JP2009088346A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
基板処理装置に於いて、保守時等の蓋部の開閉が配管の切離し、接続作業なしに、行える様にし、作業の簡略化、作業時間の短縮を図り、保守時間を短縮して稼働率の向上を図る。
【解決手段】
開口部を有し、内部に基板を収納して処理する反応容器2と、該反応容器の前記開口部を気密に閉塞する蓋体5と、該蓋体に設けられ、前記反応容器内にガスを供給するガス供給部7と、前記反応容器に固定され複数のガス流路を有する第1ブロック52と、該第1ブロックと対向する様前記蓋体に固定され、該蓋体の閉塞状態で前記第1ブロックの前記複数のガス流路のそれぞれに連通する複数のガス流路を有する第2ブロック54と、該第2ブロックの前記複数のガス流路と前記蓋体の前記ガス供給部とを連結する複数の配管65とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明はシリコンウェーハ、ガラス基板等の基板に薄膜を生成する基板処理装置に関するものである。
半導体装置を製造する工程の1つに薄膜の生成、不純物の拡散、アニール処理、エッチング等の基板処理があり、斯かる基板処理は基板処理装置によって実行される。
又、基板処理装置には所定枚数の基板を一度に処理するバッチ式の基板処理装置と、基板を1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置とがある。
図7に於いて従来の基板処理装置について説明する。
気密な処理室1を画成する反応容器2は容器本体3と該容器本体3にヒンジ部4を介して開閉可能に設けられた蓋体5から構成され、該蓋体5はシャワーヘッド6を有し、該シャワーヘッド6には処理ガス供給ライン7及びラジカル供給ライン8が接続されている。図中、9はリモートプラズマ発生装置、11は開閉バルブである。
前記反応容器2には排気ポート12が設けられ、該排気ポート12には排気ライン13が接続されている。又、該排気ライン13には圧力制御手段14が設けられている。
前記処理室1にはヒータが内蔵されている基板載置台15が収納され、該基板載置台15はヒータ支持台16、昇降台17を介して昇降可能に支持されている。尚、該昇降台17の前記容器本体3の底部貫通部はベローズ18によって気密にシールされている。
前記容器本体3の側壁には基板搬入出口19が設けられ、前記基板載置台15が降下状態で図示しない搬送ロボットにより前記基板搬入出口19を通して前記基板載置台15に処理基板が載置、払出し可能となっている。
前記基板載置台15に基板が載置され、加熱され、更に前記排気ライン13を介して前記処理室1が排気され、処理圧に維持された状態で前記処理ガス供給ライン7より処理ガスが導入され、更に前記ラジカル供給ライン8よりラジカル分子が導入されることで、基板に成膜等所要の処理がなされる。
成膜処理を実行することで、前記処理室1に臨接する前記容器本体3、前記蓋体5の内面には反応生成物が付着堆積する。この為、定期的、或は所要稼働時間毎に前記蓋体5を開いて付着堆積物を除去する保守が実行される。
前記蓋体5を開閉するに伴い、前記処理ガス供給ライン7と前記蓋体5との切離しが必要となるが、従来では前記処理ガス供給ライン7の途中に連結管部21が設けられている。該連結管部21は管継手22,23を介して前記処理ガス供給ライン7に着脱可能となっており、前記蓋体5の開閉の際は、前記連結管部21を取外して行っている。
上記した従来の基板処理装置で開閉を行う場合は、前記連結管部21の着脱が必要となるが、該連結管部21の着脱に伴い、前記処理ガス供給ライン7に取付けているヒータの着脱が必要となり、又前記管継手22,23の着脱はボルト、ナットの着脱作業が伴い、更に前記管継手22,23毎に気密を保持する為のシール、シール作業が必要となり、作業は繁雑である。更に、前記処理ガス供給ライン7は通常複数のガス供給管で構成されており、前記連結管部21の着脱作業は1本1本の作業となり、繁雑で時間を要するものとなっていた。
本発明は斯かる実情に鑑み、保守時等の蓋部の開閉が配管の切離し、接続作業なしに、行える様にし、作業の簡略化、作業時間の短縮を図り、保守時間を短縮して稼働率の向上を図るものである。
本発明は、開口部を有し、内部に基板を収納して処理する反応容器と、該反応容器の前記開口部を気密に閉塞する蓋体と、該蓋体に設けられ、前記反応容器内にガスを供給するガス供給部と、前記反応容器に固定され複数のガス流路を有する第1ブロックと、該第1ブロックと対向する様前記蓋体に固定され、該蓋体の閉塞状態で前記第1ブロックの前記複数のガス流路のそれぞれに連通する複数のガス流路を有する第2ブロックと、該第2ブロックの前記複数のガス流路と前記蓋体の前記ガス供給部とを連結する複数の配管とを有する基板処理装置に係るものである。
本発明によれば、開口部を有し、内部に基板を収納して処理する反応容器と、該反応容器の前記開口部を気密に閉塞する蓋体と、該蓋体に設けられ、前記反応容器内にガスを供給するガス供給部と、前記反応容器に固定され複数のガス流路を有する第1ブロックと、該第1ブロックと対向する様前記蓋体に固定され、該蓋体の閉塞状態で前記第1ブロックの前記複数のガス流路のそれぞれに連通する複数のガス流路を有する第2ブロックと、該第2ブロックの前記複数のガス流路と前記蓋体の前記ガス供給部とを連結する複数の配管とを有するので、蓋体の開閉動作により蓋体とガス供給ラインとの継断が行われ、煩雑な配管作業が必要なくなり、リークチェック箇所の減少、配管加熱手段の着脱が不要となり、作業性が向上し、保守性が向上し、又作業時間の短縮に伴い稼働率が向上する等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
先ず、図1〜図4に於いて本発明に係る基板処理装置の一例について説明する。
尚、図中、図7中で示したものと同等のものには同符号を付してある。又、図3、図4中、リモートプラズマ発生装置9の図示は省略している。
反応容器2は容器本体3と開閉可能な蓋体5とで構成され、該蓋体5はヒンジ部4を介して開閉可能となっており、前記容器本体3と前記蓋体5とはボルト等の固着具によって固定される。前記容器本体3と前記蓋体5との接合面にはOリング等のシール部材25が設けられ、気密にシールされる。前記容器本体3と前記蓋体5とで内部に処理室1が形成され、前記容器本体3には排気ライン13が接続され、又前記蓋体5には処理ガス供給ライン7及びラジカル供給ライン8が接続されている。尚、前記処理ガス供給ライン7は複数の配管によって構成されるが、図示では便宜上1本の管で示している。
前記容器本体3の底部を遊貫して昇降台17が設けられ、該昇降台17にヒータ支持台16が支持され、該ヒータ支持台16の上部は基板載置台15となっており、該基板載置台15内部に加熱ヒータ26が封入され、前記基板載置台15はヒータカバー27により覆われている。前記ヒータ支持台16、前記基板載置台15としては基板の金属汚染を防止する為、非金属であることが望ましく、例えば石英、窒化アルミ等が用いられ、又前記加熱ヒータ26としては、タングステン、カーボン、モリブデン等が用いられる。前記基板載置台15の加熱温度は気密に設けられた熱電対等の温度検出手段(図示せず)によって検出される。
前記昇降台17は昇降機構(図示せず)により支持され、昇降可能となっており、前記昇降台17の貫通部はベローズ18によって気密となっている。前記ヒータカバー27には基板、例えばウェーハ28が載置される。
前記容器本体3の底面には、少なくとも3本の基板支持ピン(図示せず)が立設され、該基板支持ピンは前記昇降台17が降下した状態で、前記基板載置台15、前記ヒータカバー27を貫通して上方に突出し、ウェーハ28を支持する様になっている。前記基板支持ピンとしては、ウェーハ28を汚染しない、耐熱性に優れた材質が用いられ、例えば石英等非金属であることが好ましい。又、前記基板支持ピンの接触部の温度斑を考慮して、先端の直径は、例えば0.8mm以下が好ましい。
前記容器本体3の1つの側壁には基板搬入出口19が設けられ、該基板搬入出口19を通して図示しない基板移載装置によりウェーハ28が搬入、搬出される様になっており、前記基板搬入出口19はゲート弁29によって気密に閉塞される。又、前記容器本体3の他の側壁には排気口31が設けられ、該排気口31には前記排気ライン13が接続されている。該排気ライン13には圧力調整弁等の圧力制御手段14が設けられ、前記排気ライン13は図示しない真空ポンプに接続されている。
前記容器本体3の内部には、前記ヒータカバー27の周囲を囲む様に、前記処理室1を上下に仕切るコンダクタンスプレート32が設けられ、該コンダクタンスプレート32と前記ヒータカバー27との間には所要のコンダクタンスを有する様に隙間が形成されている。
前記蓋体5には前記ラジカル供給ライン8、開閉バルブ11、リモートプラズマ発生装置9が設けられており、該リモートプラズマ発生装置9は高周波電極を具備し、アルゴン、酸素等のプラズマ発生用ガス種が供給され、前記高周波電極に高周波電力を印加することでプラズマが発生され、プラズマによって酸素ラジカルが生成され、該酸素ラジカルは前記ラジカル供給ライン8、前記開閉バルブ11を介して前記処理室1に供給される。尚、前記リモートプラズマ発生装置9は前記開閉バルブ11によって切離しが可能となっている。
前記処理ガス供給ライン7は、前記反応容器2に設けられた配管連結装置33を介して前記処理室1に気密に接続されている。
又、該配管連結装置33は、後述する様に、前記容器本体3側と前記蓋体5側とに2分割される構造となっており、一方は前記蓋体5と一体に回動可能であり、又他方は前記容器本体3側に固定されている。前記配管連結装置33は、前記蓋体5の開閉動によって、連通、分断する様になっている。
前記処理ガス供給ライン7は原料ガスAの液化ガスを貯溜するA原料タンク34、原料ガスBの液化ガスを貯溜するB原料タンク35を有している。尚、3種類の原料を使う場合は、原料ガスCの液化ガスを貯溜するC原料タンク(図示せず)を設け、又、酸化剤としてH2 Oを用いる場合には、前記A原料タンク34、前記B原料タンク35と同様のタンクを設け、それぞれ前記処理室1に供給可能な構造とする。
前記A原料タンク34、前記B原料タンク35は、それぞれ図示しないヒータを具備しており、原料の蒸気圧、貯溜部の温度に合せて加熱可能となっている。又、前記A原料タンク34、前記B原料タンク35には原料輸送ガスを導入する原料輸送ガス供給管36,37が接続されている。該原料輸送ガス供給管36,37の先端部は液体原料中に液没されている。又、原料輸送ガスとしては非反応性ガス、例えば窒素ガス、アルゴンガス等が使用される。尚、前記C原料タンクも前記A原料タンク34、前記B原料タンク35と同様の構成となっている。
前記A原料タンク34にはA原料ガス供給管38が接続され、前記B原料タンク35にはB原料ガス供給管39が接続されている。前記A原料ガス供給管38、前記B原料ガス供給管39にはそれぞれA原料用バルブ41、B原料用バルブ42が設けられ、前記A原料用バルブ41、前記B原料用バルブ42の上流側にはそれぞれA原料排気管43、B原料排気管44が連通され、前記A原料排気管43、前記B原料排気管44にはそれぞれA原料排気用バルブ45、B原料排気用バルブ46が設けられている。又、前記A原料ガス供給管38、前記B原料ガス供給管39の前記A原料用バルブ41、前記B原料用バルブ42の下流側にそれぞれ希釈ガスライン47,48が連通され、該希釈ガスライン47,48にはそれぞれ希釈ガス用バルブ49,50が設けられている。尚、前記C原料ガス供給管(図示せず)も、前記A原料ガス供給管38、前記B原料ガス供給管39と同様の構成となっている。
前記配管連結装置33について、図3〜図6を参照して説明する。
前記容器本体3の外側面に第1ブロック52が固着され、該第1ブロック52には複数の第1流路53が穿設されている。前記第1ブロック52に対応する様に前記蓋体5に第2ブロック54が固着され、該第2ブロック54には前記第1流路53と対応する様に複数の第2流路55が穿設されている。
前記第1ブロック52と前記第2ブロック54とは前記蓋体5が前記容器本体3を閉塞した状態で、前記第1ブロック52の第1ブロック接合面56と前記第2ブロック54の第2ブロック接合面57を介して合体する様になっており、合体した状態で、各第1流路53の上端開口53aと前記第1流路53に対応する各第2流路55の下端開口55aとが合致する。
前記第1ブロック接合面56の各第1流路53の上端開口53a毎にシール部材、例えば第1Oリング58を設け、更に全ての上端開口53aを囲む様にシール部材、例えば第2Oリング59を設け、前記第1Oリング58、前記第2Oリング59は前記第1ブロック接合面56と前記第2ブロック接合面57が接合した状態で、所要の圧縮変形をする様に設定される。例えば、前記第1Oリング58と、前記第2Oリング59の面圧が等しくなる様に、或は圧縮代が等しくなる様に、或は外側の前記第2Oリング59の圧縮代が内側の前記第1Oリング58より大きくなる様にする等である。
又、前記容器本体3と前記蓋体5間の接合面も前記シール部材25によりシールされるが、前記蓋体5の閉塞状態で、前記第2Oリング59と前記シール部材25の面圧を同一とする、或は圧縮代を同一とする。
尚、図5では、前記第1ブロック接合面56と前記第2ブロック接合面57との接合面、前記容器本体3と前記蓋体5の接合面は面一となっているが、段差が有ってもよい。
前記第1ブロック接合面56の前記第2Oリング59で囲まれる領域の内側で前記第1Oリング58の外側に連通する様にガス漏れ検出導路61を穿設し、該ガス漏れ検出導路61は図示しない吸引装置に接続する。尚、前記ガス漏れ検出導路61は前記排気ライン13に接続されてもよい。前記第1Oリング58、前記第2Oリング59を2重に設けることで、ガスの漏洩に対して安全性が向上するが、上記した様にガス漏れを検知することで更に安全性が向上する。又、前記ガス漏れ検出導路61を介して吸引し、前記第1Oリング58と前記第2Oリング59との間を負圧にするだけでも安全性は向上する。
前記ガス漏れ検出導路61にはガス検知器62が設けられ、該ガス検知器62によって前記ガス漏れ検出導路61を介しガスが漏洩しているかどうかが検出される。
前記蓋体5には、ガス供給部が設けられ、該ガス供給部は前記蓋体5の上面に設けられる弁ユニット63、該弁ユニット63からシャワーヘッド6にガスを導入するガス供給口64を有する。
前記弁ユニット63と前記第2ブロック54との間には複数の接続配管65が設けられる。前記弁ユニット63は、前記第2流路55と同数の流量制御弁を有し、又前記接続配管65も前記第2流路55と同数からなり、個々の前記弁ユニット63と対応する前記第2流路55とが前記接続配管65によって接続される。
前記第1ブロック52の側面、前記第2ブロック54の側面にはそれぞれ個別にヒータ(図示せず)が設けられ、前記第1ブロック52、前記第2ブロック54は使用されるガスに応じ、液化、或は析出しない温度に加熱される。
前記蓋体5は前記容器本体3に対してボルト(図示せず)により固着されるが、前記第1ブロック52と前記第2ブロック54とも所定の固定手段により、個別に固着される。
固定手段としては、一般的なボルトであってもよいが、図5、図6に示される固定手段72を用いることで、簡便に着脱が可能となる。該固定手段72について説明する。
前記第1ブロック52の上端部に凹部66aが形成され、U字形の固定支持片66が水平に突設され、前記第2ブロック54の下端部に凹部67aが形成され、U字形の受け支持片67が水平に突設され、該受け支持片67は前記固定支持片66に対向する様に配置される。
前記凹部66aに端部が収納される回動ボルト68がピン69を介して前記固定支持片66に回転自在に設けられる。前記回動ボルト68は回転により上端部が前記凹部67aに嵌脱可能であり、又前記回動ボルト68の上端部にはワッシャ71を介してナット70が螺合している。尚、前記回動ボルト68は前記ピン69を介し上側の前記受け支持片67に取付けてもよい。
図5、図6の様に前記蓋体5が閉塞され、前記回動ボルト68の上端部が前記凹部67aに嵌合され、前記ナット70を締込むことで、前記固定支持片66と前記受け支持片67が前記回動ボルト68によって固定される。尚、該回動ボルト68による固定で、前記第1Oリング58、前記第2Oリング59を確実に圧縮でき、前記第1流路53、前記第2流路55間のシール、前記第1ブロック接合面56、前記第2ブロック接合面57間のシールが確実に行える。
取外す場合は、前記ナット70を緩め、前記回動ボルト68を回転することで、前記凹部67aから前記回動ボルト68の上端が外れ、前記固定支持片66と前記受け支持片67間の固定が解除される。
前記固定支持片66、前記受け支持片67の固定解除が、ボルトの抜脱を伴わないので、簡単に行える。
以下、基板処理、例えばALD成膜処理について説明する。
前記蓋体5は前記容器本体3に気密に固定され、前記第1ブロック52と前記第2ブロック54とは前記固定手段72によって気密に固定される。
前記昇降台17が降下し、基板支持ピン(図示せず)が前記基板載置台15より上方に突出した状態で、前記ゲート弁29が開かれ、図示しない基板移載機により前記基板搬入出口19よりウェーハ28が前記処理室1に搬入され、前記基板支持ピンに載置される。前記基板移載機が退出し、前記ゲート弁29により前記基板搬入出口19が閉塞され、前記昇降台17が上昇するとウェーハ28は前記ヒータカバー27上に載置され、基板処理位置に位置決めされる。
前記基板載置台15内部に封入された前記加熱ヒータ26によりウェーハ28が加熱され、前記排気ライン13により前記処理室1が排気され、該処理室1に原料ガスが導入可能となる。
原料A、原料Bはそれぞれ前記A原料タンク34、前記B原料タンク35に液体状態で封入されており、前記処理室1へは気化させたガスが原料輸送ガスと共に供給される。
前記原料輸送ガス供給管36,37から原料輸送ガスがそれぞれ原料A、原料B中に供給され、バブリングにより原料が気化される。尚、バブリングさせずに前記A原料タンク34、前記B原料タンク35内で気化されたものを原料輸送ガスにより搬送する様にしてもよい。
気化した原料ガスは流量が安定する迄、前記A原料用バルブ41、前記B原料用バルブ42を閉じ、前記A原料排気用バルブ45、前記B原料排気用バルブ46を開いて前記A原料排気管43、前記B原料排気管44を介して排気する。
成膜開始と共に前記A原料用バルブ41を開き、前記A原料排気用バルブ45を閉じて、原料ガスAを前記A原料ガス供給管38を介して前記処理室1に導入する。原料の供給時間としては、例えば、0.1sec〜3.0sec程度である。
前記処理室1のウェーハ28に原料ガスAが供給された後、原料ガスAは前記ヒータカバー27の周囲の隙間を通って前記排気口31を介して前記排気ライン13により排気される。尚、前記処理室1の圧力は前記圧力制御手段14により一定に保持される。
原料ガスAの供給によりウェーハ28の表面に原料ガスAが吸着する。原料ガスAの供給を終了すると同時に前記A原料用バルブ41を閉じ前記A原料排気用バルブ45を開いて、前記処理室1への原料ガスAの供給を停止すると共に原料ガスは前記A原料排気管43より排気される。
次に、前記B原料用バルブ42を開き、前記B原料排気用バルブ46を閉じて、前記B原料ガス供給管39を介して原料ガスBを前記処理室1に所定時間供給する。原料ガスBの供給により、ウェーハ28の表面に原料ガスBが吸着する。
原料ガスBの供給停止については原料ガスAの場合と同様に行う。尚、原料ガスAの供給と原料ガスBの供給は、両原料を混合させても反応が生じない場合は同時に行ってもよい。
次に、前記処理室1に酸化剤を所定時間供給する。酸化剤の供給により、ウェーハ28の表面に吸着した原料ガスA,Bと酸化剤とが反応し、ウェーハ28上に膜が形成される。その後、酸化剤の供給を停止し、残留ガスの希釈、濃度低減を行う。
上記したALD成膜工程に於いて、絶縁膜を生成する場合では、Hf系、Al系原料の他に、酸化剤としてH2 O、O3 等によって膜を生成することとなる。又、前記リモートプラズマ発生装置9等を用いてOラジカルを生成し、酸化剤として前記処理室1に導入する場合もある。本実施の形態に於ける図1の基板処理装置は前記リモートプラズマ発生装置9を用いる場合のものである。該リモートプラズマ発生装置9は、高周波電力を印加してプラズマを発生する構造を有しており、印加する周波数帯としては、例えば、400KHz〜13.56MHzである。
又、ALD成膜工程では、[(原料ガス供給)→(配管+処理室)希釈→酸化剤供給→(配管+反応室)希釈]の4工程が1サイクルとして所望の膜厚となる迄、所要サイクル繰返し、ウェーハ28を処理する。
1サイクルの膜厚としては、処理条件により変化するが、概して0.3Å〜1.0Å程度である。
具体例として、ウェーハ28上にAl2 O3 膜を形成する場合は、A原料として例えば、TMAを用いる。又、複数の金属元素、半導体元素から構成される膜、例えば、HfSiOx(ハフニウムシリケート)、HfAlOx(ハフニウムアルミネート)等を成膜する場合は、A原料としてTMA、B原料としてHf(OtBu)4 、Hf(Nme2 )4 、Hf(Net2 )4 等が挙げられる。
この場合、酸化剤としてOラジカルを用いる場合は前記リモートプラズマ発生装置9、前記開閉バルブ11が設けられた前記ラジカル供給ライン8を用いて酸化剤を供給し、H2 O、O3 を用いる場合は、酸化剤供給ラインが別途追加される。
尚、基板処理中での前記第1ブロック52、前記第2ブロック54間のガス漏れについては、前記ガス検知器62によって監視され、該ガス検知器62によってガス漏れが検出された場合には、基板処理装置の制御装置(図示せず)によって、表示部に警告表示がされ、或は警告音が発せられる。
基板処理毎に、或は所定期間経過毎に前記処理室1の清掃等保守作業が行われる。
保守作業は、前記蓋体5を固定しているボルト(図示せず)を取外し、前記固定手段72を解除して、前記蓋体5を回動させ、前記容器本体3の上端を開放して行われる。
前記蓋体5を回動することで、前記第2ブロック54が前記蓋体5と一体に回動し、前記第1ブロック52から離反する。
前記第2ブロック54と前記第1ブロック52の離反によって、前記第1流路53と前記第2流路55とが分離切断される。即ち、可動側の前記接続配管65と固定側の前記処理ガス供給ライン7との切離しが、個々の配管を人手により分離することなく実行される。
保守作業が完了した場合、前記蓋体5を閉鎖する。該蓋体5の閉鎖によって、前記第2ブロック54と前記第1ブロック52とが密着し、又前記第1Oリング58、前記第2Oリング59によってシールされ、前記第1流路53と前記第2流路55とが気密に連通する。
前記第1ブロック52、前記第2ブロック54に設けられるヒータの加熱温度としては、比較的低温(<100℃)の場合と比較的高温(150℃〜180℃)の場合とがあり、TMA等の蒸気圧が比較的高い原料(蒸気圧8Torr、20℃)については、加熱温度は100℃で充分であり、テープヒータ、例えばシリコンラバーヒータ等によって加熱される。Hf(MMP)4 (Tetrakis(1−Methoxy−2−methyl−2−propoxy)Hafnium)の様に比較的蒸気圧の低い原料(蒸気圧0.6Torr、134℃)では処理ガスの流路を150℃に加熱する。
尚、本発明では、配管途中で切離しするのではないので、配管に設けたヒータを保守の度に取外す必要がなく、保守作業性を向上させることができる。
本発明では、処理室1の保守、管理作業毎の煩雑な配管着脱作業を簡略化でき、又配管接続箇所が少なくなり、リークチェック箇所の減少、配管加熱手段の着脱が不要となり、保守性が向上する。
(付記)
又、本発明は以下の実施の態様を含む。
(付記1)基板処理装置に用いられ、基板を収納し、内部を真空にする反応容器と、該反応容器の開口部をシール部材を介して気密に閉塞する蓋体と、前記反応容器に固定された第1ブロックと、前記蓋体に固定された第2ブロックと、該第2ブロックと前記反応容器内にガスを導入するガス供給部とを接続する接続配管と、前記第1ブロックに接続される処理ガス供給ラインとを有し、該処理ガス供給ラインと前記接続配管は前記第1ブロックと前記第2ブロックを介して連通することを特徴とする基板処理装置。
(付記2)前記第1ブロック、前記第2ブロックにはそれぞれガス流路が穿設され、前記第1ブロック、前記第2ブロック間の接合面には前記ガス流路をシールする第1Oリングと、該第1Oリングを囲繞し、前記接合面をシールする第2Oリングが設けられた付記1の基板処理装置。
(付記3)前記第2Oリングと、前記反応容器と前記蓋体間に設けられるOリングとの圧縮代が同じである付記2の基板処理装置。
(付記4)前記容器本体に設けられたU字形の固定支持片と、前記蓋体に設けられたU字形の受け支持片と、前記固定支持片、前記受け支持片のいずれか一方に回転可能に設けられ、他方に嵌合可能な回動ボルトとを具備し、嵌合した状態でナットを螺着して前記固定支持片、前記受け支持片を固定する固定手段を有する付記1の基板処理装置。
(付記5)前記第1ブロックと前記第2ブロックにヒータが設けられ、該ヒータにより前記ガス流路を均一に加熱する様にした付記1の基板処理装置。
本発明の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に於ける処理炉の断面を示す概略図である。 該処理炉の斜視図である。 該処理炉に於いて、蓋体を開いた状態の斜視図である。 図3のA矢視図である。 前記処理炉に於ける固定手段の拡大斜視図である。 従来の処理炉の断面を示す概略図である。
符号の説明
1 処理室
2 反応容器
3 容器本体
5 蓋体
6 シャワーヘッド
7 処理ガス供給ライン
8 ラジカル供給ライン
13 排気ライン
15 基板載置台
25 シール部材
28 ウェーハ
33 配管連結装置
52 第1ブロック
53 第1流路
54 第2ブロック
55 第2流路
56 第1ブロック接合面
57 第2ブロック接合面
58 第1Oリング
59 第2Oリング
61 ガス漏れ検出導路
62 ガス検知器
63 弁ユニット
64 ガス供給口
65 接続配管
66 固定支持片
67 受け支持片
72 固定手段

Claims (1)

  1. 開口部を有し、内部に基板を収納して処理する反応容器と、該反応容器の前記開口部を気密に閉塞する蓋体と、該蓋体に設けられ、前記反応容器内にガスを供給するガス供給部と、前記反応容器に固定され複数のガス流路を有する第1ブロックと、該第1ブロックと対向する様前記蓋体に固定され、該蓋体の閉塞状態で前記第1ブロックの前記複数のガス流路のそれぞれに連通する複数のガス流路を有する第2ブロックと、該第2ブロックの前記複数のガス流路と前記蓋体の前記ガス供給部とを連結する複数の配管とを有することを特徴とする基板処理装置。
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