二次電池は、充放電可能な最大の充放電電力が温度によって変化する。そこで、この構成によれば、許容電力値設定部によって、二次電池の温度に応じて、当該二次電池に対して許容可能な最大の充放電電力を示す許容電力値が設定される。そして、第2変化率が増大して第2基準値を超えたとき、充放電制御部は、許容電力値設定部によって設定された許容電力値を減少させる。そうすると、二次電池の充放電電力がこの許容電力値以下の範囲になるように二次電池を用いることで、短絡故障が生じたと考えられるときに、二次電池の充放電電流を温度に応じた上限値からさらに減少させる方向に制御することになる結果、短絡故障を生じた二次電池をさらに損傷させたり安全性が低下したりするおそれが低減される。
また、前記充放電制御部は、前記第2変化率が、前記第2基準値より大きい第3基準値を超える第3条件が成立したとき、前記二次電池の充放電を禁止することが好ましい。
二次電池に重度の短絡故障が生じたときは、即座に充放電を停止させることが望ましい。そこで、この構成によれば、第2変化率が、第2基準値より大きい第3基準値を超えて重度の短絡故障が生じたと考えられるときは、二次電池の充放電が禁止されて、充放電電流がゼロにされる。これにより、重度の短絡故障を生じた二次電池の安全性が低下するおそれが低減される。
また、前記充放電制御部は、前記第2条件が成立したとき、前記二次電池に、所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡が生じたと判定することが好ましい。
この構成によれば、第2条件が成立したとき、充放電制御部によって、所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡、すなわち比較的程度が軽い内部短絡が生じたと判定されるので、異常内容を特定することが可能となる。
また、前記充放電制御部は、前記第3条件が成立したとき、前記二次電池に、所定の抵抗値に満たない完全な内部短絡が生じたと判定することが好ましい。
この構成によれば、第3条件が成立したとき、充放電制御部によって、所定の抵抗値に満たない完全な内部短絡、すなわち比較的程度が重い内部短絡が生じたと判定されるので、異常内容を特定することが可能となる。
また、前記第1基準値は、前記二次電池が過充電された場合に生じる単位時間当たりの温度上昇に基づき設定され、前記第1基準時間は、前記二次電池が過充電された場合に、単位時間当たりの温度上昇が前記第1基準値と実質的に等しい状態が維持される時間に基づき設定されていることが好ましい。
この構成によれば、第1条件に基づく過充電の発生の有無の判定精度が向上する。
また、前記第2基準値は、前記二次電池が所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡が生じた場合に生じる単位時間当たりの温度上昇に基づき設定されていることが好ましい。
この構成によれば、第2条件に基づく不完全な内部短絡の発生の有無の判定精度が向上する。
また、前記二次電池は、リチウムイオン二次電池であることが好ましい。
リチウムイオン二次電池は、水溶液系二次電池のように充電中に満充電付近になったときに急激に温度が上昇することがない。そこで、この構成によれば、前記二次電池としてリチウムイオン二次電池を用いるので、満充電付近で生じる正常な温度上昇を、誤って異常と判断して充放電を制御するおそれが低減される。
また、本発明に係る電池パックは、上述の二次電池の充放電制御回路と、前記二次電池とを備える。
この構成によれば、電池パックにおいて、二次電池の温度変化に基づいて、想定される異常内容に応じた充放電制御を行うことが可能となる。
また、本発明に係る電池電源システムは、上述の二次電池の充放電制御回路と、前記二次電池と、前記二次電池による充放電電力を、前記許容電力値を超えないように制限する電力制御部とを備える。
この構成によれば、電力制御部によって、二次電池による充放電電力が、許容電力値設定部により設定された許容電力値を超えないように制限される。これにより、第2変化率が増大して第2基準値を超えたとき、充放電制御部が許容電力値を減少させることによって、間接的に二次電池の充放電電流を減少させる方向に制御することになる。
このような構成の二次電池の充放電制御回路、電池パック、及び電池電源システムは、二次電池の温度変化に基づいて、想定される異常内容に応じた充放電制御を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る充放電制御回路を備えた、電池パック及び電池電源システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すテーブル記憶部に記憶されるルックアップテーブルの一例を示す説明図である。 図1に示す充放電制御回路の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す充放電制御回路の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る二次電池の充放電制御回路5を備えた、電池パック2及び電池電源システム1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す電池電源システム1は、電池パック2と、機器本体3とが組み合わされて構成されている。
電池電源システム1は、例えば、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電気機器として構成された、二次電池を電源として用いるシステムである。そして、機器本体3は、例えばこれら電気機器の本体部分であり、負荷回路34は、これら電気機器において、電池パック2からの電力供給により動作する負荷回路である。
電池パック2は、二次電池4、充放電制御回路5、電流検出抵抗6、温度センサ7、スイッチング素子Q1,Q2、及び接続端子11,12,13を備えている。また、充放電制御回路5は、制御部50、電圧検出部51、電流検出部52、温度検出部53、及び通信部54を備えている。
なお、電池電源システム1は、必ずしも電池パック2と機器本体3とに分離可能に構成されるものに限られず、電池電源システム1全体で一つの充放電制御回路5が構成されていてもよい。また、充放電制御回路5を、電池パック2と機器本体3とで分担して備えるようにしてもよい。また、二次電池4は、電池パックにされている必要はなく、例えば充放電制御回路5が、車載用のECU(Electric Control Unit)として構成されていてもよい。
機器本体3は、接続端子31,32,33、負荷回路34、充電部35、通信部36、制御部37、及び表示部38を備えている。充電部35は、給電用の接続端子31,32に接続され、通信部36は、接続端子33に接続されている。
また、電池パック2が、機器本体3に取り付けられると、電池パック2の接続端子11,12,13と、機器本体3の接続端子31,32,33とが、それぞれ接続されるようになっている。
通信部54,36は、接続端子13,33を介して互いにデータ送受信可能に構成された通信インターフェイス回路である。
充電部35は、制御部37からの制御信号に応じた電流、電圧を、接続端子31,32を介して電池パック2へ供給する電源回路である。充電部35は、例えば商用電源電圧から電池パック2の充電電流を生成する電源回路であってもよく、例えば太陽光、風力、あるいは水力といった自然エネルギーに基づき発電する発電装置や、内燃機関等の動力によって発電する発電装置等であってもよい。
表示部38は、例えば液晶表示器やLED(Light Emitting Diode)が用いられる。なお、例えば機器本体3が、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の電子機器である場合、当該電子機器が備える液晶表示器等の表示装置を表示部38として用いてもよい。
制御部37は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成された制御回路である。そして、制御部37は、例えば電池パック2における制御部50から通信部54によって送信された要求指示が、通信部36によって受信されると、制御部37は、通信部36によって受信された要求指示に応じて充電部35を制御することにより、電池パック2から送信された要求指示に応じた電流や電圧を、充電部35から接続端子11,12へ出力させて、二次電池4を充電させる。
また、制御部37は、制御部50から、二次電池4に対して許容可能な最大の充電電力値である充電可能電力値と二次電池4に対して許容可能な最大の放電電力値である放電可能電力値とを、許容電力値として通信部36を介して受信する。そして、制御部37は、充電部35から出力される充電電力が、充電可能電力値を超えないように、充電部35の出力電圧及び電流を制限する。
また、制御部37は、例えば負荷回路34がパーソナルコンピュータにおけるマイクロコンピュータであった場合には、例えば当該マイクロコンピュータの動作周波数を低下させたり省電力モードに切り換えたりすることで、負荷回路34の消費電力が放電可能電力量を超えないように、制御する。あるいは負荷回路34が電気自動車における駆動モータであった場合には、制御部37は、駆動モータの回転数を制限することによって、負荷回路34の消費電力が放電可能電力量を超えないように、制御する。
また、制御部37は、制御部50から、二次電池4で生じた異常内容を示す情報を、通信部36を介して受信すると、表示部38によって、当該異常内容を表示させる。
電池パック2では、接続端子11は、スイッチング素子Q2とスイッチング素子Q1とを介して二次電池4の正極に接続されている。スイッチング素子Q1,Q2としては、例えばpチャネルのFET(Field Effect Transistor)が用いられる。
スイッチング素子Q1,Q2は、それぞれ寄生ダイオードを有している。そして、スイッチング素子Q2の寄生ダイオードは、二次電池4の放電電流の流れる方向(二次電池4の正極から接続端子11へ向かう方向)が、順方向になる向きに配置されている。これにより、スイッチング素子Q2は、オフすると二次電池4の充電方向(接続端子11から二次電池4の正極へ向かう方向)の電流のみを遮断するようになっている。
また、スイッチング素子Q1の寄生ダイオードは、二次電池4の充電電流の流れる方向が、順方向になる向きに配置されている。これにより、スイッチング素子Q1は、オフすると二次電池4の放電方向の電流のみを遮断するようになっている。スイッチング素子Q1,Q2は、通常、オンされており、異常時にオフされて二次電池4を保護するようになっている。
また、接続端子12は、電流検出抵抗6を介して二次電池4の負極に接続されており、接続端子11からスイッチング素子Q2、スイッチング素子Q1、二次電池4、及び電流検出抵抗6を介して接続端子12に至る電流経路が構成されている。
なお、接続端子11,12,13,31,32,33は、電池パック2と機器本体3とを電気的に接続するものであればよく、例えば電極やコネクタ、端子台等であってもよく、ランドやパッド等の配線パターンであってもよい。
電流検出抵抗6は、電流検出用の、いわゆるシャント抵抗であり、二次電池4の充電電流および放電電流を電圧値に変換する。なお、電流検出抵抗6の代わりに、例えば電流変成器やホール素子等の電流検出素子を用いてもよい。
温度センサ7は、例えばサーミスタや熱電対等の感熱素子を用いて構成されており、例えば二次電池4に密着させて、あるいは二次電池4の近傍に配設されている。そして、温度センサ7は、二次電池4の温度Tを示す電圧信号を、温度検出部53へ出力する。
二次電池4は、例えば単電池であってもよく、例えば複数の二次電池が直列接続された組電池であってもよく、例えば複数の二次電池が並列接続された組電池であってもよく、直列と並列とが組み合わされて接続された組電池であってもよい。二次電池4としては、例えばリチウムイオン二次電池が用いられる。なお、二次電池4は、リチウムイオン二次電池に限られず、例えばニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等、種々の二次電池を用いることができる。
しかしながら、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等の水溶液系二次電池の場合には、異常が発生しなくても、充電中に満充電になると温度が急激に上昇し、異常による温度上昇か、正常に満充電になったことによる温度上昇かを判別することが難しい。従って、異常判定の精度を向上させる観点からは、水溶液系二次電池よりもリチウムイオン二次電池の方がより適している。
電圧検出部51は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されており、二次電池4の端子電圧(端子間電圧)を検出し、その端子電圧値Vbを示す信号を制御部50へ出力する。
電流検出部52は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されており、電流検出抵抗6の両端間の電圧Vrを検出し、その電圧Vrを示す信号を、二次電池4に流れる電流値Icを示す情報として制御部50へ出力する。また、電流検出部52は、電流値Icを示す情報(電圧Vr)について、例えば二次電池4を充電する方向をプラスの値で、二次電池4を放電する方向をマイナスの値で表すようになっている。
制御部50では、この電圧Vrを電流検出抵抗6の抵抗値Rで除算することにより、二次電池4に流れる電流値Icを取得する。電流値Icは、例えば二次電池4を充電する方向をプラスの値で、二次電池4を放電する方向をマイナスの値で表している。以下、電流検出部52が電流値Icを検出するものとして記載する。
温度検出部53は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されており、温度センサ7から出力された電圧信号をデジタル値に変換し、温度Tを示す信号として制御部50へ出力する。
制御部50は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、例えばROMを用いて構成されたテーブル記憶部506と、タイマ回路と、これらの周辺回路等とを備えて構成されている。
そして、制御部50は、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、第1算出部501、第2算出部502、許容電力値設定部503、平均値算出部504、及び充放電制御部505として機能する。
テーブル記憶部506には、二次電池4の温度Tと、その温度Tにおける充電可能電力値Pinと放電可能電力値Poutとを対応付けるルックアップテーブルLUTが、予め記憶されている。充電可能電力値Pinと放電可能電力値Poutとは、許容電力値の一例に相当している。
図2は、図1に示すテーブル記憶部506に記憶されるルックアップテーブルLUTの一例を示す説明図である。図2に示すように、温度T1〜Tnの各温度と、Pi1〜Pinの充電可能電力値Pinと、Po1〜Ponの放電可能電力値Poutとが対応付けられて、ルックアップテーブルLUTとしてテーブル記憶部506に記憶されている。
図2に示す充電可能電力値Pin及び放電可能電力値Poutは、二次電池4を温度T1〜Tnの各温度にしたときに、二次電池4の特性劣化を招くことなく安全に充放電できる充電電力、及び放電電力を、例えば実験的に求めて得られたものである。
第1算出部501は、温度検出部53により検出された温度Tの予め設定された基準時間tL(第1基準時間)の間における変化量dTLを、基準時間tLで除算することにより、第1変化率dTL/tLを算出する。
第2算出部502は、温度検出部53により検出された温度Tの予め設定された基準時間tS(第2基準時間)の間における変化量dTSを、基準時間tSで除算することにより、第2変化率dTS/tSを算出する。
許容電力値設定部503は、テーブル記憶部506に記憶されているルックアップテーブルLUTによって、温度検出部53により検出された温度Tと対応付けて記憶されている充電可能電力値Pin及び放電可能電力値Poutを、二次電池4の充電可能電力値Pin及び放電可能電力値Poutとしてそれぞれ設定する。
平均値算出部504は、電流検出部52によって検出された電流値Icを、基準時間tLの間、時間平均することで、その平均値Iaveを算出する。そうすると、平均値Iaveがプラスの値であれば基準時間tLの間に二次電池4に充電された電気量が二次電池4から放電された電気量より多かったことを示すことになる。
充放電制御部505は、予め設定された監視時間tms内において、平均値Iaveがプラスの値であり、かつ基準時間tLの間に第1変化率dTL/tLが予め設定された第1基準値αを超えた回数が、予め設定された基準回数n1、例えば3回を超えたとき、二次電池4に過充電が生じたと判定し、二次電池4の充電を禁止する。
また、充放電制御部505は、第2変化率dTS/tSが予め設定された第2基準値βを超えたとき、二次電池4に所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡が生じたと判定する。そして、充放電制御部505は、許容電力値設定部503によって設定された充電可能電力値Pin及び放電可能電力値Poutに例えば0.5を乗じて減少させた各値を許容電力値として、通信部54,36を介して制御部37へ送信する。
そうすると、制御部37によって、減少された許容電力値を超えないように、充電部35の出力電力や負荷回路34の消費電力が制限されるから、二次電池4の充放電電流が減少する方向に制御される。
また、充放電制御部505は、第2変化率dTS/tSが、第2基準値βより大きい第3基準値γを超えたとき、二次電池4に、所定の抵抗値に満たない完全な内部短絡が生じたと判定し、二次電池4の充放電を禁止する。
第1基準値αとしては、例えば、二次電池4が過充電された場合に生じる単位時間当たりの温度上昇を例えば実験的に求め、この温度上昇値から測定誤差やばらつきを考慮したマージンを減算した値が設定されている。
基準時間tLとしては、例えば二次電池4が過充電された場合に、単位時間当たりの温度上昇が第1基準値αと実質的に等しい状態が維持される時間を実験的に求め、この時間から測定誤差やばらつきを考慮したマージンを減算した値が設定されている。基準時間tLは、例えば1分〜2分程度の比較的長い時間である。
なお、「実質的に等しい」とは、二次電池4の特性ばらつきや時間、温度の計測精度誤差程度の差異があっても、等しいと見なすことを意味する。
第2基準値βとしては、二次電池4が所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡が生じた場合に生じる単位時間当たりの温度上昇を実験的に求め、この温度上昇から測定誤差やばらつきを考慮したマージンを減算した値が設定されている。
所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡とは、短絡部が抵抗値を有しているために、まだある程度の時間、二次電池4の使用を継続することが可能な、程度の軽い内部短絡を意味している。基準時間tSは、例えば30秒以下の比較的短い時間である。より具体的には、基準時間tSとして、例えば1秒〜30秒程度の時間を好適に用いることができる。
第3基準値γとしては、二次電池4の使用を即座に停止する必要のある完全な内部短絡が生じた場合に生じる単位時間当たりの温度上昇を実験的に求め、この温度上昇から測定誤差やばらつきを考慮したマージンを減算した値が設定されている。
次に、図1に示す充放電制御回路5の動作について説明する。図3、図4は、図1に示す充放電制御回路5の動作の一例を示すフローチャートである。まず、充放電制御部505は、図略のタイマ回路を用いて時間tmの計時を開始すると共に、変数Nに0を代入する(ステップS1)。
次に、充放電制御回路5は、時間tmと監視時間tmsとを比較し(ステップS2)、時間tmが監視時間tmsに満たなければ(ステップS2でYES)、温度検出部53によって温度Tを検出させ、電流検出部52によって電流値Icを検出させる(ステップS3)。
監視時間tmsとしては、二次電池4が過充電を継続されても許容できる程度の時間、例えば10分程度の時間が設定されている。ステップS3における温度Tと電流値Icとの検出は、例えば100msec周期で実行され、温度Tと電流値Icとが常時更新される。
次に、許容電力値設定部503によって、ルックアップテーブルLUTが参照されて、ルックアップテーブルLUTによって温度Tと対応付けて記憶されている充電可能電力値Pin及び放電可能電力値Poutが取得されて設定される(ステップS4)。
次に、平均値算出部504によって、基準時間tLの間における電流値Icの平均値が平均値Iaveとして算出される(ステップS5)。平均値算出部504は、例えば、タイマ回路によって、任意のタイミングt1からの経過時間を計時させる。そして、タイミングt1から基準時間tLが経過したタイミングt2までの間において、電流検出部52により検出された電流値Icの平均値を、平均値Iaveとして算出する。
次に、第1算出部501は、温度Tの基準時間tLの間における変化量dTLを、基準時間tLで除算することにより、第1変化率dTL/tLを算出する(ステップS6)。第1算出部501は、例えば、平均値算出部504によって平均値Iaveが算出されたタイミングt1,t2と同期して、タイミングt2における温度Tから、タイミングt1における温度Tを減算することにより、基準時間tLの間における変化量dTLを算出する。
次に、第2算出部502は、温度Tの基準時間tSの間における変化量dTSを、基準時間tSで除算することにより、第2変化率dTS/tSを算出する(ステップS7)。第2算出部502は、例えば、タイマ回路によって基準時間tSを計時させ、基準時間tSの計時開始時における温度Tを、基準時間tSが経過したときの温度Tから減算することによって、基準時間tSの間における変化量dTSを算出する。
次に、充放電制御部505は、第1変化率dTL/tLと第1基準値αとを比較し(ステップS8)、第1変化率dTL/tLが第1基準値αより大きいとき(ステップS8でYES)、ステップS9へ移行する。
ステップS9において、充放電制御部505は、平均値Iaveを0と比較し(ステップS9)、平均値Iaveが0を超えてプラスの値であれば(ステップS9でYES)、基準時間tLの間に二次電池4に充電された電気量が二次電池4から放電された電気量より多かったことになるから、充放電制御部505は、二次電池4が過充電になっている可能性があると判断し、変数Nに1を加算する(ステップS10)。
そして、変数Nが基準回数n1以下であれば(ステップS11でNO)、再びステップS2以降の処理を繰り返す。一方、変数Nが基準回数n1を超えていれば(ステップS11でYES)、充放電制御部505は、例えば充電可能電力量を0Wとして制御部37へ送信する(ステップS12)。そうすると、制御部37によって、充電部35から出力される充電電力が0にされ、二次電池4の充電が禁止される。
なお、ステップS12において、充放電制御部505は、制御部37に対して充電の停止を要求する要求指示を送信してもよく、スイッチング素子Q2をオフすることで、充電を禁止するようにしてもよい。
次に、充放電制御部505は、二次電池4の過充電を示す情報を、制御部37へ送信する(ステップS13)。そうすると、制御部37によって、二次電池4の過充電が生じたことを示すメッセージが表示部38に表示される。これによって、ユーザに異常内容を報知することが可能となる。
一方、ステップS8において、第1変化率dTL/tLが第1基準値α以下のときは(ステップS8でNO)、過充電による温度上昇は生じていないと考えられるから、充放電制御部505は、内部短絡の有無を確認するべくステップS21へ移行する。また、ステップS9において、平均値Iaveが0以下であれば(ステップS9でNO)、二次電池4は充電されていないのであるから過充電は生じないと考えられるので、充放電制御部505は、内部短絡の有無を確認するべくステップS21へ移行する。
ステップS21において、充放電制御部505によって、第2変化率dTS/tSが第2基準値βと比較される(ステップS21)。そして、第2変化率dTS/tSが第2基準値βに満たなければ(ステップS21でYES)、二次電池4に異常は生じていないと考えられる。そこで、充放電制御部505は、許容電力値設定部503によって設定された充電可能電力値Pin、及び放電可能電力値Poutを、許容電力値として制御部37へ送信し(ステップS22)、ステップS2以降の処理を繰り返す。
そうすると、制御部37によって、充電部35により出力される充電電力が充電可能電力値Pin以下の範囲で許容され、負荷回路34の消費電力が放電可能電力値Pout以下の範囲で許容される。
一方、ステップS21において、第2変化率dTS/tSが第2基準値β以上であれば(ステップS21でNO)、二次電池4に内部短絡が生じていると考えられる。そこで、充放電制御部505は、内部短絡の程度を判定するべくステップS23へ移行する。
ステップS23において、充放電制御部505によって、第2変化率dTS/tSが第3基準値γと比較される(ステップS23)。そして、第2変化率dTS/tSが第3基準値γより小さければ(ステップS23でYES)、二次電池4で生じている内部短絡は不完全な内部短絡であると考えられる。そこで、充放電制御部505は、充電可能電力値Pinに0.5を乗じた値と、放電可能電力値Poutに0.5を乗じた値とを、それぞれ許容電力値である充電可能電力値、放電可能電力値として制御部37へ送信し(ステップS24)、さらに二次電池4で不完全な内部短絡が生じていることを示す情報を、制御部37へ送信し(ステップS25)、ステップS2以降の処理を繰り返す。
そうすると、制御部37によって、二次電池4の充放電電力が許容電力値以下に制限される結果、正常時よりも二次電池4の充放電電力が減少されるので、二次電池4が内部短絡により損傷するおそれが低減される。そして、制御部37によって、二次電池4の不完全な内部短絡が生じたことを示すメッセージが表示部38に表示される。これによって、ユーザに異常内容を報知することが可能となる。
ここで、不完全な内部短絡が生じた場合に、もし仮に、直ちに二次電池4の充放電を禁止してしまうと、不都合が生じる場合がある。例えば二次電池4が電気自動車のモータ駆動用電力として用いられている場合、車両が急停止することとなって、安全上好ましくない。また、例えば二次電池4がパーソナルコンピュータの電源として用いられているときは、編集中のデータが消失してユーザに損害を与えるおそれがある。
そこで、二次電池4が内部短絡を生じた場合であっても、まだある程度の時間、二次電池4の使用を継続することが可能な、程度の軽い内部短絡である場合には、二次電池4の充放電電力を減少させた上で二次電池4の使用を継続することにより、表示部38に表示されたメッセージを見たユーザが車両を路肩に寄せて停車させたり、パーソナルコンピュータのデータを保存してからシャットダウンさせたり、といった操作を行うことが可能となる。
次に、ステップS23において、第2変化率dTS/tSが第3基準値γ以上であれば(ステップS23でNO)、二次電池4で生じている内部短絡は完全な内部短絡であると考えられる。そうすると、二次電池4の安全を確保するために、速やかに二次電池4の充放電を禁止する必要がある。そこで、充放電制御部505は、例えば充電可能電力量及び放電可能電力量を0Wとして制御部37へ送信する(ステップS26)。そうすると、制御部37によって、充電部35から出力される充電電力が0にされ、負荷回路34の消費電力が0にされて、二次電池4の充放電が禁止される(ステップS26)。
なお、ステップS26において、充放電制御部505は、制御部37に対して充放電の停止を要求する要求指示を送信してもよく、スイッチング素子Q1,Q2をオフすることで、充放電を禁止するようにしてもよい。
次に、充放電制御部505は、二次電池4の完全な内部短絡を示す情報を、制御部37へ送信する(ステップS27)。そうすると、制御部37によって、二次電池4の二次電池4の完全な内部短絡が生じたことを示すメッセージが表示部38に表示される。これによって、ユーザに異常内容を報知することが可能となる。
そして、図略のタイマ回路によって計時されていた時間tmが監視時間tms以上になると(ステップS2でNO)、充放電制御部505によって、タイマ回路の時間tm、及び変数Nが、0に初期化され(ステップS14)、再びステップS3以降の処理が繰り返される。
これにより、監視時間tmsの限られた時間内において、充電中に(ステップS9でYES)、第1変化率dTL/tLが第1基準値αを超えて(ステップS8でYES)急激に温度が上昇することが、基準回数n1を超えて複数回発生したときのみ、過充電と判定されて、二次電池4の充電が禁止されるので、誤って二次電池4の充電が禁止されて使用できなくなってしまうおそれが低減される。
なお、充放電制御部505は、ステップS1,S2,S14,S10,S11を実行せず、ステップS8でYES、ステップS9でYESとなったときは、速やかに充電を禁止(ステップS12)するようにしてもよい。
また、平均値算出部504を備えず、ステップS9を実行しない構成としてもよい。また、許容電力値設定部503及びテーブル記憶部506を備えず、充電可能電力値Pin及び放電可能電力値Poutが、温度Tに関わらず固定値として設定されていてもよい。また、ステップS23、S26を実行せず、ステップS21でNOのとき、ステップS24へ移行するようにしてもよい。また、ステップS13,S25,S27のうち一部、又は全部を実行しない構成としてもよい。
本発明に係る二次電池の充放電制御回路、電池パック、及び電池電源システムは、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、ハイブリッドエレベータ、太陽電池や発電装置と二次電池とを組み合わされた電源システム、無停電源装置等の電池電源システムにおいて、好適に利用することができる。
1 電池電源システム
2 電池パック
3 機器本体
4 二次電池
5 充放電制御回路
6 電流検出抵抗
7 温度センサ
11,12,13,31,32,33 接続端子
34 負荷回路
35 充電部
36,54 通信部
37,50 制御部
38 表示部
51 電圧検出部
52 電流検出部
53 温度検出部
501 第1算出部
502 第2算出部
503 許容電力値設定部
504 平均値算出部
505 充放電制御部
506 テーブル記憶部
Iave 平均値
Ic 電流値
LUT ルックアップテーブル
Pin 充電可能電力値
Pout 放電可能電力値
Q1,Q2 スイッチング素子
Vb 端子電圧値
dTL,dTS 変化量
dTL/tL 第1変化率
dTS/tS 第2変化率
n1 基準回数
tL,tS 基準時間
tm 時間
tms 監視時間
α 第1基準値
β 第2基準値
γ 第3基準値

Claims (16)

  1. 二次電池の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された温度の予め設定された第1基準時間の間における変化量を前記第1基準時間で除算した除算値を、第1変化率として算出する第1算出部と、
    前記温度検出部により検出された温度の前記第1基準時間より短い時間である第2基準時間の間における変化量を前記第2基準時間で除算した除算値を、第2変化率として算出する第2算出部と、
    前記第1変化率及び前記第2変化率に応じて、前記二次電池の充放電を制御する充放電制御部と
    を備えることを特徴とする二次電池の充放電制御回路。
  2. 前記充放電制御部は、
    前記第1変化率が、予め設定された第1基準値を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行すること
    を特徴とする請求項1記載の二次電池の充放電制御回路。
  3. 前記充放電制御部は、
    前記第1基準時間の間に、前記二次電池に充電された電気量が当該二次電池から放電された電気量より多く、かつ当該第1基準時間の間における前記第1変化率が、予め設定された第1基準値を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行すること
    を特徴とする請求項1記載の二次電池の充放電制御回路。
  4. 前記第1算出部は、
    前記第1変化率を繰り返し算出し、
    前記充放電制御部は、
    予め設定された監視時間内において前記繰り返し算出された第1変化率の予め設定された第1基準値を超えた回数が、予め設定された基準回数を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行すること
    を特徴とする請求項1記載の二次電池の充放電制御回路。
  5. 前記第1算出部は、
    前記第1変化率を繰り返し算出し、
    前記充放電制御部は、
    予め設定された監視時間内において、前記第1基準時間の間に前記二次電池に充電された電気量が当該二次電池から放電された電気量より多くかつ当該第1基準時間の間における前記第1変化率が予め設定された第1基準値を超えた回数が、予め設定された基準回数を超える第1条件が成立したとき、前記二次電池の充電を禁止する禁止処理を実行すること
    を特徴とする請求項1記載の二次電池の充放電制御回路。
  6. 前記充放電制御部は、
    前記第1条件が成立したとき、前記二次電池に過充電が生じたと判定すること
    を特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路。
  7. 前記充放電制御部は、
    前記第2変化率が予め設定された第2基準値を超える第2条件が成立したとき、前記二次電池の充放電電流を減少させる方向に制御すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路。
  8. 前記温度検出部により検出された温度に応じて、前記二次電池に対して許容可能な最大の充放電電力を示す許容電力値を設定する許容電力値設定部をさらに備え、
    前記充放電制御部は、
    前記第2変化率が予め設定された第2基準値を超える第2条件が成立したとき、前記許容電力値設定部によって設定された許容電力値を減少させることによって、前記二次電池の充放電電流を減少させる方向に制御すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路。
  9. 前記充放電制御部は、
    前記第2変化率が、前記第2基準値より大きい第3基準値を超える第3条件が成立したとき、前記二次電池の充放電を禁止すること
    を特徴とする請求項7又は8記載の二次電池の充放電制御回路。
  10. 前記充放電制御部は、
    前記第2条件が成立したとき、前記二次電池に、所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡が生じたと判定すること
    を特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路。
  11. 前記充放電制御部は、
    前記第3条件が成立したとき、前記二次電池に、所定の抵抗値に満たない完全な内部短絡が生じたと判定すること
    を特徴とする請求項9記載の二次電池の充放電制御回路。
  12. 前記第1基準値は、
    前記二次電池が過充電された場合に生じる単位時間当たりの温度上昇に基づき設定され、
    前記第1基準時間は、
    前記二次電池が過充電された場合に、単位時間当たりの温度上昇が前記第1基準値と実質的に等しい状態が維持される時間に基づき設定されていること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路。
  13. 前記第2基準値は、
    前記二次電池が所定の抵抗値を有して短絡する不完全な内部短絡が生じた場合に生じる単位時間当たりの温度上昇に基づき設定されていること
    を特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路。
  14. 前記二次電池は、
    リチウムイオン二次電池であること
    を特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の二次電池の充放電制御回路と、
    前記二次電池と
    を備えることを特徴とする電池パック。
  16. 請求項8記載の二次電池の充放電制御回路と、
    前記二次電池と、
    前記二次電池による充放電電力を、前記許容電力値を超えないように制限する電力制御部と
    を備えることを特徴とする電池電源システム。
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