JP2005269380A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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真紀 大山
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啓之 川本
Atsushi Togami
敦 戸上
Yasunobu Shirata
康伸 白田
Taira Nishida
平 西多
Isao Miyamoto
功 宮本
Naoki Sugiyama
尚樹 杉山
Koji Tone
剛治 刀根
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Abstract

【課題】読み込んだ原稿画像から各種画像処理装置で共通に使用することができる画像データの生成が可能な画像処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、RGB画像データから原稿の特徴的な部分を抽出し像域分離信号を生成する像域分離部201、RGB画像データに対してスキャナγ処理を行うスキャナγ補正部4、フィルタ処理を行うフィルタ処理部5、地肌除去処理を行う地肌除去部202、RGB空間を別の色空間に変換する色補正処理を行う色補正部6、入力されたRGBカラー信号で表される空間から墨版のみのデータを生成するUCR部203、および変倍処理を行う変倍部7を含み構成されたスキャナ補正部13を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
近年、複写機能のほかに、スキャナ機能、印刷機能、ファクシミリ機能などを備えた画像処理装置が普及している。このような画像処理装置では、生成した画像データなどを装置内に設けられた記憶手段に記憶できるようになっている。さらに、前記記憶手段に記憶されている画像データなどをネットワークを介して他の画像処理装置に送信できる(例えば、特許文献1〜4を参照。)。
特開2001−223828号公報 特開2001−251522号公報 特開2000−278506号公報 特開平11−320978号公報
上記従来の画像処理装置では、例えば、複写機能を用いる場合、対象の原稿となるものにはさまざまな物があるため、まず、複写する原稿が何であるかを選択し、その後、対象となる原稿の種類に応じた画像処理を行って複写機能を実行するようになっている。
また、従来の画像処理装置の記憶手段に記憶されている画像データを、ネットワークを介して他のクライアント装置などに送信する場合、その画像データに所定の画像処理を行い、汎用ファイルフォーマットに変換して送信する。この場合に実行される主な画像処理としては、当該画像データの取り込み先の指定処理がある。例えば、一般文書用画像データであれば、OCR用に加工して取り込み処理を実行する。また、クライアント装置側で取り込み形式が指定された場合には、その形式に最適な画像処理を実行する必要がある。
また、従来の画像処理装置では、プリンタ出力用として記憶手段に記憶されている画像データは、通常、プリンタ特性に適合するように調整されている。このため、その画像データをネットワークを介して他の画像処理装置に送信する場合、再度、送信先画像処理装置に適合するように色補正処理などの画像処理を施さなくてはならない。また、この画像処理を行うための手段の調整も、その都度行う必要がある。
このように従来の画像処理装置では、内部の記憶手段に記憶されている画像データは、当該画像処理装置特有の機能を実現するための複雑な処理が施されているため、その画像データを他の画像処理装置で使用する場合には、改めて当該機種に適合するようにデータの補正を行わなければならなかった。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、読み込んだ原稿画像から各種画像処理装置で共通に使用することができる画像データの生成が可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1にかかる画像処理装置は、原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段により生成されたカラー画像信号に対して所定の画像処理を施し、標準色空間信号および墨版用の画像信号を含む画像データを生成するスキャナ補正手段と、前記スキャナ補正手段によって生成された画像データを蓄積する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に蓄積された画像データをもとにプリンタ出力用画像データを生成するプリンタ補正手段と、前記プリンタ補正手段で生成されたプリンタ出力用画像データをもとに所定の媒体に画像を形成する画像形成手段と、装置全体を制御する制御手段と、を含み構成されていることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、標準色空間信号および墨版用の画像信号を含む画像データを生成し、この画像データを基にした印刷処理などの画像処理を実行することができる。
また、請求項2にかかる画像処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記スキャナ補正手段は、原稿画像の特徴的な部分を抽出して像域分離信号を生成する像域分離手段と、前記像域分離手段により生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号を別の色空間信号に変換する色補正手段と、前記像域分離手段により生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号から墨版用の画像信号を生成するUCR手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、標準色空間信号および墨版用の画像信号を生成することができる。
また、請求項3にかかる画像処理装置は、請求項2に記載の発明において、前記スキャナ補正手段は、さらに、入力されたカラー画像信号に対してスキャナγ処理を施すスキャナγ補正手段と、前記像域分離手段により生成された像域分離信号を用いて、前記スキャナγ補正手段によりスキャナγ処理が施されたカラー画像信号に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、前記フィルタ処理手段によりフィルタ処理が施されたカラー画像信号に対して地肌除去処理を施す地肌除去処理手段と、前記色補正手段により変換された色空間信号と前記UCR手段により生成された墨版用の画像信号に対して変倍処理を施す変倍手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、生成される標準色空間信号および墨版用の画像信号を各種画像処理に用いるために必要な処理を実行できる。
また、請求項4にかかる画像処理装置は、請求項2または3に記載の発明において、前記色補正手段によって変換された色空間信号は、装置特性に依存しない標準色空間信号であることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、装置特性に依存しない標準色空間信号を取得できる。
また、請求項5にかかる画像処理装置は、請求項4に記載の発明において、前記色補正手段によって変換された色空間信号は、sRGB信号であることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、sRGB信号を取得できる。
また、請求項6にかかる画像処理装置は、請求項2または3に記載の発明において、前記色補正手段によって変換された色空間信号は、装置特性に依存する標準色空間信号であることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、装置特性に依存する標準色空間信号を取得できる。
また、請求項7にかかる画像処理装置は、請求項6に記載の発明において、前記色補正手段によって変換された色空間信号は、Yuv信号またはCMY信号であることを特徴とする。
この請求項7に記載の発明によれば、Yuv信号またはCMY信号を取得できる。
また、請求項8にかかる画像処理装置は、請求項2〜7のいずれか一つに記載の発明において、前記UCR手段によって生成された墨版用の画像信号は、原稿画像の特徴的な部分のみを墨版データとした画像信号であることを特徴とする。
この請求項8に記載の発明によれば、原稿画像の特徴的な部分のみを墨版データとした画像信号を取得できる。
また、請求項9にかかる画像処理装置は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明において、さらに、所定の送信先への前記画像データの送信要求を受け付ける受付手段と、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの形式を他の形式に変換するデータ形式変換手段と、前記データ形式変換手段により変換された画像データを前記受付手段が受け付けた送信先へ送信する送信手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項9に記載の発明によれば、生成した画像データを装置外の他の機器に送信することができる。
また、請求項10にかかる画像処理装置は、請求項9に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されている前記標準色空間信号のみを各種画像処理装置で共通して用いることができる標準色空間信号に変換することを特徴とする。
この請求項10に記載の発明によれば、生成した画像データを他の機器でも使用することが可能な形式に変換して送信することができる。
また、請求項11にかかる画像処理方法は、原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り工程と、前記画像読み取り工程で生成されたカラー画像信号に対して所定の画像処理を施し、標準色空間信号および墨版用の画像信号を含む画像データを生成するスキャナ補正工程と、前記スキャナ補正工程で生成された画像データを蓄積する画像データ蓄積工程と、前記画像データ蓄積工程で蓄積された画像データをもとにプリンタ出力用画像データを生成するプリンタ補正工程と、前記プリンタ補正工程で生成されたプリンタ出力用画像データをもとに所定の媒体に画像を形成する画像形成工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項11に記載の発明によれば、標準色空間信号および墨版用の画像信号を含む画像データを生成し、この画像データを基にした印刷処理などの画像処理を実行することができる。
また、請求項12にかかる画像処理方法は、請求項11に記載の発明において、前記スキャナ補正工程は、原稿画像の特徴的な部分を抽出して像域分離信号を生成する像域分離工程と、前記像域分離工程で生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号を別の色空間信号に変換する色補正工程と、前記像域分離工程で生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号から墨版用の画像信号を生成するUCR(Under Color Removal)工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項12に記載の発明によれば、標準色空間信号および墨版用の画像信号を生成することができる。
また、請求項13にかかる画像処理方法は、請求項12に記載の発明において、前記スキャナ補正工程は、さらに、入力されたカラー画像信号に対してスキャナγ処理を施すスキャナγ補正工程と、前記像域分離工程で生成された像域分離信号を用いて、前記スキャナγ補正工程でスキャナγ処理が施されたカラー画像信号に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理工程と、前記フィルタ処理工程でフィルタ処理が施されたカラー画像信号に対して地肌除去処理を施す地肌除去処理工程と、前記色補正工程で変換された色空間信号と前記UCR工程で生成された墨版用の画像信号に対して変倍処理を施す変倍工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項13に記載の発明によれば、生成される標準色空間信号および墨版用の画像信号を各種画像処理に用いるために必要な処理を実行できる。
また、請求項14にかかる画像処理方法は、請求項12または13に記載の発明において、前記色補正工程で変換された色空間信号は、装置特性に依存しない標準色空間信号であることを特徴とする。
この請求項14に記載の発明によれば、装置特性に依存しない標準色空間信号を取得できる。
また、請求項15にかかる画像処理方法は、請求項14に記載の発明において、前記色補正工程で変換された色空間信号は、sRGB信号であることを特徴とする。
この請求項15に記載の発明によれば、sRGB信号を取得できる。
また、請求項16にかかる画像処理方法は、請求項12または13に記載の発明において、前記色補正工程で変換された色空間信号は、装置特性に依存する標準色空間信号であることを特徴とする。
この請求項16に記載の発明によれば、装置特性に依存する標準色空間信号を取得できる。
また、請求項17にかかる画像処理方法は、請求項16に記載の発明において、前記色補正工程で変換された色空間信号は、Yuv信号またはCMY信号であることを特徴とする。
この請求項17に記載の発明によれば、Yuv信号またはCMY信号を取得できる。
また、請求項18にかかる画像処理方法は、請求項12〜17のいずれか一つに記載の発明において、前記UCR工程で生成された墨版用の画像信号は、原稿画像の特徴的な部分のみを墨版データとした画像信号であることを特徴とする。
この請求項18に記載の発明によれば、原稿画像の特徴的な部分のみを墨版データとした画像信号を取得できる。
また、請求項19にかかる画像処理方法は、請求項11〜18のいずれか一つに記載の発明において、さらに、所定の送信先への前記画像データの送信要求を受け付ける受付工程と、前記画像データ蓄積工程で蓄積された画像データの形式を他の形式に変換するデータ形式変換工程と、前記データ形式変換工程で変換された画像データを前記受付工程で受け付けた送信先へ送信する送信工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項19に記載の発明によれば、生成した画像データを装置外の他の機器に送信することができる。
また、請求項20にかかる画像処理方法は、請求項19に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、前記画像データ蓄積工程で蓄積された前記標準色空間信号のみを各種画像処理装置で共通して用いることができる標準色空間信号に変換することを特徴とする。
この請求項20に記載の発明によれば、生成した画像データを他の機器でも使用することが可能な形式に変換して送信することができる。
また、請求項21にかかる画像処理プログラムは、請求項11〜20のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項21に記載の発明によれば、請求項11〜20のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることができる。
本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムによれば、読み取った原稿画像から、装置特性に依存しない各種画像処理装置で使用可能な標準色空間信号と、原稿画像の特徴的な部分を表す墨版データとを生成することができるという効果を奏する。とりわけ、標準色空間信号は特別な処理を施すことなく、そのまま各種画像処理装置において共通に用いることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。この画像処理装置1は、複写機能や印刷機能などを備えた、いわゆる複合機を想定している。以下では、図1を参照して、画像処理装置1の各部の概略構成および原稿を複写する際に原稿の画像を読み取って印刷出力するまでの一連の処理の内容について説明する。
この画像処理装置1の機能は、エンジン部2とプリンタコントローラ部3とに大別される。
まず、エンジン部2の全体は、エンジンコントローラ20により制御される。このエンジン部2において、読み取りユニット12は、原稿の画像を読み取る画像読み取り手段であり、原稿の画像はR,G,Bに色分解された画像データとして読み取られ、スキャナ補正部13に送られる。図2に示すように、スキャナ補正部13では、R,G,Bの画像データに対して、スキャナγ補正部4でスキャナγ処理、フィルタ処理部5でフィルタ処理、地肌除去部202で地肌除去処理が行われる。色補正部6では、読み取りユニット12で読み取られたRGB空間を別の色空間、例えば、Yuv空間に変換するための色補正処理が行われる。このとき表されるYuv空間は、この画像処理装置1以外の各種画像処理装置においても用いることが可能な標準的な色空間に補正してある。この後、Yuv空間は、後述する変倍部7へ入力される。また、色補正部6は、入力されたRGBカラー信号をそのまま後述のUCR(Under Color Removal)部203へ入力する。UCR部203では、入力されたRGBカラー信号で表される空間から、作像ユニット19で紙に転写するときの墨版データ(Kデータ)を生成するためのUCR処理が行われる。この後、変倍部7では、色補正部6で生成されたYuvデータとUCR部203で生成されたKデータに対して変倍処理が行われる。
一方、読み取りユニット12で読み取られたRGB画像データは、像域分離部201にも入力される。この像域分離部201では、原稿の特徴的な部分、例えばエッジ・色・網点・白地背景などが抽出され像域分離信号が生成される。この像域分離信号は、フィルタ処理部5や色補正部6、UCR部203などで各種画像データの特徴に合わせた最適な画像処理を実行するために用いられる。
ところで、本来、UCR処理(下色除去処理)では、プリンタ特性に依存してそのインキ量を調整するための黒版データを生成するが、本発明において墨版データを生成するときは、例えば、像域分離部201において黒文字と判断された部分だけを墨版とする。このように、本発明の画像処理装置1におけるUCR部203は、プリンタ特性とは関係なく、原稿による特徴的な部分のみのUCR化を行っている。
なお、本発明の目的を達成するためには、スキャナ補正部13は、少なくとも色補正部6、像域分離部201、およびUCR部203を備えていることが必要である。
スキャナ補正部13で処理後の各8bitのデータは、多値データ固定長圧縮器8によって各色がnbit(n≦8)のデータに変換される。この圧縮後の画像データは汎用バス9を介してプリンタコントローラ10に送られる。
プリンタコントローラ10は、画像データを記憶する半導体メモリ10bを備えている。この半導体メモリ10bには、メインコントローラ26の制御により、送られた画像データが蓄積される。また、ハードディスク11には、この半導体メモリ10bに蓄積された画像データが随時記憶される。これは、画像処理装置1によるプリントアウト時に用紙がつまり、印字が正常に終了しなかった場合でも、再び原稿を読み直すのを避けるためであり、また、電子ソートを行うためである。近年はこれだけでなく、読み取った原稿を蓄積しておき、必要なときに再出力する機能も追加されている。
画像データを出力する場合は、記憶手段であるハードディスク11内の画像データは一度プリンタコントローラ10の半導体メモリ10bに展開され、次に汎用バス9を介してエンジン部2に送られる。そして、エンジン部2の多値データ固定長伸張器14は、送られた画像データを各8bitの画像データに変換する。この変換後の画像データは、プリンタ補正部15に送られる。
図3に示すように、プリンタ補正部15では、Yuv+Kの画像データをプリンタ色補正部301でプリンタ特性に合ったCMYK画像データに変換する。このとき、Kデータは原稿による特徴的な部分を墨版として出力したものであるので、それらの条件と、また、プリンタ特性にあったUCR処理も行われ、それらを合わせてプリンタ特性に合ったCMYK画像データに変換する。その後、CMYKの各色の画像データに対してプリンタγ補正部16でプリンタγ補正を行う。次に、作像ユニット19にあわせた中間調処理を中間調処理部17で行い、プリンタエンジンとなる作像ユニット19により転写紙などの媒体に画像を形成して出力する。また、ここで、プリンタ色補正部301でCMYKになった画像のエッジ部をエッジ検出部302で検出し、その結果を元にプリンタγ補正および中間調処理を切り替える。なお、作像ユニット19の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、さまざまな方式を用いることができる。
図1に示すように、FAXコントローラ21は、画像処理装置1のFAX機能を制御し、電話回線などの所定のネットワークとの間で画像データの送受信を行う。圧縮・伸張器21aは、送受信する画像データの圧縮、伸張を行う。ネットワークインターフェースコントーラ(NIC)22は、画像処理装置1をLANなどのネットワークに接続するためのインターフェースである。データ形式変換部24の詳細については後述する。メインコントローラ26は、マイクロコンピュータを備え、画像処理装置1の全体を集中的に制御する。
ここで、ハードディスク11に蓄積された画像データは、一度プリンタコントローラ10の半導体メモリ10bに展開され、次に汎用バス9を介してデータ形式変換部24に送られる。データ形式変換部24は、画像データに所望の画像処理を施して、NIC22を介して外部のPC25などに配信する。この場合に、外部PC25などに配信する画像データは、圧縮符号のままでもよいし、可変長可逆圧縮データ伸張器10aで伸張してから配信するようにしてもよい。
なお、ここまでの説明では、Yuv+K系の色空間で圧縮された画像データがハードディスク11に蓄積される場合について説明をした。ここで、ハードディスク11に蓄積される画像データは、画像処理装置1で読み取られ補正されたある色空間系と、原稿の特徴的な部分の墨版データとして生成した画像データの2種類の画像データを同時に蓄積している。また、このとき、上記のある色空間とは、デバイスディペンデント(デバイスの種類(装置特性)に依存した)な色空間(RGB,Yuv,CMY)であってもよいし、デバイスインディペンデント(デバイスの種類(装置特性)に依存しない)な色空間(sRGB)であってもよい。また、これらのある色空間信号を、後述のようにネットワークを介して他の装置へ送信する際には、他の機器との間でそのまま相互利用できる同じ色空間に補正される。ある色空間とは、例えば、標準的なsRGB空間やLab空間、また、異なる機器間でも共有できる専用の色空間系などである。なお、前記Kデータに関しては、装置外部へ送ることはない。
次に、データ形式変換部24の構成について説明する。図4は、データ形式変換部24の構成を示すブロック図である。図4に示すように、入力ポート31は、ハードディスク11に蓄積されていた画像データを、汎用バス9を介して受け付ける。このとき、ハードディスク11に蓄積されていた画像データが、複写画像として前述したような画像データである場合は、そのとき入力ポート31に受け付ける画像データは、画像処理装置1で読み取られ補正されたある色空間系の画像データのみを受け付ける。その後、伸張器32は、圧縮されている当該画像データを伸張する。この伸張後の画像データは、解像度変換器33で所定の解像度に解像度変換され、色空間変換器34により所定の色空間に変換され、圧縮器35により所定の圧縮符号化形式で圧縮符号化され、出力ポート36により汎用バス9へ出力され、外部のPC25などに送信される。これにより、ハードディスク11に蓄積されていた第1の形式の画像データは、そのデータ形式が変更されて第2の形式の画像データとして出力される。
次に、データ形式変換部24の、より具体的な構成例について説明する。
まず、図5の例は、データ形式変換部24に入力される画像データが多値データであり、この入力多値データは多値データ圧縮方式によってデータ圧縮された汎用データフォーマットであることを示す。そして、データ形式変換部24が出力する画像データは多値データであり、この出力多値データは多値圧縮方式によって圧縮された汎用データフォーマットである。すなわち、伸張器32、圧縮器35は、汎用のデータフォーマットで伸張、圧縮を行う。なお、図5において、画像処理部37は、前述の解像度変換器33、色空間変換器34などを備えている。また、入力ポート31、出力ポート36については、図示を省略している(これらについては、後述の図6、図8−1〜図8−3においても同様)。
この例では、汎用のデータ形式変換部24のフォーマットとしてJPEGを用いているが、そのほかにもJPEG2000など、パーソナル・コンピュータ(PC)などで一般的に使用できる汎用のデータフォーマットを用いることができる。
このように、JPEGのような標準化されている汎用のデータフォーマットでデータの送受信を行うことで、送受信されるユニット間でのデータフォーマットを統一することができる。さらに、データ品質と、データ送受信効率の双方を維持したデータ形式変換システムが構築可能となる。
また、画像データが2値データである場合は、MHMR/MMR方式等の汎用の標準的な画像の圧縮、伸張フォーマットを用いることができる。
図6の例では、データ形式変換部24に入力する画像データが画像処理装置1の専用のデータフォーマットで圧縮されていて、出力する画像データは図5の例と同様な汎用のデータフォーマットとしている。ここでいう専用のデータフォーマットとは、画像処理装置1に特有のデータフォーマットであって、JPEG,JPEG2000など、通常のPCなどで普通に用いることができる汎用のデータフォーマットではないことである。
そのため、伸張器32においては、専用のデータフォーマットからの伸張方式として、圧縮効率、もしくは、データ加工効率を維持した専用のブロック固定長伸張方式を用いている。圧縮器35における圧縮方式は、図5の例と同様に汎用のデータフォーマットを用いる。
図6の例においては、このように専用のデータフォーマットが専用的なブロック固定長圧縮データであるため、特に画像データによる圧縮率の変動を固定化して管理することができる。さらに、ブロック単位で取り扱うことで、画像の向きの回転、並び替え等のデータ加工が容易となる。なお、ブロック固定長符号化、復号の方式は公知であるため、詳細な説明は省略する(必要であれば、特開平11−331844号公報を参照)。画像データが2値データの場合には、例えば、特開2002−077627号公報に開示の技術を用いることができる。
また、JPEGの様な、標準化されている汎用のデータフォーマットで画像データの送信を行うことで、送信されるユニットでのデータフォーマットを統一でき、さらに、データ品質と、データ送受信効率の双方を維持したデータ形式変換システムが構築可能となる。
なお、画像データが2値データである場合は、圧縮器35において、MHMR/MMR方式等の汎用の標準的な画像の圧縮、伸張フォーマットを用いることができる。
図7の例では、図6の例と異なり、データ形式変換部24から出力される画像データも、データ形式変換部24に入力されたものと同じ画像処理装置1の専用のデータフォーマットで圧縮されている。そのため、圧縮器35においては、この専用のデータフォーマットでブロック固定長圧縮により画像データを圧縮する。
このように、専用のデータフォーマットが専用的なブロック固定長圧縮データであることで、特に画像データによる圧縮率の変動を固定化して管理することができる。さらに、画像データをブロック単位で取り扱うことで、画像の向きの回転、並び替え等のデータ加工が容易となる。ブロック固定長符号化、復号の方式は公知であるため、詳細な説明は省略する(必要であれば、特開平11−331844号公報を参照)。また、画像データが2値データの場合には、例えば、特開2002−077627公報に開示の技術を用いることができる。
次に、解像度変換器33について説明する。
ここでは、対象となる画素データが多値データであり、主走査方向と副走査方向の双方に任意の解像度へ変換が可能な方式の例を説明する。図8−1に示すように、この解像度変換器33は、入力される多値データに対して主走査方向に解像度変換を行う主走査方向解像度変換ブロック41と、主走査方向に変換後の多値データに対して副走査方向に解像度変換する副走査方向解像度変換ブロック42とで構成されている。
また、図8−2に示すように、主走査方向解像度変換ブロック41では、入力多値データを、指定された解像度へデータ数を変換するために、主走査方向に画素補間を行う。補間する画素データ値の算出方式としては、一般的な最近接画素置換法、隣接2画素加重平均法、3次関数コンボリューション法などを用いることを想定している。具体的には、各1ビットのデータをラッチできる複数のフリップフロップ43で画素データを記憶し、補間画素算出部44で補間するデータ値の算出を行う。
また、図8−3に示すように、主走査方向への解像度変換後のデータは、副走査方向解像度変換ブロック42で、主走査解像度変換後の1ライン分のデータを、蓄積可能なラインメモリ45を複数ライン分もった副走査ライン蓄積メモリ46から、副走査方向の参照画素データに基づいて、補間するラインのデータ値の算出を補間画素算出部47で行う。算出方式は、主走査方向と同様に最近接画素置換法、隣接2画素加重平均法、3次関数コンボリューション法などを用いることができる。
次に、色空間変換器34による色空間変換機能について説明する。
以下では、色空間変換の一例としてテーブル補間法によって色空間変換を行う例について説明する。
かかる処理では、所定のルックアップテープル(LUT)を用いる。ここでは、xyz方向の各軸を8分割し(図9−1参照)、入力色空間を上位と下位にわけて上位でLUTを参照し、下位で3次元補間を行って精密な出力を得る。
3次元補間法には多数種類があるが、ここでは線形補間の中でも最も簡単な四面体補開法を例にあげる。四面体補間法は、図9−1に示すように、入力色空間を複数の単位立方体に分割して、さらに単位立方体の対称軸を共有する6個の四面体に分割する(図9−2)。これにより入力色信号は、入力色信号の上位座標により選択された単位四面体(図9−3)の分割境界点(格子点)のパラメータ(以下格子点パラメータという)をLUTより参照する。次に下位座標により選択された単位四面体の格子点パラメータから線形演算することで出力値を得ることができる。
実際の処理手順は以下の通りである。
1.入力色信号X(x,y,z)を内包する単位立方体を選択する。
2.選択された単位立方体内での座標Pの下位座標(□x,□y,□z)を求める。
3.下位座標の大小比較により単位四面体を選択して単位四面体毎に線形補間を行い、座標Pでの出力値Poutを求める。各単位四面体の線形補間の演算式は下式で表される(なお、ここで“□”の記号は、単位立方体の一辺の長さを示す)。
(□x<□y<□z)Pout=P2+(P5−P7)×□x/□+(P7−P8)×□y/□+(P8−P2)×□z/□
(□y≦□x<□z)Pout=P2+(P6−P8)×□x/□+(P5−P6)×□y/□+(P8−P2)×□z/□
(□y<□z≦□x)Pout=P2+(P4−P2)×□x/□+(P5−P6)×□y/□+(P6−P4)×□z/□
(□z≦□y≦□x)Pout=P2+(P4−P2)×□x/□+(P3−P4)×□y/□+(P5−P3)×□z/□
(□z≦□x<□y)Pout=P2+(P3−P1)×□x/□+(P1−P2)×□y/□+(P5−P3)×□z/□
(□x<□z≦□y)Pout=P2+(P5−P7)×□x/□+(P1−P1)×□y/□+(P7−P1)×□z/□
次に、具体的に外部PC25などに画像データを出力する場合の処理について説明する。図10に示すように、クライアントとなる各PC25は、画像処理装置1から画像データを受け取る(キャプチャする)際の属性を決定し、この属性を提示して画像処理装置1に画像データを要求する。このPC25からの画像キャプチャ要求信号とハードディスク11に蓄積されている画像データの属性から、データ形式変換部24内の画像データパラメータ値が決定する。
このパラメータ値により、図4に示したデータ形式変換部24の伸張器32、解像度変換器33、色空間変換器34、圧縮器35のパラメータが変更され、データ形式変換部24で画像処理が施された画像データを、要求先のPC25へ配信する。
前述のように、ハードディスク11に蓄積される画像データは、画像処理装置1で複写画像として読み取られたある色空間系の画像データである。
ここで、例えば、ハードディスク11に蓄積されている画像データを非圧縮で、解像度が600dpiである、Yuv空間の画像データとする。図10の各クライアントとなるPC25において、
クライアントAは解像度600dpi sRGB空間の JPEG画像
クライアントBは解像度400dpi Yuv空間の TIFF画像
クライアントCは解像度100dpi Lab空間の JPEG2000画像
という画像データの属性で画像データを受け取る(キャプチャする)ことをPC25から要求する。
メインコントローラ26は、データ形式変換部24により、それぞれの要求を受けて各PC25の要求に応じた画像処理を画像データに対して施す。
この例では、ハードディスク11に蓄積されている画像データは非圧縮であるので伸張器32はスルー動作である。そして、次に、クライアントの解像度の要求とハードディスク11に蓄積されている画像データの解像度からデータ形式変換部24内の解像度変換器33の解像度変換パラメータ値が決定する。この例では、クライアントAに対しては600dpiから200dpiへの解像度変換が、クライアントBに対しては600dpiから400dpiへの解像度変換が、クライアントCに対しては600dpiから100dpiへの解像度変換が施される。
次に色空間変換器34では、クライアントAに対してはYuvからsRGB空間への色空間変換処理が、クライアントBに関しては、すでにあらわされている画像データの空間が同じであることから、色空間変換処理をする必要はない。クライアントCに対してはYuvからLabへの色空間変換処理が施される。
なお、このとき、すでに保存されている画像データの色空間が、前述したように、標準的な色空間、もしくは異なる機器間で共有できる専用の色空間である場合、これらからそれぞれの色空間への変換パラメータは、異なる機器間でも同じパラメータを使うことができる。すなわち、データ形式変換部24が、例えば画像処理装置1において、後から増設できるようなオプション形式のものであったとするならば、これらはすでに同じパラメータを共有することができるので、別の機器でも同じものをそのままの状態でオプションボードとして流用することが可能である。
そして、圧縮器35では、クライアントAに対してはJPEGファイル形式ヘの変換が、クライアントBに対してはTIFFファイル形式への変換が、クライアントCに対してはJPEG2000ファイル形式への変換処理が施される。
また、ハードディスク11に蓄積される画像データは、画像処理装置1で複写画像として読み取られたある色空間系の画像データであるが、ハードディスク11には画像データと一緒にPC25が画像データの属性を指定して画像データを読み取った際の画像データの属性と、そのPC25の識別情報とを一緒に蓄積するようにしてもよい。
これにより、クライアントはPC25により画像を受け取る(キャプチャする)際に、キャプチャする属性を指定せずにハードディスク11に蓄積されている画像データの属性をそのまま受け継ぎたい場合は、PC25からキャプチャする画像データの属性を設定するという手間が省くことができ操作性がよい。
次に、データ形式変換部24の他の構成例について説明する。
前述の例では、ハードディスク11などに記憶しているある色空間の画像データを他の色空間の画像データに変換してPC25などに出力する場合を基本的に想定しているが、次の例は、ハードディスク11などに記憶しているカラー多値画像データをモノクロ2値画像データに変換してPC25などに出力する例である。
図11は、データ形式変換部24の他の構成例を示すブロック図である。なお、前述の入力ポート31、出力ポート36に相当するブロックは図示を省略する(以下同様)。ハードディスク11などに記憶されている画像データは、所定の色空間の画像、この例ではYuvの版ごとに固定長の多値圧縮の方式でデータ圧縮が行われている画像であるものとする。伸張器51は、この圧縮符号である画像データの伸張を行う。解像度変換器52は、所定の変倍率により画像データの解像度変換を行う。Yuv→Gray変換器54は、カラー多値画像データをモノクロ多値画像データに変換する。孤立点除去部55は、モノクロ多値画像データに対して孤立点の検出アルゴリズムにより孤立点の検出を行う。フィルタ処理部56は、PC25により指定されたモードで強調や平滑の処理を行う。濃度γ部57は、画像の濃度の調整を行う。2値化処理部58は、所定の方式によって画像データの2値化を行う。圧縮器59は、MHMR/MMR方式等の汎用のデータ圧縮方式でデータ圧縮を行う。
データ形式変換部24をこのような構成とすることにより、カラー複写の画像データをモノクロの2値画像データに変換してPC25などに取り込みたいという場合にも対応できる。すなわち、カラーの画像データはPC25側に取り込んだときに容量が大きく負荷が大きいので、モノクロの2値画像に変換して取り込みたいという要求に答えることが可能になる。
次に、図11の各ブロックについて詳細に説明する。
まず、フィルタ処理部56の処理について説明する。フィルタ処理は、画像データのMTF値を変調させるものであるが、もとの画像データよりもMTF値を高めて画像のエッジを強調する場合と、MTF値を下げて画像を平滑化する場合の2種類がある。
画像データのMTF値を高める場合は、基画像の画像周波数を実線、フィルタ処理後の画像周波数を破線で示すと、図12−1に示しているように、画像周波数の隆起を強調するような処理を施す。但し、縦軸は画像濃度のダイナミックレンジとし、横軸は画像データのラスタ形式方向を示している。
同様に、画像データのMTFを平滑化する場合は、図12−2に示しているように、画像周波数の隆起が鈍るような処理を施す。実際の処理としては、2次元の画像データのラスタ形式方向をライン方向(x方向)、他方向をy方向とし、画像データをライン単位で扱い、注目画素値を周辺の画素値を基に算出する。
図12−3は、注目画素を中心とした周辺5×5画素を、注目画素をXn,mとして、周辺画素を記号化して表している。
画像データのMTF値を高める場合は、強調する必要がある画像周波数の微分係数を、画像データの解像度を基調としてマトリクス状に配置した係数(以下、マトリクス係数という)を算出する。そのマトリクス係数を、周辺画素記号と同形式に、Am−2,n−2,Am−2,n−1,…,Am,n,Am+2,n+1,Am+2,n+2と記号化すると、画像データのMTF値を高める場合のフィルタ処理後の注目画素値Yは、次のような演算式で表せる。
B=(Xm−2,n−2×Am−2,n−2)+(Xm−2,n−1×Am−2,n−1)+…+(Xm+2,n+2×Am+2,n+2)…(1)
D=B×C …(2)
Y=D+Xn,m …(3)
(1)式は、微分係数により求めたマトリクス係数と画像データを、行列積の演算を行ったものである。この(1)式により求められたBの値が、フィルタ処理による画像の強調成分である。また、(2)式はその強調成分を任意に増減幅する項である。(2)式により求まったフィルタ処理による強調値を、注目画素値に加算することで、最終的な注目画素値Yを算出する((3)式)。上記のような演算により、画像データの企画素を変換することで、画像データのMTF値を高める操作を行う。
画像データを平滑化する場合は、注目画素とその周辺画素を加算して画素数Eで除算することにより、注目画素とその周辺画素との平均値を求める。このような演算により、画像データの基画素を変換することで、画像データの平滑化の操作を行う。平滑化の度合いを調整する意味で、注目画素や周辺画素の重みを単純に等価として平均化せず、各画素間に隔たりを持たせるのであれば、下記(4)式のマトリクス係数に任意の整数を代入することで、注目画素値Yを調整することが可能である。
Y=(Xm−2,n−2×Am−2,n−2)+(Xm−2,n−1×Am−2,n−1)+・・・+(Xm+2,n+2×Am+2,n+2)/E …(4)
以上のような処理により、フィルタ処理部56では、多値の画像データに対し、MTF値の変調を可能とするフィルタ処理機能を実現できる。これにより、もとの画像が文字中心の画像であれば、MTF値の強調を行うことで画像の品質が向上する。また、画像が絵柄中心であれば、若干の平滑化により滑らかさを与えることで画像の品質が向上する。このように画像の種類に応したフィルタ係数を選択することで高品質な画像の取得が可能となる。
次に、濃度γ部57が行う処理について説明する。
γ変換処理は、画像の濃度勾配や濃度特性を可変とするものである。図13−1の実線がγ変換テーブルとすると、グラフに従って、もとの画像データ(横軸)に相当する値をγ変換後の画像データ(縦軸)の値に変換するだけである。この変換テーブルの曲線を変更することにより、狙いの濃度分布をもつ画像データに変更することが可能となる。例えば、図13−1の破線で示しているようなγ変換テーブルにすれば、実線で示しているγ変換テープルに比べ、γ変換後の画像データを濃度勾配が滑らかな画像データに変換することができる。但し、図13−1において、図の矢印側(ダイナミックレンジが上がる)につれ濃度が高くなる。
γ変換テーブルの作成方法は、便宜上、図13−2に示してある原点から45゜方向に延びるリニアなγ変換テーブル(実線)を、もとに説明する。
濃度特性を変えずに画像の全体濃度を上下させる場合は、図13−2に示すように、グラフの横軸方向にγ変換テーブル(実線)のように平行移動させればよく、画像の濃度勾配を変える場合は、γ変換テーブルの傾きを変更すればよい(図の破線)。また、濃度特性を変更する場合は、図13−1にあるように、連続する曲線で示せるようなγ変換テーブルの湾曲具合を変更すれば、任意の濃度特性が得られる。
これらの手段により、濃度γ部57では、多値の画像データに対し、画像データの濃度勾配および濃度特性の変更を可能とするγ変換処理機能を実現できる。このことにより、画像の種類に応したγカーブを選択することで高品質な画像の取得が可能となる。
次に、孤立点除去部55の処理について説明する。フィルタ処理部56により画像に強調フィルタがかけられると、基画像に含まれているノイズも強調されてしまうので、ごみが多くなり、見苦しい画像となってしまう場合がある。このような場合、孤立点除去部55の処理により孤立点の除去が適応的に行われる。孤立点除去のアルゴリズムには様々な方式を用いることができるが、図14に示すようなマトリクスを用いた方法をここでは説明する。
孤立点除去部55では、図14に示すような5×5ブロックで孤立点の判定が行われる。この例で注目画素はd22である。注目画素以外の画素が全て所定の閾値TH1より小さければ、注目画素を白画素(画素値0)に置き換える。
このような処理を行うことにより、読み取りユニット12で読み取った画像中のごみ画像を除去することができる。
また、ハードディスク11に格納されている画像データが自然画像を読み取ったものである場合には孤立点除去は効果的である。一方、自然画像ではなく、プリンタRIPデータのように電子的に作られたものである場合には行う必要はない。
そこで、PC25側に転送する画像の種類によって、適宜、孤立点除去の動作パラメータを切り替えるようにすれば、高品質な画像を得ることができる。
次に、2値化処理部58が実行する処理について説明する。
2値化処理部58は、多値画像データに対し、中間調処理を行って2値化する。中間調処理は、多値画像データを2値もしくはそれに近い少値の階調数に量子化する処理であるが、その具体的方法は様々存在する。ここでは、一般的に用いられる、単純量子化法、ディザ法、誤差拡散法について説明する。但し、量子化階調数は、便宜上2値とする。
まず、単純量子化法は、多値の画像データのダイナミックレンジ中の任意の値を閾値として、画像データを2階調化するものである。例えば、ダイナミックレンジが0〜255の256階調である多値の画像データを0と1の2値に量子化する場合、閾値が128であるとすると、画像データが100であれば量子化値は0となり、200であれば量子化値は1となる。
ディザ法は、マトリクス状になった閾値を用いて、図15−2の閾値マトリクス71を1閾値1画素というように、図15−1の画像データ72にタイル状に当てはめていき、画素毎に2階調化を行うものである。マトリクス内の閾値を、画像データのダイナミックレンジの範囲でばらつくような閾値にすれば、画像の解像度とトレードオフとなるが、2階調化された画像データでも中間濃度が再現可能となる。
誤差拡散法は、単純量子化法と同様に、任意の閾値にて2階調化を行うが、量子化する際に発生する量子化誤差を蓄積し、処理を行っている注目画素は、ラスタ形式順ですでに量子化処理が終了し誤差が確定している周辺画素の誤差を加味して量子化を行うことにより、画像データトータルでの量子化による誤差を最小限に留めようとする中間調処理である。
量子化する場合に発生する誤差は、例えば、ダイナミックレンジが0〜255の256階調である多値の画像データを0と1の値に量子化する場合、画像データが100であれば量子化値は0となるが、画像データには100という中間濃度情報があったにも関わらず、最低値の0扱いとなってしまい、画像データの中間濃度情報が失われる。ゆえに、この画像データの量子化誤差は“100=100−0”(ダイナミックレンジの最低値)となる。また、画像データが200であれば量子化値は1となるが、この場合も200という中間濃度情報があったにも関わらず、1という最高値扱いになってしまうので、この画像データの量子化誤差は“−55=200−255”(ダイナミックレンジの最高値)となる。
これらの量子化誤差値を、画素毎に量子化処理終了後、画像データとは別のデータとして蓄積しておくと、図16に示すように、画像データ81はラスタ形式で順に処理されることを考えれば、網掛してある画素82については、すでに量子化の誤差は確定済みであり蓄積されていることになる。誤差拡散法では、誤差の確定している注目画素83周辺の誤差値の平均を注目画素値に加算してから2階調化を行うことで、画像データトータルでの量子化誤差による中間濃度情報の欠落を緩和することを可能としている。
これらの方法により、2値化処理部58では、多値の画像データに対し、画像データの2値化処理を行うことができる。これによりデータ量を減少させ、かつ画像の種類に応じた中間調処理を選択することで、高品質な画像の取得が可能となる。
図17は、データ形式変換部24の他の構成例を示すブロック図である。この例で対象とするハードディスク11などに記憶されている画像データは、モノクロの2値画像データである。
伸張器61は、このモノクロの2値画像データを伸張し、多値化処理部62は、この伸張後のモノクロの2値画像データを多値画像データに変換する。その他の図11と同一符号のブロックは、前述した図11と同様であるため、詳細な説明は省略する。
これにより、ハードディスク11などに記憶されているモノクロの2値画像データに所定の処理を施して、モノクロの2値画像データとしてPC25などに送信することができる。
なお、図11の例においても、図15−1、図15−2の例においても、図5〜図7を参照して説明したように、データ形式変換部24への入力データ、出力データとも、専用のデータフォーマットによっても、汎用のデータフォーマットによってもよい。
次に、以上説明したデータ形式変換部24を用いて、画像処理装置1が行う一連の処理について、図18のフローチャートを参照して説明する。
まず、メインコントローラ26は、外部PC25からの画像キャプチャ要求信号の受信を確認する(受付手段、受付処理)(ステップS1)。画像キャプチャ要求信号の受信が確認できない場合(ステップS1:No)は、再度ステップS1の処理を行う。画像キャプチャ要求信号の受信が確認できた場合(ステップS1:Yes)は、外部PC25から受け付けた画像キャプチャ要求信号に含まれる要求する画像の属性と、画像キャプチャ要求されたハードディスク11に蓄積されている画像データの属性から、データ形式変換部24内の画像データパラメータ値を決定する(ステップS2)。そして、この画像パラメータ値にしたがって、ハードディスク11に蓄積されている画像データに対してデータ形式変換部24により前述したような所定の処理を行い、ハードディスク11に蓄積されていた画像データのデータ形式(第1の形式)を、別のデータ形式(第2の形式)の画像データに変換し(データ形式変換手段、データ形式変換処理)(ステップS3)、この変換後の画像データをPC25に送信する(送信手段、送信処理)(ステップS4)。
これにより、例えば、PC25が、解像度が600dpi、sRGBの色空間であり、JPEG方式で圧縮されたカラー多値画像データを要求したときに、ハードディスク11に蓄積されている画像データが、解像度が600dpi、Yuv+Kの色空間であり、非圧縮のカラー多値画像データであったときは、これを前述のデータ形式変換部24によって、解像度が600dpi、sRGBの色空間であり、JPEG方式で圧縮されたカラー多値画像データに変換して、PC25に送信する。
図19は、メインコントローラ26を中心とした電気的な接続を示すブロック図である。メインコントローラ26は、各種演算を行い、画像処理装置1の各部を集中的に制御するCPU91が、汎用バス9を介してROM92,RAM93と接続されている。記憶媒体となるROM92には、図18を参照して前述した制御を行う制御プログラムが記憶されている。 ROM92は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリも備えていてもよい。その場合、前述の制御プログラムは、光ディスクなどの記憶媒体94から光ディスク装置などの所定の装置により読み取って、I/Oポート95を介して不揮発性メモリに記憶させるようにして、前述の制御を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムによれば、読み取った原稿画像から、装置特性に依存しない各種画像処理装置で使用可能な標準色空間信号と、原稿画像の特徴的な部分を表す墨版データとを生成することができる。とりわけ、標準色空間信号は特別な処理を施すことなく、そのまま各種画像処理装置において共通に用いることができる。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムは、原稿画像を読み込んで画像データを生成する画像処理に有用であり、特に、装置内部で一旦処理した画像データを外部機器において用いる場合に適している。
本発明の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 スキャナ補正部の構成を示すブロック図である。 プリンタ補正部の構成を示すブロック図である。 データ形式変換部の一構成例を示すブロック図である。 データ形式変換部によるデータフォーマットの一例を説明するための図である。 データ形式変換部によるデータフォーマットの一例を説明するための図である。 データ形式変換部によるデータフォーマットの一例を説明するための図である。 解像度変換器の説明図である。 解像度変換器の説明図である。 解像度変換器の説明図である。 色空間変換器による色空間変換を説明するための図である。 色空間変換器による色空間変換を説明するための図である。 色空間変換器による色空間変換を説明するための図である。 デジタル複写機がPCなどに画像データを出力する場合の処理を説明するための図である。 データ形式変換部の他の構成例を示すブロック図である。 フィルタ処理を説明するための図である。 フィルタ処理を説明するための図である。 フィルタ処理を説明するための図である。 γ変換処理を説明するための図である。 γ変換処理を説明するための図である。 孤立点除去の処理に用いるマトリックスを説明するための図である。 ディザ法を説明するための図である。 ディザ法を説明するための図である。 誤差拡散法を説明するための図である。 データ形式変換部の他の構成例を示すブロック図である。 メインコントローラが実行する処理のフローチャートである。 メインコントローラの電気的な接続のブロック図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 エンジン部
3 プリンタコントローラ部
4 スキャナγ補正部
5,56 フィルタ処理部
6 色補正部
7 変倍部
8 多値データ固定長圧縮器
9 汎用バス
10 プリンタコントローラ
11 ハードディスク
12 読み取りユニット
13 スキャナ補正部
14 多値データ固定長伸張器
15 プリンタ補正部
16 プリンタγ補正部
17 中間調処理部
19 作像ユニット
20 エンジンコントローラ
21 FAXコントローラ
22 NIC
24 データ形式変換部
25 外部PC
26 メインコントローラ
31 入力ポート
32,51,61 伸張器
33,52 解像度変換器
34 色空間変換器
35,59 圧縮器
36 出力ポート
37 画像処理部
41 主走査方向解像度変換ブロック
42 副走査方向解像度変換ブロック
43 フリップフロップ
44,47 補間画素算出部
45 ラインメモリ
46 副走査ライン蓄積メモリ
54 Yuv→Gray変換器
55 孤立点除去部
57 濃度γ部
58 2値化処理部
62 多値化処理部
91 CPU
92 ROM
93 RAM
94 記憶媒体
95 I/Oポート
201 像域分離部
202 地肌除去部
203 UCR部
301 プリンタ色補正部
302 エッジ検出部

Claims (21)

  1. 原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段により生成されたカラー画像信号に対して所定の画像処理を施し、標準色空間信号および墨版用の画像信号を含む画像データを生成するスキャナ補正手段と、
    前記スキャナ補正手段によって生成された画像データを蓄積する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に蓄積された画像データをもとにプリンタ出力用画像データを生成するプリンタ補正手段と、
    前記プリンタ補正手段で生成されたプリンタ出力用画像データをもとに所定の媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    装置全体を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記スキャナ補正手段は、
    原稿画像の特徴的な部分を抽出して像域分離信号を生成する像域分離手段と、
    前記像域分離手段により生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号を別の色空間信号に変換する色補正手段と、
    前記像域分離手段により生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号から墨版用の画像信号を生成するUCR(Under Color Removal)手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記スキャナ補正手段は、
    さらに、入力されたカラー画像信号に対してスキャナγ処理を施すスキャナγ補正手段と、
    前記像域分離手段により生成された像域分離信号を用いて、前記スキャナγ補正手段によりスキャナγ処理が施されたカラー画像信号に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
    前記フィルタ処理手段によりフィルタ処理が施されたカラー画像信号に対して地肌除去処理を施す地肌除去処理手段と、
    前記色補正手段により変換された色空間信号と前記UCR手段により生成された墨版用の画像信号に対して変倍処理を施す変倍手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記色補正手段によって変換された色空間信号は、装置特性に依存しない標準色空間信号であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記色補正手段によって変換された色空間信号は、sRGB信号であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記色補正手段によって変換された色空間信号は、装置特性に依存する標準色空間信号であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  7. 前記色補正手段によって変換された色空間信号は、Yuv信号またはCMY信号であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記UCR手段によって生成された墨版用の画像信号は、原稿画像の特徴的な部分のみを墨版データとした画像信号であることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  9. さらに、所定の送信先への前記画像データの送信要求を受け付ける受付手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの形式を他の形式に変換するデータ形式変換手段と、
    前記データ形式変換手段により変換された画像データを前記受付手段が受け付けた送信先へ送信する送信手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  10. 前記データ形式変換手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されている前記標準色空間信号のみを各種画像処理装置で共通して用いることができる標準色空間信号に変換することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り工程と、
    前記画像読み取り工程で生成されたカラー画像信号に対して所定の画像処理を施し、標準色空間信号および墨版用の画像信号を含む画像データを生成するスキャナ補正工程と、
    前記スキャナ補正工程で生成された画像データを蓄積する画像データ蓄積工程と、
    前記画像データ蓄積工程で蓄積された画像データをもとにプリンタ出力用画像データを生成するプリンタ補正工程と、
    前記プリンタ補正工程で生成されたプリンタ出力用画像データをもとに所定の媒体に画像を形成する画像形成工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記スキャナ補正工程は、
    原稿画像の特徴的な部分を抽出して像域分離信号を生成する像域分離工程と、
    前記像域分離工程で生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号を別の色空間信号に変換する色補正工程と、
    前記像域分離工程で生成された像域分離信号を用いて、入力されたカラー画像信号から墨版用の画像信号を生成するUCR(Under Color Removal)工程と、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記スキャナ補正工程は、
    さらに、入力されたカラー画像信号に対してスキャナγ処理を施すスキャナγ補正工程と、
    前記像域分離工程で生成された像域分離信号を用いて、前記スキャナγ補正工程でスキャナγ処理が施されたカラー画像信号に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理工程と、
    前記フィルタ処理工程でフィルタ処理が施されたカラー画像信号に対して地肌除去処理を施す地肌除去処理工程と、
    前記色補正工程で変換された色空間信号と前記UCR工程で生成された墨版用の画像信号に対して変倍処理を施す変倍工程と、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記色補正工程で変換された色空間信号は、装置特性に依存しない標準色空間信号であることを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理方法。
  15. 前記色補正工程で変換された色空間信号は、sRGB信号であることを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
  16. 前記色補正工程で変換された色空間信号は、装置特性に依存する標準色空間信号であることを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理方法。
  17. 前記色補正工程で変換された色空間信号は、Yuv信号またはCMY信号であることを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
  18. 前記UCR工程で生成された墨版用の画像信号は、原稿画像の特徴的な部分のみを墨版データとした画像信号であることを特徴とする請求項12〜17のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  19. さらに、所定の送信先への前記画像データの送信要求を受け付ける受付工程と、
    前記画像データ蓄積工程で蓄積された画像データの形式を他の形式に変換するデータ形式変換工程と、
    前記データ形式変換工程で変換された画像データを前記受付工程で受け付けた送信先へ送信する送信工程と、
    を含むことを特徴とする請求項11〜18のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  20. 前記データ形式変換工程は、前記画像データ蓄積工程で蓄積された前記標準色空間信号のみを各種画像処理装置で共通して用いることができる標準色空間信号に変換することを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  21. 請求項11〜20のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。

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