JP6140113B2 - パーキングブレーキレバー装置 - Google Patents

パーキングブレーキレバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6140113B2
JP6140113B2 JP2014151871A JP2014151871A JP6140113B2 JP 6140113 B2 JP6140113 B2 JP 6140113B2 JP 2014151871 A JP2014151871 A JP 2014151871A JP 2014151871 A JP2014151871 A JP 2014151871A JP 6140113 B2 JP6140113 B2 JP 6140113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking brake
release
release rod
lever
brake lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014151871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016028923A (ja
Inventor
浩三 龍瀧
浩三 龍瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Iron Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Iron Works Co Ltd filed Critical Toyoda Iron Works Co Ltd
Priority to JP2014151871A priority Critical patent/JP6140113B2/ja
Priority to PCT/JP2015/058429 priority patent/WO2016013253A1/ja
Publication of JP2016028923A publication Critical patent/JP2016028923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6140113B2 publication Critical patent/JP6140113B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/02Brake-action initiating means for personal initiation
    • B60T7/08Brake-action initiating means for personal initiation hand actuated
    • B60T7/10Disposition of hand control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、車両に配設されたパーキングブレーキの作動・解除を行う為のパーキングブレーキレバー装置に関する。
従来、パーキングブレーキレバー装置は、レバー本体の先端部分に形成された操作部を把持し、当該レバー本体を所定角度回動させることによって、車両のパーキングブレーキが作動又は解除されるように構成されている。そして、このようなパーキングブレーキレバー装置におけるレバー本体内部には、レリーズロッドが、スライド移動可能に配設されており、当該レリーズロッドがスライド移動することによって、所定方向に対するレバー本体の回動が可能な状態となるように構成されている。
そして、レリーズロッドの先端部分には、レリーズノブが取り付けられており、当該レリーズノブをレバー本体の先端部に対して押込み操作することによって、レリーズロッドをスライド移動させている。この為、レリーズノブは、レリーズロッドの押込み操作等によって、相対的な位置関係がずれることがないように、レリーズロッドの先端に対して安定して取り付ける必要がある。
このようなレリーズロッドとレリーズノブの取り付けに関する発明として、例えば、特許文献1記載の発明が知られている。特許文献1においては、レリーズノブの内部に対してレリーズロッドの先端を捩じ込むことによって取り付ける構成(特許文献1の図4参照)や、レリーズロッドの周面全周にわたって形成された溝部に対して、レリーズノブの爪部材を嵌合させることによって取り付ける構成(特許文献1の図1参照)が開示されている。
特開平08−053052号公報
近年、パーキングブレーキレバー装置においては、レリーズノブに対して意匠が施される場合があり、例えば、特許文献1のように所定方向に傾斜した端面を有するレリーズノブや、端面に模様が付されたレリーズノブが想定される。このような意匠が施されたレリーズノブは、レバー本体の先端部において、既定されている向きや姿勢(即ち、取付状態)に従って取り付けられることによって、パーキングブレーキレバー装置全体の意匠としての美観を高めている。換言すると、レバー本体の先端部に対して、レリーズノブが所定の取付状態とは異なる態様で取り付けられた場合、パーキングブレーキレバー装置全体としての美観を損ねてしまう。
特許文献1の図4のような、レリーズノブの内部に対してレリーズロッドの先端を捩じ込むことによって取り付ける構成の場合、レリーズノブとレリーズロッドとの間の取付強度を所定以上とする為には、レリーズノブをレリーズロッドの先端に対して所定量捩じ込むことが必要となる。当該捩じ込み作業には、所定の取付強度で取り付ける為に、作業用の装置が用いられる為、作業時間や工数の増大を招いてしまう。又、この構成において、レリーズノブの取付強度を優先して捩じ込んだ場合、レリーズノブに施された意匠(傾斜や模様の向き)は、所望の取付状態と異なってしまう虞がある。一方、レリーズノブの取付状態を優先して捩じ込んだ場合、レリーズロッドの先端に対して十分捩じ込むことができず、十分な取り付け強度をもって、レリーズノブを取り付けることができない虞が生じる。
又、特許文献1に示すように、レリーズロッドの周面全周に形成された溝部に対して、レリーズノブの爪部材を嵌合させることによって取り付ける構成を採用した場合について検討する。この場合においては、溝部がレリーズロッドの周面全周にわたって形成されており、当該溝部に、レリーズノブの爪部材が嵌合することによって取り付けられている。従って、この場合におけるレリーズノブは、溝部に対して爪部材が嵌合した状態を維持したまま、レリーズロッドの先端において回転自在な状態となる。つまり、この構成の場合には、レリーズノブは、レバー本体の先端部において回転してしまうため、既定された取付状態を維持することができず、パーキングブレーキレバー装置全体の美観を損ねてしまう虞がある。
本発明は、レバー本体内部にスライド移動可能に配設されたレリーズロッドと、レリーズロッドの先端部に取り付けられたレリーズノブとを有するパーキングブレーキレバー装置に関し、既定の取付状態でレリーズノブを取り付けることができ、レリーズロッドからのレリーズノブの抜け止めを実現し得るパーキングブレーキレバー装置を提供する。
本発明の一側面に係るパーキングブレーキレバー装置は、一端側に略円筒形状を為す操作部を有すると共に、他端側に位置する回動軸を中心として回動可能に配設されており、所定の作動方向へ回動させることでパーキングブレーキを作動させるレバー本体と、前記レバー本体における操作部の外周部に対して配設され、当該レバー本体の回動操作に際して把持されるグリップ部材と、前記作動方向とは逆向きの解除方向への前記レバー本体の回動を規制し、パーキングブレーキの作動状態を維持する作動状態維持機構と、前記レバー本体の内部において、前記操作部に沿ってスライド移動可能に配設され、前記作動状態維持機構によるパーキングブレーキの作動状態の維持を解除する為のレリーズロッドと、前記レリーズロッドの一端部に配設され、前記操作部に対する押込操作に用いられるレリーズノブと、を有するパーキングブレーキレバー装置であって、前記レリーズノブは、当該レリーズノブの一部が略円筒形状の前記操作部の内部に位置するように配設されると共に、前記操作部の端面における取付状態が既定されており、前記レリーズロッドのスライド移動方向に対して交差すると共に、当該レリーズノブの取付状態に基づいて既定された第1方向へ窪んだ取付穴を有し、前記レリーズロッドは、当該レリーズロッドの一端部において、前記第1方向に向かって突出形成され、前記レバー本体の内部において前記レリーズノブの取付穴に対して嵌合する取付突部と、前記レバー本体に対して、前記レリーズロッドの前記取付突部が前記第1方向とは逆向きの第2方向へ移動することを規制する移動規制部と、を有することを特徴とする。
そして、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキレバー装置は、請求項1記載のパーキングブレーキレバー装置であって、前記レバー本体は、前記操作部の一部を構成する半円筒形状の半円筒部を有し、前記レリーズロッドのスライド移動方向、及び、前記レバー本体の回動方向の何れに対しても直交する前記第1方向側における当該レバー本体を構成する第1半割体と、前記半円筒部を有し、当該レバー本体における前記第2方向側を構成する第2半割体を、相互に接合して構成されており、前記取付穴は、前記第1方向へ窪んで形成され、前記取付突部は、当該レリーズロッドの一端部において、前記第1方向に向かって突出形成され、前記移動規制部は、前記第2方向に向かって突出形成されていることを特徴とする。
又、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキレバー装置は、請求項1又は請求項2記載のパーキングブレーキレバー装置であって、前記レリーズロッドは、金属材に対してプレス加工を施すことによって、前記取付突部及び前記移動規制部を有する棒状に形成されていることを特徴とする。
そして、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキレバー装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパーキングブレーキレバー装置であって、前記移動規制部は、前記レリーズロッドにおいて前記第2方向へ突出形成された接触面を有しており、当該接触面が前記レバー本体の内壁面に対して接触することによって、前記レリーズロッドの前記第2方向への移動を規制していることを特徴とする。
当該パーキングブレーキレバー装置は、レバー本体と、作動状態維持機構と、レリーズロッドと、レリーズノブと、を有しており、前記レバー本体を所定の作動方向へ回動操作することによって、パーキングブレーキを作動させるように構成されている。そして、当該パーキングブレーキレバー装置において、作動状態維持機構は、レバー本体の回動に伴いパーキングブレーキが作動した場合に、解除方向への前記レバー本体の回動を規制することでパーキングブレーキの作動状態を維持し、レリーズノブを介して、レリーズロッドをレバー本体内部でスライド移動させることによって、パーキングブレーキの作動状態の維持を解除するように構成されている。
ここで、レリーズノブは、操作部の端面における取付状態が既定されており、第1方向へ窪んだ取付穴を有している。レリーズロッドの一端部には、取付突部が第1方向に向かって突出形成されている。取付穴及び取付突部は、第1方向に沿って形成されており、当該第1方向は、前記レリーズロッドのスライド移動方向に対して交差すると共に、当該レリーズノブの取付状態に基づいて既定されている。従って、当該パーキングブレーキレバー装置によれば、レリーズノブの取付穴に対して、レリーズロッドの取付突部を嵌合させることによって、既定の取付状態でレリーズノブを操作部の端面に取り付けることができる。更に、当該第1方向は、前記レリーズロッドのスライド移動方向に対して交差する方向である為、レリーズロッドのスライド移動に伴って、レリーズノブの取付穴からのレリーズロッドの取付突部が抜け出すことを抑制することができる。そして、レリーズロッドは、移動規制部を有することによって、取付突部がレバー本体に対して第2方向に移動することが規制されている為、レバー本体内での移動によって、レリーズノブの取付穴からレリーズロッドの取付突部が抜け出すことを抑制することができる。
当該パーキングブレーキレバー装置において、レバー本体は、第1半割体と、第2半割体を、相互に接合して構成されており、レリーズノブの取付穴は、前記第1方向へ窪んで形成されている。そして、レリーズロッドにおいて、取付突部は、第1方向に向かって突出形成されており、移動規制部は、前記第2方向に向かって突出形成されている。このように構成することにより、当該パーキングブレーキレバー装置によれば、第1半割体、第2半割体、レリーズノブ、レリーズロッド、作動状態維持機構等の構成部材を、順次、一方向へ積層していくことで、レバー本体の内部に各構成部材を所定位置に配置するように組み立てることができる。例えば、第2半割体、レリーズロッド、レリーズノブ、作動状態維持機構、第1半割体の順に、所定の方向へ積層する作業を行うことで、レバー本体の組み立てを行うことができる。この場合、作業者は、所定方向への積層作業という単純な作業を繰り返すことで、レバー本体の組み立てを行うことができるので、レバー本体の組み立てに関する作業効率を向上させることができ、もって、パーキングブレーキレバー装置の製造効率を高めることができる。
当該パーキングブレーキレバー装置において、レリーズロッドは、金属材に対してプレス加工を施すことによって、前記取付突部及び前記移動規制部を有する棒状に形成されている。当該パーキングブレーキレバー装置によれば、金属材に対してプレス加工を施すという簡単な加工工程によって、既定の取付状態でレリーズノブの取付を行うことができ、レリーズノブの抜け止めも可能なレリーズロッドを製造し得る。
当該パーキングブレーキレバー装置において、レリーズロッドの移動規制部は、第2方向へ突出形成された接触面を有しており、当該接触面が前記レバー本体の内壁面に対して接触することによって、前記レリーズロッドの前記第2方向への移動を規制している。即ち、当該パーキングブレーキレバー装置によれば、レバー本体内壁面と接触面との物理的な接触を利用している為、レリーズロットの取付突部の第2方向への移動を確実に規制することができ、レリーズノブの取付穴からの確実な抜け止めを実現し得る。又、当該パーキングブレーキレバー装置によれば、レバー本体の内壁面と接触面とが常時接触している為、車両の振動に伴うビビリ音等の発生を抑制することもできる。
本実施形態に係るパーキングブレーキレバー装置の概略構成を示す側断面図である。 本実施形態に係るパーキングブレーキレバーの側面図である。 本実施形態に係るレバー本体の分解斜視図である。 本実施形態に係るレリーズロッド及びレリーズノブの側面図である。 本実施形態に係るレリーズロッド及びレリーズノブの取付態様を示す説明図である。 本実施形態に係るレリーズロッドの側面図である。 本実施形態に係るレリーズロッドの上面図である。 図1におけるI−I断面の構成を示す断面図である。 本発明における移動規制部の変形例(1)を示す断面図である。 本発明における移動規制部の変形例(2)を示す断面図である。
以下、本発明に係るパーキングブレーキレバー装置を、パーキングブレーキレバー装置1に適用した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(パーキングブレーキレバー装置1の概略構成)
図1に示すように、本実施形態に係るパーキングブレーキレバー装置1は、パーキングブレーキレバー10と、セクタ80とを有しており、車両に固設されたセクタ80に回動可能に配設されたパーキングブレーキレバー10を、運転者によって回動操作させることにより、ブレーキケーブル(図示せず)を介して、パーキングブレーキの作動及び解除可能に構成されている。
セクタ80は、車両のフロア(図示せず)に略垂直に固定された略平板形状の部材であり、支持ピン85を介して、パーキングブレーキレバー10を、セクタ80に対して回動可能に支持している。即ち、セクタ80は、本実施形態に係るパーキングブレーキレバー装置1における基礎的構成として機能し、支持ピン85は、パーキングブレーキレバー10の回動に関する回動中心として機能する。
尚、以下の説明においては、車両に配設された状態のパーキングブレーキレバー装置1を基準として、各方向を定義する。即ち、セクタ80が固設された車両のフロア側を、下方向とし、その逆側を上方向とする。又、各図に示すように、当該パーキングブレーキレバー装置1が配設された車両の前後方向及び左右方向をもって、前後方向及び左右方向として定義して説明する。
(パーキングブレーキレバー10の構成)
上述したように、パーキングブレーキレバー10は、パーキングブレーキレバー装置1において、運転者によって回動操作がなされる主要な構成部材であり、操作部11と、基端部12を有している。操作部11は、パーキングブレーキレバー10の一端側(前方端部側)において、略円筒形状に形成されており、当該パーキングブレーキレバー10を回動操作する際に運転者によって把持される。
当該操作部11には、硬質合成樹脂によって成形されたグリップ部材40が嵌着されており、当該グリップ部材40の前方側端面から、作動状態維持機構50を構成するレリーズノブ60が突出して配置されている。図1に示すように、操作部11の前方端面において、レリーズノブ60は、傾斜端面61が下方ほど前方に位置するように傾斜した状態で取り付けられる。本実施形態においては、図1に示す取付状態がレリーズノブ60に規定された正規の取付状態である。
そして、基端部12は、パーキングブレーキレバー10における他端側(後方側の端部)を構成しており、車両のフロアに立設されたセクタ80に対して、支持ピン85を軸として回動可能に支持されている。そして、当該基端部12には、ブレーキケーブル(図示せず)の一端が、連結ピンを介して連結されており、当該ブレーキテーブルの他端側は、パーキングブレーキに対して接続されている。
運転者の操作によって、パーキングブレーキレバー10を上方へ引き起こす方向(以下、作動方向)へ回動した場合、パーキングブレーキレバー10は、当該作動方向への回動に伴って、基端部12に連結されているブレーキケーブルを引っ張り、車両のパーキングブレーキを作動させる。一方、運転者の操作によって、車両のフロアに近づけるように、パーキングブレーキレバー10を下方向(以下、解除方向)への回動した場合、パーキングブレーキレバー10は、当該解除方向への回動に伴って、基端部12に連結されているブレーキケーブルの張力を緩め、車両のパーキングブレーキを解除させる。このように、本実施形態に係るパーキングブレーキレバー装置1は、パーキングブレーキレバー10の回動操作に応じて、車両のパーキングブレーキによる制動力を付与又は解除し得る。
図1、図2に示すように、パーキングブレーキレバー10は、金属板材製のレバー本体15を主体として構成されており、硬質合成樹脂製のグリップ部材40と、所定の条件の下で、パーキングブレーキが作動し、車両に対して制動力を付与した状態を維持する為の作動状態維持機構50を有している。
(レバー本体15の構成)
先ず、パーキングブレーキレバー10を構成するレバー本体15について、図面を参照しつつ説明する。上述したように、レバー本体15は、パーキングブレーキレバー10の主要部分であり、第1半割体20と、第2半割体30とによって構成されている。図3に示すように、第1半割体20は、レバー本体15の左右方向中央部分において、当該レバー本体15を左右方向に分割したものの内、右側部分を構成する。一方、第2半割体30は、レバー本体15を左右方向に分割したものの内、左側部分を構成する。
当該レバー本体15は、第1半割体20及び第2半割体30を左右方向に重ね合わせた状態で、支持ピン85やピン57及びピン66に対してかしめ加工を施すことによって、第1半割体20及び第2半割体30を一体化して構成されており、第1半割体20及び第2半割体30の間に、作動状態維持機構50の構成部材やセクタ80を介在させている。
図3に示すように、第1半割体20は、レバー本体15の右側部分を構成する部材であり、金属製の板材をプレス加工することによって形成され、半円筒部21と、基端構成部25を有している。半円筒部21は、上記プレス加工により、第1半割体20の前方側部分を、略半円筒形状にすることによって形成されており、当該レバー本体15の操作部11における右側部分を構成する。そして、基端構成部25は、第1半割体20の後方側部分に形成されており、当該レバー本体15の基端部12における右側部分を構成する。
半円筒部21の上下方向両側部分には、フランジ22が、半円筒部21の長手方向に沿い、且つ、半円筒部21の外側方向へ突出するように夫々形成されている。当該フランジ22は、複数の切欠部22Aによって、半円筒部21の長手方向において複数に分割されており、グリップ部材40の係合溝43と協働することで、グリップ部材40の回転止めとして機能する。
図1、図3に示すように、半円筒部21の内側面には、係止爪23が切り起こされている。係止爪23は、半円筒部21の内側方向へ突出しており、作動状態維持機構50を構成するリターンスプリング75の端部を係止することで、円筒形状の操作部11内部における所定位置に保持する機能を果たす。
そして、第1半割体20には、係止突起24が形成されている。図3に示すように、当該係止突起24は、第1半割体20の下側端縁において、半円筒部21の根元部分(半円筒部21と基端構成部25との間)に形成されており、下方(即ち、解除方向側)に向かって突出している。そして、図1、図2に示すように、係止突起24は、後述するグリップ部材40の係止穴46と協働することによって、グリップ部材40の抜け止め及び回転止めとして機能する。
続いて、レバー本体15を構成する第2半割体30について、図面を参照しつつ説明する。第2半割体30は、レバー本体15の左側部分を構成する部材であり、金属製の板材をプレス加工することによって形成され、半円筒部31と、基端構成部35を有している(図3参照)。
半円筒部31は、上記プレス加工により、第2半割体30の前方側部分を、略半円筒形状にすることによって形成されており、当該レバー本体15の操作部11における左側部分を構成する。図2、図3に示すように、第1半割体20の半円筒部21に対して、第2半割体30の半円筒部31を重ね合わせることによって、略円筒形状を為すレバー本体15の操作部11が構成される。
そして、基端構成部35は、第2半割体30の後方側部分に形成されており、当該レバー本体15の基端部12における左側部分を構成する。第1半割体20と第2半割体30を接合した場合に、基端構成部25と基端構成部35は、一定の間隔を隔てた状態で対向し、図1に示すように、作動状態維持機構50の構成部材やセクタ80を配置可能な空間を形成する。
第2半割体30における半円筒部31の上下方向両側部分には、フランジ32が、半円筒部31の長手方向に沿い、且つ、半円筒部31の外側方向へ突出するように夫々形成されている。当該フランジ32は、複数の切欠部32Aによって、半円筒部31の長手方向において複数に分割されており、後述するグリップ部材40の係合溝43と協働することで、グリップ部材40の回転止めとして機能する。
第1半割体20と第2半割体30を重ね合わせた場合、第2半割体30のフランジ32は、第1半割体20のフランジ22に対して密着して重ね合わせられる。即ち、図1に示すように、フランジ22及びフランジ32は、何れも、円筒形状の操作部11の上下に所定寸法だけ突出する。
第2半割体30には、第1半割体20と同様に、係止突起34が形成されている。当該係止突起34は、第2半割体30の下側端縁において、半円筒部31の根元部分(半円筒部31と基端構成部35との間)に形成されており、下方(即ち、解除方向側)に向かって突出している(図1〜図3参照)。
第1半割体20と第2半割体30を重ね合わせた場合、第2半割体30の係止突起34は、第1半割体20の係止突起24に対して密着して重ね合わせられる。即ち、図1、図2に示すように、係止突起34は、第1半割体20の係止突起24と一体化して、後述するグリップ部材40の係止穴46と協働することによって、グリップ部材40の抜け止め及び回転止めとして機能する。
(グリップ部材40の構成)
続いて、パーキングブレーキレバー10を構成するグリップ部材40について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1、図2に示すように、グリップ部材40は、硬質合成樹脂により円筒形状に形成されており、レバー本体15の前方側端部に形成された操作部11の外周部分に配設される。
当該グリップ部材40は、パーキングブレーキレバー10の回動操作を行う際に、運転者によって把持される部材であり、硬質合成樹脂(例えば、ポリプロピレン等)によって形成されている。当該グリップ部材40は、略円筒形状に形成されており、半円筒部21と半円筒部31によって構成される略円筒形状の操作部11の外周部に対して取り付けられる。
尚、本実施形態において、グリップ部材40は、硬質合成樹脂によって形成されているが、合成樹脂によって形成されていればよい。即ち、グリップ部材40は、軟質合成樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル等)によって形成することも可能である。
グリップ部材40は、当該グリップ部材40の主要部を構成する把持部41と、当該把持部41の端部に形成された延出部45を有している。把持部41は、レバー本体15の操作部11に対して、グリップ部材40を取り付けた場合に、操作部11の外周部に配置され、パーキングブレーキレバー10の回動操作が行われる際に、運転者の手によって把持される。
そして、延出部45は、把持部41の後端側端縁の全周から後方に向かって延出形成されており、後端側ほど内径が広くなるように形成された略円錐形状を為している。当該延出部45は、操作部11に対してグリップ部材40を取り付けた場合に、操作部11の根元部分(即ち、操作部11と基端部12の間)を覆うように配設され、レバー本体15における操作部11の根元部分を覆うことにより、パーキングブレーキレバー装置1の美観を高めている。
円筒形状に形成されたグリップ部材40の内部には、挿入孔42が形成されている(図1参照)。当該挿入孔42は、グリップ部材40の軸方向に沿って、前後方向に貫通するように形成されており、レバー本体15の操作部11を挿入可能に構成されている。尚、挿入孔42は、グリップ部材40を軸方向に貫通しているので、作動状態維持機構50を構成するレリーズノブ60が、グリップ部材40の前方側端部から突出するように配置される(図1参照)。
そして、挿入孔42の内面には、係合溝43が、第1半割体20におけるフランジ22及び第2半割体30におけるフランジ32に対応して、グリップ部材40の上方及び下方において、前後方向(即ち、操作部11の挿入口方向)に延びる溝状に形成されている。グリップ部材40の挿入孔42に対して、レバー本体15の操作部11を挿入する際に、当該係合溝43には、操作部11の上下に位置するフランジ22及びフランジ32がそれぞれ嵌め入れられる。当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、グリップ部材40の挿入孔42に対して、操作部11におけるフランジ22、フランジ32が係合する為、レバー本体15に対するグリップ部材40の回転止めを防止することができる。
尚、当該グリップ部材40においては、挿入孔42の内径寸法(係合溝43部分を除く)は、円筒形状に形成された操作部11の主要部(即ち、フランジ22、フランジ32部分を除く)の外径寸法と略同様に形成されている。従って、当該グリップ部材40は、挿入孔42内壁面が操作部11表面に密着可能となり、操作部11に保持され得る。
そして、延出部45の下側部分には、係止穴46が、当該延出部45を貫通するように形成されている(図1、図2参照)。当該係止穴46は、前記操作部11に対して前記グリップ部材40を取り付けた場合に、操作部11の根元部分の下側に位置し、レバー本体15に形成された係止突起24及び係止突起34によって挿通される。従って、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、グリップ部材40の係止穴46がレバー本体15の係止突起24及び係止突起34によって係止され、操作部11に対するグリップ部材40の抜け止め及び回転止めとして機能する。
(作動状態維持機構50の構成)
次に、パーキングブレーキレバー10を構成する作動状態維持機構50について、図面を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、作動状態維持機構50は、パーキングブレーキレバー10の回動に伴って、パーキングブレーキが作動した状態を維持する際、又は、当該パーキングブレーキの作動状態を解除する為の機構であり、レリーズロッド51と、レリーズノブ60と、ポール65と、ラチェット70と、リターンスプリング75を有している。
レリーズロッド51は、金属板材にプレス加工を施すことによって形成された棒状部材であり、円筒形状に形成された操作部11の内側において、操作部11の軸方向に沿ってスライド移動可能に配設されている。当該レリーズロッド51の構成については、後に詳細に説明する。
そして、レリーズノブ60は、レリーズロッド51の前端部に取り付けられており、パーキングブレーキレバー10の前側端面から突出するように配設される。当該パーキングブレーキレバー装置1においては、レリーズノブ60の押込み操作を行うことによって、レリーズロッド51をスライド移動させている。レリーズノブ60の構成については、後に詳細に説明する。
ポール65は、レバー本体15における基端部12内部に配設されており、ピン66を軸として揺動可能に配設されている。ピン66は、ポール65を揺動可能に軸支すると共に、第1半割体20の基端構成部25と第2半割体30の基端構成部35をかしめ接合している。図1に示すように、当該ポール65は、レリーズロッド51の後端部に形成されたポール連結部56と連結されている為、レリーズロッド51のスライド移動に伴って、ピン66を軸に揺動し、ラチェット70の歯部71に対して当接・離間する。
ラチェット70は、セクタ80に対して固設されており、支持ピン85を中心とする円弧形状に列設された複数の歯部71を有している。ラチェット70の歯部71は、ポール65の一端部に形成された爪がポール65の揺動に伴って噛み合うように形成されている。当該パーキングブレーキレバー装置1においては、ポール65の爪がラチェット70の歯部71に対して噛み合うことで、支持ピン85を中心としたパーキングブレーキレバー10の回動が制限される。そして、ラチェット70の歯部71に対する噛み合いは、レリーズノブ60の押込み操作によって、レリーズロッド51が後方にスライド移動した場合に、ポール65がポール連結部56の移動に伴って揺動し解除される。従って、この場合においては、パーキングブレーキレバー10の解除方向への回動が許容されることになり、ブレーキケーブルを介して、パーキングブレーキを解除することができる。
そして、リターンスプリング75は、圧縮コイルスプリングにより構成されており、レバー本体15の係止爪23とレリーズノブ60との間に配置されている。当該リターンスプリング75は、パーキングブレーキレバー10の前方端部からレリーズノブ60が突出するように、レリーズロッド51及びレリーズノブ60を、パーキングブレーキレバー10の前方側に向かって付勢している。従って、リターンスプリング75の付勢力は、レリーズロッド51及びレリーズノブ60をパーキングブレーキレバー10の前方側へ付勢すると共に、ポール65の爪がラチェット70の歯部71に噛み合うように付勢している。
(パーキングブレーキの作動及び解除)
以上のように構成されたパーキングブレーキレバー装置1を用いて、パーキングブレーキを作動させる際又はパーキングブレーキの作動を解除する際の各部の動作について説明する。
先ず、パーキングブレーキを作動させ、車両に制動力を作用させる場合について説明する。この場合、運転者は、パーキングブレーキレバー装置1において、パーキングブレーキレバー10を作動方向に回動操作する。具体的には、運転者は、パーキングブレーキレバー10のグリップ部材40を把持し、上方に引き上げる。これにより、パーキングブレーキレバー10は、支持ピン85を中心として、上方(即ち、図1中、反時計回り)に向かって回動する。
パーキングブレーキレバー10の作動方向への回動に伴って、パーキングブレーキレバー10の基端部12に連結されたブレーキケーブルが引っ張られる為、ブレーキケーブルの他端側に連結されたパーキングブレーキが作動し、車両に対して制動力が付与される。
そして、パーキングブレーキレバー10の作動方向の回動に伴って、ポール65は、リターンスプリング75の付勢力に抗して、ピン66を中心として揺動し、ラチェット70の歯部71を順次乗り越える。その後、ポール65は、パーキングブレーキレバー10の作動方向への回動が停止された時点で、ラチェット70の歯部71と噛み合いを維持し、パーキングブレーキレバー10の解除方向への回動を規制する。パーキングブレーキレバー10の回動が規制されることにより、ブレーキケーブルの状態も維持され、パーキングブレーキの作動状態が維持される。
続いて、作動しているパーキングブレーキを解除し、車両に作用している制動力を除去する場合について説明する。この場合、運転者は、パーキングブレーキレバー10を一度作動方向に回動操作しつつ、レリーズノブ60の押込み操作を行い、レリーズノブ60をパーキングブレーキレバー10に押し込んだ状態で解除方向に回動操作する。
パーキングブレーキレバー10を作動方向に回動操作しつつ、レリーズノブ60の押込み操作を行った場合、レリーズロッド51は、リターンスプリング75の付勢力に抗して、パーキングブレーキレバー10の後方側にスライド移動する。これにより、ポール65は、ピン66を中心として揺動し、ポール65の爪とラチェット70の歯部71との噛み合いが解除される。この状態になることで、パーキングブレーキレバー10は、解除方向への回動操作が可能な状態となる。
パーキングブレーキレバー10の解除方向への回動に伴って、パーキングブレーキレバー10の基端部12に連結されたブレーキケーブルが緩められる為、ブレーキケーブルの他端側に連結されたパーキングブレーキの作動が解除され、車両に対する制動力が除去される。
(レリーズロッドの構成)
続いて、本実施形態に係るレリーズロッド51の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4〜図7に示すように、レリーズロッド51は、金属板材をプレス加工することによって形成されており、取付突部52と、スプリング保持部53と、長穴54と、移動規制部55と、ポール連結部56を有している。
取付突部52は、金属板材に対してプレス加工を施し、レリーズロッド51の前方側端部を折曲することによって、レリーズロッド51の右方向に突出するように形成される。即ち、取付突部52は、パーキングブレーキレバー10の回動方向(上下方向)及びレリーズロッド51のスライド方向(前後方向)と直交する右方向へ突出している。図4、図5に示すように、取付突部52は、レリーズノブ60の取付穴63に対して嵌合することで、当該レリーズノブ60をレリーズロッド51の前端部に保持している。
スプリング保持部53は、取付突部52の後方側において、レリーズロッド51上縁から上方に突出するように形成されており、図1に示すように、リターンスプリング75の後端部に当接することによって、当該リターンスプリング75をレリーズノブ60の後部に保持している。当該スプリング保持部53によって、リターンスプリング75をレリーズロッド51の所定位置に保持しておくことにより、パーキングブレーキレバー10の組立作業に際し、第1半割体20の係止爪23に対して、リターンスプリング75を精度よく係止させることができ、もって、パーキングブレーキレバー10の組立作業の作業効率を高めることができる。
そして、レリーズロッド51のスプリング保持部53よりも後方部分には、長穴54が形成されている。当該長穴54は、その長径がレリーズロッド51の前後方向に沿うように形成されており、第1半割体20と第2半割体30をかしめ接合するピン57によって挿通されている。レリーズロッド51は、この長穴54とピン57の協働によって、操作部11の軸方向に沿って、前後方向にスライド移動し得る。
レリーズロッド51の長穴54後部には、移動規制部55が、金属板材にプレス加工を施すことによって形成されている。図4〜図7に示すように、移動規制部55は、レリーズロッド51の主要部よりも左側に向かって突出する段状に形成されており、接触面55Aを有している。当該移動規制部55は、第2半割体30の内面に対して移動規制部55の接触面55Aを接触させることによって、レバー本体15内部(即ち、第1半割体20と第2半割体30との間)において、レリーズロッド51全体が第2半割体30側(左側)へ移動することを規制している(図8参照)。
レリーズロッド51の後端部には、ポール連結部56が形成されており、作動状態維持機構50を構成するポール65に連結されている。これにより、パーキングブレーキレバー10の内部において、レリーズロッド51のスライド移動による変位が、ポール65に作用し、ポール65の姿勢を変化させることができる。
(レリーズノブの構成)
本実施形態に係るレリーズノブ60の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4、図5に示すように、レリーズノブ60は、レリーズロッド51の前方端部に取り付けられており、合成樹脂によって、傾斜端面61と、中空部62と、取付穴63と、を有するように形成されている。
レリーズノブ60の前側端面には、傾斜端面61が形成されており、下方側ほど、前方となるように傾斜している。当該傾斜端面61は、このように傾斜させることによって、レリーズノブ60の押込み操作に係る操作性を高めると共に、パーキングブレーキレバー装置1の美観を高めている。
本実施形態に係るレリーズノブ60においては、その前方側が略円柱状に形成されており、後方右側部分に半円柱が位置するように形成されている(図4、図5参照)。円柱状をなすレリーズノブ60の前方部分には、中空部62が形成されている。中空部62は、レリーズノブ60の前方左側において、反円柱状に形成された空隙部分であり、合成樹脂によってレリーズノブ60を成形する際のひけやボイドの発生を抑制している。
取付穴63は、レリーズノブ60の後方右側に位置する半円柱状をなす部分において、右方向に窪んで形成されており、上述したレリーズロッド51の取付突部52が嵌合される。上述したように、当該右方向は、パーキングブレーキレバー10の回動方向(上下方向)及びレリーズロッド51のスライド方向(前後方向)と直交している。従って、レリーズロッド51とレリーズノブ60のスライド移動に伴って、レリーズロッド51の取付突部52が、レリーズノブ60の取付穴63から抜け出る方向へ移動することはない。
図4、図5に示すように、レリーズノブ60の取付穴63は、右方向に窪んで形成されており、レリーズロッド51の取付突部52は、レリーズロッド51の前端部を折曲することによって、右方向に突出するように形成されている。従って、レリーズノブ60は、当該レリーズノブ60の取付穴63に対して、レリーズロッド51の取付突部52を嵌合させることによって既定の取付状態で固定される。即ち、レリーズノブ60は、傾斜端面61が下方側ほど前方となるように傾斜している状態で、レリーズロッド51に対して取り付けられる(図4参照)。
又、取付突部52及び取付穴63は、右方向に沿って嵌合している為、レリーズロッド51及びレリーズノブ60へのスライド移動(前後方向)が行われたとしても、取付突部52が取付穴63から抜け出す方向に移動することはない。従って、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、取付穴63に対して取付突部52を嵌合させることによって、レリーズロッド51に対するレリーズノブ60の抜けを防止することができる。
図6、図7に示すように、レリーズロッド51は、金属板材に対してプレス加工を施すという簡単な加工工程によって、取付突部52等の各種構成を形成することが可能である。従って、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、既定の取付状態でレリーズノブ60の取付を行うことができ、且つ、レリーズノブ60の抜け止めも可能なレリーズロッド51を、簡単な加工工程をもって製造し得る。
(パーキングブレーキレバーの組立工程)
次に、本実施形態に係るパーキングブレーキレバー10の組立工程の一例について説明する。尚、以下の説明においては、第1半割体20と、第2半割体30との間に、レリーズロッド51、レリーズノブ60等の作動状態維持機構50の構成部品を配置して組み立てるものとする。
初めに、レバー本体15の左側部分を構成する第2半割体30を、第2半割体30の内側面が上方に向くようにして、作業台上に配置する。
次に、作業台上に配置された第2半割体30の上方から、レリーズノブ60を積層するようにして所定位置に配置する。この時、移動規制部55の接触面55Aが第2半割体30の内側面に対向して接触するようにして、第2半割体30上にレリーズロッド51を配置する。従って、第2半割体30上には、レリーズロッド51が、取付突部52が上向きに突出した状態で配置されている
尚、図8等において省略しているが、取付突部52とスプリング保持部53の間には、リターンスプリング75が配置されており、レリーズロッド51は、リターンスプリング75を挿通した状態で、第2半割体30上に配置される。
続いて、取付突部52が上向きに突出した状態で、第2半割体30上に載置されているレリーズロッド51の前端部に対して、レリーズノブ60を取り付ける。取付穴63が下方に面する状態で積層するように作業することで、レリーズノブ60の取付穴63に対して、レリーズロッド51の取付突部52を嵌合させることができる。
こうして、第2半割体30上に、レリーズロッド51及びレリーズノブ60等を配置した状態で、上方から第1半割体20を積層するように配置する。この時、第1半割体20は、その内壁面が下方を向いた状態で、第2半割体30のレリーズロッド51等に対して積層される。これにより、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、第1半割体20と第2半割体30の内部に、レリーズロッド51等の構成部品を配置することができる。
尚、上述の説明では省略したが、第1半割体20を積層する前に、作動状態維持機構50を構成する他の部材(例えば、ポール65)や、ラチェット70が配設されたセクタ80等を配置する。作動状態維持機構50を構成する他の部材等の配置は、第1半割体20を積層する前であればよく、レリーズロッド51、レリーズノブ60の配置前であってもよいし、レリーズロッド51、レリーズノブ60の配置後であってもよい。
第1半割体20と第2半割体30との間に、レリーズロッド51、レリーズノブ60をはじめとする各構成部品を配置した状態で、ピン57、ピン66及び支持ピン85に対してかしめ加工を施すことによって、パーキングブレーキレバー10の組立作業を完了することができる。
このように、本実施形態に係るパーキングブレーキレバー装置1によれば、作業者は、所定方向への積層作業という単純な作業を繰り返すことで、パーキングブレーキレバー10の組み立てを行うことができるので、パーキングブレーキレバー10の組み立てに関する作業効率を向上させることができ、もって、パーキングブレーキレバー装置1の製造効率を高めることができる。
(移動規制部の作用)
続いて、本実施形態に係るレバー本体15内における移動規制部55の働きについて、図8を参照しつつ説明する。図8は、図1におけるI−I断面を示す断面図であり、レバー本体15内部におけるレリーズロッド51及びレリーズノブ60の位置関係を示している。
図1に示すように、レリーズロッド51は、長穴54とピン57との協働により、レバー本体15内部を前後方向にスライド移動可能に配設されている。当該レリーズロッド51における長穴54の後部には、移動規制部55が形成されており、レリーズロッド51の主要部よりも左側に向かって突出している。従って、第1半割体20と第2半割体30の間にレリーズロッド51を配置した場合には、移動規制部55の接触面55Aは、第2半割体30の内壁面に対して接触する(図8参照)。
これにより、第1半割体20と第2半割体30の間において、レリーズロッド51全体が第2半割体30側(即ち、レバー本体15の左側)に向かってスライド移動することはない。つまり、レリーズロッド51の取付突部52が、第1半割体20と第2半割体30の間において、第2半割体30側に移動することはない為、当該取付突部52が、操作部11の前方端部に配置されたレリーズノブ60の取付穴63から抜け出すことはない。つまり、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、第2半割体30の内壁面に移動規制部55を接触させることによって、レリーズロッド51の取付突部52に関し、レリーズノブ60の取付穴63からの確実な抜け止めを実現し得る。
ここで、レバー本体15内壁面と、レリーズロッド51の間に間隙がある場合、車両走行時の振動等によって、レリーズロッド51が振動して、レバー本体15内壁面と断続的に接触することによって、ビビリ音等の異音を発生させてしまう場合がある。
この点、本実施形態においては、レリーズロッド51の移動規制部55が、レバー本体15を構成する第2半割体30の内壁面と常時接触している為、レリーズロッド51が第2半割体30内壁面に断続的に接触することはなく、ビビリ音等の異音の発生を抑制することも可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係るパーキングブレーキレバー装置1は、パーキングブレーキレバー10と、作動状態維持機構50と、レリーズロッド51と、レリーズノブ60と、を有しており、前記パーキングブレーキレバー10を所定の作動方向へ回動操作することによって、パーキングブレーキを作動させるように構成されている。そして、当該パーキングブレーキレバー装置1において、作動状態維持機構50は、パーキングブレーキレバー10の回動に伴いパーキングブレーキが作動した場合に、解除方向へのパーキングブレーキレバー10の回動を規制することでパーキングブレーキの作動状態を維持し、レリーズノブ60を介して、レリーズロッド51をパーキングブレーキレバー10内部でスライド移動させることによって、パーキングブレーキの作動状態の維持を解除するように構成されている。
ここで、レリーズノブ60は、操作部11の前方端面における取付状態が傾斜端面61によって既定されており、右方向へ窪んだ取付穴63を有している。レリーズロッド51の前方端側には、取付突部52が右方向に向かって突出形成されている。図5等に示すように、取付突部52及び取付穴63は、前記レリーズロッド51のスライド移動方向(前後方向)に対して交差すると共に、当該レリーズノブ60の取付状態に基づく右方向に沿って形成されている。従って、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、レリーズノブ60の取付穴63に対して、レリーズロッド51の取付突部52を嵌合させることによって、既定の取付状態でレリーズノブ60を操作部11の前側端面に取り付けることができる(図1参照)。
更に、当該右方向は、前記レリーズロッドのスライド移動方向(前後方向)に対して交差する方向である為、レリーズロッド51のスライド移動に伴って、レリーズノブ60の取付穴63からのレリーズロッド51の取付突部52が抜け出すことを抑制することができる。そして、レリーズロッド51は、移動規制部55を有することによって、取付突部52がパーキングブレーキレバー10の内部において、左方向に移動することが規制されている為、パーキングブレーキレバー10内での移動によって、レリーズノブ60の取付穴63からレリーズロッド51の取付突部52が抜け出すことを抑制することができる。
又、パーキングブレーキレバー10のレバー本体15は、右側を構成する第1半割体20と左側を構成する第2半割体30とを相互に接合することによって構成されている。当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、第1半割体20、第2半割体30、レリーズロッド51、レリーズノブ60、作動状態維持機構50の構成部材を、順次、一方向へ積層していくことで、レバー本体15の内部に各構成部材を所定位置に配置するように組み立てることができる。この場合、作業者は、所定方向への積層作業という単純な作業を繰り返すことで、レバー本体の組み立てを行うことができるので、レバー本体15の組み立てに関する作業効率を向上させることができ、もって、パーキングブレーキレバー装置1の製造効率を高めることができる。
図6、図7に示すように、レリーズロッド51は、金属板材に対してプレス加工を施すことによって、前記取付突部52、前記移動規制部55等を有する棒状に形成することが可能である。従って、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、金属板材に対してプレス加工を施すという簡単な加工工程によって、既定の取付状態でレリーズノブ60の取付を行うことができ、レリーズノブ60の抜け止めも可能なレリーズロッド51を製造し得る。
そして、レリーズロッド51の移動規制部55は、左方向へ突出形成された接触面55Aを有しており、当該接触面55Aが第2半割体30の内壁面に対して接触することによって、前記レリーズロッド51の第2半割体30側(左側)への移動を規制している。即ち、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、第2半割体30の内壁面と接触面55Aとの物理的な接触を利用している為、レリーズロッド51の取付突部52の第2半割体30側への移動を確実に規制することができ、レリーズノブ60の取付穴63からの確実な抜け止めを実現し得る。又、当該パーキングブレーキレバー装置1によれば、第2半割体30の内壁面と接触面55Aとが常時接触している為、車両の振動に伴うビビリ音等の発生を抑制することもできる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、本実施形態においては、レバー本体15を、第1半割体20と第2半割体30とを接合する構成であったが、この態様に限定されるものではない。例えば、一枚の金属板材に対してプレス加工等を施すことによって、レバー本体を形成する構成であってもよい。又、レバー本体15の全体或いは一部を合成樹脂材料によって構成する等種々の態様が可能である。
又、上述した実施形態に係るレリーズロッド51の移動規制部55は、長穴54の後方において、左方向に突出形成されており、第2半割体30の内壁面に接触するように構成されていたが、この態様に限定されるものではない。レバー本体15内部におけるレリーズロッド51の移動を規制することで、レリーズノブ60の取付穴63からレリーズロッド51の取付突部52が抜け出すことを抑制することができれば、本発明は、種々の態様を採用することができる。
例えば、移動規制部55がレバー本体15の内壁面に接触している必要はなく、移動規制部55とレバー本体15内壁面との距離が、レリーズノブ60の取付穴63に対してレリーズロッド51の取付突部52が進入する深さ寸法よりも小さくなるように、移動規制部55を形成してもよい。このように形成した場合であっても、取付穴63から取付突部52が抜け出すことを抑制することができる。
又、上述した実施形態においては、レリーズロッド51の移動規制部55は、第2半割体30の内壁面にのみ接触するように構成していたが、この態様に限定されるものではない。例えば、図9に示すように、移動規制部55を、レリーズロッド51の主要部に対して左方向に対して突出した後、右方向に突出するように形成してもよい。このように移動規制部55を形成した場合、移動規制部55は、第1半割体20の内壁面と、第2半割体30の内壁面に対して接触する為、レリーズロッド51の左右方向へのスライド移動時のみならず、ピン57近傍を軸として左右方向に揺動する場合であっても、取付穴63から取付突部52が抜け出すことを抑制することができる。
更に、上述した実施形態においては、移動規制部55は、長穴54の後方において、左方向に突出形成されていたが、この位置に限定されるものではない。図10に示すように、長穴54の前方部分において、移動規制部55を左方向に突出するように形成することも可能である。この構成を採用すれば、レリーズロッド51の左右方向へのスライド移動時のみならず、ピン57近傍を軸として左右方向に揺動する場合であっても、取付穴63から取付突部52が抜け出すことを抑制することができる、
そして、上述した実施形態においては、レリーズノブ60の取付状態は、傾斜端面61の傾斜の向きを基準として定めていたが、この態様に限定されるものではない。例えば、レリーズノブ60表面に模様を付すことによって取付状態を規定してもよいし、「押」等の文字や記号を付すことで、取付状態を規定してもよい。又、傾斜端面61を有するレリーズノブ60の形状は、本発明の一例であり、パーキングブレーキレバー10の前端部におけるレリーズノブ60の向き等が定まる形状であれば、種々の態様を採用し得る。
そして、上述した実施形態においては、レバー本体15は、ピン57、ピン66及び支持ピン85をかしめることによって、第1半割体20、第2半割体30を接合して構成されていたが、この態様に限定されるものではなく、溶接や、ボルト等の連結手段により一体的に接合する構成であってもよい。
1 パーキングブレーキレバー装置
10 パーキングブレーキレバー
15 レバー本体
20 第1半割体
30 第2半割体
40 グリップ部材
50 作動状態維持機構
51 レリーズロッド
52 取付突部
55 移動規制部
60 レリーズノブ
61 傾斜端面
63 取付穴
65 ポール
70 ラチェット
80 セクタ
85 支持ピン

Claims (4)

  1. 一端側に略円筒形状を為す操作部を有すると共に、他端側に位置する回動軸を中心として回動可能に配設されており、所定の作動方向へ回動させることでパーキングブレーキを作動させるレバー本体と、
    前記レバー本体における操作部の外周部に対して配設され、当該レバー本体の回動操作に際して把持されるグリップ部材と、
    前記作動方向とは逆向きの解除方向への前記レバー本体の回動を規制し、パーキングブレーキの作動状態を維持する作動状態維持機構と、
    前記レバー本体の内部において、前記操作部に沿ってスライド移動可能に配設され、前記作動状態維持機構によるパーキングブレーキの作動状態の維持を解除する為のレリーズロッドと、
    前記レリーズロッドの一端部に配設され、前記操作部に対する押込操作に用いられるレリーズノブと、を有するパーキングブレーキレバー装置であって、
    前記レリーズノブは、
    当該レリーズノブの一部が略円筒形状の前記操作部の内部に位置するように配設されると共に、前記操作部の端面における取付状態が既定されており、
    前記レリーズロッドのスライド移動方向に対して交差すると共に、当該レリーズノブの取付状態に基づいて既定された第1方向へ窪んだ取付穴を有し、
    前記レリーズロッドは、
    当該レリーズロッドの一端部において、前記第1方向に向かって突出形成され、前記レバー本体の内部において前記レリーズノブの取付穴に対して嵌合する取付突部と、
    前記レバー本体に対して、前記レリーズロッドの前記取付突部が前記第1方向とは逆向きの第2方向へ移動することを規制する移動規制部と、を有する
    ことを特徴とするパーキングブレーキレバー装置。
  2. 前記レバー本体は、
    前記操作部の一部を構成する半円筒形状の半円筒部を有し、前記レリーズロッドのスライド移動方向、及び、前記レバー本体の回動方向の何れに対しても直交する前記第1方向側における当該レバー本体を構成する第1半割体と、
    前記半円筒部を有し、当該レバー本体における前記第2方向側を構成する第2半割体を、相互に接合して構成されており、
    前記取付穴は、前記第1方向へ窪んで形成され、
    前記取付突部は、当該レリーズロッドの一端部において、前記第1方向に向かって突出形成され、
    前記移動規制部は、前記第2方向に向かって突出形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のパーキングブレーキレバー装置。
  3. 前記レリーズロッドは、
    金属材に対してプレス加工を施すことによって、前記取付突部及び前記移動規制部を有する棒状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパーキングブレーキレバー装置。
  4. 前記移動規制部は、
    前記レリーズロッドにおいて前記第2方向へ突出形成された接触面を有しており、
    当該接触面が前記レバー本体の内壁面に対して接触することによって、前記レリーズロッドの前記第2方向への移動を規制している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパーキングブレーキレバー装置。
JP2014151871A 2014-07-25 2014-07-25 パーキングブレーキレバー装置 Expired - Fee Related JP6140113B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014151871A JP6140113B2 (ja) 2014-07-25 2014-07-25 パーキングブレーキレバー装置
PCT/JP2015/058429 WO2016013253A1 (ja) 2014-07-25 2015-03-20 パーキングブレーキレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014151871A JP6140113B2 (ja) 2014-07-25 2014-07-25 パーキングブレーキレバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016028923A JP2016028923A (ja) 2016-03-03
JP6140113B2 true JP6140113B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=55162792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014151871A Expired - Fee Related JP6140113B2 (ja) 2014-07-25 2014-07-25 パーキングブレーキレバー装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6140113B2 (ja)
WO (1) WO2016013253A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61198163U (ja) * 1985-05-31 1986-12-11
JPH0810054Y2 (ja) * 1989-05-12 1996-03-27 豊生ブレーキ工業株式会社 パーキングブレーキ操作装置
JPH0853052A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Hosei Brake Kogyo Kk パーキングブレーキレバー
JP6022261B2 (ja) * 2012-08-24 2016-11-09 大塚工機株式会社 パーキングブレーキの操作レバーの取付け構造およびパーキングブレーキ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016013253A1 (ja) 2016-01-28
JP2016028923A (ja) 2016-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007290661A (ja) 自動変速機のシフトレバー装置及びその組付け方法
JP6236376B2 (ja) パーキングブレーキ操作装置
EP1757503A2 (en) Parking brake apparatus
JP6140113B2 (ja) パーキングブレーキレバー装置
JP2016002909A (ja) 足踏み式パーキングブレーキ装置
JP2010018247A (ja) パーキングブレーキ装置
JP6571619B2 (ja) パーキングブレーキレバー装置
WO2015040874A1 (ja) 車両用操作ペダル
JP5455980B2 (ja) パーキングブレーキ操作装置
JP6063421B2 (ja) パーキングブレーキレバー装置
JP5394825B2 (ja) パーキングブレーキ
JP2010120451A (ja) 車両用前後連動ブレーキ装置
JP2009208588A (ja) シフトレバー装置
JP5859385B2 (ja) シフト装置
JP6407583B2 (ja) 車両用操作装置
JP6641259B2 (ja) パーキングブレーキレバー装置
JP6148712B2 (ja) シフト装置
JP6728266B2 (ja) パーキングブレーキ装置
JP6501603B2 (ja) シフトレバーユニット
JP2017052495A (ja) パーキングブレーキレバー装置
JP5689021B2 (ja) 操作レバーのグリップ
JP6117003B2 (ja) 付勢機構
JP5624957B2 (ja) パーキングブレーキ装置
JP6455251B2 (ja) 自動変速装置におけるシフトロック機構
JP3143122U (ja) ハンドブレーキレバー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6140113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees