JP6139221B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、アーティキュレート式の作業車両に関し、特に運転室に乗降するためのステップを備えた作業車両に関する。
ホイールローダなどの作業車両には、作業者が運転室に乗降するときの足場となる乗降用のステップが設けられている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の作業車両では、車体の側面に乗降用のステップと、バッテリを収納する収納構造体とが取り付けられ、ステップによって収納構造体を支持されている。
特開2008−195348号公報
特許文献1に記載の作業車両では、ステップと、収納構造体とを個別に車体の側面に取り付ける必要があるため、組立に手間がかかり、コストが増加してしまうおそれがある。特に、車両が大型になると、複数のステップを設ける必要があり、車体への取付箇所が増加するため、組立に手間を要する。
請求項1に記載の作業車両は、前輪を有する前部車体と、後輪を有する後部車体と、前部車体と後部車体とが連結軸を回転中心として屈曲可能に設けた関節部とを備えたアーティキュレート式の作業車両であって、後部車体に設けられた運転室と、前輪と後輪との間における運転室の下方であって、後部車体を構成するフレームの側面の外側に配置される油圧部品と、油圧部品を覆うようにフレームの側面に取り付けられるカバー部材と、カバー部材に取り付けられる乗降用ステップとを備えカバー部材は、フレームの側面に対向して配置される正面板と、正面板の前輪側の端部からフレームの側面にかけて延在する前面板と、正面板の後輪側の端部からフレームの側面にかけて延在する後面板とを含んで構成され、乗降用ステップは、正面板に取り付けられ、前面板には、油圧部品の点検、交換を行うための開口部が設けられ、前面板には、ヒンジによって開口部を開閉可能に取り付けられた扉が設けられ、扉のヒンジ軸は、フレームの側面と開口部との間において、後部車体の上下方向に延在するように前面板に設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の作業車両は、請求項に記載の作業車両において、扉自体の内側には、工具を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、組立作業が容易となり、コストの低減を図ることができ、且つ、メンテナンス作業性の向上も図ることができる。
本実施の形態に係る作業車両の一例であるホイールローダの側面図。 (a)は後部車体に取り付けられたステップ付カバーをホイールローダの前側から見た部分拡大図、(b)は後部車体に取り付けられたステップ付カバーをホイールローダの左側から見た部分側面図。 ステップ付カバーを示す斜視図。 カバー部材とメンテナンス対象部品を示す平面図。 開閉扉が開いた状態のステップ付カバーをホイールローダの左側から見た図。 開閉扉が開いた状態のステップ付カバーをホイールローダの前側から見た図。 (a)は開閉扉が開いた状態で、前部車体が左側に屈折したときの様子を示す平面模式図、(b)は前部車体と接触することで開閉扉が回動する様子を示す図、(c)は(b)の比較例を示す図。 比較例に係る作業車両に取り付けられるカバー部材と、ステップ構造体とを示す図。
図面を参照して、本発明による作業車両の一実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係る作業車両の一例であるホイールローダ100の側面図である。説明の便宜上、本実施の形態では各図で示すように前後、左右、上下方向を規定する。
ホイールローダ100は、前輪113を有する前部車体110と、後輪123を有する後部車体120とで構成され、前部車体110と後部車体120とが連結軸101を回転軸として左右に屈曲されるアーティキュレート式のホイールローダである。前部車体110と後部車体120とは連結軸101を有した関節部により互いに回動自在に連結され、作業者の操舵にともなってステアリングシリンダ116が伸縮すると、後部車体120に対し前部車体110が左右に屈折する。
前部車体110には、アーム111やバケット112を含んで構成されるフロント装置が保持されている。アーム111は、前部車体110を構成する前側フレームに連結され、バケット112はアーム111の先端に連結されている。アーム111はアームシリンダ117の駆動により上下方向に回動(俯仰動)し、バケット112はバケットシリンダ115の駆動により上下方向に回動(クラウドまたはダンプ)する。
後部車体120を構成する後側フレーム126の前部にはキャブタイプの運転室121が設けられ、運転室121の後方にはエンジンや油圧ポンプ等が収容されるエンジン室122が設けられている。運転室121は、作業者が着座する運転席(不図示)を内部に備えており、少なくとも左右のいずれか一方の側面(本例では左側面)に作業者が乗降するための乗降口121aを有している。乗降口121aは、ドア121bによって開閉される。
前輪113と後輪123との間における運転室121の下方には、トランスミッション等が収容される収容室124が設けられている。収容室124は、後部車体120を構成する後側フレーム126によって画成されている。収容室124の側面の外側には、後述するメンテナンス対象となる油圧部品(以下、メンテナンス対象部品と記す)が複数配設されている。後側フレーム126の側面の外側にメンテナンス対象部品を配設することで、保守員が容易に点検、整備等を行うことができる。また、メンテナンス対象部品を後側フレーム126の内側に配置する必要がないため、後側フレーム126の大きさを小さくできる。
収容室124の左側方には、メンテナンス対象部品を保護するカバー部材140がメンテナンス対象部品を覆うように設けられ、カバー部材140には運転室121へ作業員が乗降する際に使用されるステップ構造体150が設けられている。本実施の形態では、カバー部材140にステップ構造体150を取り付けてステップ付カバー10を形成し、ステップ付カバー10を後側フレーム126の左側面に取り付けられる構成とされ、組立作業性の向上が図られている。以下、ステップ付カバー10について詳細に説明する。
図2(a)は後部車体120に取り付けられたステップ付カバー10をホイールローダ100の前側から見た部分拡大図であり、図2(b)は後部車体120に取り付けられたステップ付カバー10をホイールローダ100の左側から見た部分側面図である。なお、図2では、前部車体110の図示を省略している。
図1および図2に示すように、ステップ付カバー10は、ホイールローダ100の前輪113と後輪123との間であって、かつ、運転室121の下方における後側フレーム126の側面にボルト・ナットにより取り付けられている。ステップ付カバー10は、後側フレーム126の前端部近傍、すなわち前側フレームとの連結部(関節部)に近接して配置されている。
図3はステップ付カバー10を示す斜視図であり、図4はカバー部材140とメンテナンス対象部品160を示す平面図である。図3に示すように、ステップ付カバー10は、カバー部材140と、ステップ構造体150とを有している。
図3および図4に示すように、カバー部材140は、一枚の平板が曲げ加工されることで、平面視で断面略コ字状に形成されている。カバー部材140は、図4に示すように、後側フレーム126の側面板125に対向して配置される正面板141と、正面板141の前輪113側の端部から後側フレーム126の側面板125にかけて延在する前面板142と、正面板141の後輪123側の端部から後側フレーム126の側面板125にかけて延在する後面板143とを含んで構成されている。
前面板142の車体側の端部は、略90度前方に折り曲げられ、取付片144fとされている。同様に、後面板143の車体側の端部は、略90度後方に折り曲げられ、取付片144rとされている。
取付片144f,144rおよび後部車体120の側面板125のそれぞれには、ボルト171が挿通される貫通孔(不図示)が穿設されている。取付片144f,144rおよび側面板125に設けられた貫通孔(不図示)にボルト171を挿通させ、ボルト171とナット172とを螺合させることで、カバー部材140が後側フレーム126の側面板125に固定される。
複数のメンテナンス対象部品160は、カバー部材140の前面板142によって前方が覆われ、正面板141によって左側方が覆われ、後面板143によって後方が覆われる。正面板141の上端部は、略90度右方に折り曲げられ、メンテナンス対象部品160の収容空間の左側上部を覆う覆い片141bとされている。カバー部材140の上部は、図4に示すように、覆い片141bを除いて開放されているが、図2(a)に示すように、メンテナンス対象部品160の上方には、運転室121が位置している。つまり、メンテナンス対象部品160の上方は運転室121の底部や覆い片141bによって覆われる。これにより、メンテナンス対象部品160は、走行中における前輪113および後輪123からの泥はね、飛び石等から保護される。
複数のメンテナンス対象部品160としては、たとえば、ブレーキ系統に設けられるアキュムレータ165f,165rやチャージバルブ166、HST油圧回路に設けられるHSTフィルタ167、トランスミッションオイルの循環経路に設けられるT/Mフィルタ168、トランスミッションオイルの給油口169がある。図4に示すように、正面板141の内側には、固定金具141cにより、グリスガン191が固定されている。
このように、複数のメンテナンス対象部品160を集中的に配置させることで、メンテナンス作業性を向上させることができる。
図5および図6は、開閉扉147が開いた状態のステップ付カバー10を示す図である。図5はステップ付カバー10をホイールローダ100の左側から見た図であり、図6はステップ付カバーをホイールローダ100の前側から見た図である。
図5に示すように、正面板141には、矩形状の開口部141aが設けられ、この開口部141aにはヒンジ145aを介して蓋145が開口部141aを開閉可能に取り付けられている。
図4および図6に示すように、前面板142には、メンテナンス対象部品160の点検、交換を行うための矩形状の開口部142aが設けられている。開口部142aの大きさは、アキュムレータ165f,165rの検圧や、HSTフィルタ167やT/Mフィルタ168の点検、各フィルタ167,168の交換部品やグリスガン191を出し入れすることができるのに十分な大きさとされている。図3〜図5に示すように、開口部142aには、ヒンジ146によって開閉扉147が開口部142aを開閉可能に取り付けられている。
開閉扉147のヒンジ軸146aは、図4に示すように、側面板125と開口部142aとの間において、後部車体120の上下方向に延在するように、前面板142に設けられている。つまり、開閉扉147は、ヒンジ軸146aを回転中心として、前面板142から後部車体120の側面板125に向かって回動することで開き、後部車体120側から前面板142に向かって回動することで閉じるように構成されている。なお、図3および図4に示すように、一対のヒンジ146間には、開閉扉147の開き角度を制限するゴム148が設けられている。
このように開閉扉147の開き方向を規定することで、開閉扉147と前部車体110との接触により、開閉扉147が損傷することを防止できる。以下、具体的に説明する。図7は開閉扉147が開いた状態で、前部車体110が左側に屈折したときの様子を示す平面模式図である。
作業者が、開閉扉147を閉め忘れ、ホイールローダ100を発進させてしまった場合を想定する。図7(a)に示すように、作業者が左旋回操作を行うと、前部車体110が後部車体120に対して左側に屈折され、前部車体120を構成する前側フレームの側面板110aが開閉扉147に接触する。
本実施の形態では、開閉扉147は、車体側に近接するようにして開かれる構成とされているため、開閉扉147に前部車体110の側面板110aが接触したとしても、図7(b)に示すように、後部車体120に対して連結軸101を回転中心として回転する前部車体110と同じ方向(紙面の反時計方向)に開閉扉147が回転することになる。このため、開閉扉147に無理な力が作用せずに、開閉扉147の損傷を防止することができる。なお、開閉扉147と前部車体110との接触位置には、ゴム等の緩衝部材を配置することで、接触の際の衝撃を抑えて、開閉扉147の損傷を防止することができる。
図7(c)は、図7(b)の比較例を示す図である。図7(c)に示すように、開閉扉847が車体から離隔するようにして開かれる構成とされた比較例では、開閉扉847が前部車体110の側面板110aによって押圧され、開閉扉847が損傷するおそれがある。また、比較例では、開閉扉847が180度外側に開くことで、車幅より側方へ突出する場合もある。これに対して、本実施の形態では、図7(b)に示すように、車体側に向かって開閉扉147が回動する構成であるので、車幅より開閉扉147が側方へ突出することがなく、前部車体110との接触に起因した損傷が防止されている。
図3および図4に示すように、開閉扉147は、開口部142aを閉じた状態でファスナー(止め金具)147cによって係止可能である。図4および図5に示すように、開閉扉147は、後側が開放された箱状に形成され、開閉扉147自体の内側には工具の入った工具袋190を収容する空間を形成する収容部147aが設けられている。開閉扉147には、水平方向に延びるバンド149が設けられている。このため、収容した工具袋190をバンド149によって固定することができる。
図3に示すように、正面板141には、ステップ構造体150と頂部ステップ154とが取り付けられている。ステップ構造体150は、2本の支柱155f,155rと、複数のステップ151,152,153とを有している。2本の支柱155f,155rは、それぞれ車体の上下方向に延在し、上端部がU字状に曲げ加工されて手摺として利用できるようになっている。
2本の支柱155f,155r間には、上部ステップ153と下部ステップ152とが所定の間隔を空けて設けられ、2本の支柱155f,155rはステップ153,152により連結されている。下部ステップ152には、一対の保持部材151aを介して補助ステップ151が連結されている。
各支柱155f,155rは、それぞれ水平板156f,156rを介してカバー部材140に取り付けられている。前側の支柱155fに設けられる一対の水平板156fは、それぞれ支柱155fからカバー部材140に向かって車体の左右方向に延在しており、車体側端部が略90度前方に折り曲げられ、取付片157fとされている。後側の支柱155rに設けられる一対の水平板156rは、それぞれ支柱155rからカバー部材140に向かって車体の左右方向に延在しており、車体側端部が略90度後方に折り曲げられ、取付片157rとされている。
各取付片157f,157rおよびカバー部材140の正面板141のそれぞれには、ボルト176が挿通される貫通孔(不図示)が穿設されている。取付片157f,157rおよびカバー部材140の正面板141の貫通孔(不図示)にボルト176を挿通させ、ボルト176を正面板141の内側に配されるナット(不図示)に螺合させることで、ステップ構造体150がカバー部材140の正面板141に固定される。
正面板141の上部には、最上段の足踏み部となる頂部ステップ154が取り付けられている。このように、本実施の形態では、4段のステップ151,152,153,154が上下方向に配列されている。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
前輪113と後輪123との間における運転室121の下方であって、後部車体120を構成する後側フレーム126の左側側面の外側にメンテナンス対象部品160を集中的に配置し、メンテナンス対象部品160を覆うようにカバー部材140を後側フレーム126の左側側面に取り付けた。乗降用のステップ151〜154は、カバー部材140の正面板141に取り付ける構成とした。
本実施の形態によれば、ホイールローダ100の製作過程において、予めカバー部材140に乗降用ステップ151〜154を取り付けてステップ付カバー10を形成しておくことができるため、組立作業が容易となり、コストの低減を図ることができる。
これに対して、特許文献1に記載の従来技術では、ステップと、収納構造体とを個別に車体の側面に取り付ける必要があるため、組立に手間がかかり、コストが増加してしまうおそれがある。特に、車両が大型になると、複数のステップを設ける必要があり、車体への取付箇所が増加するため、組立に手間を要する。
図8は、比較例に係る作業車両に取り付けられるカバー部材940と、ステップ構造体950とを示す図である。比較例では、ステップ構造体950を後側フレーム126に直接に取り付け、ステップ構造体950によってカバー部材940を保持する構成とされている。比較例では、ステップ構造体950は、2本の支柱955f,955rに3つのステップ951が上下方向に配列され、各支柱955f,955rから後側フレーム126に向かって水平板956f,956rが延在している。各水平板956f,956rの車体側端部には取付片が設けられ、ボルト、ナットによりステップ構造体950が後側フレーム126に取り付けられている。
カバー部材940は、4つのパネルに分割されており、メンテナンス対象部品の左側方を覆う上側正面パネル941Uおよび下側正面パネル941Lと、メンテナンス対象部品の前方を覆う前面パネル942と、メンテナンス対象部品の後方を覆う後面パネル943とを備えている。前面パネル942の左側端部は略90度後方に折り曲げられ、取付片944f1,944f2とされ、後面パネル943の左側端部は略90度前方に折り曲げられ、取付片944r1,944r2とされている。
前面パネル942は水平板956fにボルト、ナットにより締結され、同様に、後面パネル943は水平板956rにボルト、ナットにより締結されている。上側正面パネル941Uは、前面パネル942および後面パネル943の取付片944f1,944r1にボルト、ナットにより締結されている。同様に、下側正面パネル941Lは、前面パネル942および後面パネル943の取付片944f2,944r2にボルト、ナットにより締結されている。
各取付片944f1,944f2,944r1,944r2には、水平板956f,956rが貫通する貫通孔944hが設けられている。比較例では、たとえば、次のようにしてステップ構造体950およびカバー部材940が後側フレーム126に対して組み付けられる。
ステップ構造体950を後側フレーム126に取り付け、その後、前面パネル942を水平板956fに取り付け、後面パネル943を水平板956rに取り付ける。上側正面パネル941Uを前面パネル942および後面パネル943の上部に取り付け、下側正面パネル941Lを前面パネル942および後面パネル943の下部に取り付ける。このように、比較例では、部品点数が多く、組立に手間がかかる。これに対して、本実施の形態では、比較例に比べて部品点数が少なく、組立工数およびコストの低減が図られている。
また、比較例では、図8に示すように、水平板956fがカバー部材940の内側に配置されているのに対し、本実施の形態では、図3に示すように、水平板156fがカバー部材140の正面板141に取り付けられている。このため、本実施の形態では、比較例に比べて、メンテナンス対象部品160を収容する空間を大きくすることができる。
さらに、比較例では、図8に示すように、水平板956fがカバー部材940の内側に配置されているため、前面パネル942にメンテナンス対象部品の点検・交換を行うのに十分な面積の開口部を形成するのが難しい。このため、比較例では、正面パネルを上側正面パネル941Uと下側正面パネル941Lとに分割して、下側正面パネル941Lが着脱自在とされている。保守員は、メンテナンス対象部品160の点検の際には、カバー部材940の下方から覗き込む必要があり、メンテナンス対象部品160の交換の際には、下側正面パネル941Lを取り外して、作業を行う必要がある。
これに対して、本実施の形態のカバー部材140は、図3および図4に示すように、平板を屈曲させることで、正面板141と前面板142と後面板143とを一体に形成することができる。また、ステップ151〜154が正面板141に設けられているため、前面板142にメンテナンス対象部品160の点検、交換を行うのに十分な面積の開口部142aを設けることができる。このため、本実施の形態では、比較例に比べてメンテナンス作業性が向上している。
本実施の形態では、開閉扉147が箱状に形成され、開閉扉147自体の内側に工具袋190を収容する収容部147aが設けられているため、メンテナンス性のさらなる向上が図られている。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
[変形例]
(1)箱状の開閉扉147自体の内側に、工具を収容する収容部147aを設けたが、本発明はこれに限定されない。箱状の開閉扉147に替えて、平板状の開閉扉を設けてもよい。
(2)ステップ付カバー10によって保護されるメンテナンス対象部品160は、上記したものに限定されない。定期的な点検、交換を要する種々の油圧部品をメンテナンス対象部品とすることができる。
(3)上記した実施の形態では、作業車両の一例としてホイールローダ100を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、たとえば、タイヤローラやロードローラといった道路の締固めを目的とした道路機械等、アーティキュレート式の種々の作業車両であってもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
10 ステップ付カバー、100 ホイールローダ、101 連結軸、110 前部車体、110a 側面板、111 アーム、112 バケット、113 前輪、115 バケットシリンダ、116 ステアリングシリンダ、117 アームシリンダ、120 後部車体、121 運転室、121a 乗降口、121b ドア、122 エンジン室、123 後輪、124 収容室、125 側面板、126 後側フレーム、140 カバー部材、141 正面板、141a 開口部、141b 覆い片、141c 固定金具、142 前面板、142a 開口部、143 後面板、144f,144r 取付片、145 蓋、145a ヒンジ、146 ヒンジ、146a ヒンジ軸、147 開閉扉、147a 収容部、147c ファスナー、148 ゴム、149 バンド、150 ステップ構造体、151 補助ステップ、151a 保持部材、152 下部ステップ、153 上部ステップ、154 頂部ステップ、155f,155r 支柱、156f,156r 水平板、157f,157r 取付片、160 メンテナンス対象部品、165f,165r アキュムレータ、166 チャージバルブ、167 HSTフィルタ、168 T/Mフィルタ、169 給油口、171 ボルト、172 ナット、176 ボルト、190 工具袋、191 グリスガン、847 開閉扉、940 カバー部材、941L 下側正面パネル、941U 上側正面パネル、942 前面パネル、943 後面パネル、944f1,944f2 取付片、944h 貫通孔、944r1,944r2 取付片、950 ステップ構造体、955f 支柱、956f,956r 水平板

Claims (2)

  1. 前輪を有する前部車体と、後輪を有する後部車体と、前記前部車体と前記後部車体とが連結軸を回転中心として屈曲可能に設けた関節部とを備えたアーティキュレート式の作業車両であって、
    前記後部車体に設けられた運転室と、
    前記前輪と前記後輪との間における前記運転室の下方であって、前記後部車体を構成するフレームの側面の外側に配置される油圧部品と、
    前記油圧部品を覆うように前記フレームの側面に取り付けられるカバー部材と、
    前記カバー部材に取り付けられる乗降用ステップとを備え
    前記カバー部材は、前記フレームの側面に対向して配置される正面板と、前記正面板の前記前輪側の端部から前記フレームの側面にかけて延在する前面板と、前記正面板の前記後輪側の端部から前記フレームの側面にかけて延在する後面板とを含んで構成され、
    前記乗降用ステップは、前記正面板に取り付けられ、
    前記前面板には、前記油圧部品の点検、交換を行うための開口部が設けられ、
    前記前面板には、ヒンジによって前記開口部を開閉可能に取り付けられた扉が設けられ、
    前記扉のヒンジ軸は、前記フレームの側面と前記開口部との間において、前記後部車体の上下方向に延在するように前記前面板に設けられていることを特徴とする作業車両。
  2. 請求項に記載の作業車両において、
    前記扉自体の内側には、工具を収容する収容部が設けられていることを特徴とする作業車両。
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