JP6143062B2 - トイレ装置 - Google Patents

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本発明の態様は、一般的に、トイレ装置に関する。
見栄えの良さを特徴とし、側面に開口のない洋風便器が知られている。このような洋風便器においては、便器に設置される局部洗浄装置への給水の接続および便器洗浄への給水の接続は、給水源に接続された分岐栓を介して行われている(特許文献1)。しかし、特許文献1に記載された便器装置では、分岐栓が便器の外観から露出しているため、見栄えの良さを追求する点においては改善の余地がある。また、給水の接続部が便器の背面において露出して設けられているため、便器と壁面との間の距離を確保する必要がある。つまり、便器をトイレルームのより前方の位置に設置する必要がある。すると、トイレルームの入口と便器との間の距離がより短くなり、トイレルームの空間がより狭くなる。この点においては、改善の余地がある。
また、特許文献1に記載された便器装置では、便器洗浄機能部品および局部洗浄機能部品が局部洗浄装置に搭載されている。商用電源と局部洗浄装置とを電気的に接続する配線のコネクタ接続部に対しては、局部洗浄装置のカバーの側面に設けられた開口からアプローチすることができる。しかし、電気配線のコネクタ接続部は、カバーの側面に設けられた開口を利用しているため、使用者に視認されやすい。そのため、見栄えの良さを追求する点においては改善の余地がある。
特開2003−268854号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、意匠性、施工性あるいはメンテナンス性に優れたトイレ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、ボウル部を有する便器と、前記便器の上に配置される人体洗浄装置と、前記ボウル部を洗浄する便器洗浄機構と、給水源に接続され前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか一方に洗浄水を供給する第1の通水管と、前記第1の通水管から分岐し前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか他方に洗浄水を供給する第2の通水管と、商用電源に接続され前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか一方に電気を供給する第1の電気配線と、前記第1の電気配線に接続され前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか他方に電気を供給する第2の電気配線と、を備え、前記第2の通水管および前記第2の電気配線は、前記便器の内部および前記人体洗浄装置の内部の少なくともいずれかに隠蔽され、前記第2の通水管と、前記人体洗浄装置、を接続する給水接続部、ならびに前記第2の電気配線と、前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれかと、を接続する給電接続部は、前記人体洗浄装置のケース本体の背面部に形成された開口を開閉し前記ケース本体に対して取り外し可能な開口窓から接続可能および取り外し可能とされたことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、給水接続部および給電接続部は、開口窓が閉じた状態では外観に露出しない。また、開口窓は、ケース本体の背面部に設けられている。そのため、給水接続部および給電接続部が使用者等にとって見えにくい。これにより、意匠性に優れたトイレ装置を提供することができる。また、施工業者等は、開口窓を開けることで、第2の通水管、第2の電気配線、給水接続部および給電接続部の施工作業あるいはメンテナンス作業をより容易に行うことができる。そのため、施工性およびメンテナンス性に優れたトイレ装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ケース本体は、前記ケース本体の内部に設けられ人体を洗浄する人体洗浄機構と、前記給水接続部および前記給電接続部と、を区画する第1の仕切部を有し、前記開口窓と前記第1の仕切部とにより形成され前記給水接続部および前記給電接続部の少なくともいずれかが配置される接続空間部が前記ケース本体の内部に設けられたことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、施工業者等は、人体洗浄機構が設けられていない場所で給水接続および給電接続の作業を行うことができる。そのため、施工業者等は、給水接続および給電接続の作業をより容易に行うことができる。また、給水接続部において漏水が生じても、第1の仕切部は、人体洗浄機構が設けられた空間に水が進入することを抑制する。そのため、人体洗浄機構の故障を抑制することができる。また、漏水の原因を比較的早いうちに発見することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記給水接続部と前記給電接続部とを隔離する第2の仕切部が、前記接続空間部に設けられたことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、給水接続部において漏水が生じても、水が給電接続部の側へ進行することを抑制することができる。これにより、ショート(短絡)が生ずることを抑制することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記ケース本体に対して着脱可能とされたカバー部材であって、前記第2の仕切部のうちの少なくとも一部を形成し第1の嵌合部を有するカバー部材をさらに備え、前記開口窓は、前記開口を閉じた状態において前記接続空間部の側に設けられ前記第1の嵌合部と係合する第2の嵌合部を有することを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、施工業者等は、カバー部材をケース本体に取り付けていない場合には、第1の嵌合部と第2の嵌合部とを係合させることができない。そのため、施工業者等によるカバー部材の取り付け忘れを防止することができる。
第5の発明は、第2〜4のいずれか1つの発明において、前記給水源から前記第1の通水管へ供給される洗浄水の通水を制御する電磁弁と、前記接続空間部に設けられ前記商用電源が停電したときに前記電磁弁を駆動可能な電池を収納する電池ボックスと、をさらに備えたことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、電池ボックスは、開口窓が閉じた状態において接続空間部に隠蔽される。そのため、衛生洗浄装置の意匠性を損なうことなく、停電時でも便器洗浄を行うことができるトイレ装置を提供することができる。
第6の発明は、第2〜5のいずれか1つの発明において、前記開口窓は、前記開口を閉じた状態において前記接続空間部の側に設けられ前記接続空間部へ向かって突出した導水リブを有し、前記ケース本体は、前記開口の周囲のうちの少なくとも一部に設けられ前記導水リブを伝ってきた水を前記接続空間部に進入させることなく外部へ導く排水溝を有することを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、ケース本体と開口窓との間の隙間から水が進入しても、その水は、導水リブを伝って排水溝へ導かれ、接続空間部に進入することなく排水溝を通りトイレ装置の外部へ排出される。これにより、水が給電接続部にかかることはない。そのため、給電接続部においてショートが生ずることを抑制することができる。
本発明の態様によれば、意匠性、施工性あるいはメンテナンス性に優れたトイレ装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかるトイレ装置を表す模式的斜視図である。 本実施形態の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態の便器の内部構造を表す模式的斜視図である。 本実施形態の接続空間部の構造を表す模式的斜視図である。 本実施形態の接続空間部を上方から眺めた模式的平面図である。 本実施形態にかかるトイレ装置の施工方法の概略を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の接続空間部を斜めから眺めた模式的斜視図である。 本実施形態の接続空間部を拡大して眺めた模式的斜視図である。 本実施形態の衛生洗浄装置の分岐金具を説明する模式的斜視図である。 本実施形態衛生洗浄装置の分岐金具とコントロール蓋との関係を表す模式的断面図である。 本実施形態の給水接続部の接続方法の一例を例示する模式的斜視図である。 給水接続部における工具施工空間を説明する模式的平面図である。 本実施形態の接続空間部を斜めから眺めた模式的斜視図である。 本実施形態のカバー部材を表す模式的斜視図である。 本実施形態の給電接続部の接続方法の一例を例示する模式的斜視図である。 本実施形態のカバー部材および開口窓の取り付け方法の一例を例示する模式的斜視図である。 本実施形態の接続空間部を表す模式的斜視図である。 本実施形態の開口窓を表す模式的斜視図である。 本実施形態の開口窓を表す模式的平面図である。 本実施形態のケーシング本体の開口部分を表す模式的斜視図である。 本実施形態のカバー部材を表す模式的斜視図である。 本実施形態のカバー部材および開口窓の施工方法の一例を例示する模式的斜視図である。 図22(d)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。 本実施形態の接続空間部の周囲の水の流れを表す模式的斜視図である。 本実施形態の排水溝を表す模式的斜視図である。 本実施形態の開口窓を表す模式的平面図である。 本実施形態の排水溝および導水リブを表す模式的断面図である。 変形例の排水溝を表す模式的斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態の要部構成を表すブロック図である。
図1に表したトイレ装置10は、ボウル部801を有する洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置(人体洗浄装置)100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング(ケース)110と、便座180と、を有する。便座180は、ケーシング110に対して開閉自在に軸支されている。なお、衛生洗浄装置100は、便蓋を有していてもよい。この場合には、図示しない便蓋は、便座180と同様にケーシング110に対して開閉自在に軸支される。
図1に表したように、ケーシング110は、人体洗浄機構140(図2参照)を収納するケーシング本体(ケース本体)120と、開口窓130と、を有する。ケーシング本体120の後方部(背面部)には、開口121が設けられている。開口窓130は、ケーシング本体120の後方部に取り付けられている。開口窓130は、ケーシング本体120に対して取り外し可能とされてなり、ケーシング本体120に対して開閉自在に軸支されている。つまり、開口窓130は、開口121を開閉する。
なお、本願明細書においては、便座180に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座180に座った使用者からみて下方を「下方」とする。また、便座180に座った使用者からみて前方を「前方」とし、便座180に座った使用者からみて後方を「後方」とする。あるいは、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて手前側を「前方」とし、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて奥側を「後方」とする。また、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて右側を「右側方」とし、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて左側を「左側方」とする。
図2に表したように、便器800には、電磁弁811と、分岐部813と、便器洗浄機構820と、が設けられている。電磁弁811は、第1の通水管211の上流側に設けられている。電磁弁811は、開閉可能な電磁バルブであり、便器洗浄機構820からの指令に基づいて水の供給を制御する。便器洗浄機構820は、例えば、図示しない加圧ポンプや貯水タンクなどを有し、ボウル部801を洗浄する。
ケーシング本体120の内部には、人体洗浄機構140が設けられている。人体洗浄機構140は、制御部141と、ノズルモータ143と、ノズル145と、を有する。ノズル145は、ノズル配管145aと、ノズル本体145bと、を有する。ノズル145は、ノズルモータ143からの駆動力を受け、便器800のボウル部801内に進出したり後退することができる。つまり、ノズルモータ143は、制御部141からの指令に基づいてノズル145を進退させることができる。ノズル145は、その先端部に設けられた図示しない吐水口から水を噴射して、便座180に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
人体洗浄機構140は、例えば熱交換ユニットや流調・流量切換弁などを有していてもよい。
本実施形態のトイレ装置10は、第1の通水管211と、第2の通水管212と、を備える。
第1の通水管211は、給水源201に接続され、便器洗浄機構820に洗浄水を供給する。具体的には、第1の通水管211は、第1の配管211aと、第2の配管211bと、第3の配管211cと、を有する。第1の配管211aは、給水源201と電磁弁811とに接続され、給水源201から供給された水を電磁弁811へ導く。第2の配管211bは、電磁弁811と分岐部813とに接続され、電磁弁811から供給された水を分岐部813へ導く。第3の配管211cは、分岐部813と便器洗浄機構820とに接続され、分岐部813から供給された水を便器洗浄機構820へ導く。
第2の通水管212は、分岐部813において第1の通水管211から分岐し、衛生洗浄装置100に洗浄水を供給する。例えば、第2の通水管212は、給水接続部231においてノズル配管145aと接続され、ノズル配管145aを通してノズル本体145bに洗浄水を供給する。第2の通水管212は、便器800の内部および衛生洗浄装置100の少なくともいずれかの内部に隠蔽されている。第2の通水管212と人体洗浄機構140との給水の接続部(給水接続部231)は、接続空間部115に設けられている。そして、給水接続部231の接続および取り外しについては、開口窓130を開けることにより行うことができる。
なお、第1の通水管211は、給水源201に接続され、衛生洗浄装置100に洗浄水を供給してもよい。この場合には、第2の通水管212は、分岐部813において第1の通水管211から分岐し、便器洗浄機構820に洗浄水を供給する。
以下では、第1の通水管211が、給水源201に接続され、便器洗浄機構820に洗浄水を供給し、第2の通水管212が、分岐部813において第1の通水管211から分岐し、衛生洗浄装置100に洗浄水を供給する場合を例に挙げて説明する。
接続空間部115は、開口窓130と第1の仕切部123とにより形成されている。第1の仕切部123は、ケーシング本体120に設けられ、給水接続部231と人体洗浄機構140とを区画する。第1の仕切部123については、後に詳述する。
また、本実施形態のトイレ装置10は、第1の電気配線221と、第2の電気配線222と、を備える。第1の電気配線221は、商用電源203に接続され、衛生洗浄装置100に電気を供給する。例えば、第1の電気配線221は、制御部141に電気を供給する。第2の電気配線222は、第1の電気配線221と接続され、便器洗浄機構820に電気を供給する。第2の電気配線222は、給電接続部233において便器洗浄機構820の便器配線819と接続され、便器配線819を通して便器洗浄機構820に電気を供給する。
なお、第1の電気配線は、商用電源203に接続され、便器洗浄機構820に電気を供給してもよい。この場合には、第2の電気配線222は、第1の電気配線221と接続され、衛生洗浄装置100に電気を供給する。
以下では、第1の電気配線221が、商用電源203に接続され、衛生洗浄装置100に電気を供給し、第2の電気配線222が、第1の電気配線221と接続され、便器洗浄機構820に電気を供給する場合を例に挙げて説明する。
第2の電気配線222は、便器800の内部および衛生洗浄装置100の少なくともいずれかの内部に隠蔽されている。第2の電気配線222と便器洗浄機構820との給電の接続部(給電接続部233)は、接続空間部115に設けられている。そして、給電接続部233の接続および取り外しについては、開口窓130を開けることにより行うことができる。第1の仕切部123は、給電接続部233と人体洗浄機構140とを区画する。
本実施形態によれば、給水接続部231および給電接続部233は、接続空間部115に設けられ、開口窓130が閉じた状態では外観に露出しない。また、開口窓130は、ケーシング本体120の後方部に設けられている。そのため、給水接続部231および給電接続部233が使用者等にとって見えにくい。これにより、意匠性に優れたトイレ装置10を提供することができる。また、施工業者等は、開口窓130を開けることで、第2の通水管212、第2の電気配線222、給水接続部231および給電接続部233の施工作業あるいはメンテナンス作業をより容易に行うことができる。そのため、施工性およびメンテナンス性に優れたトイレ装置10を提供することができる。
また、第1の仕切部123は、給水接続部231と人体洗浄機構140とを区画し、給電接続部233と人体洗浄機構140とを区画する。これにより、施工業者等は、人体洗浄機構140が設けられていない場所で給水接続および給電接続の作業を行うことができる。そのため、施工業者等は、給水接続および給電接続の作業をより容易に行うことができる。また、給水接続部231において漏水が生じても、第1の仕切部123は、人体洗浄機構140が設けられた空間に水が進入することを抑制する。そのため、人体洗浄機構140の故障を抑制することができる。また、漏水の原因を比較的早いうちに発見することができる。
次に、接続空間部の構造について、図面を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態の便器の内部構造を表す模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の接続空間部の構造を表す模式的斜視図である。
図5は、本実施形態の接続空間部を上方から眺めた模式的平面図である。
図4(a)は、各部材が組み立てられた状態を表す模式的斜視図である。図4(b)は、各部材が分解された状態を表す模式的斜視図である。図4(a)では、説明の便宜上、開口窓130を省略している。
図5(a)は、カバー部材等が組み付けられた状態を表す模式的平面図である。図5(b)は、カバー部材等が取り外された状態を表す模式的平面図である。
図1および図2に関して前述したように、接続空間部115は、開口窓130と第1の仕切部123とにより形成されている。図4(a)および図4(b)に表したように、第1の仕切部123は、第1の壁部123aと、第2の壁部123bと、第3の壁部123cと、を有する。つまり、接続空間部115は、開口窓130と、第1の壁部123aと、第2の壁部123bと、第3の壁部123cと、により形成されている。
図3に表したように、便器800の内部には、便器洗浄機構820と、停電対応ユニット165と、が設けられている。停電対応ユニット165によれば、使用者は、停電時において手動操作を行うことでボウル部801を洗浄水により洗浄することができる。
本実施形態の給電接続部233は、装置側給電接続部234と、便器側給電接続部235と、を有する。装置側給電接続部234は、第2の電気配線222に接続されている。便器側給電接続部235は、便器配線819(図2参照)に接続されている。
図4(b)に表したように、装置側給電接続部234は、装置側電源接続部234aと、装置側通信接続部234bと、を有する。第2の電気配線222は、装置側電源配線222aと、装置側通信配線222bと、を有する。装置側電源接続部234aは、装置側電源配線222aに接続されている。装置側通信接続部234bは、装置側通信配線222bに接続されている。
図3に表したように、便器側給電接続部235は、便器側電源接続部235aと、便器側通信接続部235bと、を有する。便器配線819は、便器側電源配線819aと、便器側通信配線819bと、を有する。便器側電源接続部235aは、便器側電源配線819aに接続されている。便器側通信接続部235bは、便器側通信配線819bに接続されている。
なお、装置側通信配線222b、装置側通信接続部234b、便器側通信配線819bおよび便器側通信接続部235bは、必ずしも設けられていなくともよい。
図4および図5に表したように、第2の通水管212の少なくとも一部と、給水接続部231と、は、接続空間部115に設けられている。接続空間部115には、給水接続部231と給電接続部233とを隔離する第2の仕切部116が設けられている。
具体的には、図4に表したように、カバー部材150が接続空間部115に設けられている。カバー部材150は、第1の隔離壁151を有し、ねじなどの締結部材159によりケーシング本体120に固定されている。つまり、カバー部材150は、ケーシング本体120から取り外し可能とされている。図4(a)および図5(a)に表したように、カバー部材150は、ケーシング本体120に取り付けられた状態において給電接続部233を隠蔽する。一方、ケーシング本体120は、接続空間部115に設けられた第2の隔離壁125を有する。
図4(a)に表したように、カバー部材150がケーシング本体120に固定された状態において、第1の隔離壁151は、第2の隔離壁125を上方から覆っている。つまり、第2の仕切部116は、第1の隔離壁151と第2の隔離壁125とにより形成されている。
これによれば、第2の仕切部116が給水接続部231と給電接続部233とを隔離するため、給水接続部231において漏水が生じても、水が給電接続部233の側へ進行することを抑制することができる。これにより、ショート(短絡)が生ずることを抑制することができる。
図4(a)に表したように、電池ボックス161が、カバー部材150に載置されている。電池ボックス161は、カバー部材150に対して着脱自在に設けられ、開口窓130が閉じた状態においてケーシング110の内部(接続空間部115)に隠蔽されている。電池ボックス161は、商用電源203が停電したときに電磁弁811を駆動可能な電池を収納する。例えば、商用電源203が停電したときに、使用者等は、開口窓130を開けてカバー部材150に載置された電池ボックス161を取り出し、電池ボックス161に電池を入れる。そして、使用者等は、電池ボックス161を所定の位置に設置すると、商用電源203が停電したときでも電磁弁811を開閉させボウル部801に洗浄水を供給することができる。
これによれば、電池ボックス161は、開口窓130が閉じた状態においてケーシング110の内部(接続空間部115)に隠蔽されている。そのため、衛生洗浄装置100の意匠性を損なうことなく、停電時でも便器洗浄を行うことができるトイレ装置10を提供することができる。
図5(b)に表したように、接続空間部115におけるケーシング本体120には、給水開口部117と、給電開口部118と、停電対応ユニット開口部119と、が設けられている。施工業者等は、給水開口部117の空間を利用して給水接続部231の接続作業を行うことができる。また、施工業者等は、給電開口部118の空間を利用して給電接続部233の接続作業を行うことができる。また、施工業者等は、停電対応ユニット開口部119の空間を利用して停電対応ユニット165の設置作業を行うことができる。
次に、本実施形態にかかるトイレ装置10の施工方法の概略について、図面を参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態にかかるトイレ装置の施工方法の概略を説明する模式的斜視図である。
図6(a)は、本実施形態にかかるトイレ装置を表す模式的斜視図である。図6(b)は、図6(a)に表した領域A1を拡大した模式的斜視図である。図6(c)は、図6(a)に表した領域A2を拡大した模式的斜視図である。図6(d)は、図6(a)に表した領域A3を拡大した模式的斜視図である。
施工業者等は、本実施形態にかかるトイレ装置10を施工現場に設置する場合には、まず、便器800を設置し所定の位置に取り付ける。続いて、施工業者等は、衛生洗浄装置100を便器800の上に設置する。続いて、図6(b)に表したように、施工業者等は、例えば工具281を用いて給水接続部231の接続(給水の接続)を行う。続いて、図6(c)に表したように、施工業者等は、ねじなどの締結部材109により衛生洗浄装置100を便器800に固定する。例えば、衛生洗浄装置100は、便器800に固定された取付基板283(図6(c)参照)に取り付けられることで便器800に固定される。
続いて、図6(d)に表したように、施工業者等は、給電接続部233の接続(給電の接続)を行う。具体的には、施工業者等は、装置側電源接続部234aを便器側電源接続部235aに接続する。また、施工業者等は、装置側通信接続部234bを便器側通信接続部235bに接続する。そして、図6(d)に表した矢印A11のように、施工業者等は、コードブッシュ237を所定の部材(例えば取付基板283など)に取り付ける。
次に、本実施形態の給水接続について、図面を参照しつつ説明する。
図7は、本実施形態の接続空間部を斜めから眺めた模式的斜視図である。
図8は、本実施形態の接続空間部を拡大して眺めた模式的斜視図である。
図9は、本実施形態の衛生洗浄装置の分岐金具を説明する模式的斜視図である。
図10は、本実施形態衛生洗浄装置の分岐金具とコントロール蓋との関係を表す模式的断面図である。
図11は、本実施形態の給水接続部の接続方法の一例を例示する模式的斜視図である。 図12は、給水接続部における工具施工空間を説明する模式的平面図である。
図9(a)は、本実施形態にかかるトイレ装置を表す模式的斜視図である。図9(b)は、図9(a)に表した領域A4を拡大した模式的斜視図である。図10(a)および図10(b)は、図9(b)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。図11(a)〜図11(c)は、本実施形態の給水接続部の接続手順の一例を例示する模式的斜視図である。
なお、図7、図8、図11、および図12では、説明の便宜上、開口窓130を省略している。図9では、説明の便宜上、ケーシング110を省略している。
図7に表したように、第2の通水管212の少なくとも一部と、給水接続部231と、は、接続空間部115に設けられている。図8に表したように、給水接続部231は、衛生洗浄装置100の分岐金具142に接続されている。
図9(a)および図9(b)に表したように、分岐金具142は、ケーシング本体120の内部に設けられたコントロール蓋144に支持されている。コントロール蓋144は、例えば給水接続部231を分岐金具142に締め付ける際あるいは給水接続部231を分岐金具142から緩める際に生ずる荷重を抑制する。
具体的には、図10(a)に表したように、施工業者等が給水接続部231を分岐金具142に締め付ける際には、分岐金具142は、矢印A12の方向の回転荷重を受ける。すると、矢印A13の方向および矢印A14の方向の荷重がコントロール蓋144にかかる。これにより、コントロール蓋144は、矢印A13の方向および矢印A14の方向の荷重を受けることで、給水接続部231を分岐金具142に締め付ける際に分岐金具142に生ずる荷重を抑制することができる。
図10(b)に表したように、施工業者等が給水接続部231を分岐金具142から緩める際には、分岐金具142は、矢印A15の方向の回転荷重を受ける。すると、矢印A16の方向および矢印A17の方向の荷重がコントロール蓋144にかかる。これにより、コントロール蓋144は、矢印A16の方向および矢印A17の方向の荷重を受けることで、給水接続部231を分岐金具142に締め付ける際に分岐金具142に生ずる荷重を抑制することができる。
図11(a)に表した矢印A18のように、施工業者等は、給水接続部231を分岐金具に接続する場合には、まず、給水接続部231を分岐金具142に差し込む。続いて、図11(b)に表した矢印A19のように、施工業者等は、給水接続部231に設けられた例えばナットなどを手で締め、給水接続部231を分岐金具142に仮固定する。続いて、図11(c)に表したように、施工業者等は、例えば工具281を用いて給水接続部231に設けられた例えばナットなど締め、給水接続部231を分岐金具142に固定する。
次に、本実施形態の給電接続について、図面を参照しつつ説明する。
図13は、本実施形態の接続空間部を斜めから眺めた模式的斜視図である。
図14は、本実施形態のカバー部材を表す模式的斜視図である。
図15(a)〜図15(c)は、本実施形態の給電接続部の接続方法の一例を例示する模式的斜視図である。
図16(a)〜図16(c)は、本実施形態のカバー部材および開口窓の取り付け方法の一例を例示する模式的斜視図である。
図13に表したように、便器側電源接続部235aおよび便器側通信接続部235bは、接続空間部115に配置され、ケーシング本体120に取り付けられたカバー部材150により隠蔽されている。
図14に表したように、本実施形態のカバー部材150は、第1の隔離壁151を有する。第1の隔離壁151は、下端部が開口した切り欠き部152を有する。図13に表したように、カバー部材150がケーシング本体120の接続空間部115に配置されると、接続空間部115に設けられた第2の隔離壁125が切り欠き部152に挿入される。これにより、第1の隔離壁151は、第2の隔離壁125を上方から覆う。そして、カバー部材150は、ねじなどの締結部材159によりケーシング本体120に固定される。
図15(a)に表した矢印A21のように、施工業者等は、便器側給電接続部235を装置側給電接続部234に接続する場合には、まず、便器側電源接続部235a、便器側通信接続部235bおよびコードブッシュ237を給電開口部118を通して接続空間部115に引き上げる。続いて、図15(b)に表したように、施工業者等は、装置側電源接続部234aを便器側電源接続部235aに接続する。また、施工業者等は、装置側通信接続部234bを便器側通信接続部235bに接続する。そして、図15(b)に表した矢印A22のように、接続した給電接続部233をケーシング本体120の内部へ押し込む。続いて、図15(c)に表した矢印A23のように、施工業者等は、コードブッシュ237を取付基板283に取り付ける。
続いて、図16(a)に表したように、施工業者等は、カバー部材150を接続空間部115に配置する。そして、図16(b)に表したように、施工業者等は、ねじなどの締結部材159によりカバー部材150をケーシング本体120に固定する。これにより、給電接続部233がカバー部材150により隠蔽される。続いて、図16(c)に表したように、施工業者等は、開口窓130をケーシング本体120に取り付ける。これにより、接続空間部115を開口窓130により隠蔽することができる。
次に、各部材の具体例について、図面を参照しつつ説明する。
図17は、本実施形態の接続空間部を表す模式的斜視図である。
図18は、本実施形態の開口窓を表す模式的斜視図である。
図19は、本実施形態の開口窓を表す模式的平面図である。
図20は、本実施形態のケーシング本体の開口部分を表す模式的斜視図である。
図21は、本実施形態のカバー部材を表す模式的斜視図である。
図18(a)は、本実施形態の開口窓を表す模式的斜視図である。図18(b)は、図18(a)に表した領域A5を拡大した模式的斜視図である。図18(c)は、図18(a)に表した領域A6を拡大した模式的斜視図である。図18(d)は、図18(a)に表した領域A7を拡大した模式的斜視図である。
図20(a)は、本実施形態のケーシング本体の開口部分を表す模式的斜視図である。図20(b)は、図20(a)に表した領域A8を拡大した模式的斜視図である。図20(c)は、図20(a)に表した領域A9を拡大した模式的斜視図である。
図21(a)は、本実施形態のカバー部材を表す模式的斜視図である。図21(b)は、図21(a)に表した領域A31を拡大した模式的斜視図である。図21(c)は、図21(a)に表した領域A32を拡大した模式的斜視図である。
図17に表したように、本実施形態のカバー部材150は、接続空間部115に設けられ、ケーシング本体120に取り付けられた開口窓130により隠蔽される。
図18(a)に表したように、本実施形態の開口窓130は、中央嵌合部(第2の嵌合部)131と、第1の側方嵌合部133と、第2の側方嵌合部134と、第1の下方嵌合部135と、第2の下方嵌合部136と、を有する。中央嵌合部131、第1の側方嵌合部133、第2の側方嵌合部134、第1の下方嵌合部135および第2の下方嵌合部136は、開口窓130が閉じた状態において接続空間部115の側に設けられている。
図18(a)に表したように、中央嵌合部131は、第1の突起部131aと、第2の突起部131bと、を有する。第1の突起部131aおよび第2の突起部131bは、開口窓130がケーシング本体120に取り付けられた状態において側方へ突出している。第1の突起部131aの突出方向は、第2の突起部131bの突出方向と反対である。
図18(b)に表したように、第1の側方嵌合部133は、孔133aを有する。第2の側方嵌合部134は、第1の側方嵌合部133と同様に、図示しない孔を有する。
図18(c)に表したように、第1の下方嵌合部135は、軸を支持する軸支部135aを有する。第2の下方嵌合部136は、第1の下方嵌合部135と同様に、軸を支持する図示しない軸支部を有する。
図19に表したように、開口窓130は、掛かり部137を有する。掛かり部137は、開口窓130が閉じた状態において接続空間部115と反対の側に設けられている。これにより、施工業者等は、掛かり部137に手を掛けることでより容易に開口窓130を開け、接続空間部115における接続作業等を行うことができる。
図20に表したように、本実施形態のケーシング本体120は、第2の軸嵌合部122と、第1の凸部124と、第2の凸部126と、を有する。図20(c)に表したように、第2の軸嵌合部122は、第2の軸部122aを有し、接続空間部115の下方部に設けられる。第2の軸部122aは、開口窓130の第2の下方嵌合部136の軸支部と係合する。図20(b)に表したように、第1の凸部124は、第2の壁部123bに設けられ、接続空間部115の内側へ向かって突出している。第2の凸部126は、第3の壁部123cに設けられ、接続空間部115の内側へ向かって突出している。
図21(a)〜図21(c)に表したように、本実施形態のカバー部材150は、嵌合孔(第1の嵌合部)153と、第1の軸嵌合部155と、を有する。嵌合孔153は、カバー部材150がケーシング本体120に取り付けられた状態において接続空間部115の略中央部に配置され、開口窓130が閉じた状態において中央嵌合部131と係合する。第1の軸嵌合部155は、第1の軸部155aを有し、カバー部材150がケーシング本体120に取り付けられた状態において接続空間部115の下方部に配置される。第1の軸部155aは、開口窓130の第1の下方嵌合部135の軸支部135aと係合する。
次に、本実施形態のカバー部材150および開口窓130の施工方法の一例について、図面を参照しつつ説明する。
図22(a)〜図22(d)は、本実施形態のカバー部材および開口窓の施工方法の一例を例示する模式的斜視図である。
図23は、図22(d)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。
図22(a)に表したように、施工業者等は、カバー部材150および開口窓130をケーシング本体120に取り付ける前に、まず、図7〜図12に関して前述した給水接続および図13〜図16に関して前述した給電接続を行う。
続いて、図22(b)に表したように、施工業者等は、ねじなどの締結部材159によりカバー部材150をケーシング本体120に固定する。続いて、図22(c)に表した矢印A25のように、施工業者等は、開口窓130の第1の下方嵌合部135の軸支部135aと、カバー部材150の第1の軸嵌合部155の第1の軸部155aと、を係合させる。また、図22(c)に表した矢印A26のように、施工業者等は、開口窓130の第2の下方嵌合部136の軸支部と、ケーシング本体120の第2の軸嵌合部122の第2の軸部122aと、を係合させる。
続いて、図22(d)に表したように、施工業者等は、第1の軸部155aおよび第2の軸部122aを略中心として開口窓130を回転させ、開口窓130の中央嵌合部131と、カバー部材150の嵌合孔153と、を係合させる。このとき、図23に表したように、中央嵌合部131の少なくとも一部は、嵌合孔153を貫通している。具体的には、中央嵌合部131の第1の突起部131aおよび中央嵌合部131の第2の突起部131bは、嵌合孔153を貫通し、嵌合孔153と係合している。これにより、開口窓130は、閉じた状態で保持される。
本実施形態によれば、施工業者等は、カバー部材150をケーシング本体120に取り付けていない場合には、開口窓130の第1の下方嵌合部135の軸支部135aと、カバー部材150の第1の軸嵌合部155の第1の軸部155aと、を係合させることができない。また、施工業者等は、カバー部材150をケーシング本体120に取り付けていない場合には、開口窓130の中央嵌合部131と、カバー部材150の嵌合孔153と、を係合させることができない。そのため、施工業者等によるカバー部材150の取り付け忘れを防止することができる。
次に、接続空間部115の周囲の排水構造について、図面を参照しつつ説明する。
図24は、本実施形態の接続空間部の周囲の水の流れを表す模式的斜視図である。
図25は、本実施形態の排水溝を表す模式的斜視図である。
図26は、本実施形態の開口窓を表す模式的平面図である。
図27は、本実施形態の排水溝および導水リブを表す模式的断面図である。
図28は、変形例の排水溝を表す模式的斜視図である。
図27(a)は、図24に表した切断面D−Dにおける模式的断面図である。図27(b)は、図27(a)に表した領域A33を拡大した模式的断面図である。
例えば図24に表した矢印A27のように、水が開口窓130の周囲にかかると、水は、図24に表した矢印A28および矢印A29のように、接続空間部115に進入することなく、開口窓130の周囲を流れトイレ装置10の外部へ排出される。
すなわち、図25に表したように、ケーシング本体120は、排水溝127を有する。排水溝127は、ケーシング本体120の開口121の周囲のうちの上方部および側方部に設けられている。
図26に表したように、開口窓130は、導水リブ139を有する。導水リブ139は、開口窓130がケーシング本体120の開口121を閉じた状態において接続空間部115の側に設けられ、接続空間部115の側へ向かって突出している。導水リブ139は、開口窓130がケーシング本体120に取り付けられた状態において、開口窓130の周縁部のうちの上方部および側方部に設けられている。
図27(b)に表した矢印A41のように、水が開口窓130の周囲にかかると、水は、ケーシング本体120と開口窓130との間の隙間から進入することがある。この場合において、本実施形態によれば、ケーシング本体120と開口窓130との間の隙間から進入した水は、開口窓130の導水リブ139を伝ってケーシング本体120の排水溝127へ導かれる。図24に表した矢印A28および矢印A29のように、排水溝127へ導かれた水は、接続空間部115に進入することなく、排水溝127を通りトイレ装置10の外部へ排出される。これにより、水が給電接続部233にかかることはない。そのため、給電接続部233においてショートが生ずることを抑制することができる。
図28に表した変形例の排水溝127aのように、側方部の高さが中央部の高さよりも低い高低差が設けられている場合には、ケーシング本体120と開口窓130との間の隙間から進入した水をより確実に側方部の排水溝127aへ導きトイレ装置10の外部へ排出することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置100および便器800などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや給水接続部231、給電接続部233、第1の通水管211、第2の通水管212、第1の電気配線221および第2の電気配線222の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 トイレ装置、 100 衛生洗浄装置、 109 締結部材、 110 ケーシング、 115 接続空間部、 116 第2の仕切部、 117 給水開口部、 118 給電開口部、 119 停電対応ユニット開口部、 120 ケーシング本体、 121 開口、 122 第2の軸嵌合部、 122a 第2の軸部、 123 第1の仕切部、 123a 第1の壁部、 123b 第2の壁部、 123c 第3の壁部、 124 第1の凸部、 125 第2の隔離壁、 126 第2の凸部、 127、127a 排水溝、 130 開口窓、 131 中央嵌合部、 131a 第1の突起部、 131b 第2の突起部、 133 第1の側方嵌合部、 133a 孔、 134 第2の側方嵌合部、 135 第1の下方嵌合部、 135a 軸支部、 136 第2の下方嵌合部、 137 掛かり部、 139 導水リブ、 140 人体洗浄機構、 141 制御部、 142 分岐金具、 143 ノズルモータ、 144 コントロール蓋、 145 ノズル、 145a ノズル配管、 145b ノズル本体、 150 カバー部材、 151 第1の隔離壁、 152 切り欠き部、 153 嵌合孔、 155 第1の軸嵌合部、 155a 第1の軸部、 159 締結部材、 161 電池ボックス、 165 停電対応ユニット、 180 便座、 201 給水源、 203 商用電源、 211 第1の通水管、 211a 第1の配管、 211b 第2の配管、 211c 第3の配管、 212 第2の通水管、 221 第1の電気配線、 222 第2の電気配線、 222a 装置側電源配線、 222b 装置側通信配線、 231 給水接続部、 233 給電接続部、 234 装置側給電接続部、 234a 装置側電源接続部、 234b 装置側通信接続部、 235 便器側給電接続部、 235a 便器側電源接続部、 235b 便器側通信接続部、 237 コードブッシュ、 281 工具、 283 取付基板、 800 便器、 801 ボウル部、 811 電磁弁、 813 分岐部、 819 便器配線、 819a 便器側電源配線、 819b 便器側通信配線、 820 便器洗浄機構

Claims (6)

  1. ボウル部を有する便器と、
    前記便器の上に配置される人体洗浄装置と、
    前記ボウル部を洗浄する便器洗浄機構と、
    給水源に接続され前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか一方に洗浄水を供給する第1の通水管と、
    前記第1の通水管から分岐し前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか他方に洗浄水を供給する第2の通水管と、
    商用電源に接続され前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか一方に電気を供給する第1の電気配線と、
    前記第1の電気配線に接続され前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれか他方に電気を供給する第2の電気配線と、
    を備え、
    前記第2の通水管および前記第2の電気配線は、前記便器の内部および前記人体洗浄装置の内部の少なくともいずれかに隠蔽され、
    前記第2の通水管と、前記人体洗浄装置、を接続する給水接続部、ならびに前記第2の電気配線と、前記人体洗浄装置および前記便器洗浄機構のいずれかと、を接続する給電接続部は、前記人体洗浄装置のケース本体の背面部に形成された開口を開閉し前記ケース本体に対して取り外し可能な開口窓から接続可能および取り外し可能とされたことを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記ケース本体は、前記ケース本体の内部に設けられ人体を洗浄する人体洗浄機構と、
    前記給水接続部および前記給電接続部と、を区画する第1の仕切部を有し、
    前記開口窓と前記第1の仕切部とにより形成され前記給水接続部および前記給電接続部の少なくともいずれかが配置される接続空間部が前記ケース本体の内部に設けられたことを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
  3. 前記給水接続部と前記給電接続部とを隔離する第2の仕切部が、前記接続空間部に設けられたことを特徴とする請求項2記載のトイレ装置。
  4. 前記ケース本体に対して着脱可能とされたカバー部材であって、前記第2の仕切部のうちの少なくとも一部を形成し第1の嵌合部を有するカバー部材をさらに備え、
    前記開口窓は、前記開口を閉じた状態において前記接続空間部の側に設けられ前記第1の嵌合部と係合する第2の嵌合部を有することを特徴とする請求項3記載のトイレ装置。
  5. 前記給水源から前記第1の通水管へ供給される洗浄水の通水を制御する電磁弁と、
    前記接続空間部に設けられ前記商用電源が停電したときに前記電磁弁を駆動可能な電池を収納する電池ボックスと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のトイレ装置。
  6. 前記開口窓は、前記開口を閉じた状態において前記接続空間部の側に設けられ前記接続空間部へ向かって突出した導水リブを有し、
    前記ケース本体は、前記開口の周囲のうちの少なくとも一部に設けられ前記導水リブを伝ってきた水を前記接続空間部に進入させることなく外部へ導く排水溝を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載のトイレ装置。
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