JP6143646B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本実施形態は、半導体装置に関する。
従来、半導体装置に組み込まれたメモリデバイスに対して、組み込み自己テスト回路(Built-In Self Test、以下、BIST回路と示す)を組み込み、製造・出荷テストにおいてBIST回路を用いて故障を検出する方法が一般的に行われている。BIST回路には、故障検出の方法によって異なるタイプの回路が存在する。例えば、書き込んだデータと読み出したデータとの比較を行うことで故障の有無を判別する比較器型BIST回路や、読み出された結果をBIST回路内で圧縮し、圧縮した結果に基づき故障の有無を判別する圧縮器型BIST回路があげられる。
しかしながら、比較器型BIST回路や圧縮器型BIST回路に代表されるメモリBIST回路は、自己テストを実現するための各種機能(例えば、データ生成機能、アドレス生成機能、制御信号生成機能、結果解析機能、など)を論理回路としてデバイス内に構成する必要がある。これらの論理回路を実装するために、回路規模が増大してしまうという問題があった。特に、メモリデバイスの総ビット量が比較的小さい場合や、対象となるメモリ回路が1つ、2つなどと少ない場合や、メモリデバイス以外の論理回路部分の規模が小さい場合などには、BIST回路の追加に伴う半導体装置全体の規模増加が、無視できないほど大きな比率になってしまう。
BIST回路の追加による回路規模の増大を削減するためには、テスト内容や解析機能の削減などを行う必要がある。しかし、これらの削減を行うことにより、製造・出荷テストの品質にかかわる重要な機能を損なってしまう可能性があるため、現実的ではない。
米国特許第5173906号明細書
本実施形態は、小規模な回路の追加でメモリのテストを実現することができる、半導体装置を提供することを目的とする。
本実施形態の半導体装置は、データを保持するメモリと、データ用レジスタと、読み書き指示データ用レジスタと、を有するテスト用レジスタ部であって、前記データ用レジスタ、及び前記読み書き指示データ用レジスタは、レジスタ群を構成し、前記データ用レジスタ、及び前記読み書き指示データ用レジスタは、シフトレジスタを構成し、前記メモリに書き込むテストデータと、前記メモリに対し読み出し又は書き込みの動作を指示する読み書き指示データとを含む第一のデータ群に対応して、前記データ用レジスタ、及び前記読み書き指示データ用レジスタは前記レジスタ群を構成し、前記データ用レジスタは前記テストデータを格納し、前記読み書き指示データ用レジスタは前記読み書き指示データを格納するテスト用レジスタ部と、前記データ用レジスタから出力される前記テストデータの値を反転させる機能を有する第一の反転部と、前記読み書き指示データ用レジスタから出力される前記読み書き指示データの値を反転させる機能を有する第二の反転部と、前記第一の反転部に対しデータ反転指示を入力する第一の入力部と、前記第二の反転部に対しデータ反転指示を入力する第二の入力部と、前記メモリへの入力データとして、前記第一のデータ群を構成する前記データ用レジスタ及び前記読み書き指示データ用レジスタから出力される前記テストデータ及び前記読み書き指示データに対して前記第一及び第二の反転部を介して所定の処理を施して前記第一のデータ群を処理したテスト用データ群と、システム動作時に前記メモリに保持された前記データの読み書きを行うために用いる第二のデータ群とを切り替えるデータ切り替え部と、を備え、前記読み書き指示データに対応する前記読み書き指示データ用レジスタの出力には第1のラッチが設けられ、前記第1のラッチは、前記テスト用レジスタ部のシフト動作中は前記読み書き指示データ用レジスタの出力の値の変更が前記メモリの読み書き指示データ入力に伝播しないようにする。
本発明の第1の実施形態に係わる半導体装置の構成を説明する概略ブロック図。 テスト用に入力するシフトデータの構成の一例を説明する概略図。 本発明の第1の実施形態に係わる半導体装置の別の構成を説明する概略ブロック図。 複数のメモリ2を備えた半導体装置の構成を説明する概略ブロック図。 本発明の第2の実施形態に係わる半導体装置の構成を説明する概略ブロック図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係わる半導体装置の構成を説明する概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態の半導体装置は、同一のチップ1上に、メモリ2とテスト回路とが配置されている。チップ1には、メモリ2に対してテストに必要な各種信号を、チップ1外部から入出力するための様々な端子(クロック信号入力端子4、シフトデータ入出力端子5a、5b、シフトイネーブル信号入力端子6、読み書き反転信号入力端子7、データ反転信号入力端子8、期待値反転信号入力端子9、不良判定結果出力端子10)が設けられている。
メモリ2には、動作の同期を行うクロック信号を入力するためのクロック信号入力端子CLKと、メモリ2への動作指示を有効にするチップイネーブル信号を入力するためのチップイネーブル入力端子CENと、書き込み動作又は読み出し動作を指示するライトイネーブル信号を入力するためのライトイネーブル入力端子WENが設けられている。また、メモリ2には、書き込みや読み出しの動作を行うアドレス位置を指示するアドレスデータを入力するためのアドレス入力端子Addrと、テストデータが入力されるテストデータ入力端子DINとが配置されている。また、メモリ2には、格納されているデータを出力するためのデータ出力端子DOUTが設けられている。
なお、アドレス入力端子Addrは、入力されるアドレスデータのビット幅分だけ複数設けられている。例えば、アドレスデータが8ビットで構成されている場合、メモリ2には8個のアドレス入力端子Addrが設けられている。また、テストデータは通常複数のビットから成っているため、テストデータ入力端子DINも入力されるテストデータのビット幅分だけ複数設けられている。例えば、テストデータが20ビットで構成されている場合、メモリ2には20個のデータ入力端子DINが設けられている。更に、テストデータ出力端子DOUTも、テストデータのビット幅分だけ複数設けられている。例えば、テストデータが20ビットで構成されている場合、メモリ2には20個のデータ出力端子DOUTが設けられている。
なお、テストに用いられるテスト用データ群である各種データ(チップイネーブル信号、ライトイネーブル信号、アドレスデータ、テストデータ)は、それぞれデータ切り替え部であるMPX(マルチプレクサ)41、42、43、44を介してメモリ2の所定の入力端子に入力される。それぞれのMPX41〜44の入力側には、システム3から通常のシステム動作時におけるメモリ2の読み書きに用いられるデータ(第二のデータ群)も接続されている。すなわち、MPX41〜44を切り替えることにより、テスト動作時に用いられるデータと通常のシステム動作時に用いられるデータを切り替えて、メモリ2に入力することができる。
クロック信号入力端子4は、メモリ2にテスト動作の同期を行うためのクロック信号を供給するための端子である。クロック信号は、クロック信号入力端子CLKを介してメモリ2に入力される。シフトデータ入力端子5aは、メモリ2のテストに必要な各種データを供給するための端子である。シフトデータのデータ構造については、後に詳述する。また、シフトデータ出力端子5bは、テストで使用されたシフトデータを外部に出力するための端子である。
シフトイネーブル信号入力端子6は、シフトデータ入力端子5aから入力されるシフトデータを所定ビット(例えば1ビット)シフトさせる動作を指示する、シフト指示信号を供給するための端子である。第二の入力端子である読み書き反転信号入力端子7は、メモリ2に対するテストデータの書き込み動作と読み出し動作の切り替えを指示する、読み書き反転指示信号を供給するための端子である。第一の入力端子であるデータ反転信号入力端子8は、シフト入力端子5aからメモリ2に供給されるテストデータを、そのまま入力するか反転して入力するかの切り替えを指示するデータ反転信号を供給するための端子である。
第三の入力端子である期待値反転信号入力端子9は、テスト時においてメモリ2からの出力との比較に用いられる期待値データを、シフトデータとして供給された値をそのまま用いるか反転して用いるかの切り替えを指示する期待値反転信号を供給するための端子である。不良判定結果出力端子10は、メモリ2からの出力値と期待値とを比較した結果に基づき、当該メモリ2の良不良を判定結果として出力するための端子である。
シフト入力端子5aから入力される第一のデータ群であるシフトデータは、期待値データ、テストデータ、テストデータの書き込みや読み出しの動作を行うアドレス位置を示すアドレスデータ、読み書き動作指示データ、チップイネーブル信号の各データから構成されている。図2は、テスト用に入力するシフトデータの構成の一例を説明する概略図である。図2に示すように、期待値データ、テストデータ、アドレスデータは、通常複数ビットで構成されている。また、期待値データとテストデータとは、通常、メモリ2のビット幅と同じビット数(例えば20bit)のデータが設定される。読み書き動作指示データ、チップイネーブル信号は、それぞれ1ビットである。
チップ1には、シフトデータを格納するレジスタ11〜15が設けられている。レジスタ11〜15は、例えばD型のF/F(フリップフロップ)で構成されている。レジスタ11〜15は、例えば図1に示すように、シフト入力端子5aからレジスタ11、レジスタ12、レジスタ13、レジスタ14、レジスタ15、シフト出力端子5bの順にデータがシフトされるように、1本のシフトレジスタとして構成される。レジスタ11〜15には、それぞれに、シフトイネーブル端子6からシフト指示信号が入力される。シフト指示信号としてイネーブル(enable)状態を指示する値(例えば、“0”)が入力されている場合、シフト入力端子5aに与えられたシフトデータを、シフトクロックに同期して1ビットずつシフトさせる。シフト指示信号として、ディセーブル(disenable)状態を指示する値(例えば“1”)が入力されている場合、シフトデータのシフト動作は行わない。なお、これらのレジスタ11〜15は、1本でなく複数本のシフトレジスタとして構成してもよい。
レジスタ11には、チップイネーブル信号が格納される。レジスタ11に格納されているチップイネーブル信号は、更新機能付きレジスタ21、MPX(マルチプレクサ)41を介してメモリ2のチップイネーブル入力端子CENに入力される。なお、更新機能付きレジスタ21については、後に詳述する。
レジスタ12には、読み書き動作指示データが格納される。レジスタ12に格納されている読み書き動作指示データは、更新機能付きレジスタ22を介して、第二の反転部である排他的論理和をとるEXOR素子32に入力される。(更新機能付きレジスタ22については、後に詳述する。)EXOR素子32には、読み書き反転信号入力端子7から読み書き反転指示信号も入力される。従って、読み書き指示データと、読み書き反転指示信号との排他的論理和がEXOR素子32から出力され、ライトイネーブル信号としてMPX42を介してメモリ2のライトイネーブル入力端子WENに入力される。
すなわち、読み書き動作指示データが指示する動作をメモリ2に実行させたい場合、読み書き反転指示信号として“0”が入力される。一方、読み書き指示データが指示する動作と逆の動作をメモリ2に実行させたい場合、(例えば、読み書き指示データが書き込み動作を指示しており、メモリ2には読み込み動作を実行させたい場合、)読み書き反転指示信号として“1”が入力される。
レジスタ13には、アドレスデータが格納される。レジスタ13に格納されているアドレスデータは、MPX43を介してメモリ2のアドレス入力端子Addrに入力される。なお、アドレスデータは通常複数のビットから成っており、それぞれのビットに対して個々にアドレス入力端子Addrが配置されている。例えば、アドレスデータが8ビットで構成されている場合、メモリ2には8個のアドレス入力端子Addrが配置されている。
レジスタ14には、テストデータが格納される。レジスタ14に格納されているテストデータは、第一の反転部であるEXOR素子34に入力される。EXOR素子34には、データ反転入力端子8からデータ反転指示信号も入力される。従って、テストデータと、データ反転指示信号との排他的論理和がEXOR素子34から出力され、MPX42を介してメモリ2のデータ入力端子DINに入力される。なお、テストデータは通常複数のビットから成っており、それぞれのビットに対して個々にEXOR素子34とデータ入力端子DINとが配置され、各々接続されている。例えば、テストデータが20ビットで構成されている場合、20個のEXOR素子34と20個のデータ入力端子DINが配置されている。また、個々のEXOR素子34の出力は、それぞれ対応するデータ入力端子DINに接続されている。
レジスタ15には、期待値データが格納される。レジスタ15に格納されている期待値データは、第三の反転部であるEXOR端子35に入力される。EXOR端子35には、期待値反転入力端子9から期待値反転指示信号も入力される。
すなわち、テストにおいてメモリ2からの出力が期待されるデータが、レジスタ15に格納されている期待値データと一致する場合、期待値反転指示信号として“0”が入力される。一方、テストにおいてメモリ2からの出力が期待されるデータが、レジスタ15に格納されている期待値データと異なる場合、(例えば、メモリ2からの出力が期待されるデータが“0”であり、期待値データが“1”である場合、)期待値反転指示信号として“1”が入力される。なお、期待値データは通常複数のビットから成っており、それぞれのビットに対して個々にEXOR素子35が配置されている。例えば、期待値データが20ビットで構成されている場合、20個のEXOR素子35が配置されている。
それぞれのEXOR端子25から出力される期待値データは、テスト結果比較用のEXOR素子54に入力される。なお、テスト結果比較用のEXOR素子54は、EXOR素子35と同数設けられている。それぞれのテスト結果比較用のEXOR素子54には、EXOR端子35から出力される期待値データと、メモリ2のデータ出力端子DOUTから出力されるテスト結果データとが入力される。すなわち、結果比較用のEXOR素子54によって、テスト結果データと期待値データとがビット毎に比較される。それぞれのEXOR素子54は、テスト結果データと期待値データとが一致する場合には“0”を、不一致の場合には“1”を、比較結果データとして出力する。
全てのEXOR素子54から出力される比較結果データは、不良判定用のOR素子64に入力される。OR素子64は、入力される各ビットの比較結果データが全て“0”である場合、良であることを示す“0”を判定結果とし、不良判定結果出力端子10を介して外部に出力する。一方、OR素子64に入力される各ビットの比較結果データのうち、一つでも“1”が存在する場合、不良であることを示す“1”を不良判定結果とし、不良判定結果出力端子10を介して外部に出力する。
ここで、更新機能付きレジスタ21、22について説明する。更新機能付きレジスタ21、22は、ラッチやF/Fなどで構成されるレジスタである。更新機能付きレジスタ21、22は、シフト指示信号がイネーブル(enable)状態を指示する値でありシフトデータのシフト動作が行われている間は、接続されているレジスタ11、12のデータがアップデートされていても、アップデート前のデータを出力する。一方、シフト指示信号がディセーブル(disenable)状態を指示する値になされると、その後のクロックパルス入力で出力データを更新する。
シフトデータが格納される各レジスタ11〜15のビットの出力は、シフト動作中においては、その時点でシフトされているデータがそのまま出力される。シフト動作中のデータの変化は、メモリ2の動作上はなんら意味を持たず、ランダムなものである。ここでシフト動作中に、チップイネーブル入力端子CENからメモリ2に入力されるチップイネーブル信号や、ライトイネーブル入力端子WENからメモリ2に入力されるライトイネーブル信号が変化すると、メモリ2において意図しない動作が行われてしまう可能性がある。
例えば、あるアドレスについて、全ビット“0”の書き込み動作を行い、その後同一のアドレスについて読み出し動作を行う場合について考える。まず、書き込み動作用のシフトデータをシフト入力端子5aから各レジスタ11〜15に入力し、クロック信号を与えて各レジスタ11〜15に格納されたデータをメモリ2に書き込む。すなわち、レジスタ13に格納されているアドレスデータの指示するアドレスに対し、レジスタ14に格納されているテストデータ(例えば“0”)の書き込みを行う。次に、読み出し動作用のシフトデータをシフト入力端子5aから各レジスタ11〜15に入力する。このシフトデータ入力の途中で、ライトイネーブル信号が書き込みを指示する値になっていると、メモリ2に対し、意図しない書き込み動作が行われてしまう。ここで、直前に書き込みを行ったアドレスと、続いて行われる読み出し動作が行われるアドレスとが同一である場合、読み出し動作時に当該アドレスに意図しない書き込みが行われてしまうと、読み出すべきデータが破壊されてしまい、テストができなくなってしまうという問題がある。
そこで、チップイネーブル信号を格納するレジスタ11には更新機能付きレジスタ21を、読み書き動作指示データを格納するレジスタ12には更新機能付きレジスタ22をそれぞれの出力側に配置する。このような構成にすることで、シフト動作中にメモリ2に意図しないデータの書き込みが行われることを防ぐことができ、テスト動作が正しく行われる。
このように、メモリ2のテストに必要な各種データをシフト入力端子5aから入力して所定のレジスタ11〜15に格納しておき、クロック信号に従ってメモリ2に設けられた所定の入力端子からメモリ2に対して供給するように構成することで、BIST回路のように自己テストを実現するための各種機能(例えば、データ生成機能、アドレス生成機能、制御信号生成機能、結果解析機能、など)を論理回路としてデバイス内に構成する必要がなく、小規模な回路の追加でメモリのテストを実現することができる。
次に、上述のように構成された半導体装置おけるメモリ2のテスト方法について説明する。まず、メモリ2へのテストデータの書き込み動作と読み出し動作について説明する。例えば、メモリ2の所定のアドレスに所定のテストデータを書き込む動作を行う場合、シフトイネーブルデータを、イネーブル状態を指示する値にしたままで、シフトクロックを入力する。そして、チップイネーブル信号としてメモリ2への動作指示を有効にする値(例えば“0”)がチップイネーブル入力端子CENからメモリ2に入力され、ライトイネーブル信号として書き込み動作を指示する値(例えば“0”)がライトイネーブル入力端子WENからメモリ2に入力され、また、アドレスデータとして所定のアドレスがアドレス入力端子Addrからメモリ2に入力され、更に、テストデータとして所定のテストデータがデータ入力端子DINからメモリ2に入力されるように、シフトデータをシフトさせる。最後に、クロック信号入力端子CLKにパルスを与えることにより、メモリ2の所定のアドレスに所定のテストデータを書き込む動作が終了する。
読み出し動作については、上述した書き込み動作において、ライトイネーブル信号として書き込み動作を指示する値(例えば“0”)がライトイネーブル入力端子WENからメモリ2に入力されるようにシフトデータをシフトしていたところを、読み出し動作を指示する値(例えば“1”)がライトイネーブル入力端子WENからメモリ2に入力されるようにシフトデータをシフトさせるように変更する以外は、書き込み動作と同様である。
メモリ2のテストには、マーチングテストと呼ばれる種類のテストアルゴリズムが一般的に使用されている。これは、メモリ2のアドレスのそれぞれに対して、一連の書き込み動作及び読み出し動作を行うものである。例えば、13Nマーチングテストと呼ばれるアルゴリズムでは、一つのアドレスに対して「データ“0”の読み出し」「データ“1”の書き込み」「データ“1”の読み出し」という一連のテスト動作を行い、これらの動作が終了すると次のアドレスのテストへ移行する。
この一連のテスト動作の具体的な手順について説明する。なお、テストに先立ち、メモリ2には“0”がセットされているものとする。まず、「データ“0”の読み出し」のテストを行う。期待値データが全ビット“0”、テストデータが全ビット“0”、アドレスデータがテスト対象のアドレス、読み書き動作指示データが動作を読み出し動作行う値(例えば“1”)、チップイネーブル信号がメモリ2への動作指示を有効にする値(例えば“0”)に設定されたシフトデータを、シフト入力端子5aからシフト入力し、各レジスタ11〜15に格納する。
次に、読み書き反転指示信号として、正転(非反転)状態を指示する“0”を読み書き反転信号入力端子7から入力する。読み出し動作時にはテストデータを用いないため、データ反転指示信号は任意の値を入力する。(正転状態を指示する“0”でも反転状態を指示する“1”でもどちらでもよい。)また、シフトイネーブルデータとして、ディセーブル(disenable)状態を指示する値(例えば“1”)をシフトイネーブル信号入力端子6から入力する。
次に、メモリ2にクロック信号入力端子4からクロック信号を入力し、クロック信号入力端子CLKにパルスを与える。これにより、レジスタ11に格納されているチップイネーブル信号がチップイネーブル入力端子CENからメモリ2に入力され、メモリ2への動作指示が有効となる。また、レジスタ12に格納された読み出し動作行う値(例えば“1”)と、読み書き反転指示信号である正転状態を指示する“0”の値の排他的論理和、すなわち、読み出し動作を行う値(例えば“1”)が、EXOR素子32から出力される。従って、読み出し動作を行う値(例えば“1”)が、ライトイネーブル信号としてライトイネーブル入力端子WENからメモリ2に入力される。これにより、アドレス入力端子Addrからメモリ2に入力されるアドレスデータ(レジスタ13に格納されているデータ)に従って、当該アドレスにセットされている値が、それぞれのビットに対応するデータ出力端子DOUTから読み出される。
次に、期待値反転指示信号として、正転(非反転)状態を指示する“0”を期待値反転信号入力端子9から入力する。これにより、レジスタ15に格納された期待値データ(“0”)と、期待値反転指示信号である正転状態を指示する“0”の値の排他的論理和がEXOR素子35から出力される。すなわち、レジスタ15に格納された期待値データ(“0”)がそのままEXOR素子35から出力される。この状態で、メモリ2にクロック信号入力端子4からクロック信号を入力し、クロック信号入力端子CLKにパルスを与える。これにより、メモリ2から読み出された値と、EXOR素子35から出力される期待値とが、比較部であるEXOR素子54で比較される。
メモリ2から読み出された値が全て“0”である場合、全てのEXOR素子35から一致を示す“0”の値がOR素子64に出力される。従って、OR素子64から良を示す“0”の値が不良判定結果出力端子10に出力される。一方、メモリ2から読み出された値の中に1ビットでも“1”がある場合、当該ビットが入力されるEXOR素子35からは不一致を示す“1”の値がOR素子64に出力される。従って、OR素子64から不良を示す“1”の値が不良判定結果出力端子10に出力される。以上で「データ“0”の読み出し」のテスト動作が完了する。
続いて、「データ“1”の書き込み」のテストを行う。まず、読み書き反転指示信号として、反転状態を指示する“1”を読み書き反転信号入力端子7から入力する。また、データ反転指示信号として、反転状態を指示する“1”をデータ反転信号入力端子8から入力する。メモリ2にクロック信号入力端子4からクロック信号を入力し、クロック信号入力端子CLKにパルスを与えると、レジスタ12に格納された読み出し動作行う値(例えば“1”)と、読み書き反転指示信号である反転状態を指示する“1”の値の排他的論理和、すなわち、書き込み動作行う値(例えば“0”)が、EXOR素子32から出力される。従って、書き込み動作行う値(例えば“0”)が、ライトイネーブル信号としてライトイネーブル入力端子WENからメモリ2に入力される。これにより、アドレス入力端子Addrからメモリ2に入力されるアドレスデータ(レジスタ13に格納されているデータ)に従って、EXOR素子34から出力される値がデータ入力端子DINに入力され、それぞれ対応するアドレスに書き込まれる。
ここで、EXOR34素子からは、レジスタ14に格納されたテストデータ(“0”)と、データ反転指示信号である反転状態を指示する“1”の排他的論理和が出力される。すなわち、レジスタ14に格納されたテストデータ(“0”)を反転した値がEXOR素子34から出力される。従って、所定のアドレスについて、全ビット“1”の書き込みが行われる。以上で「データ“1”の書き込み」のテスト動作が完了する。
最後に、「データ“1”の読み出し」のテストを行う。まず、読み書き反転指示信号として、正転(非反転)状態を指示する“0”を読み書き反転信号入力端子7から入力する。読み出し動作時にはテストデータを用いないため、「データ“0”の読み出し」テストと同様に、データ反転指示信号は任意の値を入力する。(正転状態を指示する“0”でも反転状態を指示する“1”でもどちらでもよい。)
次に、メモリ2にクロック信号入力端子4からクロック信号を入力し、クロック信号入力端子CLKにパルスを与える。これにより、レジスタ12に格納された読み出し動作行う値(例えば“1”)と、読み書き反転指示信号である正転状態を指示する“0”の値の排他的論理和、すなわち、読み出し動作行う値(例えば“1”)が、EXOR素子32から出力される。従って、読み出し動作行う値(例えば“1”)が、ライトイネーブル信号としてライトイネーブル入力端子WENからメモリ2に入力される。これにより、アドレス入力端子Addrからメモリ2に入力されるアドレスデータ(レジスタ13に格納されているデータ)に従って、当該アドレスにセットされている値が、それぞれのビットに対応するデータ出力端子DOUTから読み出される。
次に、期待値反転指示信号として、反転状態を指示する“”を期待値反転信号入力端子9から入力する。これにより、レジスタ15に格納された期待値データ(“0”)と、期待値反転指示信号である反転状態を指示する“”の値の排他的論理和がEXOR素子35から出力される。すなわち、レジスタ15に格納された期待値の反転データ(“”)がEXOR素子35から出力される。この状態で、メモリ2にクロック信号入力端子4からクロック信号を入力し、クロック信号入力端子CLKにパルスを与える。これにより、メモリ2から読み出された値と、EXOR素子35から出力される期待値とが、EXOR素子54で比較される。EXOR素子54におけるビットごとの比較結果はOR素子64に出力される。OR素子64では全ビットの比較結果をまとめ、良不良判定結果を不良判定結果出力端子10に出力する。以上で「データ“1”の読み出し」のテスト動作が完了し、一つのアドレスに対する13Nマーチングテストの一連のテスト動作を終了する。
従来の構成では、シフトデータを用いて13Nマーチングテストを行う場合、一つのアドレスに対する三つのテスト動作について、それぞれの動作毎に都度シフトデータ入力を行う必要がある。これに対し、本実施形態の半導体装置では、読み書き反転指示信号と、データ反転指示信号と、期待値反転指示信号とを用いてメモリ2に入力するデータの変更を行うことができるため、シフトデータそのものを動作毎に都度入力する必要がなく、一回のシフトデータ入力で三つのテスト動作を行うことができる。従って、従来の半導体装置に比べてテスト時間を約1/3に短縮することができる。
このように、本実施形態によれば、メモリ2のテストに必要な各種データをシフトデータとして外部から入力し、メモリ2に設けられた所定の入力端子からメモリ2に対して供給するように構成することで、BIST回路のように自己テストを実現するための各種機能を論理回路としてデバイス内に構成する必要がなく、小規模な回路の追加でメモリのテストを実現することができる。
また、本実施形態によれば、読み書き反転指示信号と、データ反転指示信号と、期待値反転指示信号とを外部から入力できるようにしているので、ライトイネーブル信号と、テストデータと、期待値データの変更をこれらの信号で行うことができるため、同一のアドレスに対する一連のテストにおいて、シフトデータをテスト動作毎に入力しなおす必要がなく、テスト時間を短縮することができる。
なお、上述した一例では、テストデータを格納するレジスタ14と、期待値データを格納するレジスタ15とは、メモリ2のデータ幅分のレジスタで構成されているが、これよりも小さな幅のレジスタで構成することもできる。例えば、テストデータとして、偶数ビットは常に同じデータを用い、また、奇数ビットも常に同じデータを用い、偶数ビットと奇数ビットとでそれぞれ自由に値が設定できればよい、という条件でメモリ2のテストを行う場合についての構成を説明する。この場合、テストデータを格納するレジスタは、偶数ビット用の2ビット幅のレジスタ14aと、奇数ビット用の2ビット幅のレジスタ14bの2つのレジスタで構成することができる。同様に、期待値データを格納するレジスタも、偶数ビット用の2ビット幅のレジスタ15aと、奇数ビット用の2ビット幅のレジスタ15bの2つのレジスタで構成することができる。(図3参照。)図3は、本発明の実施形態に係わる半導体装置の別の構成を説明する概略ブロック図である。
シフト入力端子5aから入力されるシフトデータには、メモリ2の偶数ビットをテストするための値と、奇数ビットをテストするための値として、例えば2ビットのテストデータが設定されている。また、メモリ2の偶数ビットからの出力データと比較するために期待値と、奇数ビットからの出力データと比較するための期待値として、例えば4ビットの期待値データが設定されている。シフト入力を行うと、偶数ビット用のテストデータはレジスタ14aに格納され、奇数ビット用のテストデータはレジスタ14bに格納される。また、偶数ビット用の期待値データはレジスタ15aに格納され、奇数ビット用の期待値データはレジスタ15bに格納される。
メモリ2にクロック信号が入力され、書き込み動作が開始されると、レジスタ14aに格納されているデータはEXOR素子34aに入力される。また、レジスタ14bに格納されているデータはEXOR素子34bに入力される。EXOR素子34aは、データ反転信号入力端子8から入力されるデータ反転指示信号との排他的論理和をテストデータとして出力する。EXOR素子34aの出力側は、メモリ2のデータ入力端子DINのうち偶数ビットの入力端子DIN[0]、DIN[2]、DIN[4]に分岐接続されている。従って、EXOR素子34aから出力されたテストデータは、メモリ2の偶数ビットのデータ入力端子DIN[0]、DIN[2]、DIN[4]、…に入力され、対応する偶数ビットに書き込まれる。
一方、EXOR素子34bは、データ反転信号入力端子8から入力されるデータ反転指示信号との排他的論理和をテストデータとして出力する。EXOR素子34bの出力側は、メモリ2のデータ入力端子DINのうち奇数ビットの入力端子DIN[1]、DIN[3]、DIN[5]に分岐接続されている。出力されたテストデータは、メモリ2の奇数ビットの入力端子DIN[1]、DIN[3]、DIN[5]、…に入力され、対応する奇数ビットに書き込まれる。
一方、メモリ2にクロック信号が入力され、読み出し動作が開始されると、レジスタ15aに格納されているデータはEXOR素子35aに入力される。また、レジスタ15bに格納されているデータはEXOR素子35bに入力される。EXOR素子35aは、期待値反転信号入力端子9から入力される期待値反転指示信号との排他的論理和を期待値データとして出力する。EXOR素子35aの出力側は、メモリ2のデータ出力端子DOUTのうち偶数ビットの出力端子DOUT[0]、DOUT[2]、DOUT[4]と接続されているEXOR素子54の入力側に分岐接続されている。EXOR素子35bも、期待値反転信号入力端子9から入力される期待値反転指示信号との排他的論理和を期待値データとして出力する。EXOR素子35bの出力側は、メモリ2のデータ出力端子DOUTのうち偶数ビットの出力端子DOUT[1]、DOUT[3]、DOUT[5]と接続されているEXOR素子54の入力側に分岐接続されている。
このように構成することで、テストデータと期待値データとを格納するレジスタ14a、14b、15a、15bのビット幅を、それぞれ2ビットずつにすることができ、また、テストデータを反転させるためのEXOR素子34と、期待値データを反転させるためのEXOR素子35とは、それぞれレジスタ14a、14b、15a、15bの出力側に1個ずつ配置すればよいため、テスト用に追加する回路規模をより小さくすることがでる。
また、チップ1上に複数のメモリ2が設けられている場合にも、本実施形態の半導体装置のテスト回路を用いて複数のメモリを同時にテストすることができる。図4は、複数のメモリ2を備えた半導体装置の構成を説明する概略ブロック図である。
図4に示すように、例えば2つのメモリ2、2aがチップ1に配置されている場合、メモリ2に入力されるデータ(クロック信号、チップイネーブル信号、ライトイネーブル信号、アドレスデータ、テストデータ)が、チップ2aにも入力されるように、分岐配線を行う。すなわち、クロック入力端子4から出力されるクロック信号が、チップ2、2aのクロック信号入力端子CLKに入力され、更新レジスタ21から出力されるチップイネーブル信号が、チップ2、2aのチップイネーブル信号入力端子CENに入力されるように分岐配線を行う。また、EXOR素子32から出力されるライトイネーブル信号が、チップ2、2aのライトイネーブル入力端子WENに入力され、レジスタ13から出力されるアドレスデータが、チップ2、2aのアドレス入力端子Addrに入力されるように分岐配線を行う。更に、EXOR素子34から出力されるテストデータが、チップ2、2aのデータ入力端子DINに入力されるように、分岐配線を行う。
なお、メモリ2aからの出力データを期待値データと比較するEXOR素子54aと、不良判定を行うOR素子64aとは、メモリ2aと共有化せずに、別途配置することが望ましい。
このように構成することで、チップ上に配置された複数のメモリでシフトデータを共通化することができ、メモリからのデータ出力側のテスト用の回路を追加するだけで、複数のメモリを同時にテストすることができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態の半導体装置は、メモリの特定のアドレスについて良・不良の判定にとどまり、不良ビットの特定までは検出しない構成になされていた。これに対し、本実施形態においては、特定のアドレスについて不良判定がなされた場合に不良ビットの特定まで行える点が異なっている。本実施形態の半導体装置は、不良ビットの特定を行うためのマスクデータを格納するためのレジスタ16と、比較結果マスク用のAND素子74以外の構成要素は第1の実施形態と構成要素が同じであるので、同じ符号を付して説明は省略する。
本実施形態の半導体装置における、不良ビットの特定を行う部位の構成について、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態に係わる半導体装置の構成を説明する概略ブロック図である
図5に示すように、本実施形態の半導体装置は、期待値データを格納するレジスタ15とシフト出力端子5bとの間に、マスクデータを格納するためのレジスタ16が設けられている。また、メモリ2からの出力データと期待値データとを比較するEXOR素子54と、全体の不良判定を行うOR素子64との間に、比較結果をマスクするためのAND素子74が設けられている。EXOR素子54とAND素子74とは一対一に対応付けられており、それぞれのAND素子74には、対応するEXOR素子54からの出力と、レジスタ16に格納されたマスクデータの所定のビットの値とが入力される。AND素子74からの出力は、全てOR素子64に入力される。
シフトデータには、期待値データの前にメモリ2のビット幅分のマスクデータが追加される。マスクデータの初期設定値は、全ビット“1”である。マスクデータは、シフト入力によってマスクレジスタ16に格納される。まず、第1の実施形態同様に、メモリ2に格納されているデータの読み出し動作を行い、対象アドレスの全ビットについての不良判定を行う。メモリ2の出力端子DOUTから出力される出力データと、レジスタ15から出力される期待値データは、EXOR素子54でビットごとに一致・不一致の比較が行われる。比較結果はAND素子74に入力される。AND素子74には、比較結果とレジスタ16から出力されるマスクデータとが入力される。マスクデータは全ビット“1”であるので、EXOR素子54での比較結果がそのままOR素子64に入力される。OR素子64は、入力される全てのビットの比較結果が“0”、すなわち全てのビットにおいて出力データが期待値データと一致している場合、判定結果として良を示す“0”を出力する。
一方、OR素子64は、入力される全てのビットの比較結果の中に“1”、すなわち出力データが期待値データと不一致であるという結果が含まれている場合、判定結果として不良を示す“1”を出力する。この場合、引き続き不良ビットの特定を行う。まず、マスクデータにおいて不良判定を行う特定のビット以外のビットについて、値を“0”に設定する。そして、メモリ2に格納されているデータの読み出し動作を行う。メモリ2の出力端子DOUTから出力される出力データと、レジスタ15から出力される期待値データは、EXOR素子54でビットごとに一致・不一致の比較が行われる。比較結果はAND素子74に入力される。
AND素子74には、比較結果とレジスタ16から出力されるマスクデータとが入力される。ここで、マスクデータとして“0”が入力されたAND素子74からは、EXOR素子54から入力される比較結果の値にかかわらず、“0”が出力される。一方、マスクデータとして“1”が入力されたAND素子74からは、不良判定対象外のEXOR素子54での比較結果がそのままOR素子64に入力される。従って、OR素子64から出力される値は、マスクデータとして“1”が入力された特定のビットの比較結果となる。
OR素子64から“0”が出力される場合、判定対象ビットは不良ではないため、マスクデータを変更して他のビットについての不良判定を行う。一方、OR素子64から“1”が出力される場合、判定対象ビットは不良であると特定される。
このように、本実施形態においては、マスクデータと、マスクデータを格納するレジスタ16と、出力データと期待値データとの比較結果をマスクするためのAND素子74を追加することで、不良判定対象のビットを特定の範囲に限定することができる。従って、小規模な回路の追加のみで、メモリのテストを実現することができ、不良ビットの検出まで行うことができる。
本明細書における各「部」は、実施の形態の各機能に対応する概念的なもので、必ずしも特定のハードウェアやソフトウエア・ルーチンに1対1には対応しない。従って、本明細書では、実施の形態の各機能を有する仮想的回路ブロック(部)を想定して実施の形態を説明した。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…チップ、2…メモリ、3…システム、4…クロック信号入力端子、5a…シフトデータ入力端子、5b…シフトデータ出力端子、6…シフトイネーブル信号入力端子、7…読み書き反転信号入力端子、8…データ反転信号入力端子、9…期待値反転信号入力端子、10…不良判定結果出力端子、11、12、13、14、15…レジスタ、21、22…更新機能付きレジスタ、32、34、35、54…EXOR素子、41、42、43、44…MPX、64…OR素子、CLK…クロック信号入力端子、CEN…チップイネーブル入力端子、WEN…ライトイネーブル入力端子、Addr…アドレス入力端子、DIN…データ入力端子、DOUT…データ出力端子、

Claims (5)

  1. データを保持するメモリと、
    データ用レジスタと、読み書き指示データ用レジスタと、チップイネーブル用レジスタと、期待値データ用レジスタと、マスクデータ用レジスタと、を有するテスト用レジスタ部であって、
    前記データ用レジスタ、前記読み書き指示データ用レジスタ、及び前記チップイネーブル用レジスタは、レジスタ群を構成し、
    前記データ用レジスタ、前記読み書き指示データ用レジスタ、前記チップイネーブル用レジスタ、前記期待値データ用レジスタ、及び前記マスクデータ用レジスタは、シフトレジスタを構成し、
    前記メモリに書き込むテストデータと、前記メモリに対し読み出し又は書き込みの動作を指示する読み書き指示データと、前記メモリに対する動作指示の有効/無効を設定するチップイネーブル信号とを含む第一のデータ群に対応して、前記データ用レジスタ、前記読み書き指示データ用レジスタ、及び前記チップイネーブル用レジスタは前記レジスタ群を構成し、前記データ用レジスタは前記テストデータを格納し、前記読み書き指示データ用レジスタは前記読み書き指示データを格納し、前記チップイネーブル用レジスタは前記チップイネーブル信号を格納するテスト用レジスタ部と、
    前記メモリからの出力データと前記期待値データ用レジスタから出力される期待値データとを比較した結果の比較データを生成する比較部と、
    前記データ用レジスタから出力される前記テストデータの値を反転させる機能を有する第一の反転部と、
    前記読み書き指示データ用レジスタから出力される前記読み書き指示データの値を反転させる機能を有する第二の反転部と、
    前記期待値データ用レジスタから出力される前記期待値データの値を反転させる機能を有する第三の反転部と、
    前記第一の反転部に対しデータ反転指示を入力する第一の入力部と、
    前記第二の反転部に対しデータ反転指示を入力する第二の入力部と、
    前記第三の反転部に対しデータ反転指示を入力する第三の入力部と、
    前記メモリへの入力データとして、前記第一のデータ群を構成する前記データ用レジスタ及び前記読み書き指示データ用レジスタから出力される前記テストデータ及び前記読み書き指示データに対して前記第一及び第二の反転部を介して所定の処理を施して前記第一のデータ群を処理したテスト用データ群と、システム動作時に前記メモリに保持された前記データの読み書きを行うために用いる第二のデータ群とを切り替えるデータ切り替え部と、
    を備え、
    前記チップイネーブル信号を格納する前記チップイネーブル用レジスタの出力には第1のラッチが設けられ、前記読み書き指示データを格納する前記読み書き指示データ用レジスタの出力には第2のラッチが設けられ、前記テスト用レジスタ部のシフト動作中は、前記第1のラッチは前記チップイネーブル用レジスタの出力の値の変更が前記メモリのチップイネーブル入力に伝播しないようにし、前記第2のラッチは前記読み書き指示データ用レジスタの出力の値の変更が前記メモリの読み書き指示データ入力に伝播しないようにし、前記期待値データ用レジスタから出力される前記期待値データは、前記第三の反転部を介して前記メモリからの出力データとの比較をビットごとに行う比較部に入力され、前記マスクデータ用レジスタに格納されたマスクデータによって特定された範囲のビットに含まれないビットについては、前記出力データと前記期待値データとの比較結果を強制的に一致しているものとし、同一のタイミングで出力される前記出力データの全てのビットについての前記比較結果の論理和を算出しテスト結果として出力する、半導体装置。
  2. データを保持するメモリと、
    データ用レジスタと、読み書き指示データ用レジスタと、を有するテスト用レジスタ部であって、
    前記データ用レジスタ、及び前記読み書き指示データ用レジスタは、レジスタ群を構成し、
    前記データ用レジスタ、及び前記読み書き指示データ用レジスタは、シフトレジスタを構成し、
    前記メモリに書き込むテストデータと、前記メモリに対し読み出し又は書き込みの動作を指示する読み書き指示データとを含む第一のデータ群に対応して、前記データ用レジスタ、及び前記読み書き指示データ用レジスタは前記レジスタ群を構成し、前記データ用レジスタは前記テストデータを格納し、前記読み書き指示データ用レジスタは前記読み書き指示データを格納するテスト用レジスタ部と、
    前記データ用レジスタから出力される前記テストデータの値を反転させる機能を有する第一の反転部と、
    前記読み書き指示データ用レジスタから出力される前記読み書き指示データの値を反転させる機能を有する第二の反転部と、
    前記第一の反転部に対しデータ反転指示を入力する第一の入力部と、
    前記第二の反転部に対しデータ反転指示を入力する第二の入力部と、
    前記メモリへの入力データとして、前記第一のデータ群を構成する前記データ用レジスタ及び前記読み書き指示データ用レジスタから出力される前記テストデータ及び前記読み書き指示データに対して前記第一及び第二の反転部を介して所定の処理を施して前記第一のデータ群を処理したテスト用データ群と、システム動作時に前記メモリに保持された前記データの読み書きを行うために用いる第二のデータ群とを切り替えるデータ切り替え部と、
    を備え、
    前記読み書き指示データに対応する前記読み書き指示データ用レジスタの出力には第1のラッチが設けられ、前記第1のラッチは、前記テスト用レジスタ部のシフト動作中は前記読み書き指示データ用レジスタの出力の値の変更が前記メモリの読み書き指示データ入力に伝播しないようにする、半導体装置。
  3. 前記第一のデータ群は、前記メモリに対する動作指示の有効/無効を設定するチップイネーブル信号を含み、
    前記テスト用レジスタ部は、前記チップイネーブル信号を格納するチップイネーブル用レジスタを更に有し、
    前記データ用レジスタ、前記読み書き指示データ用レジスタ及び前記チップイネーブル用レジスタはシフトレジスタを構成し、
    前記チップイネーブル信号を格納する前記チップイネーブル用レジスタの出力には第2のラッチが設けられ、前記第2のラッチは、前記テスト用レジスタ部のシフト動作中は前記チップイネーブル用レジスタの出力の値の変更が前記メモリのチップイネーブル入力に伝播しないようにする、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記テスト用レジスタ部は、前記メモリからの出力データと比較するための期待値データを格納する期待値データ用レジスタを更に有し、前記期待値データ用レジスタから出力される前記期待値データは、入力されるデータの値を反転させる機能を有する第三の反転部を介し、前記メモリからの出力データとの比較をビットごとに行う比較部に入力され、同一のタイミングで出力される前記出力データの全てのビットについての前記比較部における比較結果の論理和を、テスト結果として出力する、請求項2又は請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第三の反転部に対しデータ反転指示を入力する第三の入力部を備える、請求項4に記載の半導体装置。
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