JP6145279B2 - ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置 - Google Patents

ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6145279B2
JP6145279B2 JP2013021790A JP2013021790A JP6145279B2 JP 6145279 B2 JP6145279 B2 JP 6145279B2 JP 2013021790 A JP2013021790 A JP 2013021790A JP 2013021790 A JP2013021790 A JP 2013021790A JP 6145279 B2 JP6145279 B2 JP 6145279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas introduction
introduction pipe
pattern
gas
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013021790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014152833A (ja
Inventor
山崎 満
満 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2013021790A priority Critical patent/JP6145279B2/ja
Publication of JP2014152833A publication Critical patent/JP2014152833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6145279B2 publication Critical patent/JP6145279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置に関する。
従来から、円筒形状の処理容器の下端部にガス導入管を接続し、処理容器内にガスを導入して熱処理を施すことを可能とした処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる特許文献1に記載の処理装置では、処理容器内にガスを導入するガスポート構造において、ガスを導入するガスノズルを挿通するためのノズル挿通孔が形成されたガス導入ポートと、挿通されたガスノズルの端部が挿入されてガスノズルと連結されるガス導入管と、ガス導入管の端部とガス導入ポートとの間に介在したシール部材と、シール部材の外周側に空間を隔てて覆うように設けられた覆い体と、ガス導入管をガス導入ポート側に付勢してガス導入館の端部でシール部材を押圧するための押圧部材と、覆い体とシール部材との間に形成された空間に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段とを備えた構成を採用している。ここで、押圧部材は、処理容器側に固定され、内周面にねじ山が形成された雌ネジブロックと、ガス導入管の先端に設けられた雄ネジブロックからなり、雄ネジブロックと雌ネジブロックとが螺合することにより、ガス導入管を処理容器に接続している。
かかるガスポート構造によれば、シール部材を押圧するとともに、シール部材が存在する空間に不活性ガスを供給することにより、リークチェック時のように処理容器内の圧力が低下し、シール部から処理容器内に空気が侵入し易い状態となっても、空気の処理容器内への侵入を防止することができる。
特開2011−40636号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のガスポート構造では、処理容器側に固定された雌ネジブロックとガス導入管に取り付けられた雄ネジブロックからなる押圧部材が螺合し、押圧部材がシール部から処理容器内への空気の侵入を防止することができるが、メンテナンスの際には、押圧部材の螺合を解除し、ガス導入管を処理容器から外す必要がある。
かかる状態で、ガス導入管をメンテナンスすることが可能となるが、再び元の状態にするためには、ガス導入管の先端に取り付けられた雄ネジブロックを処理容器に設けられた雌ネジブロックに螺合させ、ネジ止め固定する必要がある。その際、処理容器内に導入するガスの種類が複数種類ある場合には、ガス導入管が複数存在することになるが、ガスポート構造は各々が同様の構造を有し、いずれのガス導入管も接続可能であるため、ガス導入管の接続を誤ってしまうおそれがある。
そこで、本発明は、複数のガス導入管が存在する場合であっても、誤接続を防止することができるガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るガス導入配管接続構造は、処理容器内に複数種類のガスを導入するために、前記処理容器の所定のガス導入部に複数のガス導入配管を接続するガス導入配管接続構造であって、
前記ガス導入部に、前記複数のガス導入配管に対応して設けられた複数のガス導入配管被接続部と、
前記複数のガス導入配管の各先端に設けられ、前記ガス導入配管を前記ガス導入配管被接続部に固定接続するための複数のガス導入配管接続機構と、を有し、
前記複数のガス導入配管被接続部及び前記複数のガス導入配管接続機構は、互いに対応する前記ガス導入配管接続機構及び前記ガス導入配管被接続部のみが1対1で接続可能な誤接続防止構造を有し、
前記ガス導入配管接続機構は、ナットとC−リングとを含み、
前記誤接続防止構造は、互いに対応する前記ガス導入配管被接続部に前記ガス導入配管接続機構が接続される際、前記ガス導入配管被接続部の第1の面に設けられた所定の突出パターンと、前記ガス導入配管接続機構の前記C−リングの該第1の面と対向する第2の面に設けられ、該所定の突出パターンに該第2の面を突き抜けさせる所定の突き抜け許容パターンであり、該所定の突出パターンと該所定の突き抜け許容パターンとの係合により誤接続を防止しながら前記ナットによる固定接続が可能な構造である。
本発明の他の態様に係る熱処理装置は、被処理体に熱処理を行う熱処理装置であって、
円筒状の処理容器と、
前記被処理体を前記処理容器内に保持する保持手段と、
前記被処理体を加熱する加熱手段と、
前記処理容器内に複数種類のガスを供給するための複数のガス供給源と、
該複数のガス供給源から前記複数種類のガスを前記処理容器内に導入するための複数のガス導入配管と、
前記ガス導入配管接続構造と、を有する。
本発明によれば、ガス導入配管の処理容器への誤接続を防止することができる。
本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造及びこれを用いた処理装置の一例を示した図である。図1(A)は、実施形態1に係るガス導入配管接続構造と、これを用いた処理装置の一部を示した斜視図である。図1(B)は、ガス導入配管接続構造10の拡大図である。 本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造のガス導入配管の接続前の状態を示した図である。 本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造のボトムフランジとポートブロックとの間の誤接続防止構造を説明するための図である。図3(A)は、本実施形態に係るガス導入配管接続構造のボトムフランジにポートブロックを取り付ける前の状態を示した図である。図3(B)は、ポートブロックをボトムフランジのガス導入穴に装着した状態を示した図である。 本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造のガス導入配管とポートブロックとの間の誤接続防止構造を説明するための図である。図4(A)は、ガス導入配管をポートブロックに接続する前の状態を示した図である。図4(C)は、C−リング110を単独で示した拡大斜視図である。図4(B)は、ガス導入配管をポートブロックに接続した状態を示した図である。図4(D)は、ポートブロックにガス導入配管が装着されたときのガス導入配管の先端とポートブロックとの関係を示した図である。 本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一連の接続の流れを説明するための図である。図5(A)は、ボトムフランジにポートブロックを接続する前の状態を示した図である。図5(B)は、ボトムフランジにポートブロックを接続した状態を示した図である。図5(C)は、ポートブロックにガス導入配管を接続する前の状態を示した図である。図5(D)は、ポートブロックにガス導入配管を接続した後の状態を示した図である。 ガス導入配管がポートブロックに接続された状態における断面構成の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造を用いた熱処理装置の一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造及びこれを用いた処理装置の一例を示した図である。図1(A)は、実施形態1に係るガス導入配管接続構造と、これを用いた処理装置の一部を示した斜視図である。
図1(A)において、処理容器4と、ボトムフランジ80と、ガス導入配管接続機構10と、ガス導入配管100とが示されている。処理容器4は、種々の形状に構成されてよいが、例えば、図1(A)に示すように、円筒形状に構成されてもよい。また、処理容器4内で行う処理は、ガスを導入して行う処理であれば、種々の処理に適用できるが、例えば、被処理体を加熱する熱処理であってもよい。
ボトムフランジ80は、ガスを処理容器4内に導入するガス導入部であり、処理容器4の適切な箇所に設けられてよい。図1(A)においては、ガス導入部が、円筒形状の処理容器4の下端に設けられたボトムフランジ80である例が挙げられているが、ガス導入部は、必ずしもフランジ状に構成されなくてもよく、用途に応じて種々の構成をとりうる。例えば、ガス導入部は、処理容器4の一部に直接形成されてもよいし、ガス導入用の専用部品を用いてもよい。また、ガス導入部を設ける位置も、処理容器4の下端である必要は無く、処理内容等を考慮して任意の箇所に設けることができる。
ガス導入配管100は、ガスの供給源(図示せず)から処理容器4内にガスを導入するために設けられた配管であり、ガスの供給源に一端が接続され、処理容器4に他端が接続される。
ガス導入配管接続構造10は、ガス導入配管100と処理容器4とを接続するための機構であり、ガス導入部であるボトムフランジ80に設けられる。
図1(B)は、ガス導入配管接続構造10の拡大図である。図1(B)に示すように、ガス導入配管接続構造10は、ボトムフランジ80と、ポートブロック70と、ガス導入配管100と、ナット102と、C−リング110とを有する。
ポートブロック70は、ガス導入配管100が接続されるガス導入配管被接続部であり、ガス導入部であるボトムフランジ80に設けられる。つまり、ポートブロック70は、ガス導入配管100がボトムフランジ80に接続される際の中継接続部材として機能する。よって、ポートブロック70は、ガス導入配管100が接続可能な接続機構を有する。例えば、ポートブロック70は、ガス導入配管100の先端を内嵌可能な接続穴を有して構成され、内嵌したガス導入配管100の先端が固定接続可能なように、嵌合機構や、ねじ等の螺合機構を備えてよい。また、ポートブロック70は、ガス導入配管100が接続可能であれば、種々の形状に構成されてよいが、図1(B)に示すように、ブロック状の部材として構成されてもよい。
ガス導入配管100は、ガス供給源(図示せず)から処理容器4内にガスを導入するための配管である。図1(A)、(B)には示されていないが、本実施形態に係るガス導入配管接続構造10では、複数のガス導入配管100が設けられる。つまり、本実施形態に係るガス導入配管接続構造10においては、処理容器4内で行う処理が、複数種類のガスを供給しながら行う処理であることを想定している。例えば、半導体ウエハの表面にシリコン酸化膜を形成する熱処理の場合、ジクロロシランガス(SiHCl)等のシリコン系ガスの他、アンモニア、窒素等のガスを用いる場合がある。このような場合には、ガス導入部であるボトムフランジ80に、複数のポートブロック70が設けられ、各々のポートブロック70から異なる種類のガスを供給する。よって、ガス導入配管100も、用いるガスの種類に応じて複数本設けられ、複数のガス導入配管100を、各ガス導入配管100の接続先であるポートブロック70に対応させて接続することが必要となる。つまり、ジクロロシランガスを供給するポートブロック70にはジクロロロシランのガス供給源に接続されたガス導入配管100が接続され、アンモニアを供給するポートブロック70にはアンモニアのガス供給源に接続されたガス導入配管100が接続される必要がある。
しかしながら、総て同じ構造のポートブロック70及びガス導入配管100を用いると、ガス導入配管100はいずれのポートブロック70にも接続可能であるため、ガス導入配管100をポートブロック70に接続する際、誤接続が発生し易い。一方で、ガスの種類毎に異なる構造のポートブロック70及びガス導入配管100を用いれば、このような誤接続は防止することができるが、そのような構成とすることは、コストが高くなり過ぎて現実的には困難である。
そこで、本実施形態に係るガス導入配管接続構造10では、安価にそのような誤接続を防止する構成を提案するが、その具体的な内容は後述する。
ナット102は、ガス導入配管100の先端に設けられ、ガス導入配管100をポートブロック70に固定接続するためのガス導入配管接続機構である。具体的には、ナット102は、ポートブロック70と嵌合又は螺合等により固定接続可能な機構を備えていればよい。例えば、ナット102の先端の外周面にねじ山が形成され、ポートブロック70の接続穴の内周面に形成されたねじ山と螺合することによりガス導入配管100をポートブロック70に固定接続する構成を備えていてもよい。
C−リング110は、対応するポートブロック70とパターンマッチングを行い、ガス導入配管100とポートブロック70が正しく対応しているかを確認可能とする誤接続防止構造の一部である。C−リング110の構造及び機能の詳細は後述するが、ポートブロック70の所定の面にピンを立てた突出パターンを形成し、C−リング110の突出パターンと対向する面には突出パターンに対応した切り欠きパターンを形成し、正しく対応した接続の場合には、ポートブロック70に設けられたピンが切り欠きパターンとマッチし、接続を妨げないが、マッチしない場合には、ピン73がC−リング110の対向面に当たってしまい、接続を妨げる構成となっている。
図2は、本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造のガス導入配管の接続前の状態を示した図である。
図2において、ボトムフランジ80の表面にポートブロック70が設けられているが、ポートブロック70は、接続穴71と、突出パターン形成面72と、ピン挿入孔73と、ピン74と、ボルト76とを有する。なお、突出パターン形成面72と、ピン挿入孔73と、ピン74とで、突出パターン75を形成する。また、ガス導入配管100の先端部には、リテーナ101と、ナット102と、C−リング110と、O−リング90とが設けられている。
ポートブロック70は、ガス導入配管100の先端部が挿入可能な接続穴71を中央部に有する。接続穴71の内周面には、ねじ山が形成された雌ねじ形成部71aを有する。そして、略直方体のポートブロック70の1辺に沿って、ポートブロック70の厚さよりも薄い突出パターン形成面72が形成されている。突出パターン形成面72は、ピン74による突出パターン75を形成するために設けられた面であり、配列された複数のピン挿入孔73が形成される。図2においては、5個のピン挿入孔73が縦一列に配列されおり、そのうち2個のピン挿入孔73にピン74が挿入されている。ピン74は、突出パターン75を形成するための突出部材であり、配列された複数のピン挿入孔73の所定箇所にピン74を挿入することにより、所定の突出パターン75を形成することができる。図2においては、5個のピン挿入孔73のうち、上から1番目と3番目のピン挿入孔73にピン74が挿入され、上から1番目と3番目に突出部を有する突出パターンが形成されている。5個のピン挿入孔73に対して、2本のピン74を用いる場合には、=(5×4)/2!=10通りの突出パターン75を形成することが可能であるので、10種類のガスを用いる場合であっても、識別可能な突出パターン75を形成することができる。
このように、ポートブロック70の1辺に沿って、突出パターン形成面72を設けて突出パターン75を形成することにより、識別可能なマッチングパターンを複数作ることができ、これを利用して1対1の正しい対応関係がとれているかの確認を行うことができる。
ガス導入配管100の先端には、ガス導入配管100をポートブロック70の接続穴71に挿入固定することを可能にするリテーナ101及びナット102の他、ポートブロック70の突出パターン75とのマッチングを行うためのC−リング110が設けられる。
ここで、リテーナ101は、ガス導入配管100の先端を保持するための保持手段である。また、ナット102は、先端寄りの外周面に雄ねじ形成部103を有し、ポートブロック70の接続穴71の内周面に設けられた雌ねじ形成部71aと螺合可能に構成される。つまり、先端側のリテーナ101をポートブロック70の接続穴71に挿入し、ナット102を回転させて締め込むことにより、ナット102の雄ねじ形成部103のねじ山と接続穴71に形成された雌ねじ形成部71aのねじ山が螺合し、ガス導入配管100はポートブロック70に接続固定される。このように、ナット102は、ガス導入配管100のポートブロック70への接続機構を構成している。
C−リング110は、ナット102に取り付けられ、側面に飛び出した切り欠きパターン形成面113を有する。切り欠きパターン形成面113は、突出パターン75に対応した切り欠きが形成されたパターン面であり、ガス導入配管100をポートブロック70に装着したときに、突出パターン形成面72と対向するとともに、対向間隔がピン74の突出量よりも短くなるように設けられる。つまり、ピン74の位置と切り欠きの位置が一致していれば、突出パターン形成面72と切り欠きパターン形成面113とは接近することができるが、位置が異なると、切り欠きパターン形成面113の切り欠きが形成されていない箇所にピン74が当たってしまい、ガス導入配管100の接続固定が妨げられる。これにより、ガス導入配管100とポートブロック70との対応関係が不一致であることを認識でき、両者の誤接続を防止することができる。
なお、O−リング90は、リテーナ101の先端と処理容器4との接続部分をシールするためのシール部材である。
図3は、本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造のボトムフランジとポートブロックとの間の誤接続防止構造を説明するための図である。図3(A)は、本実施形態に係るガス導入配管接続構造のボトムフランジにポートブロックを取り付ける前の状態を示した図である。
図3(A)において、ボトムフランジ80と、ガス導入穴81と、溝82と、平坦部83と、溝パターン84と、ボルト穴85とが示されるとともに、ポートブロック70と、接続穴71と、雌ねじ形成部71aと、突出パターン形成面72と、ピン挿入孔73と、ピン74と、突出パターン75と、ボルト76とが示されている。
図3(A)に示すように、ポートブロック70は、ボトムフランジ80と別部品であるので、ボトムフランジ80から取り外すことが可能である。メンテナンスの際には、ガス導入配管100をポートブロック70から取り外しただけの状態で済ませる場合もあるが、ポートブロック70を更にボトムフランジ80から外して洗浄等を行う場合もある。そのような場合、ポートブロック70には、導入すべきガス種を供給するガス導入配管100に対応した所定の突出パターン75が設けられており、導入すべきガスが予め定められているため、ボトムフランジ80をどのガス導入穴81に取り付けるかも必然的に定められている。よって、本実施形態に係るガス導入配管接続構造10においては、ポートブロック70とガス導入配管100との対応を1対1にするだけでなく、ポートブロック70とボトムフランジ80のガス導入穴81との対応も1対1となるように構成している。
図3(A)において、ボトムフランジ80の側面にガス導入孔81が形成されているが、ガス導入孔81は、処理容器4内に導入するガスの種類に応じて複数個設けられる。図3においては、紙面の都合で1個のガス導入孔81しか示されていないが、実際には、所定間隔を置いて、複数個のガス導入孔81がボトムフランジ80に形成される。
ガス導入穴81は、外部から処理容器4内にガスを導入するための連通穴であるが、ガス導入穴81の近傍のボトムフランジ80の表面には、溝82が設けられる。溝82は、ポートブロック70の突出パターン75と対応するように、ピン74が突出して設けられた箇所に溝パターン84として設けられる。つまり、ピン74と対向する位置にのみ溝82が設けられるため、溝82と、溝82が設けられていない平坦部83とで、溝パターン84を形成する。
一方、ポートブロック70は、ガス導入穴81に対応した接続穴71を有するとともに、突出パターン形成面72、ピン挿入孔73及びピン74からなる突出パターン75を有するが、ピン挿入孔73は貫通孔として構成され、ピン74は、ガス導入配管100側だけでなく、ボトムフランジ80側にも突出パターン75を形成している。つまり、ピン挿入孔73に、ピン74の中点付近が支持され、ピン74が突出パターン形成面72の両面から突出した構成となっている。このような構成をとることにより、所定のガスを導入する系統には、ボトムフランジ80のガス導入穴81と、ポートブロック70と、ガス導入配管100とで共通のマッチングパターンを用いることができ、ガス供給系統全体で誤接続を防止することができる。
なお、ボトムフランジ80のガス導入穴81において、厚さ方向側面に貫通した切り欠きを形成してしまうと、ガス漏洩の原因となり得るので、ピン74の突出量よりも深い溝82をボトムフランジ80の表面に形成するに留めている。これにより、ガス導入穴81にポートブロック70が装着される際に、突出パターン75と溝パターン84が一致していれば、ピン74によりポートブロック70の装着が妨げられることは無く、また、マッチングパターンとして形成された溝82からガスの漏洩を引き起こすことも無い。
また、図3(A)の突出パターン75においては、5個の縦に配列されたピン挿入孔73のうち、上から3番目と5番目のピン挿入孔73にピン74が挿入されており、ボトムフランジ80のガス導入孔81は、その突出パターン75に対応した溝パターン84を有している。このように、突出パターン75及び溝パターン84は、種々のパターンとすることができる。
更に、図3においては、突出パターン形成面72にピン挿入穴73を配列形成し、ピン挿入穴73の所定箇所にピン74を挿入して突出パターン75を形成しているが、このような構成とせず、プレス成形等により突出パターン75を形成してもよい。
なお、ボトムフランジ80のガス導入穴81の右上及び左下(左下は図示せず)には、ボルト穴85が設けられ、ポートブロック70の右上及び左下側に設けられたボルト76を締めることにより、ポートブロック70をガス導入穴81に取り付けることが可能となっている。
図3(B)は、ポートブロックをボトムフランジのガス導入穴に装着した状態を示した図である。図3(B)に示すように、ピン74がボトムフランジ80側に突出した箇所に溝82が設けられ、突出パターン75と溝パターン84がマッチしている場合には、ピン74がボトムフランジ80の平坦面83に衝突しない構成となっている。一方、突出パターン75と溝パターン84が一致していない場合には、ピン74はボトムフランジ80の平坦面83に当たり、ポートブロック70の装着が妨げられるので、誤接続と認識され、ポートブロック70とガス導入穴81との誤接続を防止することができる。
このように、ボトムフランジ80の複数のガス導入穴81にも、ポートブロック70の突出パターン75に適合した溝パターン84を形成することにより、ポートブロック70は特定の位置にのみ接続可能となり、誤接続を防止することができる。
図4は、本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造のガス導入配管とポートブロックとの間の誤接続防止構造を説明するための図である。図4(A)は、ガス導入配管をポートブロックに接続する前の状態を示した図である。
図4(A)において、ガス導入配管100の記載は省略し、ポートブロック70への接続に関連する箇所のみを示している。具体的には、ガス導入配管100の先端に設けられたナット102、リテーナ101の先端部分及びC−リング110のみを示している。ガス導入配管100をポートブロック70に接続する際には、ナット102をポートブロック70の接続穴71に挿入してゆくが、その際、ポートブロック70に1辺に沿って形成された突出パターン75と、これに対向する切り欠きパターン115とが一致するかが確認される。
突出パターン75は、ポートブロック70のブロック表面よりも奥にあり、ポートブロック70の縦方向の1辺に沿うように形成された突出パターン形成面72上に、突出パターン形成面72に垂直であって、水平方向に突出するようにピン74が設置して設けられる。図3において説明したように、突出パターン形成面72に形成されたピン挿入孔73を貫通するようにピン74が設けられており、ガス導入配管100側にも、ボトムフランジ80側と同様の突出パターン75を形成している。具体的には、図4においては、図3で示したのと同様に、ピン挿入孔73の上から3番目と5番目にピン74が設置されている。
図4(C)は、C−リング110を単独で示した拡大斜視図である。図4(C)に示すように、C−リング110は、Cの文字のように形成された取付部111と、切り欠きパターンを形成するためのパターン形成部112とを有する。C−リング110は、例えば、金属板を加工して形成されてよい。
取付部111は、アルファベットのCの文字の形状に構成され、ナット102の頭の部分と、雄ねじ形成部103との間の円筒状の部分を囲むようにして、ナット102に回転可能に取り付けられる。パターン形成部112は、取付部111の面から、ポートブロック70側に切り欠きパターン形成面113を形成すべく、コの字状に折り曲げられて形成される。切り欠きパターン形成面113は、ナット102を締めたときに、ポートブロック70の突出パターン形成面72と対向するとともに、十分に接近できるような位置に形成される。また、切り欠きパターン形成面72の形状は、用途に応じて適切な形状を採用してよいが、突出パターン形成面72と近似した形状であることが好ましい。切り欠きパターン形成面72の形状が突出パターン形成面72と近似していると、突出パターン75に対応した切り欠きパターン115を形成するのが容易だからである。
切り欠きパターン形成面113には、切り欠き114のパターンが形成される。切り欠き114は、突出パターン形成面72と切り欠きパターン形成面113とが対向したときに、ピン74が切り欠きパターン形成面113を突き抜けるのを許容する位置に形成される。図4(C)においては、略長方形の切り欠きパターン形成面113の上下辺と平行にベルト状に切り欠き114を形成した例が示されている。これにより、互いに対応する切り欠きパターン形成面113と突出パターン形成面が接近して対向したときに、ピン74は切り欠き114の部分を突き抜けた状態となり、ガス導入配管100のポートブロック70への装着時の接近を許容する。
図4(D)は、ポートブロックにガス導入配管が装着されたときのガス導入配管の先端とポートブロックとの関係を示した図である。図4(D)に示すように、ポートブロック70よりも内側にリテーナ101の先端が入り込み、ナット102がポートブロック70と螺合して固定接続された状態では、C−リング110の切り欠きパターン形成面113の切り欠き114に、ピン74が挟み込まれたような状態となっている。これにより、ピン74は切り欠きパターン形成面113を突き抜けることができ、ガス導入配管100のポートブロック70への装着を許容する。
なお、図4(C)、(D)に示されるように、切り欠き114は、ガス導入配管100がポートブロック70に装着されたときに、突出パターン75が切り欠きパターン形成面113を突き抜けることを許容できる突き抜け許容パターンであればよいので、切り欠き114の他、貫通孔等であってもよい。また、C−リング110が金属板を折り曲げて形成した構成でなく、厚い板のように構成された場合には、十分深く掘られた溝や窪みであってもよい。
このように、切り欠きパターン115は、用途に応じて、貫通孔パターン、溝パターン、窪みパターン等で代用することができる。
図4(A)に戻る。C−リング110は、図4(C)、(D)で説明した構成を有するので、切り欠きパターン形成面113には、ピン74と一致する切り欠きパターン115が形成され、それらを合わせるようにしてガス導入配管100がポートブロック70に取り付けられる。
図4(B)は、ガス導入配管をポートブロックに接続した状態を示した図である。図4(B)に示すように、突出パターン75と切り欠きパターン115は一致し、両者の対応が正しいことを確認しながらナット102を締め込み、ガス導入配管100をポートブロック70に固定接続することができる。
図5は、本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一連の接続の流れを説明するための図である。
図5(A)は、ボトムフランジにポートブロックを接続する前の状態を示した図である。図5(A)に示すように、ボトムフランジ80の側面に設けられた複数のガス導入穴81のうち、所定のガス導入穴81に対応するポートブロック70が装着される。ポートブロック70の装着は、ガス導入穴81と接続穴71が位置合わせされ、ボルト76をボルト穴85に挿入してネジ止めすることにより行われるが、その際、ガス導入穴81の近傍の所定箇所におけるボトムフランジ80の表面に形成された溝82と平坦部83による溝パターン84と、溝パターン84と対向する箇所に設けられた突出パターン75とのパターンマッチングが行われる。なお、突出パターン75は、突出パターン形成面72に配列形成されたピン挿入孔73にピン74を挿入設置することにより形成される。
ここで、ガス導入穴81とポートブロック70との対応関係は、ガスを導入するための系統が同一ということであり、導入するガス種に応じて定められる系統である。
図5(B)は、ボトムフランジにポートブロックを接続した状態を示した図である。図5(B)に示すように、突出パターン75と溝パターン84は一致し、隙間を有して嵌合した状態となる。突出パターン75と溝パターン84が一致した場合には、ポートブロック70は、ボトムフランジ80に密着させて装着することができる。
図5(C)は、ポートブロックにガス導入配管を接続する前の状態を示した図である。なお、図5(C)においては、ガス導入配管100自体は省略し、接続に関係あるナット102よりも先のガス導入配管接続機構に関連する箇所のみ示している。
図5(C)に示すように、ポートブロック70の接続穴71にナット102を挿入してネジ止めするが、その際、ポートブロック70の突出パターン75と、C−リング110の切り欠きパターン115とのパターンマッチングが行われる。
図5(D)は、ポートブロックにガス導入配管を接続した後の状態を示した図である。図5(D)に示すように、ポートブロック70の突出パターン75にC−リング110の切り欠きパターン115がマッチし、ガス導入配管100とポートブロック70の1対1の対応関係が保たれている。
このように、本実施形態に係るガス導入配管接続構造によれば、ボトムフランジ80へのポートブロック70の装着、ポートブロック70へのガス導入配管の接続という2つの接続について、誤接続が防止され、1対1の正しい接続を行うことができる。
図6は、ガス導入配管100がボトムフランジ80に接続された状態における断面構成の一例を示した図である。図6に示すように、ガス導入配管100の先端には、リテーナ101が接続され、リテーナ101の細い部分の周囲にナット102が設けられている。また、リテーナ101の先端部は、ほぼナット102と同径であり、ナット102が先端から抜けるのを防止する。また、ナット102の先端部には、雄ねじ形成部103が設けられている。
容器フランジ部8は、処理容器4の一部であり、処理容器4のフランジ部を形成している。容器フランジ部8の内側端部には、インジェクタ12が設けられている。インジェクタ12は、処理容器4内にガスを供給するためのガスノズルである。容器フランジ部8を上下及び側面から覆うようにボトムフランジ80が設けられている。今まで説明したように、ボトムフランジ80には、ポートブロック70が設けられている。
ポートブロック70の接続穴71の内周面には、ねじ山が形成された雌ねじ形成部71aが設けられ、ナット102の外周面もねじ山が形成された雄ねじ形成部103を有し、両者のねじ山が螺合し、ポートブロック70にガス導入配管100が接続される。その際、C−リング110に形成された切り欠きパターン115と、ポートブロック70に形成された突出パターンとのパターンマッチングが行われ、誤接続が防止される。
また、容器フランジ部8とリテーナ101の先端との間には、O−リング90が設けられ、接続箇所のシールが行われている。
図7は、本発明の実施形態に係るガス導入配管接続構造を用いた熱処理装置の一例を示した図である。なお、図7において、今まで説明した構成要素と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を簡略化又は省略する。
図7において、熱処理装置は、被処理体である半導体ウエハWを収容する処理容器4を有している。ここでは、この処理容器4は、耐熱性の大きな石英により円筒体状に成形された天井に排気口を有する容器本体6により形成されており、垂直方向に起立されて縦型の処理容器4として構成されている。処理容器本体6の直径は、例えば処理されるウエハWの直径が300mmの場合には、350〜450mm程度の範囲に設定されている。
この石英製の容器本体6の下端部は開口されて、後述するようにウエハWを搬入、搬出できるようになっている。容器本体6の下端部の側壁は、肉厚に形成されると共に半径方向外方に向けて僅かに延びてリング状の容器フランジ部8が形成されている。そして、容器本体6の端部である容器フランジ部8に、処理容器4内へ必要なガスを導入する、ガス導入側のガス導入配管接続構造10が設けられている。
ガス導入配管接続構造10は、今まで説明した本実施形態に係るガス導入配管接続構造が用いられる。そして、このガス導入配管接続構造10に、石英製のインジェクタ12を貫通させるようにして設けられており、外部からガスを導入するようになっている。なお、ガス導入配管接続構造10及びインジェクタ12は、図7においては1つしか示されていないが、処理容器4内に導入するガスの種類に応じて、複数のガス導入配管接続構造10及びインジェクタ12が設けられる。例えば、ガス導入配管接続構造10及びインジェクタ12は、5〜6個程度設けられてもよい。
また、インジェクタ12へガスを供給するためにガス供給系14が設けられる。このガス供給系14はインジェクタ12へ連通される金属、例えばステンレススチール製のガス導入配管100を有しており、このガス導入配管100の途中には、マスフローコントローラのような流量制御器18及び開閉弁20が順次介設されて、処理ガスを流量制御しつつ供給できるようになっている。他の必要な処理ガスも同様に構成されたガス導入配管接続構造10を介して供給される。
容器本体6の容器フランジ部8の周辺部は、例えばステンレススチールにより形成されたベースプレート22により支持されており、このベースプレート22により容器本体6の荷重を支えるようになっている。このベースプレート22の下方は、図示しないウエハ移載機構を有するウエハ移載室24となっており、略大気圧の窒素ガス雰囲気になっている。またベースプレート22の上方は通常のクリーンルームの清浄な空気の雰囲気となっている。容器本体6内には、複数枚のウエハWを多段に所定のピッチで保持する保持手段として石英製のウエハボート26が収容されている。
このウエハボート26は、石英製の保温筒28を介してテーブル30上に載置されており、このテーブル30は、容器本体6の下端開口部を開閉する蓋部32を貫通する回転軸34の上端部に支持される。そして、この回転軸34の貫通部には、例えば磁性流体シール36が介設され、この回転軸34を気密にシールしつつ回転可能に支持している。また、蓋部32の周辺部と上記容器本体6の下端部には、例えばO−リング等よりなるシール部材38が介設されており、処理容器4内のシール性を保持している。
回転軸34は、例えばボートエレベータ等の昇降機構40に支持されたアーム42の先端に取り付けられており、ウエハボート26及び蓋部32等を一体的に昇降できるようになされている。なお、テーブル30を上記蓋部32側へ固定して設け、ウエハボート26を回転させることなくウエハWの処理を行うようにしてもよい。
また、容器本体6の端部である天井部には、開口された排気口44が設けられると共に、この排気口44にガス排出側のガスポート構造46が設けられる。そして、このガスポート構造46に、処理容器4内の雰囲気を排気する真空排気系48が接続されている。具体的には、真空排気系48は、ガスポート構造46に連結される例えばステンレススチールよりなる金属製のガス排気管50を有している。そして、このガス排気管50の途中には、開閉弁52、バタフライバルブのような圧力調整弁54及び真空ポンプ56が順次介設されており、処理容器4内の雰囲気を圧力調整しつつ真空引きできるようになっている。
処理容器4の側部には、これを取り囲むようにして加熱手段58が設けられており、この内側に位置する半導体ウエハWを加熱し得るようになっている。またこの加熱手段58の外周には、断熱材60が設けられており、この熱的安定性を確保するようになっている。
ガス排出側のガスポート構造46は、排気口44から延びて例えば直角に横方向へL字状に屈曲された石英管製のガス排気ポート62を有している。このガス排気ポート62の内径は、ガス排気管50の内径と同じに設定されている。
このように、円筒形状の処理容器4、処理容器4内に半導体ウエハWを搬入して保持するウエハボート26、加熱を行う加熱手段58、真空排気を行う真空排気系48等を備えた熱処理装置に、誤接続防止機構を有するガス導入配管接続構造10を適用することにより、ガス導入配管100を接続する際の誤接続を防止することができる。よって、メンテナンスや、新たに熱処理装置を設置する際の誤接続を確実に防止することができ、熱処理装置の安全性、信頼性を向上させることができる。
なお、図7においては、本実施形態に係るガス導入配管接続機構10を熱処理装置に適用した例を挙げて説明したが、複数のガス導入穴を有する処理容器全般に好適に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
4 処理容器
10 ガス導入配管接続構造
26 ウエハボート
58 加熱手段
70 ポートブロック
71 接続穴
71a 雌ねじ形成部
72 突出パターン形成面
73 ピン挿入孔
74 ピン
75 突出パターン
80 ボトムフランジ
81 ガス導入穴
82 溝
83 平坦部
84 溝パターン
100 ガス導入配管
101 リテーナ
102 ナット
103 雄ねじ形成部
110 C−リング
111 取付部
112 パターン形成部
113 切り欠きパターン形成面
114 切り欠き
115 切り欠きパターン

Claims (7)

  1. 処理容器内に複数種類のガスを導入するために、前記処理容器の所定のガス導入部に複数のガス導入配管を接続するガス導入配管接続構造であって、
    前記ガス導入部に、前記複数のガス導入配管に対応して設けられた複数のガス導入配管被接続部と、
    前記複数のガス導入配管の各先端に設けられ、前記ガス導入配管を前記ガス導入配管被接続部に固定接続するための複数のガス導入配管接続機構と、を有し、
    前記複数のガス導入配管被接続部及び前記複数のガス導入配管接続機構は、互いに対応する前記ガス導入配管接続機構及び前記ガス導入配管被接続部のみが1対1で接続可能な誤接続防止構造を有し、
    前記ガス導入配管接続機構は、ナットとC−リングとを含み、
    前記誤接続防止構造は、互いに対応する前記ガス導入配管被接続部に前記ガス導入配管接続機構が接続される際、前記ガス導入配管被接続部の第1の面に設けられた所定の突出パターンと、前記ガス導入配管接続機構の前記C−リングの該第1の面と対向する第2の面に設けられ、該所定の突出パターンに該第2の面を突き抜けさせる所定の突き抜け許容パターンであり、該所定の突出パターンと該所定の突き抜け許容パターンとの一致により誤接続を防止しながら前記ナットによる固定接続が可能な構造であるガス導入配管接続構造。
  2. 前記所定の突出パターンは、前記第1の面に設けられたピンからなるパターンであり、
    前記所定の突き抜け許容パターンは、前記所定の突出パターンに対応して前記第2の面に形成された切り欠きパターンである請求項1に記載のガス導入配管接続構造。
  3. 前記第1の面には、配列された複数のピン挿入孔が設けられ、
    前記ピンは、前記複数のピン挿入孔の所定箇所に挿入されて前記所定の突出パターンを形成する請求項2に記載のガス導入配管接続構造。
  4. 前記所定の突出パターン及び前記所定の突き抜け許容パターンは、互いに対応する前記複数のガス導入配管被接続及び前記複数のガス導入配管接続機構のペア毎にそれぞれ異なる請求項1乃至3のいずれか一項に記載のガス導入配管接続構造。
  5. 前記処理容器は円筒形状を有し、
    前記ガス導入部は前記処理容器の底部に設けられ、側面に複数のガス導入穴が形成されたボトムフランジであり、
    前記複数のガス導入配管被接続部は、各々が前記ガス導入配管接続機構を内嵌可能な接続穴及び前記第1の面を有し、
    前記第1の面に設けられた前記複数のピン挿入孔は貫通孔であり、該貫通孔に装着された前記ピンは前記ボトムフランジ側にも前記所定の突出パターンを形成し、
    前記ボトムフランジは、前記複数のガス導入穴の各々の近傍表面に、前記所定の突出パターンが挿入可能な所定の溝パターンを有し、
    前記複数のガス導入配管被接続部は、前記所定の突出パターンと前記所定の溝パターンとが互いに対応するように、前記複数のガス導入穴の各々に対応して設けられた請求項3に記載のガス導入配管接続構造。
  6. 前記ガス導入配管被接続部は、内周にねじ山が形成された穴状の雌ねじ形成部を有し、
    前記ガス導入配管接続機構は、該雌ねじ形成部に挿入されて螺合するねじ山が外周に形成された雄ねじ形成部を有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載のガス導入配管接続構造。
  7. 被処理体に熱処理を行う熱処理装置であって、
    円筒状の処理容器と、
    前記被処理体を前記処理容器内に保持する保持手段と、
    前記被処理体を加熱する加熱手段と、
    前記処理容器内に複数種類のガスを供給するための複数のガス供給源と、
    該複数のガス供給源から前記複数種類のガスを前記処理容器内に導入するための複数のガス導入配管と、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のガス導入配管接続構造と、を有する熱処理装置。
JP2013021790A 2013-02-06 2013-02-06 ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置 Active JP6145279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013021790A JP6145279B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013021790A JP6145279B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014152833A JP2014152833A (ja) 2014-08-25
JP6145279B2 true JP6145279B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51574898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013021790A Active JP6145279B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6145279B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176584A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 東京エレクトロン株式会社 ガス導入配管接続構造及びこれを用いた基板処理装置
JP6706901B2 (ja) * 2015-11-13 2020-06-10 東京エレクトロン株式会社 処理装置
SG11201810824UA (en) * 2016-06-03 2019-01-30 Applied Materials Inc Effective and novel design for lower particle count and better wafer quality by diffusing the flow inside the chamber
JP6550029B2 (ja) * 2016-09-28 2019-07-24 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、ノズル基部および半導体装置の製造方法
JP6663379B2 (ja) * 2017-03-17 2020-03-11 日立建機株式会社 建設機械
JP7262740B2 (ja) * 2018-11-30 2023-04-24 株式会社パロマ 配管接続構造
JP7281519B2 (ja) * 2021-09-24 2023-05-25 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法および処理容器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0780445A (ja) * 1993-09-13 1995-03-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 浄水器用継手の誤接続防止構造
JP2002081589A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Nec Kyushu Ltd 誤接続防止流体コネクタ
FR2867253B1 (fr) * 2004-03-05 2007-10-12 Staubli Sa Ets Raccord de jonction amovible et procede de raccordement correspondant
JP2007192245A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2009047213A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Asahi Breweries Ltd 接続機構
JP5104463B2 (ja) * 2008-03-28 2012-12-19 株式会社デンソー 燃料噴射装置
JP4924676B2 (ja) * 2009-08-13 2012-04-25 東京エレクトロン株式会社 ガスポート構造及び処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014152833A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6145279B2 (ja) ガス導入配管接続構造及びこれを用いた熱処理装置
CN106148916A (zh) 高温衬底基座模块及其组件
KR102131482B1 (ko) 처리 장치
US7806383B2 (en) Slit valve
JP6602230B2 (ja) 石英管保持構造及びこれを用いた熱処理装置
JP6208591B2 (ja) インジェクタ保持構造及びこれを用いた基板処理装置
US20140251209A1 (en) Support member and semiconductor manufacturing apparatus
JP2016176584A (ja) ガス導入配管接続構造及びこれを用いた基板処理装置
JP2011001995A (ja) ガスボックス
TWI617761B (zh) 管接頭方法、管接頭用零件、具備有管接頭用零件的管接頭、流體控制器、流體控制裝置以及半導體製造裝置
KR102274966B1 (ko) 가스 도입 기구 및 열처리 장치
JP2009088346A (ja) 基板処理装置
JP6471938B2 (ja) 流体供給装置、ライン保持具及び流体供給装置の製造方法
KR20100079218A (ko) 반도체 제조설비의 가스공급라인 연결장치
JP6619905B1 (ja) 基板処理装置及び方法
US11633753B2 (en) Nozzle installation jig
KR20090031814A (ko) 가스 공급 장치, 반도체 제조 장치 및 가스 공급 장치용 부품
JP7068197B2 (ja) 連続トウ処理用のゲートバルブ
KR20060108794A (ko) 급속 열처리 장치
KR20110000608U (ko) 기판 처리 장치
JPH11135447A (ja) 熱処理装置
KR20150125885A (ko) 유기금속 화학기상 증착장치의 진공 가이드
KR20060117587A (ko) 플랙서블 가스 공급 라인
KR20150125884A (ko) 유기금속 화학기상 증착장치의 노즐 유닛
KR20070025804A (ko) 자동 밸브를 갖는 반도체 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6145279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250