JP6144590B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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本発明は、魚釣用スピニングリールに関し、詳細には、ドライブギアによって回転駆動されるピニオンギア、及び、釣糸が巻回されるスプールを前後往復動可能に支持し、前記ピニオンギアに挿通されるスプール軸の支持構造に特徴を有する魚釣用スピニングリールに関する。
従来、魚釣用スピニングリールは、ハンドルを回転操作することで回転駆動されるロータと、釣糸が巻回され前後方向に往復駆動されるスプールとを備えた構成となっている。一般的に知られているように、前記ロータは、ハンドル軸に装着されたドライブギアと噛合し、ハンドル軸と直交する方向に回転可能に支持されたピニオンギアの前端にロータナットによって固定されることで回転駆動され、前記スプール軸は、前記ピニオンギアに挿通され、ドライブギアによって駆動されるオシレート機構(往復動装置)によって前後方向に往復駆動される。
前記スプール軸は、ハンドルを回転操作した際、回転駆動されているピニオンギアを挿通した状態で往復駆動されるため、スプールに大きな負荷が作用してスプール軸が撓むとピニオンギアの内面とスプール軸との接触圧が大きくなり、これによりスプール軸の摺動抵抗が増大しハンドルの回転操作が重くなってしまう。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、ピニオンギアの内面に軸方向に沿って凹所(隙間)を形成し、ピニオンギアの内面とスプール軸との間に隙間を形成することが知られている。このような凹所は、ピニオンギアの内面に座繰りや中繰りを形成することで、スプール軸を部分的に支持するようにしたものであり、ピニオンギアの内部の2箇所でスプール軸を支持したもの(図5、図6)、及び、スプール軸を、ピニオンギアの先端側の内部の1箇所で支持すると共に、ピニオンギアの後方の近傍でリール本体に対して支持したもの(図7)が開示されている。
特開2001−258438号
前記ピニオンギアには、ドライブギアが噛合されて回転駆動力が伝達されるが、歯部は後方側に形成されており、この部分(ドライブギアと噛合する噛合範囲)では、ハンドルを回転操作して動力を伝達する際に、ピニオンギアに対して下方(内挿するスプール軸側)に向けて大きな負荷を生じさせる。上記した従来技術では、スプール軸を、ピニオンギアの範囲内の2箇所で支持するか、ピニオンギアの前方側で支持すると共にピニオンギアの後端部の近傍でリール本体に支持しており、スプール軸の支持部がドライブギアとピニオンギアの噛合範囲に軸方向で比較的、近接した状態となっている。
上記した噛合範囲にスプール軸の支持部が存在すると、ハンドル回転操作時の噛合時における下向きの負荷が直接、支持部に加わることとなり、これが前後動するスプール軸の外周面に対する摩擦摺動抵抗となってハンドルの回転操作が重くなる。また、噛合範囲に支持部が存在していなくても、ピニオンギア後端の近傍(歯部から近い部分)でスプール軸を支持していると、ピニオンギアに対してハンドル回転時に下方に押し付ける負荷が作用した際、噛合範囲の前方の支持部を介してスプール軸を撓ませようとする力が作用し、これがピニオンギア後端近傍の支持部においてスプール軸外周を支持する軸受を径方向に変形(楕円に変形)させるような負荷となり、結果として、前後動するスプール軸に対する摩擦摺動抵抗となってハンドルの回転操作が重くなる。すなわち、噛合範囲内のピニオンギアの内周でスプール軸を支持したり、噛合範囲を挟んだ短い距離でピニオンギア後方のリール本体でスプール軸を支持することは、高負荷巻き取り時にピニオンギアに下向きの負荷が作用した際、スプール軸に対する摺動抵抗が生じ易くなり、滑らかなハンドルの回転操作に影響を及ぼしてしまう。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、高負荷でハンドルを巻き取り操作しても、その回転が重くなることがない魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用スピニングリールは、リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作によって回転駆動されるドライブギアに噛合し、先端にロータが固定されたピニオンギアと、前端側に釣糸が巻回されるスプールを装着し、前記ピニオンギアに挿通されるスプール軸と、前記スプール軸の後端側を支持し、前記ドライブギアの駆動に伴ってスプール軸を前後方向に往復駆動させるオシレート機構と、を有しており、前記スプール軸は、前記ドライブギアとピニオンギアの噛合範囲の前方で前記ピニオンギアの内面で支持されると共に、後端部で前記オシレート機構の摺動体に支持され、前記噛合範囲の後方では、前記ピニオンギア及びリール本体に対して非支持であり、前記ピニオンギアは、噛合範囲の前後両側でリール本体に対して軸受支持されていることを特徴とする。
上記した構成の魚釣用スピニングリールによれば、スプール軸は、ドライブギアとピニオンギアの噛合範囲の前方のピニオンギアの内面の支持部と、摺動体の支持部との間は、ピニオンギア及びリール本体に対して非支持状態(非接触状態)が維持されている。このため、ハンドルを回転操作した際、ドライブギアとピニオンギアの噛合範囲には、大きな負荷(ピニオンギアを下向きに押し付ける負荷)が加わるものの、その部分は、スプール軸と接触していないため、ピニオンギアが撓んでもスプール軸と接触することが避けられ摺動抵抗が発生することはない。また、スプール軸は、噛合範囲の前方でピニオンギアの内面に支持されているため、ピニオンギアに大きな負荷が作用すると、この支持部を介してスプール軸を撓ませようとする力が作用するものの、このような力が作用しても、スプール軸は、ピニオンギアの後端部近傍ではリール本体に対して支持されていないため、摺動抵抗が作用することもない。すなわち、オシレート機構を介して前後方向に駆動されるスプール軸には、ハンドル巻き取り操作時にピニオンギアとの噛合範囲に大きな負荷が作用しても、ハンドルの巻き取り操作に支障をきたす摺動抵抗が作用することはなく、円滑な巻き取り操作が行える。
なお、上記した構成において、スプール軸が、噛合範囲の後方でピニオンギアに対して非支持である、とは、スプール軸がピニオンギアの内面に対して接触しないように、ピニオンギアの後端面には、噛合範囲の前方に至るまで、スプール軸が挿通される部分に座繰りが形成されていることを意味する。また、スプール軸が、リール本体に対して非支持とは、スプール軸が軸受やカラー等によってリール本体に対して支持されていないことを意味する。
本発明によれば、高負荷でハンドルを巻き取り操作しても、その回転が重くなることがない魚釣用スピニングリールが得られる。
本発明に係る魚釣用スピニングリールの第1の実施の形態を示す図であり、内部構成を示した図。 図1に示す魚釣用スピニングリールを後方から見た部分断面図。 図2に示すオシレート機構の摺動体の変形例を示す図。 図1の要部拡大図。 本発明に係る魚釣用スピニングリールの第2の実施の形態を示す図であり、内部機構の要部拡大図。 本発明に係る魚釣用スピニングリールの第3の実施の形態を示す図であり、内部機構の要部拡大図。 第3の実施の形態の変形例を示す図であり、内部機構の要部拡大図。 本発明に係る魚釣用スピニングリールの第4の実施の形態を示す図であり、内部機構の要部拡大図。
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1から図4は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第1の実施形態を示し、図1は内部構成を示した図、図2は図1に示す魚釣用スピニングリールを後方から見た部分断面図、図3は図2に示すオシレート機構の摺動体の変形例を示す図、そして、図4は図1の要部拡大図である。
魚釣用スピニングリールのリール本体1には、釣竿に装着されるリール脚1aが一体形成されており、その前方には回転可能に支持されたロータ2と、ロータ2の回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプール3が配設されている。
前記リール本体1内には、ハンドル軸5aが回転可能に支持されており、その突出端部には、ハンドル5が取り付けられている。また、ハンドル軸5aには、巻取り駆動機構が係合しており、この巻取り駆動機構は、ハンドル軸5aに取り付けられ、内歯が形成されたドライブギア(駆動歯車)7と、このドライブギア7に噛合すると共にハンドル軸5aと直交する方向に延出し、内部に軸方向に延出する空洞部8aが形成されたピニオンギア8とを備えている。なお、ピニオンギア8は、その後端側に歯部8bが形成されており、この歯部8bがドライブギア7と噛合関係となる。このため、図4の符号Wで示す長さが両ギアの噛合範囲となる。
前記ピニオンギア8の前方側には、雄螺子部8cが形成されており、前記ロータ2の中心孔をピニオンギアの前端部に嵌合し、この部分にロータナット9を締め付けることで、ロータ2は、ピニオンギア8に対して固定される。
本実施形態のピニオンギア8は、噛合範囲Wの前方(スプール側)の2箇所で軸受10a,10bを介してリール本体1に回転可能に支持されており、その空洞部8aには、ハンドル軸5aと直交する方向に延出し、先端側に前記スプール3を装着したスプール軸3aが軸方向に移動可能に挿通されている。この場合、ピニオンギア8の中間領域の外周には、公知の一方向クラッチ11が配設されており、リール本体1の後方に回動可能に支持された切換レバー11aを切換操作することで、ピニオンギア(ロータ)の回転状態を切り換え可能にしている(両方向の回転状態/釣糸巻き取り方向のみの回転状態を切り換える)。前記軸受は、前方側において、前記ピニオンギア8に対して回り止めされる一方向クラッチ11の内輪11bとリール本体1との間に設置され(軸受10a)、後方側において、前記噛合範囲Wの近傍にワッシャ10cを介して設置される(軸受10b)。
前記ピニオンギア8には、スプール3(スプール軸3a)を前後往復動させるための往復動装置(オシレート機構)12が係合している。
本実施形態の往復動装置12は、リール本体内に回転可能に支持され、スプール軸3aと平行に延出する螺軸(ウォームシャフト)13と、前記スプール軸3aの後端部に固定される摺動体(オシレーティングスライダ)15とを備えている。前記螺軸13の前端部には、前記ピニオンギア8と噛合するオシレートギア16が設けられており、前記ハンドル5を回転操作することで、螺軸13は、前記ドライブギア7、ピニオンギア8及びオシレートギア16を介して回転駆動されるようになっている。
前記螺軸13の周面には、軸方向に沿って螺旋状のカム溝13aが形成されており、このカム溝13aに、後述する摺動体15に収容保持された係合ピン18の係合爪18aが係合されている。
前記摺動体15は、円筒状の収容孔15aを有する本体15Aを備えており、この本体15Aがスプール軸3aの後端部に取り付けられて、スプール軸3aの後端は支持された状態となっている。この場合、スプール軸3aの後端部分には、断面が非円形でハンドル軸の軸方向と直交する平坦面3bが形成されており、この平坦面3bに対して、抜け止め部材(プレート)20が当て付けられて、ハンドル軸方向から止めネジ21が螺入されることで、スプール軸3aは摺動体15に対して回り止め固定されている。
前記本体15Aの円筒状の収容孔15a内には、円柱状に構成された係合ピン18が収容保持されており、その一端側(先端部)には、前記螺軸13のカム溝13aに係合される係合爪18aが形成されている。また、他端側は前記抜け止め部材20に当て付いて抜け止め保持されている。
前記本体15Aには、収容孔15aと直交する方向に向けて挿通部15bが形成されており、前記螺軸13を囲繞するようにして螺軸を挿通させている。また、前記本体15Aには、軸方向に沿うように係合溝15cが形成されており、リール本体1に軸方向に沿って形成された凸状のガイドレール23に係合されて、本体15Aは回り止めされた状態となって軸方向に案内される。なお、摺動体15の案内については特に限定されることはなく、例えば、図3に示すように、リール本体内にスプール軸方向に沿ってシャフト23aを配設し、本体15Aをシャフト23aに貫通させることで案内するようにしても良い。
本実施形態のピニオンギア8は、前記噛合範囲Wの前方側で、スプール軸3aを支持している。すなわち、噛合範囲Wにおいて、スプール軸3aがピニオンギア8の内面に対して接触しないように、ピニオンギア8の後端面8dには、噛合範囲Wの前方に至るまで、スプール軸3aが挿通される部分に座繰り8eが形成されており、スプール軸3aは、噛合範囲Wの前方側の領域L1で、ピニオンギア8の内面8fに対して支持(1箇所で支持)された状態となっている。
また、スプール軸3aは、ピニオンギア8の後端面8dから後方側では、リール本体1に対して非支持(軸受やカラー等によってリール本体に対して支持されていない)となっており、スプール軸3aの後端が前記摺動体15で支持された状態となっている。すなわち、スプール軸3aは、噛合範囲よりも前方側でピニオンギア8の内面で支持されると共に、後端部で摺動体15に支持された状態となっており、その間の領域は、他物と非接触状態が維持されている。
上記した構成の魚釣用スピニングリールによれば、ハンドル5を回転操作すると、ドライブギア7とピニオンギア8の噛合関係によってピニオンギア8が回転駆動され、ロータ2が回転駆動される。また、往復動装置12の螺軸13が、ピニオンギア8と噛合するオシレートギア16を介して回転駆動され、摺動体15は、螺軸13に形成されたカム溝13aに係合する係合ピン18を介して、安定した状態で前後方向に往復駆動される。すなわち、ハンドル5の巻き取り操作に伴って、ロータ2の回転と同期してスプール3は、摺動体15に支持されたスプール軸3aと共に前後往復動される。
上記した作用において、ハンドル5を回転操作した際、ドライブギア7とピニオンギア8の噛合範囲Wには、大きな負荷(ピニオンギア8を下向きに押し付ける負荷P)が加わるが、噛合範囲Wでは、ピニオンギア8とスプール軸3aとの間に前記座繰り8eが形成されて隙間Gが維持されているため、負荷Pによってピニオンギア8に撓みが生じても、スプール軸3aに接触するようなことはなく、スプール軸に摺動抵抗が発生することはない。すなわち、ハンドル5の回転操作が重くなるようなことはない。
また、スプール軸3aは、噛合範囲Wの前方のピニオンギアの内面の支持部(支持領域L1)で支持されているため、ピニオンギア8に対して大きな負荷が作用すると、この支持部を介してスプール軸3aを撓ませようとする力が作用するものの、このような力が作用しても、スプール軸3aは、ピニオンギアの後端部近傍ではリール本体に対して支持されていないため、摺動時に他物から摺動抵抗が作用することもない。すなわち、ハンドル巻き取り操作時にピニオンギアに対して大きな負荷が作用しても、スプール軸3aには摺動抵抗が作用することはなく、ハンドルの巻き取り操作が重くなるようなことはない。
さらに、前記ピニオンギア8は、噛合範囲Wよりも前方でリール本体1に対して複数の軸受10a,10bによって支持されているため、ピニオンギアの回転が安定すると共に、前記噛合範囲Wに大きな負荷Pが作用しても、ピニオンギア8を撓ませることが抑制され、スプール軸3aに対する摺動抵抗を軽減することが可能となる。
図5は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第2の実施の形態を示す図であり、図4に示した構成と同様、内部機構の要部拡大図である。なお、以下の実施形態では、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明については省略する。
この実施形態では、第1の実施形態の座繰り8eを更に深く形成して、噛合範囲Wよりも前方位置での支持領域L1を短くしている。すなわち、座繰り8eを深く形成することにより、スプール軸3aに対する接触範囲(支持領域L1)を減らして、大きな負荷Pが作用した際、スプール軸3aに対する摺動抵抗を軽減するとともに、ピニオンギアの軽量化を図ることが可能となる。具体的には、ピニオンギア8の全長をLとした場合、座繰り8eを形成する範囲L2は、最大でピニオンギアの全長Lの80%の範囲に設定することが好ましく、これにより、ピニオンギア8の軽量化、及びスプール軸3aに対する接触範囲(支持領域)を減らして、ハンドルの回転をよりスムーズにすることが可能となる。なお、最小で前記噛合範囲Wを超える位置まで座繰りを形成しておくのが好ましいが、噛合範囲Wの中間点を超える位置まで座繰りを形成しておいても良い。また、以下の第3の実施形態のように、ピニオンギア8の前端面8hから摺動体側に向けて座繰りを形成しても良い。
図6は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第3の実施の形態を示す図であり、図4に示した構成と同様、内部機構の要部拡大図である。
この実施形態では、図6に示すように、ピニオンギア8の前端面8hから摺動体側に向けて座繰り8gを形成すると共に、中間領域に中繰り8iを形成している。このような構成では、スプール軸3aは、噛合範囲Wの前方側で複数箇所(支持領域L1´,支持領域L1´´の2箇所)で支持された状態となり、これにより摺動抵抗の軽減が図れると共に、ピニオンギアを軽量化することが可能となる。また、支持領域については、ピニオンギアの先端側にすることで、スプール軸に対する負荷の影響を軽減することが可能となる。
なお、上記した噛合範囲Wの前方領域におけるピニオンギア8のスプール軸に対する支持領域L1,L1´,L1´´は、別途、カラー部材を介在したものであっても良い。例えば、図6に示す支持領域L1´,L1´´の部分にカラー25を配設してスプール軸3aを支持するものであっても良い(図7参照)。この場合、カラー25は、中繰り8iと座繰り8g,8eとの間に段差8j,8kを形成しておき、端面側から挿入し、止め輪26を配設することで位置決めすることが可能である。
図8は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第4の実施の形態を示す図であり、図4に示した構成と同様、内部機構の要部拡大図である。
この実施形態のピニオンギア8は、噛合範囲Wの前後両側に軸受10a,10bを配設することでリール本体1に回転可能に支持されている。
上記したように、噛合範囲Wでは、ハンドル回転操作時に大きな負荷Pが作用するものの、この大きな負荷が作用する両側でピニオンギア8を回転可能に支持することで、ピニオンギア8が安定して支持されるようになり、回転がスムーズになると共に、スプール軸3aに対する撓みの影響をより軽減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。例えば、上記した実施形態では、往復動装置12は、ウォームシャフトによって前後に往復動させるようにしているが、ギアオシレート方式として構成しても良い。また、噛合範囲Wの前方側でスプール軸3aを支持していれば良く、ピニオンギアには複数の中繰りを形成しても良い。なお、スプール軸3aを、噛合範囲Wの半分(50%)の位置よりも前方側で支持すると共に、その後端を摺動体15で支持し、その間を非接触とした構成にしても、スプール軸3aに対する摺動抵抗を従来の構成よりも軽減することが可能である。
1 リール本体
2 ロータ
3 スプール
3a スプール軸
7 ドライブギア
8 ピニオンギア
8e,8g 座繰り
10a,10b 軸受
12 オシレート機構
P 負荷
W 噛合範囲

Claims (3)

  1. リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作によって回転駆動されるドライブギアに噛合し、先端にロータが固定されたピニオンギアと、
    前端側に釣糸が巻回されるスプールを装着し、前記ピニオンギアに挿通されるスプール軸と、
    前記スプール軸の後端側を支持し、前記ドライブギアの駆動に伴ってスプール軸を前後方向に往復駆動させるオシレート機構と、
    を有する魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記スプール軸は、前記ドライブギアとピニオンギアの噛合範囲の前方で前記ピニオンギアの内面で支持されると共に、後端部で前記オシレート機構の摺動体に支持され、前記噛合範囲の後方では、前記ピニオンギア及びリール本体に対して非支持であり、
    前記ピニオンギアは、噛合範囲の前後両側でリール本体に対して軸受支持されていることを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記ピニオンギアには、後端面から前方に向けて、最大でピニオンギアの全長の80%の範囲の座繰りが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記スプール軸は、前記噛合範囲の前方で、前記ピニオンギアの内面に複数個所で支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用スピニングリール。
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