JP2014041906A - ガス処理装置 - Google Patents

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正 岡
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Abstract

【課題】装置のメンテナンス作業を簡素化でき、生産性の向上を実現することができるガス処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るガス処理装置100は、チャンバ本体10と、天板ユニット30と、ガス供給ライン50とを具備する。チャンバ本体10は、内部空間11を形成する周壁部12を有する。天板ユニット30は、内部空間11へプロセスガスを噴出可能なガスヘッド41を有し、周壁部12に取り付けられる。ガス供給ライン50は、第1の流路部51と、第2の流路部52とを有する。第1の流路部51は、周壁部12の内部に設けられ、プロセスガスの供給源70と接続される。第2の流路部52は、天板ユニット30に設けられ、天板ユニット30が周壁部12に取り付けられることで第1の流路部51とガスヘッド41との間を相互に接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば成膜処理に使用されるガス処理装置に関する。
例えばプラズマCVD装置は、原料ガスや反応ガス等の複数種のプロセスガスを真空チャンバ内に導入し、当該プロセスガスのプラズマを形成して基板上に反応生成物を堆積させる成膜装置の1つである。例えば下記特許文献1には、真空槽内部に設置されたシャワープレートと真空槽外部に設置されたガス供給源との間を接続する配管を備えた真空処理装置が記載されている。
一方、プラズマCVD装置においては、高品質の成膜を安定して実施するために真空チャンバの内部を定期的にメンテナンスする必要がある。この場合、典型的には、シャワープレート等を含むガスヘッドを真空チャンバから取り外してクリーニングや交換等の必要な処理を実行していた。
特許第4570732号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、真空槽からシャワープレートを取り外す際に、シャワープレートとガス供給源との間を連絡する配管系の接続を解除する必要がある。このためメンテナンス終了後、配管系を再接続する作業と、ヘリウムガス等を用いた配管系のリークテストの実施が必要となり、生産性を向上させることが困難であった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、装置のメンテナンス作業を簡素化でき、生産性の向上を実現することができるガス処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るガス処理装置は、チャンバ本体と、天板ユニットと、ガス供給ラインとを具備する。
上記チャンバ本体は、内部空間を形成する周壁部を有する。
上記天板ユニットは、上記内部空間へプロセスガスを噴出可能なガスヘッドを有し、上記周壁部に取り付けられる。
上記ガス供給ラインは、第1の流路部と、第2の流路部とを有する。上記第1の流路部は、上記周壁部の内部に設けられ、上記プロセスガスの供給源と接続される。上記第2の流路部は、上記天板ユニットに設けられ、上記天板ユニットが上記周壁部に取り付けられることで上記第1の流路部と上記ガスヘッドとの間を相互に接続する。
本発明の一実施形態に係るガス処理装置の構成を示す概略側断面図である。 上記ガス処理装置においてチャンバ本体と天板ユニットとが分離された状態を示す概略側断面図である。 上記チャンバ本体の平面図である。 上記ガス処理装置のガス供給ラインを構成する混合タンクの内部構造を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係るガス処理装置は、チャンバ本体と、天板ユニットと、ガス供給ラインとを具備する。
上記チャンバ本体は、内部空間を形成する周壁部を有する。
上記天板ユニットは、上記内部空間へプロセスガスを噴出可能なガスヘッドを有し、上記周壁部に取り付けられる。
上記ガス供給ラインは、第1の流路部と、第2の流路部とを有する。上記第1の流路部は、上記周壁部の内部に設けられ、上記プロセスガスの供給源と接続される。上記第2の流路部は、上記天板ユニットに設けられ、上記天板ユニットが上記周壁部に取り付けられることで上記第1の流路部と上記ガスヘッドとの間を相互に接続する。
上記ガス処理装置において、ガス供給源は、チャンバ本体の周壁部に内蔵された第1の流路部に接続され、ガスヘッドは、天板ユニットに設けられた第2の流路部に接続される。したがってチャンバ本体からの天板ユニットの着脱作業によって、ガスヘッドをチャンバ本体及びガス供給源へ接続し、あるいは、チャンバ本体及びガス供給源との接続を解除することが可能となる。またメンテナンス終了後は、チャンバ本体の内部空間の真空到達圧力を評価することでガス供給ラインのリークの有無を確認することができる。
したがって上記ガス処理装置によれば、装置のメンテナンス作業を簡素化できる。またメンテナンスに要する時間が短くなるため、生産性の向上を実現することができる。
上記ガス処理装置は、典型的には、真空処理装置として構成される。真空処理装置としては、成膜装置、エッチング装置、熱処理装置等の各種表面処理装置が含まれる。成膜装置としては、プラズマCVD装置、熱CVD装置、MOCVD装置、スパッタ装置、真空蒸着装置、イオンプレーティング装置等が挙げられる。
プロセスガスとしては、原料ガス、反応ガス等を含む成膜用のガス、エッチング用のガス、プラズマ形成用のガス等が含まれる。成膜用のガスは、目的とする成膜材料によって適宜選択され、例えば、シリコン酸化膜を形成する場合には、原料ガスとしてTEOS(テトラエトキシシラン)、HMDSO(ヘキサメチルジシロキサン)等の有機原料ガスが、反応ガスとして酸素が用いられる。
上記ガス処理装置は、上記周壁部と上記天板ユニットとの間に配置され、上記第1の流路部と上記第2の流路部との接続部を密封するシール部材をさらに具備してもよい。これにより上記接続部のシール性を高めることができる。また、第1の流路部と第2の流路部との接続あるいは分離作業が容易となると共に、天板ユニットの着脱作業性を向上させることができる。
上記ガス処理装置は、上記周壁部と上記ガスヘッドとを加熱可能な加熱源をさらに具備してもよい。これによりガス供給ライン及びガスヘッドの内壁面に上記プロセスガスの析出物や反応生成物の付着を抑制することができる。
上記第1及び第2の流路部は、各々並列的に形成された複数の流路をそれぞれ含んでもよい。これにより例えば原料ガスと反応ガスのように異なる複数種のプロセスガスを異なる流路を介してガスヘッドへ導入することが可能となり、ガス供給ライン上での原料ガスの反応を回避することができる。
この場合、上記ガス供給ラインは、上記ガスヘッドと上記第2の流路部との間に接続された、上記複数の流路を介して供給される複数種のプロセスガスを混合する混合タンクを含んでもよい。これによりチャンバ本体の内部空間へ原料ガスと反応ガスとの混合ガスを均一に供給することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るガス処理装置を示す概略断面図である。本実施形態のガス処理装置100は、基板W上にシリコン酸化膜(SiOx)を成膜するためのプラズマCVD装置として構成される。
ガス処理装置100は、チャンバ本体10と、天板ユニット30と、ガス供給ライン50とを有する。
図2は、チャンバ本体10と天板ユニット30とを分離して示すガス処理装置100概略断面図である。図3は、チャンバ本体10の平面図である。
[チャンバ本体]
チャンバ本体10は、直方体形状の内部空間11を形成する周壁部12と、底壁部13とを有する。チャンバ本体10は例えばアルミニウム合金等の金属材料で形成され、周壁部12及び底壁部13は一体的に構成される。
内部空間11には、基板Wを支持するためのステージ14が設置されている。ステージ14の形状は、基板Wの形状や大きさに応じて適宜設定可能であり、本実施形態では基板Wよりもやや大きな矩形状に形成される。
基板Wは、典型的には、矩形のガラス基板で構成されるが、これに限られず、半導体基板や各種セラミック基板等が採用可能である。基板Wの大きさも特に限定されない。
ステージ14は、基板Wを所定温度に加熱可能な加熱源を内蔵してもよい。加熱源としては、ヒータ、温水循環通路等が採用可能である。またステージ14は、内部空間11において上下方向に移動可能に構成されてもよい。
ステージ14は主として金属材料で形成され、アノード電極として機能する。ステージ14は、アースライン16を介してチャンバ本体10の底壁部13に電気的に接続されている。
チャンバ本体10の周壁部12には、真空ポンプPに接続される排気口12aが形成されており、排気口12aを介して内部空間11が真空排気可能に構成される。
ガス処理装置100、チャンバ本体10の周壁部12を所定温度に加熱するための加熱源20を有する。加熱源20は、周壁部12に内蔵された循環通路21と、循環通路21へ所定温度の温水を供給する供給ユニット22とを有する。循環通路21は、周壁部12の内部に埋設された配管、又は、周壁部12の内部に形成された通孔で構成される。一方、周壁部12の表面に巻き付けられたヒータや温水循環パイプ等によって、上記加熱源が構成されてもよい。
[天板ユニット]
天板ユニット30は、蓋体31と、蓋体31の内部に配置されたガスヘッド41とを有する。天板ユニット30は、チャンバ本体10の周壁部12に対して着脱可能に構成されている。
蓋体31は、金属材料で構成される。蓋体31と周壁部12との間にはシールリング36が装着されている。シールリング36は、周壁部12の上面に形成された環状溝に配置される。天板ユニット30は、チャンバ本体10の開口部10aを被覆するようにシールリング36を介して周壁部12の上面に取り付けられる。
ガスヘッド41は、電極板42と、シャワープレート43と、枠部材44とを有する。枠部材44は、電極板42とシャワープレート43との間に配置され、電極板42とシャワープレート43との間にガス貯留室45を形成する。
シャワープレート43は、面内に所定の大きさの複数の貫通孔を有する金属板で形成され、ガス貯留室45に貯留されたガスをステージ14上の基板Wへ向けて各貫通孔から均一に噴出させる。
ガス処理装置100は、ガスヘッド41を所定温度に加熱するための加熱源を有する。上記加熱源は、電極板42の上面に取り付けられた循環通路46と、循環通路46へ所定温度の温水を供給する供給ユニットとを有する。循環通路46は、例えば金属配管で形成され、配管の伝熱作用により電極板42を加熱する。循環通路46は、電極板42の上面で蛇行あるいは渦巻き状に巻回するように引き回される。
上記供給ユニットには、チャンバ本体10の加熱源20を構成する供給ユニット22が用いられる。すなわち本実施形態では、一台の供給ユニット22で循環通路21,46へ温水を供給するように構成されている。これに限られず、循環通路46へ温水を供給する供給ユニットが別途設けられてもよい。
[ガス供給ライン]
ガス供給ライン50は、ガス源70とガスヘッド41との間に接続され、ガス源70からガスヘッド41へ成膜用のプロセスガスを供給する。ガス供給ライン50は、第1の流路部51と、第2の流路52(52a,52b)とを有する。
第1の流路部51は、チャンバ本体10の周壁部12の内部に設けられる。第1の流路部51の一端はガス源70に接続され、その他端はチャンバ本体10の周壁部12の上面12aに臨んでいる。第1の流路部51は、周壁部12の内部に形成された通孔で構成されてもよいし、周壁部12の内部に埋設された配管で構成されてもよい。
第1の流路部51は、加熱源20により周壁部12と共に所定温度に加熱される。これにより第1の流路部51を通過するプロセスガス(例えば成膜ガス、反応ガス)の液化あるいは固化を阻止し、安定した流量でガスヘッド41へプロセスガスを供給することができる。第1の流路部51の加熱温度は特に限定されず、ガスの種類、蒸気圧等に応じて適宜設定可能である。
本実施形態において第1の流路部51は、チャンバ本体10の底部から周壁部12の上面12aに向かって直線的に形成される。これに限られず、流路部51は、例えば、周壁部12の全周にわたってステージ14を囲むようにスパイラル状に形成されてもよいし、周壁部12の一部の領域内で蛇行するように形成されてもよい。
第1の流路部51は、単数の流路で構成される場合に限られず、各々並列的に形成された複数の流路で構成されてもよい。本実施形態において第1の流路部51は、2本の流路51a,51bで構成され、一方の流路51aは第1のガス供給源71に、他方の流路51bは第2のガス供給源72にそれぞれ接続される。
上述のように本実施形態のガス処理装置100は、プラズマCVD法により基板W上にシリコン酸化膜を形成する成膜装置として構成される。シリコン酸化膜の成膜用ガスとしては種々の原料が採用可能であるが、本実施形態では、TEOS(テトラエトキシシラン)/O2の混合ガス、HMDSO(ヘキサメチルジシロキサン)/O2の混合ガス等が用いられる。
TOESやHMDSOは、液状の有機原料を気化してガスヘッド41へ導入される。本実施形態において第1のガス供給源71は、TEOSやHMDSO等の液体原料を貯留するタンク71aと、上記液体原料のガス流量を制御するMFC(マスフローコントローラ)71bと、開閉弁71cとを有する。液体原料の気化(またはミスト化)する方法は特に限定されず、例えば気化器が用いられる。
一方、第2のガス供給源72は、酸素ガス(O2)を貯留するボンベ72aと、マスフローコントローラ72bと、開閉弁72cとを有する。第2のガス供給源72に接続される流路51bは、図3に示すように、例えば流路51aに隣接してチャンバ本体10の周壁部12内部に設けられる。
第2の流路部52は、天板ユニット30に設けられ、天板ユニット30がチャンバ本体10の周壁部12に取り付けられることで、第1の流路部51とガスヘッド41との間を相互に接続する。
本実施形態において第2の流路部52は、天板ユニット30の絶縁プレート35とその上に一体的に固定された電気絶縁性のガイドブロック56に各々設けられた内部通路521と、内部通路521とガスヘッド41との間を連絡する金属配管522(522a,522b)とを有する。
内部通路521は、絶縁プレート35とガイドブロック56に各々形成された通孔で構成されてもよいし、絶縁プレート35とガイドブロック56とに各々埋設された配管で構成されてもよい。
金属配管522は、ガイドブロック56とガスヘッド41との間に架け渡され、電極板42の上面に近接するように配置される。これにより金属配管522は、電極板42又は循環通路46からの輻射熱によって所定温度に加熱されるように構成される。これにより金属配管522の内部を流れるガスを所定温度に加熱あるいは維持可能となる。
本実施形態において第2の流路部52は、第1の流路部51と対応するように2本の流路(52a,52b)で構成される。これらの流路は、チャンバ本体10への天板ユニット30の組み付け時に、第1の流路部51の各流路51a,51bにそれぞれ接続される。すなわち第2の流路部52を構成する一方の流路52aは、第1の流路部51を構成する一方の流路51aに接続され、第2の流路部52を構成する他方の流路52bは、第1の流路部51を構成する他方の流路51bに接続される。この場合、内部通路521及び金属配管522もまた、各々並列的に形成された2本の通路及び配管で構成される。
本実施形態のガス処理装置100は、第1の流路部51と第2の流路部52との接続部J(図2,3)を密封するシール部材55をさらに具備する。接続部Jは、チャンバ本体10の周壁部12の上面に臨む第1の流路部51(51a,51b)の端部と、天板ユニット30の絶縁プレート35の下面35aに臨む第2の流路部52(52a,52b)の端部との間に各々設定される。シール部材55は、これら各接続部Jの周囲を囲む2つのOリング55a,55bで構成される。Oリング55a,55bは、周壁部12の上面に形成された環状溝にそれぞれ装着されており、チャンバ本体10と天板ユニット30との組み立て時に絶縁プレート35の下面35aで押圧されることで、接続部Jを外気から密封する。
本実施形態のガス供給ライン50は、混合タンク53をさらに有する。混合タンク53は、2本の金属配管522a,522bとガスヘッド41との間に接続され、2本の金属配管522a,522bを介して供給される複数種のプロセスガス(TEOS又はHMDSO及びO2)を混合する。
本実施形態において混合タンク53は、電極板42の上面に設置される。図4は、混合タンク53の一構成例を模式的に示す平面断面図である。
混合タンク53は、タンク本体530と、タンク本体530の内部に形成された空間部531と、空間部531と連通する第1の入口通路532aと、空間部531と連通する第2の入口通路532bと、空間部531と連通する出口通路533とを有する。第1の入口通路532aは金属配管522aと接続され、第2の入口通路532bは金属配管522bと接続される。出口通路533は、ガスヘッド41のガス貯留室45に連通する通路部54に接続される。通路部54は、電極板42に形成された貫通孔で構成される。
[ガス処理装置の動作]
次に、以上のように構成される本実施形態のガス処理装置100の動作について説明する。
図1を参照して、ガス処理装置100は、ステージ14の上に載置された基板Wの表面にシリコン酸化膜を成膜するプラズマCVD装置として動作する。
成膜時、チャンバ本体10の内部空間11及び天板ユニット30の収容空間33は、真空ポンプPの駆動により所定の減圧雰囲気に排気される。チャンバ本体10の周壁部12及びガスヘッド41は、循環通路21,46を循環する温水の熱でそれぞれ所定温度に加熱される。そして、ガス源70(第1のガス供給源71及び第2のガス供給源72)より所定のプロセスガスがガス供給ライン50を介してガスヘッド41へ供給される。一方、ガスヘッド41には高周波電源より所定周波数(例えば13.56MHz)及び所定パワーの高周波電力が印加され、シャワープレート43とステージ14との間にプロセスガスの容量結合プラズマが形成される。これにより、基板Wの表面にシリコン酸化膜が形成される。
本実施形態においてガス供給ライン50の第1の流路部51(51a,51b)は、チャンバ本体10の周壁部12の内部に設けられる。周壁部12は、循環通路21を循環する温水により所定温度に加熱されているため、第1の流路部51も当該所定温度に加熱される。したがって第1のガス供給源71から供給される原料ガス(TEOSガス又はHMDSOガス)は、第1の流路部51(51a)の途上で液化又は固化することなく第2の流路部52(52a)へ供給される。また第2のガス供給源72から供給される酸素ガスは、第1の流路部51(51b)を介して第2の流路部52(52b)へ導入される。
チャンバ本体10の加熱温度は、第1の流路部51における原料ガスの液化等を防止できる温度以上であれば特に限定されない。例えば、原料ガスがTEOSの場合は120℃以上に設定され、原料ガスがHMDSOの場合は50℃以上に設定される。
一方、第2の流路部52(521,522)は、チャンバ本体10からの熱伝導あるいはガスヘッド41からの輻射熱によって上記所定温度に加熱される。これにより第1の流路部51から供給される原料ガスは、第2の流路部52の途上で液化又は固化することなく混合タンク53へ供給される。
混合タンク53は、ガスヘッド41の上の固定されているため、ガスヘッド41からの熱伝導により所定温度に加熱される。第1のガス供給源71から供給される原料ガス及び第2のガス供給源72から供給される反応ガスは、混合タンク53の空間部531に導入されて混合される。混合された成膜ガスは、ガスヘッド41の通路部54、ガス貯留室45及びシャワープレート43を介してチャンバ本体10の内部空間11へ噴出される。成膜ガスは、プラズマ反応によって反応物を生成し、その反応生成物が基板W上に堆積される。
本実施形態においてガス源70は、チャンバ本体10の周壁部12に内蔵された第1の流路部51に接続され、ガスヘッド41は、天板ユニット30に設けられた第2の流路部52に接続される。したがってチャンバ本体10から天板ユニット30を取り外すことでガスヘッド41とガス源70との接続を解除することができる。
本実施形態においては、ガスヘッドが外部配管を介してガス源に接続されている場合と比較して、当該配管系の面倒な解体作業が不要となるため、ガスヘッドをチャンバ本体から容易かつ迅速に分離することが可能となる。
一方、本実施形態のガス処理装置100においては、天板ユニット30をチャンバ本体10へ組み付けることで、ガスヘッド41がステージ14上の所定位置に設置されると共に、ガス供給ライン50を介してガス源70に接続される。ガス供給ライン50の第1及び第2の流路部51,52は、接続部Jにおいて相互に接続され、シール部材55によって外気から密封される。
本実施形態においては、ガスヘッドが外部配管を介してガス源に接続されている場合と比較して、ガスヘッド組み付け後の配管系の面倒な再接続作業が不要となるため、ガスヘッドの組み付け後すぐに装置を立ち上げることが可能となる。また、ガス供給ライン50におけるリークの有無を内部空間11の到達真空度に基づいて判断することができる。したがってヘリウムガス等を用いた配管系のリークテストの実施を不要となる。
以上のように本実施形態によれば、メンテナンス作業性が向上し、装置のダウンタイムやコストを抑えられ、稼働率あるいは生産性の向上を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、プロセスガスとして、TEOSやHMDSO等の樹脂系原料ガス及び酸素ガスを例に挙げて説明したが、これに代えて又はこれに加えて、成膜すべき膜の種類に応じて、シラン(SiH4)系やゲルマン(GeH4)等のガス源を用いてもよい。
また以上の実施形態では、ガス処理装置として、プラズマVD装置を例に挙げて説明したが、これに限られず、スパッタ装置やエッチング装置等のようなプロセスガスを必要とする他のガス処理装置にも本発明は適用可能である。
10…チャンバ本体
11…内部空間
12…周壁部
14…ステージ
20…加熱源
30…天板ユニット
36…シールリング
41…ガスヘッド
50…ガス供給ライン
51…第1の流路部
52…第2の流路部
53…混合タンク
55…シール部材
70…ガス源
100…ガス処理装置

Claims (5)

  1. 内部空間を形成する周壁部を有するチャンバ本体と、
    前記内部空間へプロセスガスを噴出可能なガスヘッドを有し、前記周壁部に取り付けられる天板ユニットと、
    前記周壁部の内部に設けられ前記プロセスガスの供給源と接続される第1の流路部と、前記天板ユニットに設けられ、前記天板ユニットが前記周壁部に取り付けられることで前記第1の流路部と前記ガスヘッドとの間を相互に接続する第2の流路部と、を有するガス供給ラインと
    を具備するガス処理装置。
  2. 請求項1に記載のガス処理装置であって、
    前記周壁部と前記天板ユニットとの間に配置され、前記第1の流路部と前記第2の流路部との接続部を密封するシール部材をさらに具備する
    ガス処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のガス処理装置であって、
    前記周壁部と前記ガスヘッドとを加熱可能な加熱源をさらに具備する
    ガス処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のガス処理装置であって、
    前記第1及び第2の流路部は、各々並列的に形成された複数の流路をそれぞれ含む
    ガス処理装置。
  5. 請求項4に記載のガス処理装置であって、
    前記ガス供給ラインは、前記ガスヘッドと前記第2の流路部との間に接続され前記複数の流路を介して供給される複数種のプロセスガスを混合する混合タンクをさらに有する
    ガス処理装置。
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