JP4768090B2 - 充電制御回路、電池パック、及び充電システム - Google Patents

充電制御回路、電池パック、及び充電システム Download PDF

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Description

本発明は、二次電池の充電を制御する充電制御回路と、これを備えた電池パック及び充電システムとに関する。
従来から、二次電池を短時間で充電できる充電方式として、パルス状に一定の電流を流して充電するパルス充電方式が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようなパルス充電方式では、パルス電流が流れる短い期間、二次電池が満充電電圧を超える充電電圧かつ大電流で充電されることで、充電時間を短縮するようになっている。
また、定電流充電の充電電流を、多段階で段階的に減少させる多段定電流充電方式も知られている(例えば、特許文献2参照。)。このような多段定電流充電方式では、充電末期の充電電流が少なく、電池温度の上昇も低減できるので、二次電池の劣化が少ない。
特開2005−253210号公報 特開2007−151261号公報
しかしながら、上述のようなパルス充電方式では、満充電付近では充電パルスが二次電池に印加された瞬間、二次電池の端子電圧が満充電電圧を超えるため、二次電池を劣化させてしまうという不都合があった。
一方、多段定電流充電方式では、パルス充電方式のように、満充電電圧を超える電圧を意図的に二次電池に印加することがなく、パルス充電方式よりも二次電池の劣化を低減することができる。しかしながら、多段定電流充電方式では、パルス充電方式よりも充電時間が延びてしまうという、不都合があった。
本発明の目的は、パルス充電方式よりも二次電池の劣化を低減し、背景技術に係る多段定電流充電方式よりも充電時間を短縮することが容易な充電制御回路と、これを用いた電池パック及び充電システムとを提供することである。
本発明の一局面に従う充電制御回路は、二次電池を充電する充電部の動作を制御する充電制御部と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部とを備え、前記充電制御部は、前記充電部から所定の設定電流値の充電電流を前記二次電池へ供給させて前記充電部に定電流充電を実行させると共に前記定電流充電の実行中に前記電圧検出部によって検出された端子電圧が所定の閾値電圧値と等しくなった場合、前記電流検出部によって検出された電流値が所定の閾値電流値と等しくなるまで前記充電部から前記閾値電圧値の充電電圧を前記二次電池へ供給させることにより前記充電部に定電圧充電を実行させる定電流定電圧充電を、複数回繰り返し、かつ前記定電流定電圧充電が繰り返される都度、前記閾値電圧値を増大させ前記設定電流値及び前記閾値電流値を減少させる。
このような構成の充電制御回路、電池パック、及び充電システムは、定電流充電が、充電電流を段階的に減少しつつ繰り返し実行されるので、背景技術に係る多段定電流充電と同様、二次電池の劣化を低減できる。また、パルス充電方式のように、満充電電圧を超える電圧を意図的に二次電池に印加することがないので、パルス充電方式よりも二次電池の劣化を低減することができる。さらに、定電流充電の次に定電圧充電が実行され、当該定電圧充電が実行される期間においては、充電電流が徐々に減少するから、定電流充電の次に一度に1段階分充電電流を減少させる従来の多段定電流充電より、充電量が増大する結果、背景技術に係る多段定電流充電方式よりも充電時間を短縮することが容易となる。
本発明の一実施形態に係る充電制御回路を備えた、電池パック及び充電システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す記憶部に記憶されたデータテーブルの一例を示す表形式の説明図である。 図1に示す充電制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す充電システムの動作の一例を説明するための説明図である。 図1に示す充電システムの動作の他の一例を説明するための説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る充電制御回路5を備えた、電池パック2及び充電システム1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す充電システム1は、電池パック2と、機器側回路3とが組み合わされて構成されている。
充電システム1は、例えば、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電池搭載機器システムである。そして、機器側回路3は、例えばこれら電池搭載機器システムの本体部分であり、負荷回路34は、これら電池搭載機器システムにおいて、電池パック2からの電力供給により動作する負荷回路である。
電池パック2は、二次電池4、充電制御回路5、電流検出抵抗6、スイッチング素子Q1,Q2、及び接続端子11,12,13を備えている。電池パック2は、機器側回路3と脱着可能にされている。また、充電制御回路5は、制御部50、電圧検出部51、電流検出部52、及び通信部53を備えている。
なお、充電システム1は、必ずしも電池パック2と機器側回路3とに分離可能に構成されるものに限られない。充電システム1全体で一つの充電制御回路5が構成されていてもよい。また、充電システム1は、充電制御回路5を、電池パック2と機器側回路3とで分担して備えるようにしてもよい。また、二次電池4は、電池パックにされている必要はなく、例えば充電制御回路5が、車載用のECU(Electric Control Unit)として構成されていてもよい。
機器側回路3は、接続端子31,32,33、負荷回路34、充電部35、通信部36、及び制御部37を備えている。充電部35は、給電用の接続端子31,32に接続され、通信部36は、接続端子33に接続されている。
また、電池パック2が、機器側回路3に取り付けられると、電池パック2の接続端子11,12,13と、機器側回路3の接続端子31,32,33とが、それぞれ接続されるようになっている。
通信部53,36は、接続端子13,33を介して互いにデータ送受信可能に構成された通信インターフェイス回路である。
充電部35は、制御部37からの制御信号に応じた電流、電圧を、接続端子31,32を介して電池パック2へ供給する電源回路である。充電部35は、例えば商用電源電圧から電池パック2の充電電流を生成する電源回路であってもよく、例えば太陽光、風力、あるいは水力といった自然エネルギーに基づき発電する発電装置や、内燃機関等の動力によって発電する発電装置等であってもよい。
制御部37は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成された制御回路である。そして、電池パック2における制御部50から通信部53によって送信された要求指示が、通信部36によって受信されると、制御部37は、通信部36によって受信された要求指示に応じて充電部35を制御することにより、電池パック2から送信された要求指示に応じた電流や電圧を、充電部35から接続端子11,12へ出力させる。
電池パック2では、接続端子11は、スイッチング素子Q2とスイッチング素子Q1とを介して二次電池4の正極に接続されている。スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2としては、例えばpチャネルのFET(Field Effect Transistor)が用いられる。
スイッチング素子Q1,Q2は、それぞれ寄生ダイオードを有している。そして、スイッチング素子Q2の寄生ダイオードは、二次電池4の放電電流の流れる方向(二次電池4の正極から接続端子11へ向かう方向)が、順方向になる向きに配置されている。これにより、スイッチング素子Q2は、オフすると二次電池4の充電方向(接続端子11から二次電池4の正極へ向かう方向)の電流のみを遮断するようになっている。
また、スイッチング素子Q1の寄生ダイオードは、二次電池4の充電電流の流れる方向が、順方向になる向きに配置されている。これにより、スイッチング素子Q1は、オフすると二次電池4の放電方向の電流のみを遮断するようになっている。スイッチング素子Q1,Q2は、通常、オンされており、異常時にオフされて二次電池4を保護するようになっている。
また、接続端子12は、電流検出抵抗6を介して二次電池4の負極に接続されており、接続端子11からスイッチング素子Q2、スイッチング素子Q1、二次電池4、及び電流検出抵抗6を介して接続端子12に至る電流経路が構成されている。
なお、接続端子11,12,13,31,32,33は、電池パック2と機器側回路3とを電気的に接続するものであればよく、例えば電極やコネクタ、端子台等であってもよく、ランドやパッド等の配線パターンであってもよい。
電流検出抵抗6は、電流検出用の、いわゆるシャント抵抗であり、二次電池4の充電電流および放電電流を電圧値に変換する。なお、電流検出抵抗6の代わりに、例えば電流変成器やホール素子等の電流検出素子を用いてもよい。
二次電池4は、例えば単電池であってもよく、例えば複数の二次電池が直列接続された組電池であってもよく、例えば複数の二次電池が並列接続された組電池であってもよく、直列と並列とが組み合わされて複数の二次電池が接続された組電池であってもよい。二次電池4としては、例えばリチウムイオン二次電池が用いられる。なお、二次電池4は、リチウムイオン二次電池に限られない。例えばニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等、種々の二次電池を二次電池4として用いることができる。
ここで、二次電池4は、端子電圧Vbが非常に低い場合、内部短絡が生じているおそれがある。例えば、リチウムイオン二次電池の場合であれば、1セルの端子電圧が1.4V以下程度になると、電池内部でリチウムの析出が生じて内部短絡を生じるおそれがある。従って、二次電池4が単電池の場合、端子電圧Vbが1.4V以下程度になると電池内部で内部短絡を生じるおそれがある。また、二次電池4が、n個のセルが直列に接続された組電池である場合、端子電圧Vbが、1.4V×n以下程度になると電池内部で内部短絡を生じるおそれがある。このように、二次電池4において内部短絡が生じるおそれのある電圧が、判定電圧Vjとして予め設定されている。
電圧検出部51は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されており、二次電池4の端子電圧(端子間電圧)を検出し、その端子電圧を示す信号を制御部50へ出力する。
電流検出部52は、例えばアナログデジタルコンバータを用いて構成されている。そして、電流検出部52は、電流検出抵抗6の両端間の電圧Vrを検出し、その電圧Vrを示す信号を、二次電池4に流れる充電電流値Icを示す情報として制御部50へ出力する。また、電流検出部52は、充電電流値Icを示す情報(電圧Vr)について、例えば二次電池4を充電する方向をプラスの値で、二次電池4を充電する方向をマイナスの値で表すようになっている。
制御部50では、例えば、この電圧Vrを電流検出抵抗6の抵抗値Rで除算することにより、二次電池4に流れる充電電流値Icを取得する。
制御部50は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、例えばROMを用いて構成された記憶部502と、これらの周辺回路等とを備えて構成されている。
そして、制御部50は、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、充電制御部501として機能する。
充電制御部501は、通信部53,36を用いて制御部37へ、設定電流値Isの充電電流の要求指示を送信する。これにより、制御部37による制御に基づき充電部35から設定電流値Isの充電電流が二次電池4へ供給されて定電流充電が実行される。そして、充電制御部501は、電圧検出部51によって検出された二次電池4の端子電圧Vbが所定の閾値電圧値Vthになると、通信部53,36を用いて制御部37へ、閾値電圧値Vthの充電電圧の要求指示を送信する。これにより、制御部37による制御に基づき充電部35から閾値電圧値Vthの充電電圧が二次電池4へ供給されて、定電圧充電が実行される。このようにして充電制御部501は、電流検出部52によって検出される充電電流値Icが閾値電流値Ithになるまで定電圧充電を実行する。このように、定電流充電と定電圧充電とを組み合わせることで、充電制御部501は、定電流定電圧(CCCV : Constant Current Constant Voltage)充電を実行する。
さらに、充電制御部501は、電圧検出部51によって検出された端子電圧Vbが、予め設定された判定電圧Vjを超える場合において開始された定電流定電圧充電(CCCV充電)において、記憶部502に記憶されているデータテーブルAに基づき、閾値電圧値Vthを二次電池4の満充電電圧Vfまで段階的に増大させ、閾値電流値Ithを二次電池4の満充電を判定するための判定電流値Ifまで段階的に減少させつつ、定電流定電圧充電を複数回繰り返すことで、二次電池4を満充電まで充電する。
一方、充電制御部501は、電圧検出部51によって検出される端子電圧Vbが、判定電圧Vjに満たない場合において開始された定電流定電圧充電の次に繰り返される定電流定電圧充電において、記憶部502に記憶されているデータテーブルAに基づき、その前の定電流定電圧充電よりも、閾値電圧値Vth及び閾値電流値Ithを段階的に増大させる。
記憶部502には、例えば図2に示すように、充電制御部501によって行われる定電流定電圧充電において用いられる設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithを、端子電圧Vbと対応付けたデータテーブルA(LUT:Look Up Table)が予め記憶されている。
図2に示すデータテーブルAにおいて、電圧値V1〜V4、Vfは、V1<V2<V3<V4<Vfの関係にある。電圧値Vfは、二次電池4の満充電電圧である。ここで、データテーブルAでは、判定電圧Vjが、例えばV1<Vj<V2の関係にある場合についての例を示している。また、電流値I0〜I6、Ifは、If<I0<I1<I2<I3<I4<I5<I6の関係にある。電流値Ifは、二次電池4の満充電を判定するための判定電流値である。
図2に示すデータテーブルAは、0V〜満充電電圧Vfまでの端子電圧Vbの電圧範囲を、5つの段階(領域)に区分し、各段階に対応する設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithを記憶している。また、各段階に対応する端子電圧Vbの電圧範囲の下限値は、各段階より1段階、端子電圧Vbが低い段階に対応する閾値電圧値Vthと等しい電圧が設定されている。これにより、定電流定電圧充電が実行される都度、1段階ずつ端子電圧Vbが高い段階に移行することになる。
そして、データテーブルAには、端子電圧Vbが判定電圧Vjに満たない段階1,2においては、段階1,2からそれぞれ次の段階2,3へ移行したとき、設定電流値Is、閾値電流値Ith、及び閾値電圧値Vthがそれぞれ増大するように、各値が設定されている。そして、端子電圧Vbが判定電圧Vjに満たない段階1,2における設定電流値Is(充電電流値)は、もし仮に二次電池4が内部短絡を生じている場合であっても、電池パック2の故障や損傷を招かない程度の微小な電流値が設定されている。
なお、判定電圧Vjは、必ずしも二次電池4において内部短絡が生じるおそれのある電圧でなくてもよい。例えば、二次電池4において内部短絡が生じるおそれのある電圧が、電圧値V1に満たない場合に、判定電圧Vjが、例えばV1<Vj<V2の条件を満たす電圧範囲内に設定されていてもよい。
この場合、端子電圧Vbが、二次電池4において内部短絡が生じるおそれのある電圧を超える段階2における設定電流値Is(充電電流値)は、二次電池4が内部短絡を生じている場合であっても必ずしも電池パック2の故障や損傷を招かない程度の電流値である必要はない。しかしながら、段階2においては、端子電圧Vbは判定電圧Vjに満たないので、さらにその次の段階3よりも設定電流値Is(充電電流値)が小さな値に設定されている。
これにより、段階2における充電電流値がその後の段階3より小さな電流値にされることで、充電により二次電池4で発生する発熱量を減少させることができる。このように、判定電圧Vjを適宜設定することで、二次電池4で発生する発熱量を調節することが可能となり、電池パック2の熱設計が容易となる。
一方、データテーブルAには、端子電圧Vbが判定電圧Vjを超える段階3,4においては、段階3,4からそれぞれ次の段階4,5へ移行したとき、設定電流値Is、及び閾値電流値Ithがそれぞれ減少し、閾値電圧値Vthが増大するように、各値が設定されている。また、段階3,4の閾値電流値Ithは、次の段階4,5における設定電流値Isと等しくなるように、その値が設定されている。
ここで、二次電池4に設定電流値Isの電流が流れると、その端子電圧Vbは、二次電池4の内部抵抗に設定電流値Isの電流が流れることにより生じる電圧と、二次電池4の開放電圧(OCV : Open Circuit Voltage)とを加算したものとなる。そのため、端子電圧Vbと二次電池4の開放電圧とは一致せずその差は充電電流によって変化する。
そのため、定電流充電を多段階で行う場合に、1段階進む際に、設定電流値Isの減少及び閾値電圧値Vthの増大を、一定値の減算や加算によって行うと、充電電流が多いときは、端子電圧Vb(充電電圧)と二次電池4の開放電圧との差が大きいため、開放電圧が十分に上昇する前に端子電圧Vbが閾値電圧値Vthに達して定電流充電が終了してしまい、充電時間が延びてしまう。その一方、充電電流が多いときに合わせて閾値電圧値Vthを高めに設定しておくと、充電電流が少ないときは、端子電圧Vb(充電電圧)と二次電池4の開放電圧との差が小さいため、端子電圧Vbが閾値電圧値Vthに達したときは、開放電圧が高くなりすぎて二次電池4の劣化が促進されるおそれがある。
そこで、図1に示す充電制御回路5は、設定電流値Isの減少及び閾値電圧値Vthの増大を、一定値の減算、加算といった算出演算で行うのではなく、予め例えば実験的に、良好な充電(定電流充電の終了が早すぎることなく、かつ二次電池4の劣化が少ない充電)が実行可能な設定電流値Isと閾値電圧値Vthとの組み合わせを求めてデータテーブルAとして記憶部502に記憶させておく。
そして、このデータテーブルAに基づき各段階(端子電圧Vb)において、設定電流値Is(充電電流値)と閾値電圧値Vthとを設定することで、最適な設定電流値Isと閾値電圧値Vthとの組み合わせを実現し、良好な充電を実行することが容易とされている。
なお、必ずしも記憶部502を備える必要はない。定電流充電を多段階で行う場合において1段階進む際に、充電制御部501は、データテーブルAを用いることなく例えば算出演算によって、設定電流値Is及び閾値電圧値Vthの増減を行うようにしてもよい。
次に、上述のように構成された充電システム1の動作について説明する。図3は、図1に示す充電制御部501の動作の一例を示すフローチャートである。また、図4は、図1に示す充電システム1の動作を説明するための説明図である。
まず、電圧検出部51によって、例えば図4におけるタイミングT1において、二次電池4の端子電圧Vbが検出される(ステップS1)。次に、充電制御部501によって、記憶部502のデータテーブルAから、端子電圧Vbに対応する設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithが読み出される(ステップS2)。
そうすると、タイミングT1において、端子電圧Vbは電圧値V1より低いから、充電制御部501によって、データテーブルAにおける段階1から、設定電流値Isが電流値I1、閾値電圧値Vthが電圧値V1、閾値電流値Ithが電流値I0として設定される。そして、充電制御部501によって、制御部37へ、電流値I1の充電電流を要求する要求指示が送信されて、制御部37による制御に応じて充電部35から、電流値I1の充電電流が二次電池4へ供給されて、定電流充電CC1が実行される(ステップS3)。
そうすると、二次電池4が、電流値I1の充電電流によって充電されるにつれて、端子電圧Vbが上昇し、端子電圧Vbが閾値電圧値Vthに満たない場合(ステップS4でNO)、充電制御部501によって、ステップS3が繰り返されて定電流充電CC1が継続する。
一方、端子電圧Vbが閾値電圧値Vth以上になると(ステップS4でYES、タイミングT2)、充電制御部501はステップS5へ移行する。そして、充電制御部501によって、制御部37へ、電圧値V1の充電電圧を要求する要求指示が送信されて、制御部37による制御に応じて充電部35から、電圧値V1の充電電圧が二次電池4へ供給されて、定電圧充電CV1が実行される(ステップS5)。
ここで、もし仮に、タイミングT1において二次電池4に内部短絡が生じていた場合、二次電池4は充電されないために端子電圧Vbが上昇せず、定電流充電CC1が継続することとなる。しかしながら、定電流充電CC1における充電電流値I1は、電池パック2の故障や損傷を招かない程度の微小な電流値が設定されているので、二次電池4に内部短絡が生じていた場合であっても、電池パック2の故障や損傷を招くおそれを低減することができる。
次に、定電圧充電CV1において、二次電池4が、電圧値V1の充電電圧によって充電されるにつれて、電流検出部52によって検出される充電電流値Icが徐々に減少する。このとき、充電電流値Icが閾値電流値Ithを超えている場合(ステップS6でNO)、ステップS5が繰り返されて定電圧充電CV1が継続する。このようにして、ステップS1〜S6(タイミングT1〜T3)において、定電流定電圧充電が実行される。
そして、充電電流値Icが閾値電流値Ith以下になると(ステップS6でYES、タイミングT3)、充電制御部501はステップS7へ移行する。そして、充電制御部501によって、閾値電流値Ithと電流値Ifとが比較される(ステップS7)。タイミングT3においては、閾値電流値Ithは電流値I0に設定されており、電流値Ifではないから(ステップS7でNO)、充電制御部501はステップS1へ移行して、再び次の定電流定電圧充電が繰り返される。
次に、ステップS1(タイミングT3)において、電圧検出部51によって、端子電圧Vbが検出されると、端子電圧Vbは電圧値V1になっているから、充電制御部501によって、記憶部502のデータテーブルAから、電圧値V1の端子電圧Vbに対応する段階2の電流値I4、電圧値V2、及び電流値I3が、設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithとしてそれぞれ読み出される(ステップS2)。すなわち、設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithが、前の段階1よりもそれぞれ増大される。
そして、充電制御部501によって、制御部37へ、電流値I4の充電電流を要求する要求指示が送信される。そして、制御部37による制御に応じて充電部35から、電流値I4の充電電流が二次電池4へ供給されて、定電流充電CC2が実行される(ステップS3)。
ここで、定電流充電CC1から定電圧充電CV1へ移行したことは、充電に伴い二次電池4の端子電圧Vbが上昇したことを意味し、二次電池4は内部短絡していないと考えられる。従って、定電流充電CC2においては、設定電流値Isを、充電電流の上限値である電流値I6まで増加させるようにしてもよく、すなわちデータテーブルAの段階2を設けず、段階3における端子電圧Vbの範囲をV1≦Vb<V3としてもよい。この場合、充電電流が増大されるので、充電時間を短縮できる。
しかしながら、充電電流の増加は、二次電池4の発熱量の増大を招くので、熱設計上の必要に応じて、段階2における設定電流値Isを電流値I6より小さい電流値I4に設定しておくことで、発熱量を低減することが可能となる。
以下、ステップS3〜S7が繰り返されて、定電流充電CC2及び定電圧充電CV2が実行され、すなわち定電流定電圧充電が実行されて、再びステップS1へ移行する(タイミングT5)。そうすると、端子電圧Vbは電圧値V2になっているから(ステップS1)、充電制御部501によって、記憶部502のデータテーブルAから、電圧値V2の端子電圧Vbに対応する段階3の電流値I6、電圧値V3、及び電流値I5が、新たな設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithとしてそれぞれ読み出される(ステップS2)。すなわち、設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithが、前の段階2よりもそれぞれ増大される。
そして、充電制御部501によって、設定電流値Isを電流値I6、閾値電圧値Vthを電圧値V3、閾値電流値Ithを電流値I5として、再びステップS3〜S7が実行されて、充電電流を電流値I6とする定電流充電CC3(タイミングT5〜T6)と、充電電圧を電圧値V3とする定電圧充電CV3(タイミングT6〜T7)とが、定電流定電圧充電として実行される。
そして、定電圧充電CV3(タイミングT6〜T7)において、充電電流値Icが閾値電流値Ith以下になると(ステップS6でYES、タイミングT7)、充電制御部501は、ステップS7へ移行する。
タイミングT7においては、閾値電流値Ithは電流値I5に設定されており、電流値Ifではないから(ステップS7でNO)、充電制御部501は、ステップS1へ移行して、再び次の定電流定電圧充電が繰り返される。
そうすると、端子電圧Vbは電圧値V3になっているから(ステップS1)、充電制御部501によって、記憶部502のデータテーブルAから、電圧値V3の端子電圧Vbに対応する段階4の電流値I5、電圧値V4、及び電流値I2が、新たな設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithとしてそれぞれ読み出される(ステップS2)。すなわち、端子電圧Vbが判定電圧Vjを超える場合において開始された定電流定電圧充電(定電流充電CC4、定電圧充電CV4)において、閾値電圧値Vthが、前の段階3よりも増大され、設定電流値Is及び閾値電流値Ithが前の段階3よりも減少される。
そして、充電制御部501によって、設定電流値Isを電流値I5、閾値電圧値Vthを電圧値V4、閾値電流値Ithを電流値I2として、再びステップS3〜S7が実行されて、充電電流を電流値I5とする定電流充電CC4(タイミングT7〜T8)と、充電電圧を電圧値V4とする定電圧充電CV4(タイミングT8〜T9)とが実行される。
そして、定電圧充電CV4(タイミングT8〜T9)において、充電電流値Icが閾値電流値Ith以下になると(ステップS6でYES、タイミングT9)、ステップS7へ移行する。
タイミングT9においては、閾値電流値Ithは電流値I2に設定されており、電流値Ifではないから(ステップS7でNO)、充電制御部501は、ステップS1へ移行して、再び次の定電流定電圧充電が繰り返される。
そうすると、端子電圧Vbは電圧値V4になっているから(ステップS1)、充電制御部501によって、記憶部502のデータテーブルAから、電圧値V4の端子電圧Vbに対応する段階5の電流値I2、電圧値Vf、及び電流値Ifが、新たな設定電流値Is、閾値電圧値Vth、及び閾値電流値Ithとしてそれぞれ読み出される(ステップS2)。すなわち、閾値電圧値Vthが、前の段階4よりも増大され、設定電流値Is及び閾値電流値Ithが前の段階4よりも減少される。
そして、充電制御部501によって、設定電流値Isを電流値I2、閾値電圧値Vthを電圧値Vf、閾値電流値Ithを電流値Ifとして、再びステップS3〜S7が実行されて、充電電流を電流値I2とする定電流充電CC5(タイミングT9〜T10)と、充電電圧を電圧値Vfとする定電圧充電CV5(タイミングT10〜T11)とが実行される。
そして、定電圧充電CV5(タイミングT10〜T11)において、充電電流値Icが閾値電流値Ith以下になると(ステップS6でYES、タイミングT11)、充電制御部501は、ステップS7へ移行する。
タイミングT11においては、閾値電流値Ithと電流値Ifとが等しいから(ステップS7でYES)、充電制御部501によって、制御部37へ、充電電流をゼロにする要求指示が送信されて、制御部37による制御に応じて充電部35が、充電電流の供給を停止して(ステップS8)、二次電池4の充電が終了する。
以上、充電制御部501は、電圧検出部51によって検出される端子電圧Vbが、判定電圧Vjを超える場合において開始された定電流定電圧充電(タイミングT5〜T11)において、データテーブルAに基づき、閾値電圧値Vthを二次電池4の満充電電圧Vfまで段階的に増大させ、閾値電流値Ithを二次電池4の満充電を判定するための判定電流値Ifまで段階的に減少させつつ複数回繰り返すことで、二次電池4を満充電まで充電する。
この結果、定電流充電CC3,CC4,CC5において、充電電流を、多段階で段階的に減少させる多段定電流充電が実行されるので、二次電池4の劣化が少ないという、多段定電流充電のメリットが得られる。また、パルス充電方式のように、満充電電圧を超える電圧を意図的に二次電池に印加することがないので、パルス充電方式よりも二次電池4の劣化を低減することができる。
また、定電圧充電CV3,CV4,CV5において、二次電池4が、閾値電圧値Vthの充電電圧によって充電されるにつれて、二次電池4の充電電流値Icが徐々に減少する。
ここで、背景技術に記載の多段定電流充電方式であれば、定電圧充電CV3,CV4,CV5が実行されることはなく、定電流充電CC3,CC4,CC5に引き続いて、電流値を1段階減少させた定電流充電が実行されることになる。そうすると、図1に示す充電制御回路5は、背景技術に記載の多段定電流充電方式よりも、図4に示す斜線部B,C,Dの面積に相当する電荷量だけ、余分に充電できるから、多段定電流充電方式よりも充電時間を短縮することが容易である。
また、背景技術に係る多段定電流充電方式においては、ある段階の定電流充電において、二次電池の端子電圧が所定の閾値以上になると、充電電流を1段階減少させて次の段階の定電流充電を実行するのであるが、この場合、端子電圧が閾値以上になったことを検出してから充電電流値を減少させるまでの制御応答時間において、端子電圧が閾値電圧を超えてしまい、二次電池の劣化を招くおそれがある。
一方、図1に示す充電制御回路5は、ある段階の定電流充電において、二次電池4の端子電圧Vbが閾値電圧値Vth以上になると、充電電圧を閾値電圧値Vthとする定電圧充電に移行するから、定電流充電の次は二次電池の端子電圧(充電電圧)を直接制御する電圧制御が行われる結果、二次電池4の端子電圧Vbが閾値電圧値Vthを超えるおそれを低減することが容易である。
また、端子電圧Vbが、判定電圧Vjを超える場合において開始された定電流定電圧充電における閾値電流値Ithは、データテーブルAに基づいて、その次に繰り返される定電流定電圧充電における設定電流値Isとして用いられる。その結果、定電圧充電CV3から定電流充電CC4への移行時、及び定電圧充電CV4から定電流充電CC5への移行時において、充電電流、及び充電電圧が連続した値となり、なめらかに移行が行われるので、二次電池4に与えるストレスが低減される。
なお、タイミングT1〜T5において、2段階で設定電流値Isを増大させる例を示したが、設定電流値Isを、1段階で最大の電流値I6に変化させるようにしてもよく、電流値I6になるまでの段階数を3段階以上としてもよい。
また、タイミングT5〜T11において、段階3〜5の3段階で設定電流値Isを電流値Ifまで減少させる例を示したが、2段階で減少させてもよく、4段階以上としてもよい。
また、図5に示すように、設定電流値Is(充電電流)を増大させる段階を設けない構成としてもよい。
即ち、本発明の一局面に従う充電制御回路は、二次電池を充電する充電部の動作を制御する充電制御部と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部とを備え、前記充電制御部は、前記充電部から所定の設定電流値を有する充電電流を前記二次電池へ供給させて前記充電部に定電流充電を実行させると共に前記定電流充電の実行中に前記電圧検出部によって検出された端子電圧が所定の閾値電圧値と等しくなった場合、前記電流検出部によって検出された電流値が所定の閾値電流値と等しくなるまで前記充電部から前記閾値電圧値を有する充電電圧を前記二次電池へ供給させることにより前記充電部に定電圧充電を実行させる定電流定電圧充電を、複数回繰り返し、かつ前記定電流定電圧充電が繰り返される都度、前記閾値電圧値を増大させ前記設定電流値及び前記閾値電流値を減少させる。
この構成によれば、充電制御部によって、設定電流値による定電流充電が実行される。そして、二次電池の端子電圧が閾値電圧値まで上昇すると、充電制御部によって、二次電池に流れる電流値が閾値電流値に減少するまで充電電圧を閾値電圧値とする定電圧充電が実行される。そして、充電制御部によって、この定電流充電と定電圧充電とを1セットとした定電流定電圧充電が、閾値電圧値を二次電池の満充電電圧まで段階的に増大させ、設定電流値及び閾値電流値を段階的に減少させつつ複数回繰り返される。
これにより、定電流充電が、充電電流を段階的に減少しつつ繰り返し実行されるので、背景技術に係る多段定電流充電と同様、二次電池の劣化を低減できる。また、パルス充電方式のように、満充電電圧を超える電圧を意図的に二次電池に印加することがないので、パルス充電方式よりも二次電池の劣化を低減することができる。さらに、定電流充電の次に定電圧充電が実行され、当該定電圧充電が実行される期間においては、充電電流が徐々に減少するから、定電流充電の次に一度に1段階分充電電流を減少させる従来の多段定電流充電より、充電量が増大する結果、背景技術に係る多段定電流充電方式よりも充電時間を短縮することが容易となる。
また、前記充電制御部は、前記定電流定電圧充電において用いられた閾値電流値を、その次に繰り返される定電流定電圧充電における前記設定電流値として用いることが好ましい。特に前記充電制御部は、前記二次電池への充電電流を段階的に減らしていく必要がある電池電圧の領域において、前記定電流定電圧充電における閾値電流値を、その次に繰り返される定電流定電圧充電における前記設定電流値として用いることが好ましい。
この構成によれば、前の段階の定電流定電圧充電における定電圧充電の最後に二次電池に流れていた電流が、次の段階の定電流定電圧充電における定電流充電の充電電流となるので、各段階の定電流定電圧充電間の移行時における充電電流が、連続してなめらかに変化する結果、二次電池に与えるストレスを低減することができる。
また、前記充電制御部は、前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された判定電圧に満たない場合において開始された定電流定電圧充電の次に繰り返される定電流定電圧充電において、その直前の定電流定電圧充電よりも、前記設定電流値、前記閾値電圧値、及び前記閾値電流値を増大させることが好ましい。
この構成によれば、二次電池の端子電圧が判定電圧に満たない場合において開始された定電流定電圧充電の次に繰り返される定電流定電圧充電においては、その前の定電流定電圧充電よりも、設定電流値、閾値電圧値、及び閾値電流値が増大される。すなわち、二次電池の端子電圧が判定電圧に満たない場合において開始された定電流定電圧充電においては、その後に実行される定電流定電圧充電よりも、設定電流値、閾値電圧値、及び閾値電流値が小さな値に設定される。
ここで、二次電池の端子電圧にかかわらず、設定電流値及び閾値電流値を段階的に減少させた場合には、充電を開始した直後の設定電流値、すなわち充電電流値が最も大きな電流値になる。そのため、もしも二次電池が内部短絡を生じていると、充電開始直後に最も大きな充電電流値が内部短絡を生じている二次電池に供給されることとなり、充電制御回路の故障や損傷を招くおそれがある。
しかしながら、二次電池に内部短絡が生じていた場合、二次電池の端子電圧は低下し、判定電圧に満たなくなると考えられるので、二次電池の端子電圧が判定電圧に満たない場合において開始された定電流定電圧充電においては、その後に実行される定電流定電圧充電よりも、設定電流値、閾値電圧値、及び閾値電流値を小さな値に設定することで、内部短絡を生じているおそれのある二次電池に供給される充電電流値を減少させることができる結果、充電制御回路の故障や損傷を招くおそれを低減することができる。
また、前記充電制御部は、前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、前記判定電圧を超える場合において開始された定電流定電圧充電において用いられた前記閾値電流値を、その次に繰り返される定電流定電圧充電における前記設定電流値として用いることが好ましい。
この構成によれば、二次電池の端子電圧が判定電圧を超え、内部短絡が生じていないと考えられる場合に開始された定電流定電圧充電における定電圧充電の最後に二次電池に流れていた電流が、次の段階の定電流定電圧充電における定電流充電の充電電流となるので、各段階の定電流定電圧充電間の移行時における充電電流が、連続してなめらかに変化する結果、二次電池に与えるストレスを低減することができる。
また、前記各定電流定電圧充電において用いられる前記設定電流値、前記閾値電圧値、及び前記閾値電流値を、前記端子電圧と対応付けて予め記憶する記憶部をさらに備え、前記充電制御部は、前記各定電流定電圧充電を開始する際に前記電圧検出部によって検出された端子電圧と対応付けて前記記憶部に記憶されている設定電流値、及び閾値電圧値を、前記各定電流定電圧充電において用いることが好ましい。
この構成によれば、記憶部によって、複数回の定電流定電圧充電において用いられる複数の設定電流値、及び閾値電圧値が、二次電池の端子電圧と対応付けて予め記憶されている。そして、充電制御部は、定電流定電圧充電を開始する際に、電圧検出部によって検出される端子電圧と対応付けて記憶部に記憶されている設定電流値、及び閾値電圧値を、当該開始された定電流定電圧充電において用いる。この場合、設定電流値、及び閾値電圧値の増減を、一定値の加算、減算といった算出演算で行うのではなく、予め例えば実験的に、二次電池の端子電圧に応じて良好な充電が実行可能な設定電流値と閾値電圧値(充電電圧)との組み合わせを求めて記憶部に記憶させておくことができる。これにより、充電制御部は、記憶部に記憶されている設定電流値と閾値電圧値とを用いることで、二次電池の端子電圧に応じて、良好な充電を実行することが容易となる。
また、本発明の一局面に従う電池パックは、上述の充電制御回路と、前記二次電池と、を備える。
この構成によれば、電池パックにおいて、パルス充電方式よりも二次電池の劣化を低減し、背景技術に係る多段定電流充電方式よりも充電時間を短縮することが容易となる。
また、本発明の一局面に従う充電システムは、上述の充電制御回路と、前記二次電池と、前記充電部とを備える。
この構成によれば、充電システムにおいて、パルス充電方式よりも二次電池の劣化を低減し、背景技術に係る多段定電流充電方式よりも充電時間を短縮することが容易となる。
この出願は、2009年11月20日に出願された日本国特許出願特願2009−264700号を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
なお、発明を実施するための形態の項においてなされた具体的な実施態様又は実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する特許請求事項との範囲内で、種々変更して実施することができるものである。
本発明に係る充電制御回路及びこれを備えた、電池パックと充電システムとは、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、太陽電池や発電装置と二次電池とを組み合わされた電源システム等、種々の電池搭載装置、システムにおいて、好適に利用することができる。

Claims (7)

  1. 二次電池を充電する充電部の動作を制御する充電制御部と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部とを備え、
    前記充電制御部は、
    前記充電部から所定の設定電流値を有する充電電流を前記二次電池へ供給させて前記充電部に定電流充電を実行させると共に前記定電流充電の実行中に前記電圧検出部によって検出された端子電圧が所定の閾値電圧値と等しくなった場合、前記電流検出部によって検出された電流値が所定の閾値電流値と等しくなるまで前記充電部から前記閾値電圧値を有する充電電圧を前記二次電池へ供給させることにより前記充電部に定電圧充電を実行させる定電流定電圧充電を、複数回繰り返し、かつ前記定電流定電圧充電が繰り返される都度、前記閾値電圧値を増大させ前記設定電流値及び前記閾値電流値を減少させる充電制御回路。
  2. 前記充電制御部は、
    前記定電流定電圧充電において用いられた前記閾値電流値を、その次に繰り返される定電流定電圧充電における前記設定電流値として用いる請求項1記載の充電制御回路。
  3. 前記充電制御部は、
    前記電圧検出部によって検出された端子電圧が、予め設定された判定電圧に満たない場合において開始された定電流定電圧充電の次に繰り返される定電流定電圧充電において、その直前の定電流定電圧充電よりも、前記設定電流値、前記閾値電圧値、及び前記閾値電流値を増大させる請求項1記載の充電制御回路。
  4. 前記充電制御部は、
    前記電圧検出部によって検出された端子電圧が、前記判定電圧を超えた場合において開始された定電流定電圧充電において用いられた前記閾値電流値を、その次に繰り返される定電流定電圧充電における前記設定電流値として用いる請求項3記載の充電制御回路。
  5. 前記各定電流定電圧充電において用いられる前記設定電流値、前記閾値電圧値、及び前記閾値電流値を、前記端子電圧と対応付けて予め記憶する記憶部をさらに備え、
    前記充電制御部は、
    前記各定電流定電圧充電を開始する際に前記電圧検出部によって検出された端子電圧と対応付けて前記記憶部に記憶されている設定電流値、及び閾値電圧値を、前記各定電流定電圧充電において用いる請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電制御回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の充電制御回路と、
    前記二次電池とを備える電池パック。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の充電制御回路と、
    前記二次電池と、
    前記充電部とを備える充電システム。
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