JP6142678B2 - 通信機および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信機および通信方法に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式の通信では、入力信号をサブキャリア変調し、IFFT(Inverse Fast Fourier Transformation:逆高速フーリエ変換)を行い、ベースバンド信号を生成する。そのため、サブキャリアの数が増え、FFT(Fast Fourier Transformation:高速フーリエ変換)サイズが大きくなると、大きなピークを持つベースバンド信号が生成され、PAPR(Peak-to-Average Power Ratio:ピーク対平均電力比)が高くなるという性質を持っている。PAPRが高くなると、送信側の増幅器の特性により、送信信号が歪み、BER(Bit Error Rate:符号誤り率)が劣化する場合がある。そこでOFDMなどのマルチキャリア通信において、PAPRを低減するための技術が開発されている。
特許文献1の直交周波数分割多重通信装置では、PAPRを低減するため、IFFTを行う前に逐次決定法により算出した最適位相に基づきサブキャリア変調信号の位相を制御する。
特開2006−165781号公報
PAPRの低減処理を行った場合であっても、送信側の増幅器の特性によっては、送信信号が歪み、BER(Bit Error Rate:符号誤り率)が劣化する場合がある。また伝送路における雑音の影響により、さらにBERが劣化する場合がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、BERの劣化を抑制することを目的とする。
本発明の第の観点に係る通信機は、
送信信号を受信し、前記送信信号に対応する送信側の入力信号を特定する識別情報を抽出し、ベースバンド信号を直並列変換して並列信号を生成する受信手段と、
前記並列信号に対して通信方式に基づく復調を行い、一次変調信号を生成する一次復調手段と、
複素平面上の定めた範囲内に位置する前記一次変調信号の要素の数に基づき、前記送信信号の再送の要否を判定する判定手段と、
前記判定手段で前記送信信号の再送が必要と判定された場合であって、該送信信号が含む前記識別情報が特定する前記入力信号と同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号について再送要求を送信した回数が閾値未満である場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を送信する再送要求送信手段と、
前記一次変調信号を復調し、復調信号を生成する二次復調手段と、
前記再送要求を送信した回数が0の場合には、前記復調信号の要素数と同数の0の集合であるデータ系列を用い、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合には、前記回数ごとに定義された、前記復調信号の要素数と同数の1または0の集合であるデータ系列を用い、前記復調信号の各要素と該要素と同じ位置にある前記データ系列の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データを生成する逆演算手段と、
それぞれが0以上の実数であって合計が1となる係数を用いて、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の線形結合を要素とするデータを出力する線形結合手段と、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記線形結合手段は、前記判定手段で前記送信信号の再送が不要と判定された場合であって、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達していない場合には、再送が不要と判定された前記送信信号に対応する前記逆演算データを出力し、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達している場合には、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の、平均値または絶対値が最大の要素と絶対値が最小の要素との平均値、を要素とするデータを出力する。
好ましくは、前記逆演算手段は、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合のデータ系列として、擬似ランダム雑音系列の要素の内、値が−1である要素の値を0に置き換えて生成したデータ系列を用いる。
本発明の第の観点に係る通信方法は、
送信信号を受信し、前記送信信号に対応する送信側の入力信号を特定する識別情報を抽出し、ベースバンド信号を直並列変換して並列信号を生成する受信ステップと、
前記並列信号に対して通信方式に基づく復調を行い、一次変調信号を生成する一次復調ステップと、
複素平面上の定めた範囲内に位置する前記一次変調信号の要素の数に基づき、前記送信信号の再送の要否を判定する判定ステップと、
前記判定ステップで前記送信信号の再送が必要と判定された場合であって、該送信信号が含む前記識別情報が特定する前記入力信号と同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号について再送要求を送信した回数が閾値未満である場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を送信する再送要求送信ステップと、
前記一次変調信号を復調し、復調信号を生成する二次復調ステップと、
前記再送要求を送信した回数が0の場合には、前記復調信号の要素数と同数の0の集合であるデータ系列を用い、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合には、前記回数ごとに定義された、前記復調信号の要素数と同数の1または0の集合であるデータ系列を用い、前記復調信号の各要素と該要素と同じ位置にある前記データ系列の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データを生成する逆演算ステップと、
それぞれが0以上の実数であって合計が1となる係数を用いて、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の線形結合を要素とするデータを出力する線形結合ステップと、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記線形結合ステップにおいて、前記判定ステップで前記送信信号の再送が不要と判定された場合であって、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達していない場合には、再送が不要と判定された前記送信信号に対応する前記逆演算データを出力し、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達している場合には、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の、平均値または絶対値が最大の要素と絶対値が最小の要素との平均値、を要素とするデータを出力する。
好ましくは、前記逆演算ステップにおいて、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合のデータ系列として、擬似ランダム雑音系列の要素の内、値が−1である要素の値を0に置き換えて生成したデータ系列を用いる。
本発明によれば、BERの劣化を抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態に係る通信機の構成例を示すブロック図である。 実施の形態における増幅器の特性の例を示す図である。 実施の形態における増幅器の出力信号の例を示す図である。 実施の形態に係る通信機が行う送信制御の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る通信機が行う再送制御の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る通信機の異なる構成例を示すブロック図である。 実施の形態における信号点配置図の例を示す図である。 実施の形態における復調された一次変調信号の例を示す図である。 実施の形態に係る通信機が行う受信制御の動作の一例を示すフローチャートである。 増幅器の特性の例を示す図である。 増幅器の特性に応じたベースバンド信号のCCDF特性を示す図である。 実施の形態に係る通信機における出力信号飽和点と伝送率の関係を示す図である。 実施の形態に係る通信機におけるBER特性を示す図である。 実施の形態に係る通信機におけるBER特性を示す図である。 実施の形態に係る通信機におけるBER特性を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。以下の説明において、IFFT(Inverse Fast Fourier Transformation:逆高速フーリエ変換)は、IFFTとIDFT(Inverse Discrete Fourier Transformation:逆離散フーリエ変換)を含む概念とする。したがって本発明の実施の形態においては、IFFTの代わりに、IDFTを行うよう構成してもよい。同様にFFT(Fast Fourier Transformation:高速フーリエ変換)は、FFTとDFT(Discrete Fourier Transformation:離散フーリエ変換)を含む概念とする。またIDFTおよびDFTを行う場合は、以下の説明におけるFFTサイズとは、DFTサイズを意味する。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信機の構成例を示すブロック図である。通信機1は、他の機器に送信信号を送信し、他の機器から再送要求を受信した場合には、所定の演算処理を行って他の機器に送信信号を再送する。通信機1は、OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式の無線通信により他の機器と通信を行う。通信機1は、アンテナ10、変調部11、直並列変換部12、IFFT部13、送信部14、送受信切替部15、演算部16、再送要求受信部17、およびコントローラ20を備える。
コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)21、RAM(Random Access Memory)23、およびROM(Read-Only Memory)24を備える。複雑化を避け、理解を容易にするために、コントローラ20から各部への信号線が省略されているが、コントローラ20は通信機1の各部にI/O(Input/Output)22を介して接続しており、それらの処理の開始、終了、処理内容の制御を行う。
RAM23には、送信信号を生成するためのデータが記憶されている。ROM24は、コントローラ20が通信機1の動作を制御するための制御プログラムを格納する。コントローラ20は、制御プログラムに基づいて、通信機1を制御する。
変調部11は、入力信号に対して一次変調を行い、一次変調信号を生成し、直並列変換部12に送る。一次変調方式は、例えばQPSK(Quadrature Phase-Shift Keying:四位相偏移変調)である。変調部11は一次変調手段として動作する。直並列変換部12は、一次変調信号を直並列変換し、直並列変換した一次変調信号をIFFT部13に送る。IFFT部13は、直並列変換された一次変調信号のIFFTを行って、逆変換データを生成し、送信部14に送る。IFFT部13は、一次変調信号に対して通信方式に基づく二次変調を行い、二次変調信号を生成する二次変調手段として動作する。
通信機1において、入力信号を特定する識別情報が生成される。なお識別情報は入力信号とともに通信機1の外部から与えられてもよい。識別情報は入力信号を特定できればよく、1つの入力信号に対し、複数の識別情報が対応付けられてもよい。識別情報のサイズおよび値は任意に定めることができる。送信部14は、逆変換データを合成してベースバンド信号を生成する。送信部14は、ベースバンド信号に対応する入力信号を特定する識別情報およびベースバンド信号に基づき送信信号を生成し、他の機器に送信する。なお送信信号には任意数の識別情報およびベースバンド信号を含めることができる。なお識別情報を変調したデータを送信信号に含めてもよい。その場合には、送受信側で識別情報の変復調についての情報が共有されている。
一次変調方式をQPSKとし、FFTサイズをNとすると、入力信号bは下記(1)式で表される。直並列変換された一次変調信号をdとすると、逆変換データfは下記(2)式で表される。ただしF−1は、IFFT行列である。
Figure 0006142678
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送信部14は増幅器を備えており、送信信号を増幅して、他の機器に送信する。図2は、実施の形態における増幅器の特性の例を示す図である。一般的に入力電力が高くなると、増幅器の特性は線形性を失う。非線形領域における入力電力と出力電力の関係は、2次曲線や3次曲線を用いて近似的に表現することができる。図3は、実施の形態における増幅器の出力信号の例を示す図である。増幅器が出力する信号を複素平面上に黒丸で示した。図3に点線で示す円の外側が増幅器の非線形領域であり、非線形領域に該当する増幅器への入力信号を白丸で示した。増幅器の非線形領域においては、入力信号の信号レベルがそれぞれ低減されていることがわかる。
増幅器の非線形性により、通信機1が送信する送信信号に歪みが生じ、BER(Bit Error Rate:符号誤り率)が劣化する。BERがある程度劣化すると、上記送信信号を受信した他の機器は再送要求を通信機1に送信する。再送要求を受信した場合の通信機1の動作について説明する。
再送要求受信部17は、アンテナ10および送受信切替部15を介して、他の機器から識別情報を含む再送要求を受信する。再送要求受信部17は、再送要求を受信した場合には、その旨を演算部16に通知する。演算部16は、該再送要求が含む識別情報が特定する入力信号について、該入力信号の要素数と同数の1または0の集合である任意のデータ系列を用い、該入力信号の各要素と該要素と同じ位置にあるデータ系列の要素との排他的論理和を要素とする演算データを生成し、変調部11に送る。
例えば演算部16は、再送要求受信部17で該再送要求を受信するまでに、該入力信号と同じ入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を受信した場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求に対する上述の処理で用いたデータ系列とは異なるデータ系列を用いて、上述の処理を行う。すなわち、演算部16は同じ入力信号を特定する識別情報を含む、2回目以降の再送要求に対しては、前回までに用いたデータ系列とは異なるデータ系列を用いて上述の処理を行う。異なるデータ系列を用いることで、BERの劣化を抑制することが可能となる。
演算部16は、データ系列として、例えばPN(Pseudorandom Noise:擬似ランダム雑音)系列の要素の内、値が−1である要素の値を0に置き換えて生成したデータ系列を用いる。データ系列はPN系列に基づくデータ系列に限られず、要素の値が1または0であるランダムデータ系列でもよいし、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlatrion)系列の要素の内、絶対値が閾値以上である要素の値を1として、絶対値が閾値未満である要素の値を0として生成したデータ系列を用いてもよい。またCAZAC系列の実部または虚部から成るデータ系列の要素の内、値が閾値以上である要素の値を1として、値が閾値未満である要素の値を0として生成したデータ系列を用いてもよい。
変調部11は、送られた演算データに対して一次変調を行い、一次変調信号を生成し、直並列変換部12に送る。上述したように、直並列変換部12は、一次変調信号を直並列変換し、直並列変換した一次変調信号をIFFT部13に送る。IFFT部13は、直並列変換された一次変調信号のIFFTを行って、逆変換データを生成し、送信部14に送る。送信部14は、逆変換データを合成してベースバンド信号を生成し、演算部16で用いた入力信号を特定する識別情報、およびベースバンド信号に基づき送信信号を生成し、他の機器に送信する。
コントローラ20は、再送要求受信部17で再送要求を受信した場合に、演算部16、変調部11、直並列変換部12、IFFT部13、および送信部14に上述の処理を行わせる再送手段としての動作を行う。
入力信号とPAPRが比較的低いPN系列、ランダムデータ、CAZAC系列などに基づくデータ系列との排他的論理和を要素とする演算データに基づき送信信号を生成することで、増幅器における歪みの影響を低減し、BERの劣化を抑制することが可能となる。
通信機1が再送要求を複数回受信する場合を例にして説明する。上記(1)式で表される入力信号bを特定する識別情報を含む、1回目の再送要求を受信した場合に、演算部16は、下記(3)式で表されるデータ系列p(1)を用いる。添え字の括弧内の数字は再送要求を受信した回数を示している。演算部16が生成する演算データb(1)は、下記(4)式で表される。下記(4)式で表される演算データb(1)に基づく直並列変換された一次変調信号をd(1)とすると、逆変換データf(1)は下記(5)式で表される。送信部14は識別情報および逆変換データf(1)に基づく送信信号を送信する。
Figure 0006142678
Figure 0006142678
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再送要求受信部17が上記(1)式で表される入力信号bについて2回目の再送要求を受信した場合に、演算部16は、下記(6)式で表されるデータ系列p(2)を用いる。データ系列p(2)は、データ系列p(1)とは異なるデータ系列である。演算部16が生成する演算データb(2)は、下記(7)式で表される。下記(7)式で表される演算データb(2)に基づく直並列変換された一次変調信号をd(2)とすると、逆変換データf(2)は下記(8)式で表される。送信部14は、識別情報および逆変換データf(2)に基づく送信信号を送信する。
Figure 0006142678
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図4は、実施の形態に係る通信機が行う送信制御の動作の一例を示すフローチャートである。変調部11は、入力信号に対して一次変調を行って一次変調信号を生成し、直並列変換部12は、一次変調信号を直並列変換する(ステップS110)。IFFT部13は、直並列変換された一次変調信号のIFFTを行って、逆変換データを生成する(ステップS120)。送信部14は、逆変換データを合成してベースバンド信号を生成し、該入力信号を特定する識別情報およびベースバンド信号に基づき送信信号を生成し、他の機器に送信する(ステップS130)。
図5は、実施の形態に係る通信機が行う再送制御の動作の一例を示すフローチャートである。再送要求受信部17は、アンテナ10および送受信切替部15を介して、他の機器から識別情報を含む再送要求を受信する(ステップS210)。演算部16は、該識別情報が特定する入力信号の要素数と同数の1または0の集合である任意のデータ系列を用い、該入力信号の各要素と該要素と同じ位置にあるデータ系列の要素との排他的論理和を要素とする演算データを生成する(ステップS220)。変調部11は、送られた演算データに対して一次変調を行って一次変調信号を生成し、直並列変換部12は、一次変調信号を直並列変換する(ステップS230)。IFFT部13は、直並列変換された一次変調信号のIFFTを行って、逆変換データを生成する(ステップS240)。送信部14は、逆変換データを合成してベースバンド信号を生成し、該入力信号を特定する識別情報およびベースバンド信号に基づき送信信号を生成し、他の機器に送信する(ステップS250)。通信機1は、同じ入力信号を特定する識別情報を含む、2回目以降の再送要求に対しては、前回までに用いたデータ系列とは異なるデータ系列を用いて上述の処理を行う。
図6は、実施の形態に係る通信機の異なる構成例を示すブロック図である。通信機3は、他の機器から送信信号を受信し、必要に応じて他の機器に送信信号の再送要求を送信する。通信機3は、アンテナ30、線形結合部31、逆演算部32、復調部33、並直列変換部34、FFT部35、受信部36、送受信切替部37、判定部38、および再送要求送信部39を備える。通信機1が送信した送信信号を通信機3が受信した場合を例にして説明する。
受信部36は、アンテナ30および送受信切替部37を介して、送信信号を受信し、識別情報を抽出し、ベースバンド信号を直並列変換して並列信号を生成し、FFT部35に送る。FFT部35は、並列信号のFFTを行って、一次変調信号を生成し、並直列変換部34および判定部38に送る。識別情報は送信信号に対応する送信側の入力信号を特定する。識別情報、識別情報が特定する入力信号、および一次変調信号の対応付けは、例えばRAM23に記憶される。FFT部35は、並列信号に対して通信方式に基づく復調を行い、一次変調信号を生成する一次復調手段としての動作を行う。
並直列変換部34は、一次変調信号を並直列変換し、並直列変換した一次変調信号を復調部33に送る。復調部33は、並直列変換された一次変調信号を復調して復調信号を生成し、逆演算部32に送る。復調部33は、一次変調信号を復調して復調信号を生成する二次復調手段として動作する。
判定部38は、複素平面上の定めた範囲内に位置する一次変調信号の要素の数に基づき、送信信号の再送の要否を判定し、判定結果を線形結合部31に送り、再送が必要である場合にはその旨を再送要求送信部39に送る。図7は、実施の形態における信号点配置図の例を示す図である。変調部11でQPSKを用いた場合、変調部11が出力する一次変調信号の信号点配置図を、図7に示す。図8は、実施の形態における復調された一次変調信号の例を示す図である。送信部14が備える増幅器の非線形性による送信信号の歪みや伝送路中の雑音の影響により、FFT部35が出力する一次変調信号は、図8に示すように分散している。本実施の形態において、伝送路は無線伝送路を意味する。
例えば判定部38は、図8に点線で示す複素平面上の定めた範囲内、に位置する一次変調信号の要素が閾値以上である場合には、再送は不要であると判定し、閾値未満である場合には再送が必要であると判定する。上記定めた範囲および閾値はBERの要求レベルに応じて任意に定めることができる。例えば複素平面上において、図7に示す信号点配置図の各点をそれぞれ重心とする、辺の長さが0.08である正方形の内部を上記定めた範囲としてもよい。また例えば閾値をFFTサイズに3/4を乗算した値としてもよい。
再送要求送信部39は、判定部38で送信信号の再送が必要であると判定された場合であって、該送信信号が含む識別情報が特定する送信側の入力信号と同じ入力信号を特定する識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数が閾値未満である場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を通信機1に送信する。なお該再送要求を送信した回数が閾値に達している場合には、再送要求送信部39は、再送要求を送信しない。送信側の入力信号と、該再送要求を送信した回数との対応付けを、例えばRAM23に記憶してもよいし、再送要求送信部39が通信機3の各部に通知してもよい。判定部38で一次変調信号に基づき再送の要否を判定し、再送要求送信部39で再送要求を送信することで、BERの劣化を低減することが可能となる。
逆演算部32は、該再送要求を送信した回数が0の場合、すなわち、ある送信側の入力信号について最初に受け取った復調信号については、復調信号の要素数と同数の0の集合であるデータ系列を用い、復調信号の各要素と該要素と同じ位置にあるデータ系列の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データを生成し、線形結合部31に送る。すなわち、該再送要求を送信した回数が0の場合には、逆演算データは復調信号に一致する。
逆演算部32は、該再送要求を送信した回数が1以上の場合には、回数ごとに定義された、復調信号の要素数と同数の1または0の集合であるデータ系列を用い、復調信号の各要素と該要素と同じ位置にあるデータ系列の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データを生成し、線形結合部31に送る。回数ごとに定義されたデータ系列は、通信機1の演算部16で用いられたデータ系列に一致する。すなわち、上述の例では、1回目の再送の場合には上記(3)式で表されるデータ系列p(1)を用い、2回目の再送の場合には上記(6)式で表されるデータ系列p(2)を用いる。
判定部38で送信信号の再送が不要であると判定される、または、該再送要求を送信した回数が閾値に達するまで、上述の処理は繰り返し行われる。
線形結合部31は、それぞれが0以上の実数であって合計が1となる係数を用いて、同じ送信側の入力信号を特定する識別情報を含む送信信号に対応する逆演算データの各要素の線形結合を要素とするデータを出力する。例えば、線形結合部31は、判定部38で送信信号の再送が不要であると判定された場合であって、該送信信号と同じ識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数が閾値に達していない場合には、再送が不要と判定された送信信号に対応する逆演算データを出力する。また線形結合部31は、同じ入力信号を特定する識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数が閾値に達している場合には、同じ入力信号を特定する識別情報を含む送信信号に対応する逆演算データの各要素の、平均値または絶対値が最大の要素と最小の要素との平均値、を要素とするデータを出力する。
再送要求についての閾値が2の場合を例にして通信機3の動作について説明する。再送要求を送信した回数が0回の場合、ある送信側の入力信号について最初に受信した送信信号に対し、逆演算部32は復調信号vに一致する逆演算データを出力する。判定部38で送信信号の再送が不要であると判定された場合には、線形結合部31は復調信号vに一致する逆演算データを出力する。
判定部38で送信信号の再送が必要であると判定された場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数は0であって閾値2未満であるから、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を通信機1に送信する。その後通信機3は通信機1から再度送信信号を受信する。そして、該入力信号について2番目に受信した送信信号に対し、逆演算部32は復調信号v(1)の各要素と該要素と同じ位置にあるデータ系列p(1)の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データw(1)を出力する。逆演算データw(1)は、下記(9)式で表される。判定部38で送信信号の再送が不要であると判定された場合には、線形結合部31は逆演算データw(1)を出力する。復調信号v(1)はb(1)に一致するため、逆演算データw(1)は、上記(1)式で表される入力信号bに一致する。
Figure 0006142678
再送要求送信部39は、判定部38で送信信号の再送が必要であると判定された場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数は1であって閾値2未満であるため、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を通信機1に送信する。その後通信機3は通信機1から再度送信信号を受信する。そして、該入力信号について3番目に受信した送信信号に対し、逆演算部32は復調信号v(2)の各要素と該要素と同じ位置にあるデータ系列p(2)の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データw(2)を出力する。逆演算データw(2)は、下記(10)式で表される。再送要求を送信した回数が閾値2に達しているため、線形結合部31は、例えば同じ識別情報を含む送信信号に対応する逆演算データの各要素の平均値を要素とする、下記(11)式で表されるデータを出力する。なお再送要求送信部39は、判定部38で送信信号の再送が必要であると判定された場合であっても、該入力信号を特定する識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数は2であって閾値2に到達しているため、再送要求を送信しない。
Figure 0006142678
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逆演算データの各要素の平均値を要素とするデータを出力することで、増幅器による送信信号の歪みの影響を低減し、またガウス雑音の影響を抑制することができる。そのため、BERの劣化を抑制することが可能となる。
図9は、実施の形態に係る通信機が行う受信制御の動作の一例を示すフローチャートである。受信部36は、アンテナ30および送受信切替部37を介して、送信信号を受信し、識別情報を抽出し、ベースバンド信号を直並列変換して並列信号を生成する(ステップS310)。FFT部35は、並列信号のFFTを行って、一次変調信号を生成する(ステップS320)。並直列変換部34は、一次変調信号を並直列変換し、復調部33は、並直列変換された一次変調信号を復調して復調信号を生成する(ステップS330)。逆演算部32は、復調信号の各要素と該要素と同じ位置にあるデータ系列の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データを生成する(ステップS340)。
判定部38は、複素平面上の定めた範囲内に位置する一次変調信号の要素の数に基づき、送信信号の再送の要否を判定する(ステップS350)。判定部38で送信信号の再送が必要であると判定された場合であって、該送信信号が含む識別情報が特定する入力信号と同じ入力信号を特定する識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数が閾値未満である場合には(ステップS360;Y、S370;Y)、再送要求送信部39は、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を通信機1に送信し(ステップS380)、ステップS310に戻る。
判定部38で送信信号の再送が必要であると判定された場合であって、該再送要求を送信した回数が閾値に達している場合(ステップS360;Y、S370;N)、または、判定部38で送信信号の再送が不要であると判定された場合であって、該再送要求を送信した回数が閾値に達している場合には(ステップS360;N、S390;N)、線形結合部31は、同じ入力信号を特定する識別情報を含む送信信号に対応する逆演算データの各要素の平均値を要素とするデータを出力する(ステップ400)。
判定部38で送信信号の再送が不要であると判定された場合であって、該再送要求を送信した回数が閾値未満である場合には(ステップS360;N、S390;Y)、線形結合部31は、再送が不要と判定された送信信号に対応する逆演算データを出力する(ステップS410)。なおステップS330〜S340の処理と、ステップS350〜S390の処理は、並行して行ってもよい。
以上説明したとおり、実施の形態に係る通信機1、3によれば、BERの劣化を低減することが可能となる。
(具体例)
次に、シミュレーションにより実施の形態に係る発明の効果を説明する。入力信号にランダム信号を用いて、理想増幅器を用いた場合と、非線形領域を有する増幅器を用いた場合のそれぞれについて、入力信号を一次変調方式で変調した信号を直並列変換し、IFFTを行ってベースバンド信号を生成し、PAPRの算出を繰り返すシミュレーションを行った。図10は、増幅器の特性の例を示す図である。非線形領域を有する増幅器として、図10に示す特性を持つ増幅器を用い、出力信号飽和点a(単位:dBm)を変えてシミュレーションを行った。一次変調方式をQPSKとし、FFTサイズを2048として、PAPRのCCDF(Complementary Cumulative Distribution Function:相補累積分布関数)、すなわちPAPRの発生確率の特性を比較した。
図11は、増幅器の特性に応じたベースバンド信号のCCDF特性を示す図である。横軸はPAPR(単位:dB)、縦軸はPAPRのCCDFである。理想増幅器を用いた場合のPAPRのCCDF特性を細い実線のグラフで示す。a=0.02とした場合のPAPRのCCDF特性を太い実線のグラフで示し、a=0.0215とした場合のPAPRのCCDF特性を点線のグラフで示し、a=0.023とした場合のPAPRのCCDF特性を一点鎖線のグラフで示す。非線形領域を有する増幅器の出力信号に歪みが生じていることがわかる。
図12は、実施の形態に係る通信機における出力信号飽和点と伝送率の関係を示す図である。実施の形態に係る通信機1、3を用いて通信を行い、出力信号飽和点aを変化させた場合の出力信号飽和点と伝送率との関係を示す。a=0.023の場合の伝送率を1とする。出力信号飽和点が小さくなる、すなわち増幅器における歪みが増大するにつれて、BERが劣化し、再送回数が増えるため、伝送率が劣化することがわかる。
従来技術による通信と実施の形態に係る通信機1、3を用いた通信とのそれぞれに対し、一次変調方式をQPSKとし、FFTサイズを2048とし、出力信号飽和点aを変えて、BER特性についてのシミュレーションを行った。通信機3の判定部38で用いる定めた範囲を、QPSKの信号点配置図の各点をそれぞれ重心とする、辺の長さが0.08である正方形の内部とし、閾値を100とした。従来技術とは、上述のような再送処理を行わず、入力信号を一次変調方式で変調した信号を直並列変換し、IFFTを行ってベースバンド信号を生成し送信する技術である。
図13、図14、および図15は、実施の形態に係る通信機におけるBER特性を示す図である。横軸はEb/No(Energy per Bit to NOise power spectral density ratio:ビットエネルギー対雑音電力密度比)、縦軸はBERである。Eb/Noの単位はdBである。図13の場合は、a=0.02であり、図14の場合は、a=0.0215であり、図15の場合は、a=0.023である。OFDM通信において、QPSK変調を行い、理想増幅器を用いた場合を理論値として、プロット点を四角で表したグラフで示す。従来技術のBERは、プロット点を三角で表したグラフであり、実施の形態に係る通信機1、3を用いた場合のBERは、プロット点を丸で表したグラフである。図13ないし図15のいずれにおいても、実施の形態に係る通信機1、3を用いた場合のBERは、従来技術より改善しており、特に雑音レベルが低い場合には理論値と同じ程度にまでBERが改善している。
上述のシミュレーションにより、実施の形態に係る通信機1、3によればBERの劣化を抑制できることがわかった。
本発明の実施の形態は上述の実施の形態に限られない。通信機1、3が用いる通信方式はOFDMに限られず、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)などを用いることができる。変調部11の一次変調方式は、QPSKに限られず、QPSK以外のPSK(Phase Shift Keying:位相偏移変調)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直角位相振幅変調)などを用いることができる。また直並列変換部12の位置は、上述の実施の形態に限られず、変調部11の前に位置するようにしてもよい。同様に、並直列変換部34の位置も、上述の実施の形態に限られず、復調部33の後に位置するようにしてもよい。IFFT部13は、IFFTの代わりにIDFTを行うよう構成してもよいし、FFT部35は、FFTの代わりにDFTを行うよう構成してもよい。
線形結合部31は、同じ識別情報を含む送信信号について再送要求を送信した回数が閾値に達している場合であっても、判定部38で送信信号の再送が不要と判定された場合には、再送が不要と判定された送信信号に対応する逆演算データを出力してもよい。
1、3 通信機
10 アンテナ
11 変調部
12 直並列変換部
13 IFFT部
14 送信部
15 送受信切替部
16 演算部
17 再送要求受信部
20 コントローラ
21 CPU
22 I/O
23 RAM
24 ROM
30 アンテナ
31 線形結合部
32 逆演算部
33 復調部
34 並直列変換部
35 FFT部
36 受信部
37 送受信切替部
38 判定部
39 再送要求送信部

Claims (6)

  1. 送信信号を受信し、前記送信信号に対応する送信側の入力信号を特定する識別情報を抽出し、ベースバンド信号を直並列変換して並列信号を生成する受信手段と、
    前記並列信号に対して通信方式に基づく復調を行い、一次変調信号を生成する一次復調手段と、
    複素平面上の定めた範囲内に位置する前記一次変調信号の要素の数に基づき、前記送信信号の再送の要否を判定する判定手段と、
    前記判定手段で前記送信信号の再送が必要と判定された場合であって、該送信信号が含む前記識別情報が特定する前記入力信号と同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号について再送要求を送信した回数が閾値未満である場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を送信する再送要求送信手段と、
    前記一次変調信号を復調し、復調信号を生成する二次復調手段と、
    前記再送要求を送信した回数が0の場合には、前記復調信号の要素数と同数の0の集合であるデータ系列を用い、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合には、前記回数ごとに定義された、前記復調信号の要素数と同数の1または0の集合であるデータ系列を用い、前記復調信号の各要素と該要素と同じ位置にある前記データ系列の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データを生成する逆演算手段と、
    それぞれが0以上の実数であって合計が1となる係数を用いて、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の線形結合を要素とするデータを出力する線形結合手段と、
    を備えることを特徴とする通信機。
  2. 前記線形結合手段は、前記判定手段で前記送信信号の再送が不要と判定された場合であって、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達していない場合には、再送が不要と判定された前記送信信号に対応する前記逆演算データを出力し、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達している場合には、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の、平均値または絶対値が最大の要素と絶対値が最小の要素との平均値、を要素とするデータを出力することを特徴とする請求項に記載の通信機。
  3. 前記逆演算手段は、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合のデータ系列として、擬似ランダム雑音系列の要素の内、値が−1である要素の値を0に置き換えて生成したデータ系列を用いる請求項またはに記載の通信機。
  4. 送信信号を受信し、前記送信信号に対応する送信側の入力信号を特定する識別情報を抽出し、ベースバンド信号を直並列変換して並列信号を生成する受信ステップと、
    前記並列信号に対して通信方式に基づく復調を行い、一次変調信号を生成する一次復調ステップと、
    複素平面上の定めた範囲内に位置する前記一次変調信号の要素の数に基づき、前記送信信号の再送の要否を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記送信信号の再送が必要と判定された場合であって、該送信信号が含む前記識別情報が特定する前記入力信号と同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号について再送要求を送信した回数が閾値未満である場合には、該入力信号を特定する識別情報を含む再送要求を送信する再送要求送信ステップと、
    前記一次変調信号を復調し、復調信号を生成する二次復調ステップと、
    前記再送要求を送信した回数が0の場合には、前記復調信号の要素数と同数の0の集合であるデータ系列を用い、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合には、前記回数ごとに定義された、前記復調信号の要素数と同数の1または0の集合であるデータ系列を用い、前記復調信号の各要素と該要素と同じ位置にある前記データ系列の要素との排他的論理和を要素とする逆演算データを生成する逆演算ステップと、
    それぞれが0以上の実数であって合計が1となる係数を用いて、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の線形結合を要素とするデータを出力する線形結合ステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  5. 前記線形結合ステップにおいて、前記判定ステップで前記送信信号の再送が不要と判定された場合であって、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達していない場合には、再送が不要と判定された前記送信信号に対応する前記逆演算データを出力し、前記再送要求を送信した回数が前記閾値に達している場合には、同じ前記入力信号を特定する前記識別情報を含む前記送信信号に対応する前記逆演算データの各要素の、平均値または絶対値が最大の要素と絶対値が最小の要素との平均値、を要素とするデータを出力することを特徴とする請求項に記載の通信方法。
  6. 前記逆演算ステップにおいて、前記再送要求を送信した回数が1以上の場合のデータ系列として、擬似ランダム雑音系列の要素の内、値が−1である要素の値を0に置き換えて生成したデータ系列を用いる請求項またはに記載の通信方法。
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