JP5757259B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される発明は、原稿画像を含む読取画像のデータに基づき、当該原稿画像を、複数の原稿カテゴリーのいずれかに分類する技術に関する。
従来から、別途、CIS(Contact Image Sensor)等の画像読取手段で読み取られた原稿画像を含む読取画像のデータに基づき、当該原稿画像を、例えばカラー原稿、白黒原稿などの原稿カテゴリーのいずれかに分類する画像処理装置がある(特許文献1参照)。この画像処理装置は、上記読取画像を複数のブロックに分割し、読取画像上の全ブロックそれぞれについて、当該ブロックに含まれるカラー画素の数が閾値以上であるか否かに基づいて、カラーブロックかどうかのブロック判定処理を実行する。その後、この画像処理装置は、全ブロックの数に対するカラーブロックの数の割合が所定割合以上であることを条件に、原稿画像をカラー原稿に分類している。
特開2003−116011号公報
ところで、カラー原稿に分類すべき原稿画像には、例えば有彩色のベタ塗りの絵が描かれた原稿画像など、所定数以上のカラー画素が密集した強カラー領域を有する原稿画像(以下、強カラー原稿画像という)と、例えば有彩色の線のみが描かれた原稿画像など、上記強カラー領域を有しないカラー原稿画像(以下、弱カラー原稿画像という)がある。これに対し、上記従来の画像処理装置のように、全ブロックの数に対するカラーブロックの数の割合が所定割合以上であることを条件に、原稿画像をカラー原稿に分類する構成であれば、強カラー原稿画像および弱カラー原稿画像のいずれもカラー原稿に分類することが可能である。
しかし、読取画像に含まれる原稿画像が強カラー原稿画像である場合、読取画像全体についてブロック判定処理する完了前でも、強カラー領域を検出できれば、カラー原稿と判定することができる。それにもかかわらず、従来の画像処理装置では、常に、全てのブロックについてブロック判定処理を完了した後でなければ、原稿画像をカラー原稿に分類するかどうかを決定しない構成であるため、一律にカラー原稿への分類が遅れるという問題があった。
本明細書では、強カラー原稿画像および弱カラー原稿画像のいずれもカラー原稿と判定しつつ、ブロック判定処理を完了する前に強カラー原稿画像をカラー原稿に分類することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像処理装置は、原稿画像を含む読取画像のデータを取得するデータ取得部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取画像を、複数のブロックに分割するブロック分割処理と、前記ブロック分割処理で分割された各ブロックについて、当該ブロックに含まれる画素の色情報が第1カラー基準を満たす場合にカラー強ブロックと判定し、前記色情報が前記第1カラー基準を満たさず、且つ、当該第1カラー基準よりも低い第2カラー基準を満たす場合にカラー弱ブロックと判定するブロック判定処理と、前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理が完了しても、前記カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達しない場合、前記複数のブロックの総数に対する、前記カラー弱ブロック及び前記カラー強ブロックのブロック合計数の割合がカラー基準割合以上であることを条件に、前記原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了後処理と、前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理を完了する前に、前記カラー強ブロックのブロック数が前記カラー基準数に達した場合、前記原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了前処理と、を実行する構成を有する。
この構成によれば、ブロック分割処理で分割された各ブロックについて、当該ブロックに含まれる画素の色情報が第1カラー基準を満たす場合にカラー強ブロックと判定し、色情報が第1カラー基準を満たさず、且つ、当該第1カラー基準よりも低い第2カラー基準を満たす場合にカラー弱ブロックと判定するブロック判定処理が開始される。そして、複数のブロック全てのブロック判定処理が完了しても、カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達しない場合には、所定数以上のカラー画素が密集した強カラー領域が検出されなかったとして、複数のブロックの総数に対する、カラー弱ブロックおよびカラー強ブロックのブロック合計数の割合がカラー基準割合以上であることを条件に、原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了後処理が実行される。これにより、原稿画像が弱カラー原稿である場合、当該原稿画像をカラー原稿に分類することができる。
一方、複数のブロック全てのブロック判定処理を完了する前に、カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達した場合には、上記強カラー領域が検出されたとして、原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了前処理が実行される。これにより、原稿画像が強カラー原稿である場合、ブロック判定処理を完了する前に、当該原稿画像をカラー原稿に分類することができる。
上記画像処理装置では、前記制御部は、前記判定完了前処理では、前記カラー強ブロックのブロック数が前記カラー基準数に達した場合、前記ブロック判定処理を途中で中止してもよい。
この構成によれば、判定完了前処理では、カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達した場合、ブロック判定処理が途中で中止される。従って、カラー原稿に分類された後に、本来的に不要なブロック判定処理が続行されることを抑制することができる。
上記画像処理装置では、前記制御部は、前記判定完了後処理を実行する場合、前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理が完了した後に、前記読取画像データの圧縮処理を開始し、前記判定完了前処理を実行する場合、前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理が完了する前に、前記読取画像データの圧縮処理を開始してもよい。
読取画像データの圧縮処理は、原稿画像の原稿カテゴリーを分類した後に開始することが好ましい。例えば白黒原稿に分類された読取画像データを単色データに変換するなど、原稿カテゴリーに応じて圧縮前の処理などが異なることがあるからである。これに対して、本構成によれば、判定完了前処理が実行される場合、この時点で、カラー原稿に分類することができるため、複数のブロック全てのブロック判定処理が完了する前に、読取画像データの圧縮処理を開始することができ、判定完了後処理が実行される場合に比べて、読取画像データの圧縮処理を早期に開始することができる。
上記画像処理装置では、前記制御部は、前記ブロック判定処理では、前記ブロックに含まれる全画素数に対するカラー画素数の割合であるカラー画素割合が第1カラー基準値以上である場合に前記カラー強ブロックと判定し、前記カラー画素割合が前記第1カラー基準値未満であって、且つ、当該第1カラー基準値よりも小さい第2カラー基準値以上である場合にカラー弱ブロックと判定してもよい。
この構成によれば、第1カラー基準と第2カラー基準とを画素の濃度に関する基準とした構成に比べて、例えば読取デバイスの読取誤差等により、白黒原稿画像に微小な有彩色画素が混在した場合に、誤ってカラー原稿に分類することを抑制することができる。
上記画像処理装置では、前記原稿に対して相対移動しながら、当該原稿を読み取る読取デバイスを備え、前記データ取得部は、前記読取デバイスから前記読取画像のデータを取得し、前記制御部は、前記読取デバイスによる前記原稿の読取中に、少なくとも前記ブロック判定処理および前記判定完了前処理を実行してもよい。
この構成によれば、原稿画像が強カラー原稿である場合、読取デバイスによる前記原稿の読取中に、当該原稿画像をカラー原稿に分類することができる。
上記画像処理装置では、前記読取デバイスは、互いに異なる発光色の複数の光源を有し、前記複数の光源を時分割で発光させつつ、各発光タイミングに同期して前記原稿の端辺を含んだ範囲の画像を読み取る構成でもよい。
読取デバイスには、互いに異なる発光色の複数の光源を有し、複数の光源を時分割で発光させつつ、各発光タイミングに同期して原稿の端辺を含んだ範囲の画像を読み取る構成のものがある。このような読取デバイスで原稿を読み取る場合、複数の光源それぞれを発光させたタイミングで、原稿の端辺画像を読み取ることができず、読取画像において、原稿の端辺画像付近に有彩色の線画像が現れることがある。しかし、本構成によれば、このような線画像を含むブロックを、カラー強ブロックでないと判定することにより、当該線画像に起因してカラー原稿と誤判定することを抑制することができる。
なお、この発明は、画像処理装置、画像処理方法、原稿判定方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本発明によれば、強カラー原稿画像および弱カラー原稿画像のいずれもカラー原稿と判定しつつ、ブロック判定処理を完了する前に強カラー原稿画像をカラー原稿に分類することが可能である。
一実施形態に係る画像読取装置の概略的な内部構成図 画像読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図 同期信号、クロック信号および光源の発光タイミングの関係を示すタイムチャート 読取処理を示すフローチャート(1) 読取処理を示すフローチャート(2) 強カラー原稿画像を例示する模式図 弱カラー原稿画像を例示する模式図 白黒原稿画像を例示する模式図 ブロック判定処理を示すフローチャート 原稿判定処理を示すフローチャート
一実施形態について図1〜図10を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面左側が画像読取装置1の前側であり、紙面手前側が画像読取装置1の右側であり、紙面上側が画像読取装置1の上側であるものとする。なお、画像読取装置1は、画像処理装置の一例である。
(画像読取装置の機械的構成)
図1に示すように、画像読取装置1は、原稿トレイ2と、本体部3と、排出トレイ4とを含む。この画像読取装置1は、原稿トレイ2に載置された原稿Cを本体部3内に搬送しつつ、その搬送中の原稿C上の画像を読取デバイス24により読み取り、その後、原稿Cを排出トレイ4に排出するシートフィードスキャナである。なお、原稿Cは、紙製に限らずプラスチック製などでもよい。
原稿トレイ2は、前側が下方に傾斜した状態で、本体部3の後側に設けられており、1または複数枚の原稿Cが載置される。本体部3の内部には、原稿トレイ2の前端から排出トレイ4の後端まで延びる搬送経路22が設けられている。また、この搬送経路22の周辺に、ピックアップローラ20、分離パッド21、フィードローラ23、読取デバイス24、排出ローラ25、フロントセンサ26、リヤセンサ27が設けられている。
ピックアップローラ20は、原稿トレイ2の前側に配置され、モータM(図2参照)により駆動され、原稿トレイ2に載置された1または複数枚の原稿Cを、摩擦力により、本体部3の内部へと引き込む。分離パッド21は、ピックアップローラ20に対向して配置され、摩擦力により、ピックアップローラ20により引き込まれた原稿Cを1枚ずつ分離する。これにより、原稿Cが1枚ずつ本体部3の内部へと搬送される。
フィードローラ23は、ピックアップローラ20等よりも搬送経路22の下流側に設けられ、モータMにより駆動され、搬送経路22上に存在する原稿Cを前方へと搬送する。読取デバイス24は、フィードローラ23よりも搬送経路22の下流側に設けられ、そのフィードローラ23により搬送される原稿Cの画像を読み取る。
読取デバイス24は、搬送経路22の下側に配置されており、原稿Cの一面、図1では下面の画像を読み取る。読取デバイス24は、互いに異なる発光色、例えばレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3つの光源31R、31G、31B(図2参照)を有し、後述するように、原稿Cの画像をカラー形式で読み取ることができる。なお、光源は例えば発光ダイオード(LED)であり、読取デバイス24は、CIS(Contact Image Sensor)を有する構成でも、CCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)を有する構成でもよい。
排出ローラ25は、読取デバイス24よりも搬送経路22の下流側に設けられ、読取デバイス24により画像が読み取られた原稿Cを、本体部3の外部に送り出す。排出トレイ4は、本体部3の前側に設けられ、本体部3の外部に送り出された原稿Cが積層される。なお、搬送経路22、ピックアップローラ20、フィードローラ23、排出ローラ25が、モータMで駆動される搬送機構を構成する。
フロントセンサ26は、原稿トレイ2の前端側に設けられ、原稿トレイ2上に配置されている原稿Cの有無を検知し、その検知結果を出力する。リヤセンサ27は、読取デバイス24よりも搬送経路22の上流側において、搬送中の原稿Cの有無を検知し、その検知結果を出力する。
(画像読取装置の電気的構成)
図2に示すように、画像読取装置1は、制御基板40を備える。制御基板40には、制御ユニット41、インターフェース42、アナログフロントエンド(以下、AFE)43、駆動回路44、USB(Universal Serial Bus)インターフェース45を備え、これらにバス46を介して、フロントセンサ26、リヤセンサ27、モータM、操作ユニット47などが接続されている。操作ユニット47は、複数のボタンを備え、ユーザにより各種の指示や設定の入力操作が可能である。
制御ユニット41は、制御部の一例であり、中央処理装置(以下、CPU)41A、メモリ41B、及び、画像処理回路41Cを有する。メモリ41Bには、画像読取装置1の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU41Aは、メモリ41Bから読み出したプログラムに従って、画像読取装置1の各部を制御する。メモリ41Bは、RAMやROMを有する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、RAM等以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ(登録商標)などの不揮発性メモリでもよい。
CPU41Aは、インターフェース42を介して、読取デバイス24を制御するための制御信号、例えば同期信号SPおよびクロック信号CLKを読取デバイス24に送信する。図3に示すように、読取デバイス24は、1ライン周期ごとに同期信号SPを受信し、その受信タイミングに同期して、3つの光源31R〜31Bを時分割で順次発光させる。また、読取デバイス24は、各光源31R〜31Bの発光タイミングに同期して、撮像部が有する各受光素子の受光値を、クロック信号CLKのクロックに基づき読み出して、アナログ信号である第1読取画像データとして出力する。なお、光源31R〜31Bの発光期間で読み取られたRGBのアナログ信号から、主走査1ライン分の読取データが形成される。
AFE43は、読取デバイス24から出力されるアナログ信号である第1読取画像データを、A/D変換し、RGB表色系の階調データである第2読取画像データに変換する。当該第2読取画像データは、バス46を介してメモリ41Bに記憶される。AFE43は、データ取得部の一例である。
画像処理回路41Cは、例えば画像処理専用のハード回路であって、メモリ41Bに記憶された第2読取画像データに後述するYCbCr変換処理などを行う。当該処理後の第3読取画像データは、メモリ41Bに記憶される。駆動回路44は、CPU41Aからの命令に基づいてモータMの回転を制御し、原稿Cを搬送する。USBインターフェース45には、例えばUSBメモリなど、外部メモリ50が接続可能とされている。
(原稿カテゴリー)
画像読取装置1は、後述する読取処理を実行することにより、原稿Cの画像を読み取りつつ、読み取った原稿画像Gを、複数の原稿カテゴリーのいずれかに分類する。
ここで、原稿カテゴリーは、原稿画像Gの表現色により分類されたカテゴリーであり、例えば、カラー原稿、無彩色原稿、及び、ブランク原稿が含まれる。図6〜図8には、各原稿画像G(G1〜G3)を含む読取画像H(H1〜H3)が示されている。各図中の実線GEが原稿画像Gの端辺画像であり、実線HEが読取画像Hの端辺画像である。また、読取画像H中の点線は、後述するブロック分割処理での各ブロックBの仕切り線である。各図の左側には、1つのブロックBが拡大して示されており、当該ブロックB中の点線は、各画素PXの仕切り線である。
カラー原稿は、有彩色部分の総面積が所定面積以上である、換言すれば有彩色画素の総数が所定数以上である原稿画像であり、このカラー原稿に分類すべき原稿画像には、強カラー原稿画像と弱カラー原稿画像とがある。強カラー原稿画像は、例えば図6に示すように、有彩色のベタ塗りの絵R1が描かれた原稿画像G1など、所定数以上の有彩色画素が密集した強カラー領域を有する原稿画像である。弱カラー原稿画像は、例えば図7に示すように、有彩色の線R2のみが描かれた原稿画像G2など、上記強カラー領域を有しないカラー原稿画像である。
無彩色原稿は、有彩色部分の総面積が所定面積未満である、換言すれば有彩色画素の総数が所定数未満であり、且つ、無彩色部分の総面積が所定面積以上である、換言すれば無彩色画素の総数が所定数以上である原稿画像であり、例えば白黒原稿やグレイスケール原稿などである。
ここで、図8には、黒色の線の絵R3のみが描かれた原稿画像G3の読取画像H3が示されており、この原稿画像G3は、無彩色原稿に分類すべきである。ところが、同図に拡大して示されたブロックBのように、原稿画像G3の端辺画像GE付近に有彩色の線画像が現れることがある。本実施形態では、端辺画像GEの両側に2本ずつの有彩色の線画像L1〜L4が現れていることにより、誤ってカラー原稿に分類されるおそれがある。この有彩色の線画像L1〜L4が現れる原因は次のことが考えられる。
即ち、前述したように、読取デバイス24は、互いに異なる発光色の複数の光源31R〜31Bを有し、複数の光源31R〜31Bを時分割で発光させつつ、各発光タイミングに同期して原稿Cの端辺を含んだ範囲の画像を読み取る構成である。原稿Cの端辺は、通常、原稿C上の線画等に比べて極めて細いため、原稿Cの端辺の読取動作期間内に、複数の光源31R〜31Bのうち、一部の光源31しか発光できないことがある。そうすると、例えばレッドの光源31Rとブルーの光源31Bの発光タイミングで得られたアナログ信号のみから、原稿Cの端辺付近の画像が形成され、その結果、原稿画像G3の端辺画像GE付近に有彩色の線画像が現れると考えられる。
(読取処理)
ユーザが、原稿トレイ2に原稿Cを載置し、操作ユニット47にてスキャン指示の入力操作をすると、CPU41Aは、フロントセンサ26からの検知結果を取得し、原稿トレイ2上に原稿C有りと判断すると、上記プログラムを読み出して、図4,図5に示す読取処理を実行する。当該読取処理を実行するためのプログラムは、画像処理プログラムの一例である。
具体的には、CPU41Aは、駆動回路44に指示して、モータMを回転駆動させ、原稿トレイ2上の原稿Cの搬送を開始させ(S1)、原稿Cの前端を検知するまで待機する(S2:NO)。CPU41Aは、原稿Cの前端を、リヤセンサ27からの検知結果に基づき検知する。CPU41Aは、原稿Cの前端を検知すると(S2:YES)、読取デバイス24に原稿Cの画像を読み取らせる読取動作を開始させる(S3)。AFE43から順次出力される第2読取画像データは、メモリ41Bにされる。
CPU41Aは、上記読取動作を実行しつつ、画像処理回路41Cに指示して、YCbCr変換処理を開始させる(S4)。このYCbCr変換処理では、画像処理回路41Cが、第2読取画像データをメモリ41Bから読み出して、当該第2読取画像データを、RGB表色系のデータから、輝度データY、及び、2つの色差データCb、Crを有するYCbCr表色系の第3読取画像データに変換し、メモリ41Bに記憶する。なお、本実施形態では、輝度データYの値の範囲は、0〜255であり、値が大きいほど輝度が高く、各色差データCb、Crの値の範囲は、−128〜+127であり、絶対値が大きいほど赤成分または青成分が多いものとする。なお、輝度データY、及び、2つの色差データCb、Crは色情報の一例である。
(1)ブロック分割処理
CPU41Aは、YCbCr変換処理の開始後、所定ライン数分の読取動作を行うごとに(S5:YES)、ブロック分割処理を開始する(S6)。なお、所定ライン数とは、少なくとも1つのブロックBの幅分のライン数である。
ブロック分割処理では、CPU41Aは、上記所定ライン数分の第3読取画像データに基づき、読取画像Hを、複数のブロックBに分割する。これにより、図6から図8に示す読取画像Hの横一列分のブロック列が形成される。なお、ブロックBは全て同一サイズの正方形をなす。CPU41Aは、ブロック分割処理の実行開始後、ブロック判定処理を実行する(S7)。
(2)ブロック判定処理
CPU41Aは、ブロック分割処理で形成されたブロック列に含まれるブロックBを順次、対象ブロックとして、S7,S8の処理を実行する。具体的には、CPU41Aは、対象ブロックについて、図9に示すブロック判定処理を実行する。CPU41Aは、まず対象ブロックに含まれる画素について、色差データCbのヒストグラム(度数分布図)を作成し、最も多くの画素が示すCb値を、Cb最頻出値として特定し、対象ブロックに含まれる全画素数に対する、最頻出Cb値を示す画素数の割合を、Cb最頻出割合とする(S31)。また、CPU41Aは、対象ブロックに含まれる画素について、色差データCrのヒストグラムを作成し、最も多くの画素が示すCr値を、Cr最頻出値として特定し、対象ブロックに含まれる全画素数に対する、最頻出Cr値を示す画素数の割合を、Cr最頻出割合とする(S31)。
次に、CPU41Aは、対象ブロックが無彩色ブロック条件を満たすかどうかを判断する(S32)。無彩色ブロック条件の一例は次の通りである。
Cb最頻出割合=97%以上、且つ、Cr最頻出割合=97%以上、且つ、Cb最頻出値=112〜143、且つ、Cr最頻出値=112〜143
CPU41Aは、対象ブロックが無彩色ブロック条件を満たす場合には、当該対象ブロックを無彩色ブロックであると判断する(S32:YES)。次に、CPU41Aは、対象ブロックに含まれる画素について、Y値のヒストグラムを作成し、Y値が規定範囲内、例えば63以下、または、224以上の画素数を算出し、各ブロックBに含まれる全画素数に対する、上記規定範囲内の画素数の割合を、Y割合として算出する(S33)。そして、CPU41Aは、対象ブロックが白黒ブロック条件を満たすかどうかを判断する(S34)。白黒ブロック条件の一例は次の通りである。
Y割合=40%以上
CPU41Aは、対象ブロックが白黒ブロック条件を満たす場合には(S34:YES)、当該対象ブロックを白黒ブロックであると判定し(S35)、対象ブロックが白黒ブロック条件を満たさない場合には(S34:NO)、当該対象ブロックをグレイスケールブロックであると判定し(S36)、本ブロック判定処理を終了し、図4のS8に進む。
一方、CPU41Aは、対象ブロックが無彩色ブロック条件を満たさない場合には、当該対象ブロックを有彩色ブロックであると判断する(S32:NO)。なお、上記無彩色ブロック条件を満たさないことが、第2カラー基準の一例である。次に、CPU41Aは、有彩色ブロックであると判断した対象ブロックが、カラー強ブロック条件を満たすかどうかを判断する(S37)。カラー強ブロック条件は第1カラー基準の一例であり、上記第2カラー基準よりも高い。カラー強ブロック条件の一例は次の通りである。
有彩色画素(例えばCb値=−10〜+10の範囲外、又は、Cr値=−10〜+10の範囲外)の数=32個を超える(或いは、対象ブロックの全画素数に対する有彩色画素数の割合=12.5%を超える)。
CPU41Aは、対象ブロックがカラー強ブロック条件を満たす場合には(S37:YES)、当該対象ブロックをカラー強ブロックであると判定し(S38)、対象ブロックがカラー強ブロック条件を満たさない場合には(S37:NO)、当該対象ブロックをカラー弱ブロックであると判定し(S39)、本ブロック判定処理を終了し、図4のS8に進む。なお、上記カラー強ブロック条件の32個は、図8に示すように、1つのブロックBに含まれ得る有彩色の線画像Lの画素数の最大値である。これにより、当該有彩色の線画像Lが含まれる無彩色ブロックが、カラー弱ブロックであると判定されたとしても、カラー強ブロックであると判定されないようにしている。
CPU41Aは、図4のS8で、カラー強ブロックと判定されたブロックの合計数(以下、単にカラー強ブロック数という)が、カラー基準数(例えば12)に達したかどうかを判断する(S8)。CPU41Aは、カラー強ブロック数がカラー基準数に達していないと判断した場合(S8:NO)、一ブロック列中の全ブロックBについてS6,S7の処理を完了していなければ(S9:NO)、S7に戻り、未処理のブロックBを対象ブロックとしてS7に進む。CPU41Aは、一ブロック列中の全ブロックBについてS6,S7の処理を完了すれば(S9:NO)、リヤセンサ27からの検知結果に基づき、原稿Cの後端を検知したかどうかを判断する(S10)。
CPU41Aは、原稿Cの後端を検知しなければ(S10:NO)、まだ、原稿C全体の読取が完了していないとして、S5に戻る。一方、CPU41Aは、原稿Cの後端を検知すれば(S10:YES)、原稿C全体の読取が完了したとして、読取動作を終了する(S11)。この場合、CPU41Aは、読取動作により得られた読取画像Hの全体のブロックB全てのブロック判定処理(S7)が完了しても、カラー強ブロック数がカラー基準数に達しなかったとして、図10に示す原稿判定処理を実行する(S12)。なお、この原稿判定処理は、判定完了後処理の一例である。
(3)原稿判定処理
具体的には、CPU41Aは、次の原稿判定条件を利用して、原稿画像Gを、カラー原稿、グレイスケール原稿、白黒原稿のいずれかに分類する。原稿判定条件の一例は次の通りである。
カラー原稿条件:読取画像H内の全ブロック数に対する、カラー強ブロックおよびカラー弱ブロックの合計のブロック数の割合=3%以上
なお、このカラー原稿条件の値は、図8の白黒の原稿画像G3の全周に亘って上記有彩色の線画像Lが現れたときの上記ブロック数の割合よりも高い値に設定されている。このため、図7に示す弱カラー原稿画像G2は、このカラー原稿条件を満たしてカラー原稿に分類されるが、白黒の原稿画像G3は、このカラー原稿条件を満たさずカラー原稿に分類されない。
グレイスケール原稿条件:カラー原稿条件を満たさず、かつ、読取画像H内の全ブロック数に対する、グレイスケールブロックのブロック数の割合=3%以上
白黒原稿条件:上記カラー原稿条件、グレイ原稿条件のいずれも満たさない
CPU41Aは、原稿画像Gがカラー原稿であるかどうかを判定する(S41)。CPU41Aは、原稿画像Gがカラー原稿であると判断すれば(S41:YES)、輝度データY、及び、2つの色差データのいずれも削除せずに、本原稿判定処理を終了し、S13に進む。CPU41Aは、原稿画像Gがカラー原稿でないと判断すれば(S41:NO)、原稿画像Gがグレイスケール原稿であるかどうかを判定する(S42)。
CPU41Aは、原稿画像Gがグレイスケール原稿であると判断すれば(S42:YES)、第3読取画像データのうち、輝度データYだけ残し、2つの色差データを削除するグレイ変換処理を実行し(S43)、外部メモリ50に記憶する。これにより、外部メモリ50において、第3読取画像データの記憶量を削減することができる。なお、CPU31Aが、第3読取画像データを、第2読取画像データに変換し、RGBデータのいずれか1色のデータのみ残す構成でもよい。
CPU41Aは、原稿画像Gがグレイスケール原稿でないと判断すれば(S42:NO)、原稿画像Gが白黒原稿であるとし、第3読取画像データのうち、輝度データYだけ残し、2つの色差データを削除し、その色差データを、2階調の2値データに変換する白黒変換処理を実行し(S44)、外部メモリ50に記憶する。これにより、外部メモリ50において、第3読取画像データの記憶量を削減することができる。
CPU41Aは、原稿判定処理を終了すると、原稿画像Gがカラー原稿であれば(S13:YES)、第3読取画像データに対してJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮処理を実行後(S14)、モータMを停止させて原稿搬送を停止させて(S15)、本読取処理を終了する。
(4)カラー原稿決定処理
CPU41Aは、図4のS8で、カラー強ブロック数が、カラー基準数に達したと判断した場合(S8:YES)、読取画像Hの全体のブロックB全てのブロック判定処理(S7)が完了する前に、カラー強ブロック数がカラー基準数に達したことになる。これは、読取画像Hから、強カラー領域が検出されたことを意味する。従って、CPU41Aは、この時点で、原稿画像Gをカラー原稿に分類するカラー原稿決定処理を実行する(S16)。なお、このカラー原稿決定処理は、判定完了前処理の一例である。
CPU41Aは、カラー原稿決定処理を実行した時点から、ブロック分割処理やブロック判定処理を打ち切ることにより、これらの処理負担を軽減することができる。図6の強カラー原稿画像G1の場合、上から5列目までのブロック列についてブロック判定処理を行った時点で、当該強カラー原稿画像G1をカラー原稿に分類することができる。そして、6列目以降のブロック列について、ブロック分割処理やブロック判定処理は実行されない。更に、CPU41Aは、カラー原稿決定処理を実行した時点から、第3読取画像データに対してJPEG圧縮処理を早期に開始することができる(S17)。
CPU41Aは、JPEG圧縮処理の開始後、原稿Cの後端を検知すれば(S18:YES)、原稿C全体の読取が完了したとして、読取動作を終了する(S19)し、JPEG圧縮処理が終了したら(S20)、S15に進む。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、ブロック分割処理で分割された各ブロックBについて、当該ブロックBに含まれる画素の色情報が第1カラー基準を満たす場合にカラー強ブロックと判定し、色情報が第1カラー基準を満たさず、且つ、当該第1カラー基準よりも低い第2カラー基準を満たす場合にカラー弱ブロックと判定するブロック判定処理が開始される。そして、複数のブロック全てのブロック判定処理が完了しても、カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達しない場合には、強カラー領域が検出されなかったとして、複数のブロックの総数に対する、カラー弱ブロックおよびカラー強ブロックのブロック合計数の割合がカラー基準割合以上であることを条件に、原稿画像Gをカラー原稿に分類する原稿判定処理が実行される。これにより、原稿画像Gが弱カラー原稿である場合、当該原稿画像をカラー原稿に分類することができる。
一方、複数のブロック全てのブロック判定処理を完了する前に、カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達した場合には、上記強カラー領域が検出されたとして、原稿画像Gをカラー原稿に分類するカラー原稿決定処理が実行される。これにより、原稿画像Gが強カラー原稿である場合、ブロック判定処理を完了する前に、当該原稿画像Gをカラー原稿に分類することができる。
また、カラー原稿決定処理では、カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達した場合、ブロック判定処理が途中で中止される。従って、カラー原稿に分類された後に、本来的に不要なブロック判定処理が続行されることを抑制することができる。
読取画像データの圧縮処理は、原稿画像Gの原稿カテゴリーを分類した後に開始することが好ましい。例えば白黒原稿に分類された読取画像データを単色データに変換するなど、原稿カテゴリーに応じて圧縮前の処理などが異なることがあるからである。これに対して、本実施形態によれば、判定完了前処理が実行される場合、この時点で、カラー原稿に分類することができるため、複数のブロック全てのブロック判定処理が完了する前に、読取画像データの圧縮処理を開始することができ、判定完了後処理が実行される場合に比べて、読取画像データの圧縮処理を早期に開始することができる。
第1カラー基準と第2カラー基準とを画素の濃度に関する基準とした構成に比べて、例えば読取デバイスの読取誤差等により、白黒原稿画像に微小な有彩色画素が混在した場合に、誤ってカラー原稿に分類することを抑制することができる。しかも、原稿画像Gが強カラー原稿である場合、読取デバイス24による原稿Cの読取動作中に、当該原稿画像Gをカラー原稿に分類することができる。更に、有彩色の線画像Lを含むブロックを、カラー強ブロックでないと判定することにより、当該線画像Lに起因してカラー原稿と誤判定することを抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、画像処理装置の一例として、静止状態の読取デバイス24に対して原稿Cが移動するシートフィードスキャナを例に挙げた。しかし、画像処理装置は、これに限らず、原稿台上に静止状態で配置された原稿に対して、読取デバイスが移動する構成、即ち、フラットベットタイプの画像読取装置でもよい。また、画像処理装置は、スキャナ単体に限らず、例えばコピー機能やファクシミリ機能などの機能を備えた印刷装置、コピー機や複合機でもよい。更に、画像処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータなど、読取デバイスを備えず、スキャナ装置や外部メモリ等の外部機器から読取画像のデータを、インターフェースを介して取得する情報処理装置でもよい。この構成では、インターフェースが、データ取得部の一例である。
上記実施形態では、データ取得部の一例として、AFE43を例に挙げた。しかし、データ取得部は、これに限らず、読取画像データが記憶される外部記憶装置や、読取画像データを送信する外部機器と通信可能に接続される接続部、例えばUSBインターフェースなどでもよい。
上記実施形態では、制御部の一例として、制御ユニット41を例に挙げた。しかし、制御部は、これに限らず、画像処理回路41Cを備えずに、CPU41A及びメモリ41Bだけで読取処理を実行する構成でもよい。また、制御部は、複数のCPUを備える構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路を備える構成や、ハード回路及びCPUの両方を備える構成でもよい。例えば上記ブロック分割処理、ブロック判定処理、判定完了前処理、判定完了後処理、JPEG圧縮処理、YCbCr変換処理等の少なくとも2つを、別々のCPUやハード回路で実行する構成でもよい。また、これらの処理の順序は、適宜変更してもよい。
上記実施形態では、制御ユニット41は、読取画像H全体を、ブロック分割処理、ブロック判定処理、原稿判定処理、カラー原稿判定処理の解析範囲とした。しかし、これに限らず、読取画像H内の一部分を、ブロック分割処理等の解析範囲としてもよい。また、読取デバイス24は、原稿画像Gの端辺画像GEを含んだ読取画像Hを取得する構成であったが、これに限らず、原稿画像Gの端辺画像GEを含まない読取画像Hを取得する構成でもよい。
1:画像読取装置 24:読取デバイス 31:光源 41:制御ユニット 43:AFE B:ブロック G:原稿画像 H:読取画像 M:原稿

Claims (6)

  1. 原稿画像を含む読取画像のデータを取得するデータ取得部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記読取画像を、複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
    前記ブロック分割処理で分割された各ブロックであって、有彩色ブロックに含まれる画素の色情報がカラー基準を満たす場合にカラー強ブロックと判定し、前記色情報が前記カラー基準を満たさない場合にカラー弱ブロックと判定するブロック判定処理と、
    前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理が完了しても、前記カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達しない場合、前記複数のブロックの総数に対する、前記カラー弱ブロック及び前記カラー強ブロックのブロック合計数の割合がカラー基準割合以上であることを条件に、前記原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了後処理と、
    前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理を完了する前に、前記カラー強ブロックのブロック数が前記カラー基準数に達した場合、前記原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了前処理と、を実行する構成を有し、
    前記カラー基準は、前記色情報としての色差データCb、又は、前記色情報としての色差データCrが所定範囲外である前記有彩色ブロックに含まれる画素の数が、所定値を超えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、前記判定完了前処理では、前記カラー強ブロックのブロック数が前記カラー基準数に達した場合、前記ブロック判定処理を途中で中止する、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記判定完了後処理を実行する場合、前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理が完了した後に、読取画像データの圧縮処理を開始し、
    前記判定完了前処理を実行する場合、前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理が完了する前に、前記読取画像データの圧縮処理を開始する、画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    稿に対して相対移動しながら、当該原稿を読み取る読取デバイスを備え、
    前記データ取得部は、前記読取デバイスから前記読取画像のデータを取得し、
    前記制御部は、前記読取デバイスによる前記原稿の読取中に、少なくとも前記ブロック判定処理および前記判定完了前処理を実行する、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記読取デバイスは、互いに異なる発光色の複数の光源を有し、前記複数の光源を時分割で発光させつつ、各発光タイミングに同期して前記原稿の端辺を含んだ範囲の画像を読み取る構成である、画像処理装置。
  6. 原稿画像を含む読取画像のデータを取得するデータ取得部を有する画像処理装置が有するコンピュータに、
    前記読取画像を、複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
    前記ブロック分割処理で分割された各ブロックであって、有彩色ブロックに含まれる画素の色情報がカラー基準を満たす場合にカラー強ブロックと判定し、前記色情報が前記カラー基準を満たさない場合にカラー弱ブロックと判定するブロック判定処理と、
    前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理が完了しても、前記カラー強ブロックのブロック数がカラー基準数に達しない場合、前記複数のブロックの総数に対する、前記カラー弱ブロック及び前記カラー強ブロックのブロック合計数の割合がカラー基準割合以上であることを条件に、前記原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了後処理と、
    前記複数のブロック全ての前記ブロック判定処理を完了する前に、前記カラー強ブロックのブロック数が前記カラー基準数に達した場合、前記原稿画像をカラー原稿に分類する判定完了前処理と、を実行させ
    前記カラー基準は、前記色情報としての色差データCb、又は、前記色情報としての色差データCrが所定範囲外である前記有彩色ブロックに含まれる画素の数が、所定値を超えることを特徴とする画像処理プログラム。
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