JP6142547B2 - 蓄電モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置をバスバーで電気的に接続した蓄電モジュールに関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電モジュールが搭載されている。蓄電モジュールは、例えば、特許文献1に開示されるように、二次電池の電極端子をバスバーで電気的に接続して構成される。
特開2009−87721号公報
蓄電モジュールを構成する場合は、バスバーを通じて良好な導電経路を確保することが望ましい。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、良好な導電経路を得ることができる蓄電モジュールを提供することにある。
上記課題を解決する蓄電モジュールは、ケースと、前記ケース内に収容された電極組立体と、前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部に露出されるとともに前記電極組立体に電気的に接続された電極端子と、を有する蓄電装置を備え、前記蓄電装置の電極端子をバスバーで電気的に接続してなる蓄電モジュールにおいて、前記電極端子を前記バスバーに当接するように塑性変形させた当接部を有し、前記電極端子は、前記ケースの内部に位置する基部と、前記基部に立設されその一部が前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部へ露出される極柱部とを有し、前記極柱部は、その外周にナットが螺合されるねじ部を有し、前記当接部によって前記電極端子と前記ナットとが接合されており、前記ナットは、前記電極端子の先端側に螺合される小径部と、前記小径部よりも前記電極端子の基端側に螺合され前記小径部に段差面を介して連設される大径部とを有し、前記バスバーは、前記ナットの前記小径部を嵌挿可能な内径の挿通孔を有し、前記バスバーは、当該バスバーの前記挿通孔に前記ナットの前記小径部が挿通され、かつ前記ナットの前記段差面に当接された状態で前記ナットと溶接により接合されている。
上記課題を解決する蓄電モジュールは、ケースと、前記ケース内に収容された電極組立体と、前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部に露出されるとともに前記電極組立体に電気的に接続された電極端子と、を有する蓄電装置を備え、前記蓄電装置の電極端子をバスバーで電気的に接続してなる蓄電モジュールにおいて、前記電極端子を前記バスバーに当接するように塑性変形させた当接部を有し、前記当接部によって前記電極端子と前記バスバーとが接合されており、前記電極端子は、前記ケースの内部に位置する基部と、前記基部に立設されその一部が前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部へ露出される極柱部とを有し、前記極柱部は、前記基部側に位置し前記ケースの挿通孔に嵌挿される大径部と、前記大径部に段差面を介して連設される小径部とを有し、前記バスバーは、前記極柱部の前記小径部を嵌挿可能な内径の挿通孔を有し、前記バスバーは、当該バスバーの前記挿通孔に前記極柱部の小径部が挿通され、かつ前記極柱部の前記段差面に当接された状態で前記電極端子と接合されており、前記ケースの挿通孔の内周と前記極柱部の前記大径部との間には、円環状の筒状部と、前記筒状部の軸方向一端から径方向外方へ延設されたフランジ部とを有する絶縁部材が介装されており、前記バスバーは、当該バスバーの前記挿通孔に前記極柱部の小径部が挿通され、かつ前記極柱部の前記段差面及び前記絶縁部材の前記フランジ部に当接された状態で前記電極端子と接合されている
れらの構成によれば、バスバーと電極端子は、電極端子をバスバーに当接するように塑性変形させた当接部によって接合される。このため、電極端子とバスバーは、電極端子の表面を覆っていた酸化被膜が破れた状態で接合される。これにより、電極端子とバスバーとの間に良好な導電経路を得ることができる。
れによれば、簡単な構成で電極端子をケースに固定することができるとともに、バスバーによって絶縁部材をケースとの間で狭圧し、絶縁部材に経時的な変形が生じたとしても絶縁性を確保できる。
上記蓄電モジュールにおいて、前記電極端子と前記バスバーを接合する溶接部をさらに有しても良い。これによれば、溶接部によって導電性をさらに向上させることができる。
上記蓄電モジュールにおいて、前記電極端子の前記基部の面上に前記極柱部を囲むシール部材を設け、前記シール部材は、前記ケースの内部において前記ケースの内面と前記基部の面との間に位置していても良い。
本発明によれば、良好な導電経路を得ることができる。
蓄電モジュールを示す斜視図。 第1の実施形態における電極端子とバスバーの接続構造を示す一部破断断面図。 第2の実施形態における電極端子とバスバーの接続構造を示す一部破断断面図。 第3の実施形態における電極端子とバスバーの接続構造を示す一部破断断面図。 (a),(b)は第4の実施形態における電極端子とバスバーの接続構造を示す一部破断断面図。
(第1の実施形態)
以下、蓄電モジュールを具体化した第1の実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電モジュール10は、リチウムイオン電池などの蓄電装置としての二次電池11を複数個、電気的に接続することによって構成される。各二次電池11は極性の異なる電極端子12,13を備え、これらの電極端子12,13は二次電池11のケース14から外部に露出している。蓄電モジュール10を構成する各二次電池11は、一方の電極端子12が隣り合う二次電池11における極性の異なる他の電極端子13に電気的に接続されるとともに、他方の電極端子13が隣り合う二次電池11における極性の異なる一方の電極端子12に電気的に接続される。隣り合う二次電池11の電極端子12,13同士は、端子接続部材であるバスバー15によって接続される。バスバー15は、金属製(例えば、アルミニウム製)の板状部材である。
二次電池11は、ケース本体16とケース本体16の開口部を覆う蓋17で構成されたケース14内に、電極組立体18及び電解液が収容されている。電極組立体18は、極性の異なる電極を交互に積層するとともに、電極の間にセパレータを介在させた構造である。各電極はシート状であり、金属箔の両面に活物質層を有する。正極電極の金属箔は例えばアルミニウム箔であり、アルミニウム箔の両面に正極活物質層を有する。また、負極電極の金属箔は例えば銅箔であり、銅箔の両面に負極活物質層を有する。同極の電極は、これらの電極との間で電気を授受する金属製の導電部材と電気的に接続されており、導電部材を介して電極端子12,13に電気的に接続されている。例えば、正極電極は導電部材となるアルミニウム板を介して一方の電極端子12に電気的に接続されている一方、負極電極は導電部材となる銅板を介して他方の電極端子13に電気的に接続されている。
以下、電極端子12の構造、及び電極端子12とバスバー15の接合構造について説明する。なお、電極端子13の構造は電極端子12の構造と同じであり、電極端子13とバスバー15の接続構造は電極端子12とバスバー15の接続構造と同じである。
図2に示すように、電極端子12は、四角板状の基部19と、基部19から立設された円柱状の極柱部20と、を有する。極柱部20の外周の一部にはねじ部21を有する。
電極端子12は、基部19が導電部材24上に接合されているとともに、極柱部20の一部が蓋17の外面17aと内面17bを貫通する挿通孔17cからケース14の外部に露出している。極柱部20のねじ部21は、ケース14の外部に露出している。電極端子12の軸方向に直交する方向に沿う基部19の断面積は、挿通孔17cの開口面積よりも大きい。これにより、ケース14の内部に位置する基部19は、蓋17の挿通孔17cからケース14の外部へ抜け出し不能となっている。
挿通孔17cの内周と極柱部20の外周との間には、絶縁部材25が介装されている。これにより、絶縁部材25は、電極端子12と蓋17(ケース14)との間に位置する。絶縁部材25は、円環状の筒状部26と、筒状部26の軸方向一端から径方向外方へ延設されたフランジ部27と、を有する。筒状部26は、挿通孔17cの内周と極柱部20の外周との間に介装されている。フランジ部27は、蓋17の外面17aにおいて挿通孔17cの周囲に係止されている。絶縁部材25は樹脂製であり、この絶縁部材25によって挿通孔17cの内周と極柱部20の外周とが絶縁されている。また、基部19の面上には、極柱部20を囲む円環状のシール部材28が設けられている。シール部材28は、ケース14の内部において蓋17の内面17bと基部19の面との間に位置している。シール部材28は、例えばOリングである。
極柱部20のねじ部21には、ナット29が螺合されている。蓋17の外面17aと、ナット29の蓋17側の端面29aとの間には、絶縁部材25のフランジ部27が狭圧されており、フランジ部27によって蓋17とナット29が絶縁されている。ナット29が極柱部20に螺合されることによって、ナット29と基部19との間に、フランジ部27、蓋17、及びシール部材28が狭圧されるとともに電極端子12が蓋17(ケース14)に締結されている。この締結状態においてシール部材28は、圧縮状態で蓋17の内面17b及び基部19の面に密接し、挿通孔17cの周囲をシールしている。
バスバー15は、極柱部20が挿通される挿通孔15aを有する。挿通孔15aは、極柱部20を嵌挿可能な内径である。バスバー15は、極柱部20が挿通孔15aに挿通された状態で、かつナット29の端面29bに当接された状態で、電極端子12と接合されている。ナット29の端面29bは、ナット29を極柱部20のねじ部21に螺合した際に絶縁部材25のフランジ部27に当接するナット29の端面29aとは反対側に位置する面である。この実施形態において電極端子12とバスバー15は、当接部としてのかしめ部30によって接合されている。かしめ部30は、バスバー15の挿通孔15aから突出した極柱部20の先端部20aの外径が挿通孔15aの内径よりも大きくかつ先端部20aがバスバー15に当接するまで先端部20aを塑性変形させている。バスバー15が接合された状態では、バスバー15と蓋17の外面17aとの間にナット29が位置している。つまり、ケース14(蓋17)、ナット29、バスバー15の順に並びかつナット29とバスバー15が互いに当接した状態で、電極端子12とバスバー15とが接合される。
以下、蓄電モジュール10の作用を説明する。
二次電池11の電極端子12,13をバスバー15に、かしめ部30によって接合する場合は、極柱部20の先端部20aを塑性変形させることによって先端部20aがバスバー15の表面に食い込む。これにより、電極端子12,13の表面やバスバー15の表面を覆っていた酸化被膜が破られる。また、極柱部20の先端部20aを塑性変形させた場合には、極柱部20が膨出してバスバー15の挿通孔15aの内周にも食い込むことにより、電極端子12,13の表面やバスバー15の表面を覆っていた酸化被膜が破られる。酸化被膜が破られることにより、電極端子12,13やバスバー15の新生面同士が接触する。
また、ナット29とバスバー15を当接させた状態で電極端子12,13とバスバー15を接合することにより、ナット29はバスバー15と蓋17に挟まれた状態となる。このため、ナット29は、バスバー15と蓋17との間で狭圧される。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)バスバー15と電極端子12,13をかしめ部30によって接合することにより、良好な導電経路を得ることができる。
(2)極柱部20の先端部20aを塑性変形させることにより、電極端子12,13とバスバー15の挿通孔15aとの間にも導電経路を得ることができ、導電性をさらに向上させることができる。
(3)かしめ部30によって接合することにより、接合工程を簡素化することができ、蓄電モジュール10の製造コストの増加を抑制できる。
(4)ナット29をバスバー15と蓋17とで狭圧することにより、締結の緩みを抑制できる。そして、絶縁部材25やシール部材28に経時的な変形(クリープ現象)が生じたとしても、二次電池11の絶縁性やシール性を確保できる。
(5)バスバー15の挿通孔15aに極柱部20を挿通させるので、電極端子12,13に対してバスバー15の位置決めを簡便に行うことができ、容易に塑性変形させることができる。
(第2の実施形態)
以下、蓄電モジュールを具体化した第2の実施形態を図3にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態において既に説明した実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図3に示すように、この実施形態におけるナット31は、大径部31aと小径部31bを有する。大径部31aと小径部31bは、段差面32を介して繋がっている。また、この実施形態におけるバスバー33は、ナット31の小径部31bを嵌挿可能な内径の挿通孔33aを有する。
この実施形態において電極端子12とバスバー33は、かしめ部34と溶接部35によって接合されている。かしめ部34は、電極端子12の極柱部20にナット31を螺合させ、ナット31から突出した極柱部20の先端部20aを塑性変形させてナット31に当接させている。一方、溶接部35は、極柱部20に螺合されたナット31の小径部31bにバスバー33を挿通させ、その状態でナット31とバスバー33を溶接することによって構成される。バスバー33は、ナット31の段差面32に当接された状態で溶接される。バスバー33が接合された状態では、バスバー33と蓋17の外面17aとの間にナット31が位置している。電極端子12は、バスバー33と接合されたナット31に接合されることにより、バスバー33と接合される。
以下、蓄電モジュール10の作用を説明する。
ナット31とバスバー33を溶接接合することにより、ナット31の表面やバスバー33の表面を覆っていた酸化被膜が破られる。
また、ナット31の段差面32とバスバー33を当接させた状態で電極端子12,13とバスバー33を接合することにより、ナット31はバスバー33と蓋17に挟まれた状態となる。このため、ナット31は、バスバー33と蓋17との間で狭圧される。
したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1),(4),(5)と同様の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(6)溶接部35を加えることで、導電性をさらに向上させることができる。
(7)電極端子12,13とナット31の内周との間にも導電経路を得ることができ、導電性をさらに向上させることができる。
(第3の実施形態)
以下、蓄電モジュールを具体化した第3の実施形態を図4にしたがって説明する。
図4に示すように、電極端子12は円柱状の極柱部36を備え、この実施形態において極柱部36は螺刻されていない。また、この実施形態におけるバスバー37は、電極端子12の極柱部36を嵌挿可能な内径の挿通孔37aを有する。
この実施形態においてバスバー37は、極柱部36が挿通孔37aに挿通された状態で、かつ絶縁部材25のフランジ部27に当接された状態で、電極端子12と接合されている。電極端子12とバスバー37は、かしめ部30によって接合されている。かしめ部30は、バスバー37の挿通孔37aに電極端子12の極柱部36を挿通させ、挿通孔37aから突出した極柱部36の先端部36aの外径が挿通孔37aの内径よりも大きくかつ先端部36aがバスバー37に当接するまで先端部36aを塑性変形させている。この実施形態では、絶縁部材25とバスバー37が互いに当接した状態で、電極端子12とバスバー37とが接合されている。バスバー37は、絶縁部材25のフランジ部27に当接されている。
以下、蓄電モジュール10の作用を説明する。
二次電池11の電極端子12,13をバスバー37に、かしめ部30によって接合する場合は、極柱部36の先端部36aを塑性変形させることによって先端部36aがバスバー37の表面に食い込む。これにより、電極端子12,13の表面やバスバー37の表面を覆っていた酸化被膜が破られる。また、極柱部36の先端部36aを塑性変形させた場合には、極柱部36が膨出してバスバー37の挿通孔37aの内周にも食い込むことにより、電極端子12,13の表面やバスバー37の表面を覆っていた酸化被膜が破られる。酸化被膜が破られることにより、電極端子12,13やバスバー15の新生面同士が接触する。
また、絶縁部材25に当接させた状態で電極端子12,13とバスバー37を接合することにより、絶縁部材25はバスバー37と蓋17に挟まれた状態となる。このため、絶縁部材25は、バスバー37と蓋17との間で狭圧される。
したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(3),(5)と同様の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(8)簡単な構成で電極端子12,13をケース14に固定することができる。つまり、第1,第2の実施形態におけるナット29,31を用いずに電極端子12,13を固定できる。
(9)また、バスバー37によって絶縁部材25をケースとの間で狭圧し、絶縁部材25に経時的な変形が生じたとしても絶縁性を確保できる。
(第4の実施形態)
以下、蓄電モジュールを具体化した第4の実施形態を図5(a),(b)にしたがって説明する。
図5(a)に示すように、電極端子12は円柱状の極柱部40を備え、極柱部40の外周の一部にはねじ部41を有する。また、極柱部40は、極柱部40の先端から軸方向に延びる筒部42を有する。また、バスバー43は、電極端子12の極柱部40を嵌挿可能な内径の挿通孔43aを有する。
図5(b)に示すように、この実施形態において電極端子12とバスバー43は、当接部としてのかしめ部44と溶接部45によって接合されている。かしめ部44は、バスバー15の挿通孔15aに極柱部40を挿通させた状態で筒部42に工具を圧入し、極柱部40の外周が挿通孔43aに当接するまで筒部42を拡径させるように塑性変形させている。そして、溶接部45は、前述のように極柱部40の外周を挿通孔43aに当接させた状態で、電極端子12の外周とバスバー43の挿通孔15aの内周を溶接することによって構成される。バスバー43が接合された状態では、バスバー43と蓋17の外面17aとの間にナット29が位置し、バスバー43はナット29に当接した状態で接合されている。
以下、蓄電モジュール10の作用を説明する。
二次電池11の電極端子12,13をバスバー43に、かしめ部44と溶接部45によって接合する場合は、電極端子12,13の表面やバスバー43の表面を覆っていた酸化被膜が破られる。酸化被膜が破られることにより、電極端子12,13やバスバー43の新生面同士が接触する。
また、ナット29とバスバー43を当接させた状態で電極端子12,13とバスバー43を接合することにより、ナット29はバスバー43と蓋17に挟まれた状態となる。このため、ナット29は、バスバー43と蓋17との間で狭圧される。
したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1),(4),(5)と同様の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(10)かしめ部44と溶接部45によって電極端子12,13とバスバー43を接合することで、導電性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 絶縁部材25やシール部材28の形状を変更しても良い。例えば、円環状でも良いし、円環以外の環状でも良い。また、シール部材28は、環状のガスケットでも良い。
○ 実施形態の電極端子12,13とバスバー15,33,37の接合構造は、正極端子と負極端子の両端子に適用しても良いし、何れか一方の端子に適用しても良い。
○ 電極組立体18は、シート状の電極を積層した構造に限らず、帯状の正極電極と負極電極との間に帯状のセパレータを介在させて、これらを捲回軸周りに渦捲き状に捲回して構成された捲回型としてもよい。
○ ケース14の形状は、円柱状や、楕円柱状でも良い。
○ 電極端子12,13は、ケース本体16を構成する側壁から、当該側壁に設けた挿通孔を通じて外部に露出されても良い。
○ 蓄電モジュール10は、単一の二次電池11によって構成しても良い。
○ 二次電池11は、リチウムイオン二次電池に限らず、他の二次電池であっても良い。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであれば良い。また、蓄電装置としてキャパシタでも良い。
○ 実施形態の蓄電モジュール10は、車両電源装置として自動車に搭載しても良いし、産業用車両に搭載しても良い。また、定置用の蓄電モジュールに適用しても良い。
○ 第1,第2の実施形態において極柱部20に螺合するナット29,31は、単数でも、複数でも良い。
○ 第1,第2の実施形態においてナット29,31とバスバー15,33の間に隙間をあけても良い。この場合、絶縁部材25は、ナット29,31の締結により、蓋17とナット29,31との間で挟圧される。
○ 第1,第3の実施形態において、電極端子12,13とバスバー15,37はかしめ接合に加えて、溶接接合しても良い。
○ 第2の実施形態のバスバー33とナット31を一体的に成形した部材をバスバーとしても良い。つまり、バスバーにナットとしての機能を持たせ、そのバスバーを電極端子12,13に締結しても良い。この場合、バスバーは、絶縁部材25に当接された状態で電極端子12,13がかしめられることによって接合される。また、この場合において電極端子12,13とバスバーは、かしめ接合に加えて、溶接接合しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を追記する。
(イ)ケースと、ケース内に収容された電極組立体と、ケースの挿通孔を通ってケースの外部に露出されるとともに電極組立体に電気的に接続された電極端子と、を有する蓄電装置において、電極端子を塑性変形によって当接させた当接部を有し、当接部によって電極端子とバスバーとが接合されている蓄電装置。
10…蓄電モジュール、11…二次電池、12,13…電極端子、14…ケース、15,33,37,43…バスバー、15a,33a,37a,43a…挿通孔、18…電極組立体、17…蓋、17a…外面、17c…挿通孔、25…絶縁部材、27…フランジ部、30,34,44…かしめ部、35,45…溶接部。

Claims (4)

  1. ケースと、前記ケース内に収容された電極組立体と、前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部に露出されるとともに前記電極組立体に電気的に接続された電極端子と、を有する蓄電装置を備え、前記蓄電装置の電極端子をバスバーで電気的に接続してなる蓄電モジュールにおいて、
    前記電極端子を塑性変形によって当接させた当接部を有し、
    記電極端子は、前記ケースの内部に位置する基部と、前記基部に立設されその一部が前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部へ露出される極柱部とを有し、
    前記極柱部は、その外周にナットが螺合されるねじ部を有し、
    前記当接部によって前記電極端子と前記ナットとが接合されており、
    前記ナットは、前記電極端子の先端側に螺合される小径部と、前記小径部よりも前記電極端子の基端側に螺合され前記小径部に段差面を介して連設される大径部とを有し、
    前記バスバーは、前記ナットの前記小径部を嵌挿可能な内径の挿通孔を有し、
    前記バスバーは、当該バスバーの前記挿通孔に前記ナットの前記小径部が挿通され、かつ前記ナットの前記段差面に当接された状態で前記ナットと溶接により接合されていることを特徴とする蓄電モジュール。
  2. ケースと、前記ケース内に収容された電極組立体と、前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部に露出されるとともに前記電極組立体に電気的に接続された電極端子と、を有する蓄電装置を備え、前記蓄電装置の電極端子をバスバーで電気的に接続してなる蓄電モジュールにおいて、
    前記電極端子を塑性変形によって当接させた当接部を有し、
    前記当接部によって前記電極端子と前記バスバーとが接合されており、
    前記電極端子は、前記ケースの内部に位置する基部と、前記基部に立設されその一部が前記ケースの挿通孔を通って前記ケースの外部へ露出される極柱部とを有し、
    前記極柱部は、前記基部側に位置し前記ケースの挿通孔に嵌挿される大径部と、前記大径部に段差面を介して連設される小径部とを有し、
    前記バスバーは、前記極柱部の前記小径部を嵌挿可能な内径の挿通孔を有し、
    前記バスバーは、当該バスバーの前記挿通孔に前記極柱部の小径部が挿通され、かつ前記極柱部の前記段差面に当接された状態で前記電極端子と接合されており、
    前記ケースの挿通孔の内周と前記極柱部の前記大径部との間には、円環状の筒状部と、前記筒状部の軸方向一端から径方向外方へ延設されたフランジ部とを有する絶縁部材が介装されており、
    前記バスバーは、当該バスバーの前記挿通孔に前記極柱部の小径部が挿通され、かつ前記極柱部の前記段差面及び前記絶縁部材の前記フランジ部に当接された状態で前記電極端子と接合されていることを特徴とする蓄電モジュール。
  3. 前記電極端子と前記バスバーを接合する溶接部をさらに有する請求項に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記電極端子の前記基部の面上に前記極柱部を囲むシール部材を設け、
    前記シール部材は、前記ケースの内部において前記ケースの内面と前記基部の面との間に位置している請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の蓄電モジュール。
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