JP2016176584A - ガス導入配管接続構造及びこれを用いた基板処理装置 - Google Patents

ガス導入配管接続構造及びこれを用いた基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、螺合締結部材を用いてリテーナを処理容器に締結固定する際、リテーナの供回りを防止できるガス導入配管接続構造及びこれを用いた基板処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】処理容器4内にガスを導入するために、前記処理容器の所定のガス導入部80にガス導入配管100を接続するガス導入配管接続構造であって、前記ガス導入部に設けられ、開口71を有するガス導入配管被挿入部材70と、前記ガス導入配管の先端に設けられ、前記ガス導入配管の先端を保持するとともに、前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口に挿入可能なリテーナと、前記ガス導入配管の周囲に設けられ、前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口に挿入されて前記ガス導入配管被挿入部材と螺合締結することにより、前記リテーナを前記ガス導入部に押圧固定可能な締結部材と、を有し、前記ガス導入配管被挿入部材と前記リテーナとは、互いに係止して前記締結部材との供回りを防ぐ係止構造部を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ガス導入配管接続構造及びこれを用いた基板処理装置に関する。
従来から、基板を処理容器内で加熱処理する熱処理装置において、処理容器にガス導入配管を接続するために、処理容器のガス導入部にポートブロックを設けるとともに、ガス導入配管の先端にリテーナを設け、ポートブロックにリテーナを固定接続することにより、ガス導入配管を処理容器に接続するようにした構成のガス導入配管接続構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる構成において、ポートブロックは、処理容器内に設けられたインジェクタと連通しており、また、ガスの種類に応じてポートブロックとリテーナとの組み合わせが1対1対応となるような誤接続防止構造が備えられているため、複数のガス導入配管を適切にインジェクタに接続することができる。
特開2014−152833号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載のガス導入配管接続構造では、ポートブロックにリテーナを固定接続する際、リテーナを処理容器に押圧固定するような螺合締結部材を用いて固定するため、ネジ締めの回転時にリテーナも供回りしてしまい、リテーナと処理容器間に設けられたO−リングにねじれが発生し、ねじれの回復力が処理容器内部のインジェクタに作用してしまい、長期に亘り熱処理装置を使用している間に、インジェクタに傾きが発生してしまう場合があるという問題があった。処理容器及びインジェクタは石英で構成されているため、インジェクタに傾きが生じると、処理容器との接触又はインジェクタ同士の接触により、パーティクルを発生するおそれがある。
そこで、本発明は、螺合締結部材を用いてリテーナを処理容器に締結固定する際、リテーナの供回りを防止できるガス導入配管接続構造及びこれを用いた基板処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るガス導入配管接続構造は、処理容器内にガスを導入するために、前記処理容器の所定のガス導入部にガス導入配管を接続するガス導入配管接続構造であって、
前記ガス導入部に設けられ、開口を有するガス導入配管被挿入部材と、
前記ガス導入配管の先端に設けられ、前記ガス導入配管の先端を保持するとともに、前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口に挿入可能なリテーナと、
前記ガス導入配管の周囲に設けられ、前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口に挿入されて前記ガス導入配管被挿入部材と螺合締結することにより、前記リテーナを前記ガス導入部に押圧固定可能な締結部材と、を有し、
前記ガス導入配管被挿入部材と前記リテーナとは、互いに係止して前記締結部材との供回りを防ぐ係止構造部を有する。
本発明の他の態様に係る基板処理装置は、前記処理容器と、
前記ガス導入配管接続構造と、を有し、
前記ガス導入部は、前記処理容器の下端部に設けられたボトムフランジ部である。
本発明によれば、ガス導入配管を処理容器の所定箇所に固定接続する際、ガス導入配管を保持するリテーナの供回りを防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造及びこれを用いた処理装置の一例を示した図である。図1(A)は、第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造と、これを用いた処理装置の一部を示した斜視図である。図1(B)は、ガス導入配管接続構造10の拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例のガス導入配管の接続前の状態を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例のポートブロックの構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例のポートブロックをボトムフランジから取り外した状態を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例のガス導入配管の先端にリテーナのみが設けられた状態を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例のガス導入配管がボトムフランジに接続された状態における断面構成の一例を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造を用いた熱処理装置の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造及びこれを用いた処理装置の一例を示した図である。図1(A)は、第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造と、これを用いた処理装置の一部を示した斜視図である。
図1(A)において、処理容器4と、ボトムフランジ80と、ガス導入配管接続機構10と、ガス導入配管100とが示されている。処理容器4は、種々の形状に構成されてよいが、例えば、図1(A)に示すように、円筒形状に構成されてもよい。また、処理容器4内で行う処理は、ガスを導入して行う処理であれば、種々の処理に適用できるが、例えば、被処理体を加熱する熱処理であってもよい。
ボトムフランジ80は、ガスを処理容器4内に導入するガス導入部であり、処理容器4の所定箇所に設けられてよい。図1(A)においては、ガス導入部が、円筒形状の処理容器4の下端に設けられたボトムフランジ80である例が挙げられているが、ガス導入部は、必ずしもフランジ状に構成されなくてもよく、用途に応じて種々の構成をとりうる。例えば、ガス導入部は、処理容器4の一部に直接形成されてもよいし、ガス導入用の専用部品を用いてもよい。また、ガス導入部を設ける位置も、処理容器4の下端である必要は無く、処理内容等を考慮して任意の箇所に設けることができる。
ガス導入配管100は、ガスの供給源(図示せず)から処理容器4内にガスを導入するために設けられた配管であり、ガスの供給源に一端が接続され、処理容器4に他端が接続される。
ガス導入配管接続構造10は、ガス導入配管100と処理容器4とを接続するための機構であり、ガス導入部であるボトムフランジ80に設けられる。
図1(B)は、ガス導入配管接続構造10の拡大図である。図1(B)に示すように、ガス導入配管接続構造10は、ボトムフランジ80と、ポートブロック70と、ガス導入配管100と、ナット102とを有する。
ポートブロック70は、ガス導入配管100が挿入接続されるガス導入配管被挿入部であり、ガス導入部であるボトムフランジ80に設けられる。つまり、ポートブロック70は、ガス導入配管100がボトムフランジ80に接続される際の中継接続部材として機能する。よって、ポートブロック70は、ガス導入配管100が接続可能な接続機構を有する。例えば、ポートブロック70は、ガス導入配管100の先端を挿入可能な開口を有して構成され、挿入したガス導入配管100の先端が固定接続可能なように、嵌合構造や、ねじ等の螺合締結構造を備えてよい。また、ポートブロック70は、ガス導入配管100が接続可能であれば、種々の形状に構成されてよいが、図1(B)に示すように、ブロック状の部材として構成されてもよい。
ガス導入配管100は、ガス供給源(図示せず)から処理容器4内にガスを導入するための配管である。図1(A)、(B)には示されていないが、本実施形態に係るガス導入配管接続構造10では、複数のガス導入配管100が設けられてもよい。つまり、本実施形態に係るガス導入配管接続構造10においては、処理容器4内で行う処理が、複数種類のガスを供給しながら行う処理であってもよい。例えば、半導体ウエハの表面にシリコン酸化膜を形成する熱処理の場合、ジクロロシランガス(SiHCl)等のシリコン系ガスの他、アンモニア、窒素等のガスを用いる場合がある。このような場合には、ガス導入部であるボトムフランジ80に、複数のポートブロック70が設けられ、各々のポートブロック70から異なる種類のガスを供給する。よって、この場合には、ガス導入配管100も、用いるガスの種類に応じて複数本設けられ、複数のガス導入配管100を、各ガス導入配管100の接続先であるポートブロック70に対応させて接続することが必要となる。つまり、ジクロロシランガスを供給するポートブロック70にはジクロロロシランのガス供給源に接続されたガス導入配管100が接続され、アンモニアを供給するポートブロック70にはアンモニアのガス供給源に接続されたガス導入配管100が接続される。
ナット102は、ガス導入配管100の先端付近に設けられ、ガス導入配管100をポートブロック70に螺合締結するための締結部材である。具体的には、ナット102は、ポートブロック70との螺合により締結可能な構造を備えていればよい。例えば、ナット102の先端の外周面にねじ山が形成され、ポートブロック70の開口の内周面に形成されたねじ山と螺合することによりガス導入配管100をポートブロック70に固定接続する構成を備えていてもよい。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造の一例のガス導入配管の接続前の状態を示した図である。
図2において、ボトムフランジ80の表面にポートブロック70が設けられているが、ポートブロック70は、開口71と、ボルト76とを有する。また、ガス導入配管100の先端部には、リテーナ101と、ナット102と、O−リング90とが設けられている。
ポートブロック70は、ガス導入配管100の先端部が挿入可能な開口71を中央部に有する。また、開口71の内周面には、ねじ山が形成された雌ねじ形成部73と、凹凸パターン等の嵌合構造が形成された嵌合部75とが形成されている。また、ボルト76は、ポートブロック70をボトムフランジ80に固定するための締結固定手段である。
ガス導入配管100の先端には、ガス導入配管100をポートブロック70の開口71に挿入固定することを可能にするリテーナ101及びナット102が設けられる。
ここで、リテーナ101は、ガス導入配管100の先端を保持するための保持手段である。リテーナ101の外周面には、ポートブロック70の開口71の内周面の嵌合部75と嵌合する嵌合部105が形成される。かかる嵌合部105を形成することにより、ポートブロック70の開口71の内周面とリテーナ101の外周面とが嵌合して固定される。
ナット102は、先端寄りの外周面に雄ねじ形成部103を有し、ポートブロック70の開口71の内周面に設けられた雌ねじ形成部73と螺合可能に構成される。つまり、先端側のリテーナ101をポートブロック70の開口71に挿入し、ナット102を回転させて締め込むことにより、ナット102の雄ねじ形成部103のねじ山と開口71に形成された雌ねじ形成部73のねじ山が螺合して締結し、ガス導入配管100はポートブロック70に接続固定される。このように、ナット102は、ガス導入配管100のポートブロック70への締結機構を構成している。
また、O−リング90(図6も参照)は、リテーナ101の先端と処理容器4との接続部分をシールするためのシール部材である。かかるO−リング90により、リテーナ101は、シール性を保ちつつボトムフランジ80に固定接続することができる。ナット102を回転させれば、上述のナット102の雄ねじ形成部103のねじ山と開口71の内周面に形成された雌ねじ形成部73のねじ山の螺合締結により、リテーナ101が前方に押圧され、O−リング90を介してボトムフランジ80に固定される。ナット102を回転させると、回転力がリテーナ101にも作用し、リテーナ101がナット102に供回りするおそれがあるが、本実施形態に係るガス導入配管連結構造10においては、リテーナ101の外周面と、ポートブロック70の開口71の内周面に、挿入方向に沿って延在し、互いに嵌合する嵌合部105、75が形成されているので、そのような供回りを防ぐことができる。これにより、O−リング90のねじれを防止することができる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管連結構造10の一例のポートブロック70の構成を示した図である。図3に示すように、ボトムフランジ80に取り付けられたポートブロック70は、開口71を有するとともに、開口71の内周面に、雌ねじ形成部73と、嵌合部75とを有する。
上述のように、嵌合部75は、ナット102を締結固定する際、ナット102の回転にリテーナ101が供回りすることを防止するための供回り防止構造であり、リテーナ101の外周面にも、嵌合部75と嵌合する嵌合部105が設けられる。図3において、嵌合部75は、溝と突起が交互に形成された凹凸構造を有するが、ナット102との供回りを防止できる係止構造であれば、種々の構造を採用することができる。但し、嵌合部75、105は、回転を係止する構造であり、リテーナ101の開口71への挿入を妨げない構造であることが要求されるので、挿入方向に沿って延びる形状であることが必要である。
なお、リテーナ101は、処理容器4の一部であるボトムフランジ80に先端が押圧固定されるため、開口71の奥側まで押し込まれる。よって、嵌合部75は、開口71の奥側であるボトムフランジ80側に形成される。
図4は、ポートブロック70をボトムフランジ80から取り外した状態を示した図である。図4に示されるように、ポートブロック70の中央部に開口71が設けられ、開口71の内周面の表面側には雌ねじ形成部73が形成され、奥側には溝751と突起752が交互に配置された凹凸構造を有する嵌合部75が設けられている。
図5は、ガス導入配管100の先端にリテーナ101のみが設けられた状態を示した図である。図5に示されるように、リテーナ101の外周面には、突起1051と溝1052が交互に配置された凹凸形状からなる嵌合部105が形成され、ポートブロック70の開口71に挿入したときに、溝751及び突起752からなる凹凸形状と嵌合する構造となっている。
図6は、ガス導入配管100がボトムフランジ80に接続された状態における断面構成の一例を示した図である。図6に示すように、ガス導入配管100の先端には、リテーナ101が接続され、リテーナ101の細い部分の周囲にナット102が設けられている。また、リテーナ101の先端部は、ほぼナット102と同径であり、ナット102が先端から抜けるのを防止する。また、ナット102の先端部には、雄ねじ形成部103が設けられている。
容器フランジ部8は、処理容器4の一部であり、処理容器4のフランジ部を形成している。容器フランジ部8の内側端部には、インジェクタ12が設けられている。インジェクタ12は、処理容器4内にガスを供給するためのガスノズルである。容器フランジ部8を上下及び側面から覆うようにボトムフランジ80が設けられている。今まで説明したように、ボトムフランジ80には、ポートブロック70が設けられている。
ポートブロック70の開口71の内周面には、ねじ山が形成された雌ねじ形成部73と、嵌合部75とが設けられる。ナット102の外周面もねじ山が形成された雄ねじ形成部103と、嵌合部105とを有する。両者の嵌合部75、105同士が嵌合するとともに、両者のねじ山73、103同士が螺合し、ポートブロック70にガス導入配管100が接続される。その際、ナット102が回転することにより、リテーナ101には前進力(押圧力)以外に回転力が加えられるが、嵌合部75、105同士の嵌合により、リテーナ101は係止され、ナット102と供回りしない。これにより、リテーナ101には前進力のみが伝達され、O−リング90をねじれさせることなく押圧することができる。
なお、O−リング90にねじれが発生すると、ねじれの復元により、インジェクタ12が傾き、インジェクタ12が処理容器4に接触したり、インジェクタ12が複数ある場合にはインジェクタ12同士が接触したりし、パーティクルが発生するおそれがあるが、本実施形態に係るガス導入配管接続構造10によれば、O−リング90のねじれを防止することができるので、そのようなパーティクルの発生を防止することができる。
また、インジェクタ12は、処理容器4の容器フランジ8を貫通し、処理容器4の内部から外部に端部が突出し、突出した端部がリテーナ101の先端の開口に挿入される構成となっている。つまり、リテーナ101の先端は、インジェクタ12の端部を覆うとともに、その先端がO−リング90でシールされて容器フランジ8とインジェクタ12の外周面に押圧されているので、高いシール性を保ちつつガス導入配管100を処理容器4に固定接続することができる。つまり、O−リング90は、リテーナ101の先端の内側寄りの箇所と、容器フランジ8と、インジェクタ12の外周面との3つに接触し、1つのO−リング90で3者を同時にシールするように設けられている。なお、図6に示すように、リテーナ101の先端の内側を面取り加工することにより、O−リング90を保持し易い形状とすることができる。
なお、図2乃至図6において、嵌合部75、105を、溝751、1052及び突起752、1051が全周面に亘り交互に形成されている例を挙げて説明したが、嵌合部75、105は、1つだけ設ける構成としてもよいし、周方向に所定間隔を空けて4個程度形成する構成としてもよい。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造を用いた熱処理装置の一例を示した図である。なお、図7において、今まで説明した構成要素と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を簡略化又は省略する。
図7において、熱処理装置は、処理対象である半導体ウエハWを収容する処理容器4を有している。ここでは、この処理容器4は、耐熱性の大きな石英により円筒体状に成形された天井に排気口を有する容器本体6により形成されており、垂直方向に起立されて縦型の処理容器4として構成されている。処理容器本体6の直径は、例えば処理されるウエハWの直径が300mmの場合には、350〜450mm程度の範囲に設定されている。
この石英製の容器本体6の下端部は開口を有し、ウエハWを搬入、搬出できるようになっている。容器本体6の下端部の側壁は、肉厚に形成されると共に半径方向外方に向けて僅かに延びてリング状の容器フランジ部8が形成されている。そして、容器本体6の端部である容器フランジ部8に、処理容器4内へ必要なガスを導入する、ガス導入側のガス導入配管接続構造10が設けられている。
ガス導入配管接続構造10は、今まで説明した本実施形態に係るガス導入配管接続構造が用いられる。そして、このガス導入配管接続構造10に、石英製のインジェクタ12を貫通させるようにして設けられており、外部からガスを導入するようになっている。なお、ガス導入配管接続構造10及びインジェクタ12は、図7においては1つしか示されていないが、処理容器4内に導入するガスの種類に応じて、複数のガス導入配管接続構造10及びインジェクタ12が設けられる。例えば、ガス導入配管接続構造10及びインジェクタ12は、5〜6個程度設けられてもよい。
また、インジェクタ12へガスを供給するためにガス供給系14が設けられる。このガス供給系14はインジェクタ12へ連通される金属、例えばステンレススチール製のガス導入配管100を有しており、このガス導入配管100の途中には、マスフローコントローラのような流量制御器18及び開閉弁20が順次介設されて、処理ガスを流量制御しつつ供給できるようになっている。他の必要な処理ガスも同様に構成されたガス導入配管接続構造10を介して供給される。
容器本体6の容器フランジ部8の周辺部は、例えばステンレススチールにより形成されたベースプレート22により支持されており、このベースプレート22により容器本体6の荷重を支えるようになっている。このベースプレート22の下方は、図示しないウエハ移載機構を有するウエハ移載室24となっており、略大気圧の窒素ガス雰囲気になっている。またベースプレート22の上方は通常のクリーンルームの清浄な空気の雰囲気となっている。容器本体6内には、複数枚のウエハWを多段に所定のピッチで保持する保持手段として石英製のウエハボート26が収容されている。
このウエハボート26は、石英製の保温筒28を介してテーブル30上に載置されており、このテーブル30は、容器本体6の下端開口部を開閉する蓋部32を貫通する回転軸34の上端部に支持される。そして、この回転軸34の貫通部には、例えば磁性流体シール36が介設され、この回転軸34を気密にシールしつつ回転可能に支持している。また、蓋部32の周辺部と上記容器本体6の下端部には、例えばO−リング等よりなるシール部材38が介設されており、処理容器4内のシール性を保持している。
回転軸34は、例えばボートエレベータ等の昇降機構40に支持されたアーム42の先端に取り付けられており、ウエハボート26及び蓋部32等を一体的に昇降できるようになされている。なお、テーブル30を上記蓋部32側へ固定して設け、ウエハボート26を回転させることなくウエハWの処理を行うようにしてもよい。
また、容器本体6の端部である天井部には、開口された排気口44が設けられると共に、この排気口44にガス排出側のガスポート構造46が設けられる。そして、このガスポート構造46に、処理容器4内の雰囲気を排気する真空排気系48が接続されている。具体的には、真空排気系48は、ガスポート構造46に連結される例えばステンレススチールよりなる金属製のガス排気管50を有している。そして、このガス排気管50の途中には、開閉弁52、バタフライバルブのような圧力調整弁54及び真空ポンプ56が順次介設されており、処理容器4内の雰囲気を圧力調整しつつ真空引きできるようになっている。
処理容器4の側部には、これを取り囲むようにして加熱手段58が設けられており、この内側に位置する半導体ウエハWを加熱し得るようになっている。またこの加熱手段58の外周には、断熱材60が設けられており、この熱的安定性を確保するようになっている。
ガス排出側のガスポート構造46は、排気口44から延びて例えば直角に横方向へL字状に屈曲された石英管製のガス排気ポート62を有している。このガス排気ポート62の内径は、ガス排気管50の内径と同じに設定されている。
このように、円筒形状の処理容器4、処理容器4内に半導体ウエハWを搬入して保持するウエハボート26、加熱を行う加熱手段58、真空排気を行う真空排気系48等を備えた熱処理装置に、係止構造部を有するガス導入配管接続構造10を適用することにより、ガス導入配管100を接続する際のリテーナ101のナット102との供回りを防止することができる。よって、O−リング90のねじれ、これに起因するインジェクタ12の傾きを確実に防止することができ、熱処理装置の安全性、信頼性を向上させることができる。
なお、図7においては、本実施形態に係るガス導入配管接続機構10を熱処理装置に適用した例を挙げて説明したが、ガス導入配管の処理容器への接続が必要な処理容器全般に好適に適用することができる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るガス導入配管接続機構10aの一例を示した図である。第2の実施形態に係るガス導入配管接続構造10aにおいては、ポートブロック70aの開口71aの奥側の内周面の嵌合部75aの形状が、D字の形状となっている。また、リテーナ101aの外周面の嵌合部105aの形状も、D字の形状となっており、互いに嵌合する嵌合構造となっている。
このように、回転方向の接線と交わる係合面を有し、回転を係止できる係止構造を有すれば、簡素な構造を採用してもよい。なお、他の構成要素については、第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造及び基板処理装置と同様であるので、その説明を省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るガス導入配管接続機構10bの一例を示した図である。第3の実施形態に係るガス導入配管接続構造10bにおいては、ポートブロック70bの開口71bの奥側の内周面の嵌合部75bの形状が、4個のV字の窪み形状となっている。また、リテーナ101bの外周面の嵌合部105bの形状は、三角形の突起形状となっており、互いに嵌合する嵌合構造となっている。
このように、嵌合構造、係止構造又は係合構造を構成する嵌合部75b、105bは、挿入方向に延在し、回転を係止できる限り、形状、設ける個数の双方において、用途に応じて適宜設定することができる。なお、他の構成要素については、第1の実施形態に係るガス導入配管接続構造及び基板処理装置と同様であるので、その説明を省略する。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
4 処理容器
10 ガス導入配管接続構造
26 ウエハボート
58 加熱手段
70、70a、70b ポートブロック
71、71a、71b 開口
73 雌ねじ形成部
75、75a、75b、105、105a、105b 嵌合部
80 ボトムフランジ
90 O−リング
100 ガス導入配管
101 リテーナ
102 ナット
103 雄ねじ形成部

Claims (9)

  1. 処理容器内にガスを導入するために、前記処理容器の所定のガス導入部にガス導入配管を接続するガス導入配管接続構造であって、
    前記ガス導入部に設けられ、開口を有するガス導入配管被挿入部材と、
    前記ガス導入配管の先端に設けられ、前記ガス導入配管の先端を保持するとともに、前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口に挿入可能なリテーナと、
    前記ガス導入配管の周囲に設けられ、前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口に挿入されて前記ガス導入配管被挿入部材と螺合締結することにより、前記リテーナを前記ガス導入部に押圧固定可能な締結部材と、を有し、
    前記ガス導入配管被挿入部材と前記リテーナとは、互いに係止して前記締結部材との供回りを防ぐ係止構造部を有するガス導入配管接続構造。
  2. 前記係止構造部は、前記リテーナの外周面と前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口の内周面とが前記締結部材の回転の接線方向と異なる角度で係合する係合面を有する構造である請求項1に記載のガス導入配管接続構造。
  3. 前記係止構造部は、前記リテーナの外周面及び前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口の内周面のいずれか一方に溝、他方に突起が形成された嵌合部を有する構造である請求項1又は2に記載のガス導入配管接続構造。
  4. 前記係合面及び/又は前記嵌合部は、前記リテーナ及び前記ガス導入配管被挿入部材の前記開口の周面に沿って間隔を有して複数形成された請求項2又は3に記載のガス導入配管接続構造。
  5. 前記リテーナの先端と前記処理容器との間にはO−リングが設けられ、前記リテーナは該O−リングを介して前記ガ処理容器に押圧固定される請求項1乃至4のいずれか一項に記載のガス導入配管接続構造。
  6. 前記ガス導入部には、前記処理容器を貫通し、前記処理容器の内部から外部に端部が突出した処理容器内ガス供給用のインジェクタが設けられ、
    前記リテーナは、該インジェクタの該端部を挿入可能に構成され、
    前記O−リングは、該インジェクタの該端部の外周面に接触して設けられ、前記リテーナの先端、前記処理容器及び該インジェクタの該外周面の3箇所をシールする請求項5に記載のガス導入配管接続構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の処理容器と、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のガス導入配管接続構造と、を有し、
    前記ガス導入部は、前記処理容器の下端部に設けられたボトムフランジ部である基板処理装置。
  8. 前記処理容器は、縦長の形状を有する縦型熱処理容器であり、
    前記インジェクタは、前記処理容器の内周面に沿って鉛直に延びて設けられた請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記インジェクタは複数設けられ、
    前記ガス導入配管接続構造は、複数の前記インジェクタに対応して複数設けられた請求項8に記載の基板処理装置。
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