JP6879135B2 - 暖機装置システム - Google Patents

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Description

本発明は、暖機装置システムに関し、詳しくは、蓄電装置と、電力の供給と電力の消費または充電とを行なう電力装置と、を備える暖機装置システムに関する。
従来、この種の暖機装置システムとしては、バッテリとキャパシタとを有し、バッテリの放電とキャパシタの充電とを伴ってバッテリを暖機する第1暖機制御と、キャパシタの放電とバッテリの充電とを伴ってバッテリを暖機する第2暖機制御と、を交互に繰り返し実行する暖機制御を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、上述の暖機制御を実行することにより、バッテリの暖機をエネルギ効率よく行なっている。
特開2016−213102号公報
しかしながら、上述のシステムでは、バッテリの暖機制御におけるバッテリの充放電電力が小さいときには、バッテリの暖機に時間を要してしまう。一方、充放電電力が大きいときには、バッテリの入出力制限によって制限され、効率的にバッテリの暖機を行なうことができない場合が生じる。
本発明の暖機装置システムは、より効率的に蓄電装置を暖機することを主目的とする。
本発明の暖機装置システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の暖機装置システムは、
蓄電装置と、電力の供給と電力の消費または充電とを行なう電力装置と、前記蓄電装置と前記電力装置との間の電力のやりとりを司るコンバータと、前記電力装置および前記コンバータを制御する制御装置と、を備える暖機装置システムであって、
前記制御装置は、前記蓄電装置の放電と前記電力装置の電力の消費または充電とを伴って前記蓄電装置の暖機を行なう第1暖機制御と、前記蓄電装置の充電と前記電力装置の電力の供給とを伴って前記蓄電装置の暖機を行なう第2暖機制御と、を交互に繰り返し実行する暖機制御を実行する際に、前記蓄電装置の温度の上昇に伴って前記蓄電装置の充放電電力が大きくなるように制御する、
ことを特徴とする。
本発明の暖機装置システムでは、蓄電装置の放電と電力装置の電力の消費または充電とを伴って蓄電装置の暖機を行なう第1暖機制御と、蓄電装置の充電と電力装置の電力の供給とを伴って蓄電装置の暖機を行なう第2暖機制御と、を交互に繰り返し実行する暖機制御を実行する際に、蓄電装置の温度の上昇に伴って蓄電装置の充放電電力が大きくなるように制御する。これにより、蓄電装置の温度に応じて暖機することができる。この結果、より効率的により迅速に蓄電装置を暖機することができる。ここで、電力装置としては、電力の供給と電力の充電とを行なうもの(例えば、蓄電装置とは異なる第2の蓄電装置)や、電力の供給と電力の消費とを行なうもの(例えば、燃料電池と電機機器とを有するもの)などが含まれる。
本発明の第1実施例の暖機装置システムとしても機能する駆動システム20の構成の概略を示す構成図である。 第1実施例のECU40により実行されるバッテリ暖機制御の一例を示すフローチャートである。 充放電電力設定用マップの一例を示す説明図である。 バッテリ暖機制御の際の充放電電力Pbと燃料電池供給電力Pfとバッテリ温度Tbとインバータ供給電力Pinvの時間変化の一例を示す説明図である。 本発明の第2実施例の暖機装置システムとしても機能する駆動システム220の構成の概略を示す構成図である。 バッテリ暖機制御の際の第1バッテリ222および第2バッテリ232の電力P1,P2とバッテリ温度Tbとインバータ供給電力Pinvの時間変化の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例としての暖機装置システムとしても機能する駆動システム20の構成の概略を示す構成図である。実施例の駆動システム20は、図示するように、バッテリ22と、バッテリ用昇圧コンバータ26と、燃料電池32と、燃料電池用昇圧コンバータ36と、インバータ38と、モータ39と、電子制御ユニット(以下、「ECU」と称する。)40と、を備え、例えば駆動輪にモータ39が接続される電気自動車に搭載される。
バッテリ22は、例えば、リチウムイオン二次電池の単電池を直列に複数接続した電池モジュールを更に並列に接続した組電池として構成されている。バッテリ用昇圧コンバータ26は、バッテリ22とインバータ38とに介在するように接続されており、2個のスイッチング素子と2個のダイオードと1個のリアクトルとを有する周知の昇降圧コンバータとして構成され、バッテリ22の電力を昇圧してインバータ38側に供給したり、インバータ38側の電力を降圧してバッテリ22を充電する。
燃料電池32は、例えば、燃料(例えば水素)と酸化剤(例えば空気)を供給されて発電する固体高分子型燃料電池の単セルを複数直列に接続した燃料電池システムとして構成されている。燃料電池用昇圧コンバータ36は、燃料電池32とインバータ38とに介在するように接続されており、2個のスイッチング素子と2個のダイオードと1個のリアクトルとを有する周知の昇降圧コンバータとして構成され、燃料電池32の発電電力をインバータ38側に昇圧して供給する。
インバータ38は、6個のスイッチング素子と6個のダイオードとを有する周知のインバータ回路として構成されており、バッテリ用昇圧コンバータ26および燃料電池用昇圧コンバータ36側の直流電力を三相交流電力としてモータ39に供給する。モータ39は、例えば同期発電電動機や誘導電動機として構成されている。
ECU40は、図示しないCPUを中心として構成された汎用のマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他に図示しないRAM、ROM、フラッシュメモリ、入出力ポートなどを備え、バッテリ22の充放電制御や燃料電池32の運制御転、モータ39の駆動制御を行なう。ECU40には、種々のセンサからの検出信号が入力ポートを介して入力されている。検出信号としては、バッテリ22に取り付けられた温度センサ23からのバッテリ温度Tbやバッテリ22の出力端子近傍に取り付けられた電圧センサ24や電流センサ35からのバッテリ電圧Vbや充放電電流Ibを挙げることができる。また、燃料電池32に取り付けられた種々のセンサからの検出信号や燃料電池32の出力端子近傍に取り付けられた電圧センサ34や電流センサ35からの燃料電池電圧Vfや燃料電池出力電流Ifを挙げることができる。更に、バッテリ用昇圧コンバータ26や燃料電池用昇圧コンバータのリアクトルの電流を検出する電流センサからのリアクトル電流やモータ39の回転位置を検出する回転位置検出センサからの回転位置、モータ39に印加される三相交流電力における相電流を検出する電流センサからの相電流なども挙げることができる。ECU40からは、種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。制御信号としては、バッテリ用昇圧コンバータ26のスイッチング素子のスイッチング制御信号や燃料電池32を運転するための運転制御信号、燃料電池用昇圧コンバータ36のスイッチング素子のスイッチング制御信号、インバータ38のスイッチング素子のスイッチング制御信号などを挙げることができる。なお、ECU40は、バッテリ22の充放電電流Ibに基づいてバッテリ22の蓄電割合SOCを演算したり、バッテリ22の蓄電割合SOCやバッテリ温度Tbに基づいてバッテリ22から出力してもよい電力の上下限値としての入出力制限Win,Woutも演算している。
次に、こうして構成された駆動システム20が暖機装置システムとして機能する際の動作、即ち、バッテリ22を暖機する際の動作について説明する。図2は、ECU40により実行されるバッテリ暖機制御の一例を示すフローチャートである。この制御は、バッテリ22の温度(バッテリ温度)Tbが閾値Tref未満のときに実行される。閾値Trefは、バッテリ22の暖機が不要と判断される温度である。
バッテリ暖機制御が実行されると、ECU40は、まず、モータ39から必要な駆動力を出力するためにインバータ38に供給すべきインバータ供給電力Pinvや温度センサ23からのバッテリ温度Tb、バッテリ22の蓄電割合SOCなどの暖機制御が必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。続いて、入力したバッテリ温度Tbが閾値Tref未満であるか否かを判定し(ステップS110)、バッテリ温度Tbが閾値Tref以上のときには、暖機は完了したと判断し、本制御を終了する。なお、バッテリ暖機制御はバッテリ温度Tbが閾値Tref未満のときに実行されるから、バッテリ暖機制御の実行が開始された直後ではバッテリ温度Tbは閾値Tref未満であると判定される。
ステップS110でバッテリ温度Tbは閾値Tref未満であると判定されたときには、バッテリ温度Tbに基づいて充放電電力Pbを設定する(ステップS120)。充放電電力Pbは、実施例では、バッテリ温度Tbと充放電電力Pbとの関係をバッテリ22が劣化しない範囲内でバッテリ温度Tbが高いほど充放電電力Pbが大きくなるように予め定めて充放電電力設定用マップとして記憶しておき、バッテリ温度Tbが与えられるとマップから対応する充放電電力Pbを導出することにより設定するものとした。充放電電力設定用マップの一例を図3に示す。図示するように、バッテリ温度Tbが高いほど充放電電力Pbが大きくなるように設定されている。
充放電電力Pbを設定すると、バッテリ22から放電中であるか否か否かを判定する(ステップS130)。バッテリ暖機制御の実行が開始された直後ではバッテリ22の充放電は行なわれていないから、放電中ではないと判定される。
ステップS130で放電中ではないと判定されると、蓄電割合SOCが閾値S2未満であるか否かを判定する(ステップS150)。ここで、閾値S2は、バッテリ22の暖機制御におけるバッテリ22の蓄電割合SOCの上限として予め定められるものであり、例えば80%や85%などを用いることができる。蓄電割合SOCが閾値S2未満であると判定されると、バッテリ22が充放電電力Pbで充電されるようにバッテリ用昇圧コンバータ26を駆動制御すると共に(ステップS180)、インバータ供給電力Pfから充放電電力Pbを減じたものを燃料電池供給電力Pfとして設定し(ステップS190)、ステップS100に戻る。燃料電池供給電力Pfが設定されると、図示しない燃料電池運転制御により燃料電池32から燃料電池供給電力Pfが出力されるように燃料電池32と燃料電池用昇圧コンバータ36とが制御される。ステップS100〜S130、S150、S180、S190の処理は、バッテリ温度Tbが閾値Tref以上に至るか蓄電割合SOCが閾値S2以上に至るまで繰り返し実行される。
ステップS100〜S130、S150、S180、S190の処理が繰り返し実行されることにより蓄電割合SOCが閾値S2以上に至ったときには、ステップS150で蓄電割合SOCが閾値S2以上であると判定される。この場合、バッテリ22から充放電電力Pbが放電されるようにバッテリ用昇圧コンバータ26を駆動制御すると共に(ステップS160)、インバータ供給電力Pfに充放電電力Pbを加えたものを燃料電池供給電力Pfとして設定し(ステップS170)、ステップS100に戻る。そして、次のステップS130では放電中であると判定され、蓄電割合SOCが閾値S1以上であるか否かが判定される(ステップS140)。ここで、閾値S1は、バッテリ22の暖機制御におけるバッテリ22の蓄電割合SOCの下限として予め定められるものであり、例えば30%や40%などを用いることができる。蓄電割合SOCが閾値S1以上であると判定されると、ステップS160,S170の処理が実行されてステップS100に戻る。したがって、ステップS100〜S130、S140、S160、S170の処理は、バッテリ温度Tbが閾値Tref以上に至るか蓄電割合SOCが閾値S1未満に至るまで繰り返し実行される。
ステップS100〜S130、S140、S160、S170の処理が繰り返し実行されることにより蓄電割合SOCが閾値S1未満に至ったときには、ステップS140で蓄電割合SOCが閾値S1未満であると判定され、ステップS180、S190の処理が実行されてステップS100に戻る。
したがって、このバッテリ暖機制御は、バッテリ温度Tbが閾値Tref以上に至るまでは、蓄電割合SOCが閾値S1未満に至るまでバッテリ22から充放電電力Pbを放電することによりバッテリ22を暖機する第1暖機制御と、蓄電割合SOCが閾値S2以上に至るまでバッテリ22を充電電電力Pbで充電することによりバッテリ22を暖機する第2暖機制御と、を交互に繰り返す制御となる。そして、バッテリ22を充放電する充放電電力Pbはそのときのバッテリ温度Tbに応じたものとなる。
図4は、バッテリ暖機制御を実行しているときのバッテリ22の充放電電力Pbと燃料電池供給電力Pfとバッテリ温度Tbとインバータ供給電力Pinvの時間変化の一例を示す説明図である。図4では、充放電電力Pbと燃料電池供給電力Pfの変化が容易に解るように、インバータ供給電力Pinvを一定とすると共にバッテリ22の充放電が切り替わるまでバッテリ温度Tbは一定であるものとした。図示するように、充放電電力Pbは、バッテリ22の充放電が繰り返される毎にその絶対値が大きくなっている。
以上説明した第1実施例の駆動システム20では、バッテリ22の温度Tbが閾値Tref未満のときには、バッテリ温度Tbが閾値Tref以上に至るまで、バッテリ温度Tbが大きいほど大きくなるように充放電電力Pbを設定し、バッテリ22が充放電電力Pbで充放電が交互に繰り返されるように制御する。これにより、バッテリ温度Tbに応じてバッテリ22の充放電(暖機)を行なうことができる。この結果、より効率的により迅速にバッテリ22を暖機することができる。しかも、モータ39に必要な電力をインバータ38に供給しながらバッテリ22を暖機することができる。
第1実施例の駆動システム20では、バッテリ22が「蓄電装置」に相当し、燃料電池32と燃料電池用昇圧コンバータ36とインバータ38とモータ39とが「電力装置」に相当し、バッテリ用昇圧コンバータ26が「コンバータ」に相当し、ECU40が「制御装置」に相当する。
次に、第2実施例の駆動システム220について説明する。図5は、第2実施例の暖機装置システムとしても機能する駆動システム220の構成の概略を示す構成図である。第2実施例の駆動システム220は、図示するように、図1に示した第1実施例の駆動システム20の構成のうち燃料電池32と燃料電池用昇圧コンバータ36とに代えて第2バッテリ232と第2昇圧コンバータ236とを備えるものとしたものとなる。即ち、第2実施例の駆動システム220は、第1バッテリ222と、第1昇圧コンバータ226と、第2バッテリ232と、第2昇圧コンバータ236と、インバータ238と、モータ239と、電子制御ユニット(以下、「ECU」と称する。)240と、を備える。
第1バッテリ222、第1昇圧コンバータ226、インバータ238、モータ239は、第1実施例の駆動システム20が備えるバッテリ22、バッテリ用昇圧コンバータ26、インバータ38、モータ39と同様に構成されている。第2バッテリ232は、第1バッテリ222と同様に、リチウムイオン二次電池による組電池として構成されており、第2昇圧コンバータ236は、第1昇圧コンバータと同様に、2個のスイッチング素子と2個のダイオードと1個のリアクトルとを有する周知の昇降圧コンバータとして構成されている。
ECU240は、第1実施例の駆動システム20が備えるECU40と同様に、図示しないCPUを中心として構成された汎用のマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他に図示しないRAM、ROM、フラッシュメモリ、入出力ポートなどを備え、第1バッテリ222および第2バッテリ232の充放電制御やモータ239の駆動制御を行なう。ECU240には、種々のセンサからの検出信号が入力ポートを介して入力されている。検出信号としては、第1バッテリ222および第2バッテリ232に取り付けられた温度センサ223,233からのバッテリ温度Tb1,Tb2や第1バッテリ222および第2バッテリ232の出力端子近傍に取り付けられた電圧センサ224,234や電流センサ225,235からのバッテリ電圧Vb1,Vb2や充放電電流Ib1,Ib2を挙げることができる。また、第1昇圧コンバータ226や第2昇圧コンバータのリアクトルの電流を検出する図示しない電流センサからのリアクトル電流やモータ239の回転位置を検出する回転位置検出センサからの回転位置、モータ239に印加される三相交流電力における相電流を検出する電流センサからの相電流なども挙げることができる。ECU240からは、種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。制御信号としては、第1昇圧コンバータ226および第2昇圧コンバータ236のスイッチング素子のスイッチング制御信号やインバータ238のスイッチング素子のスイッチング制御信号などを挙げることができる。なお、ECU240は、第1バッテリ222および第2バッテリ232の充放電電流Ib1,Ib2に基づいて第1バッテリ222および第2バッテリ232の蓄電割合SOC1,SOC2を演算したり、第1バッテリ222および第2バッテリ232の蓄電割合SOC1,SOC2やバッテリ温度Tb1,Tb2に基づいて第1バッテリ222および第2バッテリ232から出力してもよい電力の上下限値としての入出力制限Win1,Wout1,Win2,Wout2も演算している。
こうした第2実施例の駆動システム220でも、第1バッテリ222および第2バッテリ232の暖機を行なう。この場合、第1バッテリ222および第2バッテリ232の温度が共に閾値Tref以上となるまで、第1バッテリ222から放電すると共に第2バッテリ232を充電する第1暖機制御と、第1バッテリ222を充電すると共に第2バッテリ232か放電する第2暖機制御と、を交互に繰り返すものとなる。このときの充放電電力Pbは、図3を用いて説明したように、バッテリ温度Tb1,Tb2のうち低い方の温度が高いほど大きくなる電力を用いる。インバータ供給電力Pinvが値0のときには、充放電電力Pbによる第1バッテリ222および第2バッテリ232の充放電が行なわれる。インバータ供給電力Pinvが値0ではないときには、第1バッテリ222を充放電している電力P1と第2バッテリ232を充放電している電力P2との和がインバータ供給電力Pinvとなるように制御すればよい。図6にインバータ供給電力Pinvを一定としたときの第1バッテリ222の電力P1と第2バッテリ232の電力P2とバッテリ温度Tbとインバータ供給電力Pinvの時間変化の一例を示す。なお、図6におけるバッテリ温度Tbは、バッテリ温度Tb1,Tb2のうち低い方の温度を意味している。図示するように、第1バッテリ222と第2バッテリ232は、バッテリ温度Tbの上昇に伴って大きくなる電力により交互に充放電が繰り返されている。
以上説明した第2実施例の駆動システム220でも、第1バッテリ222および第2バッテリ232の温度Tb1,Tb2のうちの低い方の温度Tbが閾値Tref未満のときに、バッテリ温度Tbが閾値Tref以上に至るまで、バッテリ温度Tbが大きいほど大きくなる充放電電力Pbを用いて、第1バッテリ222の充電および第2バッテリ232の放電と、第1バッテリ222の放電と第2バッテリ232の充電と、を交互に繰り返すように制御する。これにより、バッテリ温度Tbに応じて第1バッテリ222の充放電(暖機)および第2バッテリ232の充放電(暖機)を行なうことができる。この結果、より効率的により迅速に第1バッテリ222の暖機および第2バッテリ232の暖機を行なうことができる。しかも、モータ239に必要な電力をインバータ238に供給しながら第1バッテリ222の暖機および第2バッテリ232の暖機を行なうことができる。
第2実施例の駆動システム220では、第1バッテリ222が「蓄電装置」に相当し、第2バッテリ232および第2昇圧コンバータ236とインバータ238とモータ239とが「電力装置」に相当し、第1昇圧コンバータ226が「コンバータ」に相当し、ECU240が「制御装置」に相当するか、或いは、第2バッテリ232が「蓄電装置」に相当し、第1バッテリ222および第1昇圧コンバータ226とインバータ238とモータ239とが「電力装置」に相当し、第2昇圧コンバータ236が「コンバータ」に相当し、ECU240が「制御装置」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、暖機装置システムの製造産業などに利用可能である。
20,220 駆動システム、22 バッテリ、23,223,233 温度センサ、24,34,224,234 電圧センサ、25,35,225,235 電流センサ、26 バッテリ用昇圧コンバータ、32 燃料電池、36 燃料電池用昇圧コンバータ、38,238 インバータ、39,239 モータ、40,240 電子制御ユニット(ECU)、222 第1バッテリ、226 第1昇圧コンバータ、232 第2バッテリ、236 第2昇圧コンバータ。

Claims (1)

  1. 蓄電装置と、電力の供給と電力の消費または充電とを行なう電力装置と、前記蓄電装置と前記電力装置との間の電力のやりとりを司るコンバータと、前記電力装置および前記コンバータを制御する制御装置と、を備える暖機装置システムであって、
    前記制御装置は、前記蓄電装置の放電と前記電力装置の電力の消費または充電とを伴って前記蓄電装置の暖機を行なう第1暖機制御と、前記蓄電装置の充電と前記電力装置の電力の供給とを伴って前記蓄電装置の暖機を行なう第2暖機制御と、を交互に繰り返し実行する暖機制御を実行する際に、前記蓄電装置の温度の上昇に伴って前記蓄電装置の充放電電力が大きくなるように制御する、
    ことを特徴とする暖機装置システム。
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