JP6148828B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP6148828B2
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この発明は、扉の左右開きを変更することができる冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫としては、特開2007−85614号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、扉と、扉の上部の左右両側に択一的に取り付けられて扉を冷蔵庫本体に対して回転可能に取り付けるヒンジピンとを備えている。
そして、上記ヒンジピンを上記扉の左右に択一的に取り付けることで、扉の左右開きを容易に変更することができる。
特開2007−85614号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、上記扉に設けられた磁石の力だけで、扉を冷蔵庫本体に密着させているため、ユーザの扉を閉じる力が弱い場合、扉を確実に閉じることができない問題がある。
また、扉が、経年などによって、ねじれて変形すると、扉の磁石が冷蔵庫本体から離隔し、磁石の冷蔵庫本体に対する磁力が弱くなって、扉(特に、扉のコーナー部)が密閉不良になる問題がある。
そこで、この発明の課題は、扉を確実かつ容易に閉じることができると共に、扉の密閉不良を低減できる冷蔵庫を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の冷蔵庫は、
冷蔵庫本体と、
扉と、
上記扉の上部の左右両側に択一的に取り付けられると共に、上記扉を上記冷蔵庫本体に対して回転可能に取り付けられ、ピン係止部を有するヒンジピンと、
上記冷蔵庫本体の上部に取り付けられた扉引き込みバネと
上記冷蔵庫本体の上部に取り付けられ、上記ピン係止部の上方に位置する保持係止部と
を備え、
上記ピン係止部の軸回り方向の外周の一部は、上記ピン係止部の軸回り方向の外周の他の部分に比べ、上記ヒンジピンの軸までの距離が短く、
上記ヒンジピンが上記扉に取り付けられた状態で、上記扉と上記ピ係止部は、上記ヒンジピンの軸回り方向に相互に位置決めされ、
上記扉の開状態では、上記扉引き込みバネは、上記ピ係止部に対して、上記扉を閉じる方向のモーメントを付与し、
上記扉の閉状態では、上記扉引き込みバネが上記ピン係止部に付与するモーメントは、略ゼロであると共に、上記ピン係止部の軸回り方向の外周の上記一部は、上記ヒンジピンの軸方向からみて、上記保持係止部に重ならないことを特徴としている。
この発明の冷蔵庫によれば、上記扉引き込みバネを有するので、扉を自発的に閉じることができて、ユーザの扉を閉じる力が弱くても、扉を確実かつ容易に閉じることができる。
また、上記扉引き込みバネは、ヒンジピンに対して、扉を閉じる方向のモーメントを付与するので、扉が、経年などによって、ねじれて変形して、扉に設けられた磁石が冷蔵庫本体から離隔し、この磁石の冷蔵庫本体に対する磁力が弱くなっても、扉の密閉不良を低減できる。
また、上記扉の閉状態の上記扉引き込みバネのモーメントは、略ゼロであるので、扉の閉状態で、ヒンジピンには、扉引き込みバネの抵抗を受けない。したがって、扉の閉状態でヒンジピンを扉の左右に付け替えるときに、付け替え時の作業性が良好となる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記ヒンジピンの軸方向からみて、上記扉引き込みバネにおいて上記ピン係止部に接触する部分は、上記保持係止部に重なる
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記扉の閉状態から開状態への移行時に上記扉引き込みバネが上記ヒンジピンに付与する上記モーメントは、上記扉の閉状態に上記扉引き込みバネが上記ヒンジピンに付与する上記モーメントよりも、大きい。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記扉の閉状態から開状態への移行時の上記扉引き込みバネのモーメントは、上記扉の閉状態の上記扉引き込みバネのモーメントよりも、大きいので、上記扉の閉状態を保持できる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、
記ヒンジピンの軸から上記ピ係止部の上記扉引き込みバネとの接点までの距離は、上記扉の開度が0°から第1角度まで変化するに従って、大きくなる。
ここで、扉の開度とは、扉の閉状態を0°とした扉の回転角度であり、扉を開けるにつれて大きくなる。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記扉の開度が0°から第1角度まで大きくなるに従って、ヒンジピンの軸からピ係止部の扉引き込みバネとの接点までの距離は、大きくなるので、ピ係止部に付与する扉引き込みバネのモーメントを大きくできる。これによって、扉の開度が大きくて扉を閉じにくい状態で、扉を容易に閉じることができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、
記ヒンジピンの軸から上記ピ係止部の上記扉引き込みバネとの接点までの距離は、上記扉の開度が上記第1角度から上記第1角度よりも大きな第2角度まで変化するに従って、小さくなる。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記扉の開度が第1角度から第2角度まで大きくなるに従って、ヒンジピンの軸からピ係止部の扉引き込みバネとの接点までの距離は、小さくなるので、ピ係止部に付与する扉引き込みバネのモーメントを小さくできる。これによって、扉の開度が第1角度から第2角度までの範囲で、扉の開状態を保持できて、食品の出し入れを容易に行うことができる。
この発明の冷蔵庫によれば、上記扉引き込みバネは、ヒンジピンに対して、扉を閉じる方向のモーメントを付与するので、扉を確実かつ容易に閉じることができると共に、扉の密閉不良を低減できる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す縦断面図である。 冷蔵庫本体の上側の平面図である。 冷蔵庫本体の下側の平面図である。 扉の閉状態の扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開状態の扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態の冷蔵庫を示すと共に、扉の閉状態の扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が15°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が45°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が90°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が135°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態の冷蔵庫を示すと共に、扉の閉状態の扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が15°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が45°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が90°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。 扉の開度が135°であるときの扉引き込みバネおよびヒンジピンの状態を示す平面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の冷蔵庫の第1実施形態である縦断面図を示している。この冷蔵庫は、冷蔵庫本体1と、扉2と、扉2の上部の左右両側に択一的に取り付けられて扉2を冷蔵庫本体1に対して回転可能に取り付けるヒンジピン4と、冷蔵庫本体1の上部に取り付けられた扉引き込みバネ7A,7Bとを備える。
上記冷蔵庫本体1の扉2の上側には、ヒンジ保持部材3が設けられている。上記ヒンジピン4は、扉2をヒンジ保持部材3に対して回転可能に取り付ける。一方、冷蔵庫本体1の扉2の下側には、下ヒンジ部6が配置されている。下ヒンジ部6は、扉2を冷蔵庫本体1に対してヒンジピン4の軸L回りに回転可能に取り付ける。つまり、扉2は、ヒンジピン4の軸L回りに回転し、冷蔵庫本体1に対して開閉可能になる。
上記冷蔵庫本体1の上部には、カバー部材5が取り付けられる。カバー部材5は、ヒンジ保持部材3およびヒンジピン4を覆う。
この冷蔵庫は、上記冷蔵庫本体1の上面がテーブル面として利用される、いわゆるテーブル型冷蔵庫である。なお、扉を上下に複数個並列した冷蔵庫であって、この複数の扉の何れかに、上記ヒンジピンや上記扉引き込みバネを用いてもよい。
上記扉2は、左右両側のそれぞれの上部(上面)に取付孔20を有する。なお、図示しないが、この取付孔20は、上記扉2の本体に形成された孔部と、この扉2の本体の孔部に嵌合される筒部材の孔部とを含むようにしてもよい。
図1と図2Aに示すように、上記ヒンジ保持部材3は、冷蔵庫本体1の左右両側のそれぞれに設けられている。ヒンジ保持部材3は、プレート状であり、冷蔵庫本体1の上面に、ねじ等にて取り付けられている。ヒンジ保持部材3は、扉2の取付孔20の上側でこの取付孔20に重なる貫通孔30を有する。この貫通孔30には、冷蔵庫本体1のボス部10が嵌め込まれている。なお、図2Aでは、カバー部材5を省略して描いており、ヒンジピン4は、右側のヒンジ保持部材3に差し込まれている。
上記ヒンジピン4は、ヒンジ保持部材3の貫通孔30の上側から、この貫通孔30の内側にあるボス部10の孔部に挿通され、扉2の取付孔20に抜き取り自在に差し込まれて、扉2を冷蔵庫本体1に対して回転可能に取り付ける。
図1と図2Bに示すように、上記下ヒンジ部6は、扉2の左右両側のそれぞれの下側に配置されると共に冷蔵庫本体1に取り付けられる支持部材61と、この支持部材61と扉2とを相対的に回転可能に連結するピン部62とを備える。
上記扉2は、左右両側のそれぞれの下部に孔部を有し、支持部材61は、扉2の下部の孔部に重なる孔部を有する。ピン部62は、ピン部62の軸方向の中央部に、鍔部62aを有する。
上記ピン部62の両端部は、それぞれ、扉2の下部の孔部と、支持部材61の孔部とに挿入される。ピン部62の鍔部62aは、扉2の下面と支持部材61との間に挟まれる。ピン部62は、扉2と支持部材61とに離脱自在に取り付けられる。なお、図2Bでは、扉2を省略して描いており、ピン部62は、右側の支持部材61に差し込まれている。
上記ヒンジピン4が上記扉2の取付孔20に差し込まれた状態で、扉2とヒンジピン4は、ヒンジピン4の軸L回り方向に相互に位置決めされている。具体的に述べると、ヒンジピン4の先端部は、Dカット加工を施され、扉2の取付孔20は、ヒンジピン4の先端部に対応する形状に形成されている。このように、簡単な構成で、ヒンジピン4と取付孔20とを嵌合することができる。
上記扉引き込みバネ7A,7Bは、冷蔵庫本体1の上部の左右両側に、取り付けられている。左右の扉引き込みバネ7A,7Bは、左右対称に形成されている。扉引き込みバネ7A,7Bは、ヒンジピン4に対して、扉2を閉じる方向のモーメントを付与する。
図1と図3Aと図3Bに示すように、上記ヒンジ保持部材3は、保持係止部31を有する。上記ヒンジピン4は、ピン係止部41を有する。上記扉引き込みバネ7Aは、板バネ部71を有する。
上記ピン係止部41は、外鍔であり、平面視、真円を一部切り欠いた略D字状に形成されている。ピン係止部41は、保持係止部31よりも下側に位置する。
上記板バネ部71は、略L字状に形成され、この角が外方に張り出している。板バネ部71の一端は、冷蔵庫本体1に固定された固定端であり、板バネ部71の他端は、自由端であって、ピン係止部41の外周面に接触する。板バネ部71は、保持係止部31よりも下側に位置する。
図3Aに示すように、上記扉2の閉状態では、ピン係止部41は、ヒンジピン4の軸L方向からみて、保持係止部31に重ならない。このため、ヒンジピン4をヒンジ保持部材3から上側へ抜き取ることができる。したがって、扉2の閉状態で、ヒンジピン4を扉2の左右に付け替えて、容易に扉2の左右開きを変更することができる。
また、上記板バネ部71の自由端は、ピン係止部41の真円の切り欠き部分に接触している。このとき、板バネ部71は、ピン係止部41の径の小さな部分に接触し、板バネ部71は、略自由状態となっている。つまり、板バネ部71がヒンジピン4に付与する扉閉方向のモーメントは、略ゼロとなる。
このため、上記扉2の閉状態で、上記ヒンジピン4には、扉引き込みバネ7Aの抵抗を受けない。したがって、扉2の閉状態で、ヒンジピン4を扉2の左右に付け替えるときに、付け替え時の作業性が良好となる。
図3Bに示すように、上記扉2を開けていくと、ヒンジピン4は、扉2の回転に追従(連動)して、ヒンジピン4の軸L回りに回転し、ピン係止部41は、ヒンジピン4の軸L方向からみて、保持係止部31に重なる。このため、ヒンジピン4を上側へ移動させると、ピン係止部41が保持係止部31に接触して、ヒンジピン4はヒンジ保持部材3から抜け止めされる。したがって、扉2の開状態では、ヒンジピン4は、ヒンジ保持部材3から抜き取ることができない。
また、上記板バネ部71の自由端は、ピン係止部41の真円部分に接触する。このとき、板バネ部71は、ピン係止部41の径の大きな部分に接触し、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向(矢印A方向)に弾性変形する。そして、板バネ部71は、ヒンジピン4に対して、扉2を閉じる方向のモーメントを付与する。つまり、ヒンジピン4は、板バネ部71から、ヒンジピン4の軸Lを中心として時計回り方向のモーメントを受ける。言い換えると、扉2の閉状態から開状態への移行時に板バネ部71がヒンジピン4に付与する扉閉方向のモーメントは、扉2の閉状態に板バネ部71がヒンジピン4に付与する扉閉方向のモーメントよりも、大きい。
図3Bでは、扉2の開度は、45°である。この扉2の開度とは、扉2の閉状態を0°とした扉2の回転角度をいい、扉2を開けるにつれて大きくなる。扉2の開度を45°より大きくしても、板バネ部71が接触するピン係止部41の真円部分は、同一径であるため、ヒンジピン4の軸Lからヒンジピン4の板バネ部71との接点までの距離は、一定となる。これによって、板バネ部71がヒンジピン4に付与する扉閉方向のモーメントは、一定となる。
上記構成の冷蔵庫によれば、上記扉引き込みバネ7Aを有するので、扉2を自発的に閉じることができて、ユーザの扉2を閉じる力が弱くても、扉2を確実かつ容易に閉じることができる。
また、上記扉引き込みバネ7Aは、ヒンジピン4に対して、扉2を閉じる方向のモーメントを付与するので、扉2が、経年などによって、ねじれて変形して、扉2に設けられた磁石が冷蔵庫本体1から離隔し、この磁石の冷蔵庫本体1に対する磁力が弱くなっても、扉2の密閉不良を低減できる。
また、上記扉2の閉状態から開状態への移行時の扉引き込みバネ7Aのモーメントは、扉2の閉状態の扉引き込みバネ7Aのモーメントよりも、大きいので、扉2の閉状態を保持できる。
(第2の実施形態)
図4A〜図4Eは、この発明の第2実施形態の冷蔵庫を示す要部拡大図である。この第2の実施形態は、上記第1の実施形態とは、ヒンジピンのピン係止部の構成のみが相違する。この相違する構成のみを以下に説明する。
なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図4Aに示すように、ヒンジピン4Aのピン係止部41Aは、楕円の短径側の一部を切り欠いた形状に、形成されている。つまり、ピン係止部41Aは、左右対称に形成されている。
上記扉2の閉状態では、ピン係止部41Aは、ヒンジピン4Aの軸L方向からみて、保持係止部31に重ならない。板バネ部71は、ピン係止部41Aの楕円の切り欠き部分に接触している。このとき、板バネ部71がヒンジピン4Aに付与する扉閉方向のモーメントは、略ゼロとなる。
図4Bに示すように、上記扉2の開度を15°とすると、ヒンジピン4Aは、扉2の回転に追従して、ヒンジピン4Aの軸L回りに回転し、ピン係止部41Aは、ヒンジピン4Aの軸L方向からみて、保持係止部31に重なる。
上記板バネ部71は、ピン係止部41Aの楕円部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に弾性変形する。そして、板バネ部71は、ヒンジピン4Aに対して、扉閉方向のモーメントを付与する。
図4Cに示すように、上記扉2の開度を45°とすると、板バネ部71は、ピン係止部41Aの楕円の長径部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に最も大きく弾性変形する。そして、板バネ部71は、ヒンジピン4Aに対して、最も大きな扉閉方向のモーメントを付与する。
図4Dに示すように、上記扉2の開度を90°とすると、板バネ部71は、ピン係止部41Aの楕円の長径と短径の間の部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に弾性変形して、板バネ部71は、ヒンジピン4Aに対して、扉閉方向のモーメントを付与する。
図4Eに示すように、上記扉2の開度を135°とすると、板バネ部71は、ピン係止部41Aの楕円の短径部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に弾性変形して、板バネ部71は、ヒンジピン4Aに対して、扉閉方向のモーメントを付与する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記ヒンジピン4Aの軸Lからヒンジピン4Aの扉引き込みバネ7A(板バネ部71)との接点までの距離は、扉2の開度が0°から45°(第1角度)まで変化するに従って、大きくなる。
これによって、上記扉2の開度が0°から45°まで大きくなるに従って、ヒンジピン4Aに付与する扉引き込みバネ7Aのモーメントを大きくできる。したがって、扉2の開度が大きくて扉2を閉じにくい状態で、扉2を容易に閉じることができる。
また、上記ヒンジピン4Aの軸Lからヒンジピン4Aの扉引き込みバネ7A(板バネ部71)との接点までの距離は、扉2の開度が45°(第1角度)から135°(第2角度まで変化するに従って、小さくなる。
これによって、上記扉2の開度が45°から135°まで大きくなるに従って、ヒンジピン4Aに付与する扉引き込みバネ7Aのモーメントを小さくできる。したがって、扉2の開度が45°から135°までの範囲で、扉2の開状態を保持できて、食品の出し入れを容易に行うことができる。
(第3の実施形態)
図5A〜図5Eは、この発明の第3実施形態の冷蔵庫を示す要部拡大図である。この第3の実施形態は、上記第1の実施形態とは、ヒンジピンのピン係止部の構成のみが相違する。この相違する構成のみを以下に説明する。
なお、この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図5Aに示すように、ヒンジピン4Bのピン係止部41Bは、楕円の長径と短径の間の一部を切り欠いた形状に、形成されている。つまり、ピン係止部41Bは、左右非対称に形成されている。
上記扉2の閉状態では、ピン係止部41Bは、ヒンジピン4Bの軸L方向からみて、保持係止部31に重ならない。板バネ部71は、ピン係止部41Bの楕円の切り欠き部分に接触している。このとき、板バネ部71がヒンジピン4Bに付与する扉閉方向のモーメントは、略ゼロとなる。
図5Bに示すように、上記扉2の開度を15°とすると、ヒンジピン4Bは、扉2の回転に追従して、ヒンジピン4Bの軸L回りに回転し、ピン係止部41Bは、ヒンジピン4Bの軸L方向からみて、保持係止部31に重なる。
上記板バネ部71は、ピン係止部41Bの楕円の短径部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に弾性変形する。そして、板バネ部71は、ヒンジピン4Bに対して、扉閉方向のモーメントを付与する。
図5Cに示すように、上記扉2の開度を45°とすると、板バネ部71は、ピン係止部41Bの楕円の短径と長径の間の部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に弾性変形する。そして、板バネ部71は、ヒンジピン4Bに対して、扉閉方向のモーメントを付与する。
図5Dに示すように、上記扉2の開度を90°とすると、板バネ部71は、ピン係止部41Bの楕円の長径部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に最も大きく弾性変形して、板バネ部71は、ヒンジピン4Bに対して、最も大きな扉閉方向のモーメントを付与する。
図5Eに示すように、上記扉2の開度を135°とすると、板バネ部71は、ピン係止部41Bの楕円の長径と短径の間の部分に接触する。このとき、板バネ部71は、冷蔵庫本体1の後方向に弾性変形して、板バネ部71は、ヒンジピン4Bに対して、扉閉方向のモーメントを付与する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記ヒンジピン4Bの軸Lからヒンジピン4Bの扉引き込みバネ7A(板バネ部71)との接点までの距離は、扉2の開度が0°から90°(第1角度)まで変化するに従って、大きくなる。
これによって、上記扉2の開度が0°から90°まで大きくなるに従って、ヒンジピン4Bに付与する扉引き込みバネ7Aのモーメントを大きくできる。したがって、扉2の開度が大きくて扉2を閉じにくい状態で、扉2を容易に閉じることができる。
また、上記ヒンジピン4Bの軸Lからヒンジピン4Bの扉引き込みバネ7A(板バネ部71)との接点までの距離は、扉2の開度が90°(第1角度)から135°(第2角度まで変化するに従って、小さくなる。
これによって、上記扉2の開度が90°から135°まで大きくなるに従って、ヒンジピン4Bに付与する扉引き込みバネ7Aのモーメントを小さくできる。したがって、扉2の開度が90°から135°までの範囲で、扉2の開状態を保持できて、食品の出し入れを容易に行うことができる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1から上記第3の実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
また、上記扉引き込みバネの形状や上記ヒンジピンの形状は、扉引き込みバネが、ヒンジピンに対して、扉閉方向のモーメントを付与するような形状であれば、どのようなものであってもよい。
また、上記扉引き込みバネを一つとし、この扉引き込みバネを、冷蔵庫本体の左右両側に、択一的に取り付けるようにしてもよい。
また、扉の開度が0°から第1角度まで変化するに従って、扉閉方向のモーメントが大きくなるようにし、かつ、扉の開度が第1角度から第2角度まで変化するに従って、扉閉方向のモーメントが一定となるようにしてもよい。
また、扉の開度が0°から第1角度まで変化するに従って、扉閉方向のモーメントが一定となるようにし、かつ、扉の開度が第1角度から第2角度まで変化するに従って、扉閉方向のモーメントが小さくなるようにしてもよい。
1 冷蔵庫本体
2 扉
20 取付孔
3 ヒンジ保持部材
30 貫通孔
31 保持係止部
4,4A,4B ヒンジピン
41,41A,41B ピン係止部
5 カバー部材
6 下ヒンジ部
7A,7B 扉引き込みバネ
71 板バネ部
L (ヒンジピンの)軸

Claims (5)

  1. 冷蔵庫本体と、
    扉と、
    上記扉の上部の左右両側に択一的に取り付けられると共に、上記扉を上記冷蔵庫本体に対して回転可能に取り付けられ、ピン係止部を有するヒンジピンと、
    上記冷蔵庫本体の上部に取り付けられた扉引き込みバネと
    上記冷蔵庫本体の上部に取り付けられ、上記ピン係止部の上方に位置する保持係止部と
    を備え、
    上記ピン係止部の軸回り方向の外周の一部は、上記ピン係止部の軸回り方向の外周の他の部分に比べ、上記ヒンジピンの軸までの距離が短く、
    上記ヒンジピンが上記扉に取り付けられた状態で、上記扉と上記ピ係止部は、上記ヒンジピンの軸回り方向に相互に位置決めされ、
    上記扉の開状態では、上記扉引き込みバネは、上記ピ係止部に対して、上記扉を閉じる方向のモーメントを付与し、
    上記扉の閉状態では、上記扉引き込みバネが上記ピン係止部に付与するモーメントは、略ゼロであると共に、上記ピン係止部の軸回り方向の外周の上記一部は、上記ヒンジピンの軸方向からみて、上記保持係止部に重ならないことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記ヒンジピンの軸方向からみて、上記扉引き込みバネにおいて上記ピン係止部に接触する部分は、上記保持係止部に重なることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記扉の閉状態から開状態への移行時に上記扉引き込みバネが上記ピ係止部に付与する上記モーメントは、上記扉の閉状態に上記扉引き込みバネが上記ピ係止部に付与する上記モーメントよりも、大きいことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の冷蔵庫において、
    記ヒンジピンの軸から上記ピ係止部の上記扉引き込みバネとの接点までの距離は、上記扉の開度が0°から第1角度まで変化するに従って、大きくなることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項4に記載の冷蔵庫において、
    記ヒンジピンの軸から上記ピ係止部の上記扉引き込みバネとの接点までの距離は、上記扉の開度が上記第1角度から上記第1角度よりも大きな第2角度まで変化するに従って、小さくなることを特徴とする冷蔵庫。
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