JP6142833B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、画像データを符号化することによって、その圧縮画像データを生成する装置が知られている。画像データの圧縮に用いられる符号化方式としては、JPEG方式が良く知られている。この他、従来装置としては、多値カラー画像データを圧縮処理して、カラー圧縮画像データを生成する処理と、多値カラー画像データを多値白黒データに変換して二値化する処理とを、並列に実行する装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平7−244715号公報
ところで、本発明者は、読取デバイスにより読み取られた画像データを、カラー及びモノクロの圧縮画像データに変換する機能を、スキャナ装置やディジタル複合機等の電子機器に設けることを考えている。本明細書で言うモノクロには、グレースケールが含まれ、モノクロ画像データの範疇には、二値及び多値のモノクロ画像データが含まれる。カラー及びモノクロの圧縮画像データを利用者に同時に提供すれば、利用者に対する電子機器の利便性が向上する。
しかしながら、従来技術では、処理対象の画像データを、画像処理の初期段階から二つに分けて、一方の画像データに対してカラー圧縮画像データを生成するための処理を実行し、他方の画像データに対してモノクロ圧縮画像データを生成するための処理を実行する。このため、これらの間で重複実行される処理が多く、効率的に、カラー及びモノクロの圧縮画像データを生成することができないといった問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、従来よりも効率的にカラー及びモノクロの圧縮画像データを生成可能な電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、処理対象の画像データに対応するカラー及びモノクロの圧縮画像データを生成する。この電子機器は、入力ユニットと、量子化ユニットと、符号化ユニットと、カラー生成ユニットと、モノクロ生成ユニットと、を備える。
入力ユニットは、処理対象の画像データに対応する画素ブロック毎の輝度データ及び色差データの夫々を、ブロックデータとして順次入力する。画素ブロック毎の輝度データ及び色差データは、処理対象の画像データを所定の画素ブロック毎に分離して生成される。
量子化ユニットは、入力ユニットから入力されるブロックデータを、周波数変換及び量子化することによって、このブロックデータを順次、量子化データに変換する。符号化ユニットは、量子化ユニットにより変換された量子化データをエントロピー符号化することによって、量子化データを順次、符号化データに変換する。
カラー生成ユニットは、符号化ユニットにより変換された符号化データを用いて、処理対象の画像データに対応するカラーの圧縮画像データを生成する。モノクロ生成ユニットは、符号化ユニットにより変換された符号化データを用いて、処理対象の画像データに対応するモノクロの圧縮画像データを生成する。
本発明の電子機器によれば、処理対象の画像データに対するカラー及びモノクロの圧縮画像データを生成する際、少なくともブロックデータの入力から符号化データを生成するまでの処理を、カラー及びモノクロの圧縮画像データに共通する処理として実行する。
換言すれば、この電子機器では、ブロックデータの入力から符号化データの生成までの処理を、カラー及びモノクロの圧縮画像データに対して個別に実行しない。従って、本発明の電子機器によれば、従来よりも、効率的にカラー及びモノクロの圧縮画像データを生成することができる。
モノクロ生成ユニットは、符号化ユニットにより変換された符号化データの一群における色差データに対応する符号化データを、削除することによってモノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。別例として、モノクロ生成ユニットは、上記符号化データの一群における色差データに対応する符号化データを、モノクロの色差データに対応する符号化データに置換することによって、モノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。
また、各ユニットは、コンピュータによるプログラムの実行によりソフトウェア的に電子機器に設けられ得る。別例として、これらユニットの少なくとも一部は、ハードウェア回路として電子機器に設けられ得る。一部のユニットがハードウェア回路として構成される電子機器において、符号化ユニットは、次のように構成され得る。
即ち、符号化ユニットは、量子化ユニットから入力される量子化データを順次、符号化データに変換して出力することによって、符号化データのビットストリームを出力し、符号化データのビットストリームにおける色差領域を識別可能な識別信号を、符号化データのビットストリームと並列に出力する構成にされ得る。色差領域は、ビットストリームにおける色差データに対応する領域である。
符号化ユニットでの符号化により、量子化データに対応する符号化データが固定長のデータではなくなる場合には、符号化データのビットストリームにおいて、色差領域を判別することが困難になる。符号化ユニットが識別信号を出力する電子機器によれば、モノクロ生成ユニットは、符号化データのビットストリームにおける色差領域を上記識別信号に基づき容易に特定することができる。従って、本発明の電子機器によれば、効率的にカラー及びモノクロの圧縮画像データを生成することができる。
具体的に、モノクロ生成ユニットは、上記識別信号に基づき特定した色差領域をモノクロの色差データに対応する符号化データに置換することによって、上記モノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。
また、JPEG等の画像圧縮方式によれば、ブロックデータは、周波数変換によって単一の直流成分データ及び複数の周波数帯に対応した複数の交流成分データに変換される。この場合、量子化ユニットからは、ブロックデータ毎に、単一の直流成分データ及び複数の交流成分データの夫々が、量子化データとして順次出力される。
従って、符号化ユニットは、上記識別信号として、符号化データのビットストリームにおける色差領域及び直流領域を識別可能な識別信号を、符号化データのビットストリームと並列に出力する構成にされ得る。直流領域は、符号化データのビットストリームにおける直流成分データに対応する領域である。
そして、モノクロ生成ユニットは、符号化データのビットストリームにおける色差領域内の直流領域を上記識別信号に基づき特定し、特定した直流領域を、色差データの直流成分がゼロであることを示す符号化データに置換し、色差領域内の直流領域に続く交流領域を、色差データの交流成分がゼロであることを示す符号化データに置換することによって、モノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。交流領域は、符号化データのビットストリームにおける複数の交流成分データに対応する領域である。
更に言えば、上記識別信号は、符号化データのビットストリームにおける交流領域内の末尾の交流成分データに対応する領域を識別可能に構成され得る。そして、モノクロ生成ユニットは、この識別信号に基づき、符号化データのビットストリームにおける色差領域内の交流領域に位置する末尾の交流成分データに対応する領域以外のデータを削除し、末尾の交流成分データに対応する領域を、色差データの交流成分が全てゼロであることを示す符号化データに置換することによって、モノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。
別例として、上記識別信号は、符号化データのビットストリームにおける交流領域内の先頭の交流成分データに対応する領域を識別可能に構成され得る。そして、モノクロ生成ユニットは、この識別信号に基づき、符号化データのビットストリームにおける色差領域内の交流領域に位置する先頭の交流成分データに対応する領域を、色差データの交流成分が全てゼロであることを示す符号化データに置換し、交流領域における残りのデータを削除することによって、モノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。
このようにモノクロの圧縮画像データを生成することによって、効率的に処理対象の画像データを圧縮したモノクロの圧縮画像データを生成することができる。
また、カラー生成ユニットは、符号化データを配列した主データに、主データのデータ構造を記述した付属データを付してカラーの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。同様に、モノクロ生成ユニットは、符号化データを配列した主データに、主データのデータ構造を記述した付属データを付してモノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。そして、電子機器には、付属データ提供ユニットを設けて、カラー生成ユニット及びモノクロ生成ユニットの夫々に、共通の付属データを提供することができる。
また、モノクロ生成ユニットは、符号化データのビットストリームにおける色差領域を上記識別信号に基づき特定し、特定した色差領域を削除することによって、モノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。
この場合、カラー生成ユニットは、輝度データ及び色差データに対応する符号化データを配列した主データに、主データのデータ構造を記述した付属データを付してカラーの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。モノクロ生成ユニットは、輝度データに対応する符号化データを配列した主データに、主データのデータ構造を記述した付属データを付してモノクロの圧縮画像データを生成する構成にされ得る。
更に、この電子機器には、付属データ提供ユニットとして、カラーの圧縮画像データ用の付属データである第一の付属データ及びモノクロの圧縮画像データ用の付属データである第二の付属データを夫々生成し、カラー生成ユニットに第一の付属データを入力し、モノクロ生成ユニットに第二の付属データを入力する付属データ提供ユニットを設けることができる。
この他、上述した電子機器は、パイプライン処理方式により符号化データを生成して、この符号化データのビットストリームを、カラー生成ユニット及びモノクロ生成ユニットの夫々に提供する構成にされ得る。即ち、ブロックデータの夫々は、符号化ユニットにおいて、パイプライン処理方式により順次符号化データに変換された後、カラー生成ユニット及びモノクロ生成ユニットの夫々に同一のビットストリームとして分配され得る。
この構成によれば、回路規模を小さく抑えて、処理対象の画像データに対応するブロックデータの一群から、カラー及びモノクロの圧縮画像データを高速に生成可能な電子機器を安価に製造することができる。
画像読取装置の構成を表すブロック図である。 JPEG圧縮回路の構成を表すブロック図である。 ブロック化及びブロックデータの流れを説明した図である。 符号化ユニットの構成を表すブロック図である。 カウント値と識別信号との関係を表すタイムチャートである。 識別信号と色差置換ユニットの出力との関係を表すタイムチャートである。 圧縮画像データの構成を表す図である。 第二実施例における識別信号と色差置換ユニットの出力との関係を表すタイムチャートである。 第三実施例におけるJPEG圧縮回路の構成を表すブロック図である。 第三実施例における識別信号と色差削除ユニットの出力との関係を表すタイムチャートである。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
[第一実施例]
図1に示す本実施例の画像読取装置1は、フラットベッド型又はオートドキュメントフィーダ型のスキャナ装置として構成される。この画像読取装置1は、読取デバイス20により生成された原稿の読取画像を表す画像データを、カラー及びモノクロの圧縮画像データに変換する機能を有する。カラー及びモノクロの圧縮画像データは、JPEG方式の圧縮画像データとして生成され、例えば、パーソナルコンピュータ等の外部装置3に提供される。
この画像読取装置1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、及び、ファクシミリ機能等を備えたディジタル複合機としても構成され得る。この場合、画像読取装置1は、カラー又はモノクロの圧縮画像データを利用して、原稿の読取画像を用紙に印刷することによりカラー又はモノクロコピー機能を実現することができる。この他、画像読取装置1は、圧縮画像データに基づくファクシミリデータを外部のファクシミリ装置に送信することにより、ファクシミリ機能を実現することができる。
詳述すると、本実施例の画像読取装置1は、CPU11と、ROM13と、RAM15と、読取デバイス20と、デバイス駆動回路31と、A/D変換器33と、読取補正回路35と、画像処理回路37と、JPEG圧縮回路39と、通信インタフェース41とを備える。
CPU11、ROM13、RAM15、デバイス駆動回路31、読取補正回路35、画像処理回路37、JPEG圧縮回路39、及び、通信インタフェース41は、バスを介して互いに接続される。画像読取装置1は、図示しないユーザインタフェースを更に備えた構成にされ得る。この場合、画像読取装置1は、ユーザインタフェースを介して、ユーザからの操作を受け付けたり、ユーザに対する各種情報を表示及び/又は音声出力したりすることができる。
CPU11は、ROM13に記録されたプログラムに従う処理を実行することにより、画像読取装置1内の各部を制御し、各種機能を実現する。RAM15は、CPU11による処理実行時に、作業領域として使用される。
読取デバイス20は、カラーイメージセンサと、搬送機構とを備える。搬送機構は、イメージセンサ及び/又は原稿を搬送するための機構である。この読取デバイス20は、イメージセンサ及び搬送機構の動作によって、イメージセンサを原稿に沿って搬送して当該原稿を読み取る機能、及び/又は、原稿をイメージセンサによる読取位置に搬送して当該原稿を読み取る機能を実現する。読取デバイス20により生成された原稿の読取画像を表すカラーの画像データは、A/D変換器33でアナログデータからディジタルデータに変換された後、読取補正回路35に入力される。
デバイス駆動回路31は、CPU11からの命令に従って、読取デバイス20の駆動制御を行うことによって、イメージセンサによる原稿の読取動作、及び、搬送機構による搬送動作を制御する。
読取補正回路35は、A/D変換器33から入力される画像データに対して、シェーディング補正を含む各種読取補正を行う。読取補正回路35によって補正された画像データは、RAM15に記憶される。
画像処理回路37は、RAM15に記憶された読取補正回路35からの画像データを、RGB表色系からYCbCr表色系の画像データに変換する。即ち、画像処理回路37は、RGB表色系の画像データを、各画素の輝度Yを表す輝度データ、各画素の青色差Cbを表す青色差データ、及び、各画素の赤色差Crを表す赤色差データを有するYCbCr表色系の画像データに変換する。このYCbCr表色系の画像データは、RAM15に記憶される。
JPEG圧縮回路39は、RAM15に記憶された上記YCbCr表色系の画像データをJPEG圧縮し、カラー及びモノクロの圧縮画像データを生成する。これらの圧縮画像データは、RAM15に記憶される。
この他、通信インタフェース41は、画像読取装置1と外部装置3との通信を実現する。通信インタフェース41は、例えば、CPU11に制御されて、RAM15に記憶された圧縮画像データを外部装置3に送信する。また、通信インタフェース41は、外部装置3からの各種指示を受信して、この指示をCPU11に伝達する。
CPU11は、例えば、通信インタフェース41を介して外部装置3から読取指示が入力されると、デバイス駆動回路31を介して読取デバイス20を制御し、読取デバイス20に原稿の読取画像を表す画像データを生成させる。また、この画像データに対応するカラー及びモノクロの圧縮画像データを、読取補正回路35、画像処理回路37、及び、JPEG圧縮回路39を介して取得し、これらを外部装置3に提供する。
続いて、JPEG圧縮回路39の詳細構成を説明する。JPEG圧縮回路39は、CPU11からの命令に従って、RAM15に記憶されたYCbCr表色系の画像データを、処理対象の画像データとして読み出し、これをカラー及びモノクロの圧縮画像データに変換する。変換されたカラー及びモノクロの圧縮画像データは、RAM15に記憶される。
図2に示すようにJPEG圧縮回路39は、入力ユニット110と、周波数変換ユニット120と、量子化ユニット130と、ジグザグスキャンユニット140と、符号化ユニット150と、色差置換ユニット160と、ヘッダ出力ユニット170と、カラー出力ユニット180と、モノクロ出力ユニット190と、を備える。
入力ユニット110は、RAM15に記憶された処理対象の画像データが有する輝度データ、青色差データ及び赤色差データの夫々を所定画素ブロック毎に分離し、これをブロックデータとして順次周波数変換ユニット120に入力する。以下では、輝度データに対応する画素ブロック毎のブロックデータを、輝度ブロックデータと表現し、青色差データに対応する画素ブロック毎のブロックデータを、青色差ブロックデータと表現し、赤色差データに対応する画素ブロック毎のブロックデータを、赤色差ブロックデータと表現する。
圧縮方式として周知の4:4:4形式が採用される場合、入力ユニット110は、処理対象の画像データが有する輝度データ、青色差データ及び赤色差データの夫々を、図3(A)に示すように、縦8画素×横8画素の画素ブロック毎に分離し、これを周波数変換ユニット120に入力する。
換言すれば、入力ユニット110は、画素ブロック毎に、64画素分の輝度値(Y)を備える輝度ブロックデータ、64画素分の青色差値(Cb)を備える青色差ブロックデータ、及び、64画素分の赤色差値(Cr)を備える赤色差ブロックデータを、周波数変換ユニット120に入力する。
入力ユニット110の処理動作によって、処理対象の画像データにおける縦16画素及び横16画素の領域は、図3(A)に示すように、4つの輝度ブロックデータB1[Y],B2[Y],B3[Y],B4[Y]、4つの青色差ブロックデータB1[Cb],B2[Cb],B3[Cb],B4[Cb]、及び、4つの赤色差ブロックデータB1[Cr],B2[Cr],B3[Cr],B4[Cr]に分離される。そして、これらは、図3(B)に示される配列順序で、周波数変換ユニット120に入力される。
図3(A)は、4:4:4形式における縦16画素×横16画素の領域内の画素ブロックを示した図である。図3(B)は、4:4:4形式における各ブロックデータの周波数変換ユニット120への入力順序を示した図である。4:4:4形式では、第一画素ブロックの輝度ブロックデータB1[Y]、青色差ブロックデータB1[Cb]及び赤色差ブロックデータB1[Cr]が順に入力された後、次の画素ブロックである第二画素ブロックの輝度ブロックデータB2[Y]、青色差ブロックデータB2[Cb]及び赤色差ブロックデータB2[Cr]が順に入力される。即ち、画素ブロック毎に、順に輝度ブロックデータ、青色差ブロックデータ及び赤色差ブロックデータが入力される。
但し、図3(B)では、処理対象の画像データが仮に縦16画素×横16画素だけの場合の入力順序を示していることに留意されたい。横方向の画素数が8×M画素である場合には、横方向に配列される1行目のM個の画素ブロックに関する輝度ブロックデータ、青色差ブロックデータ及び赤色差ブロックデータが入力された後、2行目のM個の画素ブロックに関する輝度ブロックデータ、青色差ブロックデータ及び赤色差ブロックデータが入力される。
圧縮方式として周知の4:2:2形式が採用される場合、入力ユニット110は、処理対象の画像データが有する輝度データを、縦8画素×横8画素の画素ブロック毎に分離し、これらを輝度ブロックデータとして入力する。また、処理対象の画像データが有する青色差データ及び赤色差データの夫々を、縦8画素×横16画素の画素ブロック毎に分離し、この画素ブロック内の値を間引いて、縦8画素×横8画素の青色差ブロックデータ、及び、縦8画素×横8画素の赤色差ブロックデータを生成し、これらを周波数変換ユニット120に入力する。
図3(C)は、4:2:2形式における各ブロックデータの周波数変換ユニット120への入力順序を示した図である。4:4:2形式では、第一画素ブロックの輝度ブロックデータB1[Y]、及び、第二画素ブロックの輝度ブロックデータB2[Y]、第一及び第二画素ブロックに対応する青色差ブロックデータB12[Cb]、第一及び第二画素ブロックに対応する赤色差ブロックデータB12[Cr]、第三画素ブロックの輝度ブロックデータB3[Y]、第四画素ブロックの輝度ブロックデータB4[Y]、第三及び第四画素ブロックに対応する青色差ブロックデータB34[Cb]、並びに、第三及び第四画素ブロックに対応する赤色差ブロックデータB34[Cr]が、この順で周波数変換ユニット120に入力される。
この他、圧縮方式として周知の4:2:0形式が採用される場合、入力ユニット110は、処理対象の画像データが有する輝度データを、縦8画素×横8画素の画素ブロック毎に分離し、これらを輝度ブロックデータとして入力する。また、処理対象の画像データが有する青色差データ及び赤色差データの夫々を、縦16画素×横16画素の画素ブロック毎に分離し、この画素ブロック内の値を間引いて、縦8画素×横8画素の青色差ブロックデータ、及び、縦8画素×横8画素の赤色差ブロックデータを生成し、これらを周波数変換ユニット120に入力する。
図3(D)は、4:2:0形式における各ブロックデータの周波数変換ユニット120への入力順序を示した図である。この図からも理解できるように、4:4:0形式では、第一から第四画素ブロックの輝度ブロックデータB1[Y],B2[Y],B3[Y],B4[Y]、第一から第四画素ブロックに対応する1つの青色差ブロックデータB14[Cb]、及び、第一から第四画素ブロックに対応する1つの赤色差ブロックデータB14[Cr]が、この順で周波数変換ユニット120に入力される。
入力ユニット110から入力されるブロックデータの夫々は、周波数変換ユニット120、量子化ユニット130、ジグザグスキャンユニット140、及び、符号化ユニット150において、パイプライン処理方式により入力順に処理されて、エントロピー符号化される。以下では、4:4:4形式が採用された場合の処理を主として説明する。
周波数変換ユニット120は、入力ユニット110から入力されるブロックデータの夫々を、離散コサイン変換(DCT)した後、量子化ユニット130に入力する。離散コサイン変換(DCT)によって、各ブロックデータは、8×8の二次元DCT係数を有する周波数空間データに変換される。8×8のDCT係数の夫々は、画素ブロック内に含まれる、対応する周波数成分の割合を表す。この二次元DCT係数は、1個の直流(DC)成分値と、63個の交流(AC)成分値とを有する。
量子化ユニット130は、離散コサイン変換されたブロックデータの夫々を、量子化テーブルを用いて量子化し、この量子化されたブロックデータである量子化ブロックデータを、ジグザグスキャンユニット140に入力する。量子ブロックデータは、1個の量子化されたDC成分値と、63個の量子化されたAC成分値とを有する。本明細書では、量子化されたDC成分値のことを、DC成分データとも表現し、量子化されたAC成分値の夫々のことをAC成分データとも表現し、DC成分データ及び複数のAC成分データの夫々のことを量子化データとも表現する。
ジグザグスキャンユニット140は、量子化ユニット130から入力される量子化ブロックデータ毎に、この量子化ブロックデータを、一次元のデータ列に変換して符号化ユニット150に入力する。即ち、ジグザグスキャンユニット140は、量子化ブロックデータが有する1個のDC成分データ及び63個のAC成分データの夫々を、DC成分データに続けて63個のAC成分データを低周波成分から順に配列した一次元のデータ列として、符号化ユニット150に入力する。
符号化ユニット150は、ジグザグスキャンユニット140から入力される量子化データ(DC成分データ及び複数のAC成分データの夫々)を、エントロピー符号化することにより、符号化データに変換する。そして、この符号化データのビットストリームを、カラー出力ユニット180、及び、色差置換ユニット160の夫々に入力する。色差置換ユニット160の下流には、モノクロ出力ユニット190が配置される。このような符号化データの分配により、二つの同一のビットストリームの内の一方が、カラー出力ユニット180に提供され、他方が色差置換ユニット160を介して、モノクロ出力ユニット190に提供される。
続いて、符号化ユニット150の詳細を説明する。図4に示すように、符号化ユニット150は、DC差分化ユニット151と、補数表現切替ユニット153と、エントロピー符号器155と、識別信号生成ユニット157とを備える。
DC差分化ユニット151は、ジグザグスキャンユニット140から入力される量子化データに対し、良く知られたDC成分の差分化処理を行うものである。DC差分化ユニット151は、入力される量子化データの内、DC成分データを、配列順が1つ前の画素ブロックに対応するDC成分データからの差分値に置換することにより、DC成分の差分化処理を行うことができる。DC差分化ユニット151による処理後の量子化データは、補数表現切替ユニット153に入力される。
補数表現切替ユニット153は、DC差分化ユニット151による処理後の量子化データを、1の補数表現に変換するものである。ジグザグスキャンユニット140からの量子化データは、DCT係数が2の補数表現されたデータである。補数表現切替ユニット153は、量子化データが示すDCT係数を、1の補数表現に変換して、これをエントロピー符号器155に入力する。
エントロピー符号器155は、補数表現切替ユニット153から入力される量子化データを順次、ハフマンテーブルを用いてエントロピー符号化し、この符号化データを出力することにより、符号化データのビットストリームを出力する。ハフマンテーブルを用いたエントロピー符号化は、JPEG圧縮技術において良く知られた事柄であるので、ここでは、詳細説明を省略する。
また、識別信号生成ユニット157は、ジグザグスキャンユニット140から入力される量子化データに基づき、ジグザグスキャンユニット140からの量子化データのデータストリームに同期した識別信号を生成し、これをDC差分化ユニット151に入力する。
具体的に、識別信号生成ユニット157は、上記識別信号として、色識別信号、DC識別信号、及び、AC識別信号を生成し、これらをDC差分化ユニット151に入力する。色識別信号は、図5に示すように、量子化データのデータストリームにおける輝度領域及び色差領域を識別可能な信号である。ここで言う輝度領域は、輝度ブロックデータに対応する領域のことであり、色差領域は、青色差ブロックデータ及び赤色差ブロックデータに対応する領域のことである。
図5の第一段に示すY0,Y1,…,Y63の配列は、輝度ブロックデータに対応する量子化データのデータストリームであって、DC成分データ(Y0)及びAC成分データ(Y1,…,Y63)のデータストリームを表す。同様に、Cb0,Cb1,…,Cb63の配列は、青色差ブロックデータに対応する量子化データのデータストリームであって、DC成分データ(Cb0)及びAC成分データ(Cb1,…,Cb63)のデータストリームを表し、Cr0,Cr1,…,Cr63の配列は、赤色差ブロックデータに対応する量子化データのデータストリームであって、DC成分データ(Cr0)及びAC成分データ(Cr1,…,Cr63)のデータストリームを表す。
識別信号生成ユニット157は、ジグザグスキャンユニット140から輝度ブロックデータの量子化データがDC差分化ユニット151に入力されるときには、この量子化データが輝度領域であることを示す色識別信号を、DC差分化ユニット151に入力する。
識別信号生成ユニット157は、ジグザグスキャンユニット140から青色差ブロックデータ及び赤色差ブロックデータのいずれか一方の量子化データがDC差分化ユニット151に入力されるときには、この量子化データが色差領域であることを示す色識別信号を、DC差分化ユニット151に入力する。色識別信号は、輝度領域及び色差領域をオン/オフで表すことができる。
また、DC識別信号は、量子化データのデータストリームにおけるDC領域を識別可能な信号である。本明細書で言うDC領域は、DC成分データに対応する領域のことである。識別信号生成ユニット157は、DC成分データがDC差分化ユニット151に入力されるときには、オン状態を採り、ジグザグスキャンユニット140からDC成分データ以外がDC差分化ユニット151に入力されるときには、オフ状態を採る信号を、上記DC識別信号として生成し、これをDC差分化ユニット151に入力する。
この他、AC識別信号は、量子化データのデータストリームにおけるAC領域であってブロックデータ毎に配列順が末尾のAC成分データに対応する領域を識別可能な信号である。識別信号生成ユニット157は、量子化ブロックデータ毎に、配列順が末尾のAC成分データがDC差分化ユニット151に入力されるときには、オン状態を採り、上記末尾のAC成分データ以外が入力されるときには、オフ状態を採る信号を、上記AC識別信号として生成し、これをDC差分化ユニット151に入力する。
ジグザグスキャンユニット140からは、予め決められた順序で、入力ユニット110からの輝度ブロックデータ、青色差ブロックデータ及び赤色差データが、量子化データとして符号化ユニット150に入力される。
更に、各ブロックデータは、8×8=64個の量子化データから構成され、ジグザグスキャンユニット140からは、1個のDC成分データに続いて63個のAC成分データが入力される。そして、各量子化データは固定長である。このように、ジグザグスキャンユニット140からの量子化データのデータストリームは、各種類の量子化データが規則的に配列されたデータストリームである。
従って、識別信号生成ユニット157は、ジグザグスキャンユニット140から入力される量子化データの入力データ数を値ゼロからカウントし、そのカウント値が63から64に代わる時点でカウント値をゼロに戻し、対応するブロックデータが切り替わったと判別する。
そして、カウント値がゼロに切り替わったときには、入力された量子化データがDC成分データであると判別し、カウント値が63に切り替わったときには、入力された量子化データが末尾のAC成分データであると判別して、カウント値に基づいた、色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号の状態切替(オン/オフ)を行う。これにより、識別信号生成ユニット157は、上記識別が可能な色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号を生成し、これをDC差分化ユニット151に入力する。
上述したDC差分化ユニット151は、この識別信号生成ユニット157からの色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号を、DC差分化処理後の量子化データのデータストリームに同期した信号として補数表現切替ユニット153に伝送する。
補数表現切替ユニット153は、DC差分化ユニット151からの色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号を、1の補数表現に変換した量子化データのデータストリームに同期した信号としてエントロピー符号器155に伝送する。
エントロピー符号器155は、補数表現切替ユニット153からの色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号を、符号化データのビットストリームに同期した信号として、符号化データのビットストリームと並列に、色差置換ユニット160に入力する。
エントロピー符号器155では、固定長の量子化データが不定長の符号化データに変換される。このため、色差置換ユニット160では、符号化データのビットストリームだけでは、このビットストリームに含まれる符号化データの夫々の領域を分けて識別することができない。
これに対し、本実施例では、エントロピー符号器155が、補数表現切替ユニット153からの色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号を、量子化データの符号化に合わせて、その符号化後のデータに適合するように変形し、符号化データのビットストリームに同期した信号として出力する。
このエントロピー符号器155の機能によって、色識別信号は、符号化データのビットストリームにおける輝度領域及び色差領域を識別可能な信号として出力される。また、DC識別信号は、符号化データのビットストリームにおけるDC領域を識別可能な信号として出力され、AC識別信号は、符号化データのビットストリームにおけるAC領域であってブロックデータ毎の末尾のAC成分データに対応する領域を識別可能な信号として出力される。
従って、色差置換ユニット160では、これら識別信号に基づき、符号化データのビットストリームにおける輝度領域、色差領域、DC領域、及び、AC領域であって上記末尾のAC成分データに対応する領域を識別することができるのである。
具体的に、色差置換ユニット160は、エントロピー符号器155から入力される上記色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号に基づいて、エントロピー符号器155から入力される符号化データのビットストリームにおける色差領域を特定し、この領域をモノクロの色差データに対応する符号に置換する処理を行う。色差置換ユニット160は、エントロピー符号器155から入力される符号化データのビットストリームのうち、色差領域ではない領域については、この領域を置換せずに下流に伝送する。
詳述すると、色差置換ユニット160は、色識別信号が色差領域を示し、DC識別信号がオン状態にあるときの、符号化データのビットストリームにおける領域を、青色差ブロックデータ又は赤色差ブロックデータのDC領域として特定する。そして、特定したDC領域(CbDC,CrDC)を、図6に示すように、DC成分がゼロであることを示す符号に置換して下流に伝送する。
更に、色差置換ユニット160は、このDC領域に続くビットストリームの領域(CbAC,CrAC)を、AC識別信号がオン状態に切り替わる直前まで削除する。これによって、ビットストリームの色差領域内のAC領域に位置する、末尾のAC成分データに対応する領域以外の符号を、下流に伝送せずに破棄する。
そして、AC識別信号がオン状態に切り替わると、色差置換ユニット160は、AC識別信号がオン状態にあるときのビットストリームの領域(CbAC,CrAC)を、末尾のAC成分データに対応する領域として特定する。そして、この領域を、対応する青色差ブロックデータ又は赤色差ブロックデータのAC成分が全てゼロであることを示す符号に置換する(領域(CbEOB,CrEOB))。
JPEG方式によれば、AC成分が全てゼロであることを、特別な符号(EOB)で表すことができる。AC識別信号がオン状態になるまでのビットストリームの領域を消去し、AC識別信号がオン状態にあるときの領域を、この特別な符号(EOB)に置き換えることによって、対応するAC領域を、AC成分が全てゼロであることを示す符号に変換し、この変換後のビットストリームを下流に伝送する。
この他、ヘッダ出力ユニット170は、カラー出力ユニット180及びモノクロ出力ユニット190への符号化データの入力が開始される前に、カラー出力ユニット180及びモノクロ出力ユニット190に、共通する同一のヘッダを入力する。このヘッダは、図7に示すように、JPEGフォーマットに従うスタートマーカ(SOI)、DQTセグメント、DRIセグメント、SOFセグメント、DHTセグメント及びSOSセグメントを含むデータである。
カラー出力ユニット180は、このヘッダ出力ユニット170から入力されるヘッダを出力した後、符号化ユニット150から入力される符号化データのビットストリームに基づく画像成分データを出力し、最後に、エンドマーカ(EOI)を出力する。
詳述すると、カラー出力ユニット180は、主データ出力ユニット181と、セレクタ185と、を備える。セレクタ185は、符号化データのビットストリームにおける先頭ビットが到来するタイミングに合わせて、出力をヘッダ出力ユニット170側から主データ出力ユニット181側に切り替える。
主データ出力ユニット181は、符号化ユニット150から入力される符号化データのビットストリームにRSTマーカを周期的に挿入して、これを画像成分データ(所謂スキャンデータ)としてセレクタ185に入力する。また、画像成分データの末尾までの出力後には、エンドマーカ(EOI)をセレクタ185に入力する。
セレクタ185は、このヘッダ、画像成分データ及びエンドマーカを順に出力することにより、JPEG方式の画像フレームを、カラーの圧縮画像データとして出力する。即ち、スタートマーカからエンドマーカまでの間に、JPEGセグメント及び処理対象の画像データに対応するカラーの圧縮画像成分を格納した画像フレームを出力する。出力されたカラーの圧縮画像データは、CPU11及び図示しないメモリコントローラを介してRAM15に書き込まれる。
モノクロ出力ユニット190は、ヘッダ出力ユニット170から入力されるヘッダを出力した後、色差置換ユニット160から入力される符号化データのビットストリームに基づく画像成分データを出力し、最後に、エンドマーカ(EOI)を出力する。
詳述すると、モノクロ出力ユニット190は、主データ出力ユニット191と、セレクタ195と、を備える。セレクタ195は、符号化データのビットストリームにおける先頭ビットが到来するタイミングに合わせて、出力をヘッダ出力ユニット170側から主データ出力ユニット191側に切り替える。
主データ出力ユニット191は、色差置換ユニット160から入力される符号化データのビットストリームにRSTマーカを周期的に挿入して、これを画像成分データとしてセレクタ195に入力する。また、画像成分データの末尾までの出力後には、エンドマーカ(EOI)をセレクタ195に入力する。
セレクタ195は、このヘッダ、画像成分データ及びエンドマーカを順に出力することにより、JPEG方式の画像フレームを、モノクロの圧縮画像データとして出力する。即ち、スタートマーカからエンドマーカまでの間に、JPEGセグメント及び処理対象の画像データに対応する圧縮画像成分であるが青色差成分及び赤色差成分がゼロに変更されたモノクロの圧縮画像成分を格納した画像フレームを出力する。出力されたモノクロの圧縮画像データは、カラーの圧縮画像データと同様に、RAM15に書き込まれる。RAM15に書き込まれたカラー及びモノクロの圧縮画像データは、CPU11による処理動作を受けて、例えば、外部装置3に提供される。
以上、本実施例の画像読取装置1について説明したが、本実施例によれば、処理対象の画像データに対するカラー及びモノクロの圧縮画像データを生成する際、少なくともブロックデータの入力から符号化データを生成するまでの処理を、周波数変換ユニット120、量子化ユニット130、ジグザグスキャンユニット140及び符号化ユニット150を要素とする共通のハードウェア回路を用いて実現する。
従って、本実施例によれば、符号化データの生成までの処理回路を、カラー及びモノクロの圧縮画像データに対して個別に設ける場合よりも、回路規模を小さくすることができる。更に、その処理に必要なバッファ容量も抑えることができる。
結果、本実施例によれば、原稿の読取画像データとして、カラー及びモノクロの圧縮画像データを外部装置3又はユーザに対して提供可能な、小型で安価な画像読取装置を製造することができる。
尚、符号化データの生成までを共通化すると、各量子化データが符号化により不定長のビット列に変更されてしまうために、符号化データのビットストリームを参照するだけでは、色差成分をゼロに置き換えるような符号の置換ができない。
本実施例では、符号化ユニット150において、符号化データのビットストリームにおける輝度領域、色差領域、及び、符号の置換が必要なDC成分データ及びAC成分データの領域を特定可能な識別信号を生成することによって、色差成分をゼロに置き換えるような符号の置換を可能にする。従って、本実施例によれば、安価で高性能な画像読取装置1を構成することができる。
[第二実施例]
続いて、第二実施例について説明する。第二実施例の画像読取装置1では、識別信号生成ユニット157におけるAC識別信号の生成動作、及び、色差置換ユニット160における処理動作が、第一実施例の画像読取装置1と異なる。他の構成及び処理動作について、第二実施例の画像読取装置1は、第一実施例の画像読取装置1と基本的に同一である。従って、以下では、第二実施例におけるAC識別信号の生成動作、及び、色差置換ユニット160における処理動作を選択的に説明する。
第二実施例の識別信号生成ユニット157は、図8に示すように、色識別信号及びDC識別信号として第一実施例と同一の信号を生成するが、AC識別信号として、量子化データのデータストリームにおけるAC領域であってブロックデータ毎に配列順が先頭のAC成分データに対応する領域を識別可能な信号を生成する。
図8には、符号化ユニット150から出力される色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号と、符号化データのビットストリームと、色差置換ユニット160による処理後のビットストリームとの対応関係を示す。
識別信号生成ユニット157は、量子化ブロックデータ毎に、配列順が先頭のAC成分データがDC差分化ユニット151に入力されるときには、オン状態を採り、上記先頭のAC成分データ以外が入力されるときには、オフ状態を採る信号を、上記AC識別信号として生成し、これをDC差分化ユニット151に入力する。
この識別信号生成ユニット157の動作に応じて、エントロピー符号器155から色差置換ユニット160へは、図8に示すように、AC識別信号として、符号化データのビットストリームにおけるAC領域であってブロックデータ毎に先頭のAC成分データに対応する領域を識別可能な信号が出力される。
色差置換ユニット160は、色識別信号及びDC識別信号に基づき、第一実施例と同様に、符号化データのビットストリームにおける色差領域内のDC領域(CbDC,CrDC)を、DC成分がゼロであることを示す符号に置換して下流に伝送する。
色差置換ユニット160は、このDC領域に続くAC識別信号がオンしている領域を、上記先頭のAC成分データに対応する領域として特定し、この領域を、対応する青色差ブロックデータ又は赤色差ブロックデータのAC成分が全てゼロであることを示す特別な符号(EOB)に置換する。その後、色差置換ユニット160は、DC識別信号がオン状態に切り替わる直前までのビットストリームの領域を削除する。これによって、ビットストリームの色差領域内のAC領域に位置する、先頭のAC成分データに対応する領域以外の符号を、下流に伝送せずに破棄する。
第二実施例では、このようにして、ブロックデータ毎に、先頭のAC成分データに対応するビットストリーム内の領域を特別な符号(EOB)に置換し、残りのAC成分データに対応する領域を削除することにより、符号化データのビットストリームにおける色差領域をモノクロの色差データに対応する符号に置換する。
以上、第二実施例について説明したが、この実施例によっても、モノクロ出力ユニット190は、色差置換ユニット160から提供される符号化データのビットストリームに基づいて、モノクロの圧縮画像成分を格納したJPEG方式の画像フレームを作成し、これを出力することができる。
[第三実施例]
続いて、第三実施例について説明する。但し、第三実施例の画像読取装置1は、符号化ユニット250及びヘッダ出力ユニット270の構成が異なることと、色差置換ユニット160に代えて色差削除ユニット260が設けられることを除けば、第一実施例の画像読取装置1と基本的に同一である。従って、以下では、第三実施例の説明として、符号化ユニット250、色差削除ユニット260及びヘッダ出力ユニット270の構成を選択的に説明する。
図9に示す第三実施例のJPEG圧縮回路239は、上述のJPEG圧縮回路39に代えて図1に示す画像読取装置1内に設けられる。JPEG圧縮回路239は、JPEG圧縮回路39における符号化ユニット150、色差置換ユニット160及びヘッダ出力ユニット170の夫々が、符号化ユニット250、色差削除ユニット260及びヘッダ出力ユニット270に置き換えられたものである。
符号化ユニット250は、概ね符号化ユニット150と同様に構成され、ジグザグスキャンユニット140からの量子化データに対応する符号化データのビットストリームを出力する。出力される符号化データのビットストリームは、第一実施例と同じである。この符号化データのビットストリームは、色差削除ユニット260及びカラー出力ユニット180に入力される。
一方、符号化ユニット250は、色識別信号、DC識別信号及びAC識別信号の内、色識別信号のみを出力して、これを色差削除ユニット260に入力する構成にされる。色識別信号は、符号化ユニット250が出力する符号化データのビットストリームに同期した信号であって、符号化データのビットストリームにおける輝度領域及び色差領域を識別可能な信号である。
色差削除ユニット260は、図10に示すように、符号化ユニット250から入力される色識別信号に基づいて、符号化ユニット250から入力される符号化データのビットストリームから色差領域に対応するビット列を削除する処理を行う。
換言すると、色差削除ユニット260は、符号化ユニット250から入力される符号化データのビットストリームのうち、色差領域ではない領域については、これを削除せずに下流のモノクロ出力ユニット190に伝送するが、色差領域については、これを削除して、下流に伝送しない構成にされる。
また、ヘッダ出力ユニット270は、カラー用のヘッダを生成するカラー用生成部271と、モノクロ用のヘッダを生成するモノクロ用生成部275と、を有し、カラー用生成部271にて生成したヘッダを、カラー出力ユニット180に入力し、モノクロ用生成部275にて生成したヘッダを、モノクロ出力ユニット190に入力する。
カラー用生成部271及びモノクロ用生成部275の夫々で生成されるヘッダは、JPEGフォーマットに従うスタートマーカ(SOI)、DQTセグメント、DRIセグメント、SOFセグメント、DHTセグメント及びSOSセグメントを含む。但し、SOFセグメント及びSOSセグメントには、色数を示すパラメータが含まれる。
JPEGフォーマットに従えば、SOFセグメントには、画像フレーム内の色数を表すパラメータNfが含まれ、SOSセグメントには、SOSセグメントに続くスキャン(画像成分)領域内の色数を表すパラメータNsが含まれる。
カラー用生成部271は、このパラメータNf,Nsが「3色」を示すカラーの圧縮画像データに対応するヘッダを生成して、これをカラー出力ユニット180に入力する。モノクロ用生成部275は、このパラメータNf,Nsが「1色」を示すモノクロの圧縮画像データに対応するヘッダを生成して、これをモノクロ出力ユニット190に提供する。
第一実施例のように、色差成分をゼロに置換する方法によって生成されるモノクロの圧縮画像データは、輝度(Y)、青色差(Cb)、赤色差(Cr)を色成分として有する3色の画像データということができ、パラメータNf,Nsは、カラーの圧縮画像データと同様に、3色を宣言するものであればよい。
しかしながら、第三実施例によれば、色差削除ユニット260が色差データに対応する符号化データの全てを削除する。従って、モノクロ出力ユニット190が出力するモノクロの圧縮画像データには、青色差(Cb)及び赤色差(Cr)に対応する成分がなく、この圧縮画像データは、1色の画像データである。
このように本実施例のモノクロの圧縮画像データは、カラーの圧縮画像データとは、青色差(Cb)及び赤色差(Cr)に対応するデータがないことを原因としてデータ構造が異なる。従って、モノクロの圧縮画像データに対応するヘッダでは、パラメータNf,Nsとして1色を宣言しなければならない。このために、第三実施例では、ヘッダ出力ユニット270が、カラー用のヘッダ及びモノクロ用のヘッダの夫々を生成する。
カラー出力ユニット180は、カラー用生成部271から提供されるヘッダを、セレクタ185を通じて出力し、その後、符号化ユニット250からの符号化データのビットストリームに基づく画像成分データ及びエンドマーカを出力することによって、セレクタ185から、カラーの圧縮画像データを出力する。
モノクロ出力ユニット190は、モノクロ用生成部275から提供されるヘッダを、セレクタ195を通じて出力し、その後、色差削除ユニット260からの符号化データのビットストリームに基づく画像成分データ及びエンドマーカを出力することによって、セレクタ195から、モノクロの圧縮画像データを出力する。
第一実施例では、カラー及びモノクロの圧縮画像データの夫々が共に、輝度(Y)、青色差(Cb)、赤色差(Cr)のデータを有する圧縮画像データであるのに対し、第三実施例では、モノクロの圧縮画像データが、青色差(Cb)、赤色差(Cr)のデータを含まない、輝度(Y)のデータを有する圧縮画像データとして出力される。このようにして出力されRAM15に記憶されたカラー及びモノクロの圧縮画像データは、第一実施例と同様に、例えば、外部装置3に提供される。
第三実施例によれば、二種類のヘッダを作成しなければいけないものの、第一実施例の画像読取装置1と比較して、DC識別信号及びAC識別信号を生成する必要がなく、これらの識別信号に基づいた色差領域に対する符号の置換動作も不要である。そして、本実施例によれば、回路規模を抑えることができて、高性能で安価な画像読取装置1を製造することができる。
以上に、第一実施例から第三実施例までを説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例では、処理対象の画像データに対するJPEG圧縮を、専用のハードウェア回路(JPEG圧縮回路39,239)を用いて実現したが、画像読取装置1は、ソフトウェア処理によりJPEG圧縮を実現する構成にされてもよい。
この場合、画像読取装置1は、符号化データを生成するまでの処理を、カラーの圧縮画像データ及びモノクロの圧縮画像データの両者に対して共通する処理としてソフトウェア的に実行し、その後の処理を、カラーの圧縮画像データ及びモノクロの圧縮画像データの夫々に対応した個別の処理として実行する構成にされ得る。
この例によれば、離散コサイン変換の段階から、カラー及びモノクロの圧縮画像データの夫々に対応した個別の処理を実行するよりも、演算量を抑えることができ、効率的に、カラー及びモノクロの圧縮画像データを生成することができる。
但し、上記実施例のように、専用のハードウェア回路を用いてパイプライン処理方式により、カラー及びモノクロの圧縮画像データを生成すれば、高速に各圧縮画像データを生成することができ、CPU11に対する負荷を抑えることができる点で有益である。
[対応関係]
最後に、用語間の対応関係について説明する。周波数変換ユニット120、量子化ユニット130及びジグザグスキャンユニット140の組み合わせは、量子化ユニットの一例に対応する。また、カラー出力ユニット180は、カラー生成ユニットの一例に対応し、色差置換ユニット160(又は色差削除ユニット260)及びモノクロ出力ユニット190は、モノクロ生成ユニットの一例に対応する。この他、ヘッダ出力ユニット170,270は、付属データ提供ユニットの一例に対応する。また、符号化データのビットストリームが表す符号を配列した画像成分データは、主データの一例に対応し、画像成分データの構造を表すヘッダは、付属データの一例に対応する。
1…画像読取装置、3…外部装置、11…CPU、13…ROM、15…RAM、20…読取デバイス、31…デバイス駆動回路、33…A/D変換器、35…読取補正回路、37…画像処理回路、39,239…JPEG圧縮回路、41…通信インタフェース、110…入力ユニット、120…周波数変換ユニット、130…量子化ユニット、140…ジグザグスキャンユニット、150,250…符号化ユニット、151…DC差分化ユニット、153…補数表現切替ユニット、155…エントロピー符号器、157…識別信号生成ユニット、160…色差置換ユニット、170,270…ヘッダ出力ユニット、180…カラー出力ユニット、181,191…主データ出力ユニット、185,195…セレクタ、190…モノクロ出力ユニット、260…色差削除ユニット、271…カラー用生成部、275…モノクロ用生成部。

Claims (5)

  1. 処理対象の画像データを所定の画素ブロック毎に分離して生成される前記画素ブロック毎の輝度データ及び色差データの夫々を、ブロックデータとして順次入力する入力ユニットと、
    前記入力ユニットから入力される前記ブロックデータを、周波数変換及び量子化することによって、前記ブロックデータを順次、量子化データに変換する量子化ユニットと、
    前記量子化ユニットにより変換された前記量子化データをエントロピー符号化することによって、前記量子化データを順次、符号化データに変換する符号化ユニットと、
    前記符号化ユニットにより変換された前記符号化データを用いて、前記処理対象の画像データに対応するカラーの圧縮画像データを生成するカラー生成ユニットと、
    前記符号化ユニットにより変換された前記符号化データを用いて、前記処理対象の画像データに対応するモノクロの圧縮画像データを生成するモノクロ生成ユニットと、
    を備え、
    前記量子化ユニットは、前記ブロックデータ毎に、単一の直流成分データ及び複数の交流成分データの夫々を、前記量子化データとして順次出力し、
    前記符号化ユニットは、前記量子化ユニットから入力される前記量子化データを順次、前記符号化データに変換して出力することによって、前記符号化データのビットストリームを出力し、前記符号化データのビットストリームにおける前記色差データに対応する領域である色差領域及び前記直流成分データに対応する領域である直流領域を識別可能な識別信号を、前記符号化データのビットストリームと並列に出力し、
    前記モノクロ生成ユニットは、前記符号化データのビットストリームにおける前記色差領域内の前記直流領域を前記識別信号に基づき特定し、前記特定した前記直流領域を、前記色差データの直流成分がゼロであることを示す符号化データに置換し、前記色差領域内の前記直流領域に続く前記複数の交流成分データに対応する領域である交流領域を、前記色差データの交流成分がゼロであることを示す符号化データに置換することによって、前記モノクロの圧縮画像データを生成すること
    を特徴とする電子機器。
  2. 前記識別信号は、前記符号化データのビットストリームにおける前記交流領域内の末尾の交流成分データに対応する領域を識別可能に構成され、
    前記モノクロ生成ユニットは、前記識別信号に基づき、前記符号化データのビットストリームにおける前記色差領域内の前記交流領域に位置する前記末尾の交流成分データに対応する領域以外のデータを削除する一方、前記末尾の交流成分データに対応する領域を、前記色差データの交流成分が全てゼロであることを示す符号化データに置換することによって、前記モノクロの圧縮画像データを生成すること
    を特徴とする請求項記載の電子機器。
  3. 前記識別信号は、前記符号化データのビットストリームにおける前記交流領域内の先頭の交流成分データに対応する領域を識別可能に構成され、
    前記モノクロ生成ユニットは、前記識別信号に基づき、前記符号化データのビットストリームにおける前記色差領域内の前記交流領域に位置する前記先頭の交流成分データに対応する領域を、前記色差データの交流成分が全てゼロであることを示す符号化データに置換し、前記交流領域における残りのデータを削除することによって、前記モノクロの圧縮画像データを生成すること
    を特徴とする請求項記載の電子機器。
  4. 前記カラー生成ユニットは、前記符号化データを配列した主データに、前記主データのデータ構造を記述した付属データを付して前記カラーの圧縮画像データを生成し、
    前記モノクロ生成ユニットは、前記符号化データを配列した主データに、前記主データのデータ構造を記述した付属データを付して前記モノクロの圧縮画像データを生成し、
    前記電子機器は、
    前記カラー生成ユニット及び前記モノクロ生成ユニットの夫々に、共通の前記付属データを提供する付属データ提供ユニット
    を備えることを特徴とする請求項〜請求項のいずれか一項記載の電子機器。
  5. 前記ブロックデータの夫々は、前記符号化ユニットにおいて、パイプライン処理方式により順次前記符号化データに変換された後、前記カラー生成ユニット及びモノクロ生成ユニットの夫々に同一のビットストリームとして分配されること
    を特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項記載の電子機器。
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