JP2016021713A - 画像読取装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿に関する情報を精度良く検出する。【解決手段】 原稿の搬送路を挟んで、読取部に対向する位置に配置された第1基準部材と、読取部と第1基準部材の間の搬送路上に配置され、原稿の搬送に伴い、その搬送方向に摺動する第2基準部材とを備える。原稿の搬送に伴って読取部から得られる画像データとして、第2基準部材に対応する画像データを検出することで、原稿に関する情報を検出する。【選択図】 図4
Description
本発明は、原稿を搬送して、該原稿の画像を読取部によって読み取る画像読取技術に関するものである。
従来、原稿自動搬送装置としては、搬送された原稿を読み取る読取部に対向し、搬送された原稿が読取部の間を通過する位置に背景部材が配置されている。そして、原稿を読み取るに際して、この背景部材の位置で読み取った画像のデータが所定の色域範囲外であれば、原稿先端を検出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、正確で確実に原稿の先端を検知することができるとしている。
しかしながら、上述の装置では、背景部材の色と同色の原稿を読み取る場合には、背景部材と画像との間での輝度差が大きくないため、原稿先端を正確に検出することができない場合がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、原稿に関する情報を精度良く検出することができる画像読取技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像読取装置は以下の構成を備える。即ち、
原稿を搬送して、該原稿の画像を読取部によって読み取る画像読取装置であって、
前記原稿の搬送路を挟んで、前記読取部に対向する位置に配置された第1基準部材と、
前記読取部と前記第1基準部材の間の前記搬送路上に配置され、前記原稿の搬送に伴い、その搬送方向に摺動する第2基準部材と、
前記原稿の搬送に伴って前記読取部から得られる画像データとして、前記第2基準部材に対応する画像データを検出することで、前記原稿に関する情報を検出する検出手段と
を備える。
原稿を搬送して、該原稿の画像を読取部によって読み取る画像読取装置であって、
前記原稿の搬送路を挟んで、前記読取部に対向する位置に配置された第1基準部材と、
前記読取部と前記第1基準部材の間の前記搬送路上に配置され、前記原稿の搬送に伴い、その搬送方向に摺動する第2基準部材と、
前記原稿の搬送に伴って前記読取部から得られる画像データとして、前記第2基準部材に対応する画像データを検出することで、前記原稿に関する情報を検出する検出手段と
を備える。
本発明によれば原稿に関する情報を精度良く検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像読取装置(画像入力装置)200、印刷装置300、及び制御装置110を備えている。画像読取装置200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。画像読取装置200は、原稿を読み取るための読取部である画像読取ユニット210、原稿を搬送するための自動原稿供給ユニット(ADF)250を備える。
印刷装置(画像出力装置)300は、記録媒体であるシートとしての記録紙を搬送し、その記録紙上に画像データを可視画像として印刷して装置外に排出する。印刷装置300は、複数種の記録紙カセットを有する給紙ユニット360、画像データを記録紙に転写、定着させるためのマーキングユニット320、印刷された記録紙を機外へ排紙するための排紙ユニット330及びフィニッシャユニット500を備える。尚、フィニッシャユニット500は、ステープル処理及びソート処理を含む後処理を実行するフィニッシャ機能を有しているが、必ずしも必要としない。
制御装置110は、画像読取装置200及び印刷装置300とを電気的に接続している。また、制御装置110は、ネットワーク(以下、LAN(Local Area Network))700を介して、情報処理装置であるホストコンピュータ701及び702にも接続されている。更に、制御装置110は、FAX回線128と接続されるモデム(不図示)を内蔵していて、FAX送受信が可能である。
制御装置110は、画像読取装置200と印刷装置300とを制御して、記録紙に原稿の画像を複写する複写機能を備える。複写機能は、画像読取装置200で原稿を読み取り、印刷装置300で原稿の読み取りによって得られる画像データを記録紙に出力するものである。また、制御装置110は、画像読取装置200から出力される画像データをコードデータに変換し、LAN700を介してホストコンピュータ701及び702へ送信するスキャナ(読取)機能を備える。更に、制御装置110は、ホストコンピュータ701及び702からLAN700を介して受信するコードデータを画像データに変換し、印刷装置300に出力する印刷機能も備える。また、制御装置110には操作部150が接続されている。操作部150は、例えば、液晶タッチパネル等の表示部を備え、画像形成装置100を操作するためのユーザI/F(インタフェース)を提供する。
制御装置110は、装置全体を制御するCPU120を備える。また、制御装置110は、CPU120の作業領域及びデータの一時記憶領域となるRAM122を備える。更に、制御装置110は、画像形成装置100を駆動するためのファームウェアプログラムやファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶するROM121を備える。
次に、図1の画像読取装置200の画像読取ユニット210の詳細構成を、図2を参照して説明する。図2は、画像読取装置200の概略構成図である。
画像読取ユニット210は、読取モジュール211によって、原稿台ガラス102上の原稿を原稿読取位置101で光学的に読み取る。読取モジュール211は、原稿を照明する光源としての照明部材210−a、複数のミラー210−b及び結像レンズ210−cによって構成される光学系210−d、及び読取センサ210−eを備える。照明部材210−aから照射され原稿で反射した光は、光学系210−dにより読取センサ210−eに結像され、原稿の画像情報が光電変換されるようになっている。
ここで、読取センサ210−eは、副走査方向(図中の左右方向)に対して直交する方向である主走査方向に、原稿台ガラス102の少なくとも原稿幅分の範囲(ライン)を読み取ることができるように構成されている。また、副走査方向は、流し読みガラス103で流し読みを行う場合の原稿の搬送方向でもある。また、原稿台ガラス102上には、読取モジュール211が読み取る読取値の白色基準を規定するための白基準板105が配置されている。
尚、照明部材210−aは、例えば、複数色(RGB)のLEDで構成され、その複数のLEDが主走査方向に沿って並べて配置されている。また、読取センサ210−eは、例えば、CCD、CIS等の光学素子で構成されている。
次に、図1の画像読取装置200の自動原稿供給ユニット250の詳細構成を、図3を参照して説明する。図3は、画像読取装置200の全体構成を示す図(断面図)である。
自動原稿供給ユニット250は、原稿Dを積載する原稿トレイ250−cに載置されている原稿を装置内に自動給送する原稿給送装置250−a、原稿台ガラス102上に載置された原稿Dを押圧する原稿台カバー250−bを備える。
また、自動原稿供給ユニット250は、原稿トレイ250−cに積載された原稿Dを給送する給送ローラ250−d、給送ローラ250−dに給送される原稿Dを1枚ずつ分離する分離搬送ローラ250−e及び分離パッド250−fを備える。また、自動原稿供給ユニット250は、原稿Dの先端を揃えて搬送するレジストローラ対250−g、レジストローラ対250−gの下流側に設けられ、原稿読取位置101に原稿Dを案内する読取ローラ対250−hを備える。
また、自動原稿供給ユニット250は、白色板を有する第1基準部材である背景部材であるプラテンガイド250−i、読取排出ローラ対250−j、読取が終了した原稿Dを装置外に排出する排出ローラ対250−kを備える。また、自動原稿供給ユニット250は、原稿端部(先端及び後端)を検出するための原稿先端ローラ250−l、原稿Dの搬送路を挟んで第1基準部材に対向する第2基準部材である端部検出用部材250−mを備える。
ここで、原稿先端ローラ250−lは、主走査方向に配される軸に対して取り付けられた複数個のローラユニットで構成され、各ローラユニットはそのホームポジションにおいて原稿Dの搬送路を遮る突起部分を有する。原稿Dが搬送されてくると、原稿先端ローラ250−lを構成する各ローラユニットの内、その原稿Dと当接する突起部分を有するローラユニットが搬送方向に回転するとともに、その突起部分が搬送路上に沿って移動する。つまり、原稿Dの搬送によって、原稿Dの幅分(主走査サイズ)の個数のローラユニットが回転することになる。ここで、ローラユニットの個数と各ローラユニットの主走査方向の幅は、それぞれの回転に応じて原稿Dの幅を検出することができるような個数と幅で構成されている。また、各ローラユニットの回転角度は、それぞれの突起部分がホームポジションから読取モジュール211の読取位置に到達するまでの範囲に設定されている。
原稿Dの搬送方向(副走査方向)に対して、原稿先端ローラ250−lの下流側の搬送路上には、各ローラユニットの幅と同一サイズの幅と搬送方向に所定長の長さの平面状の矩形部材からなる端部検出用部材250−mが1個/複数個配列して配置されている。そして、1個/複数個の端部検出用部材250−mはそれぞれ、各ローラユニットの回転に応じて移動するローラユニットの突起部分(あるいは原稿Dの接触)によって、対応する端部検出用部材250−mが搬送方向に一定距離摺動するように構成されている。そして、原稿Dの搬送に応じて、一定距離摺動した後には、その摺動が停止するとともに、その摺動した端部検出用部材250−mの上を原稿Dが通過する。また、その通過が終了すると、その摺動した端部検出用部材250−mは、ホームポジションに戻る。
また、原稿Dの搬送方向側の端部検出用部材250−mの先端部分は、その先端部分を他の部分及び背景部材250−iと識別可能な色(異なる濃度)で彩色されている。例えば、先端部分は黒で、他の部分及び背景部材250−iは白に彩色されている。そして、読取モジュール211は、端部検出用部材250−mのこの先端部分の状態や移動を検出することで、原稿Dに関する情報(搬送状態やその先端/後端、主走査サイズ)を検出することが可能となる。
ここで、原稿Dの先端/後端及び主走査サイズを検出するための検出動作に関して、図4を用いて説明する。尚、図4(a)〜(d)それぞれにおいて、左側部分は図3の画像読取装置200の部分拡大断面図であり、右側部分は、読取モジュール211から背景部材250−i方向へ見た場合の原稿Dの搬送と端部検出用部材250−mの状態を示す図である。
原稿搬送の初期では、図4(a)に示すように、原稿Dが読取モジュール211の読取範囲75まで到達していないため、読取モジュール211は背景部材250−iを読み取っている状態である。
原稿Dが搬送されると、図4(b)に示すように、原稿Dが原稿先端ローラ250−lを構成するローラユニット群の突起部分に当接することにより、原稿Dにその突起部分が当接しているローラユニット群が回転を始める。それに伴い対応する端部検出用部材250−mが摺動し、原稿Dが読取範囲75に進入してくる。その際、背景部材250−iの画像を読み取って得られる画像データから、端部検出用部材250−mを読み取って得られる画像データの変化を検出することで、原稿Dの先端検出及び主走査サイズ検出を行うことが可能となる。
原稿読取時は、図4(c)に示すように、原稿Dは流し読みガラス103上を搬送される。原稿Dの読取終了後、原稿Dの後端が読取範囲75を抜けると、図4(d)に示すように、原稿先端ローラ250−lが初期の位置(ホームポジション)に戻り始める。そのとき、端部検出用部材250−mが再度、読取範囲75を通過するため、その際に読み取って得られる画像データを基に、原稿Dの後端検出を行うことが可能となる。
<実施形態1>
図5は実施形態1の画像形成装置100の主要構成を示すブロック図である。
図5は実施形態1の画像形成装置100の主要構成を示すブロック図である。
スキャナASIC40は、画像読取ユニット210を制御する集積回路である。スキャナASIC40は、制御装置110からの読取指示を受信すると、原稿台ガラス102上の原稿Dまたは自動原稿供給ユニット(ADF)250から搬送された原稿Dを画像データとして読み取るように画像読取装置200を制御する。
スキャナASIC40は、読取処理部44を備える。読取処理部44は、各種構成要素の制御を司る制御部45、画像読取によって得られる画像データにシェーディング補正処理を実行するシェーディング補正処理部46を有する。また、スキャナASIC40は、読取処理部44からの制御信号を受信して、読取モジュール211を副走査方向に駆動するキャリッジモータ210−f、自動原稿供給ユニット(ADF)250の搬送モータ250−nを駆動するモータ駆動部41を備える。
また、スキャナASIC40は、照明部材210−aを構成する複数色(RGB)の各色のLEDを個別にオンオフする照明駆動部42を備える。スキャナASIC40は、読取モジュール211で生成したアナログ信号を増幅器(不図示)を介して入力してデジタル信号に変換するA/D変換部43を備える。
尚、シェーディング補正処理は、白基準データWと黒基準データKとを使用して、照明部材210−aの発光のバラツキや、読取センサ210−eが備える受光素子の素子毎の感度特性のバラツキ等に起因して画素毎に生じる濃度ムラを除去する処理である。
ここで、黒基準データKは、照明部材210−aを構成する複数色(RGB)の各色の全てのLEDをオフにして白基準板105を読み取る時に、読取センサ210−eが備える受光素子で得られる出力電圧である。また、白基準データWは、照明部材210−aを構成する複数色(RGB)の各色の全てのLEDをオンにして白基準板105を読み取る時に、読取センサ210−eが備える受光素子で得られる出力電圧である。また、白シェーディング補正用の白基準板105は、図2に示すように、原稿台ガラス102の副走査方向の端部、即ち、背景部材250−iとは異なる位置に設けられている。
また、スキャナASIC40は、輝度比較部47及び端部検出部49を備えている。ここで、自動原稿供給ユニット250は、例えば、光学式のあるいは接触式の用紙検出センサ(不図示)を備えており、読取モジュール211による原稿Dの読取により搬送された原稿Dの端部を検出する処理を実行するように設定されている。輝度比較部47は、メモリ48を利用して、A/D変換部43から入力した画像データ(輝度データ)を、所定の輝度データと比較する。つまり、この輝度比較部47は、原稿Dの搬送に応じた画像読取に応じて得られる輝度データとメモリ48内の所定の輝度データとを比較する。特に、輝度比較部47は、背景部材250−iの輝度データから、端部検出用部材250−mの(特に、先端部分の)輝度データの変化を検出する。そして、輝度比較部47は、その変化を検出した際の輝度データが示す輝度値が所定の輝度値以下である場合に、原稿Dの先端を検出することを判定する。
尚、メモリ48は、読取画像の輝度データと判定用の所定の輝度データを対応付けた対応関係情報を記憶している。ここで、第1基準部材である白色板を有する背景部材(プラテンガイド250−i)の輝度データが示す輝度値と、第2基準部材である端部検出用部材250−mの(先端部分)の輝度データが示す輝度値との平均値を、所定の輝度値としている。
端部検出部49は、輝度比較部47による比較結果に基づいて、搬送されている原稿Dの端部を検出する。具体的には、端部検出部49は、読取センサ210−eで原稿Dの読取を開始し、得られる輝度データが示す輝度値が所定の輝度データが示す輝度値以下となることで、原稿Dの先端を検出する。また、原稿Dの読取を終了し、次の原稿Dが搬送されるまでの時間に、摺動していた端部検出用部材250−mが元の位置に戻る際に、再度、端部検出用部材250−mの輝度データを読み取ることで、端部検出部49は、原稿Dの後端を検出する。
次に、画像形成装置100の動作、特に、画像読取ユニット210、自動原稿供給ユニット(ADF)250で搬送された原稿Dを読み取る原稿読取動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
尚、本フローチャートは、CPU120が、ROM121に記憶しているファームウェアプログラムを実行することで実行される。また、原稿読取動作の一部である図4で説明した原稿端部検出処理は、読取処理部44が、モータ駆動部41、照明駆動部42、A/D変換部43、輝度比較部47及び端部検出部49等の機能を利用して実行する。
まず、CPU120は、読取指示を受けて、原稿Dの搬送を開始する(S101)。CPU120は、輝度比較部47で、搬送に応じてA/D変換部43より得られる主走査1ライン分の輝度データとメモリ48内の輝度データを比較する(S102)。CPU120は、端部検出部49で、その比較結果に基づいて、原稿Dの先端を検出したか否かを判定する(S103)。先端を検出していない場合(S103でNO)、S102に戻る。一方、先端を検出した場合(S103でYES)、CPU120は、原稿Dの先端を示す位置情報をRAM122に記憶する。
CPU120は、原稿Dの先端を検出したら、引き続き、原稿Dの搬送に伴う画像の読取を実行する(S105)。CPU120は、輝度比較部47で、搬送に応じて得られる輝度データとメモリ48内の輝度データを比較する(S106)。CPU120は、端部検出部49で、その比較結果に基づいて、原稿Dの後端を検出したか否かを判定する(S107)。後端を検出していない場合(S107でNO)、S106に戻る。一方、後端を検出した場合(S107でYES)、CPU120は、原稿Dの後端を示す位置情報をRAM122に記憶するとともに、原稿Dの読取を終了する(S108)。
その後、CPU120は、次の原稿Dの有無を判定する(S109)。次の原稿Dがある場合(S109でYES)、S101へ戻る。一方、次の原稿Dがない場合(S109でNO)、処理を終了する。
尚、この次の原稿Dの有無の判定は、例えば、原稿Dの後端を検出してから、所定時間経過しても次の原稿Dの先端を検出したか否かを判定することで実現する。
次、図6のフローチャートの処理の具体例を図4を用いて説明する。
原稿搬送の初期では、図4(a)に示すように、原稿Dが読取モジュール211の読取範囲75まで到達していないため、輝度比較部47では、背景部材250−iの輝度データとメモリ48内の所定の輝度データを比較することになる(S102)。
原稿Dが搬送され、読取範囲75に近づくと、原稿Dにより、端部検出用部材250−mが摺動し、読取範囲75に進入してくる(図4(b))。このとき、輝度比較部47では、端部検出用部材250−mの輝度データとメモリ48内の所定の輝度データを比較することになる(S102)。そして、その比較の結果、その輝度データが示す輝度値が所定の輝度データが示す輝度値以下となるので、端部検出部49は、原稿Dの先端を検出したと判定する(S103)。そこで、CPU120は、端部検出部49が原稿Dの先端を検出した際の輝度データとその位置を原稿Dの先端として記憶する(S104)。ここで、端部検出用部材250−mの搬送方向の長さは既知の所定長であるため、端部検出用部材250−mの先端部分の輝度データを検出して、かつその所定長部分の輝度データの後に、原稿Dの実際の輝度データが続くことになる。そのため、端部検出部49は、これらの輝度データの関係から、原稿Dの先端を検出する。
次に、原稿Dの先端を検出後、図4(c)に示すように、CPU120は、原稿Dの読取を行う(S105)。このとき、輝度比較部47では、原稿Dの輝度データとメモリ48内の所定の輝度データを比較することになる(S106)。
原稿Dの読取が終了すると、図4(d)に示すように、摺動していた端部検出用部材250−mが元の位置に戻る。このとき、輝度比較部47では、端部検出用部材250−mの輝度データとメモリ48内の所定の輝度データを比較することになる(S106)。そして、その比較の結果、その輝度データが所定の輝度データ以下となるので、端部検出部49は、原稿Dの後端を検出したと判定する(S107)。そこで、CPU120は、端部検出部49で原稿Dの後端を検出した際の輝度データとその位置を原稿Dの後端として記憶する(S108)。ここで、端部検出用部材250−mの搬送方向の長さは既知の所定長であるため、端部検出用部材250−mの先端部分の輝度データを検出すると、かつその所定長部分の輝度データの前に、原稿Dの実際の輝度データが存在していたことになる。そのため、端部検出部49は、これらの輝度データの関係から、原稿Dの後端を検出する。
以上説明したように、実施形態1によれば、背景部材と同一色の原稿が搬送されても正確に原稿の先端を検出することができる。
<実施形態2>
図7は実施形態2の画像形成装置100の主要構成を示すブロック図である。
図7は実施形態2の画像形成装置100の主要構成を示すブロック図である。
尚、図7において、実施形態1の図5の構成要素と同一の構成要素については、同一の参照番号を付加して、その詳細説明は省略する。実施形態2では、実施形態1の図5の構成に対して、スキャナASIC40は、輝度平均算出部50及び主走査サイズ検出部52を備えている。
輝度平均算出部50は、輝度比較部47で処理した主走査1ライン分の輝度データと同一の主走査1ライン分の輝度データが示す輝度値の平均値を算出する。主走査サイズ検出部52は、輝度平均算出部50のメモリ51に格納されているサイズテーブル(図8)を参照して、算出された平均値に対応する主走査サイズを取得する。
尚、輝度平均算出部50が処理する輝度データは、輝度比較部47で処理対象となる端部検出用部材250−mの(先端部分)の輝度データを含む主走査1ライン分の輝度データを用いる。つまり、原稿Dの先端を検出するための輝度データを利用することで、より正確な原稿Dの主走査サイズを検出することが可能となる。
ここで、主走査サイズ検出部52が参照するサイズテーブルの一例を図8に示す。図8に示すサイズテーブルでは、様々なサイズの原稿の主走査サイズ(主走査幅)と、その原稿を読取モジュール211で読み取る場合に得られる主走査1ライン分の輝度データ(例えば、端部検出用部材250−mの先端部分の輝度データを含む)が示す輝度値の平均値を管理している。主走査サイズ検出部52は、輝度平均算出部50で算出された輝度値の平均値を用いて、サイズテーブルを参照することで、処理対象の原稿の主走査サイズを特定することができる。
次に、画像形成装置100の動作、特に、画像読取ユニット210、自動原稿供給ユニット(ADF)250で搬送された原稿Dを読み取る原稿読取動作について、図9のフローチャートに参照して説明する。
尚、本フローチャートは、CPU120が、ROM121に記憶しているファームウェアプログラムを実行することで実行される。また、原稿読取動作の一部である図7で説明した原稿サイズ検出処理は、読取処理部44が、モータ駆動部41、照明駆動部42、A/D変換部43、輝度比較部47、輝度平均算出部50及び主走査サイズ検出部52等の機能を利用して実行する。
まず、CPU120は、読取指示を受けて、原稿Dの搬送を開始する(S201)。CPU120は、輝度比較部47で、搬送に応じてA/D変換部43より得られる主走査1ライン分の輝度データとメモリ48内の輝度データを比較して、原稿Dの先端を検出する。この検出は、実施形態1で説明した検出方法を用いることができる。そして、原稿Dの先端を検出した後、輝度平均算出部50で、その主走査1ライン分の輝度データが示す輝度値の平均値を算出する(S202)。CPU120は、主走査サイズ検出部52で、メモリ51に格納されているサイズテーブルを参照して、算出結果(輝度値の平均値)に対応する主走査サイズを検出する(S203)。
CPU120は、主走査サイズの検出後、読取処理部44で、検出した主走査サイズを示すサイズ情報をRAM122に記憶する(S204)。その後、CPU120は、原稿Dの搬送に伴う画像の読取を実行する(S205)。原稿Dの読取が終了すると、CPU120は、CPU120は、次の原稿Dの有無を判定する(S206)。次の原稿Dがある場合(S206でYES)、S201へ戻る。一方、次の原稿Dがない場合(S206でNO)、処理を終了する。
尚、図9では、原稿Dの主走査サイズを検出する処理としているが、実施形態1の図6の原稿Dの先端/後端を検出する処理を組み合わせて、原稿Dの先端/後端、及び主走査サイズを一度の処理で検出するようにしても、もちろん構わない。その場合、その処理は、図5及び図7の構成を組み合わせた構成で実現する。
以上説明したように、実施形態2によれば、主走査サイズの異なる原稿が混在して搬送されても、各原稿の主走査幅サイズを正確に検出することができる。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
100:画像形成装置、200:画像読取装置、210:画像読取ユニット、211:読取モジュール、250−l:原稿先端ローラ、250−m:端部検出用部材、40、スキャナASIC、47:輝度比較部48:メモリ、49:輝度検出部、50:輝度変位変底部、51:メモリ、52:主走査サイズ検出部
Claims (10)
- 原稿を搬送して、該原稿の画像を読取部によって読み取る画像読取装置であって、
前記原稿の搬送路を挟んで、前記読取部に対向する位置に配置された第1基準部材と、
前記読取部と前記第1基準部材の間の前記搬送路上に配置され、前記原稿の搬送に伴い、その搬送方向に摺動する第2基準部材と、
前記原稿の搬送に伴って前記読取部から得られる画像データとして、前記第2基準部材に対応する画像データを検出することで、前記原稿に関する情報を検出する検出手段と
を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記検出手段は、前記読取部から得られる画像データに基づいて、前記第1基準部材に対応する画像データから前記第2基準部材に対応する画像データへの変化を検出し、前記第2基準部材に対応する画像データを検出後、前記読取部から得られる画像データの輝度値と所定の輝度値を比較することで、前記原稿の端部を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記所定の輝度値は、前記第1基準部材に対応する画像データの輝度値と前記第2基準部材に対応する画像データの輝度値の平均値である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。 - 前記検出手段は、前記読取部から得られる画像データに基づいて、前記第1基準部材に対応する画像データから前記第2基準部材に対応する画像データへの変化を検出し、前記第2基準部材に対応する画像データを含む主走査1ライン分の画像データの輝度値の平均値を算出することで、前記原稿の主走査サイズを検出する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記検出手段は、異なる原稿の主走査サイズとそれぞれの原稿を前記読取部で読み取った場合に得られる輝度値とを対応付けたテーブルを参照して、前記輝度値の平均値に対応する主走査サイズを取得することで、前記原稿の主走査サイズを検出する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。 - 前記第1基準部材と前記第2基準部材とは、互いに異なる濃度の部材である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記第2基準部材は、主走査方向に1個/複数個配列して配置されていて、それらの内、前記原稿の搬送によって該原稿に接触する第2基準部材のみが摺動するように構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの1項に記載の画像読取装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置で読み取られた画像に基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 原稿を搬送して、該原稿の画像を読取部によって読み取る画像読取装置の制御方法であって、
前記原稿の搬送路を挟んで、前記読取部に対向する位置に配置された第1基準部材と、
前記読取部と前記第1基準部材の間の前記搬送路上に配置され、前記原稿の搬送に伴い、その搬送方向に摺動する第2基準部材と、
前記原稿の搬送に伴って前記読取部から得られる画像データとして、前記第2基準部材に対応する画像データを検出することで、前記原稿に関する情報を検出する検出手段と
を備えることを特徴とする画像読取装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置あるいは請求項8に記載に画像形成装置の各手段として機能させるための、または請求項9に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014145353A JP2016021713A (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | 画像読取装置及びその制御方法、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014145353A JP2016021713A (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | 画像読取装置及びその制御方法、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016021713A true JP2016021713A (ja) | 2016-02-04 |
Family
ID=55266289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014145353A Pending JP2016021713A (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | 画像読取装置及びその制御方法、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016021713A (ja) |
-
2014
- 2014-07-15 JP JP2014145353A patent/JP2016021713A/ja active Pending
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