JP6159279B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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本発明は、魚釣用スピニングリールに関し、特に、ドライブギアによって回転駆動されるピニオンギアと、釣糸が巻回されるスプールを前後往復動可能に支持するとともに前記ピニオンギアに挿通されるスプール軸との支持構造に特徴を有する魚釣用スピニングリールに関する。
従来、魚釣用スピニングリールは、ハンドルを回転操作することで回転駆動されるロータと、釣糸が巻回されて前後方向に往復駆動されるスプールとを備えた構成となっている。一般的に知られるように、前記ロータは、ハンドル軸に装着されたドライブギアと噛合してハンドル軸と直交する方向に回転可能に支持されたピニオンギアの前端にロータナットにより固定されることで回転駆動され、また、前記スプールを支持するスプール軸は、前記ピニオンギアに挿通され、ドライブギアにより駆動されるオシレート機構(往復動装置)によって前後方向に往復駆動される。
したがって、前記スプール軸は、ハンドルを回転操作した際、回転駆動されているピニオンギアに挿通された状態で往復駆動されることになる。そのため、スプールに大きな負荷が作用してスプール軸が撓むと、ピニオンギアの内面とスプール軸との接触圧が大きくなり、それにより、スプール軸の摺動抵抗が増大して、ハンドルの回転操作が重くなってしまう。
そこで、例えば、特許文献1には、ピニオンギアの内面に軸方向に沿って凹所を形成し、ピニオンギアの内面とスプール軸の外面との間に隙間を形成することにより、スプール軸の摺動抵抗を低減することが開示されている。
また、特許文献2には、ピニオンギアの前部にロータナットを螺合させ、ロータナットとスプール軸との間に配設される軸受によってスプール軸の前端側を支持するとともに、ピニオンギアの後部に設けられる軸受によりスプール軸の後端側を支持することにより、ピニオンギアの内周とスプール軸の外周とを非接触状態にする構成が開示されている。
特開2001−258438号 特開2006−333705号
しかしながら、特許文献1および特許文献2はいずれも、スプール軸を支持している2つの支持点間の距離が短い(特許文献1では、ピニオンギアの軸方向長さの範囲内での2点支持、また、特許文献2では、ピニオンギアの両端面近傍部同士の2点支持)ため、ピニオンギアの内周面とスプール軸の外周面との僅かな隙間によって、スプール軸がラジアル方向にガタ付き易いという問題がある。
また、特許文献2に開示されているように、ピニオンギアに螺合したロータナットとスプール軸との間に軸受を配設すると、ピニオンギアに対するロータナットの同芯度が出難く(したがって、ピニオンギアに対するスプール軸の同芯度が出難く)、そのため、ピニオンギアが回転すると、ロータナットの組み付け偏心によってスプール軸が振り回される可能性がある。さらに、スプール軸の位置決めにしたがってオシレート機構の摺動体の位置が決まるため、上記のように、スプール軸がガタ付いたり振り回されると、スプール軸(スプール)を精度良く前後動させることができない可能性がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ピニオンギアに対するスプール軸の同芯度が確実に得られるとともに、ハンドル回転操作時にスプール軸をガタ付きなくスムーズに前後方向に精度良く往復動させることができる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作によって回転駆動されるドライブギアに噛合し、先端にロータが固定されたピニオンギアと、前端側に釣糸が巻回されるスプールを装着し、前記ピニオンギア内に挿通されるスプール軸と、前記スプール軸の後端側を支持し、前記ドライブギアの駆動に伴ってスプール軸を前後方向に往復駆動させるオシレート機構とを有する魚釣用スピニングリールにおいて、前記スプール軸の前端側を支持するとともに、前記ピニオンギアに対する同芯度を得るための同芯嵌合部を有する支持部材を備え、前記スプール軸は、その外周面が前記ピニオンギアの内周面と接触することなく、その前端側が前記ピニオンギアの前端よりも前方側で前記支持部材により支持されるとともに、その後端側が前記オシレート機構の摺動体により支持され、前記ロータが前記ピニオンギアの前端にロータナットにより固定され、前記支持部材が前記ロータナットの回り止めも行なうことを特徴とする。
上記した構成の魚釣用スピニングリールによれば、スプール軸は、その外周面がピニオンギアの内周面と接触することなく往復駆動可能に前後端側の2箇所で支持されるため、スプール軸が前後往復動した際の抵抗が軽く、ハンドルの回転操作も軽い。また、スプールに大きな負荷が作用してスプール軸が撓んでも、スプール軸とピニオンギアとの間の隙間により、スプール軸とピニオンギアとの接触を回避できる。同様に、例えばハンドル回転操作時のドライブギアとピニオンギアとの噛み合いに伴う負荷によりピニオンギアが撓んでも、ピニオンギアがスプール軸と接触することが避けられ、摺動抵抗が発生することはない。
また、上記した構成の魚釣用スピニングリールによれば、スプール軸は、その前端側が前記ピニオンギアの前端よりも前方側で支持部材により支持されるとともに、その後端側がオシレート機構の摺動体により支持されるため、2箇所の支持部の間隔が従来よりも長くなり、スプール軸がラジアル方向にガタ付き難くなる。
また、上記した構成の魚釣用スピニングリールによれば、スプール軸の前端側は、ピニオンギアに対する同芯度を得るための同芯嵌合部を有する支持部材で支持されており、ロータナットとの間に介在される軸受によって支持される構造ではないため、ピニオンギアに対するロータナットの芯ずれによる影響を受けることがなく、ピニオンギアに対するスプール軸の同芯度が確実に得られる。したがって、ピニオンギアは安定した状態で回転することができ、これにより、ピニオンギアに挿通されるスプール軸は安定して精度良く前後方向に摺動することが可能となる。
なお、上記構成において、支持部材の同芯嵌合部は、その内周面で相手側部材と嵌合してもよく、あるいは、その外周面で相手側部材と嵌合してもよい。また、支持部材の同芯嵌合部は、ピニオンギアに対する同芯度を得ることさえできれば、その嵌合断面の形状が任意である。すなわち、支持部材の同芯嵌合部と相手側部材と嵌合部との嵌合は、円形(真円)断面同士の嵌合により成されてもよく、あるいは、少なくとも一部に円弧を有する略円形またはそれ以外の断面同士の嵌合により成されてもよい。また、支持部材の同芯嵌合部は、ピニオンギアと直接に嵌合することが好ましいが、ピニオンギアに対する同芯度を得ることさえできれば、ピニオンギア以外の他の部材と嵌合しても構わない。
本発明によれば、ピニオンギアに対するスプール軸の同芯度が確実に得られるとともに、ハンドル回転操作時にスプール軸をガタ付きなくスムーズに前後方向に精度良く往復動させることができる魚釣用スピニングリールが得られる。
本発明の第1の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの一部断面を有する側面図である。 (a)は図1の要部拡大図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの要部拡大断面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図、(c)は(a)のC−C線に沿う断面図である。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの要部拡大断面図、(b)は(a)のD−D線に沿う断面図である。
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1および図2は本発明の第1の実施形態を示している。図1に示されるように、本実施形態に係る魚釣用スピニングリールのリール本体1には、釣竿に装着されるリール脚1aが一体形成されており、その前方には回転可能に支持されたロータ2と、ロータ2の回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプール3が配設されている。
リール本体1内には、ハンドル軸5aが回転可能に支持されており、その突出端部には、ハンドル5が取り付けられている。また、ハンドル軸5aには、巻取り駆動機構が係合しており、この巻取り駆動機構は、ハンドル軸5aに取り付けられ、内歯が形成されたドライブギア(駆動歯車)7と、このドライブギア7に噛合すると共にハンドル軸5aと直交する方向に延出し、内部に軸方向に延出する空洞部8aが形成されたピニオンギア8とを備えている。なお、ピニオンギア8は、その後端側に歯部8bが形成されており、この歯部8bがドライブギア7と噛合される。
ピニオンギア8の前方側には雄螺子部8cが形成されており、ロータ2の中心孔をピニオンギア8の前端部に嵌合し、この部分で雄螺子部8cにロータナット9を締め付けることによりロータ2がピニオンギア8に対して固定される。この場合、ロータ2は、非円形断面の嵌合部2bでピニオンギア8の外周面(非円形)に回り止め嵌合される。
本実施形態のピニオンギア8は、その歯部8bとドライブギア7との噛合部位の前方(スプール側)の2箇所で軸受10a,10bを介してリール本体1に回転可能に支持されており、その空洞部8aには、ハンドル軸5aと直交する方向に延出し、前端側にスプール3を装着したスプール軸3aが軸方向に移動可能に挿通されている。この場合、ピニオンギア8の中間領域の外周には、公知の一方向クラッチ11が配設されており、リール本体1の後方に回動可能に支持された切換レバー11aを切換操作することで、ピニオンギア(ロータ)の回転状態を切り換え可能にしている(両方向の回転状態/釣糸巻き取り方向のみの回転状態を切り換える)。なお、前方側の軸受10aは、ピニオンギア8に対して回り止めされる一方向クラッチ11の内輪11bとリール本体1との間に介挿され、後方側の軸受10bは、ピニオンギア8の歯部8bとドライブギア7との噛合部位の近傍にワッシャ10cを介して設置される。
ピニオンギア8には、スプール3(スプール軸3a)を前後往復動させるための往復動装置(オシレート機構)12が係合している。
本実施形態の往復動装置12は、リール本体1内に回転可能に支持され、スプール軸3aと平行に延在する螺軸(ウォームシャフト)13と、スプール軸3aの後端部に固定される摺動体(オシレーティングスライダ)15とを備えている。螺軸13の前端部には、ピニオンギア8と噛合するオシレートギア16が設けられており、螺軸13は、ハンドル5を回転操作することにより、ドライブギア7、ピニオンギア8、および、オシレートギア16を介して回転駆動されるようになっている。
螺軸13の外周面には、軸方向に沿って螺旋状のカム溝13aが形成されており、このカム溝13aに、摺動体15に収容保持された係合ピン18の係合爪(図示せず)が係合されている。
摺動体15は、円筒状の収容孔を有する本体15Aを備えており、この本体15Aがスプール軸3aの後端部に取り付けられて、スプール軸3aの後端が支持された状態となっている。この場合、スプール軸3aの後端部分には、断面が非円形でハンドル軸の軸方向と直交する平坦面が形成されており、この平坦面に対して、抜け止め部材(プレート)20が当て付けられて、ハンドル軸方向から止めネジ21が螺入されることで、スプール軸3aは摺動体15に対して回り止め固定されている。
摺動体15の本体15Aの円筒状の前記収容孔内には、円柱状に構成された係合ピン18が収容保持されており、その一端側(先端部)には、螺軸13のカム溝13aに係合される前記係合爪が形成されている。また、係合ピンの他端側は抜け止め部材20に当て付いて抜け止め保持されている。なお、摺動体15(本体15A)は、螺軸13と平行に延びるガイド23により回り止めされつつ前後方向に移動可能に案内支持されている。
図2に明確に示されるように、スプール軸3aは、その外周面がピニオンギア8の内周面と接触することなく(ピニオンギア8の内周面との間に隙間sを隔てて)ピニオンギア8の空洞部8a内にその全長にわたって挿通されて、ピニオンギア8の前端8eから突出するその前端側が支持部材60により支持されるとともに、ピニオンギア8の後端から突出するその後端側が前述したように往復動装置12の摺動体15により支持される。
本実施形態において、支持部材60は、段付きの筒状体として形成されており、その外周フランジ端部60cがネジ50を介してロータ2に取り付け固定される。また、支持部材60は、ロータナット9およびピニオンギア8を外側から取り囲むようにピニオンギア8の前方側へと延びており、例えばロータナット9と非円形の嵌合部により嵌合することでロータナット9の回り止め部材としての機能も果たすようになっている。
また、支持部材60は、ピニオンギア8に対する同芯度を得るための同芯嵌合部60aと、スプール軸3aの先端側を軸受90を介して支持する支持部60bとを有する。同芯嵌合部60aは、円形断面を成しており、その円形の内周面がピニオンギア8の円形断面を成す先端嵌合部8dの外周面に対して同芯的に嵌合する。また、支持部60bは、円筒状を成してピニオンギア8の前端8eよりも前方側へ延びており、ピニオンギア8の前端8eよりも前方側でスプール軸3aの先端側を軸受90を介して前後動可能に支持する。つまり、スプール軸3aは、ピニオンギア8と同心的な支持部材60に軸受90を介して支持されることにより、ピニオンギア8に対する同芯度が確保される。
このように、本実施形態の魚釣用スピニングリールによれば、スプール軸3aは、その外周面がピニオンギア8の内周面と接触することなく往復駆動可能に前後端側の2箇所で支持されるため、スプール軸3aが前後往復動した際の抵抗が軽く、ハンドルの回転操作も軽い。また、スプール3に大きな負荷が作用してスプール軸3aが撓んでも、スプール軸3aとピニオンギア8との間の隙間sにより、スプール軸3aとピニオンギア8との接触を回避できる。同様に、例えばハンドル回転操作時のドライブギア7とピニオンギア8との噛み合いに伴う負荷によりピニオンギア8が撓んでも、ピニオンギア8がスプール軸3aと接触することが避けられ、摺動抵抗が発生することはない。
また、本実施形態の魚釣用スピニングリールによれば、スプール軸3aは、その前端側がピニオンギア8の前端よりも前方側で支持部材60により支持されるとともに、その後端側が往復動装置12の摺動体15により支持されるため、2箇所の支持部の間隔が従来よりも長くなり、スプール軸3aがラジアル方向にガタ付き難くなる。
また、本実施形態の魚釣用スピニングリールによれば、スプール軸3aの前端側は、ピニオンギア8に対する同芯度を得るための同芯嵌合部60aを有する支持部材60で支持されており、前述した特許文献2のようにロータナットとの間に介在される軸受によって支持される構造ではないため、ピニオンギアに対するロータナットの芯ずれによる影響を受けることがなく、ピニオンギア8に対するスプール軸3aの同芯度が確実に得られる。したがって、ピニオンギア8は安定した状態で回転することができ、これにより、ピニオンギア8に挿通されるスプール軸3aは安定して精度良く前後方向に摺動することが可能となる。
図3は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態では、第1の実施形態のように支持部材60がピニオンギア8に対して同芯的に直接に嵌合するのではなく、ピニオンギア8に対して同芯的に嵌合するロータ2に対して支持部材60が更に同芯的に嵌合される。
具体的には、本実施形態において、ロータ2は、第1の実施形態と同様に非円形断面の嵌合部2bがピニオンギア8の外周(非円形嵌合部8f)に回り止め嵌合される(図3の(c)の断面参照)と同時に、例えば嵌合部2bから前方に連続する同芯嵌合部2cの円形内周面がピニオンギア8の前端側(例えば雄螺子部8cと非円形嵌合部8fとの間に設けられる)の円形断面の嵌合部8gの外周面に対して同芯的に嵌合する。
また、支持部材60の外周フランジ端部60cがネジ50を介して取り付け固定されるロータ2の径方向延在部2bには、前方に向けて円筒状に突出する嵌合部2aが設けられ、この嵌合部2aの円形の内周面には、ロータナット9と回り止め嵌合する支持部材60の同芯嵌合部としての内側筒部60aが同芯的に嵌合する。この場合、同芯嵌合部としての内側筒部60aは、特に図3の(b)に示されるように、その内周面が非円形に形成されてロータナット9と回り止め嵌合するとともに、その外周面が円形を成してロータ2の嵌合部2aの円形の内周面と同芯的に嵌合する。なお、支持部材60の支持部60bは、第1の実施形態と同様に、円筒状を成してピニオンギア8の前端8eよりも前方側へ延びており、この前方側でスプール軸3aの先端側を軸受90を介して前後動可能に支持する。つまり、本実施形態において、スプール軸3aは、ピニオンギア8と同心的なロータ2と、ロータ2と同心的な支持部材60とを介して、ピニオンギア8に対する同芯度が確保される。なお、それ以外の構成は、第1の実施形態と同一である。したがって、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図4は本発明の第3の実施形態を示している。本実施形態では、ロータナット9が第1および第2の実施形態における支持部材60を兼ねている。具体的には、ロータナット9は、ピニオンギア8に対する同芯度を得るための同芯嵌合部9aと、スプール軸3aの先端側を軸受90を介して支持する支持部9bとを有する。同芯嵌合部9aは、円形断面を成しており、その円形の内周面がピニオンギア8の円形断面を成す先端嵌合部8dの外周面に対して同芯的に嵌合する(この場合、ロータナット9の同芯度は、同芯嵌合部9aにより確保されるため、雄螺子部8cは所定の遊動をもって螺合することになる)。また、支持部9bは、円筒状を成してピニオンギア8の前端8eよりも前方側へ延びており、ピニオンギア8の前端8eよりも前方側でスプール軸3aの先端側を軸受90を介して前後動可能に支持する。つまり、スプール軸3aは、ピニオンギア8と同心的なロータナット9に軸受90を介して支持されることにより、ピニオンギア8に対する同芯度が確保される。なお、それ以外の構成は、第1の実施形態と同一である。したがって、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。例えば、上記した実施形態において、支持部材は、ロータナットの回り止めを兼ね、あるいは、ロータナットであったが、例えば、ロータナットに関係の無いピニオンギア8の円形断面を成す先端嵌合部8dの外周面に嵌合する同芯嵌合部60a又は円形断面の嵌合部8gの外周面に同芯的な内側筒部60aを有するスプール軸3aを支持するための専用部材であっても良く、支持部材60の支持方式、形態は限定されない。
1 リール本体
2 ロータ
3 スプール
3a スプール軸
7 ドライブギア
8 ピニオンギア
9 ロータナット(支持部材)
9a 同芯嵌合部
12 オシレート機構
15 摺動体
60 支持部材
60a 同芯嵌合部
90 軸受

Claims (4)

  1. リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作によって回転駆動されるドライブギアに噛合し、先端にロータが固定されたピニオンギアと、
    前端側に釣糸が巻回されるスプールを装着し、前記ピニオンギア内に挿通されるスプール軸と、
    前記スプール軸の後端側を支持し、前記ドライブギアの駆動に伴ってスプール軸を前後方向に往復駆動させるオシレート機構と、
    を有する魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記スプール軸の前端側を支持するとともに、前記ピニオンギアに対する同芯度を得るための同芯嵌合部を有する支持部材を備え、
    前記スプール軸は、その外周面が前記ピニオンギアの内周面と接触することなく、その前端側が前記ピニオンギアの前端よりも前方側で前記支持部材により支持されるとともに、その後端側が前記オシレート機構の摺動体により支持され
    前記ロータが前記ピニオンギアの前端にロータナットにより固定され、前記支持部材が前記ロータナットの回り止めも行なうことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記支持部材の前記同芯嵌合部が前記ピニオンギアと同芯的に嵌合することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記ロータが前記ピニオンギアに対して同芯的に嵌合し、前記支持部材の前記同芯嵌合部が前記ロータと同芯的に嵌合することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  4. 前記支持部材は、前記スプール軸の前端側を軸受を介して支持することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
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