JP6145973B2 - 固体撮像装置、画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

固体撮像装置、画像読取装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置、画像読取装置、及び画像形成装置に関する。
近年、電気製品の省エネ化が叫ばれ、低消費電力化が進んでいる。例えば、画像読取装置や画像形成装置において、待機状態または省エネモード時には電気的に未使用部分への電源供給を停止し、必要最低限の電源供給を行う事などが既に知られている。
ところで、画像読取装置や画像形成装置において、B5、A4、B4など、異なる幅の定型原稿を読み取る機能を備えたものがある。一般にこのような装置は、所定の最大幅(例えばB4)の原稿の読取が可能な数の画素が主走査方向(水平走査方向、行方向)に配列された画素アレーを有する固体撮像装置を備えており、読取時は、読み取る原稿の幅に関係なく、全ての画素(最大幅の原稿に対応する画素)に電力を供給している。従って、最大幅より狭い原稿を読み取る際には、読取に使用されない画素にも電力を供給することで、無駄な電力消費がある。
他方、特許文献1には、行列状に配置され、光を信号電圧に変換する複数の画素と、前記複数の画素の列毎に設けられ、前記画素により前記信号電圧が出力される複数の列信号線と、前記複数の列信号線毎に設けられ、前記信号電圧をデジタル信号に変換する複数のAD変換器とを備える固体撮像装置であって、前記各AD変換器は、前記信号電圧と参照電圧とのうちいずれが大きいかを示す出力信号を生成する比較部と、前記出力信号の論理が反転するまでの時間をカウントするカウント部とを備え、前記固体撮像装置は、さらに、前記複数の出力信号の論理が反転した後、前記複数の比較部への電力の供給を停止する(AD変換が終了したら比較部への電力供給を停止する)停止部を備え、AD変換器における比較部の消費電力を低減した固体撮像装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された固体撮像装置における省電力制御は動作が不要な期間の電力供給を停止することにより消費電力を削減するものであり、動作が不要な部分に対する電力供給を停止することにより消費電力を削減するものではないため、上述した画像読取装置や画像形成装置における無駄な消費電力を削減することはできない。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の画素が行方向に配列された画素アレーを有する固体撮像装置において、動作不要な画素への電力供給の停止を可能にすることで、消費電力の削減を可能にすることである。
本発明に係る固体撮像装置は、光を電気信号に変換する画素と、所定のオン/オフ制御信号により動作して、前記画素で変換された電気信号を後段に伝達するスイッチと、前記スイッチから伝達された電気信号をデジタル化するアナログ−デジタル変換部と、を備える撮像素子が行方向に複数配列された撮像素子アレーと、前記撮像素子アレーに電力を供給する電力供給手段と、を同一半導体チップ内に有し、前記電力供給手段は、前記複数の撮像素子に対し部分的に電力供給が可能である固体撮像装置である。
本発明によれば、複数の画素が行方向に配列された画素アレーを同一半導体チップ内に有する固体撮像装置において、同一半導体チップ内で動作不要な画素への電力供給の停止を可能にすることで、消費電力の削減が可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における撮像素子のブロック構成、及び撮像素子と給電スイッチとの接続関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における撮像素子のブロック構成、及び撮像素子と給電スイッチとの接続関係を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の構成を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
〈固体撮像装置の構成〉
図1は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示す図である。この固体撮像装置8-1は、撮像素子アレー20と、電源端子Vcc1〜Vcc4と、電源端子Vcc1〜Vcc4と撮像素子アレー20との間に接続された給電スイッチSw1〜Sw4を備えている。ここで、電源端子Vcc1〜Vcc4及び給電スイッチSw1〜Sw4が、全体として本発明に係る電力供給手段に対応し、個々の電源端子とそれに接続されている給電スイッチが個別電力供給手段に対応する。
撮像素子アレー20は、主走査方向に配列されたn個の撮像素子からなる。n個の撮像素子は、固体撮像装置8-1がスキャナ装置や複合機の画像読取装置に実装されたとき、B5サイズの原稿の読取幅に対応する部分と、A4サイズの原稿の読取幅とB5サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分と、B4サイズの原稿の読取幅とA4サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分と、A3サイズの原稿の読取幅とB4サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分とに分割されており、各部分には、電源Vcc1〜Vcc4からの電力が給電スイッチSw1〜Sw4を通して個別に供給可能に構成されている。電源端子Vcc1〜Vcc4は、固体撮像装置8-1を実装したスキャナ装置や複合機が、商用AC電源をDC化して生成した共通の電源回路に接続されている。
原稿を読み取る際の給電スイッチSw1〜Sw4のオン/オフは、後述するTG(タイミングジェネレータ)から供給されるスイッチ制御信号Sig_ON1〜Sig_ON4により制御される。Sig_ON1〜Sig_ON4を生成するための設定は、スキャナ装置や複合機の操作部(オペレーションパネル)からのユーザによる設定や、原稿サイズ検知手段により検知結果に基づいて実行される。即ち、原稿がB5であれば給電スイッチSw1のみをオン、原稿がA4であれば給電スイッチSw1及びSw2をオン、原稿がB4であれば給電スイッチSw1〜Sw3をオン、原稿がA3であれば給電スイッチSw1〜Sw4をオンとする。
固体撮像装置8-1の出力を用いて原稿サイズを検知する場合には、給電スイッチSw2〜Sw4をオンとし、A4サイズの原稿の読取幅とB5サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分、B4サイズの原稿の読取幅とA4サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分、及びA3サイズの原稿の読取幅とB4サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分に、電源端子Vcc2〜Vcc4からの電力を供給し、3つの部分の出力信号を検出する。
以上説明した、読取幅と電力供給状態との対応関係を下記の表1に示す。
Figure 0006145973
電源端子Vcc2〜Vcc4から電力を供給し、3つの部分の出力信号を検出すると、セットされた原稿がB5であれば、3つの部分のどれからも原稿からの反射光が検出されない。また、セットされた原稿がA4であれば、A4サイズの原稿の読取幅とB5サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分で原稿からの反射光が検出され、セットされた原稿がB4であれば、A4サイズの原稿の読取幅とB5サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分及びB4サイズの原稿の読取幅とA4サイズの原稿の読取幅の差分に対応する部分で原稿からの反射光が検出され、セットされた原稿がA3であれば、3つの部分で原稿からの反射光が検出される。従って、原稿からの反射光が検出された部分の組み合わせに基づいて、原稿のサイズを検知することができる。
〈固体撮像装置の構成〉
図2は図1における撮像素子アレー20を構成する撮像素子のブロック構成、及び撮像素子と給電スイッチとの接続関係を示す図である。ここでは、図1における左端から1番目の撮像素子20-1、2番目の撮像素子20-2及び、k番目の撮像素子20-kを図示した。撮像素子20-kは、電源端子Vcc2からの電力が給電スイッチSw2を通して供給される部分の左端に位置する。
撮像素子20-1は、R(Red:赤)の光を電気信号に変換するR画素21-1、所定のオン/オフ制御信号により動作して、オンのときにR画素21-1の出力信号を後段に伝達するスイッチングトランジスタ22-1、G(Green:緑)の光を電気信号に変換するG画素23-1、所定のオン/オフ制御信号により動作して、オンのときにG画素23-1の出力信号を後段に伝達するスイッチングトランジスタ24-1、B(Blue:青)の光を電気信号に変換するB画素25-1、及び、所定のオン/オフ制御信号により動作して、オンのときにB画素25-1の出力信号を後段に伝達するスイッチングトランジスタ26-1を備えている。
また、撮像素子20-1は、スイッチングトランジスタ22-1,24-1,26-1の出力が共通に入力される合成器27-1と、合成器27-1の出力をアナログ−デジタル変換するA/D変換器28-1を備えている。
これら3つの画素、3つのスイッチングトランジスタ、合成器、及びA/D変換器には、電源端子Vcc1からの電力が給電スイッチSw1を通して供給可能であり、電力が供給されているとき、スイッチングトランジスタ22-1,24-1,26-1は順次にオンとなり、その結果、給電スイッチSw1がオンのとき、R画素21-1の出力信号、G画素23-1の出力信号、B画素25-1の出力信号が順次に合成器27-1を通ってA/D変換器28-1に入力され、R、G、Bのデジタル値に変換される。
撮像素子20-2及び撮像素子20-kも同じ構成を備えている。ここで、電源端子からの電力が供給されている撮像素子同士では、R画素同士、G画素同士、B画素同士は、同時にスイッチングトランジスタがオンとなり、同時にデジタル値に変換される。
以上のように、本実施形態に係る固体撮像装置によれば、原稿の読取を行うとき、読取原稿の幅(サイズ)に応じて、読取を行う撮像素子のみに電源供給を行うことが可能となる。即ち、幅の狭い原稿を読み取る場合には、読取に不要な撮像素子への電源供給を予め停止させるため、低消費電力を実現する事ができる。また、原稿の読取を行わないときは、OPB(光学的黒画素)を含めて全ての撮像素子への電源供給を停止させることで、消費電力を低減する事ができる。
また、原稿サイズを検出するための原稿読取時には、電源端子Vcc1のみからの電力供給を停止する。これにより、特許文献1に記載の、「AD変換終了後に順次、AD変換器の比較器の電源供給停止する方法」及び「AD変換終了後、一定期間の経過時に一括して供給電源を停止する方法」に比べて、明らかに低消費電力で動作させる事ができる。また、比較器への電力供給に関わらず、固体撮像装置自体への電力供給の管理を行う事で、上記特許文献1に記載の方法に比べより低消費電力での駆動を実現できる。
[第2の実施形態]
〈固体撮像装置の構成〉
図3は本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示す図である。この図において、図1(第1の実施形態)と同一の部分には図1と同じ参照符号が付されている。
この固体撮像装置8-2は、撮像素子アレー20と、電源端子Vcc1〜Vcc(n)と、電源端子Vcc1〜Vcc(n)と撮像素子アレー20との間に接続された給電スイッチSw1〜w(n)を備えている。つまり、第1の実施形態に係る固体撮像装置8-1と、本実施形態に係る固体撮像装置8-2との相違点は、第1の実施形態では、定型原稿の幅に対応させて、撮像素子アレー20を4つの部分に分け、各部分に個別に電力供給可能に構成しているのに対し、本実施形態では、n個の撮像素子の各々に電源端子Vcc1〜Vcc(n)及び給電スイッチSw1〜Sw(n)を設けることで、各撮像素子に個別に電力供給可能に構成していることである。
図4は図3における撮像素子アレー20を構成する撮像素子のブロック構成、及び撮像素子とスイッチとの接続関係を示す図である。この図において、図2(第1の実施形態)と同じ部分には図2と同じ参照符号を付した。また、ここには、図3における左端から1番目の撮像素子20-1、2番目の撮像素子20-2、k番目の撮像素子20-k、及びn番目(右端)の撮像素子20-nを図示した。
図示のように、電源端子Vcc1からの電力は給電スイッチSw1を通して撮像素子20-1のみに供給される。同様に、電源端子Vcc2からの電力、電源端子Vcc(k)からの電力、電源端子Vcc(n)からの電力は、それぞれ給電スイッチSw2、Sw(k)、Sw(n)を通して、撮像素子20-2、20-k、20-nのみに供給される。
原稿を読み取る際の給電スイッチSw1〜Sw(n)のオン/オフは、スイッチ制御信号Sig_ON1〜Sig_ON(n)により制御される。Sig_ON1〜Sig_ON(n)を生成するための設定は、スキャナ装置や複合機の操作部(オペレーションパネル)からのユーザによる設定や、原稿サイズ検知手段により検知結果に基づいて実行される。
従って、本実施形態に係る固体撮像装置8-2をスキャナ装置や複合機の画像読取装置に実装した場合、画素単位で電力供給の有無を設定することができる。即ち、例えばスキャナ装置にPC(パーソナルコンピュータ)を接続し、スキャナアプリケーションを使用したトリミングを行ったり、複合機のオペレーションパネルから原稿読取領域やトリミング領域を指定したりすることにより、原稿読取に必要な撮像素子のみに電力を供給し、不要な撮像素子に電力供給を行わないことで、低消費電力駆動が可能となる。
[第3の実施形態]
〈固体撮像装置の構成〉
図5は本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の構成を説明するための図である。この図において、図4(第2の実施形態)と同じ部分には図4と同じ参照符号を付した。
本実施の形態に係る固体撮像装置8-3は、第2の実施形態に係る固体撮像装置8-2と同様に、各撮像素子に対して、個別に電力供給が可能に構成されている。即ち、固体撮像装置8-3は、撮像素子20-1、20-2・・・20-k・・・20-nを備えている。また、給電スイッチSw1、Sw2・・・Sw(k)・・・Sw(n)を備えており、電源端子Vcc1、Vcc2・・・Vcc(k)・・・Vcc(n)からの電力を個別に撮像素子20-1、20-2・・・20-k・・・20-nに供給できるように構成されている。
ここまでの構成、即ち図4と同じ構成では、撮像素子の各々が給電スイッチを備えているため、スイッチのオン抵抗のバラツキや、基板上で電力供給元の直近と遠方位置での電源電圧では電源供給ラインのインピーダンスの影響を受けて、僅かであるが電位差を持つ事が考えられる(基板上で電源供給元の直近がVcc1、最も遠方の位置がVcc(n)とした場合に電源ラインのインピーダンスの影響を受けて電位差を持つ可能性がある。)。
その様な場合、A/D変換器に供給される電源の電位差が、リファレンス電圧や、ダイナミックレンジの僅かな差に繋がり、読み取った画像においては固定パターンノイズ発生の可能性がある。
そこで、本実施形態では、固定パターンノイズを抑制するため、隣り合う撮像素子に供給される電源を等電位とする手段として、隣り合う給電スイッチの出力側(撮像素子側)の間にコンデンサとスイッチの並列回路を接続した。
即ち、例えば撮像素子20-1と撮像素子20-2に対しては、給電スイッチSw1の出力側と給電スイッチSw2の出力側との間に、スイッチSw12とコンデンサC12の並列回路を接続した。そして、電源端子Vcc1及びVcc2から電力が供給される場合(制御信号Sig_ON1,Sig_ON2により、給電スイッチSw1、Sw2がオン)、制御信号Sig_ON12によりSw12をオフにすることで、コンデンサC12に充電し、電源端子Vcc1とVcc2を等電位にしている。
同様に、撮像素子20-2と撮像素子20-3に対しては、給電スイッチSw2の出力側と給電スイッチSw3の出力側との間に、スイッチSw23とコンデンサC23の並列回路を接続する。そして、電源端子Vcc2及びVcc3から電源供給される場合(制御信号Sig_ON2,Sig_ON3により、給電スイッチSw2、Sw3がオン)、制御信号Sig_ON23によりSw23をオフにすることで、コンデンサC23に充電し、電源端子Vcc2とVcc3を等電位としている。
また、撮像素子20-kと撮像素子20-k+1に対しては、給電スイッチSw(k)の出力側と給電スイッチSw(k+1)の出力側との間に、スイッチSw(k)(k+1)とコンデンサC(k)(k+1)の並列回路を接続する。そして、電源端子Vcc(k)及びVcc(k+1)から電源供給される場合(制御信号Sig_ON(k),Sig_ON(k+1)により、給電スイッチSw(k)、Sw(k+1)がオン)、制御信号Sig_ON(k)(k+1)によりSw(k)(k+1)をオフにすることで、コンデンサC(k)(k+1)に充電し、電源端子Vcc(k)とVcc(k+1)を等電位としている。
[第4の実施形態]
〈固体撮像装置の構成〉
図6は本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の構成を説明するための図である。この図において、図5(第3の実施形態)と同じ部分には図5と同じ参照符号が付されている。
本実施の形態に係る固体撮像装置8-4は、第2の実施形態に係る固体撮像装置8-3と同様に、各撮像素子に対して個別に電力供給を可能とし、さらに隣り合う撮像素子に給電スイッチを通して接続される電源端子を等電位とする手段を設けている。
しかし、ここまでの構成、即ち図6における等電位手段では、ある読取条件によって主走査開始位置の電源端子Vcc1及びVcc2から電力供給し、次の読取タイミングで主走査後端側の撮像素子にのみ電力供給を行う場合には、電源端子Vcc1及びVcc2からの電力供給をオフし、電源端子Vcc(n)及びVcc(n-1)からの電力供給をオンする。
この場合、隣り合う撮像素子を等電位とするために備えたコンデンサC12に電荷が残ったまま、即ち電源端子Vcc1及びVcc2の電位を保持した状態がある期間発生してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、コンデンサの両端とグラウンドとの間にブリーダ抵抗を接続することで、コンデンサの電荷を放電させることを可能にした。例えば、コンデンサC12にはブリーダ抵抗R1、R2を接続し、撮像素子20-1及び20-2に対する電源オフを行うとき、コンデンサC12に残っている電荷を放電させる。同様に、コンデンサC23にはブリーダ抵抗R3、R4を接続し、コンデンサC(k)(k+1)にはブリーダ抵抗R(2k-1)(2k)を接続する。
〈画像読取装置のブロック図〉
図7は本発明の実施形態に係る画像読取装置のブロック図である。画像読取装置30は、固体撮像装置8、CPU40、I/O50、TG60、操作部70を備えており、I/O50に外部機器としてPC80が接続されている。
CPU40は、この画像読取装置30全体を制御する手段である。I/O50は、CPU40と装置内部のTG60及び操作部70、並びに外部機器であるPC80を接続する手段である。TG60は、固体撮像装置8に対し、スイッチ制御信号Sig_ONなどの各種タイミング信号を供給する手段である。操作部70は、画像読取装置30をユーザが使用するときに用いる各種キーやディスプレイからなる。PC80は、内蔵するスキャナアプリケーションにより、画像読取装置30を制御することができる。
〈画像読取装置の概略構成〉
図8は本発明の実施形態に係る画像読取装置の概略構成を示す図である。
コンタクトガラス1に載置された読取原稿10には位置ズレが無い様に圧板5で押さえられた状態で、キャリッジ4内に設けられた光源ランプ2からの光が読取窓6を通して照射される。読取原稿10からの反射光は3枚のミラー3で反射し、レンズ7を介して固体撮像装置8に入力される。ここで、固体撮像装置8は第1〜第4の固体撮像装置8-1〜8-4と同様に構成されている。
固体撮像装置8は入力された光の量に応じてアナログ出力を生成する。アナログ出力は固体撮像装置8内のA/D変換器によりデジタル出力に変換され、図示しない画像処理回路で所定の画像処理が実行され、記憶装置に一旦記憶される。基準白板9からの反射光が固体撮像装置8に入力されたときのアナログ出力がアナログ出力量の基準値となる。
〈画像形成装置の概略構成〉
図9は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
本発明に係る画像読取装置は、PC等の画像入力装置として用いられるイメージスキャナや、複写機、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置における原稿読取部に利用されるが、その一例として、図8と同様な構成を備える画像読取装置が組み込まれた画像形成装置の概略構成を示している。
同図において、画像形成装置は、本体100と、画像形成装置本体100の上部の設置された画像読取装置200と、さらにその上に装着された自動原稿給送装置(以下、ADF)300と、画像形成装置本体100の右側に配置された大容量給紙装置400と、画像形成装置本体100の左側に配置された用紙後処理装置500とから基本的に構成されている。
画像形成装置本体100は画像書き込み部110と、作像部120と、定着部130と、両面搬送部140と、給紙部150と、垂直搬送部160と、手差し部170とからなる。
画像書き込み部110は画像読取装置200で読み取った原稿の画像情報に基づいて発光源であるLD(レーザダイオード)を変調し、ポリゴンミラー、fθレンズなどの走査光学系により感光体ドラム121にレーザ書き込みを行うものである。
作像部120は感光体ドラム121と、この感光体ドラム121の外周に沿って設けられた現像ユニット122、転写ユニット123、クリーニングユニット124及び除電ユニットなどの公知の電子写真方式の作像要素からなる。
定着部120は前記転写ユニット123で転写された画像を転写紙に定着する。両面搬送部140は定着部120の転写紙搬送方向下流側に設けられ、転写紙の搬送方向を用紙後処理装置500側、あるいは両面搬送部140側に切り換える第1の切換爪141と、第1の切換爪141によって導かれた反転搬送路142と、反転搬送路142で反転した転写紙を再度転写ユニット123側に搬送する画像形成側搬送路143と、反転した転写紙を用紙後処理装置500側に搬送する後処理側搬送路144とを含み、画像形成側搬送路143と後処理側搬送路144との分岐部には第2の切換爪145が配されている。
給紙部150は4段の給紙段からなり、それぞれピックアップローラ、給紙ローラによって選択された給紙段に収納された転写紙が引き出され、垂直搬送部160に導かれる。
垂直搬送部160では、各給紙段から送り込まれた転写紙を転写ユニット123の用紙搬送方向上流側直前のレジストレーションローラ161まで搬送し、レジストレーションローラ161では、感光体ドラム121上の顕像の画像先端とタイミングを取って転写紙を転写ユニット123に送り込む。
手差し部170は開閉自在な手差しトレイ171を備え、必要に応じて手差しトレイ171を開いて転写紙を手差しにより供給する。この場合もレジストレーションローラ161で転写紙の搬送タイミングが取られ、搬送される。
大容量給紙装置400は同一サイズの転写紙を大量にスタックして供給するもので、転写紙が消費されるにしたがって底板402が上昇し、常にピックアップローラ401から用紙のピックアップが可能に構成されている。ピックアップローラ401から給紙される転写紙は、垂直搬送部160からレジストレーションローラ161のニップまで搬送される。
用紙後処理装置500はパンチ、整合、ステイプル、仕分けなどの所定の処理を行うもので、この実施形態では、前記機能のためにパンチ501、ステイプルトレイ(整合)502、ステイプラ503、シフトトレイ504を備えている。
即ち、画像形成装置本体100から用紙後処理装置500に搬入された転写紙は、孔明けを行う場合にはパンチ501で1枚ずつ孔明けが行われ、その後、特に処理するものがなければ、プルーフトレイ505へ、ソート、スタック、仕分けを行う場合にはシフトトレイ504にそれぞれ排紙される。仕分けは、この実施形態は、シフトトレイ504が用紙搬送方向に直交する方向に所定量往復動することにより行われる。この他に、用紙搬送路で用紙を用紙搬送方向と直交する方向に移動させて仕分けを行うこともできる。
整合する場合には、孔明けが行われた、あるいは孔明けが行われていない転写紙が下搬送路506に導かれ、ステイプルトレイ502において後端フェンスで用紙搬送方向を直交する方向が整合され、ジョガーフェンスで用紙搬送方向と平行な方向の整合が行われる。ここで、綴じが行われる場合には、整合された用紙束の所定位置、例えば角部、中央2個所など所定の位置がステイプラ503によって綴じられ、放出ベルトによってシフトトレイ504に排紙される。
また、この実施形態では、下搬送路506にはプレスタック搬送路507が設けられ、搬送時に複数枚の用紙をスタックし、後処理中の画像形成装置本体100側の画像形成動作の中断を避けることができるようになっている。
画像読取装置200は、ADF300によって原稿台210上に導かれ、停止した原稿を光学的にスキャンし、第1ないし第3のミラーを経て結像レンズで結像された読み取り画像を光電変換素子によって読み取る。読み取られた画像データは、図示しない画像処理回路で所定の画像処理が実行され、記憶装置に一旦記憶される。そして、画像形成時に画像書き込み部110によって記憶装置から読み出され、画像データに応じて変調し、光書き込みが行われる。
8-1〜8-4・・・固体撮像装置、20-1〜20-n・・・撮像素子、21-1,23-1,25-1・・・画素、22-1,24-1,26-1・・・スイッチ、28-1・・・A/D変換器、C12〜C(n)(n+1)・・・コンデンサ、R1〜R(2k)・・・ブリーダ抵抗、Sw1〜Sw(n)・・・給電スイッチ、Sw12〜Sw(k)(k+1)・・・スイッチ、Vcc1〜Vcc(n)・・・電源端子。
特開2009−159271号公報

Claims (10)

  1. 光を電気信号に変換する画素と、所定のオン/オフ制御信号により動作して、前記画素で変換された電気信号を後段に伝達するスイッチと、前記スイッチから伝達された電気信号をデジタル化するアナログ−デジタル変換部と、を備える撮像素子が行方向に複数配列された撮像素子アレーと、前記撮像素子アレーに電力を供給する電力供給手段と、を同一半導体チップ内に有し、
    前記電力供給手段は、前記複数の撮像素子に対し部分的に電力供給が可能である固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載された固体撮像装置において、
    前記複数の撮像素子は行方向に複数の区間に分割されており、前記電力供給手段は、各区間に対し個別に電力供給が可能な個別電力供給手段を有する固体撮像装置。
  3. 請求項に記載された固体撮像装置において、
    前記区間は少なくとも1つの撮像素子を含む固体撮像装置。
  4. 請求項2に記載された固体撮像装置において、
    前記電力供給手段は、同時に電力供給を行う前記個別電力供給手段の出力を等電位にする等電位手段を有する固体撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された固体撮像装置において、
    前記画素は色毎に一次元的に配置されている固体撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載された固体撮像装置を備える画像読取装置。
  7. 請求項2〜4のいずれかに記載された固体撮像装置又は請求項2〜4のいずれかを引用する請求項5に記載された固体撮像装置を備える画像読取装置において、
    前記複数の区間は、定型原稿毎の幅に対応する数の撮像素子からなる画像読取装置。
  8. 請求項7に記載された画像読取装置において、
    セットされた原稿の幅を検出する原稿幅検出手段と、前記原稿幅検出手段による検出結果に基づいて、電力供給を行う前記個別電力供給手段を選択する手段と、を有する画像読取装置。
  9. 請求項6に記載された画像読取装置において、
    ユーザが指定したトリム幅に基づいて、電力供給を行う前記個別電力供給手段を選択する手段を有する画像読取装置。
  10. 請求項6〜9のいずれかに記載された画像読取装置を備える画像形成装置。
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