JP2018026300A - 充電システム - Google Patents

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Nobuyuki Tanaka
信行 田中
博之 野村
Hiroyuki Nomura
博之 野村
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Takashi Tada
貴志 多田
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Abstract

【課題】バッテリヒータ駆動や大電力充電による発熱の影響を受けることがなく、バッテリヒータ温度検出用の温度センサの異常判定を正確に行うことができる充電システムを提供すること。
【解決手段】充電システムは、バッテリの充電状態値SOCが充電モード切替閾値CP1よりも大きい充電時に、SOCがCP1よりも小さいときの充電よりも小電力W2でバッテリの充電を行う。充電システムが、SOCがCP1よりも小さいときの充電時に、バッテリを昇温するためのバッテリヒータを駆動可能とするのに対し、SOCがCP1よりも大きいときの充電時に、バッテリヒータを駆動不能とし、バッテリヒータ温度検出用の第1及び第2温度センサの異常を判定する制御部を備えるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、バッテリの充電を行う充電システムに関する。
従来、バッテリの充電システムとしては、特許文献1に記載されているものがある。この充電システムでは、外部電源からの外部電力がバッテリ及びバッテリヒータに供給される。また、この充電システムでは、バッテリの温度が所定温度以下のときに、外部電力をバッテリに充電させる充電制御が実行されると共に、外部電力の一部をバッテリヒータに供給してバッテリを昇温させる温度調節制御が実行される。
更には、この充電システムでは、バッテリの充電状態値SOC(state of charge)が所定値よりも小さいときの充電電流は、充電状態値SOCが上記所定値よりも大きいときの充電電流よりも大きくなっている。また、バッテリの充電状態値SOCが上記所定値よりも大きくて、かつバッテリの温度が所定温度以下のときにバッテリヒータに供給される電力は、前記充電状態値SOCが所定値以下であって、かつバッテリの温度が所定温度以下のときにバッテリヒータに供給される電力よりも小さくなっている。
特開2015−225782号公報
特許文献1の充電システムにおいて、バッテリヒータの温度を検出する温度センサの異常の有無がバッテリヒータ駆動中に判定されると、バッテリヒータからの熱の影響で正確な判定ができない虞がある。また、バッテリヒータの温度を検出する温度センサの異常の有無が大電力による充電時に判定されると、大電力充電による発熱の影響で正確な判定ができない虞もある。
本発明の目的は、バッテリヒータ駆動や大電力充電による発熱の影響を受けることがなく、バッテリヒータ温度検出用の温度センサの異常判定を正確に行うことができる充電システムを提供することにある。
本発明に係る充電システムは、バッテリの充電状態値が充電モード切替閾値よりも大きい充電時に、前記充電状態値が前記充電モード切替閾値よりも小さいときの充電よりも小電力で前記バッテリの充電を行う充電システムであって、前記バッテリを昇温するためのバッテリヒータと、前記バッテリヒータの温度を検出する温度センサと、前記充電状態値が前記充電モード切替閾値よりも小さいときの充電時に、前記バッテリヒータを駆動可能とするのに対し、前記充電状態値が前記充電モード切替閾値よりも大きいときの充電時に、前記バッテリヒータを駆動不能とし、前記温度センサの異常を判定する制御部と、を備える。
本発明に係る充電システムによれば、バッテリの充電状態値が充電モード切替閾値よりも大きいバッテリヒータの駆動不能時にバッテリヒータの温度を検出する温度センサの異常判定を行うので、当該温度センサの異常判定がヒータ駆動による発熱の影響を受けることがない。更には、バッテリの充電状態値が充電モード切替閾値よりも大きい小電力充電時に、バッテリヒータの温度を検出する温度センサの異常判定を行うので、当該温度センサの異常判定がバッテリへの大電力充電による発熱の影響を受けることもない。よって、バッテリヒータの温度を検出する温度センサの異常の判定をより正確に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る充電システムの概略構成図である。 バッテリヒータ温度検出用の温度センサの異常判定を行うタイミングを説明するための図である。 バッテリ温度を考慮し、かつバッテリヒータ温度検出用の温度センサの異常判定を含む充電制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。
図1は、本発明の一実施形態に係る充電システム1の概略構成図である。この充電システム1は、バッテリ10を家庭等のコンセントからの電力で充電する電気自動車、又はバッテリ10を家庭等のコンセントからの電力で充電できるプラグインハイブリッドカーで好適に適用できる。しかし、この充電システム1は、外部からの充電が不可能なハイブリッドカーで適用されてもよい。以下、外部電力がバッテリ10に充電可能なプラグインハイブリッド車を例に説明を行う。
図1に示すように、この充電システム1は、外部電力を充電するための充電器2、DC−DCコンバータ3、複数のバッテリヒータ4、バッテリヒータ温度検出用の第1温度センサ5、バッテリヒータ温度検出用の第2温度センサ6、バッテリ温度検出用の温度センサ19、蓄電状態検出センサ7、及び制御部20を備える。
制御部20は、HV統合ECU(エンジンコントロールユニット)21と、電池ECU22を含む。電池ECU22は、HV統合ECU21と双方向に通信し、HV統合ECU21からの制御信号によりバッテリ10の充電制御等を行い、また、バッテリ10の充電状態やバッテリ温度に関するデータ等をHV統合ECU21に出力する。図示しないが、制御部20は、エンジンの運転を制御するエンジンECUや、モータジェネレータの運転を制御するモータECUとも双方向に通信する。HV統合ECU21は、各ECUからの情報によって、エンジンECU、モータECU、及び電池ECU22等を制御し、エンジンの運転制御、モータジェネレータの運転制御、及びバッテリ10の充電制御等を実行する。
充電器2は、外部電源15に接続されたプラグ15aが差し込まれる充電口2aを有する。充電器2は、外部電源15からの交流電力を充電用の直流電力に変換する。充電器2は、出力電力を変動可能な制御回路を有し、HV統合ECU21からの制御信号に基づく電池ECU22による当該制御回路の制御によって出力電力が適宜調整される。充電器2の出力端子は、リレースイッチ16を介してバッテリ10に接続され、リレースイッチ16は、電池ECU22からの信号によって開閉制御される。リレースイッチ16が閉じている状態で、外部電源15からの交流電力が、充電器2で直流電力に変換された後、バッテリ10に充電される。
バッテリ10は、端子間電圧が例えば200ボルト程度の高圧バッテリである。バッテリ10は、例えば、複数の電池モジュール18がバスバーによって直列に接続された構造を有し、各電池モジュール18は、複数の二次電池(充放電可能な電池、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池)が並列に接続された構造を有する。なお、バッテリ10は、並列に接続された複数の電池モジュールを含んでもよく、少なくとも1つの電池モジュールは、直列に接続された複数の二次電池を含んでもよい。
バッテリ10は、PCU(パワーコントロールユニット)50に電気的に接続される。PCU50には、バッテリ10の電圧を、例えば600V程度の車両システムでの最大電圧程度の電圧まで昇圧する昇圧コンバータや、昇圧された直流電圧を交流電圧に変換して、プラグインハイブリッドカーの動力源となるモータジェネレータ(図示せず)を駆動するインバータが含まれる。モータジェネレータは、例えば三相同期型電動機で好適に構成されることができ、この場合、インバータは三相交流電力をモータジェネレータに供給する。上記モータECUは、HV統合ECU21からの制御信号に基づき上記昇圧コンバータやインバータ等を制御する。モータECUの制御によって、走行中のモータジェネレータの力行動作時には、バッテリ10からの直流電圧が、昇圧コンバータによって昇圧された後、インバータにより交流電圧に変換され、その後モータジェネレータに供給される。また、モータジェネレータの回生動作時には、インバータからの回生電圧が、昇圧コンバータによって降圧された後、バッテリ10に供給される。
図1に示すように、バッテリ10は、DC−DCコンバータ3にも電気的に接続される。DC−DCコンバータ3は、HV統合ECU21からの制御によって、バッテリ10の電圧を、例えば12V程度の低電圧に降圧した後、補機電池36やバッテリヒータ4に供給する。補機電池36は、補機、例えば、ライト、エアコンディショナー、パワステ、ワイパー及びオーディオ等に電力を供給する。
バッテリヒータ4は、例えば、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電気ヒータで構成される。各バッテリヒータ4は、DC−DCコンバータ3からの直流電力をリレースイッチ35を介して受ける。電池ECU22は、HV統合ECU21からの制御信号に基づきリレースイッチ35を開閉制御する。リレースイッチ35が閉じている状態で、DC−DCコンバータ3がバッテリヒータ4に直流電力を供給し、各バッテリヒータ4が駆動してバッテリ10が昇温される。車両が寒冷地で使用される場合、車両のバッテリ10の電解液が極低温の環境下で凍結すると、電力がバッテリ10からモータジェネレータに供給できなくなって車両が走行できなくなる。また、バッテリ10の温度が低いと、出力が低下したり、十分なEV走行距離(モータジェネレータによる走行距離)が確保できなくなる。バッテリヒータ4は、例えば、バッテリ電解液の凍結を防止したり、−20℃等の極低温状態での充電中に十分なEV走行距離を確保できる領域までバッテリ10を昇温する。
第1及び第2温度センサ5,6は、バッテリヒータ4の温度を検出するための温度センサである。なお、図1においては、第1及び第2温度センサ5,6は、バッテリヒータ4から離された状態で図示されているが、実際は、第1及び第2温度センサ5,6は、互いに異なるバッテリヒータ4上に設置されている。各温度センサ5,6は、リード線を介して電池ECU22と電気的につながる。各温度センサ5,6は、例えば、温度によって電気抵抗が変化するサーミスタ素子と、熱伝導性の高い樹脂などの絶縁体からなって、サーミスタ素子の周囲を覆うことでサーミスタ素子を保護する保護絶縁部とを有する。各温度センサ5,6において、保護絶縁部は、バッテリヒータ4の表面に接触した状態で取り付けられる。各温度センサ5,6において、サーミスタ素子の温度がその設置箇所の温度に応じて変化すると、サーミスタ素子の抵抗値が変化してリード線を流れる電流が変化する。電池ECU22は、リード線を流れる電流値によって各温度センサ5,6の設置箇所の温度を検出する。電池ECU22は、2つの温度センサ5,6の検出温度のうちの最小値、最大値、又は平均値などを、バッテリヒータ4の温度として特定する。
温度センサ19は、バッテリ10の温度を検出するための温度センサである。図示しないが、温度センサ19も、リード線を介して電池ECU22と電気的につながる。温度センサ19も、例えば、温度によって電気抵抗が変化するサーミスタ素子と、熱伝導性の高い樹脂などの絶縁体からなって、サーミスタ素子の周囲を覆うことでサーミスタ素子を保護する保護絶縁部とを有する。温度センサ19において、保護絶縁部は、バッテリ10の表面に接触した状態で取り付けられる。温度センサ19において、サーミスタ素子の温度がその設置箇所の温度に応じて変化すると、サーミスタ素子の抵抗値が変化してリード線を流れる電流が変化する。電池ECU22は、リード線を流れる電流値によって温度センサ19が設置されたバッテリ箇所の温度を検出する。
バッテリ10の充電状態値SOC(以下、単にSOCという)は、バッテリ10の満充電容量に対する充電容量の割合(充電状態)を示すものであり、満充電容量はSOCの上限値である。SOCは、例えば、バッテリ10の開放電圧(OCV:Open Circuit Voltage)から特定することができる。詳しくは、バッテリ10のOCVとSOCとの対応関係をOCV−SOCマップとして予め電池ECU22の記憶部(メモリ)28等に記憶しておく。この場合、電池ECU22は、蓄電状態検出センサ7によって検出される閉路電圧(CCV:Closed Circuit Voltage)からバッテリ10のOCVを算出し、OCV−SOCマップからSOCを算出することができる。
バッテリ10のOCVとSOCの対応関係は、バッテリ温度に応じて変化する。よって、OCV−SOCマップをバッテリ温度毎に記憶部28に記憶しておき、バッテリ10のOCVからSOCを推定する際のバッテリ温度に応じてSOC−OCVマップを切り換えて(選択して)、バッテリ10のSOCを推定するようにしてもよい。
なお、図1に示す例では、1つのみのリレースイッチ35が閉じると、全てのバッテリヒータ4が駆動する構成であったが、バッテリヒータの駆動方法や配置レイアウトは、図1に示す例に限らず、如何なる駆動方法や配置レイアウトであってもよい。また、バッテリ10に含まれる電池モジュール18の数も適宜調整できることは言うまでもない。
図2は、本発明の本質を説明するための図であり、充電システム1が、バッテリヒータ温度検出用の温度センサ5,6の異常判定を行うタイミングを説明するための図である。
バッテリ10の電圧が上限電圧を超えるとバッテリ10が劣化し易い。そのような劣化を防止するため、図2に示す外部充電は、2つの充電モードで構成される。第1充電モードは、外部充電を開始する際のバッテリ10のSOCが、充電モード切替閾値CP1(以下、単にCP1という)以下のときに、一定の大電力で充電を行うモードである。一方、第2充電モードは、バッテリ10のSOCがCP1よりも大きい領域において、バッテリ10の電圧が所定値以内となるように、充電電力を第1充電モードでの充電電力よりも小さく制限して一定の小電力で充電を行うモードである。SOCが高い状態で充電を行うと、充電効率が低下するため、SOCが大きい領域で上限電圧を設けて充電電力を小さく制限すると、充電効率の低下による温度上昇や過電圧を抑制でき、バッテリ10の劣化を抑制できる。
より詳しくは、図2に示す例では、プラグ15aが充電口2aに差し込まれた時刻t1において、バッテリ10のSOCがCP1より小さくなっており、電池ECU22は、一定の大電力で充電を開始するように充電器2を制御する。時間の経過とともにバッテリ10のSOCが上昇し、時刻t2でCP1に達すると、電池ECU22は、バッテリ10の電圧が所定値以内となるように上記大電力よりも小さい小電力で充電を行うように充電器2を制御する。その後、電池ECU22は、時刻t3において、蓄電状態検出センサ7からの信号でSOCがCP2(上限SOC)に達したと判断するとリレースイッチ16を開き、バッテリ10への充電を停止する。図2の例において、CP2は、満充電容量又は満充電容量よりも低く、バッテリ10の充放電制御において許容される上限のSOCとすることができる。なお、外部充電を開始する際のSOCが、CP1以上である場合、電池ECU22は、第1充電モードを行わずに第2充電モードで外部充電を開始する。
図2に示す例は、寒冷地における冬季の典型的な充電制御である。この例では、時刻t1で大電力での充電を開始すると共に、電池ECU22が、リレースイッチ35を閉じてバッテリ10を昇温するバッテリヒータ4を駆動する。この電池ECU22によるバッテリヒータ4の駆動は、電池ECU22が、蓄電状態検出センサ7からの信号でSOCがCP1に到達したと判定するまで継続される。逆にいえば、電池ECU22は、SOCがCP1に到達したと判定すると、リレースイッチ35を開いてバッテリヒータ4の駆動を停止する。
更には、図2に示す例では、SOCがCP1に到達してから所定時間の経過後にバッテリヒータ温度検出用の第1及び第2温度センサ5,6の異常判定が実行される。当該所定時間は、例えば、バッテリヒータ4の温度が、バッテリヒータ4の駆動停止により外気温度程度まで低下するのに要する時間とでき、事前の試験等によって予め決定されることができる。例えば、バッテリヒータ4の温度及び外気温度(エンジンの吸気温度センサ(図示せず)等で検出)を入力情報とし、所定時間を出力情報とする所定時間算出マップが、電池ECU22の記憶部28に記憶され、電池ECU22が、その所定時間算出マップに基づいて上記所定時間を算出してもよい。
バッテリヒータ温度検出用の第1及び第2温度センサ5,6の異常判定は、上記所定時間の経過後に実行される。第1及び第2温度センサ5,6の異常判定は、例えば、上記所定時間の経過後に各温度センサ5,6によるバッテリヒータ4の検出温度と、吸気温度センサによる検出温度との差が、所定温度以上か否かによって判定されることができる。
図2に示すバッテリ10の充電制御では、各温度センサ5,6の異常判定が、SOCがCP1より大きいタイミングで実行され、バッテリヒータ4の駆動停止時及び小電力充電時に実行される。よって、温度センサ5,6の異常判定を、バッテリヒータ駆動や大電力充電による発熱の影響を受けることがなく正確に行うことができる。
バッテリヒータ4を、SOCがCP1に達したら駆動不能とするのは、温度センサ5,6の正確な異常の判定に加えて次の理由にもよる。すなわち、バッテリ10を満充電に近い状態から満充電状態にする際には、バッテリ10の電圧が上限電圧を超えることを防止するため、制御部20が精密な充電制御を行うのが好ましい。これに対し、バッテリヒータ4の駆動は、制御部20の精密な充電制御を妨げる。それで、図2に示す例では、SOCがCP1に到達すると、バッテリヒータ4の駆動を停止し、制御部20の精密な充電制御によってバッテリ10の充電を行っている。
以上、図2を用いて、寒冷地における冬季の典型的な例で本発明の本質であるバッテリヒータ温度検出用の温度センサ5,6の異常判定のタイミングについて説明した。次に、図3を用いて、バッテリ10の温度も考慮したより詳しい充電制御について説明する。
図3は、バッテリ温度を考慮し、バッテリヒータ温度検出用の温度センサ5,6の異常判定を含む充電制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。
ユーザが外部電源15のプラグ15aを充電器2の充電口2aに接続して制御がスタートすると、ステップS1で制御部20が蓄電状態検出センサ7からの信号に基づいてSOCがCP1以上か否かを判定する。ステップS1で否定判定されると、ステップS2に移行して、制御部20が、バッテリ温度検出用の温度センサ19からの信号に基づいてバッテリ温度TBを算出して、その算出したバッテリ温度TBが、T1より小さいか否かを判定する。ここで、T1は、−20℃程度の温度、例えば、バッテリ10に含まれる電解液が凍結を開始する−30℃よりも所定温度(例えば、5℃〜20℃の範囲の温度)高い温度に設定されることができる。バッテリヒータ4が、常温領域等、昇温が必要ない領域で駆動すると、不要なバッテリ過熱やバッテリヒータ駆動による電力消費が生じる。ステップS2は、それらの不利益を防止するために行われる。
ステップS2で否定判定されて、バッテリ温度TBがT1以上であると判定されると、ステップS3に移行して、バッテリヒータ4が駆動不能にされると同時に、大電力W1によるバッテリ10の充電が開始される。そして、その後、ステップS1が繰り返される。他方、ステップS2で肯定判定されて、バッテリ温度TBがT1より小さいと判定されると、ステップS4に移行して、バッテリヒータ4が駆動にされると同時に、大電力W1によるバッテリ10の充電が開始される。そして、その後、ステップS1が繰り返される。
他方、ステップS1で肯定判定されると、ステップS5に移行して、制御部20が、SOCがCP2(上限SOC)以上か否かを判定する。ステップS5で肯定判定されると、制御がエンドになる。他方、ステップS5で否定判定されると、ステップS6で、制御部20によるバッテリヒータ4の駆動不能制御が行われ、また、制御部20による充電器2の制御によって、バッテリ10への小電力W2(<W1)の充電が行われる。そして、続いて、ステップS7で制御部20が小電力充電の開始時から所定時間経過したか否かを判定する。この判定は、例えば、HV統合ECU21か、又は電池ECU22に内蔵されたタイマで実行できる。
ステップS7で否定判定されると、ステップS5以下が繰り返される。他方、ステップS7で肯定判定されると、ステップS8に移行して、制御部20が、バッテリヒータ温度検出用の第1温度センサ5が検出したバッテリヒータ4の温度と、バッテリヒータ温度検出用の第2温度センサ6が検出したバッテリヒータ4の温度との差の絶対値(偏差)が所定温度以上か否かを判定する。
ステップS8で否定判定されると、制御部20が、ステップS9で偏差正常判定をして2つの温度センサ5,6が正常であると判定し、その後、ステップS16に移行する。ステップS16では、SOCがCP2以上か否かを判定する。ステップS16で否定判定されると、ステップS17に移行して、バッテリヒータ4の駆動不能制御と、小電力W2によるバッテリ10の充電が実行され、その後、ステップS16が繰り返される。他方、ステップS16で肯定判定されると、制御がエンドになる。
一方、ステップS8で肯定判定されると、制御部20が偏差異常判定を行い、ステップS11に移行する。ステップS11では、制御部20が、第1温度センサ5が検出したバッテリヒータ4の温度と、周辺温度(例えば、エンジンの吸気温度を検出する吸気センサによって検出される)との差の絶対値(偏差)が所定温度以上か否かを判定する。
ステップS11で肯定判定されると、制御部20が第1温度センサ5の異常を判定し、その後、ステップS16に移行する。他方、ステップS11で否定判定されると、ステップS13に移行して、制御部20が、第2温度センサ6が検出したバッテリヒータ4の温度と、周辺温度との差の絶対値(偏差)が所定温度以上か否かを判定する。ステップS13で肯定判定されると、制御部20が第2温度センサ6の異常を判定し、その後、ステップS16に移行する。他方、ステップS13で否定判定されると、異常な温度センサ5,6の特定は不可能になり、ステップS15で制御部20が第1及び第2温度センサ5,6の少なくとも一方の異常を判定し、その後、ステップS16以下が実行される。
上記実施形態の充電システム1によれば、バッテリ10の充電状態値SOCがCP1よりも大きいバッテリヒータ4の駆動不能時にバッテリヒータ温度検出用の第1及び第2温度センサ5,6の異常判定が行われるので、第1及び第2温度センサ5,6の異常判定がバッテリヒータ4の駆動による発熱の影響を受けることがない。また、バッテリ10の充電状態値SOCがCP1よりも大きい小電力W2の充電時に第1及び第2温度センサ5,6の異常判定が行われるので、第1及び第2温度センサ5,6の異常判定がバッテリ10への大電力W1の充電による発熱の影響を受けることもない。よって、バッテリヒータ温度検出用の第1及び第2温度センサ5,6の異常判定をより正確に行うことができる。
また、第1及び第2温度センサ5,6の異常判定が、車両が走行していない外部電源15のプラグ15aを充電器2の充電口2aに接続した際に行われて車両走行中に行われないので、第1及び第2温度センサ5,6が、車両走行中のバッテリ充放電によるバッテリ10からの熱の影響を受けることがない。よって、第1及び第2温度センサ5,6の異常判定を更に正確に実行できる。
尚、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、温度センサ5,6の異常判定が車両が走行していないタイミングで行われる場合について説明した。しかし、温度センサの異常判定は、車両の走行中など他のタイミングで行われてもよく、その場合、バッテリヒータの駆動不能時かつ小電力の充放電時に行われるとよい。
また、バッテリヒータ4の温度を検出する第1及び第2温度センサ5,6と、外気温度(吸気温度)を検出する温度センサとを用いて、第1及び第2温度センサ5,6の異常判定を行う場合について説明した。しかし、外気温度を用いずに、バッテリヒータ温度検出用の温度センサの異常を判定してもよい。例えば、バッテリヒータの温度を検出する温度センサを3以上設置し、その3以上の温度センサの検出温度の平均との偏差が、所定値以上である温度を検出した温度センサが異常であると判定してもよい。
又は、バッテリヒータ停止前のバッテリヒータの温度と、所定時間とを入力情報とし、バッテリヒータが停止してから所定時間後のバッテリヒータの温度を出力情報とするバッテリヒータ温度算出マップを事前に試験等により決定し、そのバッテリヒータ温度算出マップが、制御部の記憶部に記憶されてもよい。そして、制御部は、SOCがCP1に到達してバッテリヒータの駆動停止制御を開始してから所定時間後に、バッテリヒータを止めたときのバッテリヒータの温度と当該所定時間とに基づいてバッテリヒータ温度算出マップから取得した温度と、バッテリヒータ温度検出用の温度センサが実際に検出したバッテリヒータの温度との差が、所定温度以上である場合に、その温度センサの異常を判定してもよい。なお、バッテリヒータの温度以外の温度を検出する温度センサを利用してバッテリヒータ温度検出用の温度センサの異常を判定する場合でも、バッテリヒータの温度以外の温度を検出する温度センサを利用せずにバッテリヒータ温度検出用の温度センサの異常を判定する場合のいずれでも、バッテリヒータの温度を検出する温度センサの数を、1以上の如何なる数としてもよいことは言うまでもない。
1 充電システム、 4 バッテリヒータ、 5 第1温度センサ、 6 第2温度センサ、 10 バッテリ、 20 制御部、 CP1 充電モード切替閾値、 SOC バッテリの充電状態値、 TB バッテリ温度、 W1 大電力、 W2 小電力。

Claims (1)

  1. バッテリの充電状態値が充電モード切替閾値よりも大きい充電時に、前記充電状態値が前記充電モード切替閾値よりも小さいときの充電よりも小電力で前記バッテリの充電を行う充電システムであって、
    前記バッテリを昇温するためのバッテリヒータと、
    前記バッテリヒータの温度を検出する温度センサと、
    前記充電状態値が前記充電モード切替閾値よりも小さいときの充電時に、前記バッテリヒータを駆動可能とするのに対し、前記充電状態値が前記充電モード切替閾値よりも大きいときの充電時に、前記バッテリヒータを駆動不能とし、前記温度センサの異常を判定する制御部と、を備える充電システム。
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