JP6145935B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器装置に関する。
特許文献1には便器装置が開示されている。この便器装置の便器は、前パーツと後パーツで構成されている。前パーツは、便器内側の支持フレームに取り付けられている。後パーツは、トップカバー、リアカバー、上サイドカバー、及び下サイドカバーを有している。これらカバーは、支持フレームや便器内側のケースに取り付けられている。
特開2008−303712号公報
ところで、特許文献1の便器装置は、便器を構成するカバーや支持フレームの製造誤差等により、カバーの固定位置が僅かにずれる場合がある。この場合、当該カバーとその周囲部分との間に幅が不均一で部分的に大きくなった隙間が形成される等、便器装置の商品価値を低下させる恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、カバーを適切な位置に固定することができる便器装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の便器装置は、便器本体と、前記便器本体に内装される内装部材とを備え、前記便器本体が、前記内装部材に取り付けられて外面部の一部を構成するカバーを有し、前記カバーが、前記内装部材によって回動自在に支持される被支持部と、前記内装部材に固定される被固定部とを有したことを特徴とする。
また、前記カバーが前記便器本体の側面部を構成するサイドカバーであり、前記被固定部が前記カバーの外側からねじにより前記内装部材に固着されるものであり、前記被固定部が前記被支持部よりも後側に形成されることが好ましい。
また、前記カバーが前記便器本体の側面部を構成するサイドカバーであり、前記被固定部に前記カバーに形成された上下に長い長孔が形成され、前記長孔に通されて前記内装部材にねじ込まれたねじによって前記被固定部が前記内装部材に固定されることが好ましい。
また、前記被支持部が前記便器本体の内側に向けて突出した軸部で構成され、前記内装部材に前記便器本体の外側に向かって開口する孔部が形成され、この孔部に前記軸部がその中心軸を中心にして回動自在に支持されることが好ましい。
本発明の便器装置にあっては、被支持部によって支持されたカバーを回動し、このカバーの被固定部を内装部材に固定することで、カバーを適切な位置に調節して取り付けることができる。このため、カバーとその周囲部との間に幅が不均一で部分的に大きくなった隙間が形成されないようにできる等、商品価値を高めることができる。
本発明の実施形態の一例の便器装置における機器ケースと上サイドカバーを示す側面図である。 同上の便器装置の斜視図である。 同上の便器装置の下サイドカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 同上の機器ケースのボスと下サイドカバーの軸部の連結箇所における断面図である。 参考例の便器装置を示し、(a)は機器ケースと上サイドカバーを示す分解斜視図であり、(b)は下サイドカバーの被係止部の係止箇所における断面図である。 同上の便器装置の機器ケースとトップカバーを示す分解斜視図である。 同上の便器装置の機器ケースとリアカバーを示す分解斜視図である。 他の参考例の便器装置における機器ケースと上サイドカバーを示す側面図である。 さらに他の参考例の上サイドカバーの側面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態につき説明する。なお、以下の説明に用いられる方向は用を足す際に便座に着座した人から見た方向を基準とする。
図1〜図4には、本実施形態の一例の便器装置1が示されている。なお、本例の便器装置1は、後述する他例の便器装置1と一部同様の構成を有する。このため、図6や図7は他例の便器装置1を示すものであるが、以下ではこれらの図を用いて説明する場合がある。
本例の便器装置1は、図2に示される便器本体2、便座(不図示)、便蓋5、及び内装部材を備えている。
内装部材は便器本体2に内装される。本例の便器装置1は、図3に示されるように、内装部材として、支持フレーム3と、排水トラップ4を備えている。
支持フレーム3は金属製であり、便器本体2を支持する。支持フレーム3は、床に設置される下フレーム材30と、下フレーム材30の後部から立ち上がる後フレーム材31を有している。下フレーム材30の後部には、排水トラップ4が設置される。
便器装置1は、内装部材としてさらに機器ユニット6(図4参照)を備えている。機器ユニット6は、図1等に示される機器ケース60内に、洗浄水供給装置、局部洗浄装置、温風乾燥装置、脱臭装置、制御回路等の機器をまとめて設けたものである。図示は省略するが、機器ケース60は、後フレーム材31上に載置され、後フレーム材31にねじ止めされる。これにより、機器ユニット6は、支持フレーム3に取り付けられる。
図2に示されるように、便器形状を有する便器本体2は、前パーツ20と後パーツ21で構成されている。便器本体2の前部を構成する前パーツ20は、図3に示されるように、スカート部200、ボウル部201、及びリム部202で構成されている。
スカート部200の水平断面形状は後方に開口する略U字状である。ボウル部201はスカート部200の内側に位置している。ボウル部201には、洗浄水供給装置から洗浄用の水を供給できるようになっている。リム部202はボウル部201上に位置している。
ボウル部201、スカート部200、及びリム部202は、合成樹脂製であり、溶着又は接着により一体化されている。ボウル部201の外側を覆うスカート部200の下端部の内側には、下フレーム材30の前部が嵌め込まれる。スカート部200は、ねじ等の固着具を用いて下フレーム材30の前部に取り付けられる。
ボウル部201の下部には、後方に突出する排水筒部(不図示)が形成されている。排水筒部は排水トラップ4に接続される。排水筒部は、排水トラップ4を介して床に設けた排水管に連通する。これにより、洗浄水供給装置からボウル部201に水が供給されたとき、ボウル部201内の水が排水筒部から排水トラップ4を介して排水されるようになっている。
便器本体2の後部を構成する後パーツ21は、トップカバー7、サイドカバー8(図2参照)、及びリアカバー9で構成されている。トップカバー7、サイドカバー8、及びリアカバー9は合成樹脂製である。
後パーツ21の上端部の外面部を構成するトップカバー7は、図6に示されるように、下側及び前側が開口した箱状に形成されており、上面部70、両側面部71、及び後面部72を有している。トップカバー7は、機器ケース60上に被せられ、機器ケース60の上側を覆う。トップカバー7はその前端部が前パーツ20のリム部202に係止された状態で、上方から複数のねじ(不図示)により機器ケース60に対して着脱自在に取り付けられる。
トップカバー7の上面部70において、前部及び後部の夫々の両側である計4か所には、下方に突出したねじ用筒部700が形成されている。図示は省略するが、各ねじ用筒部700の下端部には、ねじ用筒部700の内周面から突出した内鍔部が形成されている。内鍔部の中央部には、上下に貫通する貫通孔が形成されている。これに対して、機器ケース60の各ねじ用筒部700に対応する箇所には、上方に突出した筒状部600が形成されている。各筒状部600は、軸方向が上下方向と平行であり、その内側には上方に開口したねじ孔が形成されている。
トップカバー7の各ねじ用筒部700の下端部は、筒状部600の上端部の外側に嵌め込まれる。そして、各ねじ用筒部700に上方から挿入したねじを貫通孔を通して対応する筒状部600のねじ孔にねじ込むことで、トップカバー7は機器ケース60にねじ止めされる。トップカバー7には、図2に示されるように、便座や便蓋5が回動自在に取り付けられる。
図3に示されるように、後パーツ21の後面部を構成するリアカバー9は、上端部が機器ケース60に複数のねじ12によって着脱自在に取り付けられる。また、リアカバー9の下端部は、支持フレーム3に複数のねじ(不図示)によって着脱自在に取り付けられる。このように取り付けられたリアカバー9は、その外面(後面)がトップカバー7の後面部72の外面と面一になる。
図7に示されるように、リアカバー9の上端部の両側には、前後方向に貫通する孔90が形成されている。これに対して、機器ケース60の各孔90に対応する箇所には、後方に開口したねじ穴601が形成されている。リアカバー9の上端部は、各孔90に後方から挿入したねじ12を対応するねじ穴601にねじ込むことで、機器ケース60に取り付けられる。
図示は省略するが、リアカバー9の下端部には前方に突出した突片部が形成される。突片部には上下方向に貫通するねじ挿通孔が形成されている。リアカバー9の突片部は支持フレーム3の下フレーム材30上に載置される。そして、ねじ挿通孔に上方からねじを挿入し、このねじを下フレーム材30に形成したねじ孔にねじ込むことで、リアカバー9の下端部は支持フレーム3に固定される。
本例の便器装置1は、図2に示されるように、サイドカバー8として、上サイドカバー80と下サイドカバー81を備えている。上サイドカバー80は、トップカバー7の両側面部71の夫々の下方に配置され、スカート部200の上部とリアカバー9の上部の間に位置する。上サイドカバー80は、後パーツ21の側面部の上部を構成する。
上サイドカバー80は、機器ケース60に取り付けられる。このように取り付けられた上サイドカバー80は、その外面がトップカバー7の側面部71、スカート部200の側面部、及びリアカバー9の夫々の外面と面一になる。
図1に示されるように、上サイドカバー80は、機器ケース60によって回動自在に支持される被支持部82と、機器ケース60に固定される被固定部83を有している。上サイドカバー80は機器ケース60に対して被支持部82と被固定部83の2点のみで固定される。
被支持部82は、上サイドカバー80の前部、詳しくは前端部の上下方向における略中央部に設けられている。被支持部82は、図4に示されるように、上サイドカバー80の内面から一体に突出した軸部820により構成されている。軸部820は軸方向を左右方向と平行にした円柱状に形成されており、軸方向から見て円形の外周面を有している。
機器ケース60の両側面において対向する上サイドカバー80の軸部820に対応する箇所には、軸部820を支持する支持部61が設けられている。支持部61は機器ケース60から外側方に向かって一体に突出したボス610により構成されている。ボス610は軸方向を左右方向と平行にした円筒状に形成されており、その内側には軸方向から見て円形の内周面を有する孔部611が形成されている。
上サイドカバー80の軸部820は、対応するボス610の孔部611に挿入され、ボス610により左右軸回り方向に回動可能に支持される。ここで、左右軸回り方向とは、回動軸方向が左右方向と平行であることを意味する。なお、軸部820は、外径が孔部611の内径よりも僅かに大きくて孔部611に圧入されるものであってもよい。また、軸部820は、外径が孔部611の内径よりもわずかに小さく、遊びをもって孔部611に挿入されるものであってもよい。
図1に示されるように、被固定部83は、上サイドカバー80の後部、詳しくは後端部の上部で構成されている。被固定部83には、上サイドカバー80に形成された左右方向に貫通する上下に長い長孔84が形成されている。すなわち、長孔84の孔縁部が被固定部83になっている。図示は省略するが、機器ケース60の両側面において、対向する上サイドカバー80の長孔84の長さ方向の略中央部に対応する箇所には、外側方に開口するねじ孔が形成されている。
上サイドカバー80の長孔84には、外側方からねじ10が挿入され、このねじ10は機器ケース60の前記ねじ孔にねじ込まれる。これにより、上サイドカバー80の被固定部83(長孔84の孔縁部)は、ねじ10の頭部と機器ケース60によって挟み込まれて機器ケース60に対して固定される。
ねじ10を上サイドカバー80の長孔84の長さ方向の略中央部に位置させた状態で、ねじ10により被固定部83を機器ケース60に固着したとき、上サイドカバー80は、図1に実線で示されるように水平になる。
上サイドカバー80は、ねじ10を外し、軸部820を孔部611から引き抜くことで、機器ケース60から取り外すことができる。
上サイドカバー80は、ねじ10のねじ孔に対するねじ込みを緩めることで、ボス610で支持された軸部820を中心にして左右軸回りに回動可能にすることができる。このため、上サイドカバー80は、図1の二点鎖線で示されるように、後下がりとなるよう傾けたり、後上がりとなるよう傾けたりすることができる。また、この上サイドカバー80の水平方向に対する角度調節の後には、ねじ10を機器ケース60のねじ孔にしっかりとねじ込むことで、上サイドカバー80を前記調節後の適切な角度で固定することができる。
下サイドカバー81は、図2に示されるように、各上サイドカバー80の下方に配置され、スカート部200の下部とリアカバー9の下部の間に位置する。下サイドカバー81は、後パーツ21の側面部の下部を構成し、排水トラップ4を覆う。
下サイドカバー81は、上端部が上サイドカバー80に着脱自在に係止される。また、下サイドカバー81は、後端部が磁石によりリアカバー9に着脱自在に取り付けられ、下端部が磁石により下フレーム材30に着脱自在に取り付けられる。このように取付けられた下サイドカバー81の外面は、スカート部200の側面部、上サイドカバー80、及びリアカバー9の夫々の外面と面一になる。また、下サイドカバー81は、前記上サイドカバー80に対する係止、及び前記磁石によるリアカバー9及び下フレーム材30に対する固定を解除することで、取り外すことができる。これにより、便器本体2の内部の保守・点検が可能となる。なお、下サイドカバー81の固定手段は前記に限られるものではない。例えば下サイドカバー81は、上サイドカバー80に対して固定されなくてもよい。また、下サイドカバー81は、支持フレーム3に対してのみ固定されてもよい。
以上説明した本例の便器装置1は、便器本体2と、便器本体2に内装される内装部材とを備え、便器本体2が、内装部材に取り付けられて外面部の一部を構成するカバーを有している。なお、本例では前記カバーを上サイドカバー80とし、前記内装部材を機器ユニット6としている。そして、カバーが、内装部材によって回動自在に支持される被支持部82と、内装部材に固定される被固定部83とを有している。このため、便器装置1の施工者等は、カバーを内装部材に取り付けるときや取付けた後において、カバーを内装部材で支持された被支持部82を中心に回動してその向きを微調整し、この後、被固定部83を内装部材に固定することでカバーを適切な位置に固定できる。従って、便器装置1の商品価値の低下を抑制できる。例えば、製造誤差等により、上サイドカバー80が周囲部分に対して適切な位置に固定されないと、上サイドカバー80と下サイドカバー81の間には、幅が不均一で部分的に大きくなった隙間が形成される恐れがある。また、上サイドカバー80とリアカバー9の間や、上サイドカバー80とスカート部200の間にも、幅が不均一で部分的に大きくなった隙間が形成される恐れがある。しかし、本例では前述のようにカバーを位置調節して適切な位置に固定できるので、幅が不均一で部分的に大きくなった隙間が形成されないようにすることができる。
また、本例の便器装置1は、カバーが便器本体2の側面部を構成するサイドカバー8であり、被固定部83がカバーの外側からねじ10により内装部材に固着される。この場合、本例のように、被固定部83が被支持部82よりも後側に形成されることが好ましい。このようにすることで、被固定部83を内装部材に固定するためのねじ10が便器装置1を利用する利用者から見え難くなり、便器装置1の外観を向上できる。
また、本例のように、被固定部83に上下に長い長孔84が形成され、長孔84に通されて内装部材にねじ込まれたねじ10によって被固定部83が内装部材に固定されることが好ましい。この場合、被支持部82において回動自在に支持されたカバーを簡単な構成により適切な位置に固定することができる。
また、本例では、被支持部82がカバーから便器本体2の内側に向けて突出した軸部820で構成され、内装部材に便器本体2の外側に向かって開口する孔部611が形成されている。そして、孔部611に軸部820がその中心軸を中心にして回動自在に支持されることが好ましい。この場合、簡易構成により、カバーを内装部材に対して回動自在に支持することができる。
なお、本例では、便器本体2の側面部の上部を構成する上サイドカバー80を、内装部材に対して被支持部82と被固定部83で固定されるようにしている。しかし、便器本体2のその他の外面部の一部を構成するカバーを内装部材に対して被支持部82と被固定部83で固定されるようにしてもよい。例えば、下サイドカバー81やリアカバー9を被支持部82と被固定部83で内装部材に固定されるようにしても構わない。
また、カバーの被支持部82を内装部材によって回動自在に支持する構造や、カバーの被固定部83を内装部材に固定する構造も、本例に限られるものではない。
次に参考例の便器装置1について説明する。なお、以下の説明では図1に示される一例の便器装置1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
図5〜図7に示される本例の便器装置1における上サイドカバー80は、機器ケース60に対する固定手段を構成する被支持部82及び被固定部83に代えて、機器ケース60に係止される被係止部85と、機器ケース60に固着される被固着部86を有している。
被係止部85は、図5(a)に示されるように、上サイドカバー80の上部、詳しくは上端部の前部と後部の二箇所に設けられている。被係止部85は、上サイドカバー80の内面から内側方に向かって一体に突出している。図5(b)に示されるように、被係止部85の突出端部には、上方に突出した爪部850が形成されている。
機器ケース60の両側面において対向する上サイドカバー80の各被係止部85に対応する箇所には、被係止部85が係止される係止部62が設けられている。係止部62は、外側方に開口する凹所620で構成されている。凹所620の上面部の一部は、凹所620の奥部の上端部から外側方に向けて突出した突出片部621により構成されている。突出片部621は突端部が自由端となっており、弾性変形可能である。突出片部621の突端部には、下方に突出した突起622が形成されている。上サイドカバー80の各被係止部85は凹所620に外側方から挿入される。これにより、爪部850が突起622に係止されて、上サイドカバー80の外側方への移動が規制される。
図5(a)に示されるように、被固着部86は、上サイドカバー80の下部、詳しくは下端部の前後方向における中央部に設けられている。被固着部86は、上サイドカバー80の下端面から下方に突出した突部860により構成されている。突部860には左右方向に貫通するねじ用孔861が設けられている。機器ケース60の両側面において対向する上サイドカバー80のねじ用孔861に対応する箇所には、被固着部86が固着されるる固着部としてねじ孔602が設けられている。被固着部86のねじ用孔861には、外側方からねじ(不図示)が挿入され、ねじは対応するねじ孔602にねじ込まれる。これにより、上サイドカバー80の被固着部86は、機器ケース60にねじ止めされる。なお、突部860及びねじ用孔861に挿入されるねじは、上サイドカバー80の外面よりも内側に位置し、下サイドカバー81の上端部によって覆い隠される。
本例の便器装置1は、便器本体2と、便器本体2に内装される内装部材とを備え、便器本体2が、内装部材に取り付けられて外面部の一部を構成するカバーを有している。なお、本例では前記カバーを上サイドカバー80とし、前記内装部材を機器ユニット6としている。そして、カバーが、機器ケース60に係止される被係止部85と、機器ケース60に固着される被固着部86を有している。このため、カバーの取付けにあたっては、内装部材に被係止部85を係止して位置決めした状態で被固着部86を内装部材に固着することができ、カバーを内装部材に簡単に取り付けることができる。
なお、本例では、便器本体2の側面部の上部を構成する上サイドカバー80を内装部材に対して被係止部85と被固着部86で固定されるようにしている。しかし、便器本体2のその他の外面部の一部を構成するカバーを内装部材に対して被係止部85と被固着部86で固定されるようにしてもよい。
次にさらに他の参考例の便器装置1について説明する。なお、以下の説明では図5に示される例の便器装置1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
図8に示される本例の上サイドカバー80は、被係止部85を有していない。すなわち、上サイドカバー80は、被固着部86の1点でのみ固定されている。この上サイドカバー80にあっては、被固着部86を内装部材に固着するだけで簡単に取り付けることができる。
また、被固着部86を内装部材に固着するためのねじ11のねじ孔602に対するねじ込みを緩めることで、ねじ11を中心にして上サイドカバー80を左右軸回りに回動できる。このため、便器装置1の施工者等は、カバーを内装部材に取り付けるときや取付けた後において、カバーをねじ11に対して回動してその向きを微調整し、この後、ねじ11をねじ孔602にしっかりとねじ込むことでカバーを適切な位置に固定できる。
次にさらに他の参考例の便器装置1について説明する。なお、以下の説明では図1に示される一例の便器装置1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
図9に示される本例の上サイドカバー80は、被支持部82を有しておらず、被固定部83を複数有している。被固定部83は、上サイドカバー80の後部と前部の二箇所に設けられている。
後側の被固定部83は、図1に示される一例の上サイドカバー80における被固定部83と同じである。前側の被固定部83は、上サイドカバー80の前端部の下端面から下方に突出した突出部87によって構成されている。突出部87には、前側の被固定部83と同様、上下に長く左右方向に貫通する長孔84が形成されている。また、図示は省略するが、機器ケース60の両側面において、対向する上サイドカバー80の各長孔84の長さ方向の略中央部に対応する箇所には、外側方に開口するねじ孔が形成されている。
上サイドカバー80の各長孔84には、外側方からねじが挿入され、ねじは対応するねじ孔にねじ込まれる。これにより、上サイドカバー80の各被固定部83は、ねじの頭部と機器ケース60によって挟み込まれて機器ケース60に対して固定される。
各ねじを長孔84の長さ方向の略中央部に位置させた状態で、これらねじにより被固定部83を機器ケース60に固着したとき、上サイドカバー80は水平になる。これらねじのねじ孔に対するねじ込みを緩めたとき、上サイドカバー80の前部と後部の夫々は、各長孔84におけるねじの上下位置を変更することで、上下に移動可能となる。従って、上サイドカバー80は、上下方向の位置を調節することができる。そして、このように上下位置を調節した後は、各ねじをねじ孔にしっかりとねじ込むことで、上サイドカバーを前記調節後の位置で固定することができる。
本例の便器装置1は、便器本体2と、便器本体2に内装される内装部材とを備え、便器本体2が、内装部材に取り付けられて外面部の一部を構成するカバーを有している。なお、本例では前記カバーを上サイドカバー80とし、前記内装部材を機器ユニット6としている。そして、カバーが、内装部材に対して位置を変更して固定可能な被固定部83を複数有している。このため、カバーを内装部材に取り付けるときや取付けた後において、カバーの夫々の被固定部83が固定される位置を変更して、カバーを適切な位置に固定できる。
なお、本例の両被固定部83は上下方向に離れているため、各長孔84に通したねじのねじ孔に対するねじ込みが緩んだ状態にあるときには、上サイドカバー80は一方のねじを中心にして僅かに回動できるだけである。しかし、例えば前後両側の長孔84を上下方向において近づけて形成することで、上サイドカバー80を前側及び後側のねじを中心にして左右軸回りに回動できるようにしても構わない。
また、本例では、便器本体2の側面部の上部を構成する上サイドカバー80を内装部材に対して複数の被固定部83で固定されるようにしている。しかし、便器本体2のその他の外面部の一部を構成するカバーを内装部材に対して複数の被固定部83で固定されるようにしてもよい。また、図1に示される一例の便器装置1におけるサイドカバー8には、被支持部82に加えて、本例のように複数の被固定部83を設けても構わない。
2 便器本体
6 機器ユニット(内装部材)
8 サイドカバー
10 ねじ
80 上サイドカバー
82 被支持部
83 被固定部
84 長孔
611 孔部
820 軸部

Claims (4)

  1. 便器本体と、前記便器本体に内装される内装部材とを備え、前記便器本体が、前記内装部材に取り付けられて外面部の一部を構成するカバーを有し、前記カバーが、前記内装部材によって回動自在に支持される被支持部と、前記内装部材に固定される被固定部とを有したことを特徴とする便器装置。
  2. 前記カバーが前記便器本体の側面部を構成するサイドカバーであり、前記被固定部が前記カバーの外側からねじにより前記内装部材に固着されるものであり、前記被固定部が前記被支持部よりも後側に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記カバーが前記便器本体の側面部を構成するサイドカバーであり、前記被固定部に前記カバーに形成された上下に長い長孔が形成され、前記長孔に通されて前記内装部材にねじ込まれたねじによって前記被固定部が前記内装部材に固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の便器装置。
  4. 前記被支持部が前記便器本体の内側に向けて突出した軸部で構成され、前記内装部材に前記便器本体の外側に向かって開口する孔部が形成され、この孔部に前記軸部がその中心軸を中心にして回動自在に支持されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の便器装置。
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