JP6145664B2 - 熱電変換モジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゼーベック効果による熱電発電やペルチェ効果による熱電冷却(電子冷却)を行うために利用される熱電変換モジュールに関する。
従来、熱電発電や熱電冷却を行うために利用される熱電変換モジュールの一例として、例えば、p型熱電材料からなる複数のp型素子とn型熱電材料からなる複数のn型素子が二次元的に配列された構造とされた面状の熱電変換モジュールが知られている。このような面状の熱電変換モジュールにおいて、モジュールの表裏両面には、複数の電極が設けられ、各電極を介して一つのp型素子と一つのn型素子が電気的に接続される。これにより、複数のp型素子と複数のn型素子が交互に直列接続されている。
このような熱電変換モジュールの表面側と裏面側に温度差(温度勾配)を与えると、p型素子では低温側が高電位、高温側が低電位となる一方、n型素子では高温側が高電位、低温側が低電位となる。その結果、低温側ではp型素子からn型素子へと電流が流れ、高温側ではn型素子からp型素子へと電流が流れる。
ところで、上述のようなp型素子やn型素子は、従来、p型熱電材料やn型熱電材料と同一組成の原料組成物を加熱して熔解又は焼結したものから、機械的加工(切削加工)によってブロック状の成形体を切り出し、それらを基板上に配列して直列に接続していた。しかし、熱電材料には硬く脆いものが多い。そのため、微細な精密加工は難しく、小型化薄型化を図ることは困難であった。また、成形体の切り出し加工では、歩留まりが低くなるという問題もあった。
また、熱伝導性に優れる熱電材料を利用する場合、ブロック状に切り出された素子を利用すると、熱電変換モジュールの表裏に大きな温度差を与えても、素子の内部を熱が伝わりやすい。そのため、素子の両端間では十分な温度差が発現しないという問題があった。
このような諸問題に対し、素子の形状を工夫することにより、素子両端間で大きな温度差を発現させることができ、熱電発電モジュールの小型化をも実現可能な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術においては、p型あるいはn型の素子の少なくとも一方の素子の形状が球を複数組み合わせた形状とされる(特許文献1:請求項1参照)。このような素子であれば、隣り合う位置にある球と球との接合部分に、断面積が最も小さくなるくびれ部分が形成される。そのため、くびれ部分で熱流束が滞ることになり、ブロック状に切り出された素子よりも素子両端間で熱が伝わりにくくなる。その結果、素子両端間の温度差が大きくなるので、熱電変換モジュールの熱電変換性能を向上させることができる。
また、このように個々の素子の性能(起電力)が向上すれば、より小型の素子でも必要な性能を確保することができる。したがって、熱電変換モジュールの軽量化、薄型化、小型化を図ることができる。
特許4524382号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような形状(球を複数組み合わせた形状)の素子(p型素子又はn型素子)には、以下のような点で、未だ改良の余地が残されていた。
まず、上述のような形状の素子を複数の球状粒子から製造する場合、複数の球状粒子が一列に並べられた状態を維持したまま各粒子間を接合しなければならない。そのため、直径が数mm程度の小さな球状粒子を利用する場合には、小さな球状粒子を整列させる作業や、その整列状態を維持したまま粒子間を接合する作業などに多大な手間がかかる、という問題があった。
また、そのような形状のp型素子及びn型素子を利用して熱電変換モジュールを製造する際には、例えば、複数のp型素子及び複数のn型素子の長手方向(各素子を構成する球の配列方向)を一方向に揃えて、各素子間には互いに間隔を空けた状態で、各素子が配列され、p型素子とn型素子が交互に直列接続される。
しかし、直径が数mm程度の小さな球状粒子を複数個接合することによって構成された素子の場合、素子自体のサイズも相応に小さいものとなる。そのため、そのような小さな素子の長手方向を一方向に揃える作業、その揃えた素子を所定の間隔を空けて配列・固定する作業などには多大な手間がかかる、という問題があった。
さらに、上述のような形状の素子の場合、球状粒子間の接合箇所には、上述のようなくびれ部分がある。そのため、ブロック状に切り出された素子に比べると、くびれ部分での機械的強度を確保することが難しく、素子の構造が脆弱になりやすい、という問題があった。そのため、素子がくびれ部分で破断するのを避けるには、熱電変換モジュールに過大な衝撃や振動が伝わらない用途でしか、熱電変換モジュールを利用できず、その用途が限られてしまう、という問題があった。
より具体的な例を挙げれば、例えば、熱電変換モジュールを自動車などに搭載する場合、自動車の走行中には相応の衝撃や振動が熱電変換モジュールに加わるおそれがある。そのため、そのような衝撃や振動によって素子の破断を招くおそれがあれば、そのような素子を採用した熱電変換モジュールを自動車に搭載する用途で使用することは難しいことになる。
また、例えば、熱電変換モジュールを携帯機器などに搭載する場合でも、携帯機器を落としたりどこかにぶつけたりしたときに相応の衝撃が加わるおそれがある。そのため、そのような衝撃によって素子の破断を招くおそれがあれば、そのような素子を採用した熱電変換モジュールを携帯機器に搭載する用途で使用することは難しいことになる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の粒状体によって構成される素子を利用しているにもかかわらず、当該素子を容易に製造することができ、衝撃や振動に対する耐久性も良好な熱電変換モジュールを提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。本発明の熱電変換モジュールは、複数層の面状体が積層された構造とされており、各面状体は、面状に形成された基材と、p型熱電材料によって形成された複数のp型粒状体と、n型熱電材料によって形成された複数のn型粒状体とを有し、前記複数のp型粒状体及び前記複数のn型粒状体は、前記基材の表裏面に沿った方向に互いに間隔を空けた状態で前記基材に保持されており、隣り合う位置に積層された前記面状体間では、前記p型粒状体同士及び前記n型粒状体同士が電気的に接続されることにより、複数層分の前記p型粒状体が直列接続されて一組が構成される複数組分のp型素子と、複数層分の前記n型粒状体が直列接続されて一組が構成される複数組分のn型素子とが構成され、積層方向両端にある前記面状体においては、前記p型粒状体と前記n型粒状体が電気的に接続されることにより、前記p型素子と前記n型素子とが交互に直列接続された構造とされている。
このような構造の熱電変換モジュールであれば、先に複数の素子が作製されてから、それらの素子が所定位置に配列された構造の熱電変換モジュールに比べ、格段に容易に製造可能となり、熱電変換モジュールの生産性を向上させることができる。
より詳しく説明すると、まず、本発明の熱電変換モジュールの場合、各面状体においては、複数のp型粒状体及び複数のn型粒状体が、基材の表裏面に沿った方向に互いに間隔を空けた状態で基材に保持された構造になっている。そのため、このような構造の面状体を作製する際には、小さな粒状体を一列に並べて粒子間を接合する、といった手間のかかる作業は不要である。
また、本発明の熱電変換モジュールの場合、複数層の面状体が積層されることによって、複数層分のp型粒状体と複数層分のn型粒状体が直列接続され、これにより、複数組分のp型素子と複数組分のn型素子が構成された構造となっている。そのため、このような面状体を積層する際にも、粒状体よりも格段に大きくて取り扱いが容易な面状体を積層すればよく、小さな粒状体を一列に並べて粒子間を接合する、といった手間のかかる作業は不要となる。
さらに、本発明の熱電変換モジュールの場合、複数の素子の向きを一方向に揃えるとともに、それらの素子間に間隔を空けて配列する作業についても、複数層の面状体が積層された時点で完了する。そのため、複数の素子が作製された後に、それらの素子の向きを一方向に揃えて、それらの素子間に間隔を空けて配列する技術とは異なり、複数の素子を配列する作業に手間がかかることもない。
つまり、本発明の熱電変換モジュールのような構造であれば、複数の粒状体そのものを一列に並べて素子を作製する作業や、そのような素子を配列する作業が不要となる。したがって、それらの作業が必要となる構造の熱電変換モジュールに比べ、熱電変換モジュールの生産性が向上するのである。
また、本発明の熱電変換モジュールの場合、複数層の面状体が積層されて、複数組分のp型素子と複数組分のn型素子が構成された状態において、隣り合う素子間には基材が介在する構造となっている。そのため、仮に素子に衝撃や振動が伝わったとしても、素子は基材によって支えられる。したがって、このような基材に相当するものが設けられていない構造(例えば、複数の素子だけが配列されて、素子間が空隙となっているような構造)とされた熱電変換モジュールに比べ、衝撃や振動に対する耐久性を向上させることができる。
ところで、本発明の熱電変換モジュールは、前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において、互いに電気的に接続される前記p型粒状体同士及び前記n型粒状体同士は、直接接続されていることが好ましい。
このように構成された熱電変換モジュールによれば、粒状体間には導電体等の介在物が存在しない。したがって、そのような介在物によって電気的特性が低下するのを抑制することができる。
一方、本発明の熱電変換モジュールは、前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において、互いに電気的に接続される前記p型粒状体同士及び前記n型粒状体同士は、導電体を介して間接的に接続されているものであっても好ましい。
このように構成された熱電変換モジュールによれば、粒状体間は導電体を介して電気的に接続される。そのため、粒状体同士を直接接触させることが可能な位置に配置しなくても済む。したがって、粒状体の配設位置についての自由度が高くなり、例えば、熱的特性や機械的特性などを考慮した最適な位置に粒状体を配置しつつ、そのような粒状体間を結ぶ導電体を設けて所期の素子を構成することができる。
なお、このような導電体としては、導電性の高い材料(例えば金属)の薄板又は薄膜、異方導電性接着剤によって形成される接着層などを挙げることができる。金属の薄板の場合、平板状に加工されたものであってもよいし、ばねとして機能する形状に加工されたものであってもよい。導電性の薄膜は、スパッタリングやイオンプレーティングなどの物理的薄膜形成法で形成されたものでもよいし、無電解めっきなどの化学的薄膜形成法で形成されたものでもよい。これらは2以上を併用してもよく、例えば、金属の薄板にめっき被膜を組み合わせたり、金属の薄板に異方導電性接着剤を組み合わせたりしてもよい。
また、本発明の熱電変換モジュールにおいて、前記p型粒状体及び前記n型粒状体は、各粒状体の一部を平坦に加工することによって形成された平坦面を有し、前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において電気的に接続される他の粒状体又は前記導電体に対し、前記平坦面で接触又は接合された構造とされていることが好ましい。
このように構成された熱電変換モジュールによれば、粒状体に形成された平坦面が接触面又は接合面として利用される。したがって、このような平坦面が形成されていない粒状体を利用する場合に比べ、接触面又は接合面となる界面の面積を確保しやすく、接触面又は接合面における電気的な接続をより確実なものとすることができる。
また、本発明の熱電変換モジュールにおいて、前記p型粒状体及び前記n型粒状体は、各粒状体を前記基材に保持させてから当該基材の表裏面と平行に形成された前記平坦面を有し、前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において電気的に接続される他の粒状体又は前記導電体に対し、前記平坦面で接触又は接合された構造とされていることが好ましい。
このように構成された熱電変換モジュールによれば、平坦面は、各粒状体を基材に保持させてから当該基材の表裏面と平行に形成される。したがって、各粒状体に平坦面を形成してから各粒状体を基材に保持させたものに比べ、平坦面と基材の表裏面との平行度を容易に高めることができ、接触面又は接合面における電気的な接続をより確実なものとすることができる。
本発明の一実施形態として例示した熱電変換モジュールを示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその平面図、(c)はその正面図、(d)はその底面図。 同熱電変換モジュールを示す図であり、(a)は図1(b)中にA−A線で示した切断面における断面図、(b)は図1(b)中にB−B線で示した切断面における断面図。 同熱電変換モジュールの使用方法の例を示す説明図。 同熱電変換モジュールの製造手順を示す説明図。 粒状体に平坦面を設けた事例に関する説明図。 粒状体同士を直接接触又は接合した事例に関する説明図。 (a)はばね性を有する導電体を粒状体間に介在させた事例に関する説明図、(b)は異方導電性接着剤を粒状体間に介在させた事例に関する説明図。
次に、本発明の実施形態について、いくつかの具体的な事例を挙げて説明する。
〔1〕事例1
[熱電変換モジュールの構造]
図1(a)〜図1(d)に示すように、熱電変換モジュール1は、板状に形成された本体2と、本体2の長手方向の一端から延出された複数(本事例では8本)の端子3A〜3Hとを備えている。
本体2において、互いに表裏をなす位置にある二つの面2A,2Bのうち、一方の面2Aには、複数(本事例では23個×8列)の導電体5Aと、複数(本事例では4個)の導電体5Bが設けられている。他方の面2Bには、複数(本事例では23個×8列)の導電体6Aと、複数(本事例では2個)の導電体6Bと、複数(本事例では3個)の導電体6Cが設けられている。上述した複数の端子3A〜3Hのうち、両端にある端子3A,3Hは、導電体6Bの一部によって構成され、両端以外の位置にある端子3B〜3Gは、導電体6Cの一部によって構成されている。
本体2は、複数層(本事例では5層)の面状体7が積層された構造とされている。隣り合う位置にある面状体7間は、例えば接着剤等を介して互いに接着されていてもよいし、複数の面状体7が積層された状態を維持できるのであれば、接着されていなくてもよい。接着することなく積層状態を維持する手法としては、例えば、積層された複数の面状体7を図示しない包装体に封入する、複数の面状体7が互いにずれないように拘束するホルダで保持する、といったものを考え得る。
各面状体7は、図2(a)及び図2(b)に示すように、面状に形成された基材10と、p型熱電材料によって形成された複数のp型粒状体11と、n型熱電材料によって形成された複数のn型粒状体12とを有する。
本事例において、基材10は、耐熱性の高い樹脂材料(本事例ではポリエーテルエーテルケトン(PEEK))によって形成されている。また、p型粒状体11は、p型熱電材料の一つであるFe20.9Ti0.1Alによって形成され、n型粒状体12は、n型熱電材料の一つであるFe2VAl0.9Si0.1によって形成されている。p型粒状体11及びn型粒状体12は、双方とも直径0.5mmの球状粒子とされている。
各面状体7において、複数のp型粒状体11及び複数のn型粒状体12は、基材10の表裏面に沿った方向に互いに間隔を空けた状態で基材10に保持されている。そして、隣り合う位置に積層された面状体7,7間では、p型粒状体11同士及びn型粒状体12同士が、導電体15を介して電気的に接続されている。これにより、熱電変換モジュール1全体では、複数組のp型素子21と複数組のn型素子22が構成されている。
なお、本事例において、上述した複数の導電体5A,5B,6A,6B,6C,15は、いずれもNiめっきを施したCuの薄板によって構成されている。これは、上述のp型粒状体11及びn型粒状体12を形成する各熱電材料はいずれもNiとの相性がよく、Cuのような導電性が高い材料からなる基材の表面にNi被膜を形成した構造にすると、各導電体と各粒状体との接続強度が向上するからである。
1組のp型素子21は、5層の面状体7が積層された際に、各層に含まれる5つのp型粒状体11が、それらの間に介在する4つの導電体15を介して直列に接続されることによって構成される。また、1組のn型素子22は、5層の面状体7が積層された際に、各層に含まれる5つのn型粒状体12が、それらの間に介在する4つの導電体15を介して直列に接続されることによって構成される。
積層方向両端にある面状体7は、上述した本体2の両面2A,2Bを構成している。この両面2A,2Bでは、p型粒状体11とn型粒状体12が、上述の導電体5A,5B,6A,6B,6Cを介して電気的に接続され、これにより、上述のp型素子21とn型素子22が交互に直列接続された構造とされている。
図2(a)に示す構造は、端子3Aに対応する位置に構成されたものであるが、これと同等な構造が、端子3C,3E,3Gに対応する位置にも構成されている。また、図2(b)に示す構造は、端子3Bに対応する位置に構成されたものであるが、これと同等な構造が、端子3D,3F,3Hに対応する位置にも構成されている。これにより、端子3A−端子3H間においては、熱電変換モジュール1が備えるすべてのp型素子21とn型素子22が交互に直列接続された構造となる。
ところで、上述の通り、端子3A−端子3H間において、熱電変換モジュール1が備えるすべてのp型素子21とn型素子22が交互に直列接続された構造となる。そのため、この熱電変換モジュール1で最大の電位差を得るには、端子3A,3Hを利用するとよく、その場合、端子3B〜3Gは利用しなくてもよい。
具体的には、端子3A,3Hは回路側に接続されて利用されるが、端子3B〜3Gは回路側に接続されなくてもよい。なお、この場合、端子3B〜3Gは、電力を取り出すための端子としては利用されないが、一部が端子3B〜3Gとなっている導電体6C自体は、p型素子21とn型素子22とを電気的に接続する役割を果たしている。
一方、この熱電変換モジュール1は、図3(a)に示すような位置で2分割したり、図3(b)に示すような位置で4分割したりすることもできる。図3(b)には、3箇所の分割位置すべてで分割することで、1/4に分割された4つの分割体を例示してあるが、1箇所の分割位置だけで分割することで、1/4と3/4に分割された2つの分割体としてもよい。また、2箇所の分割位置で分割することで、1/4と1/4と2/4に分割された3つの分割体としてもよい。このような分割を行った場合に、端子3B〜3Gは、直列接続された素子群の最端部に位置する端子になり得る。
例えば、図3(a)に示すような位置で2分割した場合であれば、一方の分割体では、端子3A,3Dが、直列接続された素子群の最端部に位置する端子になり、これらが回路側に接続される。また、他方の分割体では、端子3E,3Hが、直列接続された素子群の最端部に位置する端子になり、これらが回路側に接続される。
つまり、導電体6Cは、略U字型に形成されて、その両端が本体2から突出する位置に配置されることで、U字部分が繋がっている状態においては素子間を電気的に接続する一方、U字部分が切断された状態においては端子として利用できるようになっている。
[熱電変換モジュールの製造方法]
次に、熱電変換モジュール1の製造方法について説明する。
まず、上述した各熱電材料によって上述のp型粒状体11及びn型粒状体12を作製する。各熱電材料を粒子化する手法については特に限定されないが、実用的な一例を挙げれば、アトマイズ法によって各熱電材料を球状粒子化すると好ましい。特に、遠心力アトマイズ法やプラズマ回転電極法により作製された粒子は、真球度が高く、かつ粒度分布が小さい。したがって、これらの方法により得られた粒子を、二軸ローラー方式や電鋳ふるい方式などの方法によって分級することにより、均一粒径のp型粒状体11及びn型粒状体12を得ることができる。また、パルス付加オリフィス噴射法やレイリーアトマイズ法を用いれば、粒径が極めて揃った粒状体を直接作製することもでき、これにより、分級工程を省くことができる。
次に、上述のような分級又は分級以外の手法によって粒径が揃えられたp型粒状体11を、所定位置に凹部が形成された整列トレー31に載せる。そして、周知の振込機やフィーダを利用して、p型粒状体11を整列トレー31の凹部に応じた位置に整列させるとともに、余剰分のp型粒状体11を整列トレー31から脱落させる(図4(a)参照)。
続いて、整列トレー31上において整列させた複数のp型粒状体11を吸着ノズル32で吸着し(図4(b)参照)、吸着ノズル32によって複数のp型粒状体11を整列トレー31から持ち上げる(図4(c)参照)。
そして、それら複数のp型粒状体11を下側金型33へと移動させて(図4(d)参照)、下側金型33内の所定位置に複数のp型粒状体11を設置する(図4(e)参照)。その後は、吸着ノズル32による吸引を停止させて、吸着ノズル32を複数のp型粒状体11から離間させれば、p型粒状体11の設置が完了する(図4(f)参照)。
同様の手法で、複数のn型粒状体12を下側金型33へと移動させ(図4(g)参照)、p型粒状体11,11の間又は隣となる位置に、n型粒状体12を設置する(図4(h)参照)。その後は、吸着ノズル32による吸引を停止させて、吸着ノズル32を複数のn型粒状体12から離間させれば、n型粒状体12の設置が完了する(図4(i)参照)。
次に、下側金型33上に整列させた複数のp型粒状体11及び複数のn型粒状体12を、上側金型34との間に挟み込む(図4(j)参照)。そして、下側金型33と上側金型34との間に形成される空間内に、基材10となる樹脂材料を射出成形等の手法で流し込み(図4(k)参照)、樹脂材料が硬化したら下側金型33と上側金型34を外すことにより、面状体7(粒子埋設シート)が完成する(図4(l)参照)。
基材10となる樹脂材料は、熱電変換モジュール1で熱電発電を行う用途において、熱電変換モジュール1一面が高温環境に配置されることを考慮すれば、耐熱性の高い樹脂材料を選定することが好ましい。
そのような耐熱性の高い樹脂材料の代表例としては、例えば、上述したポリエーテルエーテルケトン(PEEK)の他、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)などのエンジニアリングプラスチックを挙げることができる。
こうして完成した面状体7には、積層時に層間となる位置に導電体15が取り付けられる。また、積層時に積層体(複数の面状体7を積層したもの)の表裏面となる位置には導電体5A,5B,6A,6B,6Cが取り付けられる。各導電体5A,5B,6A,6B,6C,15とp型粒状体11又はn型粒状体12との間は、接合されていてもよいし、電気的な接続を維持することができるのであれば接触させてあるだけでもよい。ただし、電気抵抗をより低下させることができるという観点からは、接合しておくことが好ましい。
接合する場合、具体的な接合方法は特に限定されないが、例えば、接合箇所に対して加圧しながらパルス電流等を流すことで、パルス電流が起こす抵抗加熱により、接点部分を局所熔解して熔接する方法は好ましい。また、局所熔解する手段として、レーザ加熱を使用する方法もある。あるいは、接合箇所にはんだペーストなどを介在させておき、加熱によってはんだ接合を行ってもよい。
接触させておくだけの場合は、その接触を維持させるための対処が必要である。例えば、層間となる位置に配置される導電体15の場合は、導電体15以外の箇所で基材10,10間が接合されていれば、導電体15自体の接合は不要である。基材10,10間を接合する方法としては、基材10,10間を接着剤で接着する方法、基材10,10そのものを熱融着させる方法等が考えられる。
導電体5A,5B,6A,6B,6C,15については、これらが埋設された樹脂シート(導電体埋設シート)を別途作製し、上述した粒子埋設シート(面状体7)と導電体埋設シートとを交互に積層することにより、各導電体5A,5B,6A,6B,6C,15を所期の位置に配置することができる。このような導電体埋設シートは、インサート成形によって製造することができ、あるいは、先に成形された樹脂シートに対し、金属薄板を後から埋め込んで製造することも可能である。
この他、あらかじめ大型の金属薄板に対してp型粒状体11及びn型粒状体12を所定の位置に配列した状態で接合しておき、これを樹脂に埋め込み、金属薄板をエッチングなどでパターン化してから、これらを積層する、といった手法を利用してもよい。あるいは、単層の粒子埋設シート(面状体7)を作製した段階で、物理蒸着や化学成膜法によって導電体5A,5B,6A,6B,6C,15となるパターン形成し、それらを積層してもよい。
[効果]
以上説明したような熱電変換モジュール1によれば、上述のような面状体7を作製してから、それらを積層することで複数組のp型素子21と複数組のn型素子22を有する熱電変換モジュール1を構成することができる。
したがって、複数組のp型素子に相当するものと複数組のn型素子に相当するものを、それぞれ作製してから、それらの素子を所定位置に配列した構造の熱電変換モジュールに比べ、格段に容易に製造することができる。したがって、熱電変換モジュールの生産性を向上させることができる。
また、この熱電変換モジュール1によれば、複数組分のp型素子21と複数組分のn型素子22の素子間には、基材10が介在する構造となっている。したがって、このような基材10に相当するものが設けられていない構造(例えば、複数の素子だけが配列されて、素子間が空隙となっているような構造)とされた熱電変換モジュール1に比べ、衝撃や振動に対する耐久性を向上させることができる。
さらに、事例1においては、隣り合う位置に積層された面状体7間において、互いに電気的に接続されるp型粒状体11同士及びn型粒状体12同士は、導電体15を介して間接的に接続されている。そのため、粒状体同士を直接接触させることが可能な位置に配置しなくても済み、粒状体の配設位置についての自由度が高くなる。
〔2〕事例2
上記事例1においては、球状のp型粒状体11及び球状のn型粒状体12を利用して、面状体7を構成する例を示したが、図5(a)に示すように、面状体7を作製した後、面状体7の表裏の一部を(例えば、図5(a)に一点鎖線で示す位置まで)削り取ることにより、球状のp型粒状体11及び球状のn型粒状体12に、図5(b)に示すような平坦面11A,12Aを形成してもよい。
このような平坦面11A,12Aを有する構成を採用した場合でも、図5(c)に示すように、上記事例1と概ね同等な構造の熱電変換モジュール51を構成することができる。
この熱電変換モジュール51の場合、p型粒状体11及びn型粒状体12に平坦面11A,12Aが形成してあるので、例えば、p型粒状体11又はn型粒状体12と導電体15との接触面又は接合面となる界面の面積は、事例1のような点接触となる構造よりも大きくなる。
したがって、界面における電気抵抗が小さくなり、界面における電気的な接続をより確実なものとし、熱電変換モジュール51の電気的特性を事例1以上に向上させることができる。
また、この事例2の場合、上記平坦面11A,12Aは、p型粒状体11及びn型粒状体12を基材10に保持させてから、面状体7全体を削ることによって形成されている。このような手法で平坦面11A,12Aを形成すれば、平坦面11A,12Aは、最終的に得られた基材10の表裏面と平行になる。
したがって、各粒状体に平坦面を形成してから各粒状体を基材に保持させるものとは異なる、平坦面11A,12Aと基材10の表裏面との平行度を容易に高めることができ、接触面又は接合面における電気的な接続をより確実なものとすることができる。
さらに、このようにp型粒状体11及びn型粒状体12を基材10に保持させてから、面状体7全体を削れば、p型粒状体11及びn型粒状体12の大きさに多少のばらつきがあっても、平坦面11A,12Aを形成した時点で、各粒状体の厚さ方向寸法を揃えることができる。したがって、このような手法で各粒状体の厚さ方向寸法が揃うことを前提として、粒状体を製造すれば済むので、粒状体の直径を精度よく揃えておかなければならない製法に比べ、粒状体の分級などに要する手間が軽減され、生産性が向上する。
〔3〕事例3
上記事例1,2においては、隣り合う位置に積層された面状体7間において、互いに電気的に接続されるp型粒状体11同士及びn型粒状体12同士は、導電体15を介して電気的に接続されていたが、図6(a)に示すように、導電体15をなくして、p型粒状体11同士及びn型粒状体12同士を直接接続してもよい。
このように構成された熱電変換モジュール61の場合、粒状体間には導電体15のような介在物が存在しないので、そのような介在物によって電気的特性が低下するのを抑制することができる。
なお、本事例3においても、図6(b)に示す熱電変換モジュール66のように、p型粒状体11及びn型粒状体12に、事例2で説明したような平坦面11A,12Aを設けて、平坦面11A,12A同士を接触又は接合した構造としてもよい。
〔4〕事例4
図7(a)に示す熱電変換モジュール71においては、上述の各事例において面状体7,7間に設けられていた導電体15に代えて、ばね性のある金属製の接点部材73を設けてある。この接点部材73は、面状体7,7間に挟み込まれた際に圧縮されることにより、その上下両側にあるp型粒状体11又はn型粒状体12に圧接する。
このような接点部材73は、p型粒状体11又はn型粒状体12に接合されていないので、p型粒状体11又はn型粒状体12に圧接する状態を適正に維持するには、例えば、面状体7,7間において基材10,10同士を接着又は熱融着することで、接点部材73を粒状体間に封入するとよい。
〔5〕事例5
図7(b)に示す熱電変換モジュール81においては、面状体7,7間が異方導電性接着剤によって接着され、面状体7,7間には異方導電性接着層83が形成されている。
この異方導電性接着層83は、p型粒状体11同士又はn型粒状体12同士に挟み込まれた局所局所において導電性を示すものの、その周囲では導電性を示さない。そのため、互いに離間した位置関係にあるp型粒状体11同士、n型粒状体12同士、あるいはp型粒状体11とn型粒状体12などが、異方導電性接着層83を介して電気的に接続されてしまうことはない。
〔6〕その他の事例
以上、本発明の実施形態について、いくつかの事例を挙げて説明したが、本発明は上記の具体的な事例に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記事例では、p型熱電材料、n型熱電材料として、特定の組成比のFe2VAl系熱電材料を例示したが、この組成比は一例であり、p型又はn型熱電材料としての性能を維持できる範囲内で、適宜組成比を変更してもかまわない。また、上記実施形態では、Fe2VAl系熱電材料に第4元素としてSiを添加する例を示したが、これもp型又はn型熱電材料としての性能を維持できる範囲内で、任意の第4元素を添加することができる。
また、上記事例では、Fe2VAl系熱電材料を例示したが、他の熱電材料を利用してもよい。そのような熱電材料としては、例えば、Bi−Te系熱電材料、Mg−Si系熱電材料、Mn−Si系熱電材料、Fe−Si系熱電材料、Si−Ge系熱電材料、Pb−Te系熱電材料など、各種合金系の熱電材料を挙げることができる。
さらに、上記事例においては特に言及しなかったが、基材10は、樹脂材料の種類や厚さを変えることにより、硬質で曲げ剛性が高い構造にすることも、軟質で曲げ剛性が低い構造にすることもできる。基材10を曲げ剛性が低くて柔軟に変形するものとすれば、帯状に形成した熱電変換モジュールを発熱源に巻き付けて使用したり、湾曲した発熱面に沿わせて配置したりするようなことも可能である。
1…熱電変換モジュール、2…本体、3A〜3H…端子、5A,5B,6A,6B,6C…導電体、7…面状体、10…基材、11…p型粒状体、12…n型粒状体、11A,12A…平坦面、15…導電体、21…p型素子、22…n型素子、31…整列トレー、32…吸着ノズル、33…下側金型、34…上側金型、51,61,66,71,81…熱電変換モジュール、73…接点部材、83…異方導電性接着層。

Claims (5)

  1. 複数層の面状体が積層された構造とされており、
    各面状体は、面状に形成された基材と、p型熱電材料によって形成された複数のp型粒状体と、n型熱電材料によって形成された複数のn型粒状体とを有し、前記複数のp型粒状体及び前記複数のn型粒状体は、前記基材の表裏面に沿った方向に互いに間隔を空けた状態で前記基材に保持されており、
    隣り合う位置に積層された前記面状体間では、前記p型粒状体同士及び前記n型粒状体同士が電気的に接続されることにより、複数層分の前記p型粒状体が直列接続されて一組が構成される複数組分のp型素子と、複数層分の前記n型粒状体が直列接続されて一組が構成される複数組分のn型素子とが構成され、
    積層方向両端にある前記面状体においては、前記p型粒状体と前記n型粒状体が電気的に接続されることにより、前記p型素子と前記n型素子とが交互に直列接続された構造とされている
    熱電変換モジュールの製造方法であって、
    前記基材を成形可能な形状の空間を有する金型内において、前記互いに間隔を空けた状態となる位置に、前記p型粒状体及び前記n型粒状体を保持する工程と、
    前記金型内に樹脂材料を流し込み、前記樹脂材料を硬化させて前記基材を成形することにより、前記面状体を作製する工程と、
    複数層の前記面状体を積層して、隣り合う位置に積層された前記面状体間では、前記p型粒状体同士及び前記n型粒状体同士を電気的に接続する工程と、
    積層方向両端に配置される前記面状体について、前記p型粒状体と前記n型粒状体を電気的に接続する工程と
    を備える熱電変換モジュールの製造方法
  2. 前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において、互いに電気的に接続される前記p型粒状体同士及び前記n型粒状体同士は、直接接続されている
    請求項1に記載の熱電変換モジュールの製造方法
  3. 前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において、互いに電気的に接続される前記p型粒状体同士及び前記n型粒状体同士は、導電体を介して間接的に接続されている
    請求項1に記載の熱電変換モジュールの製造方法
  4. 前記p型粒状体及び前記n型粒状体は、各粒状体の一部を平坦に加工することによって形成された平坦面を有し、前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において電気的に接続される他の粒状体又は前記導電体に対し、前記平坦面で接触又は接合された構造とされている
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の熱電変換モジュールの製造方法
  5. 前記p型粒状体及び前記n型粒状体は、各粒状体を前記基材に保持させてから当該基材の表裏面と平行に形成された前記平坦面を有し、前記隣り合う位置に積層された前記面状体間において電気的に接続される他の粒状体又は前記導電体に対し、前記平坦面で接触又は接合された構造とされている
    請求項4に記載の熱電変換モジュールの製造方法
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