JP2005302009A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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真紀 大山
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Tomoji Okawa
智司 大川
Naoki Sugiyama
尚樹 杉山
Hiroshi Arai
博 荒井
Yasunobu Shirata
康伸 白田
Atsushi Togami
敦 戸上
Koji Tone
剛治 刀根
Taira Nishida
平 西多
Isao Miyamoto
功 宮本
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Abstract

【課題】読み込んだ原稿画像から各種画像処理装置で共通に使用することが可能な汎用形式の画像データを生成し、これを外部装置へ送信することで、データ利用の汎用化を図ること。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、圧縮されている画像データを伸張する伸張器602と、伸張された画像データを所定の処理モードに基づいた解像度に解像度変換する解像度変換器603と、解像度変換された画像データを前記処理モードに基づいた色空間に変換する色空間変換器604と、前記処理モードに基づいた色空間に変換された画像データを所定の圧縮符号化形式で圧縮符号化する圧縮器605と、を含み構成されたデータ形式変換部125を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、読み取った原稿画像に対して各種画像処理を施し画像データの生成を行う画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
ネットワークにデジタル複写機や画像読み取り装置を接続し、そのデジタル複写機や画像読み取り装置のスキャナで原稿画像をスキャンして、読み取った画像データをネットワークに接続されたコンピュータなどの他の端末に配信する、いわゆるネットワークスキャナ技術が知られている(例えば、特許文献1〜8を参照。)。
以下、従来技術の代表的なものとして、特許文献3および特許文献6を参照して説明する。まず、特許文献3には、汎用コンピュータシステムのアーキテクチャをベースにした拡張ボックスを有し、画像形成装置の画像入力部において、スキャンした画像を拡張ボックス内のハードディスク装置(スキャンボックス)に蓄積し、スキャンボックス内の画像ファイルをネットワークに接続された各コンピュータシステム間で共有することができる技術が開示されている。
この特許文献3に開示されているスキャナボックス機能を用いる処理手順は以下のようなものである。まず、解像度、階調、倍率、読み込み面、画像サイズ、保存先などのスキャンパラメータを選択し、画像を読み込む。そして、読み込んだ画像を画像処理部に転送して、スキャンパラメータに従った画像処理を実行する。ただし、画像の印刷出力は予定していないので、印刷出力系データフォーマットを生成する必要はなく、RGB系からCMYK系への色座標系変換や階調補正、画像データの圧縮処理は省略される。画像処理後の画像データは拡張ボックスに転送される。拡張ボックスでは、ハードディスク装置内の所定ディスク領域に割り当てられたスキャンボックスに受信した画像データを一時保存し、全ての原稿ページを蓄積し終えると、ネットワークのクライアントがスキャンボックスから画像データを取り出す。
次に、特許文献6には、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等のマルチ・ファンクションを制御する技術が開始されている。この特許文献6に開示された技術は、画像を読み込むと画像データとそれから作成された属性データを生成し、画像蓄積装置に画像データとそれに付随する画素単位の属性データの蓄積を行う。そして、画像データの外部クライアント装置への送信時は、その画像データを所定の形式に変換する。
特開平6−332636号公報 特開平10−190927号公報 特開2000−333026号公報 特開2001−157039号公報 特開2001−16453号公報 特開2001−223828号公報 特開2001−251522号公報 特表2001−506835号公報
しかしながら、特許文献3に開示されている技術には、コピーの画像処理が施された画像データとスキャンボックスの配信用の画像処理が施された画像データの形式が異なるため、同じデジタル画像処理装置で印刷処理を実行しても、出力される画像が異なるという問題がある。
また、特許文献3に開示された技術では、原稿をコピーする際は、コピーボタンを押してコピー画像を得る。配信する際は、スキャンボタンを押して配信する画像を得る。このように同じ原稿をコピーしたい場合と配信したい場合には同じ原稿を2回スキャンしなければならず手間がかかるという問題がある。
また、特許文献3に開示された技術では、ハードディスク装置に蓄積されている画像データはデジタル複写機において取り扱う専用フォーマットであることが多く、さらにメモリの節約のために圧縮アルゴリズムで圧縮する際に専用のアルゴリズムで圧縮されることがあることから、外部クライアント装置に配信しても汎用のアプリケーションで画像を閲覧したり、編集することができないという問題がある。
一方、特許文献6に開示された技術では、操作パネルから選択した処理モードはハードディスク装置に蓄積されないため、ハードディスク装置に蓄積された画像データの外部クライアント装置への送信時には、操作パネルから選択した処理モードとは関係なくファイル・フォーマットに変換されるという問題がある。加えて、画像データ以外にも多くの属性情報を管理しなくてはならず、システムの増大を招くという問題もある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、読み込んだ原稿画像から各種画像処理装置で共通に使用することが可能な汎用形式、小容量の画像データを生成し、これを外部装置へ送信することで、データ伝送の効率化と、データ利用の汎用化を図ることができる画像処理装置を提供することを目的とする。また、その画像処理装置を用いた画像処理方法および画像処理プログラムを提供することも本発明の目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の請求項1にかかる画像処理装置は、アプリケーションを選択するアプリケーションモード選択手段と、画質モードを選択する画質モード選択手段と、原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段により生成されたカラー画像信号に対して前記アプリケーションモード選択手段と前記画質モード選択手段で選択した前記アプリケーションと前記画質モードに基づいて画像処理を施しカラー画像データを生成するスキャナ補正手段と、前記スキャナ補正手段によって生成された画像データおよび前記アプリケーションモード選択手段と前記画質モード選択手段から選択された処理モードの情報を蓄積する記憶手段と、前記画像データの圧縮・伸張を行うデータ圧縮・伸張手段と、前記記憶手段に蓄積された画像データの形式を前記処理モードに適応するように変換するデータ形式変換手段と、外部装置との各種データの送受信を行う通信手段と、装置全体を制御する制御手段と、を含み構成されていることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、記憶手段に蓄積されているコピー、プリンタ、スキャナ、FAXなどの様々な画像データをアプリケーションモード選択手段と、画質モードを選択する画質モード選択手段の選択に基づいた処理モードに適応した画像処理を行い、一般的に扱える汎用形式のデータに変換して装置外部に取り出すことで、画像データの再利用が可能になるとともに、その画像データの管理が容易になる。
また、請求項2にかかる画像処理置は、請求項1に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、圧縮された画像データを伸張して入力するデータ伸張手段と、所定の画像処理後の画像データを圧縮して出力するデータ圧縮手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項3にかかる画像処理装置は、請求項2に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力画像データが汎用データで、出力画像データが汎用データの場合、前記汎用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする。
また、請求項4にかかる画像処理装置は、請求項2に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが汎用データの場合、当該専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により当該汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする。
また、請求項5にかかる画像処理装置は、請求項2に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが専用データの場合、前記専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記専用データに圧縮を施し出力することを特徴とする。
また、請求項6にかかる画像処理装置は、請求項3〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力された画像データの解像度を変換する解像度変換手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項7にかかる画像処理装置は、請求項6に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力された画像データに対して装置特性にとらわれない色空間の画像データに変換する色空間変換手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項8にかかる画像処理装置は、請求項6または7に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力されたカラー画像データをモノクロ画像に変換するモノクロ変換手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項9にかかる画像処理装置は、請求項8に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力された画像データに対して孤立点除去処理を施す孤立点除去手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項10にかかる画像処理装置は、請求項9に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力された画像データに対して所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項11にかかる画像処理装置は、請求項10に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力された画像データに対して所定の濃度γ処理を施す濃度γ処理手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項12にかかる画像処理装置は、請求項11に記載の発明において、前記データ形式変換手段は、入力された多値画像データを2値画像データに変換する2値化処理手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項13にかかる画像処理装置は、請求項1〜12のいずれか一つに記載の発明において、外部装置により設定された処理モードを前記通信手段を介して受信し、前記データ形式変換手段が、当該処理モードに基づいた画像データの形式変換を行うことを特徴とする。
また、請求項14にかかる画像処理方法は、アプリケーションを選択するアプリケーションモード選択工程と、画質モードを選択する画質モード選択工程と、原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り工程と、前記画像読み取り工程により生成されたカラー画像信号に対して前記アプリケーションモード選択工程と前記画質モード選択工程で選択した前記アプリケーションと前記画質モードに基づいて画像処理を施しカラー画像データを生成するスキャナ補正工程と、前記スキャナ補正工程によって生成された画像データおよび前記アプリケーションモード選択工程と前記画質モード選択工程から選択された処理モードの情報を蓄積する記憶工程と、前記画像データの圧縮・伸張を行うデータ圧縮・伸張工程と、前記記憶工程に蓄積された画像データの形式を前記処理モードに適応するように変換するデータ形式変換工程と、外部装置との各種データの送受信を行う通信工程と、装置全体を制御する制御工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項14に記載の発明によれば、記憶工程で蓄積されているコピー、プリンタ、スキャナ、FAXなどの様々な画像データをアプリケーションモード選択工程と、画質モードを選択する画質モード選択工程の選択に基づいた処理モードに適応した画像処理を行い、一般的に扱える汎用形式のデータに変換して装置外部に取り出すことで、画像データの再利用が可能になるとともに、その画像データの管理が容易になる。
また、請求項15にかかる画像処理方法は、請求項14に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、圧縮された画像データを伸張して入力するデータ伸張工程と、所定の画像処理後の画像データを圧縮して出力するデータ圧縮工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項16にかかる画像処理方法は、請求項15に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力画像データが汎用データで、出力画像データが汎用データの場合、前記汎用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする。
また、請求項17にかかる画像処理方法は、請求項15に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが汎用データの場合、当該専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により当該汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする。
また、請求項18にかかる画像処理方法は、請求項15に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが専用データの場合、前記専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記専用データに圧縮を施し出力することを特徴とする。
また、請求項19にかかる画像処理方法は、請求項16〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力された画像データの解像度を変換する解像度変換工程を備えていることを特徴とする。
また、請求項20にかかる画像処理方法は、請求項19に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力された画像データに対して装置特性にとらわれない色空間の画像データに変換する色空間変換工程を含むことを特徴とする。
また、請求項21にかかる画像処理方法は、請求項19または20に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力されたカラー画像データをモノクロ画像に変換するモノクロ変換工程を含むことを特徴とする。
また、請求項22にかかる画像処理方法は、請求項21に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力された画像データに対して孤立点除去処理を施す孤立点除去工程を含むことを特徴とする。
また、請求項23にかかる画像処理方法は、請求項22に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力された画像データに対して所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理工程を含むことを特徴とする。
また、請求項24にかかる画像処理方法は、請求項23に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力された画像データに対して所定の濃度γ処理を施す濃度γ処理工程を含むことを特徴とする。
また、請求項25にかかる画像処理方法は、請求項24に記載の発明において、前記データ形式変換工程は、入力された多値画像データを2値画像データに変換する2値化処理工程を含むことを特徴とする。
また、請求項26にかかる画像処理方法は、請求項14〜25のいずれか一つに記載の発明において、外部装置により設定された処理モードを前記通信工程を介して受信し、前記データ形式変換工程が、当該処理モードに基づいた画像データの形式変換を行うことを特徴とする。
また、請求項27にかかる画像処理プログラムは、請求項14〜26のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムによれば、読み込んだ原稿画像から各種画像処理装置で共通に使用することが可能な汎用形式、小容量の画像データを生成し、これを外部装置へ送信することで、データ伝送の効率化と、データ利用の汎用化を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1を説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。この画像処理装置100は、複写機能や印刷機能などを備えた、いわゆる複合機を想定している。以下では、図1を参照して、画像処理装置100の各部の概略構成および原稿を複写する際に原稿の画像を読み取って印刷出力するまでの一連の処理の内容について説明する。なお、図中に示された矢印は画像データの流れを示している。
この画像処理装置100の機能は、エンジン部101とプリンタコントローラ部102とに大別される。
まず、エンジン部101の全体は、エンジンコントローラ110により制御される。このエンジン部101において、読み取りユニット111は、原稿の画像を読み取る画像読み取り手段であり、原稿の画像はR,G,Bに色分解された画像データとして読み取られ、スキャナ補正部112に送られる。図2に示すように、スキャナ補正部112では、R,G,Bの画像データに対して、スキャナγ補正部201でスキャナγ処理、フィルタ処理部202でフィルタ処理、変倍部203で変倍処理が行われる。なお、これらの処理は、アプリケーションモード選択手段と画質モード選択手段で選択された処理モードが反映される。この処理モードは、例えば、図3に示すような画像処理装置100の筐体外部に設けられた操作パネル300からのユーザの入力により設定される。ここで、ユーザが選択することができる処理モードは、アプリケーションモードや画質モードである。具体的には、アプリケーションモードは、コピーモード、スキャナモード、FAXモードなどがあり、画質モードは、文字モード、文字写真モード、写真モードなどがある。また、原稿を濃くする、薄くするなどのノッチ情報などがある。
スキャナ補正部112で処理後の各8bitのデータは、カラー・モノクロ多値データ固定長圧縮器113によって各色nbit(n≦8)のデータに変換される。この圧縮後の画像データは汎用バス114を介してプリンタコントローラ115に送られる。
プリンタコントローラ115は、画像データを記憶する半導体メモリ116を備えている。この半導体メモリ116には、メインコントローラ117の制御により、送られた画像データが蓄積される。なお、メインコントローラ117は、マイクロコンピュータを備え、画像処理装置100の全体を集中的に制御する。また、ハードディスク(HDD)118には、この半導体メモリ116に蓄積された画像データと、操作パネル300から入力された処理モードの情報が蓄積される。これは、画像処理装置100によるプリントアウト時に用紙がつまり、印字が正常に終了しなかった場合でも、再び原稿を読み直すのを避けるためであり、また、電子ソートを行うためである。近年はこれだけでなく、読み取った原稿を蓄積しておき、必要なときに再出力する機能も追加されている。
画像データを出力する場合は、記憶手段であるハードディスク118内の画像データは一度プリンタコントローラ115の半導体メモリ116に展開され、次に汎用バス114を介してエンジン部101に送られる。そして、エンジン部101のカラー・モノクロ多値データ固定長伸張器119は、送られた画像データを各色8bitのRGB画像データに変換する。この変換後の画像データは、プリンタ補正部120に送られる。なお、図1では、カラー・モノクロ多値データ固定長圧縮器113およびカラー・モノクロ多値データ固定長伸張器119とあるが、固定長ではなく汎用の圧縮器および伸張器でもよい。画像データは、一度半導体メモリ116に展開されハードディスク118に蓄積される。また、ハードディスク118に蓄積された画像データはプロッタに出力される前に一度半導体メモリ116に展開されるのは、ハードディスク118の書き込み速度と読み込み速度が一定でなく、不規則であるためである。
図4に示すように、プリンタ補正部120では、色補正処理部401が入力されたRGB画像データをCMYKの色信号に変換する。次に、プリンタγ補正部402がCMYKの各色に対してプリンタγ補正を行う。そして、中間調処理部403が書き込み制御部121および作像ユニット122にあわせた中間調処理を行い、作像に用いるデータとして次段に送り、転写紙に出力する。なお、これらの処理は、ハードディスク118に蓄積された処理モードに基づいて施される。また、作像ユニット122の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、さまざまな方式を用いることができる。
また、FAXコントローラ123は、画像処理装置100のFAX機能を制御し、電話回線などの所定のネットワークとの間で画像データの送受信を行う。モノクロ2値可変長可逆圧縮データ伸張器123aは、送受信するデータの圧縮、伸張を行う。
次に、図5を参照して、ハードディスク118に蓄積されたデータを外部PC126へ送信する場合の例を示す。ネットワークインターフェースコントーラ(NIC)124は、画像処理装置100をLANなどのネットワークに接続するためのインターフェースである。データ形式変換部125の詳細については後述する。
ハードディスク118には、前述のように、スキャナ補正が施された、すなわちコピー用の画像処理が施された画像データと、操作パネル300から入力された処理モードの情報が蓄積されている。この処理モードは、例えば、図3に示すような画像処理装置100の筐体外部に設けられた操作パネル300からのユーザの入力により設定される。ここで、ユーザが選択することができる処理モードは、アプリケーションモードや画質モードである。具体的には、アプリケーションモードは、コピーモード、スキャナモード、FAXモードなどがあり、画質モードは、文字モード、文字写真モード、写真モードなどがある。また、原稿を濃くする、薄くするなどのノッチ情報などがある。ハードディスク118に蓄積された画像データは、一度プリンタコントローラ115の半導体メモリ116に展開され、次に汎用バス114を介してデータ形式変換部125へ送られる。その際、処理モードの情報も一緒にデータ形式変換部125へ送られる。データ形式変換部125は、前記処理モードによって モードに適した画像処理を施す。また、配信するための適切な画像フォーマット処理を施して、NIC124を通して外部PC126へ配信する。なお、外部PC126からも画像処理装置100に対して取得を希望する画像データの処理モードを指定することができる。この場合は、外部PC126から送られた処理モードをメインコントローラ117が検出し、これをデータ形式変換部125へ伝え、データ形式変換部125において外部PC126が希望する処理モードに適応するように画像データの形式を変換する。
なお、これまでの説明では、コピー用の画像処理が施されたRGB系の色空間で圧縮された画像データがハードディスク118に蓄積される場合について説明をした。ここで、ハードディスク118に蓄積される画像データはカラー複写機などでコピー画像として読み取られたある色空間系の画像データである。ある色空間とは、デバイスディペンデント(デバイスの種類(装置特性)に依存した)な色空間(Yuv,CMY)であってもよいし、デバイスインディペンデント(デバイスの種類(装置特性)に依存しない)な色空間(sRGB)であってもよい。また、これらのある色空間信号をネットワークを介して他の装置へ送信する際には、他の装置との間でそのまま相互利用できる同じ色空間に補正される。ある色空間とは、例えば、標準的なsRGB空間やLab空間、また、異なる機器間でも共有できる専用の色空間系などである。
次に、データ形式変換部125の構成について説明する。図6は、データ形式変換部125の構成を示すブロック図である。図6に示すように、入力ポート601は、ハードディスク118に蓄積されていた画像データおよび処理モードの情報を、汎用バス114を介して受け付ける。次に、伸張器602は、圧縮されている画像データを伸張する。この伸張後の画像データは、解像度変換器603において、前記処理モードに基づいた解像度に解像度変換され、色空間変換器604により前記処理モードに基づいた色空間に変換される。その後、圧縮器605により所定の圧縮符号化形式で圧縮符号化され、出力ポート606により汎用バス114へ出力され、外部のPC126などへ送信される。これにより、ハードディスク118に蓄積されていた第1の形式の画像データは、そのデータ形式が変更されて第2の形式の画像データとして出力される。
次に、データ形式変換部125のより具体的な構成例について説明する。
まず、図7の例は、データ形式変換部125に入力される画像データが多値データであり、この入力多値データは多値データ圧縮方式によってデータ圧縮された汎用データフォーマットである。そして、データ形式変換部125が出力する画像データは多値データであり、この出力多値データは多値圧縮方式によって圧縮された汎用データフォーマットである。すなわち、伸張器602、圧縮器605は、汎用のデータフォーマットで伸張、圧縮を行う。なお、図7において、画像処理部701は、前述の解像度変換器603、色空間変換器604などを含み構成されている。また、入力ポート601、出力ポート606については、図示を省略している(これらについては、後述の図8、図9においても同様)。
このデータ形式変換部125では、JPEG圧縮された状態で入力された画像データを伸張器602によって伸張し、多値データに復元した後に、前記処理モードに基づいて画像処理部701が画像処理を行う。その後、当該画像データを再び外部に出力する際に、
圧縮器605によってJPEG圧縮を行い、汎用データフォーマットの状態で出力する。
この例では、汎用のデータ形式変換部125のフォーマットとしてJPEGを用いているが、その他にもJPEG2000など、PCなどで一般的に使用できる汎用のデータフォーマットを用いることができる。
このように、JPEGのような標準化されている汎用のデータフォーマットでデータの送受信を行うことで、送受信されるユニット間でのデータフォーマットを統一することができる。さらに、データ品質と、データ送受信効率の双方を維持したデータ形式変換システムが構築可能となる。
また、画像データが2値データである場合は、MHMR/MMR方式等の汎用の標準的な画像の圧縮、伸張フォーマットを用いることができる。
次に、図8の例では、データ形式変換部125に入力する画像データが画像処理装置100の専用のデータフォーマットで圧縮されていて、出力する画像データは図7の例と同様な汎用のデータフォーマットとしている。ここでいう専用のデータフォーマットとは、画像処理装置100に特有のデータフォーマットであって、JPEG,JPEG2000など、通常のPCなどで普通に用いることができる汎用のデータフォーマットではないことである。
そのため、伸張器602においては、専用のデータフォーマットからの伸張方式として、圧縮効率、もしくは、データ加工効率を維持した専用のブロック固定長伸張方式を用いている。圧縮器605における圧縮方式は、図7の例と同様に汎用のデータフォーマットを用いる。
このデータ形式変換部125では、専用ブロック固定長圧縮された状態で入力された画像データを伸張器602によって伸張し、多値データに復元した後に、前記処理モードに基づいて画像処理部701が画像処理を行う。その後、当該画像データを再び外部に出力する際に、圧縮器605によってJPEG圧縮を行い、汎用データフォーマットの状態で出力する。
図8の例においては、このように専用のデータフォーマットが専用的なブロック固定長圧縮データであるため、特に画像データによる圧縮率の変動を固定化して管理することができる。さらに、ブロック単位で取り扱うことで、画像の向きの回転、並び替え等のデータ加工が容易となる。なお、ブロック固定長符号化、復号の方式は公知であるため、詳細な説明は省略する(必要であれば、特開平11−331844号公報を参照)。画像データが2値データの場合には、例えば、特開2002−077627公報に開示の技術を用いることができる。
また、JPEGの様な、標準化されている汎用のデータフォーマットで画像データの送信を行うことで、送信されるユニットでのデータフォーマットを統一でき、さらに、データ品質と、データ送受信効率の双方を維持したデータ形式変換システムが構築可能となる。
なお、画像データが2値データである場合は、圧縮器605において、MHMR/MMR方式等の汎用の標準的な画像の圧縮、伸張フォーマットを用いることができる。
図9の例では、図8の例と異なり、データ形式変換部125から出力する画像データも、データ形式変換部125に入力されたものと同じ画像処理装置100の専用のデータフ
ォーマットで圧縮されている。そのため、圧縮器605においては、この専用のデータフォーマットでブロック固定長圧縮により画像データを圧縮する。
このように、専用のデータフォーマットが専用的なブロック固定長圧縮データであることで、特に画像データによる圧縮率の変動を固定化して管理することができる。さらに、画像データをブロック単位で取り扱うことで、画像の向きの回転、並び替え等のデータ加工が容易となる。ブロック固定長符号化、復号の方式は公知であるため、詳細な説明は省略する(必要であれば、特開平11−331844号公報を参照)。また、画像データが2値データの場合には、例えば、特開2002−077627公報に開示の技術を用いることができる。
次に、解像度変換器603について説明する。
ここでは、対象となる画素データが多値データであり、主走査方向と副走査方向の双方に任意の解像度への変換が可能な方式の例を説明する。図10−1に示すように、この解像度変換器603は、入力される多値データに対して、前記処理モードに基づく主走査方向に解像度変換を行う主走査方向解像度変換ブロック1001と、主走査方向に変換後の多値データに対して副走査方向に解像度変換する副走査方向解像度変換ブロック1002とで構成されている。
また、図10−2に示すように、主走査方向解像度変換ブロック1001では、入力多値データを指定された解像度への変換をするために、主走査方向に画素補間を行う。補間する画素データ値の算出方式としては、一般的な最近接画素置換法、隣接2画素加重平均法、3次関数コンボリューション法などを用いることを想定している。具体的には、各1ビットのデータをラッチできる複数のフリップフロップ1003で画素データを記憶し、補間画素算出部1004で補間するデータ値の算出を行う。
また、図10−3に示すように、主走査方向解像度変換後のデータは、副走査方向解像度変換ブロック1002に入力される。副走査方向解像度変換ブロック1002は、主走査解像度変換後の1ライン分のデータを蓄積可能なラインメモリ1005を複数ライン分もった副走査ライン蓄積メモリ1006をもち、副走査方向の算出画素データに基づいて、補間画素算出部1007で補間するデータの算出を行う。算出方式は、主走査方向と同様に最近接画素置換法、隣接2画素加重平均法、3次関数コンボリューション法などを用いることができる。
次に、色空間変換器604による色空間変換機能について説明する。
以下では、色空間変換の一例としてテーブル補間法によって色空間変換を行う例について説明する。
テーブル補間法において、任意の入力信号についての出力は、近傍数点での出力値を用いて3次元補間を行って生成する。また、このテーブル補間法では、所定のルックアップテーブル(LUT)を用いる。例えばLUTは、ある一定間隔で区切られた空間の各格子点上に変換後の出力値が存在するようになっている。
ここでは、xyz方向の各軸を8分割し(図11−1参照)、入力色空間を上位と下位にわけて上位でLUTを参照し、下位で3次元補間を行って精密な出力を得る。各軸の分割は16分割や32分割などでもよい。
3次元補間法には多数種類があるが、ここでは線形補間の中でも最も簡単な四面体補間法を例にあげる。四面体補間法は、図11−1に示すように、入力色空間を複数の単位立方体に分割する。そして、入力色Dを囲む単位立方体を選択し(図11−2)、入力色Dを囲む単位立方体を、等しい6個の四面体に分割する(図11−3)。ここで、図11−3のP0,P1,P2,P3は、色変換テーブル(LUT)における格子点である。
続いて、入力色Dが、単位立方体を分割した等しい6個の四面体のいずれに含まれるかを判定して、重み係数W1,W2,W3を求める。
そして、入力色Dの補間出力(D)は、重み係数W1,W2,W3と、格子点Piにおける出力値(Pi)に基づいて、次式により補間できる。
(D)=(P0)+W1×{(P1)−(P0)}+W2×{(P2)−(P0)}+W3×{(P3)−(P0)}
次に、この実施の形態1にかかる画像処理装置を用いた画像データ生成・送信処理の手順を説明する。図12は、この画像データ生成・送信処理の手順を示すフローチャートである。
まず、画像処理装置100の操作パネル300から生成する画像データに関する処理モード(モード情報)を入力する(ステップS1201)。この処理モードは、画質モードである。具体的には、文字モード、文字写真モード、写真モードがある。また、原稿を濃くする、薄くするなどのノッチ情報などがある。次に、読み取りユニット111で原稿画像を読み取る(ステップS1202)。次いで、スキャナ補正部112においてスキャナ補正処理を行う(ステップS1203)。このスキャナ処理は、例えば、スキャナγ処理、フィルタ処理、変倍処理であり、ステップS1201においてあらかじめ設定された処理モードを反映させたかたちで行われる。そして、スキャナ処理が施された画像データおよびステップS1201において設定された処理モードの情報をハードディスク(記憶手段)118に蓄積する(ステップS1204)。
次に、メインコントローラ117は、外部PC126からの画像データの取得要求の有無を検出する(ステップS1205)。画像データの取得要求がない場合(ステップS1205:No)は、処理終了となる。一方、画像データの取得要求があった場合(ステップS1205:Yes)は、続いて、メインコントローラ117は、外部PC126が取得を希望する画像データの処理モードを指定しているか否かを検出する(ステップS1206)。外部PC126が取得を希望する画像データの処理モードを指定している場合(ステップS1206:Yes)は、この後ステップS1207へ進む。一方、外部PC126が取得を希望する画像データの処理モードを指定していない場合(ステップS1206:No)は、この後ステップS1208へ進む。
外部PC126が取得を希望する画像データの処理モードを指定している場合は(ステ
ップS1206:Yes)、データ形式変換部125は、その処理モードに適応するように、ハードディスク(記憶手段)118から読み出された画像データの形式を変換し(ステップS1207)、これを外部PC126へ送信する(ステップS1209)。一方、外部PC126が取得を希望する画像データの処理モードを指定していない場合は(ステップS1206:No)、データ形式変換部125は、ハードディスク118に蓄積されているステップS1201において設定された処理モードに適応するように、ハードディスク118から読み出された画像データの形式を変換し(ステップS1208)、これを外部PC126へ送信する(ステップS1209)。
なお、画像データのハードディスク118に対する蓄積、読み出しに際しては、所定の圧縮、伸張処理が行われるものとする。
次に、データ形式変換部125における画像データの処理手順を説明する。図12に示したフローチャートでは、画像データの形式変換において、外部PC126からの処理モードを反映させるか否かの処理を分けて記載したが、実際の処理は同様であるため、ここではまとめて示すことにする。図13は、データ形式変換部125における画像データ形式変換処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ハードディスク118から読み出された画像データは圧縮されているため、それを圧縮する前のデータに復元するために、伸張器602において伸張する(ステップS1301)。そして、圧縮する前のデータに復元された画像データに対して、解像度変換器603で解像度変換処理(ステップS1302)、色空間変換器604で色空間変換処理(ステップS1303)を施す。その後、当該画像データを再び外部に出力する際に、圧縮器605によって画像データの圧縮を行う(ステップS1304)。
ここで、外部PC126によって取得希望の画像データの処理モードが指定されている場合には、ステップS1302およびステップS1303でその処理モードに基づく処理を行う。一方、外部PC126によって取得希望の画像データの処理モードが指定されていない場合には、ステップS1302およびステップS1303ではハードディスク118に蓄積されている操作パネル300から入力された処理モードに基づく処理を行う。
また、データ形式変換部125の処理では、前述のように入力された画像データのフォーマットを他のフォーマットに変換して出力することもできる。この処理は、主にステップS1304において行われる。このため、例えば、データ形式変換部125は汎用データフォーマットで入力された画像データを汎用データフォーマットで出力することもできるし、画像処理装置100の専用データフォーマットで入力された画像データを汎用データフォーマットに変換して出力することもできる。また、専用フォーマットで入力された画像データを専用フォーマットで出力することも可能である。なお、このデータ形式変換部125が出力する画像データのフォーマットも、操作パネル300から入力された処理モードまたは外部PC126から指定された処理モードにより決定される。
以上説明したような処理を行うことで、読み込んだ原稿画像から各種画像処理装置で共通に使用することが可能な汎用形式の画像データを生成し、これを外部装置へ送信することで、データ利用の汎用化を図ることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、データ形式変換後のデータもカラー画像であるが、この実施の形態2では、モノクロ画像になるようにしている。この実施の形態2の画像処理装置は、データ形式変換部以外は、実施の形態1のものと同様であるため、装置構成については、データ形式変換部の構成に関する説明のみを
行う。
図14は、この実施の形態2にかかる画像処理装置に設けられるデータ形式変換部1400の構成を示すブロック図である。図14に示すように、入力ポート601は、ハードディスク118に蓄積されていた画像データおよび処理モードの情報を、汎用バス114を介して受け付ける。次に、伸張器602は、圧縮されている画像データを伸張する。こ伸張後の画像データは、解像度変換器603において、前記処理モードに基づいた解像度に解像度変換される。その後、入力された画像データが画像処理装置固有のRGB画像データであれば、それをRGB→sRGB変換器1401により、sRGBのような標準色空間への変換を行い、さらにRGB→Gray変換器1402によりモノクロ画像データに変換する。その後、圧縮器605により所定の圧縮符号化形式で圧縮符号化され、出力ポート606により汎用バス114へ出力され、外部PC126などへ送信される。これにより、ハードディスク118に蓄積されていた第1の形式の画像データは、そのデータ形式が変更されて第2の形式の画像データとして出力される。実施の形態2では、装置固有のRGBデータを一度sRGBに変換してから、Gray(モノクロ)データに変換することで標準色空間に則ったGrayデータを得ることができる。なお、入力ポート601、伸張器602、解像度変換器603、圧縮器605および出力ポート606は、実施の形態1のものと同様である。
次に、このデータ形式変換部1400の他の構成例について説明する。
図15に示すデータ形式変換部1500は、図14に示したデータ形式変換部の他の構成例である。なお、前述の入力ポート601、出力ポート606に相当するブロックは図示を省略する(以下同様)。
ハードディスク118に蓄積されている画像データは、所定の色空間の画像、ここではRGBの版ごとに固定長の多値圧縮の方式でデータ圧縮が行われている画像であるものとする。伸張器1501は、この圧縮符号である画像データの伸張を行う。解像度変換器1502は、所定の変倍率により画像データの解像度変換を行う。RGB→Gray変換器1503は、RGB画像データをモノクロ画像データに変換する。孤立点除去部1504は、モノクロ多値画像データに対して孤立点の検出アルゴリズムにより孤立点の検出を行う。フィルタ処理部1505は、操作パネル300から入力された処理モードまたは外部PC126により指定された処理モードで強調や平滑の処理を行う。濃度γ部1506は、画像の濃度の調整を行う。2値化処理部1507は、所定の方式によって画像データの2値化を行う。圧縮器1508は、MHMR/MMR方式等の汎用のデータ圧縮方式でデータ圧縮を行う。
データ形式変換部1500をこのような構成とすることにより、カラー複写の画像データをモノクロの2値画像データに変換して外部PC126などに取り込みたいという場合にも対応できる。すなわち、カラーの画像データは外部PC126側に取り込んだときに容量が大きく負荷が大きいので、モノクロの2値画像に変換して取り込みたいという場合がある。この実施の形態2の例では、このような要求に答えることが可能になる。
次に、図15に示したデータ形式変換部1500における各ブロックの詳細について説明する。なお、伸張器1501、解像度変換器1502、RGB→Gray変換器1503および圧縮器1508は、先に示したものと同様であるためここでの説明は省略する。
まず、孤立点除去部1504が実行する処理について説明する。原画像にノイズが含まれていると、見苦しい画像となってしまう場合がある。このような場合、孤立点除去部1504の処理により孤立点の除去が適応的に行われる。孤立点除去のアルゴリズムには様
々な方式を用いることができるが、図14に示すようなマトリクスを用いた方法をここでは説明する。
孤立点除去部1504では、図16に示すような5×5ブロックで孤立点の判定が行われる。この例で注目画素はd22である。注目画素以外の画素が全て所定の閾値TH1より小さければ、注目画素を白画素(画素値0)に置き換える。
このような処理を行うことにより、読み取りユニット111で読み取った画像中のごみ画像を除去することができる。
ハードディスク118に格納されている画像データが自然画像を読み取ったものである場合には孤立点除去は効果的である。一方、自然画像ではなく、プリンタRIPデータのように電子的に作られたものである場合には行う必要はない。
そこで、外部PC126側に転送する画像の種類によって、適宜、孤立点除去の動作パラメータを切り替えるようにすれば、高品質な画像を得ることができる。
次に、フィルタ処理部1505が実行する処理について説明する。実施の形態2では、フィルタ処理部1505における処理を、操作パネル300から入力された処理モードや外部PC126から指定される解像度によって変更することで、目的に応じた最適な画像を得ることができる。フィルタ処理は、画像データのMTFを変調させるものであるが、もとの画像が文字中心の画像であれば、MTFの強調を行うことで画像の品質が向上する。画像が絵柄中心であれば若干の平滑化により滑らかさを与えることで画像の品質が向上する。また、解像度を変更する過程で生じた画像の劣化を補正するような目的にも使用できる。このように画像の種類に応じたフィルタ係数を選択することで高品質な画像の取得が可能となる。
次に、濃度γ部1506が実行する処理について説明する。濃度γ部1506は、ハード的にはRAMで構成されているLUTで実現される。γ変換処理は、画像の濃度勾配や濃度特性を可変とするものである。操作パネル300から処理モードを入力したり、外部PC126から指定される濃度設定情報により、適宜濃度γ部1506の設定を変更することで、蓄積時の処理モードに即した画像や、外部PC126からユーザが指定した濃度での画像出力を行うことができる。
続いて、2値化処理部1507が実行する処理について説明する。2値化処理部1507は、多値画像データに対し、中間調処理を行って2値化する。中間調処理は、多値画像データを2値もしくはそれに近い少値の階調数に量子化する処理であるが、その具体的方法は様々存在する。ここでは、一般的に用いられる、単純量子化法、ディザ法、誤差拡散法について説明する。ただし、量子化階調数は、便宜上2値とする。
単純量子化法は、多値の画像データのダイナミックレンジ中の任意の値を閾値として、画像データを2階調化する。例えば、ダイナミックレンジが0〜255の256階調である多値の画像データを0と1の値に量子化する場合、閾値が128であるとすると、画像データが100であれば量子化値は0となり、200であれば量子化値は1となる。
ディザ法は、マトリクス状になった閾値を用いて、各画素毎に2階調化を行う。マトリクス内の閾値を、画像データのダイナミックレンジの範囲でばらつくような閾値にすれば、画像の解像度とトレードオフとなるが、2階調化された画像データでも中間濃度が再現可能となる。
誤差拡散法は、単純量子化法と同様に、任意の閾値にて2階調化を行うのだが、量子化する際に発生する量子化誤差を蓄積し、処理を行っている注目画素は、ラスタ形式順で既に量子化処理が終了し誤差が確定している周辺画素の誤差を加味して量子化を行うことにより、画像データトータルでの量子化による誤差を最小限に留めようとする中間調処理である。
これらの方法により、2値化処理部1507では、多値の画像データに対し、画像データの2値化処理を行うことができる。これによりデータ量を減少させ、かつ画像の種類に応じた中間調処理を選択することで、高品質な画像の取得が可能となる。
なお、操作パネル300から処理モードを入力したり、外部PC126から指定される画質モード設定情報により適宜中間調処理方式を変更することで、蓄積時の処理モードに即した画像や外部PC126からユーザが指定した画像に変換して画像出力を行うことができる。
次に、具体的に外部PCなどに画像データを出力する場合の処理について説明する。
図17に示すように、ハードディスク118に蓄積されている画像データに対して、各外部PC126,127は、画像を受け取る(キャプチャする)際の属性を決定する。各外部PC126,127の画像キャプチャ要求と、ハードディスク118に蓄積されている画像データに付随する操作パネル300から入力された処理モードから、データ形式変換部1500内の画像データパラメータ値が決定する。
このパラメータ値により、例えば、図15に示したデータ形式変換部1500の解像度変換器1502、フィルタ処理部1505、濃度γ部1506、2値化処理部1507および圧縮器1508のパラメータが変更され、画像処理が施された画像データが外部PC126,127へ配信される。
ハードディスク118に蓄積される画像データは、ここでは、カラー複写機でコピー画像として読み取られたある色空間系の画像データであるとする。
図17に示すように、ハードディスク118に蓄積されている画像データを、
解像度:600dpi
色空間:RGB
圧縮:機器固有ブロック圧縮
蓄積時画質モード:文字
蓄積時変倍率:100%
蓄積時濃度ノッチ:4
の属性を持つデータとする。
また、外部PC126は、
解像度:400dpi
色空間:Gray
出力時濃度:ノッチ6
ファイル形式:JPEG画像
という属性の画像データを受け取る(キャプチャする)ことを要求していることにする。
一方、外部PC127は、
解像度:300dpi
色空間:Gray2値
出力時濃度:ノッチ4
ファイル形式:TIFF
という属性の画像データを受け取る(キャプチャする)ことを要求していることにする。
データ形式変換部1500では 各外部PC126,127の要求に応じた画像処理を施す。すなわち、ハードディスク118に蓄積されている画像データは装置固有ブロック圧縮であるので、まず伸張器1501により非圧縮データに伸張される。次に、解像度変換器1502では、各外部PC126,127から要求された解像度とハードディスク118に蓄積されている画像データの解像度から、解像度変換パラメータ値が決定される。そして、外部PC126に対しては600dpiから400dpiへの解像度変換が、外部PC127に対しては600dpiから300dpiへの解像度変換が施される。
次に、RGB→Gray変換器1503では、各外部PC126,127に対してはRGB空間からグレイスケールへの色空間変換処理が施される。なお、実施の形態2の画像処理装置では、画像データのハードディスク118への蓄積時にフィルタ処理が行われるが、解像度変換により文字の劣化などが生じた場合は適宜フィルタ処理を行う。また、この画像処理装置では、画像データのハードディスク118への蓄積時には、γ処理は行われていない。このため画像データのハードディスク118への蓄積時の画質モードや濃度ノッチをモード情報として蓄積しておき、各外部PC126,127へのキャプチャ時にそれを参照して、濃度γ部1506において濃度γの制御を行う。なお、各外部PC126,127からノッチの変更が指示された場合は、そのノッチ情報で濃度γの制御を行う。
そして、圧縮器1508では、外部PC126に対してはJPEGファイル形式への変換が、外部PC127に対してはMHMR圧縮を行ったTIFFファイル形式への変換が行われる。
なお、ハードディスク118には画像データとともに、操作パネル300から入力された処理モードの情報が蓄積されているので、外部PC126,127は、画像を受け取る(キャプチャする)際に、ハードディスク118に蓄積されている画像データの属性をそのまま受け継ぐ場合は、あらためて外部PC126,127からキャプチャする画像データの属性を指定する必要はない。
最後に、この実施の形態2にかかる画像処理装置を用いた画像データ生成・送信処理の手順について触れる。実施の形態2の場合も全体的な処理は、図12に示したフローチャートと同様であるため、説明は省略する。また、画像データのデータ形式変換処理も、図13に示したフローチャートのステップS1301とステップS1302との間に、カラー画像データをモノクロ画像データに変換する周知の処理がいくらか加わる程度で、大筋は図13と同様であるためここでの説明は省略する。
以上説明したように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムによれば、読み込んだ原稿画像から各種画像処理装置で共通に使用することが可能な汎用形式、小容量の画像データを生成し、これを外部装置へ送信することで、データ伝送の効率化と、データ利用の汎用化を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した画像処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムは、原稿画像を読み込んで画像データを生成する画像処理に有用であり、特に、装置内部で一旦処理した画像データを外部機器において用いる場合に適している。
本発明の実施の形態1にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 スキャナ補正部の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の筐体外部に設けられた操作パネルを示す図である。 プリンタ補正部の構成を示すブロック図である。 画像処理装置のハードディスクに蓄積された画像データの外部PCへの送信を説明するための図である。 実施の形態1にかかる画像処理装置に設けられるデータ形式変換部の一構成例を示すブロック図である。 データ形式変換部によるデータフォーマットの一例を説明するための図である。 データ形式変換部によるデータフォーマットの一例を説明するための図である。 データ形式変換部によるデータフォーマットの一例を説明するための図である。 解像度変換器の説明図である。 解像度変換器の説明図である。 解像度変換器の説明図である。 色空間変換器による色空間変換を説明するための図である。 色空間変換器による色空間変換を説明するための図である。 色空間変換器による色空間変換を説明するための図である。 画像データ生成・送信処理の手順を示すフローチャートである。 画像データ形式変換処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる画像処理装置に設けられるデータ形式変換部の一構成例を示すブロック図である。 図14に示したデータ形式変換部の他の構成例を示すブロック図である。 孤立点除去処理に用いるマトリクスを説明するための図である。 画像処理装置が外部PCに画像データを出力する場合の処理を説明するための図である。
符号の説明
100 画像処理装置
101 エンジン部
102 プリンタコントローラ部
111 読み取りユニット
112 スキャナ補正部
113 カラー・モノクロ多値データ固定長圧縮器
114 汎用バス
115 プリンタコントローラ
116 半導体メモリ
117 メインコントローラ
118 ハードディスク
119 カラー・モノクロ多値データ固定長伸張器
120 プリンタ補正部
121 書き込み制御部
122 作像ユニット
123 FAXコントローラ
123a モノクロ2値可変長可逆圧縮データ伸張器
124 ネットワークインターフェースコントーラ(NIC)
125,1400,1500 データ形式変換部
126,127 外部PC
201 スキャナγ補正部
202,1505 フィルタ処理部
203 変倍部
300 操作パネル
401 色補正処理部
402 プリンタγ補正部
403 中間調処理部
601 入力ポート
602,1501 伸張器
603,1502 解像度変換器
604 色空間変換器
605,1508 圧縮器
606 出力ポート
701 画像処理部
1001 主走査方向解像度変換ブロック
1002 副走査方向解像度変換ブロック
1003 フリップフロップ
1004 補間画素算出部
1005 ラインメモリ
1006 副走査ライン蓄積メモリ
1007 補間画素算出部
1401 RGB→sRGB変換器
1402,1503 RGB→Gray変換器
1504 孤立点除去部
1506 濃度γ部
1507 2値化処理部

Claims (27)

  1. アプリケーションを選択するアプリケーションモード選択手段と、
    画質モードを選択する画質モード選択手段と、
    原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段により生成されたカラー画像信号に対して前記アプリケーションモード選択手段と前記画質モード選択手段で選択した前記アプリケーションと前記画質モードに基づいて画像処理を施しカラー画像データを生成するスキャナ補正手段と、
    前記スキャナ補正手段によって生成された画像データおよび前記アプリケーションモード選択手段と前記画質モード選択手段から選択された処理モードの情報を蓄積する記憶手段と、
    前記画像データの圧縮・伸張を行うデータ圧縮・伸張手段と、
    前記記憶手段に蓄積された画像データの形式を前記処理モードに適応するように変換するデータ形式変換手段と、
    外部装置との各種データの送受信を行う通信手段と、
    装置全体を制御する制御手段と、
    を含み構成されていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記データ形式変換手段は、
    圧縮された画像データを伸張して入力するデータ伸張手段と、
    所定の画像処理後の画像データを圧縮して出力するデータ圧縮手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記データ形式変換手段は、
    入力画像データが汎用データで、出力画像データが汎用データの場合、前記汎用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記データ形式変換手段は、
    前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが汎用データの場合、当該専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により当該汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記データ形式変換手段は、
    前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが専用データの場合、前記専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記専用データに圧縮を施し出力することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記データ形式変換手段は、
    入力された画像データの解像度を変換する解像度変換手段を備えていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  7. 前記データ形式変換手段は、
    入力された画像データに対して装置特性にとらわれない色空間の画像データに変換する色空間変換手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記データ形式変換手段は、
    入力されたカラー画像データをモノクロ画像に変換するモノクロ変換手段を備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理装置。
  9. 前記データ形式変換手段は、
    入力された画像データに対して孤立点除去処理を施す孤立点除去手段を備えていることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記データ形式変換手段は、
    入力された画像データに対して所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記データ形式変換手段は、
    入力された画像データに対して所定の濃度γ処理を施す濃度γ処理手段を備えていることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記データ形式変換手段は、
    入力された多値画像データを2値画像データに変換する2値化処理手段を備えていることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 外部装置により設定された処理モードを前記通信手段を介して受信し、前記データ形式変換手段が、当該処理モードに基づいた画像データの形式変換を行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  14. アプリケーションを選択するアプリケーションモード選択工程と、
    画質モードを選択する画質モード選択工程と、
    原稿の画像を読み取り、所定のカラー画像信号を生成する画像読み取り工程と、
    前記画像読み取り工程により生成されたカラー画像信号に対して前記アプリケーションモード選択工程と前記画質モード選択工程で選択した前記アプリケーションと前記画質モードに基づいて画像処理を施しカラー画像データを生成するスキャナ補正工程と、
    前記スキャナ補正工程によって生成された画像データおよび前記アプリケーションモード選択工程と前記画質モード選択工程から選択された処理モードの情報を蓄積する記憶工程と、
    前記画像データの圧縮・伸張を行うデータ圧縮・伸張工程と、
    前記記憶工程に蓄積された画像データの形式を前記処理モードに適応するように変換するデータ形式変換工程と、
    外部装置との各種データの送受信を行う通信工程と、
    装置全体を制御する制御工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  15. 前記データ形式変換工程は、
    圧縮された画像データを伸張して入力するデータ伸張工程と、
    所定の画像処理後の画像データを圧縮して出力するデータ圧縮工程と、
    を含むことを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
  16. 前記データ形式変換工程は、
    入力画像データが汎用データで、出力画像データが汎用データの場合、前記汎用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. 前記データ形式変換工程は、
    前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが汎用データの場合、当該専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により当該汎用データに圧縮を施し出力することを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  18. 前記データ形式変換工程は、
    前記入力画像データが専用データで、前記出力画像データが専用データの場合、前記専用データを伸張器にて伸張し、画像処理部で所定の画像処理を行った後に圧縮器により前記専用データに圧縮を施し出力することを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  19. 前記データ形式変換工程は、
    入力された画像データの解像度を変換する解像度変換工程を備えていることを特徴とする請求項16〜18のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  20. 前記データ形式変換工程は、
    入力された画像データに対して装置特性にとらわれない色空間の画像データに変換する色空間変換工程を含むことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  21. 前記データ形式変換工程は、
    入力されたカラー画像データをモノクロ画像に変換するモノクロ変換工程を含むことを特徴とする請求項19または20に記載の画像処理方法。
  22. 前記データ形式変換工程は、
    入力された画像データに対して孤立点除去処理を施す孤立点除去工程を含むことを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  23. 前記データ形式変換工程は、
    入力された画像データに対して所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理工程を含むことを特徴とする請求項22に記載の画像処理方法。
  24. 前記データ形式変換工程は、
    入力された画像データに対して所定の濃度γ処理を施す濃度γ処理工程を含むことを特徴とする請求項23に記載の画像処理方法。
  25. 前記データ形式変換工程は、
    入力された多値画像データを2値画像データに変換する2値化処理工程を含むことを特徴とする請求項24に記載の画像処理方法。
  26. 外部装置により設定された処理モードを前記通信工程を介して受信し、前記データ形式変換工程が、当該処理モードに基づいた画像データの形式変換を行うことを特徴とする請求項14〜25のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  27. 請求項14〜26のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。

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