JPH056691U - 二次電池パツク - Google Patents

二次電池パツク

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JPH056691U
JPH056691U JP5343691U JP5343691U JPH056691U JP H056691 U JPH056691 U JP H056691U JP 5343691 U JP5343691 U JP 5343691U JP 5343691 U JP5343691 U JP 5343691U JP H056691 U JPH056691 U JP H056691U
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JP
Japan
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temperature
battery
battery pack
warning signal
secondary battery
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Pending
Application number
JP5343691U
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English (en)
Inventor
英信 原田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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    • Y02E60/12

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  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電池パックの温度が上昇し、内蔵する電流経路
遮断手段が作動する前に温度上昇警告信号が出力される
ようにする。 【構成】充電完了直後の電池パックが機器本体に収納さ
れ、機器の使用が開始されてNi−Cd電池が放電を開
始すると、Ni−Cd電池及び電池パックの温度が上昇
する(図3(a)参照)。温度センサは、上記Ni−C
d電池の温度を定期的に検出し、温度ヒューズが切断す
る温度θ2 より低い所定の温度θ1 になると、温度上昇
警告信号を機器本体のCPUに対し、割り込み信号とし
て出力する(端子Sの電位を「H」から「L」へ変化さ
せる。図3(c)矢印部分参照)。CPUは、この割り
込みが加わると、当該割り込み処理を実行し、機器の作
動停止、或いはシステムクロックのデューティを下げる
等の処理を行い、温度ヒューズが作動する温度θ2 まで
Ni−Cd電池の温度が上昇するのを阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二次電池を収容する二次電池パックに係り、特に上記二次電池の短 絡事故対策として設けられ、予め設定された動作温度で作動する電流経路遮断手 段の動作温度よりも所定の低い温度で温度上昇警告信号が出力される二次電池パ ックに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノートパソコンやノートワープロ、さらにはハンディターミナル等のハ ンディタイプの情報処理端末機器や携帯型電話機等が広く使用されるようになっ てきており、この傾向は年々増加するものと予測されている。これら携帯用の電 子機器は、商用電源の使用できない場所で用いられることが多い。このため、主 電源としてNi−Cd(ニッケルカドミウム)電池等の充電可能な二次電池が利 用されるようになってきている。
【0003】 一般に、Ni−Cd電池は、4本乃至5本を直列接続し、電池パックとして上 記携帯型電子機器の主電源として使用されている。従来、その電池パック内には 、短絡事故で過電流が流れた場合の二次的障害(火傷,火災等)の発生を想定し て、放電時においてNi−Cd電池の温度が上昇する特性を利用し(放電電流が 大きい程、温度の上昇も大きい)、ブレーカ(例えば、温度ヒューズ等)が内蔵 されるものが多く、短絡時に大電流が流れる際に発生する熱により電池とブレー カ自体が温度上昇することを利用し、予め設定された温度でブレーカが切断する ようにして過電流が流れるのを防ぎ、短絡事故に伴う上記二次的障害の発生を未 然に防止するような設計を行っている。
【0004】 一般に、ブレーカの規格(動作温度)は、電池パックのフレーム材質の耐熱強 度、電池パックが接続される電子機器のケース材質等により決定されているもの で、約65℃乃至75℃で電源を切断するようにしている規格のものが多い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、Ni−Cd電池の温度上昇は、放電時だけでなく充電時にも起こる 現象であり、特に充電末期の温度上昇はかなり大きく、充電完了直後の電池の温 度は充電開始前と比較すると大幅に上昇し、ブレーカの動作温度近くまで上昇す ることがある。このため、充電により温度が上昇したNi−Cd電池を直ちに機 器に接続して、その充電完了直後のNi−Cd電池から放電させて高負荷のデバ イス(プリンタ等)を作動させると、放電によりさらに温度が上昇してブレーカ が切断してしまう場合がある。この場合、機器の動作中にブレーカが切断してし まうと突発的に電源供給が遮断されるので、機器の故障や機器内のメモリ内容の 破壊(消失)を惹き起こしてしまうという欠点があった。
【0006】 ところで、最近は不完全な短絡事故(ある程度の抵抗値をもった金属での短絡 事故)を想定して、ブレーカの動作温度をさらに低くしようとしているのが大勢 となっている。従って、充電直後の電池を主電源として使用する場合にブレーカ が切断するという最悪のケースが生じる可能性は益々大きくなるものと考えられ る。このため、予期せず、ブレーカ切断という事態が発生すると、Ni−Cd電 池を主電源として動作していた情報処理端末機器が完全に電源切断された状態と なり、機能動作はもとよりメモリ内容の破壊、さらには機器の故障まで惹き起こ される事態の発生頻度はより高まるものと考えられる。
【0007】 してみれば、二次電池パックの温度が予め定められた定格温度以上まで上昇し 、内蔵するブレーカのような電流経路遮断手段が作動する前に、温度上昇警告信 号を出力させるようにすれば、機器本体側で、その温度上昇警告信号の出力に応 答して、電池パックの放電を停止あるいは放電される電流を小さくする処理を行 うことにより、機器動作中にブレーカが切断して突発的に機器本体への電力供給 が断たれて、機器の故障や機器内のメモリ内容の破壊(消失)が惹き起こされて しまう事態の発生を未然に防止できるようになるものと考えられる。
【0008】 本考案の課題は、二次電池パックの温度が予め定められた定格温度以上まで上 昇し、内蔵する電流経路遮断手段が作動する前に、温度上昇警告信号を出力でき るようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の手段は次の通りである。 電流経路遮断手段1(図1のブロック図参照、以下同じ)は、二次電池パック に収容される二次電池の短絡事故対策として設けられるもので、予め設定された 動作温度で作動し上記二次電池の電流経路を遮断する。 温度上昇警告信号出力手段2は、上記二次電池の温度を検出し、その検出温度 が電流経路遮断手段1の動作温度よりも低い所定の温度となったとき、例えば機 器本体の制御部に、温度上昇警告信号を出力する。
【0010】
【作用】
充電完了直後の二次電池パックが機器本体に収納されて使用が開始されると、 放電により二次電池及び二次電池パックの温度が上昇する。温度上昇警告信号出 力手段2は、上記温度を常時検出し、その検出温度が電流経路遮断手段1が作動 する予め設定された動作温度よりも低い所定の温度となったとき、温度上昇警告 信号を出力する。 したがって、二次電池パックの温度が上昇し、内蔵する電流経路遮断手段が作 動する前に温度上昇警告信号を出力することができる。
【0011】
【実施例】
以下、一実施例を図2及び図3を参照しながら説明する。 図2は、温度上昇警告機能付二次電池パックの等価回路を示す図である。
【0012】 同図において、二次電池パック11内には、5個のNi−Cd電池12,13 ,14,15,16(以下、電池Bと記述する)が直列接続されて収容されてい る。この二次電池パックは、小型電子機器の主電源として、機器本体に収納され て使用されるものであり、前述したように使用開始後の放電によって電池Bの温 度は上昇し、それに伴い二次電池パック11の温度も上昇する。
【0013】 また、電池Bの電流経路の正(+)極側には電流経路遮断手段として例えば温 度ヒューズ17が接続されている。この温度ヒューズ17は、電池Bの短絡事故 対策に設けられているもので、短絡時に大電流が放電されることにより発生する 熱で電池Bの温度が上昇し、その電池Bの温度が、予め設定された動作温度θ2 (例えば65℃乃至75℃)に達した際、溶けて電池Bの電流経路を遮断する。
【0014】 さらに、上記電池Bの電流経路に並列に、温度上昇警告信号発生手段として例 えば温度センサ18が接続されている。この温度センサ18は、上記電池Bの温 度を検出するセンサを備えており、放電により電池Bの温度が上昇し、上記セン サが温度ヒューズ17の動作温度θ2 よりも低い温度θ1 (例えば55℃乃至6 0℃)を検出したとき、温度上昇警告信号を、端子Sから特に図示していない機 器本体のCPUに出力する。CPUは、その温度上昇警告信号を割り込み信号と して入力すると、その割り込み信号に対応する割込処理を実行し、例えば機器本 体に設けられる表示部に、二次電池パック11の温度が、所定温度以上に上昇し た旨の警告表示を行う。
【0015】 次に、図3に示すタイムチャートを参照しながら、上記構成の温度上昇警告機 能付二次電池パック11の動作を説明する。 充電完了直後の電池Bを収容した上記二次電池パック11を電子機器本体に収 納した後、電源スイッチを入れ、電子機器の作動を開始すると、電池Bは、機器 本体に電力を供給するために放電を開始する。それに伴い電池B及び二次電池パ ック11の温度は上昇する(図3(a)参照)。
【0016】 そして、電子機器の作動を継続すると電池Bの温度がしだいに上昇し、やがて 温度ヒューズ17の動作温度θ2 より低い温度θ1 に達する。電池Bの温度が、 上記温度θ1 まで達すると、その温度θ1 はセンサにより検出され、温度センサ 18は、端子Sの出力電圧を「H」から「L」に降下させ、機器本体内のCPU に対し温度上昇警告信号を割り込みにより通知する(図3(c)参照)。
【0017】 機器本体側のCPUは、上記温度上昇警告信号が割り込み信号として加わると (図3(c)の矢印で示す時点)、その割り込みに対応する割り込み処理を直ち に実行し、機器の動作を全て停止させて電力の消費を止めるか、または、システ ムクロックのデューティを下げて電力消費を低減させる処理を行う。このことに より、電池Bの放電は停止されるか、または単位時間あたりの放電電流の値が低 減されるので、電池Bの温度の上昇は緩やかになり、やがて低下していくので、 電池Bの温度が温度ヒューズ17の動作温度θ2 にまで達してしまい、温度ヒュ ーズ17が溶けて切断し、機器動作中に突発的に機器本体への電力供給が遮断さ れてしまう事態が自動的に防止される。
【0018】 即ち、温度センサ18が設けられない従来例の場合には、二次電池パックから 機器本体のCPUに対し上記温度上昇警告信号のような割り込みが通知されない ので、機器を所定時間以上連続して作動させると、放電に伴い電池Bの温度が上 昇し、やがて、温度ヒューズ17の動作温度θ2 にまで達して、温度ヒューズ1 7が溶断し、突然、機器本体側への電力供給が遮断されてしまう(正(+)極端 子の電位の降下、図3(b)参照)。これに対し、本実施例の場合には、電池B の温度が温度ヒューズ17の動作温度θ2 より低い温度θ1 で温度上昇警告信号 が、機器本体のCPUに割り込み信号として出力され、自動的に現在動作中の機 能を停止させる等して、温度ヒューズ17の溶断を防止する。
【0019】 このように、本実施例では、温度ヒューズ17の予め設定された動作温度θ2 より低い温度θ1 で温度上昇警告信号を機器本体のCPUに、割り込み信号とし て出力するようにして、CPUがその割り込みを受けて現在動作中の処理の実行 を停止させたり或いはシステムクロックのデューティを下げる等の処理を自動的 に行うようにして、機器の動作中に突発的に電力供給が遮断されて、機器の故障 や機器内のメモリ内容の破壊(消失)が惹き起こされることを未然に防止するよ うにしている。
【0020】 すなわち、電池Bの温度は、温度ヒューズ17が溶けて切断する場合には温度 θ3 まで上昇してその後降下する(図3(a)実線参照)が、温度センサ18の 温度上昇警告信号の出力により、機器本体側のCPUで上記のような割り込み処 理を実行することにより、電池Bの温度は温度ヒューズ17の動作温度θ2 まで 上昇することなく温度θ4 から温度θ5 のように推移し(図3(a)一点鎖線参 照)、温度θ1 まで下がった時点で端子Sの電圧は「L」から「H」に復帰して 温度上昇警告信号の出力も停止する(図3(c)参照)。
【0021】 尚、上記において、電流経路遮断手段として温度ヒューズを例示し、温度上昇 警告信号発生手段として温度センサを例示したが、これに限らないことは勿論で ある。
【0022】 また、適用される二次電池がNi−Cd電池に限定されるものではなく、リチ ウム二次電池等のような他のあらゆる二次電池に適用可能なものである。さらに 、本実施例では、CPUの割り込み処理により、自動的に機器本体の作動を停止 させたり、システムクロックのデューティを下げる等の処理を行うようにしてい るが、液晶表示装置(LCD)やCRTディスプレイに対する画面表示や、プリ ンタ出力、さらには警告ブザーの鳴動等により、利用者に警告を報知するように してもよい。
【0023】
【考案の効果】
この考案によれば、二次電池パックの温度が予め定められた定格温度以上まで 上昇し、内蔵する電流経路遮断手段が作動する前に、温度上昇警告信号を出力さ せるようにしたので、機器本体側で、その温度上昇警告信号の出力に応答して、 電池パックの放電を停止あるいは放電される電流を小さくする処理を行うことに より、機器動作中に電流経路遮断手段が作動して、突発的に機器本体への電源供 給が断たれて、機器の故障や機器内のメモリ内容の破壊(消失)が惹き起こされ てしまう事態の発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブロック図である。
【図2】一実施例の温度上昇警告機能付二次電池パック
の等価回路を示す図である。
【図3】上記温度上昇警告機能付二次電池パックの動作
を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 電流経路遮断手段 2 温度上昇警告信号出力手段

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】二次電池を収容する二次電池パックにおい
    て、 上記二次電池の短絡事故対策として設けられ予め設定さ
    れた動作温度で作動する電流経路遮断手段と、 上記二次電池の温度を検出し、その検出温度が上記電流
    経路遮断手段の動作温度よりも低い所定の温度となった
    とき、温度上昇警告信号を出力する温度上昇警告信号出
    力手段と、 を備えることを特徴とする二次電池パック。
JP5343691U 1991-07-10 1991-07-10 二次電池パツク Pending JPH056691U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011027430A1 (ja) * 2009-09-02 2011-03-10 トヨタ自動車株式会社 硫化物系全固体リチウム二次電池システム
JP2012034425A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Panasonic Corp 二次電池の充放電制御回路、電池パック、及び電池電源システム

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